JP2018151517A - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体の回転周期に同期した過電流が発生しているかを判定することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置(カラープリンタ1)は、回転可能な感光体(感光体ドラム51)と、感光体を帯電する帯電器52と、帯電器52での過電流を検出する過電流検出部(過電流検出回路200)と、制御部100を備える。制御部100は、過電流検出部から出力された過電流検出信号を取得する取得処理と、取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、感光体の一回転に相当する第1周期で発生する過電流の検出回数をカウントする第1カウント処理と、第1カウント処理でカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値以上であるか否かを判定する第1判定処理を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、感光体を帯電させる帯電器を備えた画像形成装置および制御方法に関する。
感光体を帯電させる帯電器において、帯電器から感光体に過電流が流れる場合がある。過電流が流れると、感光体が劣化する可能性があるため、過電流を検出する必要がある。従来、過電流を検出するための検出回路を備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−197969号公報
ところで、過電流が実際に発生したか否かの判定方法としては、ノイズなどの影響を考慮して、検出回路によって過電流を比較的短い時間、例えば感光体が一回転するのに要する時間よりも短い時間で複数回検出した場合に、過電流が発生したと判定する方法が考えられる。しかしながら、過電流の原因としては、感光体の表面の部分的な劣化や異物の部分的な付着などにより、感光体の特定の場所に対して、感光体の回転に同期した過電流が発生する場合がある。この場合、上述した判定方法では、過電流が発生したと判定することができないという問題がある。
そこで、本発明は、感光体の回転周期に同期した過電流が発生しているかを判定することができる画像形成装置および制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、回転可能な感光体と、前記感光体を帯電する帯電器と、前記帯電器での過電流を検出する過電流検出部と、制御部と、を備える。
前記制御部は、前記過電流検出部から出力された過電流検出信号を取得する取得処理と、前記取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、前記感光体の一回転に相当する第1周期で発生する過電流の検出回数をカウントする第1カウント処理と、前記第1カウント処理でカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値以上であるか否かを判定する第1判定処理と、を実行する。
また、本発明に係る制御方法は、回転可能な感光体と、前記感光体を帯電する帯電器と、前記帯電器での過電流を検出する過電流検出部と、制御部と、を備えた画像形成装置における前記制御部による制御方法である。
前記制御方法は、前記過電流検出部から出力された過電流検出信号を取得する取得処理を実行する工程と、前記取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、前記感光体の一回転に相当する第1周期で発生する過電流の検出回数をカウントする第1カウント処理を実行する工程と、前記第1カウント処理でカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値以上であるか否かを判定する第1判定処理を実行する工程と、を備える。
前述した画像形成装置および制御方法によれば、感光体の一回転に相当する第1周期で発生する過電流の検出回数が第1閾値以上であるか否かを判定することで、感光体の回転周期に同期した周期的な過電流が発生しているかを判定することができる。
本発明によれば、感光体の回転周期に同期した過電流が発生しているかを判定することができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタを示す断面図である。 帯電器周りの回路構成を示す図である。 過電流検出回路の構成を示す図である。 長周期異常判定処理を示すフローチャートである。 短周期異常判定処理を示すフローチャートである。 制御部の動作の一例を示す図(a)〜(e)である。 本発明の第1変形例に係る長周期異常判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2変形例に係る長周期異常判定処理を示すフローチャートである。 終了判定処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を説明した後、本発明の特徴部分について説明する。
また、以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10と、アッパーカバー11と、用紙Sを供給する給紙部20と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Sを排出する排紙部90とを主に備えている。
アッパーカバー11は、本体筐体10の上部に設けられ、後側の回動軸12を中心として前側が本体筐体10に対し上下に回動することで、本体筐体10の上面に形成された開口10Aを開閉する。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Sを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを主に備えている。給紙トレイ21内の用紙Sは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを主に備えて構成されている。
LEDユニット40は、アッパーカバー11に保持部14を介して揺動可能に支持されており、アッパーカバー11を閉じた状態において感光体ドラム51の上方に対向して配置される。このLEDユニット40は、画像データに基づいて先端の発光部(LED)が明滅することで、帯電後の感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスユニット50は、アッパーカバー11と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って並列配置されており、アッパーカバー11を開いたときに露出する本体筐体10の開口10Aを通して、本体筐体10に対し略上下方向に着脱可能となっている。
プロセスユニット50は、感光体の一例としての感光体ドラム51と、帯電器の一例としてのスコロトロン方式の帯電器52と、現像ローラ53と、供給ローラ54と、層厚規制ブレード55と、トナーを収容するトナー収容部56と、クリーニングローラ57とを主に備えている。
プロセスユニット50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Sの搬送方向上流からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51や帯電器52などを特定する場合には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応させて、K、Y、M、Cの記号を付することとする。
感光体ドラム51は、導電性を有する円筒状のドラム本体と、ドラム本体の外周面に形成される感光層とを有している。感光体ドラム51は、本体筐体10に対して回転可能となっている。
帯電器52は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、ワイヤ521と、グリッド電極522とを主に備えている。この帯電器52は、ワイヤ521にワイヤ電圧が印加されることでコロナ放電を発生させ、対応する感光体ドラム51の表面を帯電させる。
現像ローラ53は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、表面にトナーを担持している。
クリーニングローラ57は、各感光体ドラム51に対応して設けられており、感光体ドラム51に接触して感光体ドラム51上の異物(紙粉やトナー等)を除去している。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスユニット50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット80は、プロセスユニット50および転写ユニット70の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、LEDユニット40により露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ54を介して現像ローラ53に供給され、現像ローラ53と層厚規制ブレード55との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ53上に担持される。
そして、現像ローラ53上に担持されたトナーが感光体ドラム51の露光部分に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部20から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と搬送ベルト73(転写ローラ74)の間を搬送されることで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80から搬出された用紙Sを案内するための排紙経路91と、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙Sは、搬送ローラ92によって排紙経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13上に載置される。
図2に示すように、カラープリンタ1は、制御部100と、過電流検出部の一例としての過電流検出回路200とを備えている。
各帯電器52のワイヤ521には、高圧電源部16が接続されている。高圧電源部16は、ワイヤ521に高圧のワイヤ電圧を印加する回路である。なお、図2においては、便宜上、高圧電源部16を簡略化して図示している。高圧電源部16は、抵抗R1を介して接地されている。また、抵抗R1には、コンデンサC1が並列接続されている。
過電流検出回路200は、複数の帯電器52のそれぞれに対して1つずつ設けられている。過電流検出回路200は、高圧電源部16と抵抗R1とを繋ぐ配線の第1接続点P1と、制御部100とに接続されている。過電流検出回路200は、対応する帯電器52において過電流が発生したことを検出する。
ワイヤ521に高圧のワイヤ電圧を印加すると、ワイヤ521とグリッド電極522との間にコロナ放電が発生し、感光体ドラム51が帯電する。感光体ドラム51の電位は、グリッド電極522の電位によって決定されている。なお、コロナ放電が発生すると、グリッド電極522には、電流(以下、「グリッド電流」ともいう。)が流れる。
各帯電器52のグリッド電極522は、直列接続された第1抵抗17および第2抵抗18を介して接地されている。グリッド電極522の電位は、グリッド電流と、第1抵抗17および第2抵抗18の抵抗値によって決定される。
第1抵抗17と第2抵抗18とを繋ぐ配線と、制御部100とは、第2接続点P2で接続されている。制御部100は、第2接続点P2における電位から、各グリッド電極522K,522Y,522M,522Cに流れる各グリッド電流を検出する。
図3に示すように、過電流検出回路200は、複数の抵抗201〜204、ツェナーダイオード205、トランジスタ206などで構成されている。
第3接続点P3は、抵抗203と抵抗204との間に設けられ、制御部100に接続されている。トランジスタ206のベースにベース電流が流れず、コレクタ・エミッタ間が非導通状態の場合は、第3接続点P3の電位は、プルダウン抵抗である抵抗204により0Vに近くなり、過電流検出回路200の出力はロー状態となる。
帯電器52で異常放電が発生した場合、異常放電に伴って帯電器52に過電流が流れ、過電流に対応した電圧が、第1接続点P1に発生する。第1接続点P1に発生した電圧は、ツェナーダイオード205のアノードに印加され、ツェナー電圧を越えるとトランジスタ206のベース抵抗である抵抗201を介してベース電流が流れる。トランジスタ206にベース電流が流れて、コレクタ・エミッタ間が導通状態の場合は、第3接続点P3の電位が電源電圧と略同じ3.3Vとなり、過電流検出回路200の出力はハイ状態となる。以下の説明では、ハイ状態の出力信号を過電流検出信号とも称し、前述したロー状態の出力信号を正常信号とも称する。
制御部100は、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ、ASICおよび入出力回路などを備えており、外部のコンピュータから出力されてくる印字指令と、第2接続点P2や過電流検出回路200から出力されてくる信号と、ROM等に記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。制御部100は、取得処理と、第1カウント処理と、第1判定処理と、第2カウント処理と、第2判定処理と、報知処理と、を実行可能となっている。言い換えると、制御部100は、プログラムに基づいて動作することで、前述した各処理を実行する手段として機能している。また、制御部100による制御方法は、前述した各処理を実行する工程を備えている。なお、制御部100は、各処理において感光体ドラム51などを回転させている。
取得処理は、過電流検出回路200から出力された過電流検出信号を取得する処理である。具体的に、制御部100は、取得処理において、過電流検出回路200から出力された信号(過電流検出信号または正常信号)を所定のサンプリング周期Tsで検出している。ここで、サンプリング周期Tsは、後述する感光体ドラム51の一回転に相当する第1周期T1よりも短い周期である。本実施形態では、サンプリング周期Tsを、第1周期T1の1/10の周期とするが、本発明はこれに限定されず、第1周期T1よりも短い周期であればどのような長さの周期であってもよい。
第1カウント処理は、取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、感光体ドラム51の一回転に相当する第1周期T1で発生する異常放電の検出回数をカウントする処理である。第1周期T1は、例えば感光体ドラム51が一回転するのに要する時間T2と同じ期間であってもよいが、本実施形態では、第1周期T1を、感光体ドラム51が一回転するのに要する時間T2に範囲αを持たせた期間T2±αとする。なお、範囲αを持たせる理由は、以下の通りである。
感光体ドラム51の感光層の所定の部位に傷がつき、ドラム本体が露出するなどした場合に、当該所定の部位が帯電器52に対向した際に、帯電器52から異常放電が発生する場合がある。異常放電の一例としては、ワイヤ521とグリッド電極522、あるいは感光体ドラム51との間の火花放電などがある。このような感光体ドラム51の傷などに起因した異常放電は、所定の部位が帯電器52のワイヤ521に感光体ドラム51の径方向で対向する所定位置に到達するたびに、つまり感光体ドラム51が一回転するたびに発生する周期的な異常放電となる。そして、このような周期的な異常放電は、所定の部位が、ワイヤ521に対向する所定位置に位置するときの他、所定位置に近い位置、つまり所定位置から感光体ドラム51の回転方向上流側または下流側にずれた位置に位置するときにも生じる可能性がある。そのため、本実施形態では、T1=T2±αとしている。
第1カウント処理において、制御部100は、異常放電に伴う過電流が発生した感光体ドラム51の所定部位に対応した周期電流カウンタCを設定し、周期電流カウンタCをカウントアップする。周期電流カウンタCの設定方法は、後で詳述する。そして、制御部100は、感光体ドラム51の様々な部位に対して周期電流カウンタCをそれぞれ設定し、各周期電流カウンタCでカウントを行うことで、前述したような範囲αを含んだ第1周期T1で発生する過電流の検出回数をカウントしている。より具体的には、制御部100は、所定部位に対応した周期電流カウンタCのカウント数と、所定部位の下流側の部位に対応した周期電流カウンタCX−1のカウント数と、所定部位の上流側の部位に対応した周期電流カウンタCX+1のカウント数とを合算することで、第1周期T1で発生する過電流の検出回数をカウントする。なお、以下の説明では、第1周期T1で発生する過電流の検出回数を、第1検出回数とも称する。
第1判定処理は、第1カウント処理でカウントした第1検出回数が、2以上の第1閾値N1以上であるか否かを判定する処理である。ここで、第1検出回数は、前述したようにC+CX−1+CX+1である。詳しくは、制御部100は、既に設定されている周期電流カウンタCが複数ある場合には、それぞれの周期電流カウンタCに対して第1判定処理を実行する。例えば、番号「0,6」に対応する周期電流カウンタC,Cが既に設定されている場合には、制御部100は、C+C+Cを第1閾値N1と比較するとともに、C+C+Cを第1閾値N1と比較する。なお、周期電流カウンタCX−1,CX+1が設定されていない場合には、制御部100は、周期電流カウンタCX−1,CX+1のカウント数を0として周期電流カウンタCのカウント数に加算する。
なお、第1閾値N1は、実験やシミュレーションなどによって適宜設定すればよいが、例えば、以下の式(1)を満たすように設定することができる。
M>N1>M/2 ・・・(1)
M:感光体ドラム51の所定部位について第1カウント処理を開始してから、所定部位についての第1カウント処理を終了するまでの感光体ドラム51の最大回転回数
なお、本実施形態において、第1カウント処理の開始時は、周期電流カウンタCを設定したときに対応し、第1カウント処理の終了時は、周期電流カウンタCを削除したときに対応する。最大回転回数Mと第1閾値N1は、実験やシミュレーションなどによって適宜設定すればよい。なお、本実施形態では、M=5、N1=3に設定することとする。つまり、第1判定処理では、感光体ドラム51が5回転する間に、第1周期T1で発生する過電流が3回検出されたか否かを判定している。
第2カウント処理は、取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、第1周期T1より短い期間T3で発生する過電流の検出回数である第2検出回数をカウントする処理である。具体的に、制御部100は、第2カウント処理において、第2検出回数をカウントするための電流カウンタCdを設定し、電流カウンタCdをカウントアップする。電流カウンタCdの設定方法は、後で詳述する。
第2判定処理は、第2カウント処理でカウントした第2検出回数が、2以上の第2閾値N2以上であるか否かを判定する処理である。なお、第2閾値N2は、実験やシミュレーションなどによって適宜設定すればよいが、本実施形態では、N2=3に設定することとする。つまり、第2判定処理では、第1周期T1より短い期間T3で発生する過電流が、感光体ドラム51が1回転するのに要する時間を空けることなく、連続して3回検出されたか否かを判定している。
報知処理は、第1判定処理において第1検出回数が第1閾値N1以上であると判定された場合、または、第2判定処理において第2検出回数が第2閾値N2以上であると判定された場合に実行される処理である。報知処理において、制御部100は、報知装置によって異常を示す情報を報知する。ここで、報知装置は、カラープリンタ1に設けられる表示パネルやランプやブザーなどであってもよいし、カラープリンタ1に無線または有線で接続されたコンピュータなどの外部装置であってもよい。
なお、異常を示す情報は、例えば、ワイヤ521の清掃の指示であってもよいし、感光体ドラム51の交換の指示であってもよい。また、報知処理において、制御部100は、例えば、印字制御を中止してもよいし、帯電器52のワイヤ521に印加する電圧を低下させてもよい。
次に、制御部100の動作について詳細に説明する。制御部100は、用紙Sに画像を形成する印字制御を実行している間、図4および図5に示す処理を並行して繰り返し実行している。ここで、図4の処理は、周期的な異常放電に伴う過電流を異常と判定する長周期異常判定処理であり、図5の処理は、第1周期T1よりも短い期間T3で発生する短周期的な異常放電に伴う過電流を異常と判定する短周期異常判定処理である。なお、制御部100は、図4および図5に示す処理を色ごとに実行する。
図4に示すように、制御部100は、長周期異常判定処理において、まず、過電流検出回路200から過電流検出信号および正常信号のうちいずれかの信号を取得する(S1)。ステップS1の後、制御部100は、感光体ドラム51の表面の各位置に対して任意の番号「0〜9」を割り当てるためのドラム位置カウントを実行する(S2)。詳しくは、ステップS2において、制御部100は、ステップS1で取得した信号に対して「0〜9」のいずれかの番号を割り当てる。より詳しくは、制御部100は、ステップS2の処理を最初に実行する場合には、ステップS1で最初に取得した信号に対して「0」を割り当て、2回目にステップS2の処理を実行する場合には、ステップS1で2回目に取得した信号に対して「1」を割り当てる。3回目以降のステップS2でも同様の処理を行うことで、3回目以降の信号に対して、3→4→5→6→7→8→9→0→・・・といった順で順次番号を割り当てる。これにより、図6(a)に示すように、感光体ドラム51の表面の各位置に対して番号「0〜9」を割り当てることができ、各位置での異常放電の発生状態を把握することが可能となっている。
なお、本実施形態では、サンプリング周期Tsを前述したように第1周期T1の1/10の周期としたため、番号を「0〜9」に設定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、サンプリング周期Ts、つまり制御サイクルを、第1周期T1の1/20に設定した場合には、番号を「0〜19」に設定すればよい。
ステップS2の後、制御部100は、過電流検出信号があったか否か、つまりステップS1で取得した信号が過電流検出信号であったか否かを判定する(S3)。ステップS3において過電流検出信号があったと判定した場合には(Yes)、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCがまだ設定されていないか否かを判定する(S4)。
ステップS4において周期電流カウンタCが設定されていないと判定した場合には(Yes)、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCを設定する(S5)。詳しくは、例えばステップS2において番号「0」を割り当てた場合には、制御部100は、番号「0」の位置に対応した周期電流カウンタCを設定する。
ここで、周期電流カウンタCの設定は、メモリのうち空いている記憶領域に周期電流カウンタCを書き込むことで行われる。なお、以下の説明では、周期電流カウンタCが書き込まれる記憶領域を第1メモリ領域とも称する。また、ステップS5において現在位置の周期電流カウンタCを設定した場合には、制御部100は、周期電流カウンタCを設定した時刻である設定時刻txを、周期電流カウンタCに関連付けて第1メモリ領域に記憶させる。
ステップS5の後、または、ステップS4において周期電流カウンタCが既に設定されていると判定した場合には(No)、制御部100は、周期電流カウンタCをカウントアップする(S6)。ステップS6の後、制御部100は、第1検出回数、つまりC+CX−1+CX+1が第1閾値N1以上であるか否かを判定する(S7)。
ステップS7において第1検出回数が第1閾値N1以上であると判定すると(Yes)、制御部100は、報知処理を実行して異常を報知する(S8)。また、ステップS8において、制御部100は、周期電流カウンタCを削除する。ステップS7において第1検出回数が第1閾値N1以上でないと判定すると(No)、制御部100は、そのまま本処理を終了する。
ステップS3において過電流検出信号がなかったと判定した場合には(No)、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCが既に設定されているか否かを判定する(S9)。ステップS9において現在位置の周期電流カウンタCが設定されていると判定した場合には(Yes)、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCの設定時刻txから第1時間T11が経過したか否かを判定する(S10)。ここで、第1時間T11としては、例えば感光体ドラム51がM回転するのに要する時間などに設定することができる。なお、この「M」は、上述した式(1)の「M」と同じ値である。
ステップS10において設定時刻txから第1時間T11が経過したと判定した場合には(Yes)、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCを第1メモリ領域から削除して(S11)、本処理を終了する。また、ステップS9,S10においてNoと判定した場合は、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCを削除することなく、本処理を終了する。
図5に示すように、制御部100は、短周期異常判定処理において、まず、過電流検出回路200から過電流検出信号および正常信号のうちいずれかの信号を取得する(S21)。ステップS21の後、制御部100は、過電流検出信号があったか否か、つまりステップS1で取得した信号が過電流検出信号であったか否かを判定する(S22)。
ステップS22において過電流検出信号があったと判定した場合には(Yes)、制御部100は、電流カウンタCdがまだ設定されていないか否かを判定する(S23)。ステップS23において電流カウンタCdが設定されていないと判定した場合には(Yes)、制御部100は、電流カウンタCdを設定する(S24)。
ここで、電流カウンタCdの設定は、メモリのうち空いている記憶領域に電流カウンタCdを書き込むことで行われる。なお、以下の説明では、電流カウンタCdが書き込まれる記憶領域を第2メモリ領域とも称する。
ステップS24の後、または、ステップS23において電流カウンタCdが既に設定されていると判定した場合には(No)、制御部100は、電流カウンタCdをカウントアップする(S25)。なお、ステップS25において電流カウンタCdをカウントアップした場合には、制御部100は、電流カウンタCdをカウントアップした時刻を基準時刻tdxとして、電流カウンタCdに関連付けて第2メモリ領域に記憶させる。詳しくは、制御部100は、電流カウンタCdを0から1にカウントアップすると、そのときの時刻を基準時刻td1として第2メモリ領域に記憶させ、電流カウンタCdを1から2にカウントアップすると、そのときの時刻を基準時刻td2として第2メモリ領域に記憶させる。
ステップS25の後、制御部100は、第2検出回数、つまり電流カウンタCdが第2閾値N2以上であるか否かを判定する(S26)。ステップS26において第2検出回数が第2閾値N2以上であると判定すると(Yes)、制御部100は、報知処理を実行して異常を報知する(S27)。また、ステップS27において、制御部100は、電流カウンタCdを削除する。ステップS26において第2検出回数が第2閾値N2以上でないと判定すると(No)、制御部100は、そのまま本処理を終了する。
ステップS22において過電流検出信号がなかったと判定した場合には(No)、制御部100は、電流カウンタCdが既に設定されているか否かを判定する(S28)。ステップS28において電流カウンタCdが設定されていると判定した場合には(Yes)、制御部100は、電流カウンタCdを前回カウントアップした時刻、つまり基準時刻tdxから第2時間T12が経過したか否かを判定する(S29)。
ここで、第2時間T12は、感光体ドラム51が一回転するのに要する時間T2以下の時間に設定することができる。なお、本実施形態では、第2時間T12を、時間T2に設定することとする。つまり、ステップS29では、異常放電が発生してから感光体ドラム51が一回転したか否かを判定している。
ステップS29において基準時刻tdxから第2時間T12が経過したと判定した場合には(Yes)、制御部100は、電流カウンタCdを第2メモリ領域から削除して(S30)、本処理を終了する。また、ステップS28,S29においてNoと判定した場合は、制御部100は、電流カウンタCdを削除することなく、本処理を終了する。
次に、制御部100の制御の一例について図6を参照して説明する。なお、制御部100は、印字制御を開始すると、図4および図5に示す処理を繰り返し実行する。
印字制御中において、帯電器52から異常放電が1度も発生していない場合には、制御部100は、図4のステップS1〜S3,S9:Noの処理を繰り返し行うことで、感光体ドラム51の表面の各位置に対して番号「0〜9」を割り当てる(図6(a)など参照)。
そして、図6(a)に示すように、感光体ドラム51の表面のうち番号「0」が割り当てられた部位がワイヤ521に対向しているときに帯電器52から異常放電が発生した場合には、制御部100は、図4のステップS1〜S6の処理を順次実行することで、現在位置「0」に対応した周期電流カウンタCを第1メモリ領域に記憶させる。詳しくは、制御部100は、カウント数が1となった周期電流カウンタCを記憶させるとともに、周期電流カウンタCの設定時刻t0を記憶させる。また、制御部100は、図5のステップS21〜S25の処理を順次実行することで、第2メモリ領域に、カウント数が1となった電流カウンタCdを記憶させるとともに、カウント数を0から1に上げたときの時刻である基準時刻td1を記憶させる。
図6(b)に示すように、異常放電が発生してから感光体ドラム51が一回転する前、詳しくは番号「6」が割り当てられた部位がワイヤ521に対向しているときに2回目の異常放電が発生した場合には、制御部100は、現在位置「6」に対応した周期電流カウンタCを、カウント数「1」・設定時刻t6とともに第1メモリ領域に記憶させる。また、制御部100は、電流カウンタCdを1から2にカウントアップし、そのカウント数「2」と今回カウントアップした時刻である基準時刻td2を第2メモリ領域に上書きする。
図6(c)に示すように、2回目の異常放電が発生してから感光体ドラム51が一回転するまでの間に異常放電が発生しない場合には、制御部100は、図5のステップS29でYesと判定して、電流カウンタCdを削除する。なお、図6(b)の状態から感光体ドラム51が一回転するまでの間に異常放電が発生した場合には、制御部100は、図5のステップS22〜S27の順に処理を実行することで、異常を報知する。
図6(d)に示すように、例えば図6(c)の状態から感光体ドラム51が一回転する前において、番号「0」が割り当てられた部位がワイヤ521に対向する所定位置をわずかに通り過ぎたところで、当該部位に対して3回目の異常放電が発生した場合には、制御部100は、現在位置「1」に対応した周期電流カウンタCを、カウント数「1」・設定時刻t1とともに第1メモリ領域に記憶させる。また、制御部100は、新たに電流カウンタCdを設定し、この電流カウンタCdを、カウント数「1」・基準時刻td1とともに第2記憶領域に記憶させる。
図6(e)に示すように、その後、感光体ドラム51が一回転する前において、番号「0」が割り当てられた部位がワイヤ521に対向する所定位置のわずか手前の位置に位置するときに、当該部位に対して4回目の異常放電が発生した場合には、制御部100は、現在位置「9」に対応した周期電流カウンタCを、カウント数「1」・設定時刻t9とともに第1メモリ領域に記憶させる。これにより、感光体ドラム51の各部位のうち隣接する3つの部位、つまり番号「9〜1」が割り当てられた部位に対応した各周期電流カウンタC〜Cの合計カウント数が3になるので、制御部100は、図4のステップS7においてYesと判定し、異常を報知する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
感光体ドラム51の一回転に相当する第1周期T1で発生する異常放電の検出回数が第1閾値N1以上であるか否かを判定することで、感光体ドラム51の回転周期に同期した周期的な異常放電、例えば感光体ドラム51の表面上の傷などに起因した異常放電が発生しているかを判定することができる。
第1周期T1よりも短い間隔で発生する異常放電の検出回数が第2閾値N2以上であるか否かを判定することで、帯電器52に起因した異常放電が発生しているかを判定することができる。
第1カウント処理を開始してから第1カウント処理を終了するまでの感光体ドラム51の最大回転回数Mが、上述した式(1)を満たすように設定されるので、感光体ドラム51の傷などに起因した長周期的な異常放電が断続的に発生していても、異常放電が発生しているかを判定することができる。また、第1閾値N1の下限値をM/2とすることで、周期性をもって高い確率、つまり1/2よりも高い確率で異常放電が発生していることを判定することができる。
第1判定処理において第1検出回数が第1閾値N1以上であると判定した場合に、異常を示す情報を報知するので、感光体ドラム51の傷などに起因した長周期的な異常放電が発生したことによる異常をユーザに報せることができる。
報知処理において例えばワイヤの清掃の指示を報知する場合には、長周期的な異常放電が発生した際に、ユーザにワイヤの清掃を促すことができるので、それ以後の長周期的な異常放電の発生を抑えることができる。
報知処理において例えば感光体ドラム51の交換の指示を報知する場合には、長周期的な異常放電が発生した際に、ユーザに感光体ドラム51の交換を促すことができるので、それ以後の長周期的な異常放電の発生を抑えることができる。
報知処理において例えば印字制御を中止する場合には、長周期的な異常放電によって感光体ドラム51が劣化するのを抑えることができる。
報知処理において例えば帯電器52に印加する電圧を低下させる場合には、長周期的な異常放電の発生を抑制しつつ、印字制御を継続することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構成およびステップには同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、現在位置の周期電流カウンタCをカウントアップするための過電流検出信号が、連続して制御部100に入力されなくても、感光体ドラム51が5回転するまでの間であれば、断続的に入力される過電流検出信号に基づいて周期電流カウンタCをカウントアップしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現在位置の周期電流カウンタCをカウントアップするための過電流検出信号が制御部100に連続して入力された場合に限って、周期電流カウンタCをカウントアップしてもよい。言い換えると、制御部100は、第1判定処理において、第1カウント処理で連続してカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値N1以上であるか否かを判定するように構成されていてもよい。
具体的には、制御部100は、例えば図7に示す処理を実行するように構成されていてもよい。ここで、図7に示す処理は、図4に示す処理におけるステップS10の処理を削除した内容となっている。これによれば、現在位置の周期電流カウンタCがステップS5で既に設定されている状況下において、ステップS3において過電流検出信号が入力されていないと判定された場合には(No)、制御部100は、ステップS9でYesと判定した後、現在位置の周期電流カウンタCを削除する(S11)。
つまり、ステップS5で周期電流カウンタCを設定してから、感光体ドラム51が一回転するごとに制御部100に入力される信号が一度でも正常信号である場合には、制御部100は周期電流カウンタCを削除する。言い換えると、制御部100は、周期電流カウンタCが設定されている感光体ドラム51の所定部位についての過電流検出信号が連続して制御部100に入力された場合に限り、カウントアップを実行する。これにより、第1判定処理において、感光体ドラム51に起因した異常放電が連続して発生しているかを判定することができる。
前記実施形態では、カウンタをメモリ領域から削除することで検出回数のリセットを行ったが、本発明はこれに限定されず、メモリ領域に記憶されたカウンタのカウント数の項目を0にすることで検出回数のリセットを行ってもよい。
なお、第1検出回数のリセットのタイミングは、前記実施形態などで説明したタイミングに限定されるものではない。例えば、制御部100は、第1検出回数のカウントを行わなかった回数が、第3閾値N3以上であるか否かを判定する終了判定処理を実行し、終了判定処理において第3閾値N3以上であると判定した場合に、第1検出回数をリセットしてもよい。
具体的には、制御部100は、例えば図8および図9に示す処理を実行するように構成されていてもよい。ここで、図8に示す処理は、図4の処理と同様のステップS1〜S9を有するとともに、図4の処理におけるステップS10,S11の代わりに新たなステップS40を有している。
図8に示すように、制御部100は、ステップS9において現在位置の周期電流カウンタCが既に設定されていると判定した場合に(Yes)、終了判定処理を実行する(S40)。図9に示すように、制御部100は、終了判定処理において、まず、現在位置の非検出カウンタCnがまだ設定されていないか否かを判定する(S41)。ここで、非検出カウンタCnは、過電流検出信号が入力されなかった回数をカウントするカウンタであり、感光体ドラム51の表面の各位置に対して設定される。
ステップS41において現在位置の非検出カウンタCnがまだ設定されていないと判定した場合には(Yes)、制御部100は、現在位置の非検出カウンタCnを設定する(S42)。具体的には、図8のステップS2で番号「0」が割り当てられた場合において、入力された信号が正常信号であるときには、制御部100は、番号「0」に対応した非検出カウンタCn0を設定する。
ステップS42の後、または、ステップS41でNoと判定した場合には、制御部100は、現在位置の非検出カウンタCnをカウントアップする(S43)。ステップS43の後、制御部100は、現在位置の非検出カウンタCnが第3閾値N3以上であるか否かを判定する(S44)。
ステップS44においてCn≧N3であると判定した場合には(Yes)、制御部100は、現在位置の周期電流カウンタCおよび非検出カウンタCnを削除して(S45)、本処理を終了する。また、ステップS44においてCn<N3であると判定した場合には(No)、制御部100は、そのまま本処理を終了する。
前記実施形態では、制御部100に過電流検出信号が入力されるたびに周期電流カウンタCをカウントアップすることで周期放電を判定することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御部は、取得処理において過電流検出回路から信号を取得するたびに随時信号をメモリに記憶させ、現在の過電流検出信号と過去の過電流検出信号との関係から周期放電を判定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、スコロトロン方式の帯電器52を例示したが、本発明はこれに限定されず、帯電器は、例えば、コロトロン方式の帯電器であってもよいし、感光体ドラムに接触する帯電ローラなどであってもよい。帯電器が帯電ローラである場合でも、感光層の特定部分に傷がついたり、感光体の表面に導電性の異物が付着した場合などに過電流が流れ、感光体ドラムが劣化する場合がある。
前記実施形態では、過電流検出部としてワイヤ521に電圧を印加する高圧電源部16に接続された過電流検出回路200を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばグリッド電極に繋がった配線に接続される回路を過電流検出回路としてもよい。また例えば、帯電ローラに電圧を印加する高圧電源部に接続された過電流検出回路であってもよい。
前記実施形態では、範囲αを含んだ第1周期T1、つまり期間T2±αで発生する周期的な異常放電の検出回数(C+CX−1+CX+1)を第1閾値N1と比較したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、範囲αを含まない第1周期T1、つまり期間T2で発生する周期的な異常放電の検出回数Cを第1閾値N1と比較してもよい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 カラープリンタ
51 感光体ドラム
52 帯電器
100 制御部
200 過電流検出回路

Claims (11)

  1. 回転可能な感光体と、
    前記感光体を帯電する帯電器と、
    前記帯電器での過電流を検出する過電流検出部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記過電流検出部から出力された過電流検出信号を取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、前記感光体の一回転に相当する第1周期で発生する過電流の検出回数をカウントする第1カウント処理と、
    前記第1カウント処理でカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値以上であるか否かを判定する第1判定処理と、を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記取得処理で取得した前記過電流検出信号に基づいて、第1周期より短い期間で発生する過電流の検出回数である第2検出回数をカウントする第2カウント処理と、
    前記第2カウント処理でカウントした検出回数である第2検出回数が、2以上の第2閾値以上であるか否かを判定する第2判定処理と、を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1判定処理において、前記第1カウント処理で連続してカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1カウント処理を開始してから前記第1カウント処理を終了するまでの前記感光体の最大回転回数をM、前記第1閾値をN1としたときに、
    M>N1>M/2
    を満たすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1検出回数のカウントを行わなかった回数が、第3閾値以上であるか否かを判定する終了判定処理を実行し、
    前記終了判定処理において第3閾値以上であると判定した場合に、前記第1検出回数をリセットすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第1判定処理において、前記第1検出回数が前記第1閾値以上であると判定した場合に、異常を示す情報を報知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電器は、ワイヤを備え、
    前記制御部は、前記第1判定処理において、前記第1検出回数が前記第1閾値以上であると判定した場合に、前記ワイヤの清掃の指示を報知することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1判定処理において、前記第1検出回数が前記第1閾値以上であると判定した場合に、前記感光体の交換の指示を報知することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第1判定処理において、前記第1検出回数が前記第1閾値以上であると判定した場合に、印字制御を中止することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記第1判定処理において、前記第1検出回数が前記第1閾値以上であると判定した場合に、前記帯電器に印加する電圧を低下させることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 回転可能な感光体と、
    前記感光体を帯電する帯電器と、
    前記帯電器での過電流を検出する過電流検出部と、
    制御部と、を備えた画像形成装置における前記制御部による制御方法であって、
    前記過電流検出部から出力された過電流検出信号を取得する取得処理を実行する工程と、
    前記取得処理で取得した過電流検出信号に基づいて、前記感光体の一回転に相当する第1周期で発生する過電流の検出回数をカウントする第1カウント処理を実行する工程と、
    前記第1カウント処理でカウントした検出回数である第1検出回数が、2以上の第1閾値以上であるか否かを判定する第1判定処理を実行する工程と、を備えることを特徴とする制御方法。
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