JP2012047220A - 流路接続装置および流路接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1部品や第2部品について別々に位置決めがなされている場合でも、部品公差による位置ずれを補償することにより、それら部品の接続を可能とする流路接続装置および流路接続方法を提供する。
【解決手段】B軸用ロータリジョイント152の油用流路321Aと、E軸用ロータリジョイントの油用流路とは、マニホールドブロック341の油用流路341Aを介して、流体供給ピン342の油用流路342Aにより接続される。流体供給ピン342の下端部は、ピン支持部材343に形成された空間内343Sで、油用流路321Aの流路方向と交差する方向に摺動可能に支持されている。ロータリジョイント同士の接続の際、空間343S内での流体供給ピン342の下端部の位置を、油用流路321Aの流路方向と交差する方向で調整することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、流路が形成された部品同士を接続する流路接続装置および流路接続方法に係り、特に、部品公差等による位置ずれを補償する技術に関する。
各種機械や装置では、流路が形成された部品同士が接続されている。このような部品としては、たとえば固定配管から各種機械の回転部への流体の供給に使用されるロータリジョイントがある(たとえば特許文献1)。ロータリジョイントは、各種油や、エア、クーラント等の複数の流路が形成され、複雑な内部構造を有している。このような複雑な内部構造を有する部品を用いた接続構造では、部品の位置決めに高精度が要求される。
たとえば固定部品に固定される等して位置決めがなされた一方の部品に対して他方の部品を接続する場合、一方の部品について部品公差による位置ずれが生じていても、フリーな状態にある他方の部品を、その位置ずれに応じて一方の部品に接続することができる。
特開平11−257561号公報
しかしながら、他方の部品も固定部品に固定される等して位置決めがなされている場合、部品公差による位置ずれが生じた場合、位置ずれを補償することができないため、それら部品を接続することが困難である。特に、上記のように複雑な内部構造を有するロータリジョイントを用いる場合、その問題は深刻である。
したがって、本発明は、接続される双方の部品について別々に位置決めがなされている場合でも、部品公差等による位置ずれを補償することにより、それら部品の接続を可能とする流路接続装置および流路接続方法を提供することを目的とする。
本発明の流路接続装置は、第1流路を有する第1部品と、第2流路を有する第2部品とを接続する流路接続装置であって、第1部品の第1流路と第2部品の第2流路とに連通する第3流路を有する流体供給ピンと、流体供給ピンを支持する支持部材とを備え、流体供給ピンの一端部は、支持部材に形成された空間内で、第1流路の流路方向と交差する方向に摺動可能に支持されていることを特徴とする。
本発明の流路接続装置では、第1部品の第1流路と第2部品の第2流路とは、流体供給ピンの第3流路により接続される。この場合、流体供給ピンの一端部は、支持部材に形成された空間内で、第1流路の流路方向と交差する方向に摺動可能に支持されているから、第1部品と第2部品とが別々に位置決めがなされているときでも、第1部品と第2部品との接続の際、空間内での流体供給ピンの一端部の位置を、第1流路の流路方向と交差する方向で調整することができる。これにより、空間内での流体供給ピンの一端部の位置を適宜設定することができるから、第1流路の流路方向と交差する方向において、部品公差による位置ずれを補償することができる。したがって、第1部品や第2部品が複雑な内部構造を有する場合でも、それら部品の接続が可能となる。
本発明は種々の構成を用いることができる。たとえば流体供給ピンの他端部は、第1部品の第1流路内に挿入されている態様を用いることができる。この態様では、第1部品と第2部品との接続の際、第1部品の第1流路内で流体供給ピンの他端部の位置を調整することができるから、第1流路の流路方向において、部品公差による位置ずれを補償することができる。したがって、第1部品や第2部品が複雑な内部構造を有する場合でも、それら部品の接続をさらに容易に行うことができる。
本発明の流路接続方法は、本発明の流路接続装置で用いられる流路接続方法である。すなわち、本発明の流路接続方法は、第1流路を有する第1部品と、第2流路を有する第2部品とを接続する流路接続方法であって、第1部品の第1流路と第2部品の第2流路とに連通する第3流路を有する流体供給ピンと、流体供給ピンを支持する支持部材とを用い、流体供給ピンの一端部を、支持部材に形成された空間内で、第1流路の流路方向と交差する方向に摺動可能に支持することを特徴とする。
本発明の流路接続方法は、本発明の流路接続装置と同様な効果を得ることができる。
本発明の流路接続装置あるいは流路接続方法によれば、第1部品や第2部品について別々に位置決めがなされている場合でも、部品公差による位置ずれを補償することにより、それら部品の接続を可能とする。
本発明に係る一実施形態の工作機械の概略構成を表す図である。 本発明に係る一実施形態の旋回テーブル装置の一部の概略構成を表す側断面図である。 図2に示す流路接続装置の構成を表す拡大側断面図である。
(1)実施形態の構成
(1−1)全体構成
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る一実施形態の流路接続装置340が適用される旋回テーブル装置20を備えた工作機械1の概略構成を表す図である。工作機械1は、たとえばワークWに穴加工を行う加工ユニット10と、ワークWを固定する旋回テーブル装置20とを備えている。加工ユニット10は、支柱11によりZ方向に移動可能に支持されている。旋回テーブル装置20は、ワークW(たとえばエンジンのシリンダブロック等の長尺ワーク)を立設する。2個の回転軸(E軸とB軸)を有する旋回テーブル装置20の組立は、図2,3に示す流路接続装置340を用いることにより可能となる。
(1−2)旋回テーブル装置の構成
図2は、本発明に係る一実施形態の旋回テーブル装置20の一部の概略構成を表す側断面図である。図3は、本発明に係る一実施形態の流路接続装置340の概略構成を表す拡大側断面図である。旋回テーブル装置20は、図1に示すようにベッド21を備えている。ベッド21上に、Y方向に移動可能にYテーブル22が支持され、Yテーブル22上にXテーブル23がX方向(図1の紙面垂直方向)に移動可能に支持されている。Xテーブル23上に装置本体100が支持されている。
装置本体100は、図2に示すように、E軸回転部101および固定部102を備えている。E軸回転部101は、B軸回転部101Aおよび旋回部101Bを備えている。B軸回転部101Aと旋回部101Bとの間には、たとえば軸受としてクロスローラリング111が設けられている。旋回部101Bと固定部102との間には、たとえば軸受としてクロスローラリング112が設けられている。
B軸回転部101Aは、クロスローラリング111を介して旋回部101Bによって支持され、B軸(ロータリ軸、第2回転軸)回りに回転可能となっている。E軸回転部101は、クロスローラリング112を介して固定部102によって支持され、E軸(旋回軸、第1回転軸)回りに回転可能となっている。固定部102は、Xテーブル23に固定されている。E軸は、たとえば水平方向から45度傾斜した位置に設定されている。B軸は、たとえばワーク固定部113が取り付けられる取付面201Hに対して垂直方向に設定されている。
(1−3)E軸回転部の構成
(A)B軸回転部の構成
B軸回転部101Aは、テーブルベース部材201、固定部用クランプ202、ビルトインモータ141のロータ部211、B軸用ロータリジョイント152の回転側ジョイント体221、および、エンコーダ142のエンコーダ回転部231を備えている。テーブベース部材201は、装置本体100の基台部の上面部を構成し、B軸回りに回転可能に設けられている。テーブベース部材201の上面は、ワークWを固定するワーク固定部113が取り付けられる取付面201Hである。固定部用クランプ202は、たとえばテーブベース部材201の上面に設けられている油圧クランプである。固定部用クランプ202には、テーブベース部材201の油圧用流路201Aを通じて油圧が付与される。固定部用クランプ202には、ワーク固定部113が着脱可能に設けられる。
回転側ジョイント体221は、テーブルベース部材201の下面中央部に設けられ、旋回部101Bの固定側ジョイント体321の外周部に配置されている。回転側ジョイント体221には、テーブベース部材201等に供給される各種油や、クーラント、エア等の複数の流路が形成されている。ビルトインモータ141のロータ部211は、回転側ジョイント体221の外周部に配置されている。エンコーダ回転部231は、回転側ジョイント221体の外周部の下端部側に配置されている。
(B)旋回部の構成
旋回部101Bは、タレットヘッド301、中継ボックス302、ロトクランプ303、ケーブルクランプ304、ギア305、ビルトインモータ141のステータ部311、B軸用ロータリジョイント152の固定側ジョイント体321、エンコーダ142のエンコーダ固定部331、流路接続装置340、および、E軸用ロータリジョイント151の回転側ジョイント体351を備えている。タレットヘッド301は、装置本体100の基台部の側面部を構成し、クロスローラリング112を介してXテーブル23上でE軸回りに回転可能に支持されている。
中継ボックス302は、たとえばタレットヘッド301の側壁近傍の空間部に配置されている。中継ボックス302は、ビルトインモータ141用の制御部を内蔵している。中継ボックス302は、電気配線121(たとえばビルトインモータ141のステータ部311に接続される動力線、および、エンコーダ142のエンコーダ固定部331に接続されるエンコーダ線)が接続されている。ロトクランプ303は、たとえばテーブルベース部材201の下面に配置され、テーブルベース部材201のB軸回りの回転を制動するエアブレーキである。
ケーブルクランプ304は、マニホールドブロック341の外周面に設けられている。ケーブルクランプ304は、中継ボックス302から外部へ取り出される電気配線121を途中で固定する部材である。ギア305は、タレットヘッド301の下端部に配置され、旋回部101Bの回転用ギアである。ビルトインモータ141のステータ部311は、B軸回転部101Aのロータ部211の外周部に配置されている。ビルトインモータ141は、ロータ部211およびステータ部311により構成されるB軸用回転駆動源である。エンコーダ固定部331は、B軸回転部101Aのエンコーダ回転部231に対向して配置されている。エンコーダ142は、エンコーダ回転部231およびエンコーダ固定部331により構成され、ロータ部211の回転量・回転角度・回転位置を計測するロータリエンコーダである。
固定側ジョイント体321は、テーブルベース部材201の下面中央部に設けられている。固定側ジョイント体321には、各種油や、クーラント、エア等の流体用の複数の流路が形成され、それら流路は、回転側ジョイント体221の流路に連通している。符号321Aは、回転側ジョイント体221の油用流路を介してテーブベース部材201の油用流路201Aに連通する油用流路である。符号321Cはクーラント用流路である。B軸用ロータリジョイント152は、回転側ジョイント体221および固定側ジョイント体321から構成されるB軸用回転機構である。
流路接続装置340は、B軸用ロータリジョイント152の固定側ジョイント体321とE軸用ロータリジョイント151の回転側ジョイント体351との流路同士を接続する部位である。流路接続装置340は、たとえばマニホールドブロック341、流体供給ピン342、および、ピン支持部材343を備えている。
マニホールドブロック341には、たとえば側断面が略V字状をなし、各種油や、クーラント、エア等の流体用の複数の流路が形成されている。符号341Aは、流体供給ピン342の油用流路342Aに連通する油用流路、符号341Bは、ロトクランプ303にエアを供給するエア用流路、符号341Cは、流体供給ピン342のクーラント用流路342Cに連通するクーラント用流路、符号341Dは冷却油用流路である。流体供給ピン342は、たとえば固定側ジョイント体321の各流路に設けられている。符号342Aは、固定側ジョイント体321の油用流路321Aに連通する油用流路、符号342Cは、固定側ジョイント体321のクーラント用流路321Cに連通するクーラント用流路である。ピン支持部材343は、たとえばマニホールドブロック343の右端部上面に固定され、流体供給ピン341を支持する。
たとえば油用流路342Aが形成されている流体供給ピン342では、図3に示すように、油用流路342Aは、固定側ジョイント体321の油用流路321Aとマニホールドブロック341の油用流路341Aとに連通している。流体供給ピン342の上端部は、固定側ジョイント体321の油用流路321Aに挿入され、流体供給ピン342の上端部外周面は、油用流路321Aの内周面に当接し、流体供給ピン342の上部外周面と油用流路321Aの内周面との間は、たとえばO−リング344によりシールされている。
流体供給ピン342の下部は、ピン支持部材343の空間343S内で摺動可能に支持されている。具体的には、流体供給ピン342の下部の外周面とピン支持部材343の空間343Sの内周面との間に、所定間隔の隙間が形成されている。流体供給ピン342の下端面は、マニホールドブロック343の上面で摺動可能となっている。流体供給ピン342の下端面とマニホールドブロック343の上面との間は、たとえばO−リング345によりシールされている。
流体供給ピン342の下端部には凸部342Mが形成され、凸部342Mは空間343Sの凹部343Lに係合している。流体供給ピン342の下端部は、凸部342Mの上端面と空間343Sの凸部343Mの下端面との当接により、空間343Sからの離脱が防止されている。
流体供給ピン342は、図3の水平方向において、流体供給ピン342の上端部外周面と固定側ジョイント体321の油用流路321Aの内周面との当接により固定され、図3の垂直方向において、流体供給ピン342の凸部342Mの上端面と空間343Sの凸部343Mの下端面との当接により固定されている。
回転側ジョイント体351は、E軸のシャフト部を構成しており、その下端部には、旋回部101BをE軸回りに回転させるE軸用回転駆動源(図示略)が設けられている。E軸用回転駆動源は、Xテーブル23内に設けられている。回転側ジョイント体351は、マニホールドブロック341の下面部に接続されている。
回転側ジョイント体351は、各種油や、クーラント、エア等の流体用の複数の流路を有し、それら流路は、マニホールドブロック341の流路に連通している。符号351Aは、マニホールドブロック341の油用流路341Aに連通する油用流路、符号351Bは、マニホールドブロック341のエア用流路341Bに連通するエア用流路、符号351Dは、マニホールドブロック341の冷却油用流路341Dに連通する冷却油用流路である。
(1−4)固定部の構成
固定部102は、Xテーブル23、ケーブルクランプ401、および、E軸用ロータリジョイント151の固定側ジョイント体451を備えている。ケーブルクランプ401および固定側ジョイント体451は、Xテーブル23に対して固定されている。ケーブルクランプ401は、ケーブルベア131から取り出される電気配線121を固定する部材である。
固定側ジョイント体451は、旋回部101Bの回転側ジョイント体351の外周部に配置されている。固定側ジョイント体451には、各種油や、クーラント、エア等の流体用の複数の流路が形成され、それら流路は、回転側ジョイント体351の流路に連通している。符号451Aは、回転側ジョイント体351の油用流路351Aに連通する油用流路である。E軸用ロータリジョイント151は、回転側ジョイント体351および固定側ジョイント体451から構成されるE軸用回転機構である。
(1−5)電気配線
電気配線121は、上記のようにビルトインモータ141のステータ部311に接続される動力線、および、エンコーダのエンコーダ固定部331に接続されるエンコーダ線からなり、中継ボックス302に接続される。電気配線121は、中継ボックス302からケーブルベア131を通じて装置外部に取り出される。この場合、電気配線121は、マニホールドブロック341の外周面に設けられたケーブルクランプ304に固定され、Xテーブル23に対して固定されたケーブルクランプ401に固定されている。
電気配線121は、E軸用ロータリジョイント151の周囲に、遊びを有するように巻回されている。この場合、E軸用ロータリジョイント151の周囲では、ケーブルベア131内に挿入されていることが好適である。ケーブルベア131は、柔軟性を有する螺旋状の保護部材である。ケーブルベア131は、E軸用ロータリジョイント151に螺旋状に巻回され、ケーブルベア131の一端部は、E軸回転部101の旋回部101Bに固定され、ケーブルベア131の他端部は、固定部102に固定されている。
装置本体100の基台部のE軸回りの回転時、基台部の側面部を構成するタレッドヘッド301に内蔵されたビルトインモータ141はE軸回りに回転する。この場合、ビルトインモータ141のステータ部311に一端部が接続された電気配線121は、遊びを有するようにE軸用ロータリジョイント151の周囲に巻回されているから、基台部がE軸回りの所定方向に回転する時、電気配線121は、たとえばE軸用ロータリジョイント151との間隔が小さくなるようにしてE軸用ロータリジョイント151に対して締める方向に移動することができる。一方、基台部がE軸回りに所定方向とは反対方向に回転する時、電気配線121は、たとえばE軸用ロータリジョイント151との間隔が大きくなるようにしてE軸用ロータリジョイント151に対して緩む方向に移動することができる。
(1−6)流路
旋回テーブル装置20のB軸回転部101A、旋回部101B、および、固定部102には、上記のように各部位に各種油や、クーラント、エア等供給するための複数の流路が形成されている。
たとえば図2の点線矢印で示されるように、固定部用クランプ202へ付与される油圧は、固定側ジョイント体451の油用流路451A、回転側ジョイント体351の油用流路351A、マニホールドブロック341の油用流路341A、流体供給ピン342の油用流路342A、固定側ジョイント体321の油用流路321A、回転側ジョイント体221の油用流路、および、テーブベース部材201の油用流路201Aを通じて付与される。また、ロトクランプ303へのエアの供給は、固定側ジョイント体451のエア用流路、回転側ジョイント体351のエア用流路351B、マニホールドブロック341のエア用流路341B、およびその他部位のエア用流路を通じてなされる。
(1−7)旋回テーブル装置の利点
旋回テーブル装置20では、装置本体100のテーブルベース部材201の取付面201Hを、図1の水平方向に平行となるように設定して、ワーク固定部113にワークWを固定する。この場合、ワークWの長手方向を水平方向に平行となるように設定する。ワークWは、ワーク固定部113とワーククランプ24とで狭持する。次いで、E軸回転部101をE軸回りに180度回転させることにより、取付面201Hを垂直方向に平行となるように設定してワークWを垂直方向に立設する。この場合、E軸回転部101のE軸回りの回転は、回転側ジョイント体351の下端部に接続されたE軸用回転駆動源により行う。
次いで、Xテーブル23およびYテーブル22を用いて、旋回テーブル装置20のX方向およびY方向に適宜移動させることにより、加工ユニット10の加工位置に設定する。この場合、B軸回転部101AをB軸回りに適宜回転させ、加工ユニット10に対するワークWの被加工面の傾斜角度を設定する。続いて、加工ユニット10をZ方向の下方に移動させ、ワークWの被加工面に加工を行うことにより、所望方向に延在する穴をワークWに形成する。
このようにワークWが固定されるワーク固定部113は、B軸回りに回転することができるから、ワークWの種類や加工手法に応じて、垂直方向から所定角度傾斜した方向に延在する穴を加工ユニット10により形成することができる。
(2)実施形態の動作
上記構成の旋回テーブル装置20に適用される流路接続装置340の動作について、おもに図3を参照して説明する。回転側ジョイント体351および固定側ジョイント体451から構成されるE軸用ロータリジョイント151と、回転側ジョイント体211および固定側ジョイント体221から構成されるB軸用ロータリジョイント152とを流路接続装置340により接続している。
旋回テーブル装置20の組立ての際、E軸用ロータリジョイント151は、Xテーブル23に対して位置決めがなされ、B軸用ロータリジョイント152は、タレットヘッド301に対して位置決めがなされている。このようにE軸用ロータリジョイント151およびB軸用ロータリジョイント152は別々に位置決めがなされている。
ここで、たとえば図3に示す流路接続装置340では、流体供給ピン342の上端部を固定側ジョイント体321の流路(たとえば油用流路321A)内に挿入する場合、流体供給ピン342の下端部は、ピン支持部材343の空間343S内で摺動可能に支持されているから、空間343S内での流体供給ピン342の下端部の位置を調整することができる。この場合、流体供給ピン342の図3の水平方向(油用流路321Aの流路方向に垂直な面内方向)の移動は、流体供給ピン342の上端部外周面と固定側ジョイント体321の油用流路321Aの内周面との当接により固定することができる。したがって、空間343S内での流体供給ピン342の下端部の位置を適宜設定することができるから、図3の水平方向における部品公差による位置ずれを補償することができる。
また、固定側ジョイント体321の油用流路321A内で流体供給ピン342の上端部は摺動自在であるから、流体供給ピン342の上端部は固定側ジョイント体321の油用流路321A内での位置を調整することができる。この場合、流体供給ピン342は、図3の垂直方向(油用流路321Aの流路方向)において、マニホールドブロック341の上面への流体供給ピン342の下端面の当接により固定することができる。したがって、固定側ジョイント体321の油用流路321A内での流体供給ピン342の上端部の位置を適宜設定することができるから、図3の垂直方向における部品公差による位置ずれを補償することができる。
さらに、流体供給ピン342の上端面と空間343Sの凸部343Mの下端面との当接により、流体供給ピン342のピン支持部材343からの離脱が防止されている。この場合、空間343Sの凹部343Lの垂直方向長さ(凸部343Mの下端面とマニホールドブロック341の上面との間隔)の設定により、流体供給ピン342の下端面に当接するO−リング345により流体供給ピン342の倒れ方向における部品公差による位置ずれを補償することができる。
以上のように本実施形態では、B軸用ロータリジョイント152の油用流路321Aと、E軸用ロータリジョイント151の油用流路351Aとは、マニホールドブロック341の油用流路341Aを介して、流体供給ピン342の油用流路342Aにより接続される。この場合、流体供給ピン342の下端部は、ピン支持部材343に形成された空間内343Sで、油用流路321Aの流路方向と交差する方向に摺動可能に支持されているから、マニホールドブロック341を介したB軸用ロータリジョイント152とE軸用ロータリジョイント151との接続の際、空間343S内での流体供給ピン342の下端部の位置を、油用流路321Aの流路方向と交差する方向で調整することができる。これにより、空間343S内での流体供給ピン342の下端部の位置を適宜設定することができるから、油用流路321Aの流路方向と交差する方向において、部品公差による位置ずれを補償することができる。したがって、B軸用ロータリジョイント152やE軸用ロータリジョイント151が複雑な内部構造を有する場合でも、ロータリジョイント152,151の接続が可能となる。
特に、ロータリジョイント152,151の接続の際、B軸用ロータリジョイント152の油用流路321A内で流体供給ピン342の上端部の位置を調整することができるから、油用流路321Aの流路方向において、部品公差による位置ずれを補償することができる。したがって、B軸用ロータリジョイント152やE軸用ロータリジョイント151が複雑な内部構造を有する場合でも、それら部品の接続をさらに容易に行うことができる。
(3)変形例
上記実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば上記実施形態では、流路接続装置340を旋回テーブル装置20に適用したが、これに限定されるものではない。本発明の流路接続装置は、各種装置における流路を有する部品同士を接続する装置として用いることができるのは言うまでもない。
151…E軸用ロータリジョイント、152…B軸用ロータリジョイント、201A,321A,341A,351A,451A…油用流路、221…回転側ジョイント体、321…固定側ジョイント体、321C,341C,342C…クーラント用流路、340…流路接続装置、341…マニホールドブロック、342…流体供給ピン、343…ピン支持部材(支持部材)、344,345…O−リング、351…回転側ジョイント体、451…固定側ジョイント体

Claims (4)

  1. 第1流路を有する第1部品と、第2流路を有する第2部品とを接続する流路接続装置において、
    前記第1部品の前記第1流路と前記第2部品の前記第2流路とに連通する第3流路を有する流体供給ピンと、
    前記流体供給ピンを支持する支持部材とを備え、
    前記流体供給ピンの一端部は、前記支持部材に形成された空間内で、前記第1流路の流路方向と交差する方向に摺動可能に支持されていることを特徴とする流路接続装置。
  2. 前記流体供給ピンの他端部は、前記第1部品の前記第1流路内に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の流路接続装置。
  3. 第1流路を有する第1部品と、第2流路を有する第2部品とを接続する流路接続方法において、
    前記第1部品の前記第1流路と前記第2部品の前記第2流路とに連通する第3流路を有する流体供給ピンと、
    前記流体供給ピンを支持する支持部材とを用い、
    前記流体供給ピンの一端部を、前記支持部材に形成された空間内で、前記第1流路の流路方向と交差する方向に摺動可能に支持することを特徴とする流路接続方法。
  4. 前記流体供給ピンの他端部を、前記第1部品の前記第1流路内に挿入することを特徴とする請求項3に記載の流路接続方法。
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