JP2018154379A - 袋体及び包装体 - Google Patents
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Description
次に、発明の実施の形態について、詳述する。
本発明に係る袋体を形成する基材フィルム8、8は、少なくとも基材とヒートシール性フィルムを積層した積層フィルムからなり、必要に応じて基材と、ヒートシール性フィルムの間に中間層を設けても良い。
本発明に係る袋体に用いる易剥離性フィルム9は、少なくとも一方の面に基材フィルムのヒートシール面に対して弱シール性をもつ弱シール層9aが形成され、他方の面に基材フィルムのヒートシール面に対して弱シール性、または、強シール性をもつ強シール層9bが形成され、単層フィルム、共押出しフィルム、または、積層フィルムのフィルムからなる。
本発明に用いる袋体1の形態としては、平袋、スタンドパック、底ガゼット袋、ピロー袋等、当該袋の製袋機において、積層フィルムと同調させて帯状の易剥離性フィルムを連続的に供給できる製袋機で製造できる形態を利用できる。
図6は、本発明に係る包装体を例示する概略平面図であり、図1に示す袋体1に内容物M、Nを充填し、密封した例で、一般的に下側の加圧室20には液体内容物Nが収納され、上側の非加圧室21には粉体等の固体内容物Mが収納されている。
厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレイトフィルム(製品名「E5102」、東洋紡績株式会社製)、厚み15μmの二軸延伸ポリアミドフィルム(製品名「N1202」、東洋紡績株式会社製)、厚み40μmの未延伸ポリエチレンフィルム(製品名「L4102」、東洋紡績株式会社製)をこの順番に2液硬化型ウレタン系接着剤を用いて貼り合わせ、基材フィルムを得た。
前記の基材フィルムを自立袋の製造が可能な平袋用製袋機にセットし、また、幅60mmにスリットした厚み30μmの帯状易剥離性フィルム(製品名「7601ED」、東レフィルム加工株式会社製)を自立袋の底材供給部にセットした。次に半裁して強シール層8a、8a同士を向かい合わせた2枚の基材フィルム8、8間のほぼ中央に、弱シール層9aが外側になるようにV字状に折畳んだ帯状易剥離性フィルム9を挿入した。次に当該帯状易剥離性フィルム9の中央に幅5mmの縦シールを施して区画シール部3を設けた後、120mm間隔で幅20mmの横シール部を設けてから、化粧裁ちを施して横方向長さを280mmとし、横シール部中央で断裁して幅10mmの第1周縁シール部5および第2周縁シール部6を形成した。このようにして、幅120mm、長さ280mmの、加圧室20と非加圧室21とからなる2つの収納室を有する図2(a)および図3(a)に示す袋体Aを得た。袋体1のV字状に折畳まれた帯状易剥離性フィルムは袋体のほぼ中央に位置し、区画シール部3に相当する縦シール部も袋体のほぼ中央に設けられている。
実施例1で用いたのと同じ製袋機、基材フィルム8、8、帯状易剥離性フィルム9を使用したが、帯状易剥離性フィルム9を、弱シール層9aが内側になるようにV字状に折畳み、山折り線9Aに120mm間隔で直径6mmの半円形の孔開けを施して通路4を形成し、通路4が横シール間中央に位置するように横シールを施した。このようにして幅120mm、長さ280mm、第1周縁シール部5および第2周縁シール部6の幅10mmの、加圧室20と非加圧室21とからなる2つの収納室を有する図2(a)および図3(a)に示す袋体Bを得た。袋体1のV字状に折畳まれた帯状易剥離性フィルム9は袋体のほぼ中央に位置し、区画シール部3に相当する縦シール部も袋体のほぼ中央に設けられている。
実施例1で用いたのと同じ製袋機、基材フィルムを使用したが、帯状易剥離性フィルム9の幅を30mmとして、略V字状に二つ折りすることなく基材フィルム8,8間に挿入した点のみ異なる袋体を作製した。次に横シールを施し、幅120mm、長さ280mm、側部シール幅10mmの、加圧室と非加圧室21とからなる2つの収納室を有する比較例の袋体Cを得た。袋体Cに挿入された帯状易剥離性フィルム9は袋体1のほぼ中央に位置し、区画シール部に相当する縦シール部も袋体のほぼ中央に設けられている。
前記2つの収納室を有する袋体A、袋体B、及び比較例の袋体Cについて、非加圧室21に小麦粉100gを充填して開口部にヒートシールを施して密封し、加圧室に水120mlを充填して開口部にヒートシールを施して密封した。この場合、本発明に係る包装体A及び包装体Bの2種類と、比較例の包装体Cをそれぞれ10袋ずつ製造した。
前記包装体A、B、Cのうち水を充填した加圧室20を片手で握り、区画シール部3を剥離させて水と小麦粉を混合する試験を実施した。
3 区画シール部
4 通路
5 第1周縁シール部
6 第2周縁シール部
8 基材フィルム
9 易剥離性フィルム
9A 山折り線
9a 弱シール層
9b 強シール層
11 開口
12 包装体
20 加圧室
30 弱シール部
40 強シール部
M 固体内容物
N 液体内容物
Claims (6)
- 袋体において、
内面に強シール層を有し、互いに重ね合わされた一対の基材フィルムと、
前記一対の基材フィルム間に介在され、一方の面に弱シール層を有し、他方の面に強シール層を有し、前記袋体内に区画室を形成する易剥離性フィルムとを備え、
前記易剥離性フィルムはV字状に折畳まれて山折り線を形成することを特徴とする袋体。 - 前記V字状に折畳まれた易剥離性フィルムは外面の弱シール層と、内面側の強シール層とを有することを特徴とする請求項1記載の袋体。
- 前記易剥離性フィルムは前記袋体内に加圧室と非加圧室を形成し、前記易剥離性フィルムの前記山折り線は前記加圧室側を向くことを特徴とする請求項2記載の袋体。
- 前記V字状に折畳まれた易剥離性フィルムは内面側の弱シール層と、外面側の強シール層とを有することを特徴とする請求項1記載の袋体。
- 前記易剥離性フィルムは前記袋体内に加圧室と非加圧室を形成し、前記易剥離性フィルムの前記山折り線は前記加圧室側を向き、かつ非加圧室の前記易剥離性フィルムに開孔が形成されていることを特徴とする請求項3記載の袋体。
- 袋体において、
内面に強シール層を有し、互いに重ね合わされた一対の基材フィルムと、
前記一対の基材フィルム間に介在され、一方の面に弱シール層を有し、他方の面に強シール層を有し、前記袋体内に区画室を形成する易剥離性フィルムとを備え、
前記易剥離性フィルムはV字状に折畳まれて山折り線を形成する袋体と、
前記袋体内に収納された内容物とを含むことを特徴とする包装体。
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- 2017-03-17 JP JP2017053444A patent/JP6886633B2/ja active Active
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