JP2018153003A - 出力制御装置 - Google Patents

出力制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018153003A
JP2018153003A JP2017047708A JP2017047708A JP2018153003A JP 2018153003 A JP2018153003 A JP 2018153003A JP 2017047708 A JP2017047708 A JP 2017047708A JP 2017047708 A JP2017047708 A JP 2017047708A JP 2018153003 A JP2018153003 A JP 2018153003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
power
pcs
output control
upper limit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017047708A
Other languages
English (en)
Inventor
純一 西村
Junichi Nishimura
純一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2017047708A priority Critical patent/JP2018153003A/ja
Publication of JP2018153003A publication Critical patent/JP2018153003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】複数台のPCSを、それらからの出力が必要以上に制限されない形で制御できる出力制御装置を提供する。【解決手段】全出力電力を売電する、出力制御機能を有する複数台のPCSを制御する出力制御装置は、前記複数台のPCSのそれぞれについて、電力会社からの指示に従った出力制御値が設定されている状態での出力電力の上限値である上限出力電力を算出する算出手段と、前記電力会社からの指示に従った前記出力制御値を前記複数台のPCSのそれぞれに初期値として設定する設定手段と、前記複数台のPCSの出力電力の総和である総出力電力が、前記複数台のPCSの前記上限出力電力の総和である総上限出力電力未満である場合に、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力電力がその上限出力電力に制御されているPCSの出力制御値を増加させる第1調整手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、出力制御装置に関する。
系統を安定化するために、近年のパワーコンディショナ(PCS)には、電力会社から指定される出力制御値で規定される上限電力(=契約容量×出力制御値)以下となるように出力電力を制御する出力制御機能が付与されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−158412号公報
複数台のPCSで1つの発電所が構成されている場合の出力制御ルールは、明確には規定されていない。ただし、当該出力制御ルールは、1つのPCSで1つの発電所が構成されている場合と同様に、『発電所の出力(複数台のPCSの総出力)を、“発電所単位での契約容量(各PCSの契約容量の総和)×出力制御値”以下とする』といったようなものとなると思われる。
個々のPCSの出力を“契約容量×出力制御値”(以下、PCSの出力上限電力と表記する)未満に制御しても、発電所の出力を“発電所単位での契約容量×出力制御値”以下とすることは出来る。ただし、発電源(太陽電池パネル等)の発電電力が“契約容量×出力制御値”未満となっている1台以上のPCSが存在している場合に、各PCSの出力を各PCSの出力上限電力以下に制御すると、複数台のPCSからの出力が必要以上に制限されてしまうことになる。
そこで、本発明の課題は、複数台のPCSを、それらからの出力が必要以上に制限されない形で制御できる出力制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の出力制御装置は、全出力電力を売電する、出力制御機能を有する複数台のパワーコンディショナ(PCS)を制御する出力制御装置であって、前記複数台のPCSのそれぞれについて、電力会社からの指示に従った出力制御値が設定されている状態での出力電力の上限値である上限出力電力を算出する算出手段と、前記電力会社からの指示に従った前記出力制御値を前記複数台のPCSのそれぞれに初期値として設定する設定手段と、前記複数台のPCSの出力電力の総和である総出力電力が、前記複数台のPCSの前記上限出力電力の総和である総上限出力電力未満である場合に、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力電力がその上限出力電力に制御されているPCSの出力制御値を増加させる第1調整手段と、を備える。
すなわち、複数台のPCSのそれぞれに、電力会社からの指示に従った出力制御値を初期値として設定した後に、何台かのPCSの出力電力がその上限出力電力未満となっている状態(つまり、何台かのPCSの出力が制限されていない状態)が形成される場合がある。なお、電力会社からの指示に従った出力制御値とは、電力会社から指示される契約容量ベースの出力制御値をPCS容量ベースの出力制御値に変換した値のことである。
そのような場合、総出力電力が総上限出力電力未満となる。また、そのような場合、出力が制限されていないPCSの出力制御値を増加させても、総出力電力は増加しないが、出力が制限されているPCSの出力制御値を増加させれば、通常、総出力電力が増加する。従って、上記構成を有する本発明の第1の態様の出力制御装置によれば、全出力電力を売電する複数台のPCSを、それらからの出力が必要以上に制限されない形(各PCSの出力を各PCSの上限出力電力に制御した場合よりも総出力電力が多くなる形)で、制御することが出来る。
本発明の第1の態様の出力制御装置の第1調整手段は、出力制御値を所定量だけ増加少させる手段であっても、出力制御値を、総上限出力電力と総出力電力の差分に応じた量、増加させる手段であっても良い。
また、本発明の第1の態様の出力制御装置を実現する際には、前記総出力電力が前記総上限出力電力を超えている場合に、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力制御値が前記初期値よりも大きくなっているPCSの出力制御値を減少させる第2調整手段を追加しておくことが好ましい。なお、第2調整手段としては、出力制御値を所定量ずつ減少させる手段や、出力制御値を初期値まで減少させる手段を採用することが出来る。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様の出力制御装置は、余剰電力を売電する、出力制御機能を有する複数台のパワーコンディショナ(PCS)を制御する出力制御装置であって、前記複数台のPCSのそれぞれについて、電力会社からの指示に従った出力制御値が設定されている状態での出力電力の上限値である上限出力電力を算出する算出手段と、前記電力会社からの指示に従った前記出力制御値を前記複数台のPCSのそれぞれに初期値として設定する設定手段と、系統に逆潮流している電力である逆潮流電力を測定する測定手段と、前記測定手段による逆潮流電力の測定結果に基づき、前記系統への逆潮流が発生しないように、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力電力がその上限出力電力に制御されているPCSの出力制御値を増加させる調整手段と、を備える。
すなわち、本発明の第2の態様の出力制御装置は、余剰電力を売電する複数台のPCSを、各PCSの出力を各PCSの上限出力電力に制御した場合よりも総出力電力が多くなる形で制御することが出来る。従って、本発明の第2の態様の出力制御装置によっても、複数台のPCSを、それらからの出力が必要以上に制限されない形で制御することが出来る。
本発明によれば、複数台のPCSを、それらからの出力が必要以上に制限されない形で制御することが出来る。
本発明の第1実施形態に係る出力制御装置の概略構成及び使用形態の説明図である。 第1実施形態に係る出力制御装置の制御管理部が実行する総出力調整処理の流れ図である。 総出力調整処理中で実行される出力増大処理の流れ図である。 総出力調整処理中で実行される出力低減処理の流れ図である。 本発明の第2実施形態に係る出力制御装置の概略構成及び使用形態の説明図である。 第2実施形態に係る出力制御装置の制御管理部が実行する総出力調整処理の流れ図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。
《第1実施形態》
図1に、本発明の第1実施形態に係る出力制御装置10の概略構成及び使用形態を示す。
本実施形態に係る出力制御装置10は、全出力電力を売電する複数台のパワーコンディショナ(PCS)25からなる発電所と組み合わされて使用される装置である。出力制御装置10と組み合わされる発電所内の各PCS25は、太陽電池パネル20の発電電力を交流に変換して系統30に出力する電力変換装置である。各PCS25は、出力制御機能を有している。以下、出力制御装置10と組み合わされる発電所内のN(≧2)台のPCS25のことを、PCS#1〜PCS#Nとも表記する。また、PCS#X(X=1〜N)のXのことを、PCS番号と表記する。
出力制御装置10は、各PCS#X(X=1〜N)の出力制御機能を利用して、発電所の出力電力(PCS#1〜PCS#Nの総出力電力)が、“発電所単位での契約容量×出力制御値”以下となるように調整する装置である。図示してあるように、出力制御装置10は、NW−IF11とIF12と制御管理部13と記憶部14とを備えている。
IF12は、PCS#1〜PCS#Nと通信を行うためのインターフェース回路である。NW−IF11は、容量設定用のコンピュータ(図示略;詳細は後述)や電力サーバ40と通信を行うためのインターフェース回路である。なお、電力サーバ40とは、系統30を管理している電力会社が、出力制御スケジュールを配布するために運営しているサーバのことである。
記憶部14は、不揮発性メモリ(ROM、HDD等)と揮発性メモリ(RAM)とにより構成された、各種情報を記憶しておくためのユニットである。
制御管理部13は、CPUとその周辺回路で構成された、容量設定受付処理、出力制御スケジュール取得処理、初期設定処理、総出力調整処理等を行うユニットである。なお、記憶部14の不揮発性メモリには、CPUが、出力制御装置10の電源投入時に記憶部14の揮発性メモリ上に読み出して実行するプログラムが記憶されている。CPUが当該プログラムを実行することにより、制御管理部13は、上記した各種処理を行うユニットとして機能する。
以下、制御管理部13が行う各処理について説明する。
容量設定受付処理は、容量設定用のコンピュータを入出力装置として機能させることにより、ユーザに、各PCS#X(X=1〜N)のPCS容量とパネル容量とを設定させ、設定された各PCS#XのPCS容量及びパネル容量を記憶部14(不揮発性メモリ)に記憶する処理である。ここで、PCS#XのPCS容量とは、PCS#Xの定格容量のことである。また、PCS#Xのパネル容量とは、PCS#Xに接続されている太陽電池パネル20の定格容量のことである。
出力制御スケジュール取得処理は、電力サーバ40から出力制御スケジュールを取得して記憶部14(不揮発性メモリ)に保存する処理である。制御管理部13は、この出力制御スケジュール取得処理を周期的に行う。
初期設定処理は、出力制御スケジュールで指定されている出力制御値の変更日時となったときに、制御管理部13が実行する処理である。初期値設定処理時、制御管理部13は、以下のように動作する。
制御管理部13は、まず、出力制御スケジュールで指定されている契約容量ベースの出力制御値bから、各PCS#X(X=1〜N)についてのPCS容量ベースの出力制御値aを算出する。すなわち、制御管理部13は、各PCS#Xの“契約容量/PCS容量”にb値を乗ずることにより、出力制御値aを算出する。なお、契約容量とは、PCS容量>パネル容量である場合には、パネル容量のことであり、PCS容量≦パネル容量である場合には、PCS容量のことである。
また、制御管理部13は、各PCS#X(X=1〜N)についての上限出力電力PMを算出する。ここで、上限出力電力PMとは、出力制御値aが設定されている場合におけるPCS#Xの出力電力の上限値(つまり、PCS#Xの契約容量×b)のことである。
さらに、制御管理部13は、総出力調整処理時に使用される変数kに、初期値として、1〜Nのいずれかを設定する。そして、制御管理部13は、各PCS#X(X=1〜N)に、PCS#Xの出力制御値Aの初期値として、aを設定してから、初期設定処理を終了する。
総出力調整処理は、初期設定処理の完了後に、制御管理部13が周期的に実行する処理である。
以下、図2〜図4を用いて、総出力調整処理の内容を説明する。図2は、総出力調整処理の流れ図であり、図3、図4は、それぞれ、総出力調整処理中で実行される出力増大処理、出力低減処理の流れ図である。
図2に示してあるように、総出力調整処理を開始した制御管理部13は、IF12を介した通信によりPCS#1〜#Nから、それぞれ、その時点における出力電力P〜Pを取得する(ステップS101)。このステップS101の処理は、出力電力P〜Pを測定する処理であっても良い。
その後、制御管理部13は、出力電力P〜Pの総和ΣP(以下、総出力電力と表記する)と、上限出力電力PM〜PMの総和(以下、総上限出力電力Pthと表記する)とを、比較する(ステップS102)。
制御管理部13は、総出力電力が総上限出力電力Pth未満であった場合(ステップS102;<Pth)には、ステップS103にて、出力増大処理を行う。
図3に示してあるように、出力増大処理時、制御管理部13は、まず、PCS#kに接続されている太陽電池パネル20の発電可能電力Sが上限出力電力PMよりも大きいか否かを判断する(ステップS201)。
発電可能電力Sが上限出力電力PM以下である場合には、PCS#kの出力制御値Aを増加させても、PCS#kの出力電力Pは増加しない。そのため、発電可能電力Sが上限出力電力PM以下である場合(ステップS201;NO)、制御管理部13は、出力増大処理を終了する。
発電可能電力Sが上限出力電力PMよりも大きい場合には、PCS#kの出力制御値Aを増加させることにより、PCS#kの出力電力Pが増加し、その結果として総出力電力も増加する。そのため、発電可能電力Sが上限出力電力PM以下である場合(ステップS201;YES)、制御管理部13は、Aにδを加算する(ステップS204)。ここで、δとは、出力制御値の単位増加量として予め定められている値のことである。本実施形態におけるδは、固定値(1%)であるが、δ値を、“総上限出力電力Pth−総出力電力”等の関数としておいても良い。
そして、制御管理部13は、δ加算後のAが100未満であった場合(ステップS203;YES)には、PCS#kの出力制御値を、δ加算後のAに変更する(ステップS205)。一方、δ加算後のAが100以上であった場合(ステップS203;NO)、制御管理部13は、Aを100に変更(ステップS204)してから、PCS#kの出力制御値をA(つまり、100)に変更する(ステップS205)。
そして、ステップS205の処理を終えた制御管理部13は、この出力増大処理を終了する。
図2に示してあるように、制御管理部13は、総出力電力が総上限出力電力Pthよりも大きかった場合(ステップS102;>Pth)には、ステップS104にて、出力低減処理を行う。
図4に示してあるように、出力低減処理時、制御管理部13は、まず、PCS#kに接続されている太陽電池パネル20の発電可能電力Sが上限出力電力PMよりも大きいか否かを判断する(ステップS301)。
発電可能電力Sが上限出力電力PM以下である場合には、通常、PCS#kの出力制御値Aを大きく減少させないと、PCS#kの出力電力Pは減少しない。そのため、発電可能電力Sが上限出力電力PM以下である場合(ステップS301;NO)、制御管理部13は、出力低減処理を終了する。
発電可能電力Sが上限出力電力PMよりも大きい場合には、PCS#kの出力制御値Aを減少させることにより、PCS#kの出力電力Pが減少し、その結果として総出力電力も減少する。そのため、発電可能電力Sが上限出力電力PM以下である場合(ステップS301;YES)、制御管理部13は、Aからδを減算する(ステップS304)。
そして、制御管理部13は、δ減算後のAがaよりも大きかった場合(ステップS303;YES)には、PCS#kの出力制御値を、δ加算後のAに変更する(ステップS305)。一方、δ加算後のAがa以下であった場合(ステップS303;NO)、制御管理部13は、Aをaに変更(ステップS304)してから、PCS#kの出力制御値をA(つまり、a)に変更する(ステップS305)。
そして、ステップS305の処理を終えた制御管理部13は、この出力低減処理を終了する。
図2に戻って、総出力調整処理の説明を続ける。
出力低減処理又は出力増大処理を終えた制御管理部13は、変数kに“(k mod N)
+1”を設定する(ステップS105)。すなわち、このステップS105において、制御管理部13は、k=Nであった場合には、kに1を設定し、k<Nであった場合には
、kにk+1を設定する。なお、このステップS105の処理は、次に実行される出力増大処理又は出力低減処理の処理対象となるPCS25を変更するための処理である。
総出力電力が総上限出力電力Pthと一致していた場合(ステップS102;=Pth)にも、制御管理部13は、ステップS105の処理を行う。
ステップS105の処理を終えた制御管理部13は、総出力調整処理の終了条件が成立しているか否かを判断する(ステップS106)。本実施形態に係る制御管理部13は、出力増大処理又は出力低減処理で出力制御値が変更された場合と、総出力電力が総上限出力電力Pthと一致している場合とに、総出力調整処理の終了条件が成立していると判断するように構成されている。ただし、他の条件、例えば、総出力電力が総上限出力電力Pthと一致しているという条件を、総出力調整処理の終了条件として採用しても良い。
制御管理部13は、総出力調整処理の終了条件が成立していなかった場合(ステップS106;NO)には、ステップS102以降の処理を再び実行する。そして、制御管理部13は、総出力調整処理の終了条件が成立したとき(ステップS106;YES)に、総出力調整処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態に係る出力制御装置10は、各PCS#X(X=1〜N)の出力制御機能を利用して、発電所単位の出力電力(PCS#1〜PCS#Nの総出力電力)が、“発電所単位での契約容量×出力制御値”となるように調整する。従って、出力制御装置10によれば、全出力電力を売電する複数台のPCS25を、それらからの出力が必要以上に制限されない形(各PCS25の出力を各PCS25の上限出力電力に制御した場合よりも総出力電力が多くなる形)で、制御することが出来る。
《第2実施形態》
図5に、本発明の第2実施形態に係る出力制御装置10の概略構成及び使用形態を示す。以下、出力制御装置10と異なる部分を中心に、本実施形態に係る出力制御装置10の構成及び動作を説明する。
図5に示してあるように、出力制御装置10は、余剰電力を売電する複数台の出力制御機能を有するパワーコンディショナ(PCS)25からなる発電所と組み合わされて使用される装置である。
出力制御装置10は、出力制御装置10の制御管理部13を、制御管理部13に置換した構成を有している。
制御管理部13は、上記した総出力調整処理(図2)の代わりに、図6に示した手順の総出力調整処理を行うように制御管理部13を変形したユニットである。なお、制御管理部13が行う総出力調整処理は、売電電力(逆潮流電力)Pを必要とする処理となっている。そのため、図5に示してあるように、制御管理部13には、売電電力Pを測定するための電力センサ18の出力が入力されている。
以下、制御管理部13が行う総出力調整処理(図6)の内容を説明する。なお、この総出力調整処理中で実行される出力増大処理、出力低減処理は、それぞれ、制御管理部13が実行する出力増大処理(図3)、出力低減処理(図4)と同じ処理である。
図6に示してあるように、総出力調整処理を開始した制御管理部13は、IF12を介した通信によりPCS#1〜#Nから、それぞれ、その時点における出力電力P〜P
を取得する(ステップS401)。また、制御管理部13は、売電電力Pを測定する処理(電力センサ18から売電電力Pを取得する処理)も行う(ステップS401)。
その後、制御管理部13は、売電電力Pと“0”とを、比較する(ステップS402)。
そして、制御管理部13は、売電電力Pが“0”未満であった場合(ステップS402;<0)には、出力増大処理(ステップS403、図3参照)を行う。
また、制御管理部13は、売電電力Pが“0”よりも大きかった場合(ステップS402;>0)には、出力低減処理(ステップS404、図4参照)を行う。
出力低減処理又は出力増大処理を終えた制御管理部13は、変数kに“(k mod N)
+1”を設定する(ステップS405)。売電電力Pが“0”であった場合(ステップS402;=0)にも、制御管理部13は、このステップS405の処理を行う。
ステップS405の処理を終えた制御管理部13は、総出力調整処理の終了条件が成立しているか否かを判断する(ステップS406)。なお、制御管理部13も、制御管理部13と同様に、出力増大処理又は出力低減処理で出力制御値が変更された場合と、出力電力が総上限出力電力Pthと一致している場合とに、総出力調整処理の終了条件が成立していると判断するように構成されている。
制御管理部13は、総出力調整処理の終了条件が成立していなかった場合(ステップS406;NO)には、ステップS402以降の処理を再び実行する。そして、制御管理部13は、総出力調整処理の終了条件が成立したとき(ステップS406;YES)に、総出力調整処理を終了する。
以上、説明した総出力調整処理によれば、売電が許容される場合には、各PCS#X(X=1〜N)の出力制御値Aがaに制御される(図6及び図4参照)。そして、売電が許容されない場合には、各PCS#Xの出力制御値Aが、売電電力Pが“0”となるように、制御される。従って、出力制御装置10によれば、余剰電力を売電する複数台のPCS25を、それらからの出力が必要以上に制限されないようにすることが出来る。
《変形例》
上記した各実施形態に係る出力制御装置10(10、10)は、各種の変形を行えるものである。例えば、各実施形態に係る出力制御装置10を、出力制御スケジュールをオペレータが入力する装置に変形することが出来る。また、各実施形態に係る出力制御装置10を、PCS25に組み込んでおくことも出来る。さらに、各実施形態に係る出力制御装置10を、具体的なハードウェア構成や、具体的な処理手順が上記したものとは異なる装置に変形しても良いことは当然のことである。
10、10 出力制御装置
11 NW−IF
12 IF
13、13 制御管理部
14 記憶部
18 電力センサ
20 太陽電池パネル
25 パワーコンディショナ(PCS)
30 系統
35 負荷
40 電力サーバ

Claims (3)

  1. 全出力電力を売電する、出力制御機能を有する複数台のパワーコンディショナ(PCS)を制御する出力制御装置であって、
    前記複数台のPCSのそれぞれについて、電力会社からの指示に従った出力制御値が設定されている状態での出力電力の上限値である上限出力電力を算出する算出手段と、
    前記電力会社からの指示に従った前記出力制御値を前記複数台のPCSのそれぞれに初期値として設定する設定手段と、
    前記複数台のPCSの出力電力の総和である総出力電力が、前記複数台のPCSの前記上限出力電力の総和である総上限出力電力未満である場合に、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力電力がその上限出力電力に制御されているPCSの出力制御値を増加させる第1調整手段と、
    を備える
    ことを特徴とする出力制御装置。
  2. 前記総出力電力が前記総上限出力電力を超えている場合に、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力制御値が前記初期値よりも大きくなっているPCSの出力制御値を減少させる第2調整手段を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力制御装置。
  3. 余剰電力を売電する、出力制御機能を有する複数台のパワーコンディショナ(PCS)を制御する出力制御装置であって、
    前記複数台のPCSのそれぞれについて、電力会社からの指示に従った出力制御値が設定されている状態での出力電力の上限値である上限出力電力を算出する算出手段と、
    前記電力会社からの指示に従った前記出力制御値を前記複数台のPCSのそれぞれに初期値として設定する設定手段と、
    系統に逆潮流している電力である逆潮流電力を測定する測定手段と、
    前記測定手段による逆潮流電力の測定結果に基づき、前記系統への逆潮流が発生しないように、前記複数台のPCSの中の少なくとも1台の、その出力電力がその上限出力電力に制御されているPCSの出力制御値を増加させる調整手段と、
    を備える
    ことを特徴とする出力制御装置。
JP2017047708A 2017-03-13 2017-03-13 出力制御装置 Pending JP2018153003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017047708A JP2018153003A (ja) 2017-03-13 2017-03-13 出力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017047708A JP2018153003A (ja) 2017-03-13 2017-03-13 出力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018153003A true JP2018153003A (ja) 2018-09-27

Family

ID=63681958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017047708A Pending JP2018153003A (ja) 2017-03-13 2017-03-13 出力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018153003A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207862A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Sharp Corp 発電システム、並びに当該発電システムに用いるパワーコンディショナおよび出力抑制管理装置
JP2016158412A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 京セラ株式会社 電力変換装置及び電力管理システム
JP2016178719A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 三菱電機株式会社 太陽光発電システムおよびパワーコンディショナ
WO2017010213A1 (ja) * 2015-07-10 2017-01-19 松尾建設株式会社 自律式安定供給型再生可能エネルギー制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207862A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Sharp Corp 発電システム、並びに当該発電システムに用いるパワーコンディショナおよび出力抑制管理装置
JP2016158412A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 京セラ株式会社 電力変換装置及び電力管理システム
JP2016178719A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 三菱電機株式会社 太陽光発電システムおよびパワーコンディショナ
WO2017010213A1 (ja) * 2015-07-10 2017-01-19 松尾建設株式会社 自律式安定供給型再生可能エネルギー制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9496812B2 (en) Wind park control system
DK2693589T3 (en) wind park control system
KR101398400B1 (ko) 시변 드룹 기반 풍력발전기의 관성 제어 방법
JP6515640B2 (ja) 潮流計算装置、潮流計算方法、及びプログラム
JPWO2013001713A1 (ja) 制御装置の設計方法、及び制御装置
JP2017099148A (ja) 電力管理システムおよび電力管理方法
CN115940148A (zh) 最小惯量需求评估方法、装置、电子设备及存储介质
CN106068590A (zh) 设备运转设定装置以及设备运转设定值决定程序
Peng et al. Online inertia allocation for grid-connected renewable energy systems based on generic ASF model under frequency nadir constraint
JP7008580B2 (ja) 発電計画策定装置
JP6150012B2 (ja) 発電制御装置、制御装置、制御方法及びプログラム
JP5668969B2 (ja) 電源出力制御装置、需要電力制御システム、電源出力制御方法、および電源出力制御プログラム
US9595829B2 (en) Power control apparatus, power control method, and power control program
JP2018153003A (ja) 出力制御装置
CN110994639A (zh) 一种电厂储能辅助调频的仿真定容方法、装置及设备
JP6839820B2 (ja) 発電制御システム、プログラム、及び制御方法
US10416620B2 (en) Method and control device for robust optimization of an electricity grid
CN110112761B (zh) 适用于电厂储能辅助调频的储能定容方法、装置及设备
JP6500712B2 (ja) 発電設備管理装置
JP7152710B2 (ja) 電力制御装置、自家発電出力制御装置、電力管理システムおよび電力制御方法
US20220163013A1 (en) Method for determining performance parameters in real time
CN113007019B (zh) 控制器、控制系统以及风力发电机组
CN113315121B (zh) 一种电网故障穿越的电流参考值设定方法、装置及介质
JP3996024B2 (ja) 送電端電力監視方法及び監視システム
JP2022049176A (ja) 系統安定化システムおよび系統安定化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201021

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20201027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211207