JP2018149988A - 車載標識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性の低下を抑制することができる車載標識装置を提供する。【解決手段】本発明の車載標識装置10は、車両の内部に設けられる車載標識装置10であって、一方面側から他方面側を視認可能な基板部50と、基板部50に設けられ、車両のリアガラスGに近接して配置される光源部60と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車載標識装置に関するものである。
車両に設置される車載標識装置が知られている(特許文献1を参照)。車載標識装置は標識部に前側などで発生している状況を表示することで、後方からの通行車両や通行者に対して注意を喚起したり、警告したりすることができる。
特開2003−182465号公報
特許文献1に開示された車載標識装置は標識部が車両の外部、具体的には車両のルーフ上に設置される構成である。したがって、特許文献1の車載標識装置は、風圧に耐え得る強度や防水機能が必要となるために、車載標識装置のコストが上昇してしまうという問題がある。
このような問題に対して、車載標識装置を車両の内部に設置することが考えられる。しかしながら、車載標識装置を車両の内部に設置した場合には、乗員から車両の外部に対する視認性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、視認性の低下を抑制することができる車載標識装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の内部に設けられる車載標識装置であって、一方面側から他方面側を視認可能な基板部と、前記基板部に設けられ、前記車両のガラスに近接して配置される光源部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、視認性の低下を抑制することができる。
車載標識システム100の構成の一例を示す概略図である。 車載標識装置10の構成の一例を示す図である。 車載標識装置10の構成の一例を示す斜視図である。 基台部20の構成の一例を示す斜視図である。 保持部30の構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施形態の基板部50の構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施形態の基板51bの構成の一例を示す斜視図である。 車載標識装置10を車両の後側から見た一例を示す図である。 調整部40による調整の方法を説明するための図である。 調整部40による調整の方法を説明するための図である。 調整部40による調整の方法を説明するための図である。 調整部40による調整の方法を説明するための図である。 第2の実施形態の基板部70の構成の一例を示す斜視図である。 第2の実施形態の基板部70の構成の一例を示す分解斜視図である。 第2の実施形態の基板部70の構成の一例を示す断面図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の車載標識装置10について図面を参照して説明する。
図1は、車載標識装置10を有する車載標識システム100の構成を示す概略図である。
車載標識システム100は、車載標識装置10と、指示装置110と、制御装置120とを有する。
車載標識装置10は、車両の内部に設置され、標識を表示することで後方車両や通行者に対して注意を喚起したり警告を報知したりする。車載標識装置10が設置される車両としては、バス、トラックまたは乗車用などの普通自動車や、小型トラックまたは小型乗用車などの小型自動車や、軽トラックまたは軽乗用車などの軽自動車であって、特にリアガラスやサイドガラスを有する車両に適用することができる。以下では、後方車両や通行者からの視認性を考慮し、車載標識装置10を設置する車両は、比較的に面積が大きく垂直に近く立設されているリアガラスを有するワゴンタイプの普通自動車であるものとする。車載標識装置10はリアガラスよりも内側に設置される。車載標識装置10の詳細な説明は後述する。
指示装置110は車両の運転者などの乗員が車載標識装置10に対して標識を表示させたい場合に操作する。指示装置110には記録媒体111が装着される。指示装置110は記録媒体111に記録された標識情報を読み出して乗員に選択させる。指示装置110は乗員が選択した標識情報を制御装置120に送信する。指示装置110は、例えば運転席に近接して設置される。
制御装置120は車載標識システム100全体を制御する。制御装置120は、制御基板121と、DC−DCコンバータ122とを有する。制御基板121は指示装置110から受信した標識情報に基づいて車載標識装置10を制御する。DC−DCコンバータ122は車両に搭載されたバッテリ130の電圧(12V)を車載標識装置10に用いる電圧(5V)に変換する。制御装置120は、例えば運転席や車載標識装置10などの周りに設置される。
次に、車載標識装置10の構成について図面を参照して説明する。なお、以下の図では適宜、車載標識装置10の前側をFrとし、後側をRrとし、右側をRとし、左側をLとして示している。なお、前側とは車両の進行方向と同じ方向をいうものとする。
図2は車載標識装置10の構成を示す図である。図2(a)は平面図であり、図2(b)は車両の内部から見た正面図であり、図2(c)は側面図である。
車載標識装置10は、車両のリアガラスGの内側に配置される。リアガラスGは例えばテールゲートの開口に嵌め込まれた状態に固定される。リアガラスGは車両の外側に向かって全体に凸の湾曲面を有する。すなわち、図2(a)、(c)に示すように、リアガラスGの中央は左右端部よりも車両の外側に向かって凸に湾曲すると共に、上下端部よりも車両の外側に向かって凸に湾曲している。なお、リアガラスGは湾曲している場合に限られず、平面であってもよい。
図3は、車載標識装置10の主な構成を示す斜視図である。
車載標識装置10は、基台部20と、保持部30と、調整部40と、基板部50と、光源部60とを含んで構成される。
車載標識装置10は車両の内側からリアガラスGに向かって基台部20、保持部30、基板部50(光源部60)の順に配置される。また、調整部40は、基台部20と保持部30との間に配置される。
以下、具体的に上述した車載標識装置10の構成の詳細について説明する。
まず、基台部20について説明する。
図4は、基台部20の構成を示す斜視図である。
基台部20は車載標識装置10を車両に取付ける役割を有し、取付部として機能する。基台部20は剛性を有する複数の枠部材が結合されることで格子状に構成される。具体的には、基台部20は2つの縦枠部材21a、21bと、3つの横枠部材22a、22b、22cとを有する。
縦枠部材21a、21bは例えば、鉄製の金属板を折り曲げて、前側が開口した断面略C状に形成される。縦枠部材21a、21bは左右に離れた位置で上下に沿って配置される。縦枠部材21a、21bの長さは、車両の上下の取付位置Mの長さと略同一の長さである。なお、車両の上下の取付位置Mは取り付ける車両によって異なることから、予め各車両に応じた縦枠部材21a、21bを用意することが好ましい。また、縦枠部材21a、21bは、左右の間隔Dhが基板部50の左右方向の幅Wよりも長い。
横枠部材22a、22b、22cは、縦枠部材21a、21bと同様に例えば、鉄製の金属板を折り曲げて、前側が開口した断面略C字状に形成される。横枠部材22a、22b、22cは、それぞれ上下に等間隔に離れた位置で左右に沿って配置される。横枠部材22aと横枠部材22cとの間の上下の間隔Dvは、基板部50の上下方向の長さHよりも長い。横枠部材22a、22b、22cはそれぞれ縦枠部材21a、21bの間に架け渡された状態で縦枠部材21a、21bに例えば固定ネジや溶接などによって固定される。
したがって、本実施形態の基台部20では、縦枠部材21a、縦枠部材21b、横枠部材22a、横枠部材22bによって囲まれる空間23aと、縦枠部材21a、縦枠部材21b、横枠部材22b、横枠部材22cによって囲まれる空間23bとが形成される。
なお、基台部20には調整部40の一部が接続されている。調整部40については後述する。
次に、保持部30について説明する。
図5は、保持部30の構成を示す斜視図である。
保持部30は基板部50を保持する役割を有する。保持部30は基台部20の後側、すなわち基台部20よりもリアガラスG側に位置する。保持部30は複数の保持部材が結合されることで格子状に構成される。具体的には、保持部30は2つの縦保持部材31a、31bと、2つの横保持部材32a、32bと、押当て部材33と、複数の取付具35とを有する。
縦保持部材31a、31bは例えば、帯状の金属板の上下端を折り曲げて形成される。縦保持部材31a、31bは左右に離れた位置で上下に沿って配置される。縦保持部材31a、31bは、左右の間隔が上述した縦枠部材21a、21bの左右の間隔Dhと同一あるいは略同一である。
横保持部材32a、32bは例えば、金属板を折り曲げて、前側が開口した断面略C字状に形成される。横保持部材32a、32bは上下に離れた位置で左右に沿って配置される。横保持部材32a、32bは、上下の間隔が上述した横枠部材22a、22cの上下の間隔Dvと同一あるいは略同一である。横保持部材32aは縦保持部材31aの上端と縦保持部材31bの上端との間に架け渡された状態で縦保持部材31a、31bに例えば固定ネジや溶接などによって固定される。また、横保持部材32bは縦保持部材31aの下端と縦保持部材31bの下端との間に架け渡された状態で縦保持部材31a、31bに例えば固定ネジや溶接などによって固定される。
ここで、本実施形態の横保持部材32a、32bはリアガラスGの内面の湾曲面と略一致するように、左右方向における中央が後側になるように湾曲している。リアガラスGの湾曲面は車両によって曲率が異なることから、予め各車両に応じた横保持部材32a、32bを用意することが好ましい。
押当て部材33は例えば、金属板を折り曲げて後側が開口した断面略C字状に形成される。後述するように、押当て部材33は基板部50の前面に左右方向に亘って当接する。本実施形態の押当て部材33は、リアガラスGの内面の湾曲面と略一致するように、左右方向における中央が後側になるように湾曲している。リアガラスGの湾曲面は車両によって異なることから、予め各車両に応じた押当て部材33を用意することが好ましい。また、押当て部材33は、横保持部材32a、32bの中間の位置であって、かつ、縦保持部材31aの後面と縦保持部材31bの後面と間に架け渡るように左右に沿って配置される。
したがって、本実施形態の保持部30は、縦保持部材31a、縦保持部材31b、横保持部材32a、押当て部材33によって囲まれる空間34aと、縦保持部材31a、縦保持部材31b、横保持部材32b、押当て部材33によって囲まれる空間34bとが形成される。ここで、空間34aと空間34bとの大きさは、上述した基台部20の空間23aと空間23bとの大きさと略同一であって、前後方向から見たときに、空間34aと空間23aとが重なり合い、空間34bと空間23bとが重なり合う。すなわち、前後方向から見たときに、基台部20の各枠部材と、保持部30の各保持部材および押当て部材33とは重なり合うように配置される。
取付具35は例えば、ステンレス鋼板などの金属板を折り曲げて形成される。取付具35は横保持部材32a、32bに基板部50を取り付ける役割を有する。本実施形態では、保持部30のうち横保持部材32aおよび横保持部材32bにそれぞれ、左右に間隔を空けて複数(例えば5つ)の取付具35が固定される。横保持部材32aに固定された各取付具35と、横保持部材32bに固定された各取付具35とは、左右の間隔が略同一である。
ここで、取付具35は、本体部36aと、本体部36aの前端から上下方向の一方に延出する第1固定部36bと、本体部36aの後端から上下方向の他方に延出する第2固定部36cとを有する。本実施形態では、本体部36aと第1固定部36bとの間、および、本体部36bと第2固定部36cとの間が直交するように屈曲し、第1固定部36bと第2固定部36cとが平行である。
取付具35は、第1固定部36bが横保持部材32a、32bの内面のうち前面に例えば固定ネジ37によって固定される。なお、横保持部材32aの下部および横保持部材32bの上部には、それぞれ第1固定部36bを横保持部材32aおよび横保持部材32b内に挿通させるための切欠きが形成される。第1固定部36bを横保持部材32a、32bに固定することで、第2固定部36cが本体部36aを介して横保持部材32a、32bよりも後側に位置する。ここで、横保持部材32aに固定された取付具35の第2固定部36cは本体部36aから下側に延び、横保持部材32bに固定された取付具35の第2固定部36cは本体部36aから上側に延びる。
なお、横保持部材32a、32bは左右方向に亘って湾曲していることから、各取付具35は横保持部材32a、32bとの固定位置によって前後の位置が僅かに異なっている。具体的には、複数の取付具35のうち、中央の取付具35が最も後側に位置し、左右両側の取付具35になるほど前側に位置する。複数の取付具35の第2固定部36cをそれぞれ滑らかに繋ぎ合わせると、図5の二点鎖線Lに示すように、横保持部材32a、32bと略同一の湾曲線となる。
なお、保持部30には調整部40の一部が結合されている。
次に、調整部40について説明する。
調整部40は光源部60、具体的には光源部60を実装する基板部50をリアガラスGに近接可能に調整する。本実施形態の調整部40は基台部20と保持部30との間に配置され、一部が基台部20に接続され、一部が保持部30と結合される。調整部40を調整することで基台部20と保持部30との間の間隔(距離)が変化する。なお、基台部20は車両に取り付けられることから、調整部40を調整することで基台部20に対する保持部30の位置がリアガラスGに近接する方向あるいはリアガラスGから離間する方向に変化する。
本実施形態の調整部40は、調整部材としての複数の調整ネジ41と、調整ネジ41に対応するナット42とを有する。調整ネジ41は、頭部が保持部30に結合され、ネジ部が基台部20に接続される。
まず、調整ネジ41を保持部30に結合する場合について図5を参照して説明する。
図5に示すように、調整ネジ41はネジ部の軸線方向が略前後方向になるように、縦保持部材31a、31b、横保持部材32a、32bおよび押当て部材33に結合される。具体的に、縦保持部材31a、31bには上下に間隔を空けて複数(例えば3つ)の調整ネジ41が結合される。また、横保持部材32a、32bには左右に間隔を空けて複数(例えば6つ)の調整ネジ41が結合される。ここでは、調整ネジ41は隣接する取付具35の間に位置する。また、押当て部材33には左右に間隔を空けて複数(例えば6つ)の調整ネジ41が結合される。横保持部材32a、32bおよび押当て部材33に結合された各調整ネジ41は、左右の間隔が略同一である。調整ネジ41は、例えば溶接スタッドボルトであって、頭部が縦保持部材31a、31b、横保持部材32a、32bおよび押当て部材33に溶接で結合される。なお、調整ネジ41の結合方法は、この場合に限られず、他の結合方法であってもよい。
次に、調整ネジ41を基台部20に接続する場合について図4を参照して説明する。
図4に示すように、調整ネジ41は、ネジ部の軸線方向が略前後方向になるように、縦枠部材21a、21b、横枠部材22a、22b、22cに接続される。具体的には、上述した縦保持部材31a、31bに結合された調整ネジ41は、それぞれ縦枠部材21a、21bに接続される。また、上述した横保持部材32a、32bに結合された調整ネジ41は、それぞれ横枠部材22a、22cに接続される。また、上述した押当て部材33に結合された調整ネジ41は、横枠部材22bに接続される。例えば、調整ネジ41は、各枠部材に形成された孔に後側から挿入し、各枠部材を前後からナット42で挟み込むことによって接続する。なお、調整ネジ41の接続方法は、この場合に限られず、他の接続方法であってもよい。
このように、基台部20と保持部30とは調整部40を介して連結される。すなわち、保持部30は調整部40を介して基台部20によって支持される。
基台部20に対して保持部30の位置を、リアガラスGに近接する方向あるいはリアガラスGから離間する方向に調整する場合には、例えば横枠部材22a、22b、22cを前後から挟み込んでいるナット42を緩め、ナット42を調整ネジ41のネジ部に沿って前後方向に移動させた上で再び挟み込み、ナット42の位置を変更することで行う。調整ネジ41ごとにナット42の位置を変更することで、調整ネジ41ごとに保持部30の位置を、リアガラスGに近接する方向あるいはリアガラスGから離間する方向に調整することができる。
次に、基板部50について説明する。
図6は、基板部50の構成を示す斜視図である。
基板部50は、光源部60を実装する役割を有する。基板部50は後述する基板51a〜51eが略透明であることから、略透明な基板51a〜51eを通して一方面側(前面側)から他方面側(後面側)を視認可能である。また、基板部50は保持部30の後側、すなわち保持部30よりもリアガラスG側でリアガラスGに近接して配置される。基板部50は左右方向の幅がW、高さがHであり、リアガラスGのサイズよりも小さく設定されている。基板部50は複数の基板が並列されることで全体的に平板状に構成される。具体的に、基板部50は、5つの基板51a〜51eと、2つの連結部材53a、53bと、ルーバ55とを有する。
基板51a〜51eは例えば、可撓性を有する樹脂製の略透明なシートである。基板51a〜51eはそれぞれ左右方向の幅がW/5であり、高さがHである。基板51a〜51eにはそれぞれ後面に複数の光源61がマトリクス状に実装される。本実施形態の基板51には、光源61が縦に16個、横に8個実装される。また、基板51には制御基板121から指示された光源61を発光させるために図示しない配線パターンが上下方向に施される。また、基板51には、光源61の光が前側に向かって照射されないように遮光する黒色の遮光シート52が横一列の光源61を覆うように左右方向に亘って前面に接着されている。図6では、遮光シート52をグレーで着色して示している。
連結部材53a、53bは例えば、アルミニウム合金製の帯状の金属板である。連結部材53a、53bは、基板51a〜51eを左右方向に並列して配置された状態に連結する。具体的に、連結部材53aは並列された基板51a〜51eの上端側かつ前面で左右方向に亘って配置され、連結部材53bは並列された基板51a〜51eの下端側かつ前面で左右方向に亘って配置される。連結部材53a、53bは複数の固定ネジ54によってそれぞれ基板51a〜51eを連結する。なお、連結部材53a、53bには、それぞれ取付具35の第2固定部36cが固定ネジ38によって固定される。したがって、基板51a〜51eは、連結部材53a、53bを介して取付具35によって保持部30に保持される。また、本実施形態の連結部材53a、53bはいわゆるブスバーとして機能する。すなわち、連結部材53a、53bから光源61を発光させるための電力が供給される。
図7は、基板51bを後側から見た斜視図である。
ルーバ55は例えば、可撓性を有するEPDMなどの黒色のゴム製であり、後側が開口した断面略C字状に形成される。図7では、ルーバ55をグレーで着色して示している。ルーバ55は光源61を上下方向から覆い、光源61からの光のうち上側および下側に向かう光を遮光する遮光部として機能する。ルーバ55は、上下に間隔を空けて、横一列の光源61ごとに基板51の後面に左右方向に亘って接着されている。本実施形態では、基板51a〜51eごとに16本のルーバ55が接着されている。また、図7の拡大図に示すように、ルーバ55の光源61が配置される面には収容孔57が形成され、収容孔57内に光源61が収容された状態で基板51bに実装される。また、ルーバ55は上側庇部56aと、下側庇部56bと、側壁部56cとを有する。上側庇部56aおよび下側庇部56bは、光源61からの光のうち上側および下側に向かう光を遮光する。また、側壁部56cは、光源61からの光のうち右側および左側に向かう光を遮光する。したがって、光源61からの光は主に後側に向かって照射される。
また、ルーバ55は、可撓性を有することからルーバ55がリアガラスGの内面に押し当てられたときに、リアガラスGの内面に倣った形状に変形可能である。
次に、光源部60について説明する。
光源部60は、複数の光源61を有し、所定の光源61を発光させることで標識として機能する。本実施形態の光源61はLEDチップであり、例えばアンバーの色を発光する。ただし、光源61は特定の一色のみを発光する場合に限られず、複数の色を発光してもよい。
次に、車載標識装置10の組み立て方法について説明する。
まず、予め、光源部60を実装した基板部50、調整ネジ41を結合すると共に取付具35を固定した保持部30、および、基台部20を製造しておく。次に、基板部50の連結部材53a、53bを各取付具35の第2固定部36cに固定ネジ54で固定する。したがって、基板部50は保持部30によって保持部30の後側に保持される。基板51a〜51eは、横保持部材32aと横保持部材32bとの間であって、縦保持部材31aと縦保持部材31bとの間に保持される。このとき、上述したように、横保持部材32a、32bは左右方向に湾曲していることから、複数の取付具35の第2固定部36cは、横保持部材32a、32bに倣って横保持部材32a、32bの湾曲と略同一の湾曲線となっている(図5の二点鎖線L)。したがって、各取付具35に結合された連結部材53a、53bも同様に横保持部材32a、32bの湾曲と略同一に湾曲し、連結部材53a、53bの湾曲に応じて可撓性を有する基板51a〜51eも同様に湾曲した状態にすることができる。
次に、保持部30に結合された各調整ネジ41をそれぞれ縦枠部材21a、21b、横枠部材22a、22b、22cに接続する。具体的には、各調整ネジ41を縦枠部材21a、21b、横枠部材22a、22b、22cの各孔に挿入して前後からナット42により挟み込むことで接続する。したがって、保持部30と基台部20とは調整部40を介して連結される。
このようにして、基台部20と、保持部30と、調整部40と、基板部50、光源部60とを有する車載標識装置10を組み立てることができる。車載標識装置10を車両に取り付ける場合には、基板部50の後面をリアガラスGの内面と対面させた状態で、基台部20の縦枠部材21a、21bの上端をそれぞれ、リアガラスGの上下の取付位置Mに突き当て、例えば取付ネジ24によって固定する(図2および図4を参照)。このようにして、車載標識装置10を車両の内部であって、リアガラスGに近接して設置することができる。また、予め設置している制御装置120と、車載標識装置10とを接続することで、車載標識システム100を構成することができる。
車載標識装置10に標識を表示する場合には、車両の運転者などの乗員が指示装置110を用いて表示させたい標識を選択する。指示装置110は乗員により選択された標識情報を制御装置120に送信する。制御装置120は指示装置110から受信した標識情報に基づいて、所定の光源61を発光させると共に残りの光源61を発光させないように光源部60を制御する。したがって、車載標識装置10の光源部60は乗員により選択された標識を表示させることができる。
図8は、車載標識装置10が取り付けられた車両を後方から見た図である。図8に示すように、後方車両あるいは通行者はリアガラスGを通して標識としての光源部60を確認することができる。ここでは、所定の光源61を発光させることで「作業中」を表示させる一例を示している。なお、光源部60に表示させる標識は、文字、図形または記号などであってもよい。また、光源部60を一定の間隔で点滅させたり、発光させる光源61を順次変更させるアニメーションにしたりしてもよい。
このように、本実施形態の車載標識装置10は車両に内部に取り付けられることから、車載標識装置10は風圧に耐え得る強度や防水機能を有していなくてもよく、車載標識装置10の製造コストを低減することができる。
また、車載標識装置10が取り付けられている車両の乗員が、リアガラスGを通して後方の安全を確認したい場合がある。本実施形態の車載標識装置10は、光源部60が略透明な基板部50に設けられていることから、乗員は略透明な基板部50を通して後方を視認することができる。したがって、リアガラスGを通して車両の外部を視認する場合であっても視認性の低下を抑制することができる。
次に、光源部60をリアガラスGに近接可能に調整する調整部40について説明する。車載標識装置10を車両の内部に設置した場合において、昼間のように車両の内部が暗く、外部が明るい状態では乗員はリアガラスGを通して容易に後方を視認することができる。一方、夜間のように外部が暗い場合には光源部60に標識を表示させることで、車両の内部が明るくなってしまい、乗員はリアガラスGを通して後方を視認することが困難となる現象が生じる。具体的には、リアガラスGと光源部60との間に隙間が生じることで、光源部60からの光がリアガラスGの内面によって反射され、光源部60からの光が車両の内部に照射されることで車両の内部が明るくなり、乗員は車両の外部に対する視認性が低下してしまう。
本実施形態では、調整部40により光源部60をリアガラスGに近接するように調整することで、光源部60の光がリアガラスGに反射されることを抑制させて、車両の内部に照射させないようにする。ここでは、光源部60をリアガラスGに近接させてルーバ55をリアガラスGの内面に当接させることで、光源部60とリアガラスGとの間の隙間をなくすように調整する。
まず、光源部60のうち上側の領域に位置する光源61をリアガラスGに近接させるには、基台部20の横枠部材22aに接続されている調整ネジ41を調整する。
図9は、図2(b)のA部を上側から見た拡大図である。図10は、図2(b)のA部を左側から見た断面図である。
図9(a)および図10(a)は車載標識装置10を車両に取り付けた直後の状態を示している。図9(a)および図10(a)に示すように、ルーバ55とリアガラスGとの間には隙間g1が形成されている。隙間g1があると、例えば、図10(a)の矢印E1に示すように、光源61からの光のうち一部がリアガラスGの内面に反射され、略透明な基板51cを通して車両の内部に照射される。
隙間g1をなくすには、まず横枠部材22aに接続された調整ネジ41の前後から挟み込んでいるナット42を緩める。次に、ナット42を調整ネジ41のネジ部に沿って前側に移動させて位置を変更した上で、再び横枠部材22aを挟み込む。このとき、調整ネジ41は横枠部材22aに対して後側に移動することで、調整ネジ41に結合された横保持部材32aも後側に移動する。横保持部材32aの移動に連動して、取付具35、連結部材53aおよび基板51cが後側に移動することで、光源61がリアガラスGに近接すると共に、ルーバ55がリアガラスGの内面に押し付けられる。上述したように湾曲した横保持部材32aに保持された基板51cは、リアガラスGの内面と同様に湾曲している。したがって、基板51cに接着されたルーバ55もリアガラスGの内面の湾曲と同様の方向で湾曲しており、リアガラスGの左右方向に亘って容易に当接させることができる。また、ルーバ55自体も可撓性を有することから、ルーバ55がリアガラスGに当接したときに、リアガラスGの内面の湾曲面に倣うように変形し、リアガラスGの内面と密着する。
図9(b)および図10(b)に示すように、ルーバ55がリアガラスGに当接することでルーバ55とリアガラスGとの間の隙間をなくすことができる。したがって、例えば図10(b)の矢印E2に示すように、光源61からの光は、リアガラスGの内面に反射されることなく主に後側に向かって照射される。
このように、横枠部材22aに接続されている調整ネジ41を調整することで、光源部60の上側の領域の光源61をリアガラスGの内面に近接させることができ、上側に位置するルーバ55を左右に亘ってリアガラスGの内面に当接させることができる。
また、同様に、横枠部材22cに接続されている調整ネジ41を調整することで、光源部60の下側の領域の光源61をリアガラスGの内面に近接させることができ、下側に位置するルーバ55を左右方向に亘ってリアガラスGの内面に当接させることができる。
次に、光源部60のうち中央の領域に位置する光源61をリアガラスGに近接させるには、基台部20の横枠部材22bに接続されている調整ネジ41を調整する。
図11は、図2(b)のB部を上側から見た断面図である。図12は、図2(b)のB部を左側から見た断面図である。
図11(a)および図12(a)は車載標識装置10を車両に取り付けた直後の状態を示している。図11(a)および図12(a)に示すように、ルーバ55とリアガラスGとの間には隙間g2が形成されている。
隙間g2をなくすには、上述した調整と同様に、調整ネジ41のナット42を緩めて、ナット42を前側に移動させて位置を変更した上で、再び横枠部材22bを挟み込む。したがって、調整ネジ41は横枠部材22bに対して後側に移動することで、調整ネジ41に結合された押当て部材33も後側に移動する。押当て部材33の移動により、押当て部材33が基板51の前面を後側に向かって押圧し、光源61がリアガラスGに近接して、ルーバ55がリアガラスGの内面に押し当てられる。ここで、押当て部材33はリアガラスGと同様に湾曲していることから、基板51cおよび基板51cに接着されたルーバ55もリアガラスGの左右方向に亘って容易に当接させることができる。また、ルーバ55自体も可撓性を有することから、ルーバ55がリアガラスGに押し当てられたときに、リアガラスGの内面の湾曲面に倣うように変形し、リアガラスGの内面と密着する。
図11(b)および図12(b)に示すように、ルーバ55がリアガラスGに当接することでルーバ55とリアガラスGとの間の隙間をなくすことができる。
このように、横枠部材22bに接続されている調整ネジ41を調整することで、光源部60の上下方向における中央側の領域の光源61をリアガラスGの内面に近接させることができ、中央側に位置するルーバ55を左右方向に亘ってリアガラスGの内面に当接させることができる。
したがって、本実施形態の調整部40によれば、調整ネジ41を調整することで光源部60全体をリアガラスGの内面に近接させて、各ルーバ55を左右方向に亘ってリアガラスGに密着させることができる。
以上、本実施形態によれば、車載標識装置10は、一方面側から他方面側を視認可能である略透明な基板部50と、基板部50に設けられ、車両のリアガラスGに近接して配置される光源部60と、を有する。したがって、車載標識装置10が車両の内部に設けられていても、乗員は略透明な基板部50を通して車両の外部を視認できることから、視認性の低下を抑制することができる。なお、本実施形態では、車載標識装置10をリアガラスGに近接して配置する場合について説明したが、この場合に限られず、車両のサイドガラスなどの他のガラスに近接して配置してもよい。
また、本実施形態によれば、車載標識装置10は、光源部60を車両のリアガラスGに近接可能に調整する調整部40を有する。調整部40により光源部60を車両のリアガラスGに近接するように調整することで、光源部60からの光がリアガラスGに反射されることが抑制され、車両の内部に照射させないようにすることができる。したがって、特に夜間における、視認性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、車両に取り付けられ、調整部40の一部が接続される基台部20を有し、調整部40は、基台部20に対する光源部60の相対的な位置を変えることで、光源部60を車両のリアガラスGに近接可能に調整する。したがって、基台部20に接続されている調整部40を調整することで容易に光源部60を車両のリアガラスGに近接させることができる。なお、本実施形態では、調整部40が調整ネジ41を有する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、基台部20と光源部60との間にスペーサを介在させることで基台部20に対する光源部60の相対的な位置を変えてもよい。この場合にスペーサが調整部材であって、調整部40の一部を構成する。また、調整部40は基板部50あるいは光源部60に直接、結合されていてもよい。
また、本実施形態によれば、調整部40は、保持部30を介して基台部20に対する光源部60の相対的な位置を変える。このように、調整部40が基台部20に対する光源部60の相対的な位置を直接、変えるのではなく、保持部30を介して変えることで、光源部60の局所的な調整を緩和することができる。なお、調整部40は、一部が基台部20に結合され、他の一部が保持部30に接続されていてもよい。また、調整ネジ41の一部を回動自在に基台部20および保持部30の一方に結合し、ネジ部を基台部20および保持部30の他方に螺合させてもよい。この場合には、調整ネジ41を回動させるだけで、基台部20に対する光源部60の相対的な位置を変えることができる。
また、本実施形態によれば、光源部60の光を、上下方向から覆うルーバ55を有することから、光源部60からの光がリアガラスGに反射されることが抑制され、車両の内部に照射させないようにすることができる。なお、本実施形態では、ルーバ55は光源61を上下方向から覆う場合について説明したが、この場合に限られず、左右方向から覆ってもよい。すなわち、ルーバ55は上下方向および左右方向の少なくとも何れか一方から覆うようにしてもよい。また、ルーバ55は光源61ごとに上下方向および左右方向から覆うようにしてもよい。
また、本実施形態によれば、略透明な基板51a〜51eにより構成される。したがって、基板部50は前面側から後面側を容易に視認可能に構成することができる。
また、本実施形態によれば、基板部50は可撓性を有する複数の基板51a〜51eが並列に配置して構成される。したがって、基板部50を容易に製造することができる。なお、本実施形態では、基板部50は、5つの基板51a〜51eから構成される場合について説明したが、この場合に限られず、2つ以上であってもよい。また、製造性を考慮しなければ1つの基板で構成してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の車載標識装置について図面を参照して説明する。本実施形態では、基板部70の構成が第1の実施形態の車載標識装置と異なり、他の構成は同様である。以下では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明して、同様の構成は同一符号を付して、その説明を省略する。
図13は、基板部70の構成を示す斜視図である。
基板部70は、光源部60を実装する役割を有する。基板部70は後述する基板71a、71bが開口を有することから、基板71a、71bの開口を通して一方側面(前面側)から他方面側(後面側)を視認可能である。
基板部70は、2つの基板71a、71b、表板76、裏板77、ルーバ80を有する。
図14は、基板部70の右側の構成を後側から見た分解斜視図である。
基板71aは例えば、黒色のガラスエポキシ製である。図13および図14では、基板71aをグレーで着色して示している。基板71aは、左右方向に沿った複数(例えば16本)の帯状部72と、複数の帯状部72の端部を繋ぐ上下方向に沿った基端部73とを有する。
帯状部72は、上下に隣り合う帯状部72との間に間隔を空けてそれぞれ平行に配置される。したがって、基板71aは隣り合う帯状部72の間に左右方向に長いスリット状の開口74を有する。開口74は基板71aを前後方向に貫通する。なお、開口74は一般的に基板に有する部品を取り付けるための孔やスルーホールとは異なり、開口74を通して基板71aの前面側から後面側を視認可能にする役割を有する。ここで、帯状部72の上下方向の帯幅をTとし、開口74の上下方向の開口幅をSとすると、帯幅T<開口幅Sに設定されている。基端部73は、複数の帯状部72と一体で構成され、複数の帯状部72の右端部を上下方向に繋ぐように配置される。
なお、基板71bは、基板71aと左右対称の構成である。
基板71a、71bの後面であって、帯状部72には複数の光源61が実装される。本実施形態の帯状部72には、光源61が横に間隔を空けて20個実装される。なお、基板71a、71bの帯状部72および基端部73には光源61を発光させるために図示しない配線パターンが施される。なお、基端部73の下端には、光源61に電力を供給したり、発光させる光源61を制御したりするためにケーブルを接続するための接続部75を有する。
表板76および裏板77は、基板71a、71bを表側および裏側から挟み込んで重ね合わせることで基板71a、71bを保護する。表板76および裏板77は例えば、ポリカボネートなどの樹脂製の略透明なシートである。表板76および裏板77は左右方向の幅がWであり、高さがHである。表板76および裏板77は大きさに対して厚みが薄いことから、ある程度の可撓性を有する。また、表板76および裏板77は、上端側および下端側に固定ネジ38が挿通される複数の孔を有する。
なお、裏板77には、裏板77を基板71a、71bに重ね合わせたときに、光源61を露出させるための孔78を有する(図14の拡大図を参照)。孔78は光源61に対応して開けられており、左右方向に長い長孔である。
ルーバ80は例えば、可撓性を有するEPDMなどの黒色のゴム製であり、後側が開口した断面略C字状に形成される。図14では、ルーバ80をグレーで着色して示している。ルーバ80は上下に間隔を空けて、横一列の光源61ごとに裏板77の後面に左右方向に亘って接着されている。本実施形態では、16本のルーバ80が接着されている。また、図14の拡大図に示すように、ルーバ80の光源61が配置される面には孔81が形成される。孔81は左右方向に長い長孔である。また、ルーバ80の孔81は、裏板77の孔78と連通している。ルーバ80は上側庇部82aと、下側庇部82bとを有する。
図15は、基板71a、71bを前後から表板76および裏板77を重ね合わせた基板部70の断面図である。
図15に示すように、裏板77を基板71a、71bに重ね合わせたときに、裏板77の孔78とルーバ80の孔81とを通して光源61が露出される。ルーバ80は、上側庇部82aおよび下側庇部82bは、光源61からの光のうち上側および下側に向かう光を遮光する。したがって、光源61からの光は主に後側に向かって照射される。なお、光源61は黒色の基板71a、71bに実装されているために、前側に向かって照射される光は基板71a、71bによって吸収される。
上述したように構成される基板部70は、それぞれ可撓性を有する部材を重ね合わせているから、基板部70全体でも可撓性を有し、リアガラスGの内面に倣った形状に湾曲が可能である。
次に、車載標識装置を組み立てる場合には、基板部70の表板76および裏板77のそれぞれの上端側および下端側の孔に固定ネジ38を挿通されて、取付具35で固定することで、基板部70は保持部30によって保持部30の後側に保持される。
なお、光源部60をリアガラスGに近接可能に調整する方法については第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。
以上、本実施形態によれば、車載標識装置は、開口74を通して一方面側から他方面側を視認可能である基板部70と、基板部70に設けられ、車両のリアガラスGに近接して配置される光源部60と、を有する。したがって、車載標識装置が車両の内部に設けられていても、乗員は基板部70の開口74を通して車両の外部を視認できることから、視認性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、基板71a、71bに例えば、ガラスエポキシ製の基板を用いることができるので、基板部70の製造コストを削減することができる。また、ケーブルを接続するための接続部75を左右端部に集約することができ、基板部70の取扱性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、基板部70は、基板71a、71bを表板76および裏板77により挟み込んで重ね合わせる場合について説明したが、この場合に限られず、表板76および裏板77の少なくとも何れか一方を省略して構成してもよい。
また、本実施形態では、基板71a、71bが左右方向に沿った複数の帯状部72と、複数の帯状部72の端部を繋ぐ上下方向に沿った基端部73とを有する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、複数の帯状部72は上下方向に沿っていてもよく、基端部73は左右方向に沿っていてもよい。
以上、本発明を上述した実施形態により説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能であり、各実施形態を組み合せてもよい。
10:車載標識装置 20:基台部 30:保持部 40:調整部 41:調整ネジ 42:ナット 50:基板部 51a〜51e:基板 55:ルーバ 60:光源部 61:光源 70:基板部 100:車載標識システム 110:指示装置 120:制御装置

Claims (8)

  1. 車両の内部に設けられる車載標識装置であって、
    一方面側から他方面側を視認可能な基板部と、
    前記基板部に設けられ、前記車両のガラスに近接して配置される光源部と、
    を有することを特徴とする車載標識装置。
  2. 前記光源部を前記車両のガラスに近接可能に調整する調整部を有することを特徴とする請求項1に記載の車載標識装置。
  3. 前記車両に取り付けられ、前記調整部の一部が接続される基台部を有し、
    前記調整部は、前記基台部に対する前記光源部の相対的な位置を変えることで、前記光源部を前記車両のガラスに近接可能に調整することを特徴とする請求項2に記載の車載標識装置。
  4. 前記基板部を保持する保持部を有し、
    前記調整部は、前記保持部を介して前記基台部に対する前記光源部の相対的な位置を変えることを特徴とする請求項3に記載の車載標識装置。
  5. 前記光源部の光を、上下方向および左右方向の少なくとも何れか一方から覆う遮光部を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の車載標識装置。
  6. 前記基板部は、略透明な基板により構成されることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の車載標識装置。
  7. 前記基板部は、一方面側から他方面側を視認可能な開口を有する基板により構成されることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の車載標識装置。
  8. 前記光源部を前記車両のガラスに近接可能に調整する複数の調整部材と、
    前記車両に取り付けられ、前記調整部材の一部が接続される基台部と、を有し、
    前記調整部材は、前記基台部と前記光源部との間の間隔を調整することで、前記光源部を前記車両のガラスに近接可能に調整することを特徴とする請求項1に記載の車載標識装置。
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