JP7224733B2 - ドアクローザ制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されるドアクローザを制御するドアクローザ制御装置に関する。
従来、車両には、半ドア状態のドアを全閉状態まで自動的に閉じるドアクローザを搭載したものがある。
車両のドアには、係合溝を有するラッチが回動可能に設けられており、ドアの閉動作に伴い、ラッチの係合溝に車体に設けられたストライカが受け入れられて、ラッチがハーフラッチ位置まで回動すると、ドアが半ドア状態となる。ドアクローザの一例では、クローザモータおよびアクティブレバーが備えられており、ドアが半ドア状態になると、クローザモータによりアクティブレバーが初期位置から閉め込み方向に回動される。このアクティブレバーの回動により、アクティブレバーに接続されたワイヤが引っ張られ、ワイヤの動きに伴ってラッチがハーフラッチ位置からフルラッチ位置に回動し、ドアが半ドア状態から全閉状態になる。
かかる構成のドアクローザには、アクティブレバーの位置を検出するため、ポジションスイッチが設けられる。ポジションスイッチは、たとえば、アクティブレバーが初期位置からスイッチ切替位置までの範囲に位置する状態でオフになり、アクティブレバーがスイッチ切替位置を閉め込み方向に越える範囲に位置する状態でオンになる。ドアクローザの閉め込み動作によりドアが全閉状態に閉じられた後、次回の閉め込み動作に備えて、クローザモータによりアクティブレバーが初期位置まで戻される。このとき、アクティブレバーがスイッチ切替位置を初期位置側に越えて、ポジションスイッチがオンからオフに切り替わると、クローザモータが停止される。また、ドアが半ドア状態から全閉状態に閉じられる途中、ユーザによりドアハンドルが操作された場合、閉め込み動作が中止されて、クローザモータが逆転され、アクティブレバーが初期位置に戻される。この場合にも、ポジションスイッチがオンからオフに切り替わったことに応じて、クローザモータが停止される。
特開2018-135636号公報
ところが、アクティブレバーがスイッチ切替位置を閉め込み方向に越える前にドアハンドルの操作がなされた場合、ポジションスイッチがオフのままであり、ポジションスイッチのオフからオンへの切り替わりが検出されない。そのため、アクティブレバーが初期位置まで戻り、アクティブレバーの回動がストッパにより物理的に阻止されてもなお、クローザモータの動作がタイムアウトとなるまで余分に継続する。その結果、クローザモータに過剰な電流が流れたり、クローザモータの動力をアクティブレバーに伝達するギヤの歯飛びや異音が発生したりするおそれがある。
そこで、アクティブレバーを初期位置に戻す復帰動作は、ポジションスイッチがオンであることをその開始条件にすることが考えられる。これにより、アクティブレバーがスイッチ切替位置を閉め込み方向に越える前にドアハンドルの操作がなされても、復帰動作が開始されないので、クローザモータが余分に動作することによる不都合を回避できる。しかし、ポジションスイッチにオフ状態で固着する故障が発生した場合、復帰動作が行われず、アクティブレバーが初期位置に戻らないので、閉め込み動作も行われない。そのため、ドアが半ドア状態で保持されるおそれがある。
本発明の目的は、ポジションスイッチが故障しているか否かに応じて適切に、回動部材を初期位置に復帰させることができる、ドアクローザ制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るドアクローザ制御装置は、クローザモータの動力により回動部材が初期位置から閉め込み方向に回動し、ストライカを拘束するラッチがハーフラッチ位置からフルラッチ位置に変位して、半ドア状態のドアを全閉状態に閉じるドアクローザを制御する装置であって、回動部材が初期位置と初期位置から閉め込み方向に離れたスイッチ切替位置との間の第1範囲に位置するときに第1状態となり、回動部材がスイッチ切替位置を閉め込み方向に越える第2範囲に位置するときに第2状態となるポジションスイッチと、回動部材を初期位置から閉め込み方向に回動させるためのクローザモータの作動開始から所定時間以上が経過しても、ポジションスイッチが第1状態である場合に、ポジションスイッチが故障と判定する故障判定手段と、回動部材を閉め込み方向と逆方向に回動させて初期位置に復帰させる要求に対して、故障判定手段によりポジションスイッチが故障と判定されていない場合には、ポジションスイッチが第2状態であることを条件に回動部材を初期位置に復帰させ、故障判定手段によりポジションスイッチが故障と判定されている場合には、ポジションスイッチが第2状態であることを条件とせず回動部材を初期位置に復帰させる復帰手段とを含む。
この構成によれば、クローザモータの動力により回動部材が初期位置から閉め込み方向に回動すると、ドアが半ドア状態から全閉状態に閉じられる。その際、クローザモータの作動開始から所定時間以上が経過しても、ポジションスイッチが第1状態から第2状態に切り替わらない場合、ポジションスイッチが故障と判定される。
ポジションスイッチが故障と判定されていない場合、つまりポジションスイッチが故障していない場合には、回動部材を初期位置に復帰させる要求に対して、ポジションスイッチが第2状態であれば、回動部材を閉め込み方向と逆方向に回動させる復帰動作が行われる。この復帰動作では、ポジションスイッチが第2状態から第1状態に切り替わったことに応じてクローザモータを停止させれば、クローザモータが余分に動作することを抑制でき、その余分な動作による不都合の発生を回避しつつ、回動部材を初期位置に復帰させることができる。一方、ポジションスイッチが第2状態でない場合、つまりポジションスイッチが第1状態である場合には、復帰動作が行われない。そのため、回動部材を初期位置に復帰させることはできないが、復帰動作が行われないので、クローザモータの余分な動作による不都合の発生がない。
ポジションスイッチが故障と判定された場合、回動部材を初期位置に復帰させる要求に対して、ポジションスイッチが第2状態であることを条件とせず、復帰動作が行われる。この復帰動作では、ポジションスイッチが第2状態から第1状態に切り替わらないので、アクティブレバーが初期位置まで復帰して、アクティブレバーの回動がストッパにより物理的に阻止されてもなお、クローザモータの動作がタイムアウトとなるまで継続される。したがって、クローザモータの余分な動作による不都合の発生の懸念はあるが、回動部材が初期位置に復帰するので、半ドア状態のドアを全閉状態に閉じる閉め込み動作を行うことができ、ドアが半ドア状態で保持されることを抑制できる。
よって、ポジションスイッチに故障が生じているか否かに応じて適切に、回動部材を初期位置に復帰させることができる。
本発明によれば、ポジションスイッチが故障している場合にも、回動部材を初期位置に復帰させることができ、ポジションスイッチが故障していない場合には、クローザモータの余分な動作による不都合の発生を抑制しつつ、回動部材を初期位置に復帰させることができる。
本発明の一実施形態に係るドアクローザの機械的構成を図解的に示す図であり、ラッチがハーフラッチ位置に位置する半ドア状態を示す。 本発明の一実施形態に係るドアクローザの機械的構成を図解的に示す図であり、ラッチがフルラッチ位置に位置する全閉状態を示す。 ドアクローザの電気的構成を示すブロック図である。 ポジションスイッチ故障判定処理の流れを示すフローチャートである。 クローザ動作制御の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<ドアクローザの機械的構成>
図1Aおよび図1Bは、本発明の一実施形態に係るドアクローザ1の機械的構成を図解的に示す図である。
ドアクローザ1は、車両のドアに内蔵されて、半ドア状態のドアを全閉状態まで自動的に閉じる機構である。ドアは、その種類を問わず、たとえば、スイングドア(ヒンジドア)であってもよいし、スライドドアであってもよい。ドアクローザ1は、クローザモータ11、アクティブレバー12、ラッチ13およびロックレバー14を含む。
クローザモータ11は、たとえば、DCモータである。クローザモータ11の出力軸には、ピニオンギヤ15が相対回転不能に支持されている。
アクティブレバー12は、扇形歯車(セクタギヤ)の構成を有している。すなわち、アクティブレバー12は、略扇形板状をなし、その周縁に複数のギヤ歯21を有している。アクティブレバー12は、クローザモータ11の出力軸と平行に延びるアクティブレバー軸22に回動可能に支持されている。アクティブレバー12のギヤ歯21は、ピニオンギヤ15と噛合している。これにより、クローザモータ11の動力は、ピニオンギヤ15を介して、アクティブレバー12に伝達される。クローザモータ11の正逆回転により、アクティブレバー12は、アクティブレバー軸22を支点に初期位置と終了位置との間で往復回動する。
ラッチ13は、平板状をなし、その外周面で開放されるストライカ係合溝23を有している。ラッチ13は、ラッチ軸24に回動可能に支持されており、ねじりコイルばね(図示せず)によって、図1Aおよび図1Bおける反時計回りの方向に付勢されている。また、ラッチ13には、ラッチ軸24に対してストライカ係合溝23と反対側の位置に、レバー部25が形成されている。
ロックレバー14は、ラッチ軸24と平行に延びるロックレバー軸26に回動可能に支持されており、ねじりコイルばね(図示せず)によって、図1Aおよび図1Bにおける時計回りの方向に付勢されている。ロックレバー14には、ワイヤ27の一端が接続されている。ワイヤ27の他端は、アクティブレバー12に接続されており、アクティブレバー12が初期位置から終了位置に向けて回動すると、ワイヤ27がアクティブレバー12に引かれて、ロックレバー14がねじりコイルばねの付勢力に抗して反時計回りに回動する。ロックレバー14は、回動により通過する領域内にラッチ13のレバー部25が存在するように配置されている。
ドアが開いた状態から閉じられるとき、その途中で、車両の車体に設けられているストライカ28がラッチ13のストライカ係合溝23に進入する。その後、ドアが閉じる方向にさらに移動すると、ストライカ28がラッチ13を押圧し、ラッチ13が図1Aおよび図1Bにおける時計回りに回動する。ラッチ13が図1Aに示されるハーフラッチ位置まで回動すると、ラッチ13によりストライカ28が拘束されて、ドアが半ドア状態となる。半ドア状態では、ラッチ13にラチェット(図示せず)が係合し、その半ドア状態が保持される。半ドア状態になると、ドアクローザ1が作動し、ドアが半ドア状態から図1Bに示される全閉状態に閉じられる。ドアクローザ1の動作については、後述する。
<ドアクローザの電気的構成>
図2は、ドアクローザ1の電気的構成を示すブロック図である。
ドアクローザ1は、マイコンを含む構成のクローザECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)31を備えている。マイコンには、CPU、揮発性メモリおよび不揮発性メモリなどが内蔵されている。また、ドアクローザ1が搭載される車両には、クローザECU31と同様のハード構成を有する複数のECUが搭載されている。クローザECU31を含む複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
クローザECU31には、ドアハンドルスイッチ32およびポジションスイッチ33が電気的に接続されており、ドアハンドルスイッチ32およびポジションスイッチ33からオン/オフ信号が入力される。
ドアハンドルスイッチ32は、ドアを開く際に操作されるドアハンドル(図示せず)に関連して設けられている。ドアハンドルが操作されていない間は、ドアハンドルスイッチ32がフ信号を出力する(オン信号を出力しない)オフ状態に保持される。ドアハンドルの操作なされている間は、ドアハンドルスイッチ32は、オン信号を出力するオン状態に保持される。
ポジションスイッチ33は、アクティブレバー12の初期位置に関連して設けられている。具体的には、ポジションスイッチ33は、アクティブレバー12が初期位置と初期位置から終了位置に向かう閉め込み方向に離れたスイッチ切替位置(図1参照)との間の第1範囲に位置するときに第1状態の一例であるオフ状態となり、アクティブレバー12がスイッチ切替位置と終了位置との間の第2範囲に位置するときに第2状態の一例であるオン状態となるように設けられている。
クローザECU31は、ドアハンドルスイッチ32およびポジションスイッチ33のオン/オフ状態に基づいて、クローザモータ11の動作を制御する。
<ポジションスイッチ故障判定処理>
図3は、ポジションスイッチ故障判定処理の流れを示すフローチャートである。
ドアが半ドア状態になると、クローザECU31は、クローザモータ11を作動させる。この作動により、クローザモータ11は、正転方向に回転し、クローザモータ11の動力により、アクティブレバー12は、アクティブレバー軸22を支点に初期位置から終了位置に向けて回動する。
クローザモータ11の作動後、クローザモータ11の作動から所定時間が経過したか否かが判断される(ステップS12)。所定時間は、たとえば、各部が正常に動作した場合に、アクティブレバー12がスイッチ切替位置を越えて、ポジションスイッチ33がオフ状態からオン状態に切り替わるのに必要かつ十分な時間に設定されている。クローザモータ11の作動から所定時間が経過するまで、以降のステップには進まず、所定時間が経過したか否かが繰り返し判断される。
クローザモータ11の作動から所定時間が経過すると(ステップS12のYES)、ポジションスイッチ33がオン状態であるか否かが判定される(ステップS13)。ポジションスイッチ33がオン状態である場合(ステップS13のYES)、ポジションスイッチ33が正常であると判定されて(ステップS14)、ポジションスイッチ故障判定処理が終了される。一方、ポジションスイッチ33がオフ状態からオン状態に切り替わらずにオフ状態のままである場合(ステップS13のNO)、ポジションスイッチ33が故障していると判定され(ステップS15)、ポジションスイッチ33が故障していることがメモリに記憶されて、ポジションスイッチ故障判定処理が終了される。
<クローザ動作制御>
図4は、クローザ動作制御の流れを示すフローチャートである。
ドアが半ドア状態になると、クローザECU31により、ポジションスイッチ故障判定処理と並行して、半ドア状態のドアを全閉状態に閉じるための制御が実行される。
この制御では、前述したように、クローザモータ11の正転方向の回転が開始される(ステップS21)。クローザモータ11の動力により、アクティブレバー12が初期位置から終了位置に向けて回動すると、ワイヤ27がアクティブレバー12に引かれて、ロックレバー14が図1Aにおける反時計回りに回動する。ロックレバー14の回動が進むと、ロックレバー14がラッチ13のレバー部25を押圧し、ラッチ13が図1Aに示されるハーフラッチ位置から図1Bに示されるフルラッチ位置に向けて回動し始める。この回動に伴い、ラッチ13がストライカ28を引き込み、ラッチ13がストライカ28に付与する力の反力により、ドアが車体に近づく。そして、ラッチ13がフルラッチ位置に到達すると、ドアが車体の乗降口を完全に閉じる全閉状態となる。
クローザモータ11の作動後、ラッチ13がフルラッチ位置に到達したか否かが判断される(ステップS22)。ラッチ13がフルラッチ位置に到達したことは、たとえば、フルラッチスイッチにより検出される。
ラッチ13がフルラッチ位置に到達していない場合(ステップS22のNO)、ドアハンドルが操作されたか否かが判断される(ステップS23)。ドアハンドルが操作されていない場合(ステップS23のNO)、ラッチ13がフルラッチ位置に到達したか否かが再び判断される(ステップS22)。すなわち、ラッチ13がフルラッチ位置に到達したか否かの判断とドアハンドルが操作されたか否かの判断とが交互に繰り返される。
ラッチ13がフルラッチ位置に到達するか(ステップS22のYES)、または、ドアハンドルが操作されると(ステップS23のYES)、ポジションスイッチ33が正常であるか否かが判断される(ステップS24)。
ポジションスイッチ33が正常であり、ポジションスイッチ33の故障がメモリに記憶されていない場合(ステップS24のYES)、ポジションスイッチ33がオン状態であるか否かが判断される(ステップS25)。そして、ポジションスイッチ33がオン状態であれば(ステップS25のYES)、クローザモータ11が一旦停止された後に復帰作動される(ステップS26)。この復帰作動により、クローザモータ11は、逆転方向に回転し、クローザモータ11の動力により、アクティブレバー12は、アクティブレバー軸22を支点に初期位置に向けて閉め込み方向と逆方向に回動する。
クローザモータ11の復帰作動後、オン状態のポジションスイッチ33がオフ状態に切り替わったか否かが判断される(ステップS27)。アクティブレバー12がスイッチ切替位置を初期位置側に越えて、ポジションスイッチ33がオン状態からオフ状態に切り替わると(ステップS27のYES)、クローザモータ11が停止されて(ステップS28)、クローザ動作制御が終了となる。クローザモータ11が停止された時点で、アクティブレバー12は、初期位置に復帰している。
一方、ポジションスイッチ33が故障しており、そのポジションスイッチ33の故障がメモリに記憶されている場合には(ステップS24のNO)、ポジションスイッチ33がオン状態であるか否かが判断されずに(ステップS25をスキップ)、クローザモータ11が復帰作動される(ステップS26)。
ポジションスイッチ33が故障している場合、ポジションスイッチ33がオフ状態であり、アクティブレバー12がスイッチ切替位置を初期位置側に越えても、ポジションスイッチ33のオン状態からオフ状態への切り替わりは検出されない。そこで、ポジションスイッチ33が故障している場合には、ポジションスイッチ33のオン状態からオフ状態への切り替わりが判断されることなく、クローザモータ11の復帰作動から所定のタイムアウト時間が経過することによるタイムアウトが成立し(ステップS22のYES)、クローザモータ11が停止されて(ステップS21)、クローザ動作制御が終了となる。この場合においても、クローザモータ11が停止された時点で、アクティブレバー12は、初期位置に復帰している。
<作用効果>
以上のように、クローザモータ11の動力によりアクティブレバー12が初期位置から閉め込み方向に回動すると、ドアが半ドア状態から全閉状態に閉じられる。その際、クローザモータ11の作動開始から所定時間以上が経過しても、ポジションスイッチ33がオフ状態からオン状態に切り替わらない場合、ポジションスイッチ33が故障と判定される。
ポジションスイッチ33が故障と判定されていない場合、つまりポジションスイッチ33が正常である場合には、アクティブレバー12を初期位置に復帰させる要求に対して、ポジションスイッチ33がオン状態であれば、アクティブレバー12を閉め込み方向と逆方向に回動させる復帰動作が行われる。この復帰動作では、ポジションスイッチ33がオン状態からオフ状態に切り替わったことに応じてクローザモータ11を停止させれば、クローザモータ11が余分に動作することを抑制でき、その余分な動作による不都合の発生を回避しつつ、アクティブレバー12を初期位置に復帰させることができる。
アクティブレバー12を初期位置に復帰させる要求は、ラッチ13がフルラッチ位置に到達するか、または、ドアハンドルが操作されることにより発生する。
一方、アクティブレバー12を初期位置に復帰させる要求が発生しても、ポジションスイッチ33が正常であり、かつ、ポジションスイッチ33がオン状態でない場合、つまりポジションスイッチ33がオフ状態である場合には、復帰動作が行われない。そのため、アクティブレバー12を初期位置に復帰させることはできないが、復帰動作が行われないので、クローザモータ11の余分な動作による不都合の発生がない。
ポジションスイッチ33が故障と判定された場合、アクティブレバー12を初期位置に復帰させる要求に対して、ポジションスイッチ33がオン状態であることを条件とせず、復帰動作が行われる。この復帰動作では、ポジションスイッチ33がオン状態からオフ状態に切り替わらないので、アクティブレバー12が初期位置まで復帰して、アクティブレバー12の回動がストッパにより物理的に阻止されてもなお、クローザモータ11の動作のタイムアウトが成立するまで継続される。したがって、クローザモータ11の余分な動作による不都合の発生の懸念はあるが、アクティブレバー12が初期位置に復帰するので、半ドア状態のドアを全閉状態に閉じる閉め込み動作を行うことができ、ドアが半ドア状態で保持されることを抑制できる。
よって、ポジションスイッチ33に故障が生じているか否かに応じて適切に、アクティブレバー12を初期位置に復帰させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、ポジションスイッチ33の状態について、第1状態がオフ状態であり、第2状態がオン状態であるとしたが、第1状態がオン状態であり、第2状態がオフ状態であってもよい。
また、クローザECU31がそれ単独で1つのECUとして構成されているが、1つのECUにクローザECU31の機能と他のECUの機能とが組み込まれてもよいし、複数のECUの協働によりクローザECU31の機能が実現されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:ドアクローザ
11:クローザモータ
12:アクティブレバー(回動部材)
13:ラッチ
28:ストライカ
31:クローザECU(ドアクローザ制御装置、故障判定手段、復帰手段)
33:ポジションスイッチ

Claims (1)

  1. クローザモータの動力により回動部材が初期位置から閉め込み方向に回動し、ストライカを拘束するラッチがハーフラッチ位置からフルラッチ位置に変位して、半ドア状態のドアを全閉状態に閉じるドアクローザを制御する装置であって、
    前記回動部材が前記初期位置と前記初期位置から前記閉め込み方向に離れたスイッチ切替位置との間の第1範囲に位置するときに第1状態となり、前記回動部材が前記スイッチ切替位置を前記閉め込み方向に越える第2範囲に位置するときに第2状態となるポジションスイッチと、
    前記回動部材を前記初期位置から前記閉め込み方向に回動させるための前記クローザモータの作動開始から所定時間以上が経過しても、前記ポジションスイッチが前記第1状態である場合に、前記ポジションスイッチが故障と判定する故障判定手段と、
    前記回動部材を前記閉め込み方向と逆方向に回動させて前記初期位置に復帰させる要求に対して、前記故障判定手段により前記ポジションスイッチが故障と判定されていない場合には、前記ポジションスイッチが前記第2状態であることを条件に前記回動部材を前記初期位置に復帰させ、前記故障判定手段により前記ポジションスイッチが故障と判定されている場合には、前記ポジションスイッチが前記第2状態であることを条件とせず前記回動部材を前記初期位置に復帰させる復帰手段とを含む、ドアクローザ制御装置。
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