JP6091038B1 - 包装袋 - Google Patents

包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6091038B1
JP6091038B1 JP2016211167A JP2016211167A JP6091038B1 JP 6091038 B1 JP6091038 B1 JP 6091038B1 JP 2016211167 A JP2016211167 A JP 2016211167A JP 2016211167 A JP2016211167 A JP 2016211167A JP 6091038 B1 JP6091038 B1 JP 6091038B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
seal
seal portion
pores
laminated film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016211167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018070209A (ja
Inventor
秀則 木暮
秀則 木暮
英治 星野
英治 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Lamick Co Ltd
Original Assignee
Taisei Lamick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Lamick Co Ltd filed Critical Taisei Lamick Co Ltd
Priority to JP2016211167A priority Critical patent/JP6091038B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091038B1 publication Critical patent/JP6091038B1/ja
Priority to PCT/JP2017/033793 priority patent/WO2018079136A1/ja
Publication of JP2018070209A publication Critical patent/JP2018070209A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】易剥離部分の剥離を容易に生じさせ、しかも剥離後の被包装物の注出時の流量調節を容易にできるようにすることにある。【解決手段】幅方向に折り返された一枚の積層フィルムまたは互いに独立した複数枚の積層フィルムからなり、その積層フィルムの互いに重ね合わされた側縁にその側縁に沿ってヒートシールにより形成された縦シール部と、その積層フィルムの包装袋の両端部となる位置にその積層フィルムの全幅に亘ってそれぞれ形成された横シール部とを具え、その積層フィルムの間に被包装物収納スペースが画成された包装袋であって、縦シール部と横シール部とのうち何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に易剥離部分が設けられ、その易剥離部分に細孔が形成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、易開封性包装袋に関するものであり、特には、飲食物、調味料、医薬品、化粧品等の液状物もしくは粘稠物その他の、流動性を持つ被包装物の包装に適用される、開封および内容物の取り出しが容易な易開封性包装袋に関するものである。
近年、包装用フィルムによって、飲食物、調味料、医薬品、化粧品等の液状物もしくは粘稠物その他の、流動性を持つ被包装物を包装することが広く一般に行われている。
上記の如き被包装物を包装する従来の包装袋は、例えば三方シール袋の場合には、例えば二軸延伸したエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂フィルムからなるベースフィルム層と、例えば無延伸のエチレン−ビニルアセテート共重合体樹脂からなるシーラント層とを積層した軟質の積層フィルムを、例えば自動充填製袋機により、シーラント層が互いに向かい合うように幅方向中央部で折り返し、両側縁を重ね合わせて二枚重ねにした後、例えば図5(a)に示すように、その積層フィルム1の重ね合わせた側縁(図では左側縁)に沿ってヒートシールで縦シール部2を形成するとともに、その重ねた積層フィルム1の長手方向に沿って間欠的に、その重ねた積層フィルム1の全幅に亘ってヒートシールで横シール部3を形成し、その横シール部3の間欠的な形成の間に、二枚重ねの積層フィルム1の間に被包装物を充填して、それら縦シール部2と横シール部3と折返し端部4とで囲んだ被包装物収納スペース5内に被包装物を収納することで形成される。
また、このような包装袋からの被包装物の取り出しは、例えば図5(a)に示すように、被包装物収納スペース5の周囲の縦シール部2および横シール部3の何れか(図では縦シール部2)に易剥離部分6を設けておき、被包装物の取り出しの際に手指等で包装袋を押圧することにより被包装物収納スペース5内の被包装物に流体圧を生じさせ、その流体圧で易剥離部分6を被包装物収納スペース5側(内側)の側縁から反対側(外側)の側縁の開封口7まで剥離させてゆくことで包装袋を開口させ、その開封口7から被包装物を押し出すことにより行う(例えば本願出願人の出願に係る特許文献1参照)。
特開2016−055888号公報
ところで上記の包装袋について本発明者がさらに検討を進めたところ、この包装袋では、図5(a)に示すように、縦シール部2に設けた易剥離部分6からなる開封口7の幅を縦シール部2の全長よりも大幅に狭くした場合には、易剥離部分6が両側の通常シール部分9で拘束されて開封口7まで剥離させにくくなるという不都合が見出され、また、図5(b)に示すように、縦シール部2に設けた易剥離部分6からなる開封口7の幅を縦シール部2の全長近くまで広くした場合には、易剥離部分6が両側の通常シール部分9で拘束されにくいので開封口7まで剥離させ易いものの、易剥離部分6の剥離後の被包装物の開封口7からの流量が多くなり過ぎるという不都合が見出された。
一方、図5(c)に示すように、縦シール部2の全体を易剥離部分6とするとともにその易剥離部分6の長手方向の中央部にミシン目等で細孔8を設けておくと、被包装物収納スペース5側から始まった易剥離部分6の剥離が図示の如くその細孔8に到達したときに、その細孔8から被包装物が流出し始め、一旦流出が始まると剥離箇所はそれ以上広がらず、概ねその最初に流出が始まった箇所だけから被包装物が流出し続けることが判明した。本発明は、上述の知見に鑑みて、従来技術が抱える課題を解決し、易剥離部分を剥離させ易く、しかも剥離後の被包装物の注出時の流量を調節し易い包装袋を提供することを目的としている。
上記課題を有利に解決する本発明の包装袋は、
幅方向に折り返された一枚の積層フィルムまたは互いに独立した複数枚の積層フィルムからなり、
前記積層フィルムの互いに重ね合わされた側縁にその側縁に沿ってヒートシールにより形成された縦シール部と、
前記積層フィルムの包装袋の両端部となる位置にその積層フィルムの全幅に亘って幅方向のヒートシールによりそれぞれ形成された横シール部と、
を具え、
前記積層フィルムの間に被包装物収納スペースが、周囲を前記縦シール部と前記横シール部とで囲繞され、もしくは前記縦シール部と前記横シール部と前記幅方向の一箇所の折り返し部とで囲繞され、または前記横シール部と前記幅方向の二箇所の折り返し部とで囲繞されるとともにそれらの折り返し部の間に前記縦シール部を配置されて画成された包装袋であって、
前記縦シール部と前記横シール部とのうち何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に易剥離部分が設けられ、
前記易剥離部分に細孔が形成されていることを特徴とするものである。
かかる本発明の包装袋にあっては、被包装物の取り出しの際に手指等で包装袋の被包装物収納スペースを押圧することにより被包装物収納スペース内の被包装物に流体圧を生じさせ、その流体圧で易剥離部分を被包装物収納スペース側から剥離させてゆくと、その剥離が細孔に到達したときに被包装物が細孔から流出し始め、一旦流出が始まると被包装物の流体圧が低下して剥離箇所はそれ以上広がらず、概ねその最初に流出が始まった箇所だけから被包装物が流出し続ける。
従って、本発明の包装袋によれば、縦シール部と横シール部とのうち何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に設けられた易剥離部分に細孔が形成されていることから、被包装物の流体圧による易剥離部分の剥離を生じさせるのが多少容易でなくても、その剥離が細孔に到達するとそこから被包装物が流出して剥離のさらなる広がりが生じにくくなるので、剥離後の被包装物の注出時の流量調節を容易に行い得て、流量が多くなり過ぎるのを有効に防止することができる。
なお、本発明においては、前記細孔は前記易剥離部分の長手方向の少なくとも中央部に形成されているものでもよく、このようにすれば、易剥離部分の剥離はその長手方向の中央部から始まるので、剥離を容易に細孔に到達させて被包装物を容易に流出させることができる。
また、本発明においては、前記易剥離部分が設けられたシール部は、前記被包装物収納スペース側に対し反対側の側縁に沿ってそのシール部の全長に亘って延在する通常シール部分すなわち易剥離部分よりも高いシール強度を持つシール部分を有していてもよく、このようにすれば、包装袋を誤って強く押圧し過ぎて易剥離部分が全て剥離しても通常シール部分は剥離せず、細孔のみから被包装物が流出するので、被包装物の注出時の流量が多くなり過ぎるのを確実に防止することができる。
さらに、本発明においては、前記細孔は前記何れか一つのシール部の長手方向またはそれらのシール部の交差部分斜めに横切る方向にミシン目状に断続的に並んで延在するものでもよく、このようにすれば、易剥離部分の剥離範囲に位置する細孔の数を被包装物の粘度や求める流出量等に応じて適宜変化させることができるので好ましい。そしてこの場合に、一つずつの細孔の長さを相対的に短くすれば低粘度の被包装物を任意の量ずつ流出させることができ、一つずつの細孔の長さを相対的に長くすれば高粘度の被包装物や流動物と固形物とが混在する被包装物を任意の量ずつ流出させることができる。
また、本発明においては、前記細孔は前記縦シール部と横シール部とのうち何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分にその長手方向の全長に亘って延在していてもよく、このようにすれば、包装袋の製袋の際に細孔を容易に形成することができる。
さらに、本発明においては、前記細孔は前記何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分の幅方向に複数列並んでいてもよく、このようにすれば、易剥離部分の長手方向に剥離範囲を広げなくてもそれら複数列の細孔を適宜使用して被包装物を任意の量ずつ流出させることができる。
さらに、本発明においては、前記細孔は前記何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に沿って断続的または連続的に延在するスリット状で、重ねられた前記積層フィルムの全てを貫通しているものであってもよく、このようにすれば、積層フィルムの全てに細孔を貫通させれば足りるので、細孔の形成を容易に行うことができる。
さらに、本発明においては、前記細孔は前記何れか一つのシール部の長手方向に断続的または連続的に延在する溝状で、重ねられた前記積層フィルムの一枚のみを貫通しているかまたは前記積層フィルムの複数枚を厚み方向に整列せずにそれぞれ貫通しているものであってもよく、このようにすれば、シール部の形成前の積層フィルムに細孔を形成することができるので、細孔の形成を容易に行うことができる。
さらに、本発明においては、前記細孔は前記積層フィルムに形成されたレーザー加工孔であってもよく、このようにすれば、レーザー加工により積層フィルムに容易にミシン目状等の細孔を形成することができる。
さらに、本発明においては、前記包装袋の前記易剥離部分は前記被包装物収納スペースを押込み速度800mm/minで押し込んだ場合に押込み力2kgf以上かつ20kgf以下で剥離するものであってもよく、このようにすれば、手指での被包装物収納スペースの押圧により易剥離部分を容易に剥離させることができる。
さらに、本発明においては、前記通常シール部分の長手方向の全部または一部に代えて、その通常シール部分と前記易剥離部分との中間のシール強度を持つ弱シール部分を有するものであってもよく、このようにすれば、被包装物の取り出しの際に手指等で包装袋の被包装物収納スペースを押圧することにより易剥離部分および弱シール部分を順次に剥離させることで、細孔だけでなく弱シール部分からも被包装物を流出させることができるので、必要に応じて流量を増加させる流量調節も容易に行うことができる。
そして、本発明においては、前記弱シール部分は前記被包装物収納スペースを押込み速度800mm/minで押し込んだ場合に押込み力10kgf以上かつ40kgf以下で剥離するものであってもよく、このようにすれば、手指での被包装物収納スペースの押圧により易剥離部分と弱シール部分と順次に且つ容易に剥離させることができる。
そして、本発明においては、前記包装袋は例えば、三方シール袋、四方シール袋、合掌(背張り)袋、スタンド(底付き)パック、ガゼット(マチ付き)袋等とすることができる。
(a),(b)および(c)は本発明の包装袋の一実施形態を示す正面図、(a)中のA−A線に沿う断面図および被包装物の流出状態を示す説明図である。 (a),(b)および(c)は本発明の包装袋の他の一実施形態を示す正面図、(a)中のB−B線に沿う断面図および被包装物の流出状態を示す説明図である。 (a),(b)および(c)は本発明の包装袋のさらに他の一実施形態を示す正面図、(a)中のC−C線に沿う断面図および被包装物の流出状態を示す説明図である。 本発明の包装袋のさらに他の一実施形態を示す斜視図である。 (a)および(b)は従来の易剥離部を持つ包装袋をそれぞれ示す正面図、(c)は本発明の基礎となった包装袋の易剥離部の剥離状態を示す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面に示すところに基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明の包装袋の一実施形態を示す正面図、図1(b)は図1(a)中のA−A線に沿う断面図、そして図1(c)はその包装袋における被包装物の流出状態を示す説明図である。
この実施形態の包装袋は、三方シール袋を構成するもので、図1(a),(b)に示すように、例えばベースフィルム層1aとシーラント層1bとを積層した例えば軟質の積層フィルムをシーラント層1bが互いに向かい合うように幅方向中央部で折り返し、両側縁を重ね合わせて二枚重ね(図では紙面方向に重なる)とした積層フィルム1と、その二枚重ねの積層フィルム1の重ね合わせた両側縁(図では左側縁)にその側縁に沿った長手方向のヒートシールにより形成された縦シール部2と、その二枚重ねの積層フィルム1の包装袋の両端部となる位置にその積層フィルム1の全幅に亘ってヒートシールにより形成されて縦シール部2の長手方向両端部とそれぞれ交差する二箇所の横シール部3と、その二枚重ねの積層フィルム1の縦シール部2と反対側の端部である折返し端部4と、二枚重ねの積層フィルム1の間でそれら縦シール部2と二箇所の横シール部3と折返し端部4とにより囲まれた被包装物収納スペース5と、を具えている。
ここで、縦シール部2はその全長に亘り、被包装物収納スペース5側(内側)の側縁に沿って長手方向に延在する剥離部分6を有するとともに、被包装物収納スペース5側の側縁に対し反対側(外側)の側縁に沿って長手方向に延在する通常シール部分9を有し、この通常シール部分9は横シール部3と同様に例えば50N/15mm程度のシール強度を有している。一方、易剥離部分6は、通常のシール部のシール強度よりも低い2〜20N/15mmのシール強度を有しており、これにより易剥離部分6は、押込み速度800mm/minで被包装物収納スペース5を押し込んだ場合に押込み力2kgf以上かつ20kgf以下で剥離する。
そしてこの実施形態の包装袋では縦シール部2に、易剥離部分6の幅方向中央部を通って縦シール部2の全長に亘り比較的細かい、例えば孔ピッチ3〜5mmのミシン目状で、一つずつの孔長さが比較的短い、例えば孔長さ1.5〜3mm、孔幅0.2〜0.5mmの細孔8が形成されており、その細孔8は、図1(b)に断面で示すように、二枚重ねの積層フィルム1の厚み全体を貫通している。
この実施形態の包装袋は、例えば二軸延伸したエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂フィルムからなるベースフィルム層1aと、例えば無延伸のエチレン−ビニルアセテート共重合体樹脂からなるシーラント層1bとを積層した積層フィルム1を、例えば上記特許文献1に記載された如き自動充填製袋機により、シーラント層1bが互いに向かい合うように幅方向中央部で折り返し、両側縁を重ね合わせて二枚重ねにした後、その積層フィルム1の重ね合わせた側縁(図では左側縁)に沿ってヒートシールで易剥離部分6を有する縦シール部2を形成するとともに、その縦シール部2の易剥離部分6の幅方向略中央部に細孔8を縦シール部2の全長に亘りレーザー加工によりミシン目状に断続的に形成し、次いでその重ねた積層フィルム1の長手方向に沿って間欠的に、その重ねた積層フィルム1の全幅に亘ってヒートシールで横シール部3を形成し、その横シール部3の間欠的な形成の間に、二枚重ねの積層フィルム1の間に被包装物を充填して、それら縦シール部2と横シール部3と折返し端部4とで囲んだ被包装物収納スペース5内に被包装物を収納することで形成することができる。
ここで、易剥離部分6は、例えば上記特許文献1に記載されたような超音波振動を利用したフィルム間の発熱でのヒートシール、あるいは対をなす縦シールロールでの挟持力や加熱温度を部分的に低めたヒートシール等により、通常のシール部よりも低いシール強度に形成することができる。
この実施形態の包装袋からの被包装物の取り出しの際には、手指等でこの包装袋を押圧することにより被包装物収納スペース5内の被包装物に流体圧を生じさせ、その流体圧で易剥離部分6を被包装物収納スペース5側から剥離させてゆくと、図1(c)に示すように、その剥離が易剥離部分6の長手方向中央部で被包装物収納スペース5側から始まって、細孔8の全長における長手方向中央部に到達したときに被包装物Pが細孔8から包装袋の両面側で流出し始め、一旦流出が始まると被包装物収納スペース5内の被包装物の流体圧が低下して剥離箇所がそれ以上広がりにくくなり、概ねその最初に流出が始まった箇所だけから被包装物が流出し続ける。
従って、この実施形態の包装袋によれば、縦シール部2にその長手方向に延在するように易剥離部分6が設けられているので被包装物の流体圧による易剥離部分6の剥離を容易に生じさせることができ、しかもその剥離が細孔8に到達するとそこから被包装物Pが流出して剥離のさらなる広がりが生じにくくなることから、剥離後の被包装物の注出時の流量が多くなり過ぎるのを有効に防止することができる。
さらに、この実施形態の包装袋によれば、細孔8の一つずつの孔長さが比較的短いので、粘度の低い被包装物を適度な流出量で円滑に流出させることができ、流出量を少なくする場合は易剥離部分6の剥離範囲に位置する細孔8の数が一つあるいは少数となるように包装袋への押圧力を弱めにして易剥離部分6を剥離させれば良く、流出量を多くする場合は易剥離部分6の剥離範囲に位置する細孔8の数が多数となるように包装袋への押圧力を強めにして易剥離部分6を剥離させれば良い。
そして、この実施形態の包装袋によれば、易剥離部分6の外側に通常シール部分9が延在しているので、包装袋を誤って強く押圧し過ぎて易剥離部分6が全て剥離しても通常シール部分9は剥離せず、細孔8のみから被包装物が流出するので、被包装物の注出時の流量が多くなり過ぎるのを確実に防止することができる。
さらに、この実施形態の包装袋によれば、細孔8は縦シール部2の長手方向に断続的に延在するスリット状で、図1(b)に示すように、二枚重ねの積層フィルム1の二枚全てを貫通していることから、細孔8を積層フィルム1の二枚に深さを調節せずに貫通させれば足りるので、細孔8の形成を容易に行うことができる。
さらに、この実施形態の包装袋によれば、細孔8は二枚重ねの積層フィルム1に形成されたレーザー加工孔であることから、自動充填製袋機に設けた通常のレーザー照射ヘッドで断続的に照射するレーザーにより、積層フィルム1を溶融させて容易に形成することができる。
図2(a)は本発明の包装袋の他の一実施形態を示す正面図、図2(b)は図2(a)中のB−B線に沿う断面図、そして図2(c)はその包装袋における被包装物の流出状態を示す説明図である。
この実施形態の包装袋は、細孔8の長さとピッチの点が先の実施形態と異なるだけであり、他の点については先の実施形態と同様に構成されているので、以下には主にその相違点について説明する。また、先に実施形態におけると同様の部分はそれと同一の符号を付して説明する。
すなわち、この実施形態の包装袋も三方シール袋を構成するもので、図2(a),(b)に示すように、例えばベースフィルム層1aとシーラント層1bとを積層した例えば軟質の積層フィルムをシーラント層1bが互いに向かい合うように幅方向中央部で折り返し、両側縁を重ね合わせて二枚重ねとした積層フィルム1と、その二枚重ねの積層フィルム1の重ね合わせた両側縁にその側縁に沿った長手方向のヒートシールにより形成された縦シール部2と、その二枚重ねの積層フィルム1の包装袋の両端部となる位置にその積層フィルム1の全幅に亘ってヒートシールにより形成されて縦シール部2の長手方向両端部とそれぞれ交差する二箇所の横シール部3と、その二枚重ねの積層フィルム1の縦シール部2と反対側の端部である折返し端部4と、二枚重ねの積層フィルム1の間でそれら縦シール部2と二箇所の横シール部3と折返し端部4とにより囲まれた被包装物収納スペース5と、を具えている。
ここで、縦シール部2はその全長に亘り、被包装物収納スペース5側(内側)の側縁に沿って長手方向に延在する易剥離部分6を有するとともに、被包装物収納スペース5側の側縁に対し反対側(外側)の側縁に沿って長手方向に延在する通常シール部分9を有し、この通常シール部分9は横シール部3と同様に例えば50N/15mm程度のシール強度を有している。一方、易剥離部分6は、通常のシール部のシール強度よりも低い2〜20N/15mmのシール強度を有しており、これにより易剥離部分6は、押込み速度800mm/minで被包装物収納スペース5を押し込んだ場合に押込み力2kgf以上かつ20kgf以下で剥離する。
そしてこの実施形態の包装袋では縦シール部2に、易剥離部分6の幅方向中央部を通って縦シール部2の全長に亘り、先の実施態様におけると異なって比較的粗い、例えば孔ピッチ10〜15mmのミシン目状で、一つずつの孔長さが比較的長い、例えば孔長さ8〜10mm、孔幅0.2〜0.5mmの細孔8が形成されており、その細孔8は、図2(b)に断面で示すように、二枚重ねの積層フィルム1の厚み全体を貫通している。
この実施形態の包装袋も先の実施形態におけると同様、例えば上記特許文献1に記載された如き自動充填製袋機により形成することができ、ここにおける易剥離部分6および細孔8も、先の実施形態におけると同様にして形成することができる。
この実施形態の包装袋からの被包装物の取り出しの際には、手指等でこの包装袋を押圧することにより被包装物収納スペース5内の被包装物に流体圧を生じさせ、その流体圧で易剥離部分6を被包装物収納スペース5側から剥離させてゆくと、図2(c)に示すように、その剥離が易剥離部分6の長手方向中央部で被包装物収納スペース5側から始まって、細孔8の全長における長手方向中央部に到達したときに被包装物Pが細孔8から包装袋の両面側で流出し始め、一旦流出が始まると被包装物収納スペース5内の被包装物の流体圧が低下して剥離箇所がそれ以上広がりにくくなり、概ねその最初に流出が始まった箇所だけから被包装物が流出し続ける。
従って、この実施形態の包装袋によれば、縦シール部2にその長手方向に延在するように易剥離部分6が設けられているので被包装物の流体圧による易剥離部分6の剥離を容易に生じさせることができ、しかもその剥離が細孔8に到達するとそこから被包装物Pが流出して剥離のさらなる広がりが生じにくくなることから、剥離後の被包装物の注出時の流量が多くなり過ぎるのを有効に防止することができる。
さらに、この実施形態の包装袋によれば、細孔8の一つずつの孔長さが比較的長いので、粘度の高い被包装物や流動物と固形物とが混在する被包装物でも円滑に流出させることができ、流出量を少なくする場合は易剥離部分6の剥離範囲に位置する細孔8の数が一つあるいは少数となるように包装袋への押圧力を弱めにして易剥離部分6を剥離させれば良く、流出量を多くする場合は易剥離部分6の剥離範囲に位置する細孔8の数が多数となるように包装袋への押圧力を強めにして易剥離部分6を剥離させれば良い。
そして、この実施形態の包装袋によれば、先の実施形態におけると同様のさらなる効果を得ることができる。
図3(a)は本発明の包装袋のさらに他の一実施形態を示す正面図、図3(b)は図3(a)中のC−C線に沿う断面図、そして図3(c)はその包装袋における被包装物の流出状態を示す説明図である。
この実施形態の包装袋は、細孔8の配置の点が先の実施形態と異なるだけであり、他の点については先の実施形態と同様に構成されているので、以下には主にその相違点について説明する。また、先に実施形態におけると同様の部分はそれと同一の符号を付して説明する。
すなわち、この実施形態の包装袋も三方シール袋を構成するもので、図3(a),(b)に示すように、例えばベースフィルム層1aとシーラント層1bとを積層した例えば軟質の積層フィルムをシーラント層1bが互いに向かい合うように幅方向中央部で折り返し、両側縁を重ね合わせて二枚重ねとした積層フィルム1と、その二枚重ねの積層フィルム1の重ね合わせた両側縁にその側縁に沿った長手方向のヒートシールにより形成された縦シール部2と、その二枚重ねの積層フィルム1の包装袋の両端部となる位置にその積層フィルム1の全幅に亘ってヒートシールにより形成されて縦シール部2の長手方向両端部とそれぞれ交差する二箇所の横シール部3と、その二枚重ねの積層フィルム1の縦シール部2と反対側の端部である折返し端部4と、二枚重ねの積層フィルム1の間でそれら縦シール部2と二箇所の横シール部3と折返し端部4とにより囲まれた被包装物収納スペース5と、を具えている。
ここで、縦シール部2はその全長に亘り、被包装物収納スペース5側の側縁に沿って長手方向に延在する易剥離部分6を有するとともに、被包装物収納スペース5側の側縁に対し反対側の側縁に沿って長手方向に延在する通常シール部分9を有し、この通常シール部分9は横シール部3と同様に例えば50N/15mm程度のシール強度を有している。一方、易剥離部分6は、通常のシール部のシール強度よりも低い2〜20N/15mmのシール強度を有しており、これにより易剥離部分6は、押込み速度800mm/minで被包装物収納スペース5を押し込んだ場合に押込み力2kgf以上かつ20kgf以下で剥離する。
そしてこの実施形態の包装袋では、先の実施態様におけると異なって、その易剥離部分6の幅方向中央部に複数列に、縦シール部2の長手方向に沿って比較的細かい(例えば孔ピッチ3〜5mmの)ミシン目状で、一つずつの孔長さが比較的短い(例えば孔長さ1.5〜3mm、孔幅0.2〜0.5mmの)細孔8が形成されており、その細孔8は、図3(b)に断面で示すように、二枚重ねの積層フィルム1の厚み全体を貫通している。
この実施形態の包装袋も先の実施形態におけると同様、例えば上記特許文献1に記載された如き自動充填製袋機により形成することができ、ここにおける易剥離部分6および細孔8も、先の実施形態におけると同様にして形成することができる。
この実施形態の包装袋からの被包装物の取り出しの際には、手指等でこの包装袋を押圧することにより被包装物収納スペース5内の被包装物に流体圧を生じさせ、その流体圧で易剥離部分6を被包装物収納スペース5側から剥離させてゆくと、図3(c)に示すように、その剥離が易剥離部分6の長手方向中央部で被包装物収納スペース5側から始まって複数列の細孔8のうち被包装物収納スペース5寄りの列あるいはさらに外側寄りの列まで到達したときに被包装物Pが細孔8から包装袋の両面側で流出し始め、一旦流出が始まると被包装物収納スペース5内の被包装物の流体圧が低下して剥離箇所がそれ以上広がりにくくなり、概ねその最初に流出が始まった箇所だけから被包装物が流出し続ける。
従って、この実施形態の包装袋によれば、縦シール部2にその長手方向に延在するように易剥離部分6が設けられているので被包装物の流体圧による易剥離部分6の剥離を容易に生じさせることができ、しかもその剥離が細孔8に到達するとそこから被包装物Pが流出して剥離のさらなる広がりが生じにくくなることから、剥離後の被包装物の注出時の流量が多くなり過ぎるのを有効に防止することができる。
さらに、この実施形態の包装袋によれば、細孔8の一つずつの孔長さが比較的短く、かつ細孔8が易剥離部分6の長手方向中央部に集中的に設けられているので、粘度の低い被包装物を適度な流出量で易剥離部分6の長手方向中央部のみから流出させることができ、流出量を少なくする場合は易剥離部分6の剥離範囲に位置する細孔8の数が一つあるいは少数となるように包装袋への押圧力を弱めにして易剥離部分6を剥離させれば良く、流出量を多くする場合は易剥離部分6の剥離範囲に位置する細孔8の数が多数となるように包装袋への押圧力を強めにして易剥離部分6を剥離させれば良い。
そして、この実施形態の包装袋によれば、先の実施形態におけると同様のさらなる効果を得ることができる。
図4は、本発明の包装袋のさらに他の一実施形態を示す斜視図であり、この実施形態の包装袋は、詰め替え用袋等に好適に用いられるスタンドパックを構成するものである。すなわちこの包装袋は、先の実施形態におけると同様、例えばベースフィルム層とシーラント層とを積層した例えば軟質の積層フィルムをシーラント層が互いに向かい合うように幅方向中央部で折り返し、両側縁を重ね合わせて二枚重ね(図では紙面方向に重なる)とした積層フィルム1と、その二枚重ねの積層フィルム1の重ね合わせた両側縁(図では上側縁)にその側縁に沿った長手方向のヒートシールにより形成された縦シール部2と、その二枚重ねの積層フィルム1の包装袋の両端部となる位置にその積層フィルム1の全幅に亘ってヒートシールにより形成されて縦シール部2の長手方向両端部とそれぞれ交差する二箇所の横シール部3と、その二枚重ねの積層フィルム1の縦シール部2と反対側の端部であって底部を形成する折り返し端部4と、二枚重ねの積層フィルム1の間でそれら縦シール部2と二箇所の横シール部3と折り返し端部4とにより囲まれた被包装物収納スペース5と、を具えている。
なお、図4の包装袋は、上側部が縦シール部2からなり、両側部が横シール部3からなるが、それに限定されるものではなく、上側部を横シール部3によって形成し、両側部を縦シール部2によって形成することもできる。
またこの実施形態の包装袋は、縦シール部2と横シール部3とが交差する一方の隅部(図では左上隅部)に被包装物収納スペース5と繋がる瓶口状の吐出通路10を具え、縦シール部2はその全長に亘って延在する通常シール部分9を有するとともに、吐出通路10の先端部を塞ぐように通常シール部分9の被包装物収納スペース5側の側縁に沿ってその縦シール部2と横シール部3との交差部分を横切るように延在する易剥離部分6とを有しており、通常シール部分9は横シール部3と同様に例えば50N/15mm程度のシール強度を有している。一方、易剥離部分6は、縦シール部2のシール強度よりも低い2〜20N/15mmのシール強度を有しており、これにより易剥離部分6は、押込み速度800mm/minで被包装物収納スペース5を押し込んだ場合に押込み力2kgf以上かつ20kgf以下で剥離する。
そしてこの実施形態の包装袋では縦シール部2に、その易剥離部分6の略中央部で吐出通路10と交差する方向に延在する、連続した比較的長い(例えば孔長さ8〜12mm、孔幅0.2〜0.5mmの)細孔8が形成されており、その細孔8は先の実施形態におけると同様、二枚重ねの積層フィルム1の厚み全体を貫通している。
この実施形態の包装袋も先の実施形態におけると同様、例えば上記特許文献1に記載された如き自動充填製袋機により、例えば縦シール部2の形成と併せて折返し端部4の中央部を内方に折り込んで折返し端部4を断面W字状にすることで形成することができ、ここにおける易剥離部分6および細孔8も、先の実施形態におけると同様にして形成することができる。
なお、この実施形態の包装袋の一変形例として、積層フィルム1の折返し端部4で底部を形成する代わりに、包装袋を三枚重ねの積層フィルム1によって構成し、両外側の二枚の積層フィルムの側縁と、それらの間に折り返された状態で挟まれた一枚の積層フィルムの両側縁とをそれぞれ重ね合わせて、二枚ずつ縦シールすることにより、その間に挟んだ積層フィルムで底部を形成するとともに、被包装物収納スペース5を縦シール部2と横シール部3とで囲繞して、スタンドパックを形成してもよい。
この実施形態の包装袋からの被包装物の取り出しの際には、手指等でこの包装袋を押圧することにより被包装物収納スペース5内の被包装物に流体圧を生じさせ、吐出通路10を塞ぐ易剥離部分6をその流体圧で被包装物収納スペース5側から剥離させてゆくと、その剥離が易剥離部分6の被包装物収納スペース5側から始まって細孔8の長手方向中央部まで到達したときに被包装物が吐出通路10を通って細孔8から包装袋の両面側で流出し始め、一旦流出が始まると被包装物収納スペース5内の被包装物の流体圧が低下して剥離箇所がそれ以上広がりにくくなり、概ねその最初に流出が始まった箇所だけから被包装物が流出し続ける。
従って、この実施形態の包装袋によれば、縦シール部2に吐出通路10を塞ぐ、長さが短い易剥離部分6が設けられているので、被包装物の流体圧による易剥離部分6の剥離を、通常シール部分9よりは生じ易いが先の実施形態における易剥離部分6よりも生じにくくすることができ、これにより、通常の三方シール袋よりも厚みが厚くなるスタンドパックの加圧し易さによる、使用時以外の意図しない加圧での易剥離部分6の剥離を有効に防止することができる。
さらに、この実施形態の包装袋によれば、細孔8が比較的長くされていて、しかも二枚重ねの積層フィルム1の厚み全体を貫通しているので、粘度の比較的高い被包装物の詰め替えの際にも、適度な流出量で易剥離部分6から流出させることができ、流出量を少なくする場合は細孔8に掛かる易剥離部分6の剥離範囲が狭くなるように包装袋への押圧力を弱めにして易剥離部分6を剥離させれば良く、流出量を多くする場合は細孔8に掛かる易剥離部分6の剥離範囲が広くなるように包装袋への押圧力を強めにして易剥離部分6を剥離させれば良い。
そして、この実施形態の包装袋によれば、先の実施形態におけると同様のさらなる効果を得ることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明の包装袋は、上述の実施形態に限定されるものでなく特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができ、例えば、本発明の包装袋は、上述した三方シール袋やスタンドパックの他、四方シール袋や、横シール部と幅方向の二箇所の折り返し部とで囲繞されるとともにそれらの折り返し部の間に縦シール部が配置された合掌(背張り)袋、両側部に折返し部が設けられたガゼット(マチ付き)袋等としても良い。また本発明の包装袋は、上述のように互いに独立した複数枚の積層フィルムを重ねて形成しても良く、硬質の積層フィルムを重ねて形成しても良い。
また、本発明の包装袋においては、例えば細孔8は、易剥離部分6の長手方向の中央部のみに線状に一本形成されていても良く、端部付近のみに線状あるいはミシン目状に形成されていても良く、それら線状あるいはミシン目状の細孔は直線状だけでなく曲線状に延在していても良い。
さらに、本発明の包装袋においては、細孔8は、二枚重ねの積層フィルム1のうちの一枚のみを貫通しているものでも良く、二枚を貫通しているもののその重ね方向に整列していず互いに位置ずれしているものでも良い。このような細孔8は、縦シール2の形成前に、例えば一枚の積層フィルムの一側縁あるいは両側縁に沿って形成しても良い。
さらに、本発明の包装袋においては、易剥離部分6および細孔8は横シール部3に設けられていても良く、その易剥離部分6が設けられた縦シール部2あるいは横シール部3は、図5(c)に縦シール部2の場合について例示するように、被包装物収納スペース5側に対し反対側の側縁に沿ってそのシール部の全長に亘って延在する通常シール部分9を有していなくても良い。
さらに、本発明の包装袋においては、縦シール部2に沿って設けられた通常シール部分9の長手方向の全部または一部に代えて、その通常シール部分9と易剥離部分6との中間のシール強度を持つ弱シール部分を有していても良く、これのようにすることで、被包装物の取り出しの際に手指等で包装袋の被包装物収納スペース5を押圧することにより易剥離部分6および弱シール部分が順次に剥離して、細孔8だけでなく弱シール部分からも被包装物を流出させることができるので、必要に応じて流量を増加させる流量調節も容易に行うことができる。
そして、その弱シール部分を、被包装物収納スペース5を押込み速度800mm/minで押し込んだ場合に押込み力10kgf以上かつ40kgf以下で剥離するものとすることで、手指での被包装物収納スペース5の押圧により易剥離部分6と弱シール部分と順次に且つ容易に剥離させることができる。
さらに、本発明の包装袋においては、細孔8の加工は上述したレーザー加工に代えて、ミシン目に対応する多数の突起を持つローラーと弾性的な表面を持つローラーとでの挟持等で行っても良い。
さらに本発明の包装袋においては、易剥離部分6の形成は上述した超音波振動等による低押圧力、低温度でのヒートシールに代えて、フィルム表面の易剥離部分形成位置に接着力が低下する表面処理や塗布物の塗布等を施したり易剥離性を備えたテープやフィルム素材を配置したりすることで行っても良い。
かくして本発明の包装袋によれば、縦シール部と横シール部とのうち何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に設けられた易剥離部分に細孔が形成されていることから、被包装物の流体圧による易剥離部分の剥離を生じさせるのが多少容易でなくても、その剥離が細孔に到達するとそこから被包装物が流出して剥離のさらなる広がりが生じにくくなるので、剥離後の被包装物の注出時の流量調節を容易に行い得て、流量が多くなり過ぎるのを有効に防止することができる。
1 積層フィルム
1a ベースフィルム層
1b シーラント層
2 縦シール部
3 横シール部
4 折返し端部
5 被包装物収納スペース
6 易剥離部分
7 開封口
8 細孔
9 通常シール部分
10 吐出通路
P 被包装物

Claims (12)

  1. 幅方向に折り返された一枚の積層フィルムまたは互いに独立した複数枚の積層フィルムからなり、
    前記積層フィルムの互いに重ね合わされた側縁にその側縁に沿ってヒートシールにより形成された縦シール部と、
    前記積層フィルムの包装袋の両端部となる位置にその積層フィルムの全幅に亘って幅方向のヒートシールによりそれぞれ形成された横シール部と、
    を具え、
    前記積層フィルムの間に被包装物収納スペースが、周囲を前記縦シール部と前記横シール部とで囲繞され、もしくは前記縦シール部と前記横シール部と前記幅方向の一箇所の折り返し部とで囲繞され、または前記横シール部と前記幅方向の二箇所の折り返し部とで囲繞されるとともにそれらの折り返し部の間に前記縦シール部を配置されて画成された包装袋であって、
    前記縦シール部と前記横シール部とのうち何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に易剥離部分が設けられ、
    前記易剥離部分に細孔が形成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記細孔は前記易剥離部分の長手方向の少なくとも中央部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 前記易剥離部分が設けられたシール部は、前記被包装物収納スペース側に対し反対側の側縁に沿ってそのシール部の全長に亘って延在する通常シール部分を有することを特徴とする請求項1または2記載の包装袋。
  4. 前記細孔は前記何れか一つのシール部の長手方向またはそれらのシール部の交差部分を斜めに横切る方向にミシン目状に断続的に延在するものであることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項記載の包装袋。
  5. 前記細孔は前記何れか一つのシール部の長手方向またはそれらのシール部の交差部分を斜めに横切る方向にその全長に亘って延在していることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項記載の包装袋。
  6. 前記細孔は前記何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分の幅方向に複数列並んでいることを特徴とする請求項1から5までの何れか1項記載の包装袋。
  7. 前記細孔は前記何れか一つのシール部またはそれらのシール部の交差部分に沿って断続的または連続的に延在するスリット状で、重ねられた前記積層フィルムの全てを貫通しているものであることを特徴とする請求項1から6までの何れか1項記載の包装袋。
  8. 前記細孔は前記何れか一つのシール部の長手方向に断続的または連続的に延在する溝状で、重ねられた前記積層フィルムの一枚のみを貫通しているかまたは前記積層フィルムの複数枚を厚み方向に整列せずにそれぞれ貫通しているものであることを特徴とする請求項1から6までの何れか1項記載の包装袋。
  9. 前記細孔は前記積層フィルムに形成されたレーザー加工孔であることを特徴とする請求項1から8までの何れか1項記載の包装袋。
  10. 前記易剥離部分は前記被包装物収納スペースを押込み速度800mm/minで押し込んだ場合に押込み力2kgf以上かつ20kgf以下で剥離するものであることを特徴とする請求項1から9までの何れか1項記載の包装袋。
  11. 前記通常シール部分の長手方向の全部または一部に代えて、その通常シール部分と前記易剥離部分との中間のシール強度を持つ弱シール部分を有することを特徴とする請求項3記載の包装袋。
  12. 前記弱シール部分は前記被包装物収納スペースを押込み速度800mm/minで押し込んだ場合に押込み力10kgf以上かつ40kgf以下で剥離するものであることを特徴とする請求項11項記載の包装袋。
JP2016211167A 2016-10-28 2016-10-28 包装袋 Active JP6091038B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211167A JP6091038B1 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 包装袋
PCT/JP2017/033793 WO2018079136A1 (ja) 2016-10-28 2017-09-20 包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211167A JP6091038B1 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6091038B1 true JP6091038B1 (ja) 2017-03-08
JP2018070209A JP2018070209A (ja) 2018-05-10

Family

ID=58261817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016211167A Active JP6091038B1 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 包装袋

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6091038B1 (ja)
WO (1) WO2018079136A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7176884B2 (ja) * 2018-08-07 2022-11-22 朋和産業株式会社 収容パック
JP7208662B1 (ja) * 2021-06-24 2023-01-19 オリヒロエンジニアリング株式会社 内容物入りフィルム包装袋

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4759472A (en) * 1986-04-17 1988-07-26 Hays Macfarland & Associates Container having a pressure-rupturable seal for dispensing contents
JPH078236U (ja) * 1993-07-01 1995-02-03 東洋物産株式会社 使い捨て容器
WO2001036294A1 (fr) * 1999-11-17 2001-05-25 Terumo Kabushiki Kaisha Contenant pour le stockage de liquide et corps d'emballage
JP2002284189A (ja) * 2001-01-16 2002-10-03 Solvex Co 易開封性の使い捨て容器とそのためのシール用金型
JP2014501674A (ja) * 2010-12-30 2014-01-23 ネステク ソシエテ アノニム 圧力作動型の供給装置
JP2016155563A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社Mizkan Holdings 包装物品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4759472A (en) * 1986-04-17 1988-07-26 Hays Macfarland & Associates Container having a pressure-rupturable seal for dispensing contents
JPH078236U (ja) * 1993-07-01 1995-02-03 東洋物産株式会社 使い捨て容器
WO2001036294A1 (fr) * 1999-11-17 2001-05-25 Terumo Kabushiki Kaisha Contenant pour le stockage de liquide et corps d'emballage
JP2002284189A (ja) * 2001-01-16 2002-10-03 Solvex Co 易開封性の使い捨て容器とそのためのシール用金型
JP2014501674A (ja) * 2010-12-30 2014-01-23 ネステク ソシエテ アノニム 圧力作動型の供給装置
JP2016155563A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社Mizkan Holdings 包装物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018070209A (ja) 2018-05-10
WO2018079136A1 (ja) 2018-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5097992B2 (ja) 自立型包装袋の製袋充填方法
KR20100080424A (ko) 다중 개방 구성을 구비한 가요성 포장재
RU2563779C2 (ru) Упаковочный пакет
WO2008020590A1 (fr) Sachet à fond plat à raccord
JP6497730B2 (ja) 包装袋
JP6091038B1 (ja) 包装袋
KR101375043B1 (ko) 플랫 필름 밸브가 딸린 자립형 액체 포장봉지
JPH0343360A (ja) 包装袋およびその製造方法ならびにヒートシールロール
JP5092118B2 (ja) 液体包装袋
JP4221431B2 (ja) 液体包装袋
JP5245097B2 (ja) 液体包装袋およびその製造方法
JP6481538B2 (ja) 詰替え用包装袋
JP2007326641A (ja) 液体包装袋
JP4184506B2 (ja) 注出路付き小袋
JP2794177B2 (ja) 密封包装袋
US10329065B2 (en) Easy open flow wrappers
JP2005112451A (ja) 二口抽出包装袋
WO2016129129A1 (ja) 詰替え用包装袋
JP6930159B2 (ja) 易注出袋体及び包装体
JP6886633B2 (ja) 袋体及び包装体
JP5059736B2 (ja) 液体包装袋
JP2011031961A (ja) 液状物注出用フィルム状逆止弁およびフレキシブル包装袋
JP4139491B2 (ja) 注出路付き小袋
JP4270659B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2000203603A (ja) 液体用小袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161202

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161202

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250