JP2018150725A - 車両用開閉体駆動制御装置 - Google Patents

車両用開閉体駆動制御装置 Download PDF

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Etsuko Hayashi
悦子 林
幹雄 山形
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幹雄 山形
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Abstract

【課題】バックドアを開放初期段階からスムーズに回動させることができ、異音の発生もなく、高級感のある開放動作を実現する車両用開閉体駆動制御装置を提供する。
【解決手段】車体に設けられた開口部と、開口部を開閉する開閉体と、開口部の縁と開閉体との間に配置されたウェザーストリップと、電動モータ6を有し、開閉体を駆動する駆動手段と、駆動機構の電動モータ6を駆動制御する制御手段とを備える。制御手段は、ウェザーストリップから作用する弾性力により開閉体が閉鎖位置から開放位置側に移動を開始する際、電動モータ6の回転動作を抑制するブレーキ処理を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用開閉体駆動制御装置に関するものである。
従来、車両のバックドアを電動で開閉できるようにした車両用開閉体駆動制御装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。この車両用開閉体駆動制御装置では、車体とバックドアとの間にスピンドルドライブ機構が配置されている。そして、このスピンドルドライブ機構を電動で伸縮させることによりバックドアが開閉する。また、バックドアには、車体側のストライカに係脱するドアラッチ装置が設けられている。
ところで、バックドアと車体の開口縁との間には、防水を目的としたゴム製のウェザーストリップが配置されている。ウェザーストリップは、閉鎖状態にあるバックドアに対して弾性力を作用させる。このため、ドアラッチ装置を動作させてバックドアを開放する場合、作用する弾性力により、開放初期段階で、バックドアが瞬間的に勢いよく浮き上がり、所定量だけ開放する。このとき、異音(ポンという音)が発生する。また、バックドアは、ウェザーストリップの弾性力の作用がなくなると、一旦、閉鎖方向に反転して沈み込み、再度、スピンドルドライブ機構の駆動により開放方向へと回動する。つまり、バックドアを開放初期段階から一定速度でスムーズに開放できない。このように、バックドアの開放動作が、異音の発生や不安定な動きによって高級感のないものとなってしまう。
特開2015−124488号公報
本発明は、バックドアを開放させる際、異音を発生させることなく、開放初期段階からスムーズに回動させることにより、高級感のある開放動作を実現できる車両用開閉体駆動制御装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
車体に設けられた開口部と、
前記開口部を開閉する開閉体と、
前記開口部の縁と前記開閉体との間に配置されたウェザーストリップと、
電動モータを有し、前記開閉体を駆動する駆動手段と、
前記電動モータを駆動制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記ウェザーストリップから作用する弾性力により前記開閉体が閉鎖位置から開放位置側に移動を開始する開放初期段階で、前記電動モータの回転動作を抑制するブレーキ処理を実行することを特徴とする車両用開閉体駆動制御装置を提供する。
この構成により、開放初期段階で、ウェザーストリップの弾性力によって開閉体が勢いよく開放してしまうことを防止できる。
本発明によれば、制御手段により開放初期段階でブレーキ処理を実行するようにしたので、開閉体が勢いよく開放して回動動作が不安定となったり、異音を発生したりしにくくなる。
本実施形態に係る車両用開閉体駆動制御装置が採用される車体の後部を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両用開閉体駆動制御装置のブロック図である。 図1のスピンドルドライブ機構の縦断面図である。 図2の電動モータに採用するHブリッジ回路図である。 本実施形態に係る車両用開閉体駆動制御装置によるバックドアの開放処理を示すフローチャートである。 図2の電動モータを駆動させる際のタイミングチャート図である。 電動モータにブレーキをかける場合の各スイッチの開閉状態の他の例を示すHブリッジ回路図である。 他の実施形態に係る電動モータを駆動させる際のタイミングチャート図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
図1は、一実施形態に係る車両用開閉体駆動制御装置が採用される車体1の後部を示す。図2は、車両用開閉体駆動制御装置のブロック図である。
車体1の後部には開口部2が形成されている。開口部2は、開閉体であるバックドア3によって開閉される。開口部2の内縁部分には、ウェザーストリップ4が取り付けられている。ウェザーストリップ4は、ゴム材料からなり、開口部2を開閉体で閉鎖した際、その周縁部分に圧接して内部への流体(主に、雨水)の進入を防止する。
バックドア3は、図示しない上方部分の回転軸を中心として、開口部2を閉鎖する閉鎖位置と、全開する開放位置との間を回動可能に設けられている。バックドア3は、駆動手段であるスピンドルドライブ機構5の駆動により回動する。
スピンドルドライブ機構5は、バックドア3の両側にそれぞれ設けられる第1スピンドルドライブ機構5Aと、第2スピンドルドライブ機構5Bとで構成されている。各スピンドルドライブ機構5A,5Bは、車体1とバックドア3の間に接続されている。各スピンドルドライブ機構5A,5Bには、例えば、特願2016−216860号等に記載されるものを使用できる。
ここで、スピンドルドライブ機構5を、図3を参照して簡単に説明する。スピンドルドライブ機構5は、電動モータ6が収容される第1ハウジング7と、スピンドル10等が収容される第2ハウジング8とで構成されている。第1ハウジング7の一端部には、バックドア3に設けたジョイントボール3aが回転自在に連結されるドア側連結部7aが設けられている。電動モータ6の回転軸6aは、減速ギア機構9を介して第2ハウジング8内のスピンドル10に接続されている。スピンドル10にはスピンドルナット11が螺合し、スピンドルナット11の前方部分の外周には筒状のプッシュロッド12の後端が固定されている。プッシュロッド12の先端には、径方向に間隔を空けて同軸上に配置される筒状の内筒14の端部が固定されている。第2ハウジング8には、プッシュロッド12を進退可能にガイドするガイド筒部15aと、内筒14を進退可能にガイドする外筒15が設けられている。ガイド筒部15aの外周にはコイルスプリング13が配置され、その外周側には内筒14及び外筒15が順次配置されている。コイルスプリング13は、長手方向には、第2ハウジング8の後端部分と内筒14の先端部分の間に配置されている。プッシュロッド12の先端には、車体に設けたジョイントボール1aに回動自在に連結される車体側連結部12aが設けられている。
前記構成のスピンドルドライブ機構5では、電動モータ6を正転駆動し、スピンドル10を回転させ、スピンドルナット11を前方へと移動させると、プッシュロッド12を介して内筒14が外筒15から前方へと突出する。これにより、バックドア3が開放される。逆に、電動モータ6を逆転駆動し、スピンドルナット11を後方へと移動させると、内筒14が外筒15内へと後退する。これにより、バックドア3が閉鎖される。
一方、電動モータ6を駆動していない状態で、バックドア3が外力によって開動作又は閉動作すると、外筒15内を内筒14、プッシュロッド12及びスピンドルナット11が進退移動し、スピンドル10が回動して電動モータ6の回転軸6aを回転させる。
すなわち、スピンドルドライブ機構5の進退動作と電動モータ6の回転とは連動しているため、モータ6の回転動作を抑制するブレーキ制御を行うことにより、スピンドルドライブ機構5の進退動作にブレーキを掛けることができる。
電動モータ6の回転軸6aの回転は、図3には図示しないが、回転数センサ16(図2参照)によって検出される。回転数センサ16で検出される電動モータ6の回転軸6aの回転数は、制御装置17に入力される。
電動モータ6の回転には、図4に示すHブリッジ回路が使用されている。Hブリッジ回路には、オープン側ハイサイドスイッチ18、クローズ側ローサイドスイッチ19、クローズ側ハイサイドスイッチ20及びオープン側ローサイドスイッチ21を備える。そして、スイッチのオン・オフによりスタンバイモード、正回転モード、逆回転モード、ブレーキモードに切り換えることができるようになっている。図4(a)に示すように、スタンバイモードでは、全てのスイッチをオフする。
図4(b)に示すように、正回転モードでは、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ローサイドスイッチ19をオンし、クローズ側ハイサイドスイッチ20とオープン側ローサイドスイッチ21をオフする。この状態で電力を供給すると、電動モータ6が正回転し、バックドア3が開放される。
図4(c)に示すように、逆回転モードでは、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ローサイドスイッチ19をオフし、クローズ側ハイサイドスイッチ20とオープン側ローサイドスイッチ21をオンする。この状態で電力を供給すると、電動モータ6が逆回転し、バックドア3が閉鎖される。
ブレーキモードでは、図7に示すように、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ハイサイドスイッチ20をオンし、オープン側ローサイドスイッチ21とクローズ側ローサイドスイッチ19をオフする第1ブレーキモード、又は、図4(d)に示すように、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ハイサイドスイッチ20をオフし、オープン側ローサイドスイッチ21とクローズ側ローサイドスイッチ19をオンする第2ブレーキモードにより電動モータ6を短絡状態とする。これにより、電動モータ6の回転軸6aが外力により回転すると、電動モータ6に逆起電力が発生し、ショートブレーキ(短絡制動)状態となる。
図1に戻って、バックドア3の下端部中央にはドアラッチ装置22とドア閉スイッチ23が設けられ、外面にはドア開スイッチ24が設けられている。
ドアラッチ装置22のラッチ(図示せず)は、開口部2の下端中央部に設けたストライカ25に係脱する。ドアラッチ装置22には、例えば、特開2015−124488号公報等に記載されるものを使用でき、ラッチのほかに、図示しないが、中立位置から一方に回動することでラッチを開放位置から閉鎖位置まで回動させ、中立位置から他方に回動することで閉鎖位置にあるラッチのロックを解除する操作レバーを含む複数のレバーと、図2に示すように、操作レバーを回転駆動するラッチモータ27とが設けられている。なお、ラッチの回動位置、すなわち閉鎖位置、中間位置及び開放位置は、フルラッチスイッチ28、ハーフラッチスイッチ29及びオープンスイッチ30によってそれぞれ検出されるようになっている。また、操作レバーの中立位置は、中立位置スイッチ31によって検出されるようになっている。
ドア閉スイッチ23は、各スピンドルドライブ機構5を駆動してバックドア3を閉鎖位置へと回動させるためのトリガ信号を制御装置17へと出力するためのものである。
制御装置17は、レシーバECU32(electronic control unit)を介して電子キー33と通信し、後述する認証処理を実行する。また制御装置17は、ドア閉スイッチ23からの入力信号に基づいて、スピンドルドライブ機構5にクローズ作動信号を出力してバックドア3を開放位置から閉鎖位置へと回動させる閉鎖動作を実行する。また制御装置17は、ドア開スイッチ24からの入力信号に基づいて、スピンドルドライブ機構5にオープン作動信号を出力してバックドア3を閉鎖位置から開放位置へと回動させる開放動作を実行する。また制御装置17は、開放動作の初期段階では、スピンドルドライブ機構5を駆動制御してブレーキ処理を実行する。また制御装置17は、回転数センサ16から入力される電動モータ6の回転軸6aの回転数からスピンドル10の回転数を算出し、外筒15に対する内筒14(プッシュロッド12)の相対位置を検出する。
次に、前記構成の車両用開閉体駆動制御装置によるバックドア3の開放動作について、図5に示すフローチャートと、図6に示すタイミングチャートを参照しつつ説明する。
まずドア開スイッチ24が操作されることにより操作信号を受信すれば(ステップS1)、電子キー33の認証処理を実行する(ステップS2)。認証処理では、図示しない照合手段により、電子キー33に対して認証コードの送信要求を行い、電子キー33から受信した認証コードを登録された正規コードと比較する。そして、認証コードが正規コードと合致し、認証が成立すれば、使用者であると判断する。
続いて、ドアラッチ装置22にラッチリリース信号を出力(ON)し(ステップS3)、内蔵するラッチモータ27を駆動する。すなわち、ラッチモータ27のプラス側にHigh信号を出力し、マイナス側にLow信号を出力する。これにより、ドアラッチ装置22では、操作レバーが他方に回動して閉鎖位置におけるラッチのロックが解除され、ラッチが閉鎖位置から開放位置に回動できるようになり、バックドア3は開放可能な状態となる。
ドアラッチ装置22にラッチリリース信号を出力するのと同時に、あるいは、それ以前からブレーキ処理を実行する(ステップS4)。すなわち、Hブリッジ回路で、オープン側ハイサイドスイッチ(SW)18とクローズ側ハイサイドスイッチ(SW)20をオン(ON)し、オープン側ローサイドスイッチ(SW)21とクローズ側ローサイドスイッチ(SW)19をオフ(OFF)する第1ブレーキモード(図6及び図7参照)、又は、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ハイサイドスイッチ20をオフし、オープン側ローサイドスイッチ21とクローズ側ローサイドスイッチ19をオンする第2ブレーキモード(図4(d)参照)を実行する。これにより、スピンドルドライブ機構5の電動モータ6の回転軸6aに対して簡単にブレーキをかけることができる。なお、ブレーキ処理は、フローチャートでラッチリリース信号の出力後に実行するようにしているが、ここで言う同時に含まれる。また、ブレーキ処理は、ラッチリリース信号が出力される前、すなわち認証処理(ステップS2)の終了後に実行するようにしてもよい。
このように、ドアラッチ装置22が閉鎖位置から開放位置側に移動を開始する(制御装置17がラッチリリース信号を出力する)のと同時に、あるいは、それ以前にブレーキ処理を実行することにより、スピンドルドライブ機構5にブレーキを掛けることができ、バックドア3を、ウェザーストリップ4からの弾性力が作用しているにも拘わらず、ブレーキがかかった状態でゆっくりと回動を開始させることができる。このため、バックドア3がウェザーストリップ4の弾性力によって瞬間的に浮き上がり、勢いよく所定量だけ開放されて異音を発生したり、バックドア3の開放状態が不安定となったりすることを抑制できる。
ラッチが開放位置に回転したことがオープンスイッチ30で検出されれば(ステップS5)、制御装置17はブレーキ処理を停止し、スピンドルドライブ機構5にオープン作動信号を出力する(ステップS6)。これにより、Hブリッジ回路では、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ローサイドスイッチ19がオンされ、クローズ側ハイサイドスイッチ20とオープン側ローサイドスイッチ21がオフされる正回転モードとなる。そして、オープン側ハイサイドスイッチ18を周期的に開閉させることで、供給電力をPWM制御によりパルス波形としてスピンドルドライブ機構5に供給する。これにより、バックドア3の移動速度を調整することが可能となり、バックドア3を閉鎖位置から開放位置へとスムーズに回動させることができる。なお、図6においては、PWM制御時に、オープン側ハイサイドスイッチ18の開閉動作とは逆となるように、オープン側ローサイドスイッチ21を開閉するようにしている。すなわち、オープン側ハイサイドスイッチ18がオンのときオープン側ローサイドスイッチ21がオフ、オープン側ハイサイドスイッチ18がオフのときオープン側ローサイドスイッチ21がオンとなるように制御している。
また、制御装置17は、ラッチモータ27へのマイナス側の出力をHigh信号とし、少し遅れてプラス側の出力をLow信号とすることで、ラッチモータ27を駆動して操作レバーを中立位置に向かって回動させる。その後、マイナス側の出力をHigh信号に維持したまま、プラス側の出力をHigh信号に復帰させることで、ラッチモータ27をブレーキ制御し、操作レバーを中立位置に停止させる。これにより、ラッチに連動する操作レバーを中立位置へと復帰させることができる。ラッチモータ27への出力は、操作レバーが中立位置に回転したことが中立位置スイッチ31で検出されることにより終了する。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、Hブリッジ回路で、電動モータ6を短絡させることにより、回転軸6aの回転を阻止するようにしたが、バックドア3を閉鎖位置側に作動させるクローズ作動信号を出力するようにしてもよい。すなわち、図4(c)及び図8に示すように、前記ステップS4のブレーキ処理において、Hブリッジ回路で、オープン側ハイサイドスイッチ18とクローズ側ローサイドスイッチ19をオフし、クローズ側ハイサイドスイッチ20とオープン側ローサイドスイッチ21をオンする逆回転モードを実行する。これにより、スピンドルドライブ機構5は縮む方向に駆動して、バックドア3を閉鎖位置に向かって作動させる。
スピンドルドライブ機構5の駆動力がウェザーストリップ4の弾性力よりも強い場合、制御装置17がドアラッチ装置22にラッチリリース信号を出力し(ステップS3)、ドアラッチ装置22が閉鎖位置から開放位置に変位しても、バックドア3はスピンドルドライブ機構5の駆動力によって閉鎖位置に保持される。そして、ラッチが開放位置に回転したことがオープンスイッチ30で検出されれば(ステップS5)、制御装置17がブレーキ処理(ステップS3)を終了し、スピンドルドライブ機構5にオープン作動信号を出力する(ステップS6)。これにより、バックドア3が途中で一旦停止するようなこともなく、バックドア3を閉鎖位置から開放位置に向かってスムーズに開放させることができる。
一方、スピンドルドライブ機構5の駆動力がウェザーストリップ4の弾性力よりも弱い場合、前記第1ブレーキモード及び前記第2ブレーキモードと同様に、ウェザーストリップ4の弾性力によるバックドア3の移動にブレーキを掛けてその移動速度を遅くできるため、同様にバックドア3が瞬間的に浮き上がり、勢いよく所定量だけ開放されて異音が発生したり、バックドアの開放状態が不安定となったりすることを抑制できる。
これによれば、単に電動モータ6を短絡させる場合に比べてバックドア3の回動速度を抑えることができ、より一層異音の発生を防止可能となる。
前記実施形態では、ウェザーストリップ4を車体1の開口部2の縁に取り付けるようにしたが、バックドア3側に取り付けるようにしてもよい。
前記実施形態では、車両用開閉体駆動制御装置を採用する開閉体の一例としてバックドア3について説明したが、ヒンジを中心として回動するタイプのドアであれば、例えば、サイドドアであっても採用することができる。
1…車体
2…開口部
3…バックドア
4…ウェザーストリップ
5…スピンドルドライブ機構
6…電動モータ
7…第1ハウジング
8…第2ハウジング
9…減速ギア機構
10…スピンドル
11…スピンドルナット
12…プッシュロッド
13…コイルスプリング
14…内筒
15…外筒
16…回転数センサ
17…制御装置
18…オープン側ハイサイドスイッチ
19…クローズ側ローサイドスイッチ
20…クローズ側ハイサイドスイッチ
21…オープン側ローサイドスイッチ
22…ドアラッチ装置
23…ドア閉スイッチ
24…ドア開スイッチ
25…ストライカ
27…ラッチモータ
28…フルラッチスイッチ
29…ハーフラッチスイッチ
30…オープンスイッチ
31…中立位置センサ
32…レシーバECU
33…電子キー

Claims (5)

  1. 車体に設けられた開口部と、
    前記開口部を開閉する開閉体と、
    前記開口部の縁と前記開閉体との間に配置されたウェザーストリップと、
    電動モータを有し、前記開閉体を駆動する駆動手段と、
    前記電動モータを駆動制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記ウェザーストリップから作用する弾性力により前記開閉体が閉鎖位置から開放位置側に移動を開始する開放初期段階で、前記電動モータの回転動作を抑制するブレーキ処理を実行することを特徴とする車両用開閉体駆動制御装置。
  2. 前記開閉体又は前記車体の一方は、残る他方に配置されたストライカが係脱可能なラッチ装置を有し、
    前記ラッチ装置は、前記ストライカと係止する係止状態から、前記ストライカとの係止状態を解除する開放状態へと変位させるラッチモータを備え、
    前記制御手段は、前記ラッチモータに前記係止状態を解除するためのラッチリリース信号を出力すると同時、又は、それ以前に、前記ブレーキ処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両用開閉体駆動制御装置。
  3. 前記ラッチ装置には、前記ストライカとの係止状態が解除されることにより係止解除信号を出力するラッチ状態検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記ラッチ状態検出手段からの係止解除信号に基づいて、前記ブレーキ処理を終了し、前記開閉体を開放位置側に作動させるオープン作動信号を前記駆動手段の前記電動モータに出力することを特徴とする請求項2に記載の車両用開閉体駆動制御装置。
  4. 前記ブレーキ処理は、前記電動モータへのブレーキ信号の出力、又は、前記電動モータの入力端子の短絡により実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用開閉体駆動制御装置。
  5. 前記ブレーキ処理は、前記開閉体を閉鎖位置側に作動させるクローズ作動信号を前記電動モータに出力することにより行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用開閉体駆動制御装置。
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