JP2018152391A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サージによる半導体装置の故障を検知しシステム全体の信頼性を高めるとともに、サージによる不良が発生した場合の故障原因の解析を容易にする【解決手段】ある規定値以上のサージが印加されたことを検出するサージ検知回路と、検知結果を不揮発な方法で記録する記録回路と、検知結果を外部に出力する出力回路を半導体装置に持たせる【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置に係り、特にサージ電圧の検出及び制御に関する。
自動車に搭載される半導体装置には、家電などの民生品に搭載される半導体装置に比べて大きいサージが印加される。その一方で低い故障率が要求される。
サージによる破壊確率を減らすために自動車に搭載される半導体装置には、サージ耐性を高める工夫がなされている。例えば、特許文献1では、保護したい装置以外にサージで発生する電流が流れやすいパスを設計することで、装置のサージ耐性を高めている。
特開2007−303978号公報
しかしながら、サージは自動車の外部要因によって発生する可能性もあるため完全な予測が難しく、耐性を高めたとしてもサージ量が完全に予測はできないことから、サージによる破壊をゼロにすることは難しいという課題がある。また、破壊箇所の特定が難しく、信号が出力されなくなるなどの完全な故障であれば外部から検知できるが、半導体装置を構成する素子の特性が変化するような半故障の場合検出が難しいという問題がある。この半故障についてはセンサのようにアナログ素子を構成する半導体素子の特性がセンサの検出値に大きな影響を及ぼし、システム全体の制御に大きな影響を及ぼす場合には特に重要な問題となる。さらに、市場でサージによる不良が発生した場合に、サージによる故障かどうかの原因の特定が難しいという課題がある。
本発明は、半故障を含めて半導体装置の破壊が引き起こされるようなサージが印加されたことを検知しシステムの上位制御装置に通知することで、システム全体で安全性を確保する制御を行う。また、サージ検知の結果を不揮発かつ記録箇所以外にサージによる故障があった場合でも確認可能な記録方法を搭載する。
本発明によれば、サージに対して高い安全性を有する自動車制御システムを提供することができる。また、市場で故障が発生した場合に、サージが故障原因かどうかの解析を容易にすることができる。
本発明の半導体装置を含めたシステムブロック図 第1実施例の回路概略図 第1実施例の設定電圧概略図 第1実施例のサージ検知記憶回路概略図 第1実施例の出力回路概略図 第1実施例のサージ印加時の波形図 第2実施例の回路概略図 第2実施例の出力回路概略図 第3実施例の回路概略図 第4実施例の回路概略図 第4実施例のサージ検知回路概略図
本発明では、ある大きさ以上のサージが印加されたことを検知する検知回路と、検知結果を記録する記録回路と、検知回路の検知結果を外部に伝える出力回路を有する半導体装置によって、サージに対する安全性の向上と故障解析の容易性の向上を実現する。以下、本発明の実施例について図を用いて詳細に説明する。
[第1実施例]
本発明の第1実施例について、図1〜図6を用いて説明する。
図1に、本発明を用いた半導体装置の一構成例を示す。ECU(エレクトロニックコントロールユニット)1とブレーキ圧センサ2とブレーキ制御装置3から構成されるブレーキ制御システムを例として示している。ブレーキ圧センサ2はECU1と電源配線4、センサ出力配線5、グラウンド配線6で接続されており、電源配線4とグラウンド配線6から供給される電力で動作し、ブレーキキャリパに供給される油圧をセンシングし、センサ出力配線5の信号を通じて油圧をECU1に伝える。ECU1はブレーキ圧センサ2から送られる油圧情報を元にブレーキ制御装置3を、制御信号配線7を通じて送る制御信号によって制御する。
図2にブレーキ圧センサ2の構成を示す。ブレーキ圧センサ2は、圧力に応じて出力する電気信号が変化するセンサエレメント10と、センサエレメント10の出力信号を処理する処理回路11と、サージ電圧を検知し記録するサージ検知記録回路12と、外部にセンサ値を出力するセンサ出力回路13と、内部電源配線15と、内部センサ出力配線16と、内部グラウンド配線17への電源配線4やセンサ出力配線5やグラウンド配線6を通じて外部から印可されるサージの伝搬を低減する保護回路14を備える。
サージ検知記憶回路17は、外部からサージが印加されることで内部電源配線15と内部グラウンド配線17間の電圧がサージ検知記憶回路17の検知電圧を超えると、検知電圧を超えるサージが内部電源配線15と内部グラウンド配線17の間に印加されたことを、電源が切れても消えない不揮発な方法で記録し、制御信号配線18を通じて出力回路13の出力を外部から異常が発生したと判断できる状態に制御する。
図3にサージ検知記憶回路17のサージ検知電圧の設定範囲を示す。サージは保護回路14で低減されるので、外部端子に印加されるサージとサージ検知記憶回路17に印加されるサージは異なる。図3はサージ検知記憶回路17のサージ検知電圧を保護回路14の低減量を考慮して、外部端子における電圧に置き換えた値を示している。耐サージ規格電圧は顧客から提示される規格値であり、この規格値以下のサージ電圧が印加されても故障が発生せずに、サージ印加後も正常動作を行うことが要求される。よって、センサ出力を異常状態に制御するわけにはいかないので、サージ検知電圧は、耐サージ規格電圧より高い必要がある。また、サージ破壊耐圧は、ブレーキ圧センサ2が半故障も含め故障が発生するサージ電圧である。サージ検知電圧が、このサージ破壊耐圧よりも高いと、故障の検出漏れが発生してしまうので、サージ検知電圧は、サージ破壊耐圧より低い必要がある。
図4にサージ検知記録回路12の構成を示す。サージ検知記憶回路12は、カソードが内部電源配線15に接続され、アノードが信号配線312に接続されたダイオード301と、内部電源配線15と信号配線312間に接続された抵抗302と、信号配線312と内部グラウンド配線17間に接続された抵抗303と、内部センサ出力配線16にカソードが接続され、アノードが信号配線313に接続されたダイオード304と、内部電源配線15と信号配線313間に接続された抵抗305と、信号配線313と内部グラウンド配線17間に接続された抵抗306と、内部電源配線15と制御信号配線18間に接続された抵抗307と、ゲート電極が信号配線312に、ドレイン電極が制御信号配線18に、ソース及び基板電極が抵抗309の一方の端子に接続されたN型トランジスタ308と、トランジスタ308のソースと内部グランド配線17間に接続された抵抗309と、ゲート電極が信号配線313に、ドレイン電極が制御信号配線18に、ソース及び基板電極が抵抗311の一方の端子に接続されたN型トランジスタ310、を備える。
図5に出力回路13の構成を示す。
出力回路13は、サージ検知記録回路12からの制御信号配線18が入力端子に接続され出力が信号配線413に接続されたインバータ回路401と、処理回路11の出力信号配線19が反転入力に接続され、非反転入力が信号配線416に接続され、出力が信号配線414に接続されたオペアンプ402と、ソース電極が信号配線414に、ドレイン電極が信号配線415に、ゲート電極が信号配線413に接続されたP型トランジスタ404と、ドレイン電極が信号配線414に、ソース電極が信号配線415に、ゲート電極が信号配線18に接続されたN型トランジスタ403と、ソース電極が内部電源配線15に、ドレイン電極が信号配線415に、ゲート電極が信号配線18に接続されたP型トランジスタ405と、ソース電極が内部電源配線15に、ドレイン電極が内部センサ出力配線16に、ゲート電極が信号配線415に接続されたP型トランジスタ406と、ソース電極が内部グラウンド配線17に、ドレイン電極が内部センサ出力配線16に、ゲート電極が信号配線415に接続されたN型トランジスタ407と、一方の端子が内部センサ出力配線16に、もう一方の端子が信号配線416に接続された抵抗408と、一方の端子が内部グラウンド配線17に、もう一方の端子が信号配線416に接続された抵抗409と、を備える。P型トランジスタ404、405、406の基板電極は全て内部電源配線15に接続されている。N型トランジスタ403、407の基板電極は全て内部グラウンド配線17に接続されている。P型トランジスタ403のドレイン電極とソース電極は信号配線414と415の電位の大小によってその定義が入れ替わる。N型トランジスタ404のドレイン電極とソース電極は信号配線414と415の電位の大小によってその定義が入れ替わる。
図6の波形図を用いて、電源配線4に外部からサージが印加された時の動作を説明する。波形図の横軸は時間、縦軸は各配線の電位である。ブレーキ圧センサ2の電源電圧は5Vと仮定している。電源配線4に通常時の電源電圧5Vが供給されている場合と、サージ規格電圧を超えるがサージ検知電圧を超えない大きさのサージが印加された場合と、サージ検知電圧を超えるサージが印加された場合についてそれぞれ説明する。
まずサージが印加されていない通常時の動作について説明する。電源配線4には電源電圧5Vが供給されており、内部電源配線15にも電源配線4から保護回路を通じて5Vが供給されている。サージ検知記録回路12内部のダイオード301は逆バイアスの状態であり、ブレイクダウン電圧が5Vより高いので、ダイオード301には電流が流れず、信号配線312の電圧は、抵抗302と抵抗303の抵抗比で決まる。抵抗303の抵抗値が抵抗302より十分低いので、信号配線312の電圧はほぼ0Vとなる。ダイオード302もブレイクダウン電圧は5Vより高く、抵抗306の抵抗が抵抗305より十分低いので、信号配線313の電圧もほぼ0Vとなる。信号配線312と313の電圧がほぼ0Vなので、N型トランジスタ308と310はオフ状態となり、信号配線18の電圧は抵抗307によってプルアップされることで、ほぼ5Vとなる。信号配線18の電圧がほぼ5Vなので、インバータ401の出力信号である信号配線413の電圧は0Vとなる。信号配線18の電圧がほぼ5Vなので、N型トランジスタ403はオン状態になる。また、信号配線413がほぼ0VなのでP型トランジスタ404はオン状態となり、信号配線414と415は電気的に低抵抗で接続され、P型トランジスタ405はオフ状態であるため、信号配線415の電圧は信号配線414の電圧と等しくなる。信号配線414と415が接続されることで、P型トランジスタ406とN型トランジスタ407、抵抗408と409を通じてオペアンプ402は負帰還のフィードバックループを形成し、信号配線19の電圧と抵抗408と409の抵抗比で決まる電圧がセンサ出力配線16に出力される。
次にサージ規格電圧を超えるが、サージ検知電圧を超えないサージが電源配線4に印加された時の動作を説明する。耐サージ規格電圧を超えても、サージ検知記録回路12のサージ検知電圧を超えないため、サージ検知記憶回路は動作せず、通常動作と同じ動作を行う。
次に、サージ検知電圧を超えるサージが印加された時の動作を説明する。
電源配線4にサージ検知電圧を超えるサージが印加されると、内部電源配線15にはダイオード301のブレイクダウン電圧を超える電圧が印加される。ダイオード301がブレイクダウンすることで、抵抗303には電流が流れる。さらに、内部電源配線15の電圧は抵抗303の許容電力を超える値まで上昇するため、抵抗303は断線する。抵抗303が断線することで信号配線312の電圧はプルアップ抵抗302によって、電源電圧の5Vになる。
信号配線312が電源電圧の5Vに上昇することで、N型トランジスタ308はオン状態となる。プルアップ抵抗307の抵抗値に対してN型トランジスタ308のオン抵抗は十分小さいように設計されているので、信号配線18の電圧を0V付近まで引き下げる。
信号配線18の電圧が0V付近になるとN型トランジスタ403とP型トランジスタ404はオフ状態になり信号配線415はオペアンプ402の出力配線414から切り離され、P型トランジスタ405がオン状態になるため、信号配線415は電源電圧5Vに固定される。
信号配線415が電源電圧5Vになるため、P型トランジスタ406はオフ状態に、N型トランジスタ407はオン状態となり、内部センサ出力配線16及びセンサ出力配線5の電圧は0Vに固定される。
通常動作時はセンサ出力配線16が0Vにならないように設計することで、センサ出力が0Vになった場合は異常があったとECU1が検知することができる。
さらに抵抗303が断線するため、不良品の解析も抵抗303の状態を外観で検査することでサージが原因かどうか特定することができる。配線の除去などの加工を行わなくても外観観察可能なように、抵抗303の上部には配線や素子を置かないようにレイアウトを行う。
また、サージ破壊耐圧を超えた場合でも、センサ出力配線5を駆動するP型トランジスタ406、N型トランジスタ407が破壊されて正常動作がしなくなるか、電源配線4、内部電源配線15、グラウンド配線6、内部グラウンド配線17、センサ出力配線5、内部センサ出力配線16が断線するか、サージ検知記録回路12の構成素子プルアップ抵抗302及びN型トランジスタ308が破壊されない限りは、センサ出力配線5は0Vに固定される。さらに、電源配線やセンサ出力配線、グラウンド配線の断線は一般的な断線検知機能で別途検知することが可能である。
また、センサ出力配線5を駆動するP型トランジスタ406、N型トランジスタ407が破壊した場合には、特定の信号パタンを出力する診断機能を搭載しておくことで別途検知することが可能である。
また、サージ検知記録回路12の構成素子については、抵抗303が断線しているため抵抗302には電流パスがなく他の回路を構成する素子に比べて破壊耐圧は非常に高い、またN型トランジスタ308も保護抵抗309及びプルアップ抵抗307によって電流及び各端子間の電圧変動を抑制することで他の構成素子より破壊耐圧を十分に高めることができる。
例えば配線の断線電圧よりもサージ検知記録回路12の破壊耐圧を高くすることで、サージ検知記録回路が破壊して検知ができなくなる状況は回避できる。
センサ出力配線5にサージ検知電圧を超えるサージが印加された場合は、内部センサ出力配線16の電圧は内部ダイオード304がブレイクダウンし、さらに抵抗306に許容電力を超える値まで上昇する。抵抗306は断線し、信号配線313の電圧はプルアップ抵抗305によって電源電圧5Vになり、N型トランジスタ310はオン状態になるため、信号配線18は0V付近になる。その後の動作は電源配線4にサージ検知電圧を超えるサージが印加された場合と同じである。
電源配線4とセンサ出力配線5のサージ検知電圧は異なる電圧値でも構わない。サージ検知電圧は、ダイオード310、304のブレイクダウン電圧と、抵抗303及び305の許容電力を変更することで調整が可能である。抵抗303及び305の許容電力は抵抗を構成する素子や抵抗値、抵抗の面積を変更することで変更可能である。ダイオードのブレイクダウン電圧はダイオードを構成する素子の変更やダイオードを複数直列に接続することで変更が可能である。電源配線4及びセンサ出力配線5にグラウンド電圧に対して負の電圧のサージが印加された場合は、ダイオード301の順方向電流特性と抵抗303の許容電離力、ダイオード304の順方向電流特性と抵抗306の許容電力で負側のサージ検知電圧が決定される。
また、抵抗306の許容電力を調整することで、逆接状態が発生したことを検知することも可能である。逆接状態とは、電源配線4にグラウンド電圧が、グラウンド配線6に電源電圧が印加された状態のことである。逆接状態になると半導体装置では、寄生ダイオードが順方向にバイアスされることで大電流が流れ破壊に至る可能がある。逆接状態になると、ダイオード301は順方向にバイアスされるので、抵抗303には電流が流れる。この電流で断線する程度に抵抗303の許容電力を調整しておけば、逆接状態が発生したことを判別することができる。
上述のとおり、本実施例では、サージ検知記憶回路12により、耐サージ規格電圧を超えるサージ電圧が印加された場合を認識、記憶することが出来る。
[第2実施例]
図7に第2の実施例を示す。第1実施例との違いはセンサ出力がアナログ出力ではなくデジタル出力になっている点である。サージ検知回路12の出力信号配線18は処理回路702に入力され、処理回路702は、信号配線18のハイもしくはロウの状態に応じてデジタル信号の診断用のデータ内容を変更し、出力回路703に送るデータパタンを変更する。図8に出力回路703の構成を示す。オペアンプがなく、処理回路の出力信号配線19の信号をバッファしてセンサ出力配線5に出力する。
[第3実施例]
図9に第3の実施例を示す。第2実施例に対してサージ検知記録回路12とサージ検知電圧が異なるサージ検知記録回路902を持つことで、印加されたサージの大きさを判別することができる。処理903はサージ検知回路12と902からの信号に応じて異なるデータパタンを出力回路703に信号配線19を通じて出力する。本実施例ではサージ検知記録回路は2つだが、サージ検知電圧が異なる検知回路を増やすことで、より細かくサージの大きさを判別することが可能になる。
[第4実施例]
図10に第4の実施例を示す。第2実施例とサージ検知回路の構成が異なる。また、簡単のためセンサ出力のサージ検知がない場合を示す。
サージ検知回路1002の構成を図11に示す。ダイオード1101はダイオード301と同じダイオード、抵抗1103は抵抗303と同じダイオード、抵抗1102は抵抗302と同じ抵抗であり、P型トランジスタ1105はソースと基板電極を内部電源配線15に、ドレイン電極をダイオード1101のカソード及び抵抗1102の一方の端子に、ゲート電極を信号配線1004に接続されている。
電源配線4にサージ検知電圧を超えるサージが印加されると、第1実施例と同様にダイオード301がブレイクダウンし抵抗303に許容電力を超える電圧が印加されることで、抵抗303は断線し、信号配線312の電圧は抵抗302によって電源電圧にプルアップされる。
一方で、ダイオード1101のブレイクダウン電圧はダイオード301と同じであり、抵抗1103の許容電力も抵抗303と同じであるが、P型トランジスタ1105がオフ状態のため抵抗303が断線しても、抵抗1103は断線しない。しかし、一度サージ検知電圧を超えるサージが印加され、抵抗303が断線すると信号配線312の電圧は電源電圧になりN型トランジスタ308がオン状態となるため信号配線1004の電圧は0Vに下がる。
信号配線1004の電圧が0Vに下がるとP型トランジスタ1105はオン状態となる。P型トランジスタ1105がオン状態となっているため、再度サージ検知電圧を超えるサージが電源配線4に印加されると、ダイオード1101はブレイクダウンし、抵抗1103には許容電力を超える電圧が印加されるため抵抗1103は断線する。抵抗1103が断線すると、信号配線1104は抵抗1102によって電源電圧にプルアップされN型トランジスタ1107はオン状態になり、信号配線1005の電圧は0Vに低下する。
このように本実施例では、サージ検知電圧を超えるサージの印加回数によって信号配線1004と1005の状態が変化する。一度だけサージ検知電圧を超えるサージが印加された場合は、信号配線1004の電圧は0V、信号配線1005の電圧は電源電圧となる。次に再度サージ検知電圧を超えるサージが印加された場合は、信号配線1004の電圧は0V、信号配線1005の電圧も0Vとなる。信号配線1004と信号配線1005の状態に応じて処理回路1003は出力回路703に送る信号パタンを変更することで、外部ECUは圧力センサ1001にサージ検知電圧を超えるサージが1度印加されたのか、2度印加されたのかを知ることができる。
また、同じように信号配線1005の状態によってサージが印加されるかどうかを制御される素子を追加すればカウント数を増やすことができる。これにより電圧レベルだけでなく、サージの印加回数によっても異常かどうかの判定を行うことができる。
上述した各実施例では、電圧を例に示したが、当然ながら電流を検知する構成としても良い。
1・・・ECU(エレクトロニックコントロールユニット)
2・・・ブレーキ圧センサ
3・・・ブレーキ制御装置
4・・・電源配線
5・・・ブレーキ圧センサ出力信号配線
6・・・グラウンド配線
7・・・ブレーキ制御装置の制御信号配線
10・・・センサエレメント
11・・・信号処理回路
12・・・サージ検知記憶回路
13・・・出力回路
14・・・保護回路
15・・・内部電源配線
16・・・内部センサ出力配線
17・・・内部グラウンド配線
18、19・・・信号配線
19・・・オペアンプ
301、304・・・ダイオード
302、303、305、306、307、309、311・・・抵抗
308、310・・・N型トランジスタ
312、313・・・信号配線
401・・・インバータ回路
402・・・オペアンプ回路
403、406・・・P型トランジスタ
403、407・・・N型トランジスタ
408、409・・・抵抗
413、414、415、416・・・信号配線
701・・・ブレーキ圧センサ
702・・・信号処理回路
703・・・出力回路
801、803・・・P型トランジスタ
802、804・・・N型トランジスタ
901・・・ブレーキ圧センサ
902・・・サージ検知記録回路
903・・・信号処理回路
904・・・信号配線
1001・・・ブレーキ圧センサ
1002・・・サージ検知記録回路
1003・・・信号処理回路
1004、1005・・・信号配線
1101・・・ダイオード
1102、1103、1106、1108・・・抵抗
1105・・・P型トランジスタ
1107・・・N型トランジスタ

Claims (9)

  1. 外部と接続する端子と、
    前記端子を介して供給される電圧或いは電流により駆動する駆動回路と、
    前記端子と前記駆動回路との電気的経路の間に設けられる保護回路と、を備え、
    該保護回路及び前記駆動回路は、前記端子から規定値以下の電圧或いは電流が印加されても通常動作をすることを保障されており、また前記規定値よりも大きい電圧或いは電流が印加されても破壊されない耐性値を有し、
    前記端子に所定値以上の電圧或いは電流が印加されたことを検出する検出回路を有し、該所定値は、前記規定値より大きく前記耐性値よりも小さい半導体装置。
  2. 前記外部と接続する端子に信号を出力する出力回路を有し、
    前記検出回路は前記所定値以上の電圧或いは電流が前記端子に印加されたことを検出すると、状態が変化する制御信号を前記出力回路に出力し、
    前記出力回路は、前記制御信号に基づき前記端子に出力する信号が変化する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記検出回路は、前記所定値以上の電圧または電流が前記端子に印加されたことを検出したことを、外部から電源が供給されなくなっても記録が消えない不揮発な方法記録する請求項1に記載の半導体装置
  4. 前記検出回路は、記録の内容が外観からわかる方法である請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記検出回路は、前記所定値以上の電圧でブレイクダウンするダイオードと、前記ダイオードのアノード側に接続され、前記ダイオードがブレイクダウンすると断線する抵抗と、を備える請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. センサの信号を処理する信号処理回路と、
    前記信号処理回路の出力信号に対応した信号を前記外部端子に出力する出力回路と、を有し、
    前記検出回路は、前記所定値以上の電圧または電流が前記端子に印加されたことを検出すると、状態が変化する制御信号を前記信号処理回路に出力し、
    前記信号処理回路は、前記制御信号に基づき前記出力回路への入力信号を変化させることを特徴とする半導体装置。
  7. 前記検出回路を複数有し、
    各検出回路が検出する前記所定値の値がそれぞれで異なることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の半導体装置。
  8. 前記検出回路は、
    前記所定値でブレイクダウンする第一のダイオードと、
    前記第一のダイオードのアノード側で接続される第一の抵抗と、
    前記第一のダイオードと前記第一の抵抗の間にゲートが接続される第一のN型トランジスタと、
    前記所定値でブレイクダウンする第二のダイオードと、
    前記第二のダイオードのアノード側で接続される第二の抵抗と、
    前記第二のダイオードと前記第二の抵抗の間にゲートが接続される第二のN型トランジスタと、
    前記第二のダイオードのカソード側にドレインが接続され、前記第一のN型トランジスタのドレインとソースが接続されるP型トランジスタと、を備える請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記第一の抵抗が断線した場合、前記第一のN型トランジスタがオン状態となり、前記P型トランジスタがOFF状態からON状態となる請求項8に記載の半導体装置。
JP2017045604A 2017-03-10 2017-03-10 半導体装置 Expired - Fee Related JP6681357B2 (ja)

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