JP2018149608A - 旋回主軸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主軸装置に供給する流体が漏れたときの不具合を解消できる旋回主軸装置を提供する。
【解決手段】旋回主軸装置1は、旋回軸21と、旋回軸21を傾斜させた状態で回転可能に支持する固定本体部23と、旋回軸21と共に回転可能で主軸装置30を旋回軸21の旋回軸線D回りで旋回可能に支持する旋回本体部22と、を備え、旋回軸21を回転させて主軸装置30の姿勢を変化させる。そして、固定本体部23及び旋回本体部22の内部に設けられ、主軸装置30への電気を通す電気配線路26と、固定本体部23及び旋回本体部22の外部に設けられ、主軸装置30への複数の供給流体のうち少なくとも1つを通す外部流体配管路28と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、旋回主軸装置に関するものである。
例えば、特許文献1には、旋回主軸装置を備える工作機械が記載されている。この旋回主軸装置は、旋回軸を45度に傾斜させた状態で回転可能に支持する固定本体部と、旋回軸と共に回転可能な旋回本体部と、旋回軸回りで旋回本体部に支持される主軸装置とを備える。旋回主軸装置は、主軸装置を旋回軸回りで旋回させて垂直姿勢と水平姿勢の間で旋回割出しを行う。
特開平7−1206号公報
旋回主軸装置を備える工作機械では、主軸装置に装着される回転工具と工作物との加工点を冷却するために、回転工具の先端側に水溶性のクーラントを供給する必要がある。一般的に、旋回主軸装置では、回転工具の先端側にクーラントを供給する場合、流体ディストリビュータ(多ポートロータリージョイントともいう、以下、単に「ディストリビュータ」という)が多く用いられる。
ディストリビュータは、複数のポートがそれぞれ設けられる固定スリーブ及び回転スリーブを備える。そして、固定本体部内において旋回軸の旋回軸線と同軸に配置され、固定スリーブと回転スリーブの間に設ける摺動式の回転シールによって、各ポートの流体を封止する。
しかし、ディストリビュータでは、クーラントを流通させるとき、濾過しきれずに混入している切粉等により回転シールが切れた場合、クーラントの漏れが発生して旋回本体部内にクーラントが充満するという不具合が発生する。この場合、作業者は、固定本体部からディストリビュータを取り外して回転シールを交換し、さらに旋回本体部内のクーラントを除去する必要があり、復旧のための多大な作業工数が掛かることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、主軸装置に供給する流体が漏れたときの不具合を解消できる旋回主軸装置を提供することを目的とする。
本手段に係る旋回主軸装置は、旋回軸と、旋回軸を回転可能に支持する固定本体部と、旋回軸と共に回転可能で主軸装置を旋回軸の旋回軸線回りで旋回可能に支持する旋回本体部と、を備え、旋回軸を回転させて主軸装置の姿勢を変化させる。そして、固定本体部及び旋回本体部の内部に設けられ、主軸装置への電気を通す電気配線路と、固定本体部及び旋回本体部の外部に設けられ、主軸装置への複数の供給流体のうち少なくとも1つを通す外部流体配管路と、を備える。
これにより、外部流体配管路は、固定本体部及び旋回本体部の外部に設けられるので、外部流体配管路から供給流体が漏れても旋回本体部内にクーラントが充満するという不具合の発生を防止できる。特に、電気配線路と外部流体配管路は、固定本体部及び旋回本体部の壁面を隔てて離間した位置に設けられるので、外部流体配管路から漏れた供給流体が電気配線路に影響を及ぼすことはない。よって、従来のように、復旧のための多大な作業工数が掛かることはなく、簡易な作業で復旧できる。
本発明の実施形態の旋回主軸装置を備える工作機械の斜視図である。 旋回主軸装置の斜視図である。 旋回主軸装置における主軸の旋回範囲を旋回軸線方向から見た図である。 旋回主軸装置の一部断面図である。 旋回主軸装置の流体配管路連通部の周辺を示す断面図である。 ガイドのリンク部材を径方向から見た図である。 ガイドのリンク部材を軸線方向(図5Aの左方)から見た図である。 ガイドを構成する複数のリンク部材の連結状態を示す図である。 ガイドを構成する複数のリンク部材が回転した状態を示す図である。 工作機械の動作を説明するためのフローチャートである。
(1.旋回主軸装置を備える工作機械の構成)
本実施形態の旋回主軸装置を備える工作機械の一例として、5軸マシニングセンタを例に挙げて説明する。図1に示すように、工作機械1は、ベッド11、コラム12、サドル13、旋回主軸装置20、スライドテーブル14及びターンテーブル15を備える。ベッド11は、ほぼ矩形状からなり、床上に配置される。ベッド11上には、コラム12が起立して設けられる。
コラム12の側面には、サドル13がX軸線方向に移動可能に設けられる。サドル13の側面には、主軸装置30が取り付けられる旋回主軸装置20がY軸線方向に移動可能に設けられる。また、ベッド11上には、スライドテーブル14がZ軸線方向に移動可能に設けられる。スライドテーブル14上には、ターンテーブル15がY軸線回り(B軸)に回転可能に設けられる。ターンテーブル15には、図略の工作物が治具を介して固定される。
図2A及び図3に示すように、旋回主軸装置20は、旋回軸21、旋回本体部22及び固定本体部23を備える。本例の旋回主軸装置20は、固定本体部23に対して旋回軸21を旋回本体部22と共に回転させて、図2Bに示すように、主軸装置30の姿勢(回転軸線Rの向き)を水平方向(0度)から垂直方向(180度)を経て所定角度θ(例えば、210度)までの間で変化させて主軸装置30の旋回割出しを行う装置である。
図3に示すように、旋回軸21は、略中空円筒状の旋回軸本体21A、中空円筒状の回転スリーブ24及び中空円筒状の固定スリーブ25を有し、旋回軸線DがZ軸線に対し45度傾斜するように固定本体部23内に配置される。旋回軸本体21Aは、固定本体部23内で図略のモータ及び減速機構により回転駆動可能に支持される。回転スリーブ24は、旋回軸本体21Aの内周に同軸(旋回軸線D)で挿入され、旋回軸本体21Aと共に回転可能に設けられる。固定スリーブ25は、回転スリーブ24の内周に同軸(旋回軸線D)で嵌入され、固定本体部23に固定され回転規制される。
旋回本体部22は、旋回軸本体21Aの下端に回転スリーブ24と共に旋回軸線D回りに回転可能に設けられる。旋回本体部22には、主軸装置30が主軸31の回転軸線Rを旋回軸21の旋回軸線Dに対し45度傾斜させた状態で旋回軸線D回りで旋回可能に支持される。主軸31の先端側には、回転工具32が着脱可能に取り付けられ、主軸31の後端側には、主軸31の回転用モータ33のモータ軸が連結される。
固定本体部23は、サドル13の側面にY軸線方向に移動可能に設けられる。固定本体部23の内部には、主軸装置30への電気を通す電気配線路26が設けられる。すなわち、電気配線路26は、固定本体部23の内部から固定スリーブ25の中心孔25eに挿入されるガイド50を通って旋回本体部22の内部へ至るように設けられる。ガイド50は、詳細は後述するが、電気配線路29を旋回本体部22の回転に追従させて案内することで、電気配線路26を緩やかに屈曲させる。これにより、電気配線路26の破断や破損を防止できる。
そして、旋回本体部22の内部には、電気配線路26と接続する配線路接続部27が設けられる。この配線路接続部27は、図略の電気配線により主軸装置30等と接続される。電気配線路26としては、主軸31の回転用モータ33の駆動用の動力線や旋回本体部22の回転位相角度を検出する図略のロータリーエンコーダの信号線、もしくはレーザ光を通す光ファイバ等がある。
図2及び図3に示すように、固定本体部23の外部には、主軸装置30への複数の供給流体、例えばクーラント、潤滑油、オイルミスト等のうちクーラントを通す管状の外部流体配管路28が設けられる。外部流体配管路28には、第一経路28a及び第二経路28bが設けられる。外部流体配管路28は、固定本体部23の外側面に設けられるサドル13側から連通する中継部29と、旋回本体部22の旋回軸線D上の先端外部に設けられる流体配管路連通部40との間を連通するように設けられる。
流体配管路連通部40、外部流体配管路28及び中継部29は、旋回本体部22の外壁により配線路接続部27と隔離されているので、流体配管路連通部40等からクーラントが漏れても従来のように旋回本体部22内にクーラントが充満することはなく、また電気配線路26に影響を及ぼすことはない。また、固定本体部23の内部には、クーラント以外の供給流体、例えば潤滑油、オイルミスト等を通す内部流体配管路23a(図3の破線の矢印で示す経路)が、固定本体部23から固定スリーブ25及び回転スリーブ24を通って旋回本体部22に至るように設けられる。
図4に示すように、流体配管路連通部40は、円筒状の固定連通部41、並びに固定連通部41の外周に同軸(旋回軸線D)で回転シール43及び軸受44を介して回転可能に嵌入される中空円筒状の回転連通部42等を備える。この流体配管路連通部40では、クーラントを流通させるとき、濾過しきれずに混入している切粉等により回転シール43が切れた場合、作業者は、外部流体配管路28を固定連通部41から外し、固定連通部41を旋回本体部22から外して回転シール43を交換する作業のみでよいので、作業工数を従来より大幅に削減できる。また、高圧クーラントを流通させる場合、回転シール43の径を小さくできるため、旋回軸本体21A(旋回本体部22)の回転用のモータの起動トルクを低減できる。
固定連通部41には、中心軸線(旋回軸線D)に沿って両端面を貫通する第一孔41a、及び第一孔41aと平行に下方の端面から途中まで延び、そこから直角に曲がって周面に設けられた円環状の溝41cに貫通する第二孔41bが設けられる。固定連通部41の上方の端面と対向する旋回本体部22には、第一孔41aと連通する円筒状の空間23bが設けられる。
そして、旋回本体部22には、空間23bと連通する第一管路23cが設けられる。第一管路23cは、主軸装置30のハウジング34の後端面中心部から主軸31の中心を通って回転工具32の先端部に至る流体経路35(図3の一点鎖線の矢印で示す経路35)と繋がっている。
回転連通部42は、旋回本体部22と共に旋回軸線D回りに回転可能に旋回本体部22に固定される。回転連通部42には、固定連通部41の周面に設けられた円環状の溝41cと連通する孔42aが穿設される。そして、旋回本体部22には、孔42aと連通する第二管路23dが設けられる。第二管路23dは、主軸装置30のハウジング34の後端面からハウジング34の前端面に至る流体経路36(図3の二点鎖線の矢印で示す経路36)と繋がっている。
外部流体配管路28は、外部流体配管路28の第一経路28aが固定連通部41の第一孔41aに連通し、且つ外部流体配管路28の第二経路28bが固定連通部41の第二孔41bに連通するように固定される。旋回本体部22が、回転連通部42と共に旋回軸線D回りに回転するとき、外部流体配管路28は、固定連通部41と共に定位置で静止しているので、外部流体配管路28は、旋回本体部22と干渉しない形態で配管する。
外部流体配管路28の第一経路28aを通るクーラントは、固定連通部41の第一孔41aから旋回本体部22の空間23b及び第一管路23cを通って、主軸装置30のハウジング34の後端面中心部から主軸31の中心を通って回転工具32の先端部で放出される(図3の一点鎖線の矢印で示す経路35)。
また、外部流体配管路28の第二経路28bを通るクーラントは、固定連通部41の第二孔41bから固定連通部41の溝41c、回転連通部42の孔42a及び第二管路23dを通って、主軸装置30のハウジング34の後端面からハウジング34の前端面で放出される(図3の二点鎖線の矢印で示す経路36)。
(2.ガイドの構造)
ガイド50は、旋回主軸装置20の旋回運動で電気配線路26が所定の許容範囲を超えてねじれないように案内する部材である。ガイド50は、複数の環状のリンク部材51を備える。図5A及び図5Bに示すように、リンク部材51は、小径部52及び大径部53が同軸で段差を持って一体化された形状に形成される。
小径部52の外径は、大径部53の内径より若干小さく形成される。小径部52の外周には、ピン54が着脱可能に突設される。大径部53の外周には、ピン54の外径より若干大きい幅で周方向に延びる貫通した溝部55が穿設される。小径部52及び大径部53の内周には、周方向に90度の間隔で配置される仕切り板56が軸線方向に延びるように形成される。すなわち、リンク部材51には、周方向に4つの領域A1−A4が形成される。
図6Aに示すように、複数のリンク部材51は、中心が同一線上に並び且つ隣り合うリンク部材51の大径部53の内周に小径部52の外周が摺動可能に嵌り込むように配置される。そして、各リンク部材51は、ピン54が溝部55にそれぞれ挿入されて取り付けられ一体的に連接される。1つのリンク部材51の大径部53の内周が、隣り合うリンク部材51の小径部52の外周に沿って回転すると、ピン54は、溝部55内において溝部55に沿って摺動する。これにより、1つのリンク部材51は、ピン54が溝部55の一端から他端へ摺動する距離に相当する角度だけ回転可能、すなわち所定角度に回転規制される。
図3に示すように、ガイド50は、固定スリーブ25の中心孔25eに挿入される。そして、下端のリンク部材51は、フランジ24aを介して回転スリーブ24にボルト締結され、上端のリンク部材51は、フランジ25aを介して固定スリーブ25にボルト締結される。そして、ガイド50の各領域A1−A4は、直線状に連通した形状、すなわち円筒形状を軸線方向に4分割した形状となる。各領域A1−A4には、電気配線路26が通される。
ガイド50は、旋回本体部22が回転スリーブ24と共に旋回軸線D回りに回転すると、先ず、回転スリーブ24と共に図3の下端のリンク部材51が旋回軸線D回りに回転する。この下端のリンク部材51は、ピン54が溝部55の一端側(図6Aに示す溝部55の下端側)から移動して他端側(図6Aに示す溝部55の上端側)に当接するまで回転する。
次に、ガイド50は、図3の下端のリンク部材51と共に隣り合う上側のリンク部材51が旋回軸線D回りに回転する。この隣り合う上側のリンク部材51は、ピン54が溝部55の一端側(図6Aに示す溝部55の下端側)から移動して他端側(図6Aに示す溝部55の上端側)に当接するまで回転する。このように、ガイド50は、図3の下端のリンク部材51から上端のリンク部材51に向かって順次回転する。そして、最終的に、全てのリンク部材51の回転が完了すると、各ピン54は、溝部55の他端側(図6Bに示す溝部55の上端側)に当接した状態となる。
そして、ガイド50の各領域A1−A4は、各リンク部材51の回転に伴って徐々にずれて螺旋状になる。電気配線路26は、仕切り板56に押されて緩やかな螺旋を描くように屈曲することで、ガイド50の各領域A1−A4の螺旋状のずれ動作に対応するので、局所的に急激なねじれを生じることはなく、破断や破損が生じるおそれはない。
(3.旋回主軸装置を備える工作機械の動作)
次に、旋回主軸装置20を備える工作機械1の工作物に対する加工動作について図を参照して説明する。なお、本例では、工作物の一側面に傾斜した複数の孔を穿設する加工動作について説明する。
工作機械1の制御装置は、工作機械1に設けられるオイルポンプを駆動してオイルタンクからオイルを汲み上げ、配管から内部流体配管路23aを通して旋回本体部22に供給開始する。また、工作機械1に設けられるクーラントポンプを駆動してクーラントタンクからクーラントを汲み上げ、配管から中継部29を通して外部流体配管路28に供給開始する(図7のステップS1)。
外部流体配管路28の第一経路28aに供給されるクーラントは、固定連通部41の第一孔41aから旋回本体部22の空間23bを介して第一管路23cを通り、さらに主軸装置30のハウジング34の後端面中心部から主軸31の中心を通って回転工具32の先端部に供給される(図3の一点鎖線の矢印で示す経路35)。
外部流体配管路28の第二経路28bに供給されるクーラントは、固定連通部41の第二孔41bから溝41cを介して第二管路23dを通り、さらに主軸装置30のハウジング34の後端面からハウジング34の前端面に供給される(図3の二点鎖線の矢印で示す経路36)。
制御装置は、ターンテーブル15を回転させて工作物の加工側面を回転工具32側に位置決めし、主軸31の回転用モータ33を駆動して回転工具32を回転開始する(図7のステップS2)。そして、旋回軸本体21Aのモータを駆動して旋回本体部22を回転し、主軸装置30を旋回させて回転工具32の回転位相を割出し(図7のステップS3)、サドル13、旋回主軸装置20及びスライドテーブル14をX,Y,Z軸線方向にそれぞれ移動させて加工開始する(図7のステップS4,S5)。
制御装置は、加工が終了したか否かを判断し(図7のステップS6)、加工が終了していない場合は、ステップS3に戻って上述の処理を繰り返す。一方、ステップS6において、加工が終了した場合は、サドル13、旋回主軸装置20及びスライドテーブル14をX,Y,Z軸線方向にそれぞれ移動させて回転工具32を退避位置に移動させる(図7のステップS7)。
制御装置は、主軸31の回転用モータ33を駆動停止して回転工具32を回転停止する(図7のステップS8)。そして、オイルポンプを駆動停止してオイルの供給を停止すると共に、クーラントポンプを駆動停止してクーラントの供給を停止し(図7のステップS9)、全ての処理を終了する。
(4.その他)
上述した実施形態では、傾斜した旋回軸21を有する旋回主軸装置20に流体配管路連通部40、外部流体配管路28及び中継部29を適用する場合を説明したが、水平な旋回軸を有する旋回主軸装置や垂直な旋回軸を有する旋回主軸装置にも同様に適用可能である。
また、上述した実施形態では、旋回軸21の旋回軸線DがZ軸線に対し45度傾斜する旋回主軸装置20について説明したが、旋回軸の旋回軸線DがZ軸線に対し任意の角度傾斜する旋回主軸装置についても同様に適用可能である。
(5.実施形態の効果)
本実施形態の旋回主軸装置20は、旋回軸21と、旋回軸21を回転可能に支持する固定本体部23と、旋回軸21と共に回転可能で主軸装置30を旋回軸21の旋回軸線D回りで旋回可能に支持する旋回本体部22と、を備え、旋回軸21を回転させて主軸装置30の姿勢を変化させる。そして、固定本体部23及び旋回本体部22の内部に設けられ、主軸装置30への電気を通す電気配線路26と、固定本体部23及び旋回本体部22の外部に設けられ、主軸装置30への複数の供給流体のうち少なくとも1つを通す外部流体配管路28と、を備える。
これにより、外部流体配管路28は、固定本体部23及び旋回本体部22の外部に設けられるので、外部流体配管路28から供給流体が漏れても旋回本体部22内にクーラントが充満するという不具合の発生を防止できる。特に、電気配線路26と外部流体配管路28は、固定本体部23及び旋回本体部22の壁面を隔てて離間した位置に設けられるので、外部流体配管路28から漏れた供給流体が電気配線路26に影響を及ぼすことはない。よって、従来のように、復旧のための多大な作業工数が掛かることはなく、簡易な作業で復旧できる。
また、外部流体配管路28は、クーラントを通すので、クーラントに混入し易い切粉等による影響を抑制できる。
また、旋回主軸装置20は、固定本体部23及び旋回本体部22の内部に設けられ、クーラント以外の供給流体を通す内部流体配管路23a、を備えるので、特に潤滑油を駆動系に簡易に供給できる。
また、旋回本体部22は、電気配線路26と接続する配線路接続部27と、配線路接続部27とは隔離され、外部流体配管路28と連通する流体配管路連通部40と、を有する。これにより、配線路接続部27及び流体配管路連通部40は、旋回本体部22の旋回に影響されない構成にすることで、旋回本体部22の旋回による電気配線路26及び外部流体配管路28の不具合の発生を防止できる。
また、旋回軸21は、旋回軸線Dが水平方向に対し傾斜している。このような旋回主軸装置20であっても、外部流体配管路28は、固定本体部23及び旋回本体部22の外部に設けられるので、外部流体配管路28から供給流体が漏れても旋回本体部22内にクーラントが充満するという不具合の発生を防止できる。
また、固定本体部23は、旋回軸21の旋回軸線Dが水平方向に対し45度傾斜する状態で旋回軸21を支持する。これにより、主軸装置30の姿勢(回転軸線Rの向き)を水平方向(0度)から垂直方向(180度)を経て所定角度θ(例えば、210度)までの間で変化させて主軸装置30の旋回割出しを行うことができる。
1:工作機械、 20:旋回主軸装置、 21:旋回軸、 21A:旋回軸本体、 22:旋回本体部、 23:固定本体部、 23a:内部流体配管路、 23b:空間、 23c:第一管路、 23d:第二管路、 24:回転スリーブ、 25:固定スリーブ、 26:電気配線路、 27:配線路接続部、 28:外部流体配管路、 28a:第一経路、 28b:第二経路、 30:主軸装置、 31:主軸、 32:回転工具、 33:回転用モータ、 34:ハウジング、 35,36:経路、 40:流体配管路連通部、 41:固定連通部、 41a:第一孔、 41b:第二孔、 41c:溝、 42:回転連通部、 43:回転シール、 44:軸受、 D:旋回軸線

Claims (6)

  1. 旋回軸と、
    前記旋回軸を回転可能に支持する固定本体部と、
    前記旋回軸と共に回転可能で主軸装置を前記旋回軸の旋回軸線回りで旋回可能に支持する旋回本体部と、
    を備え、
    前記旋回軸を回転させて前記主軸装置の姿勢を変化させる、旋回主軸装置であって、
    前記固定本体部及び前記旋回本体部の内部に設けられ、前記主軸装置への電気を通す電気配線路と、
    前記固定本体部及び前記旋回本体部の外部に設けられ、前記主軸装置への複数の供給流体のうち少なくとも1つを通す外部流体配管路と、
    を備える、旋回主軸装置。
  2. 前記外部流体配管路は、クーラントを通す、請求項1に記載の旋回主軸装置。
  3. 前記旋回主軸装置は、
    前記固定本体部及び前記旋回本体部の内部に設けられ、前記クーラント以外の供給流体を通す内部流体配管路、を備える請求項2に記載の旋回主軸装置。
  4. 前記旋回本体部は、前記電気配線路と接続する配線路接続部と、前記配線路接続部とは隔離され、前記外部流体配管路と連通する流体配管路連通部と、を有する請求項1−3の何れか一項に記載の旋回主軸装置。
  5. 前記旋回軸は、旋回軸線が水平方向に対し傾斜している、請求項1−4の何れか一項に記載の旋回主軸装置。
  6. 前記固定本体部は、前記旋回軸の旋回軸線が水平方向に対し45度傾斜する状態で前記旋回軸を支持する、請求項1−5の何れか一項に記載の旋回主軸装置。
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