JP2018149161A - 表皮及び表皮の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
シートバック6は、図1〜図3を参照して、シートパッド6P(詳細後述)を、図示しないシートフレーム6F上に配置したのちシートカバー6S(詳細後述)で被覆することで形成されている。ここでシートフレーム6Fは、典型的にアーチ状の枠体であり、金属や硬質樹脂などの剛性に優れる素材にて形成できる。そしてシートパッド6Pは、本発明の基材に相当する部材であり、シートカバー6Sは、本発明の表皮に相当する面材である。このシートカバー6Sは、図1を参照して、後述する複数の表皮ピースSP1〜SP3等と、複数のステッチ部ST1a〜ST1c,ST2a,ST2bとを有している(なお図1及び図2では、各ステッチ部そのものではなく、各ステッチ部が形成されている表皮ピースの継目部分に、各ステッチ部を示す符号を付している)。
シートパッド6Pは、図3を参照して、乗員を弾性的に支持可能な正面視で略矩形状の部材であり、後述する複数の凹部10,12,14を有している。ここでシートパッドの材質は特に限定しないが、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。そしてシートパッド6Pの意匠面となる前面及び側面は、本発明の基材の表面に相当し、後述する図1のシートカバー6Sで被覆される。このシートパッド6Pの意匠面は、図3を参照して、天板メイン部6aと、左右一対の天板サイド部6bと、左右一対のカマチ部6cに区分けできる。天板メイン部6aは、シート幅方向である左右方向の中央に形成されている略平坦な部位であり、乗員の着座が可能な幅寸法を有して上下方向に延びている。また各天板サイド部6bは、天板メイン部6aの左方と右方において相対的に前側に突出している部位であり、コーナリング走行時等に乗員の側方を支持することができる。そして各カマチ部6cは、それぞれシート幅方向におけるシートバック6の左右の側面をなす部位である。
複数の凹部(横凹部10,左縦凹部12,右縦凹部14)は、図3を参照して、それぞれ本発明の凹部に相当する部分であり、シートパッド6Pの意匠面の適所に設けられている。横凹部10は、左右方向に延びている凹部であり、天板メイン部6aに形成された第一横凹部位10aと、左側の天板サイド部6bに形成された第二横凹部位10bと、右側の天板サイド部6bに形成された第三横凹部位10cを有している。第一横凹部位10aは、左右方向に概ね直線状に延び、第二横凹部位10bは、左側に向かうにつれて次第に上方に湾曲して延び、第三横凹部位10cは、右側に向かうにつれて次第に上方に湾曲して延びている。また左縦凹部12と右縦凹部14は、それぞれ上下方向に延びている凹部であり、シートバック6の左右に分かれて配置されている。左縦凹部12は、天板メイン部6aと左側の天板サイド部6bの間で上下に延びている凹部であり、右縦凹部14は、天板メイン部6aと右側の天板サイド部6bの間で上下に延びている凹部である。これら左縦凹部12と右縦凹部14は、横凹部10の適所に直交状に交差しており、それぞれ横凹部10との交差部分でつながっている。そして各凹部10,12,14には、後述するように、図1に示す各表皮ピースSP1〜SP3の縫い代のいずれかを収容可能である。
シートカバー6Sは、図1を参照して、複数の表皮ピース(第一表皮ピースSP1,左側第二表皮ピースSP2,右側第二表皮ピースSP3等)と、後述する複数のステッチ部ST1a,ST1b,ST1c,ST2a,ST2bを有している(図1では、便宜上、特定の表皮ピースに特定の符号を付し、その他の表皮ピースには共通の符号SPを付す)。ここで各表皮ピースSP1〜SP3等の素材として、天然繊維又は合成繊維からなる布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)を例示できる。そして第一表皮ピースSP1は、天板メイン部6aを被覆する表皮ピースであり、一対の第一表皮片(上側第一表皮片21a,下側第一表皮片21b)にて構成されている。上側第一表皮片21aは、図3に示す横凹部10を境として、天板メイン部6aの上部を被覆する第一表皮ピース部分であり、下側第一表皮片21bは、天板メイン部6aの下部を被覆する第一表皮ピース部分である。
そしてシートカバー6Sには、図1を参照して、複数の第一ステッチ部ST1a,ST1b,ST1cと、一対の第二ステッチ部ST2a,ST2bが形成されている。複数の第一ステッチ部(中央第一ステッチ部ST1a,左側第一ステッチ部ST1b,右側第一ステッチ部ST1c)は、対応する表皮片同士の縫合箇所であり、シートカバー6Sの前面で左右方向に概ね一つなぎで形成されている。中央第一ステッチ部ST1aは、本発明の第一ステッチ部に相当する部分であり、第一表皮ピースSP1を左右に概ね直線状に横断するように形成されている。この中央第一ステッチ部ST1aは、図4及び図5を参照して、第一表皮ピースSP1をなす各第一表皮片21a,21bの縫い代同士(SM1,SM2)を縫合している(各縫い代の詳細は後述)。
また一対の第二ステッチ部(左側第二ステッチ部ST2a,右側第二ステッチ部ST2b)は、対応する表皮ピース同士の縫合箇所であり、それぞれシートカバー6Sの前面において左右に分かれて形成されている。左側第二ステッチ部ST2aは、天板メイン部6aと左側の天板サイド部6bの間で上下に直線状に延びているステッチ部である。この左側第二ステッチ部ST2aは、図7を参照して、第一表皮ピースSP1と左側第二表皮ピースSP2の縫い代同士(SM5,SM6)を縫合している(各縫い代の詳細は後述)。また右側第二ステッチ部ST2bは、天板メイン部6aと右側の天板サイド部6bの間で上下に直線状に延びているステッチ部である。右側第二ステッチ部ST2bは、第一表皮ピースSP1と右側第二表皮ピースSP3の縫い代同士(図示省略)を縫合している。
そして左側第二ステッチ部ST2aと右側第二ステッチ部ST2bは、図1を参照して、各第一ステッチ部ST1a〜ST1cの適宜の位置でこれらに交差して配置されている。すなわち左側第二ステッチ部ST2aは、図2を参照して、中央第一ステッチ部ST1aと左側第一ステッチ部ST1b(概ね一つなぎの第一ステッチ部)の境でこれらに交差している。そしてシートカバー6Sに、これら各ステッチ部ST1a,ST1b,ST2aによって概ね十字状の図柄が形成されることで、シートカバー6Sの意匠性向上に資する構成とされている。さらに左側第二ステッチ部ST2aと左側第一ステッチ部ST1bは、上方側で角度θ1(θ1<90°)で鋭角的に交差しており、シートカバー6Sの意匠性が更に向上している。また左側第二ステッチ部ST2aと中央第一ステッチ部ST1aも、下側で角度θ2(θ2<90°)で鋭角的に交差しており、シートカバー6Sの意匠性が更に向上している。また右側第二ステッチ部ST2bも、図1に示すように中央第一ステッチ部ST1aと右側第一ステッチ部ST1cの境でこれらに交差している。そしてこれら各ステッチ部ST1a,ST1c,ST2bによっても概ね十字状の図柄が形成されている。
図1を参照して、複数の表皮ピースSP1〜SP3等を縫合してシートカバー6Sを製造する。ここで各表皮ピースSP1〜SP3の縫合手法は概ね同一であるため、以下に、第一表皮ピースSP1と左側第二表皮ピースSP2を一例にその縫合手法を説明する。そして第一表皮ピースSP1では、図4及び図5を参照して、中央第一ステッチ部ST1aが左右方向に延びている。この中央第一ステッチ部ST1aは、上側第一表皮片21aの下縁端で形成された第一縫い代SM1と、下側第一表皮片21bの上縁端で形成された第二縫い代SM2とを縫合している。そして第一縫い代SM1と第二縫い代SM2は、中表状に対面可能な状態とされて左右方向に延びており、これらの略全幅が中央第一ステッチ部ST1aで縫合されている。
つぎに左側第二ステッチ部ST2aを、中央第一ステッチ部ST1aと左側第一ステッチ部ST1bに対して交差状に設ける。すなわち図7を参照して、第一表皮ピースSP1の左縁端で形成された第五縫い代SM5と、左側第二表皮ピースSP2の右縁端で形成された第六縫い代SM6を、左側第二ステッチ部ST2aで縫合する。このとき両表皮ピースSP1,SP2を中表状に重ねて、さらに中央第一ステッチ部ST1aの左端と、左側第一ステッチ部ST1bの右端とを一致させて位置合わせする。そして本実施例では、図4に示す第一表皮ピースSP1の第五縫い代SM5が、各第一表皮片21a,21bの縫い代SM1,SM2に交差して設けられている。また同様に図6に示す左側第二表皮ピースSP2の第六縫い代SM6が、各第二表皮片22a,22bの縫い代SM3,SM4に交差して設けられている。
すなわち図4及び図5を参照して、第一表皮ピースSP1の第五縫い代SM5には、各第一表皮片21a,21bの縫い代SM1,SM2の左端部分がそれぞれ交差状に重複して配置されている。そこで各第一表皮片21a,21bの縫い代SM1,SM2の左端部分を互いに離れる向きに倒しておく。このとき両縫い代SM1,SM2の間に配置している中央第一ステッチ部ST1aの形成箇所を露出させておくことが望ましい。この状態で各第一表皮片21a,21bの縫い代SM1,SM2を上下に横断するように縫糸Y1のステッチを形成し、この縫糸Y1のステッチを維持部40として用いる。こうして維持部40である縫糸Y1にて第一縫い代SM1を上側第一表皮片21aの裏面に縫い付けることにより、この第一縫い代SM1の倒れ状態を好適に維持しておくことができる。また同様に維持部40である縫糸Y1にて第二縫い代SM2を下側第一表皮片21bの裏面に縫い付けることにより、この第二縫い代SM2の倒れ状態を好適に維持しておくことができる。そして各第一表皮片21a,21bの縫い代SM1,SM2が互いに離れる向きに倒されているため、これら縫い代部分SM1,SM2を同方向に倒す場合に比して、第一表皮ピースSP1の第五縫い代SM5に過度の肉厚部分が生じにくい構成となる。なお縫糸Y1による維持部40は、左側第二ステッチ部ST2aを形成するためのミシン(図示省略)にて形成できる。そして維持部40をミシンで形成する場合には、上糸としての縫糸Y1が図示しない下糸に交絡することでステッチが形成されている。こうして縫糸Y1で維持部40を形成することで、維持部40の形成作業と、左側第二ステッチ部ST2aによる縫合作業とを一連の作業で行うことができ、シートカバー6Sの製造工程を極力シンプル化できる。
また図6に示す他の維持部42も、図4に示す維持部40と同様の手法で、左側第二表皮ピースSP2に形成することができる。すなわち左側第二表皮ピースSP2の第六縫い代SM6には、各第二表皮片22a,22bの縫い代SM3,SM4の右端部分がそれぞれ交差状に重複して配置されている。そこで各第二表皮片22a,22bの縫い代SM3,SM4の右端部分を互いに離れる向きに倒し、さらにこれら両縫い代SM3,SM4の間に配置している左側第一ステッチ部ST1bの形成箇所を露出させておく。この状態で各第二表皮片22a,22bの縫い代SM3,SM4を上下に横断するように他の縫糸Y2のステッチを形成し、この他の縫糸Y2のステッチを他の維持部42として用いる。こうして他の維持部42である縫糸Y2にて両縫い代SM3,SM4を対応する第二表皮片22a,22bの裏面に縫い付けることにより、これら縫い代SM3,SM4の倒れ状態を好適に維持しておくことができる。
図1に示すようにシートカバー6Sでシートパッド6Pを被覆しつつ、シートカバー6Sの各縫い代を、図3に示すシートパッド6Pの対応する凹部10,12,14内に収納する。例えば第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2を一例に説明すると、これら両表皮ピースSP1,SP2は、図3に示すシートパッド6Pの天板メイン部6aと左側の天板サイド部6bを覆っている。この被覆状態においては、図8に示すように第一表皮ピースSP1と左側第二表皮ピースSP2が、左側第二ステッチ部ST2aを基点として面状に展開した状態とされている。さらにこの展開状態においては、両表皮ピースSP1,SP2の第五縫い代SM5と第六縫い代SM6が、面状に展開している表皮ピース部分の裏側から突出している。そこで第五縫い代SM5と第六縫い代SM6を、図3に示す左縦凹部12内に収納することにより、第五縫い代SM5と第六縫い代SM6によってシートカバー6Sが部分的に凸状となることを回避できる。このとき第五縫い代SM5と第六縫い代SM6を、対応する維持部40,42にて過度の肉厚部分が極力生じない状態としておくことで、左縦凹部12に収まりよく収容しておくことができる。こうして第五縫い代SM5と第六縫い代SM6を、図3に示す左縦凹部12に適切に収容しておくことで、きれいに展開したシートカバー6Sでシートパッド6Pを覆うことができ、シートカバー6Sの仕上がり性向上に資する構成となる。
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F シートフレーム
6P シートパッド(本発明の基材)
6S シートカバー(本発明の表皮)
6a 天板メイン部
6b 天板サイド部
6c カマチ部
10 横凹部(本発明の凹部)
10a 第一横凹部位
10b 第二横凹部位
10c 第三横凹部位
12 左縦凹部(本発明の凹部)
14 右縦凹部(本発明の凹部)
SP1 第一表皮ピース
21a 上側第一表皮片(本発明の第一表皮片)
21b 下側第一表皮片(本発明の第一表皮片)
SP2 左側第二表皮ピース(本発明の第二表皮ピース)
22a 左上側第二表皮片(本発明の第二表皮片)
22b 左下側第二表皮片(本発明の第二表皮片)
SP3 右側第二表皮ピース(本発明の第二表皮ピース)
23a 右上側第二表皮片(本発明の第二表皮片)
23b 右下側第二表皮片(本発明の第二表皮片)
40 維持部
42 他の維持部
SM1 第一縫い代(本発明の第一表皮片の縫い代)
SM2 第二縫い代(本発明の第一表皮片の縫い代)
SM3 第三縫い代(本発明の第二表皮片の縫い代)
SM4 第四縫い代(本発明の第二表皮片の縫い代)
SM5 第五縫い代(本発明の第一表皮ピースの縫い代)
E 第五縫い代の末端
SM6 第六縫い代(本発明の第二表皮ピースの縫い代)
ST1a 中央第一ステッチ部(本発明の第一ステッチ部)
ST1b 左側第一ステッチ部(本発明の第一ステッチ部)
ST1c 右側第一ステッチ部(本発明の第一ステッチ部)
ST2a 左側第二ステッチ部(本発明の第二ステッチ部)
ST2b 右側第二ステッチ部(本発明の第二ステッチ部)
Y1 縫糸
Y2 他の縫糸
Claims (11)
- 一対の第一表皮片で構成されている第一表皮ピースと、複数又は単数の第二表皮片で構成されている第二表皮ピースと、前記一対の第一表皮片の縫い代同士を縫合している第一ステッチ部と、前記第一表皮ピースと前記第二表皮ピースの縫い代同士を縫合している第二ステッチ部とを備え、前記第一表皮ピースの縫い代が、各第一表皮片の縫い代に交差した状態で設けられている表皮において、
前記第一表皮ピースの縫い代に、前記第一表皮ピースの縫い代と交差している各第一表皮片の縫い代部分を倒した状態で維持している維持部と、前記各第一表皮片の縫い代部分を横断している前記第二ステッチ部とが設けられている表皮。 - 前記維持部によって、前記各第一表皮片の縫い代部分が互いに離れる向きに倒された状態で維持されている請求項1に記載の表皮。
- 前記維持部が、倒された状態の前記各第一表皮片の縫い代部分を対応する表皮片に縫付けている縫糸で構成されている請求項1又は2に記載の表皮。
- 一対の前記第二表皮片で構成されている第二表皮ピースと、前記一対の第二表皮片の縫い代同士を縫合している他の第一ステッチ部とを備え、前記第二表皮ピースの縫い代が、各第二表皮片の縫い代に交差した状態で設けられており、
前記第一ステッチ部と前記他の第一ステッチ部の境に前記第二ステッチ部が交差しているとともに、
前記第二表皮ピースに、前記第二表皮ピースの縫い代と交差している各第二表皮片の縫い代部分を倒した状態で維持している他の維持部と、前記各第二表皮片の縫い代部分を横断している前記第二ステッチ部とが設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の表皮。 - 前記第一ステッチ部と前記他の第二ステッチ部の少なくとも一方が、前記第二ステッチ部に対して前記表皮の面方向において鋭角的に交差している請求項4のいずれか一項に記載の表皮。
- 前記表皮が基材の表面を被覆した状態において、前記表皮の裏側に配置している前記第一表皮ピースの縫い代が、前記第一表皮ピースの縫い代と交差している各第一表皮片の縫い代部分とともに前記基材の表面に設けられている凹部に収納されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の表皮。
- 前記維持部の配置箇所が、前記第二ステッチ部の配置箇所から前記第一表皮ピースの縫い代の末端までの範囲内に設定されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の表皮の製造方法。
- 一対の第一表皮片の縫い代同士を第一ステッチ部にて縫合することで形成された第一表皮ピースと、複数又は単数の第二表皮片で形成された第二表皮ピースとを備え、
前記第二表皮ピースに対する前記第一表皮ピースの縫い代を各第一表皮片の縫い代に交差させて設け、前記第一表皮ピースと前記第二表皮ピースの縫い代同士を第二ステッチ部で縫合する表皮の製造方法において、
前記第一表皮ピースの縫い代に、前記第一表皮ピースの縫い代と交差している各第一表皮片の少なくとも一つの縫い代部分を倒した状態で維持する維持部を形成したのち、前記第二ステッチ部を、前記各第一表皮片の縫い代部分を横断して形成する表皮の製造方法。 - 前記維持部が、倒された状態の前記各第一表皮片の縫い代部分を対応する表皮片に縫付けている縫糸で構成されている請求項8に記載の表皮の製造方法。
- 前記第二ステッチ部が、前記一対の第一表皮片の一方から他方に向けて形成されるとともに、前記維持部が、各第一表皮片の一方の縫い代部分に設けられている請求項8又は9に記載の表皮の製造方法。
- 前記維持部が、前記第二ステッチ部の延びる方向に前記各第一表皮片の縫い代部分を横断して設けられている前記縫糸のステッチである請求項9に記載の表皮の製造方法。
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