JP2018154714A - 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム - Google Patents
塩素系薬剤包装用水溶性フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018154714A JP2018154714A JP2017051844A JP2017051844A JP2018154714A JP 2018154714 A JP2018154714 A JP 2018154714A JP 2017051844 A JP2017051844 A JP 2017051844A JP 2017051844 A JP2017051844 A JP 2017051844A JP 2018154714 A JP2018154714 A JP 2018154714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- chlorinated
- chlorine
- soluble film
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
このような包装用水溶性フィルムの原料としては、部分けん化PVAやカルボン酸変性PVA製フィルムが用いられていた。これらの水溶性フィルムは冷水に易溶性でしかも機械的強度が優れており良好な性能を有している。
しかしながら、特許文献1に記載されているように、無機化合物をフィルム素材中に添加した場合、無機化合物にハロゲン類が達する以前にフィルム素材を透過する為、先にフィルム素材の劣化が生じる。また、無機物質とフィルム素材の界面接着力が十分でない場合は、界面を伝わってハロゲン類がフィルム内部により深く、より早く浸透するため劣化が深部まで早期に達するという問題があった。
以下、本発明を詳述する。
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明に係る水溶性樹脂は、塩素系薬剤包装用水溶性フィルムの主材料となる物質である。
上記水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド、ポリメチルビニルエーテル、ポリイソプロピルアクリルアミド等の非イオン性高分子、ポリアクリル酸ソーダ及びその共重合体、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、ポリイソプレン酸ソーダ共重合物、ナフタレンスルホン酸縮合物塩、ポリエチレンイミンザンテート塩等のアニオン性高分子、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート四級塩の単独及び共重合物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドの単独及び共重合物、ポリアミジンおよびその共重合物、ポリビニルイミダゾリン、ジシアンジアミド系縮合物、エピクロルヒドリンジメチルアミン縮合物、ポリエチレンイミン等のカチオン性高分子のほか、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアルキレングリコール、ポリビニルピロリドンおよびその共重合体や、デンプン、カルボキシメチルデンプン、リン酸デンプン、カチオンデンプン等のデンプンとその誘導体、デキストリン、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースカルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等の多糖類、セルロースグアーガム、キサンタンガム、アルギン酸、アラビアガム、カラギーナン、コンドロイチン硫酸ソーダ、ヒアルロン酸ソーダ、キトサン、ゼラチン等の天然物由来高分子が挙げられる。
また、上記ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタールを変性させた変性ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアセタール等が挙げられる。なかでも、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコールが好ましい。
また、上記水溶性樹脂としては、水酸基を付加した樹脂を使用してもよい。このような樹脂としては、例えば、水酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂、水酸基含有ポリウレタン樹脂、水酸基含有ポリエーテル樹脂等が挙げられる。
なお、水溶性樹脂とは、23℃の水に溶解させた場合に、95重量%以上溶解する樹脂のことをいう。
上記ケン化度のより好ましい下限は70モル%、更に好ましい下限は80モル%、より好ましい上限は99.5モル%である。更に好ましい上限は99モル%である。
上記ケン化度の調整方法は特に限定されない。ケン化度は、ケン化条件、すなわち加水分解条件により適宜調整可能である。
上記変性PVAは、上記ビニルエステルと他のモノマーとの共重合体であってもよく、ポリビニルアルコールを変性させたものであってもよい。
上記変性ポリビニルアルコールとしては、例えば、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、オレフィン変性ポリビニルアルコール、ニトリル変性ポリビニルアルコール、アミド変性ポリビニルアルコール、ピロリドン変性ポリビニルアルコールやケイ素原子を含む変性ポリビニルアルコール、或いはポリビニルアルコールと(アクリルアミド、ビニルピロリドン、アクリロニトリル)の共重合物とのグラフト重合体等が挙げられる。
なかでも、ピロリドン変性ポリビニルアルコールが好ましい。
本発明で用いられる塩素系ガス捕捉物質としては、塩素系ガスを捕捉可能な物質であれば特に限定されないが無機系吸着剤もしくは無機系吸収剤が好ましい。それらの物質としては、例えば、層状複水酸化物、ケイ酸塩等が挙げられる。上記層状複水酸化物としては、ハイドロタルサイト類等の炭酸塩が挙げられる。上記炭酸塩としては、無水炭酸ナトリウム等も挙げられる。上記ケイ酸塩としては、ゼオライト類等のアルミノケイ酸塩、無水ケイ酸(シリカ)が挙げられる。これらは特に限定されるものではないがゼオライトの場合、シリカ/アルミナ比が小さい方がより好ましい傾向にあり、その比は5以下であることが好ましく、より好ましくは3以下である。
上記ハイドロタルサイト類としては、下記式(1)に示す物質であることが好ましい。
上記ハイドロタルサイト類としては、例えば、Mg4.3Al2(OH)12.6CO3・mH2O等が挙げられる。
上記ゼオライトは、Al/Si比率が高いほど交換性カチオンの量が多く含まれるため極性が高く、親水性も高い。好ましいAl/Si比率は0.4〜1.0であり、さらに好ましくは0.8〜1.0である。
上記ゼオライトとしては、Al/Si比率が安定していることから、合成ゼオライトが好ましく、例えば、ゼオライトA:Na12(Al12Si12O48)・27H2O;Al/Si比率1.0、ゼオライトX:Na86(Al86Si106O384)・264H2O;Al/Si比率0.811、ゼオライトY:Na56(Al56Si136O384)・250H2O;Al/Si比率0.412等が挙げられる。
また、上記塩素系ガス捕捉物質は、多孔質形状であることが好ましい。
なお、上記塩素系ガス捕捉能は、予め検量線を作成した後、試料に吸着した塩素量を蛍光X線にて測定し、検量線を用いて塩化ナトリウム換算塩素濃度に計算する。その後、塩化ナトリウム換算塩素濃度を、炭酸ナトリウムについて求められた塩化ナトリウム換算塩素濃度で割ることで、NaCl換算塩素系ガス捕捉能(炭酸ナトリウム対比)を得ることができる。
このような塩素系ガス捕捉物質の単位面積当たり含有量は、付着前後の重量を計測することによって単位面積当たりの付着量を算出することができる。
上記B/Aが0.5以下であることで、塩素系薬剤包装用水溶性フィルムの表面に存在する塩素系ガス捕捉物質が多いことが重要である。その結果、高い耐塩素剤性が得られるとともに、長期間に渡って優れた水溶性を維持することが可能となる。上記B/Aが0.3以下であることがより好ましく、0.2以下とすることが更に好ましい。
本発明の塩素系薬剤包装用水溶性フィルムは、可塑剤を含有することが好ましい。
上記可塑剤を含有することで、ガラス転移点を下げることが可能となり、低温での耐久性を向上させることができる。また、上記可塑剤を含有することで、塩素系薬剤包装用水溶性フィルムの水に対する溶解性を向上させることもできる。
上記可塑剤のなかでは、水溶性を向上させることができることから、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールが好ましく、特に水溶性向上の効果が大きいことからグリセリン、トリメチロールプロパンが特に好ましい。
本発明の塩素系薬剤包装用水溶性フィルムの製造方法としては、例えば、最初に未処理の水溶性フィルムを作製した後、塩素系ガス捕捉物質を付与する方法が挙げられる。
また、押出機で溶融した後、金型により薄膜状に押し出す工程を行う方法等の成形方法を用いてもよい。具体的な成形方法としては、押出成形、インフレーション成形、射出成形、ブロー成形、真空成形、圧空成形、圧縮成形、カレンダー成形、など公知の成形法を用いることができる。なかでも、溶液流延法もしくは押出成形法を使用することが好ましい。
上記塩素ガス捕捉物質の付与方法としては、単に振り掛ける方法、静電吸着法、ロールコーティング法、スピンコーティング法、スクリーンコーティング法、ファウンテンコーティング法、ディッピング法及びスプレー法が挙げられる。
上記塩素系ガス捕捉物質を含有する表面層を未処理の水溶性フィルムに積層する方法としては、例えば、塩素系ガス捕捉物質を含有する分散液を塗工、乾燥する方法、塩素系ガス捕捉物質を含有する表面層フィルムをラミネートする方法等が挙げられる。
上記塩素系薬剤とは、23℃、湿度50%の条件で、塩素ガス、次亜塩素酸ガス、塩化水素等の塩素系ガスを放出する薬剤をいう。具体的には例えば、ジクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、トリクロロニトロメタン等が挙げられる。
また、上記塩素系薬剤の態様としては、農薬、洗浄剤、殺菌剤、水処理剤、塩素化剤、脱臭剤等が挙げられる。
ピロリドン変性ポリビニルアルコール(PVP変性PVA、重合度1000、ケン化度95.8モル%、ピロリドン変性量4モル%)100重量部、可塑剤(トリメチロールプロパン)5重量部、水400重量部を混合し、ピロリドン変性PVA含有樹脂組成物を得た。得られたピロリドン変性PVA含有樹脂組成物を、ベーカー式フィルムアプリケーターを用いて、OPPフィルムの上に塗工したものを、80℃温風循環式オーブンにて30分乾燥した後、OPPフィルムを剥がすことによって、厚さ50μmの水溶性フィルムを得た。
得られた水溶性フィルムに対して、パウダースプレー装置(ニッカ社製、「K−III」)を用いて、親水性ゼオライトを単位面積当たり含有量が1.9g/m2になるように、水溶性フィルムの表面及び裏面に親水性ゼオライト(表面付加物)を散布し、包装用水溶性フィルムを得た。なお、親水性ゼオライトとしては、モレキュラーシーブ5A(ユニオン昭和社製、構造:Na8Ca2〔(AlO2)12(SiO2)12〕・27H2O、平均粒子径:10μm以下、平均細孔径:0.42nm)を用いた。
親水性ゼオライトの試料100mgに粉砕した塩化ナトリウムを3%、10%、20%混合し、蛍光X線用試料容器(容量0.5mL)に入れ、得られた測定結果から、x軸に塩化ナトリウムの濃度、y軸に塩素の単位電流・単位時間当たりの蛍光X線強度(cps/μA)を設定し、検量線を作成した。検量線は粉砕した炭酸ナトリウムについても同様に作成した。
次いで、親水性ゼオライトの試料50mgを蛍光X線用試料容器(容量0.5mL)に入れ、15gのトリクロロイソシアヌル酸と共に500mLのガラス製密閉容器に封入した。上記の密閉容器を60℃の循環型オーブンで24時間加熱した後、試料容器を取り出し、再度混合し、試料に吸着した塩素量を蛍光X線にて測定した。計測された塩素の単位電流・単位時間当たりの蛍光X線強度(cps/μA)を、検量線を用いて塩化ナトリウム換算塩素濃度に計算した。
各試料で求めた塩化ナトリウム換算塩素濃度を、炭酸ナトリウムについて求められた塩化ナトリウム換算塩素濃度で割ることで、炭酸ナトリウムで規格化した塩化ナトリウム換算塩素濃度を求め、塩素系ガス捕捉能とした。
なお、蛍光X線強度は、蛍光X線分析装置(島津製作所社製、EDX−800HS、Si(Li)半導体検出器搭載)を用い、以下の条件で分析を行った。
X線管球:Rh管球(25W)
測定X線:Kα
印加電圧:20kV
フィルター:アルミニウム
測定時間:100秒
雰囲気:真空
測定径:5mm
親水性ゼオライト(モレキュラーシーブ5A)に代えて、以下の物質を使用し、単位面積当たり含有量を表1に示す量に変更した以外は実施例1と同様にして包装用水溶性フィルムを得た。
・実施例2:疎水性ゼオライト(ユニオン昭和社製:アブセンツ3000、平均粒子径:5μm、平均細孔径:0.6nm)
・実施例3:ハイドロタルサイト(協和化学社製:DHT−4A、構造:Mg4.3Al2(OH)12.6CO3・mH2O、平均粒子径:0.45μm)
・実施例4:炭酸ナトリウム無水物(トクヤマ社製:ライト灰の粉砕物、構造:Na2CO3、平均粒子径:5μm)
・実施例8:破砕シリカ(龍森社製:CMC−12S、構造:SiO2、平均粒子径:5μm)
ピロリドン変性ポリビニルアルコール(PVP変性PVA、重合度1000、ケン化度95.8モル%、ピロリドン変性量4モル%)100重量部に代えて、部分ケン化ポリビニルアルコール(重合度1300、ケン化度88.0モル%、4重量%水溶液粘度14mPa・s)100重量部を使用した。また、親水性ゼオライトの単位面積当たり含有量を2.1g/m2とした以外は実施例1と同様にして包装用水溶性フィルムを得た。
親水性ゼオライトの単位面積当たり含有量を表1に示す量に変更した以外は実施例1と同様にして包装用水溶性フィルムを得た。
実施例1で作製した厚さ50μmの水溶性フィルム(親水性ゼオライトを散布する前のもの)を比較例1のフィルムとした。
実施例5で作製した厚さ50μmの水溶性フィルム(親水性ゼオライトを散布する前のもの)を比較例2のフィルムとした。
ピロリドン変性ポリビニルアルコール(PVP変性PVA、重合度1000、ケン化度95.8モル%、ピロリドン変性量4モル%)100重量部、可塑剤(トリメチロールプロパン)5重量部、親水性ゼオライト(モレキュラーシーブ5A)2重量部、水400重量部を混合し、ピロリドン変性PVA含有樹脂組成物を得た。得られたピロリドン変性PVA含有樹脂組成物を、ベーカー式フィルムアプリケーターを用いて、OPPフィルムの上に塗工したものを、80℃温風循環式オーブンにて30分乾燥した後、OPPフィルムを剥がすことによって、厚さ50μmの水溶性フィルムを得た。
(1)水溶性(溶解率)
得られたフィルムを20℃、50%RHで15時間以上静置した後、3×1.5cmの試験片に切り分けた。次いで、試験片の重量(Ws)を測定し、20mlの容器に試験片と12mlの水を投入した後、180rpmで10分間振盪した。
更に、重量を測定したステンレスの200メッシュフィルター(Wm)で濾過した後、80℃で1時間メッシュフィルターを乾燥させた。その後、23℃、50%RH、15時間以上で静置した後のメッシュフィルターの重量(Wt)を測定し、以下の式から溶解率を測定した。
溶解率(%)=[Ws−(Wt−Wm)]/Ws×100(%)
得られたフィルムを20℃、50%RHで15時間以上静置した後、8×14cmの試験片に切り分けた。次いで、トリクロロイソシアヌル酸のタブレット(φ30mm×15mm 30g)を6×12cmの不織布(PE&PP)で包装した後、更に試験片で包装し、試験片の3辺を幅1cmでシールして測定サンプルを得た。
得られた測定サンプルを500mlの密封容器に入れ、60℃で24時間静置した後、測定サンプルを取り出し、トリクロロイソシアヌル酸のタブレットを測定サンプルから出した。次いで、測定サンプル中の試験片の中央部について、「(1)水溶性(溶解率)」と同様の測定を行うことで、耐薬品性を評価した。
なお、測定サンプルを「60℃で48時間静置した」場合についても、同様に耐薬品性を評価した。
得られたフィルムについて、ヘキサンを用いてウエスで拭き取り、拭き取り前後のフィルム重量の差から、有機溶剤を用いた洗浄後に残存する表面付加物の単位面積当たり含有量(B)を測定した。次いで、ヘキサンを用いて洗浄する前の表面付加物の単位面積当たり含有量(A)との比率(B/A)を算出した。尚、Aについては、表面付加物を散布する前後のフィルム重量の差から算出した。
Claims (10)
- 塩素系薬剤を包装するための塩素系薬剤包装用水溶性フィルムであって、
水溶性樹脂を含有し、
塩素系ガスを捕捉することが可能な塩素系ガス捕捉物質をフィルム表面に有する
ことを特徴とする塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。 - 塩素系ガス捕捉物質は、蛍光X線により測定されるNaCl換算塩素系ガス捕捉能が炭酸ナトリウム対比で0.15〜3.0であることを特徴とする請求項1記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
- 塩素系ガス捕捉物質は、粒子形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
- 塩素系ガス捕捉物質を含有する表面層をフィルム表面に有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
- 塩素系ガス捕捉物質は、物理的吸着によってフィルム表面に付着していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
- 塩素系ガス捕捉物質の単位面積当たり含有量が、0.05〜3g/m2であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
- 塩素系ガス捕捉物質の単位面積当たり含有量(A)に対する、ヘキサンを用いて洗浄した後に残存する塩素系ガス捕捉物質の単位面積当たり含有量(B)を示すB/Aが、0.5以下であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
- 水溶性樹脂は、ポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の塩素系薬剤包装用水溶性フィルム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017051844A JP6913487B2 (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
JP2021114893A JP2021169618A (ja) | 2017-03-16 | 2021-07-12 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017051844A JP6913487B2 (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021114893A Division JP2021169618A (ja) | 2017-03-16 | 2021-07-12 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018154714A true JP2018154714A (ja) | 2018-10-04 |
JP6913487B2 JP6913487B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=63716307
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017051844A Active JP6913487B2 (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
JP2021114893A Withdrawn JP2021169618A (ja) | 2017-03-16 | 2021-07-12 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021114893A Withdrawn JP2021169618A (ja) | 2017-03-16 | 2021-07-12 | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6913487B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113226941A (zh) * | 2018-12-28 | 2021-08-06 | 株式会社可乐丽 | 水溶性膜以及包装体 |
WO2022004342A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 株式会社クラレ | 水溶性フィルムおよび包装体 |
WO2022004345A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 株式会社クラレ | 水溶性フィルムおよび包装体 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162708A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-06-19 | Kao Corp | フィルム |
JP2001238937A (ja) * | 1998-06-19 | 2001-09-04 | Sumika Agrotech Co Ltd | 洗剤及び洗濯助剤並びに抗菌処理方法 |
JP2003104435A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kuraray Co Ltd | 塩素含有化合物包装用水溶性フィルム |
WO2009051173A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Aicello Chemical Co., Ltd. | 水溶性封入包材 |
-
2017
- 2017-03-16 JP JP2017051844A patent/JP6913487B2/ja active Active
-
2021
- 2021-07-12 JP JP2021114893A patent/JP2021169618A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001238937A (ja) * | 1998-06-19 | 2001-09-04 | Sumika Agrotech Co Ltd | 洗剤及び洗濯助剤並びに抗菌処理方法 |
JP2001162708A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-06-19 | Kao Corp | フィルム |
JP2003104435A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kuraray Co Ltd | 塩素含有化合物包装用水溶性フィルム |
WO2009051173A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Aicello Chemical Co., Ltd. | 水溶性封入包材 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113226941A (zh) * | 2018-12-28 | 2021-08-06 | 株式会社可乐丽 | 水溶性膜以及包装体 |
CN113226941B (zh) * | 2018-12-28 | 2023-10-27 | 株式会社可乐丽 | 水溶性膜以及包装体 |
WO2022004342A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 株式会社クラレ | 水溶性フィルムおよび包装体 |
WO2022004345A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 株式会社クラレ | 水溶性フィルムおよび包装体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021169618A (ja) | 2021-10-28 |
JP6913487B2 (ja) | 2021-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2021169618A (ja) | 塩素系薬剤包装用水溶性フィルム | |
EP3190063B1 (en) | Water-soluble packaging film | |
TWI432491B (zh) | 對氧化劑具改良抵抗性之聚乙烯醇膜 | |
JP7352602B2 (ja) | 水溶性樹脂組成物及び水溶性樹脂フィルム | |
JP5457403B2 (ja) | 塩層を有する水溶性フィルムの物品、及びその製造方法 | |
TWI535464B (zh) | 具有增進的表現性質之微粒超吸收性聚合組成物 | |
CN107614603B (zh) | 树脂组合物和使用其制造的薄膜、以及多层结构体 | |
CN107532005B (zh) | 树脂组合物和使用其的多层结构体 | |
TWI744271B (zh) | 乙烯-乙烯醇系共聚物組成物及利用該共聚物組成物的多層結構體與熱水殺菌處理用包裝體 | |
EP3284695B1 (en) | Chemical product packaging film | |
JP2017052897A (ja) | 水溶性包装用フィルム | |
TWI813573B (zh) | 熔融成形用乙烯-乙烯醇系共聚物組成物及其熔融成形方法、丸粒及多層結構體 | |
TW201641286A (zh) | 吸濕材料及其製造方法以及包裝材料 | |
JP2016121335A (ja) | 樹脂組成物および多層構造体 | |
CN112533983B (zh) | 水溶性包装用膜及包装体 | |
US20200324271A1 (en) | Moisture absorbent pack for vehicle lamp having improved durability | |
JPWO2016098615A1 (ja) | パージング剤 | |
JP6812799B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれを用いた溶融成形品、ならびに多層構造体 | |
KR20160073968A (ko) | 함수량이 높은 제형 포장용 수 분산성 필름 | |
WO2016174987A1 (ja) | ハイドロタルサイト粒子を用いた透明合成樹脂成形品の製造法 | |
JP6770686B2 (ja) | 樹脂組成物及びその製造方法 | |
EP2204334B1 (en) | Water soluble sealing packaging material | |
EP4105140A1 (en) | Water-soluble film for liquid detergent-packaging capsule | |
JP2017106008A (ja) | 水溶性フィルム及び薬剤包装体 | |
JP7070415B2 (ja) | エチレン-ビニルアルコール系共重合体組成物、ペレットおよび多層構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191011 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210615 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6913487 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |