JP2018147966A - 磁気メモリおよび磁気メモリアレイ - Google Patents

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博史 森瀬
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剛 近藤
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Nobuyuki Umezu
信之 梅津
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拓哉 島田
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Abstract

【課題】動作をより安定化できる磁気メモリおよび磁気メモリアレイを提供する。【解決手段】実施形態に係る磁気メモリは、第1磁性部と、第2磁性部と、第1非磁性部と、制御部と、を含む。第1磁性部は、第1部分および第2部分を含む。第1非磁性部は、第1磁性部の一部と第2磁性部との間に設けられている。制御部は、第1部分および第2部分と電気的に接続されている。制御部は、第1動作および第2動作を行う。制御部は、第1動作において、第1部分から第2部分に向かう第1電流を、第1磁性部に供給する。制御部は、第1動作の後、第2動作において、第2部分から第1部分に向かう第2電流を、第1磁性部に供給する。磁気メモリは、第1動作および第2動作を行う前の第1磁性部の一部と第2磁性部との間の第1電気抵抗値は、第1動作および第2動作を行った後の第1磁性部の一部と第2磁性部との間の第2電気抵抗値と異なることが可能である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気メモリおよび磁気メモリアレイに関する。
磁壁を用いた磁気メモリおよび磁気メモリアレイにおいて、動作は安定していることが望ましい。
特開2014−63936号公報
実施形態に係る発明は、動作をより安定化できる磁気メモリおよび磁気メモリアレイを提供する。
実施形態に係る磁気メモリは、第1磁性部と、第2磁性部と、第1非磁性部と、制御部と、を含む。前記第1磁性部は、第1部分および第2部分を含む。前記第1非磁性部は、前記第1磁性部の一部と前記第2磁性部との間に設けられている。前記制御部は、前記第1部分および前記第2部分と電気的に接続されている。前記制御部は、第1動作および第2動作を行う。前記制御部は、前記第1動作において、前記第1部分から前記第2部分に向かう第1電流を、前記第1磁性部に供給する。前記制御部は、前記第1動作の後、前記第2動作において、前記第2部分から前記第1部分に向かう第2電流を、前記第1磁性部に供給する。前記磁気メモリは、前記第1動作および前記第2動作を行う前の前記第1磁性部の前記一部と前記第2磁性部との間の第1電気抵抗値は、前記第1動作および前記第2動作を行った後の前記第1磁性部の前記一部と前記第2磁性部との間の第2電気抵抗値と異なることが可能である。
第1実施形態に係る磁気メモリの一例を表す断面図。 第1磁性部に供給される電流の向きと時間の関係の一例を表すグラフ。 第1実施形態の第1変形例に係る磁気メモリの一例を表す断面図。 第1実施形態の第2変形例に係る磁気メモリの一例を表す断面図。 第2実施形態に係る磁気メモリの一例を表す断面図。 第2実施形態に係る磁気メモリの磁性部を拡大した断面図。 第2実施形態に係る磁気メモリの磁性部の一例を表す斜視図。 第2実施形態に係る磁気メモリの動作の一例を表す断面図。 第2実施形態に係る磁気メモリの動作の一例を表す断面図。 第1磁性部に供給される電流の向きと時間の関係の一例を表すグラフ。 第3実施形態に係る磁気メモリの一部の一例を表す斜視図。 第3実施形態に係る磁気メモリの一部の一例を表す断面図。 第3実施形態に係る磁気メモリの製造方法の一例を表す断面図。 第3実施形態の第1変形例に係る磁気メモリの一例を表す断面図。 第3実施形態の第2変形例に係る磁気メモリの一部の一例を表す断面図。 第3実施形態の第2変形例に係る磁気メモリの製造方法の一例を表す断面図。 第4実施形態に係る磁気メモリアレイの一例を表すブロック図。 第4実施形態に係る磁気メモリアレイの一部の一例を表す斜視図。 第4実施形態に係る磁気メモリアレイを含むメモリチップの一例を表す斜視図。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、第1実施形態に係る磁気メモリ100の一例を表す断面図である。
図1に表されるように、磁気メモリ100は、第1磁性部10と、第1金属部20と、第2金属部21と、読出部30と、書込部40と、第1電極50と、第2電極51と、制御部60と、を含む。
第1磁性部10は、第1部分11と、第2部分12と、第3部分13と、第4部分14と、を含む。第1磁性部10は、第1部分11と第2部分12とを結ぶ第1方向に延在している。第1方向は、例えば、図1に表されるX方向である。以下の実施形態の説明では、第1方向をX方向として説明する。
第3部分13は、X方向において複数設けられている。第4部分14は、X方向において複数設けられている。複数の第3部分13および複数の第4部分14は、X方向において、交互に設けられている。
第1磁性部10は、複数の磁区MDを有する。複数の磁区MDは、X方向に沿って並んでいる。隣り合う磁区MDの間には、磁壁DWが存在する。磁壁DWでは、隣り合う2つの磁区MDの磁化の向きが連続的に変化している。第1磁性部10の磁化容易軸の方向は、例えば、X方向と交差する第2方向に沿っている。磁区MDの磁化の向きは、第2方向に沿っている。第2方向は、例えば、図1に表されるZ方向である。以下の実施形態の説明では、第2方向をZ方向として説明する。
第1金属部20は、X方向において複数設けられている。第2金属部21は、X方向において複数設けられている。複数の第1金属部20と複数の第2金属部21は、X方向において交互に設けられている。
第1金属部20に含まれる金属材料は、第2金属部21に含まれる金属材料と異なる。または、第1金属部20と第2金属部21は、同じ金属材料を含み、第1金属部20のみ、さらに別の金属材料を含んでいてもよい。または、第1金属部20と第2金属部21は、同じ金属材料を含み、第2金属部21のみ、さらに別の金属材料を含んでいてもよい。
Z方向において、複数の第1金属部20は、それぞれ、複数の第3部分13と重なっている。さらに、X方向およびZ方向と交差する第3方向において、複数の第1金属部20は、それぞれ、複数の第3部分13と重なっていてもよい。例えば、複数の第1金属部20は、それぞれ、複数の第3部分13と接している。第3方向は、例えば、図1に表されるY方向である。以下の実施形態の説明では、第3方向をY方向として説明する。
Z方向において、複数の第2金属部21は、それぞれ、複数の第4部分14と重なっている。さらに、Y方向において、複数の第2金属部21は、それぞれ、複数の第4部分14と重なっていてもよい。例えば、複数の第2金属部21は、それぞれ、複数の第4部分14と接している。
読出部30は、例えば、第1部分11に接続されている。読出部30は、第1部分11に位置する磁区MDの磁化の向き(磁化情報)を読み出す。書込部40は、例えば、第2部分12に接続されている。書込部40は、第2部分12の磁化の向きが、書き込む磁化情報と対応する向きとなるように制御し、第2部分12に磁化情報を書き込む。読出部30および書込部40が第1磁性部10に接続される位置は、図1に表される例に限定されず、適宜変更可能である。読出部30と第1磁性部10との間および書込部40と第1磁性部10との間に、別の磁性部が設けられ、この磁性部を介して第1磁性部10への磁化情報の読み書きが行われてもよい。
読出部30は、例えば、第1非磁性部31と、第2磁性部32と、第3電極33と、を含む。書込部40は、例えば、第2非磁性部41と、第3磁性部42と、第4電極43と、を含む。第1磁性部10の磁区MDの磁化の向き、Z方向に沿っている場合、第2磁性部32の磁化の向きおよび第3磁性部42の磁化の向きは、例えば、Z方向に沿っている。第2磁性部32の磁化の向きおよび第3磁性部42の磁化の向きは、第1磁性部10に含まれる磁区MDの磁化の向きよりも変化し難い。
第1電極50は、第1部分11と電気的に接続されている。第2電極51は、第2部分12と電気的に接続されている。第3電極33、第4電極43、第1電極50、および第2電極51は、制御部60と電気的に接続されている。制御部60は、これらの電極間に電流を流すことができる。
第1磁性部10に記憶された磁化情報を読み出す場合、制御部60は、例えば、第3電極33と第1電極50との間に電流を流す。第1部分11に位置する磁区MDの磁化の向きが、第2磁性部32の磁化の向きと同じ(平行な)場合、第3電極33と第1電極50との間の電気抵抗値が相対的に小さい。第1部分11に位置する磁区MDの磁化の向きが、第2磁性部32の磁化の向きと反対の(反平行な)場合、第3電極33と第1電極50との間の電気抵抗値が相対的に大きい。読出部30は、この電気抵抗値の変化を読み取ることで、第1部分11の磁化情報を読み出す。
第1磁性部10に情報を書き込む場合、制御部60は、例えば、第4電極43から第2電極51に向けて電流を流す。電子が第2電極51から第1磁性部10に向かって流れる際に、第3磁性部42の磁化の向きにスピン偏極した電子流が流れる。このスピン偏極した電子流により、第2部分12の磁化の向きを制御し、磁化情報が書き込まれる。
第1磁性部10に含まれる磁壁DWを移動させる際、制御部60は、第1電極50と51との間に電流を流す。発明者らは、磁気メモリ100について、以下のことを発見した。制御部60によって第1電極50と第2電極51との間に電流を流した際に、第1金属部20と重なる第3部分13の磁壁DW(磁区MD)は、電流の向きに沿って移動する。制御部60によって第1電極50と第2電極51との間に電流を流した際に、第2金属部21と重なる第4部分14の磁壁DW(磁区MD)は、電流と反対の向きに沿って移動する。
図2は、第1磁性部10に供給される電流の向きと時間の関係の一例を表すグラフである。
図2において、横軸は時間を表し、縦軸は電流値を表す。図2では、第1電極50から第2電極51に流れる電流を正とし、第2電極51から第1電極50に流れる電流を負としている。
発明者らは、上述した現象を利用して、磁壁DWを移動させる以下の方法を考案した。
制御部60は、第1動作および第2動作を行うことで、磁壁DWを移動させる。制御部60は、時刻tからtまでの第1動作において、第1部分11から第2部分12に向けて第1電流値iの第1電流を流す。第1動作により、第3部分13の磁壁DWは、第2部分12に向かって移動する。制御部60は、時刻tからtまでの第2動作において、第2部分12から第1部分11に向けて第2電流値iの第2電流を流す。第2動作により、第4部分14の磁壁DWは、第2部分12に向かって移動する。
第1動作と第2動作の両方において、磁壁DWは、第1部分11から第2部分12に向かって移動する。第1動作と第2動作を交互に行うことで、磁壁DWを、第2部分12に向かって移動させることができる。第1動作の間、第3部分13を移動した磁壁DWは、第4部分14には進入しない。第2動作の間、第4部分14を移動した磁壁DWは、第3部分13には進入しない。これは、電流が流れる向きに対する磁壁DWの移動方向が、第3部分13と第4部分14で異なるためである。
例えば、1つの第3部分13および1つの第4部分14に、1つの磁区MDが存在する場合、第1動作と第2動作を1回ずつ行うことで、1ビットの磁化情報を、第2部分12に向かって移動させることができる。
本実施形態に係る磁気メモリ100によれば、磁壁DWを移動させるためのパルス信号の長さのばらつきに拘らず、磁壁DWを、第3部分13と第4部分14の境界部分で停止させることができる。磁壁DWを第3部分13と第4部分14の境界部分で停止させることで、磁壁DWの位置を、より高精度に制御することができる。磁壁DWの位置の制御性が向上することで、意図しない磁区MDに対して磁化情報の読み書きを行ったり、意図しない磁区MDの磁化情報を読み出してしまう動作エラーが生じ難くなる。本実施形態によれば、磁気メモリ100の動作を安定化させることができる。
読出部30で第1部分11に位置する磁区MDの磁化の向きを読み出した後、第1動作および第2動作を行い、読出部30で、再度、第1部分11に位置する磁区MDの磁化の向きを読み出す。このようにして、読出部30によって、第1磁性部10に記憶された磁化情報が読み出されていく。本実施形態に係る磁気メモリ100によれば、第1動作および第2動作を行った後に読出し動作を行うことで、異なる磁区MDの磁化情報が読み出される。隣り合う磁区MDの磁化の向きが互いに異なる場合、第1動作および第2動作を行った後に読み出された信号は、第1動作および第2動作を行う前に読みだされた信号と異なりうる。これは、典型的な磁気メモリと異なる。典型的な磁気メモリは、磁壁が電子の流れに沿って移動するためである。
本実施形態に係る磁気メモリでは、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間の電気抵抗値が、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間の電気抵抗値と異なることが可能である。または、本実施形態に係る磁気メモリでは、第1部分11と第2部分32との間に電流を流した際、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間の電圧値が、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間の電圧値と異なることが可能である。または、本実施形態に係る磁気メモリでは、第1部分11と第2部分32との間に電流を流した際、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間を流れる電流値が、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間を流れる電流値と異なることが可能である。
書き込み動作についても同様である。書込部40で第2部分12の磁化の向きを制御した後、第1動作および第2動作を行い、書込部40で、再度、第2部分12の磁化の向きを制御する。このようにして、書込部40によって、第1磁性部10に磁化情報が書き込まれていく。本実施形態に係る磁気メモリ100によれば、第1動作および第2動作を行った後に書き込み動作を行うことで、先の書き込み動作で形成された磁区MDと異なる磁化の向きの磁区MDが、第2部分12に形成されうる。
第1磁性部10に含まれる複数の磁区MDの1つは、1つのビットデータに対応する。1つの磁区MDのX方向における長さは、例えば、6nm以上、200nm以下である。以降では、1ビットに対応する1つの磁区のX方向における長さを、ビット長と呼ぶ。
第1磁性部10のX方向における長さは、求められるビット数に応じて、適宜変更することができる。第1磁性部10のX方向における長さが短いと、磁気メモリ100の記憶容量が小さくなる。第1磁性部10のX方向における長さが長いと、第1磁性部10の電気抵抗が高くなる。従って、第1磁性部10のX方向における長さは、100nm以上、10μm以下であることが望ましい。
磁壁DWは、磁性体の異方性エネルギーKuや交換スティフネスAなどで決定される有限の幅を有する。磁壁DWの幅wは、w=(A/Ku)1/2で表される。例えば、A=1(μerg/cm)、Ku=10(erg/cm)である場合、幅wは、おおよそ3nmである。
ビット長は、磁壁DWの幅の2倍以上であることが望ましい。より望ましくは、ビット長は、15nm以上である。ビット長を15nm以上とすることで、隣接する磁壁DW同士の間の相互作用による、熱的な不安定化を抑制することができる。
磁壁DWの密度を向上させるためには、第1磁性部10の磁化の向きは、X方向と交差する方向(例えばZ方向)に沿うことが望ましい。磁化の向きがZ方向に沿う場合、磁化の向きがX方向に沿う場合に比べて、反磁界が大きくなるため、第1磁性部10の磁気異方性が大きいことが望ましい。
第1磁性部10の磁気異方性を大きくするためには、第1磁性部10が一軸磁気異方性の大きい材料を含むことが望ましい。一軸磁気異方性が大きい材料は、例えば、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)よりなる群から選択された少なくとも一つの元素と、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)よりなる群から選択された少なくとも一つの元素と、の合金である。一軸磁気異方性の大きさは、第1磁性部10を構成する磁性材料の組成や、熱処理による結晶規則性などを制御することでも、調整できる。
磁性材料として、hcp構造(最密六方構造)の結晶構造を有する磁性材料を用いることもできる。このような磁性材料は、例えば、コバルト(Co)を主成分とする金属である。または、他のhcp構造を有する磁性金属を用いることもできる。
第1磁性部10は、例えば、基板表面に対して垂直方向に延在するように設けられる。この場合、第1磁性部10の磁化の向きを基板表面と平行に向けるためには、第1磁性部10は、Co、CoPt、CoCrPtなどの磁性材料を含むことが望ましい。CoPtおよびCoCrPtは、合金であってもよい。これらの磁性材料は、hcp構造のc軸が膜面内にある金属結晶である。
第1磁性部10は、基板表面と平行に延在するように設けられてもよい。この場合、第1磁性部10において、hcp構造のc軸が膜面垂直方向に向いている、Co、CoPt、またはFePtを含む。または、第1磁性部10は、CoとNiとの積層膜、またはTbFe、などを含んでいてもよい。CoPtは合金であってもよい。TbFeの場合、Tbが20原子%以上40原子%以下である場合には、TbFeは垂直異方性を示す。これらの材料は、第1磁性部10の磁化の向きを基板表面に対して垂直に向けるために好適である。
その他、第1磁性部10の磁性材料には、希土類元素と鉄族遷移元素との合金で、細線方向に対して垂直の磁気異方性を示す材料を用いることもできる。具体的には、GdFe、GdCo、GdFeCo、TbFe、TbCo、TbFeCo、GdTbFe、GdTbCo、DyFe、DyCo、またはDyFeCoなどを用いることができる。
第1磁性部10に用いられる磁性材料には、Ag、Cu、Au、Al、Mg、Si、Bi、Ta、B、C、O、N、Pd、Pt、Zr、Ir、W、Mo、Nb、またはHなどの非磁性元素を添加して、磁気特性や、結晶性、機械特性、化学的特性などの各種物性を調整してもよい。
第1非磁性部31および第2非磁性部41には、非磁性の金属材料、または非磁性の絶縁材料を用いることができる。非磁性の金属材料として、Au、Cu、Cr、Zn、Ga、Nb、Mo、Ru、Pd、Ag、Hf、Ta、W、Pt、またはBiを用いることができる。または、これらの金属材料の少なくともいずれかを含む合金を用いることができる。
読出部30および書込部40における磁気抵抗効果を大きくするためには、第1非磁性部31および第2非磁性部41を、トンネルバリア層として機能させることが効果的である。この場合、第1非磁性部31および第2非磁性部41には、Al、SiO、MgO、AlN、Bi、MgF、CaF、SrTiO、AlLaO、Al−N−O、Si−N−O、非磁性半導体などを用いることができる。非磁性半導体としては、ZnO、InMn、GaN、GaAs、TiO2、Zn、Te、またはそれらに遷移金属がドープされたものを用いることができる。
上述した化合物は、化学量論的にみて完全に正確な組成である必要はなく、酸素、窒素、フッ素などの欠損、あるいは過不足が存在していてもよい。
第1磁性部10と第2磁性部32との間の静磁結合および第1磁性部10と第3磁性部42との間の静磁結合は、小さいことが望ましい。加えて、第1非磁性部31の厚さおよび第2非磁性部41の厚さは、それぞれ、第1非磁性部31におけるスピン拡散長および第2非磁性部41におけるスピン拡散長よりも厚いことが望ましい。このため、第1非磁性部31の厚さおよび第2非磁性部41の厚さは、例えば、0.2nm以上20nm以下であることが望ましい。
第1非磁性部31および第2非磁性部41が絶縁材料を含む場合、第1非磁性部31の厚さおよび第2非磁性部41の厚さは、0.2nm以上5nm以下であることが望ましい。第1非磁性部31および第2非磁性部41が絶縁層である場合、それぞれの層の内部にピンホールが存在してもよい。
第3電極33、第4電極43、第1電極50、および第2電極51には、アルミニウムまたは銅などの金属を用いることができる。
第2磁性部32と第3電極33との間および第3磁性部42と第4電極43との間には、反強磁性部が設けられていてもよい。反強磁性部には、Fe−Mn、Pt−Mn、Pt−Cr−Mn、Ni−Mn、Pd−Mn、Pd−Pt−Mn、Ir−Mn、Pt−Ir−Mn、NiO、Fe、または磁性半導体などの反強磁性材料を用いることができる。
発明者らは、第1磁性部10がFeまたはCoなどの3d遷移金属元素を含む場合について、シミュレーションを行った。この結果、以下のことを発見した。第1金属部20が、HfおよびTaの少なくともいずれかを含み、第2金属部21が、WおよびPtの少なくともいずれかを含む場合に、上述した第1動作および第2動作により、第1磁性部10の磁壁DWを第2部分12に向けて移動させることができた。
発明者らは、この現象について、Dzyaloshinskii-Moriya Interaction(DMI)が関係している可能性があると考えている。この考察に基づけば、第1金属部20のDMIの係数Dの符号が正および負の一方で、第2金属部21のDMIの係数Dの符号が正および負の他方である場合、第1動作および第2動作により、第1磁性部10の磁壁DWを第2部分12に向けて移動させることができる。図1および図2に表される例では、第1金属部20の係数Dの符号は負であり、第2金属部21の係数Dの符号は正であると考えられる。
係数Dが影響している場合、第1金属部20は、以下の第1金属材料から構成され、第2金属部21は、以下の第2金属材料から構成されていてもよい。第1金属材料は、Au、Ir、Al、Pb、Ta、W、およびHfからなる群から選択される少なくとも1つの材料である。第2金属材料は、Pt、Pd、およびRhからなる群から選択される少なくとも1つの材料である。第1金属材料および第2金属材料は、非磁性であることが望ましい。
または、第1金属部20および第2金属部21は、Au、Ir、Al、Pb、Ta、W、およびHfからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含み、第1金属部20のみ、B、N、Cu、Tb、Ag、Au、Ir、Al、W、Ta、Tb、Hf、Pt、Rh、PbおよびPdからなる群から選択される少なくとも1つの材料をさらに含んでいてもよい。
または、第1金属部20および第2金属部21は、Au、Ir、Al、W、Ta、Hf、Pt、Pd、Pb、およびRhからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含み、第2金属部21のみ、B、N、Cu、Tb、Ag、Au、Ir、Al、W、Ta、Tb、Hf、Pt、Rh、Pb、およびPdからなる群から選択される少なくとも1つの材料をさらに含んでいてもよい。
図3は、第1実施形態の第1変形例に係る磁気メモリ110の一例を表す断面図である。
磁気メモリ110は、例えば、第2金属部21に代えて絶縁部22が設けられている点で、磁気メモリ100と異なる。
絶縁部22は、X方向において、複数設けられている。Z方向において、複数の絶縁部22は、それぞれ、複数の第4部分14と重なっている。複数の第1金属部20と複数の絶縁部22は、X方向において交互に設けられている。
本変形例に係る磁気メモリ110においても、磁気メモリ100と同様に、制御部60が第1動作および第2動作を行うことで、磁壁DWを移動させることができる。具体的には、制御部60の第1動作によって、第3部分13の磁壁DWは、第1部分11から第2部分12に向けて移動する。制御部60の第2動作によって、第4部分14の磁壁DWは、第1部分11から第2部分12に向けて移動する。このため、本変形例によれば、磁気メモリ110の動作を安定化させることができる。
とができる。
図4は、第1実施形態の第2変形例に係る磁気メモリ120の一例を表す断面図である。
磁気メモリ120は、複数の第1金属部20に代えて、金属層23が設けられている点で、磁気メモリ100と異なる。
複数の第2金属部21は、例えば、Z方向において、第1磁性部10と金属層23との間に設けられている。金属層23は、複数の金属部23aを含む。Z方向において、複数の金属部23aは、それぞれ、複数の第4部分14と重なっている。複数の第1金属部20と複数の金属部23aは、X方向において交互に設けられている。金属層23は、第2金属部21と同様の金属材料から構成される。
本変形例に係る磁気メモリ120によっても、磁気メモリ100と同様の効果を得ることができる。
本変形例は、図4に表される例に限定されない。複数の第1金属部20に代えて金属層23を設けるのではなく、複数の第2金属部21に代えて金属層を設けてもよい。磁気メモリ110において、本変形例のように、複数の絶縁部22に代えて絶縁層を設けることもできる。
以上で説明した第1実施形態について、図1に表される磁気メモリ100では、複数の第1金属部20と複数の第2金属部21が、第1磁性部10に対して同じ側に設けられていた。しかし、複数の第1金属部20と複数の第2金属部21は、第1磁性部10に対して、互いに反対側に設けられていてもよい。第1磁性部10のZ方向における位置は、第1金属部20のZ方向における位置と、第2金属部21のZ方向における位置と、の間にあってもよい。
または、複数の第1金属部20の一部が、Z方向において第1磁性部10の一方の側に設けられ、複数の第1金属部20の他の一部が、Z方向において第1磁性部10の他方の側に設けられていてもよい。あるいは、複数の第1金属部20の一部が、Z方向において、複数の第3部分13の一部とそれぞれ重なり、複数の第1金属部20の他の一部が、Y方向において、複数の第3部分13の他の一部とそれぞれ重なっていてもよい。複数の第2金属部21についても同様である。
図3に表される磁気メモリ110も同様である。複数の第1金属部20と複数の絶縁部22が、第1磁性部10に対して、互いに反対側に設けられていてもよい。複数の絶縁部22の一部が、Z方向において第1磁性部10の一方の側に設けられ、複数の絶縁部22の他の一部が、Z方向において第1磁性部10の他方の側に設けられていてもよい。
図5は、第2実施形態に係る磁気メモリ200の一例を表す断面図である。
図6は、第2実施形態に係る磁気メモリ200の第1磁性部10を拡大した断面図である。
図7(a)〜図7(c)は、第2実施形態に係る磁気メモリ200の第1磁性部10の一例を表す斜視図である。
磁気メモリ200は、例えば、第1磁性部10の形状について、磁気メモリ100と差異を有する。
図5に表されるように、磁気メモリ200において、第1磁性部10は、複数の第1領域10aと、複数の第2領域10bと、を含む。第1領域10aのZ方向における長さは、第2領域10bのZ方向における長さよりも長い。さらに、第1領域10aのY方向における長さが、第2領域10bのY方向における長さよりも長くてもよい。
複数の第1領域10aと複数の第2領域10bは、X方向において、交互に設けられている。それぞれの第3部分13は、1つの第1領域10aと、1つの第2領域10bと、を含む。それぞれの第4部分14は、1つの第1領域10aと、1つの第2領域10bと、を含む。
それぞれの第1金属部20は、Z方向において、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bと重なっている。それぞれの第2金属部21は、Z方向において、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bと重なっている。第1金属部20と第2金属部21との間の境界のX方向における位置は、第1領域10aのX方向における位置と、第2領域10bのX方向における位置と、の間にある。
磁壁DWが第2領域10bに存在する場合の静磁エネルギーは、磁壁DWが第1領域10aに存在する場合の静磁エネルギーよりも小さい。このため、磁壁DWが第2領域10b以外に存在する場合、電流が無くとも、磁壁DWは第2領域10bに移動しうる。
磁壁DWが第2領域10bに移動し易くするためには、図6に表されるように、線分LのX方向に対する傾きθは、4度以上30度以下であることが望ましい。線分Lは、第1領域10aの外縁E1と、第2領域10bの外縁E2と、を結んだものである。
図7(a)〜図7(c)に表されるように、複数の第1領域10aおよび複数の第2領域10bを含む第1磁性部10は、様々な形状を採りうる。
図7(a)に表される例では、第1領域10aのY方向における長さL1は、第2領域10bのY方向における長さL2と同じである。長さL1は、第1領域10aのZ方向における長さL3より短く、第2領域10bのZ方向における長さL4より短い。長さL2は、長さL3より短く、長さL4より短い。
図7(b)に表される例では、長さL1は長さL4とほぼ同じであり、長さL2は長さL4とほぼ同じである。長さL1が長さL3とほぼ同じであり、長さL2が長さL3とほぼ同じであってもよい。または、長さL1が長さL4より長く、長さL2が長さL4より長くてもよい。
図7(c)に表される例では、長さL1は長さL2より長く、長さL3は長さL4より長い。例えば、長さL1は長さL3と同じであり、長さL2は長さL4と同じである。
図8(a)〜図8(c)、図9(a)、および図9(b)は、第2実施形態に係る磁気メモリ200の動作の一例を表す断面図である。
図10は、第1磁性部10に供給される電流の向きと時間の関係の一例を表すグラフである。
図10において、横軸は時間を表し、縦軸は電流値を表す。図10では、第1電極50から第2電極51に流れる電流を正とし、第2電極51から第1電極50に流れる電流を負としている。
図8(a)は、図10に表される時刻t0と時刻tとの間の状態を表す。第1磁性部10に電流が供給されていないとき、磁壁DWは、第2領域10bに存在する。
時刻tと時刻tの間で、制御部60によって第1動作が行われる。図8(b)は、図10に表される時刻tの状態を表す。第1動作では、例えば、図面の右方向に向かって第1電流が第1磁性部10に供給される。第1動作が行われると、第3部分13の磁壁DWが、電流の流れに沿って移動する。第3部分13の磁壁DWは、第3部分13と第4部分14との間の境界部分へ、第2部分12に向けて移動する。
時刻tと時刻tの間で、制御部60によって第3動作が行われる。換言すると、制御部60は、第1動作と第2動作の間に、第3動作を行う。制御部60は、第3動作において、第1電極50と第2電極51との間に供給されていた第1電流を停止させる。図8(c)は、図10に表される時刻tの状態を表す。時刻tと時刻tの間に、第3部分13と第4部分14との間の境界に存在していた磁壁DWは、電流が供給されていない状態において、エネルギー的に安定な第2領域10bに移動する。
時刻tと時刻tの間で、制御部60によって第2動作が行われる。図9(a)は、図10に表される時刻tの状態を表す。第2動作では、図面左方向に向かって第2電流が供給される。第2動作が行われると、第4部分14の磁壁DWが、電流の流れと逆に移動する。第4部分14の磁壁DWは、第3部分13と第4部分14との間の境界部分へ、第2部分12に向けて移動する。
時刻tと時刻tの間で、制御部60によって第3動作が行われる。図9(b)は、図10に表される時刻tの状態を表す。時刻tと時刻tの間に、第3部分13と第4部分14との間の境界に存在していた磁壁DWは、電流が供給されていない状態において、エネルギー的に安定な第2領域10bに移動する。
制御部60は、第3動作において、第1部分11または第2部分12に向けて、電流を流してもよい。第3動作における第3電流の電流値の絶対値は、第1動作における第1電流値iの絶対値より小さく、第2動作における第2電流値iの絶対値よりも小さく設定される。より具体的には、第3電流の電流値の絶対値は、磁壁DWが、第3部分13と第4部分14との間の境界から第2領域10bに移動可能な範囲に、設定される。
磁壁DWが第3部分13と第4部分14との間にある状態で電流を流すと、磁壁DWの移動の向きが安定しない可能性がある。本実施形態に係る磁気メモリ200では、磁壁DWを電流によって移動させた後、磁壁DWが、第3部分13と第4部分14との間の境界から、第4部分14に移動する。このため、第1磁性部10に電流を流した際の、磁壁DWの移動の向きを安定させることができる。
上述した例では、Z方向における長さが異なる第1領域10aおよび第2領域10bを設けることで、磁壁DWがエネルギー的に安定な位置を形成した。しかし、本実施形態は、この例に限定されない。例えば、第3部分13の一部および第4部分14の一部に、磁性材料以外の元素を添加し、磁気特性を調整することで、磁壁DWがエネルギー的に安定な位置を形成してもよい。あるいは、第3部分13の一部および第4部分14の一部に電界を加え、磁壁DWがエネルギー的に安定な位置を形成してもよい。
図11は、第3実施形態に係る磁気メモリ300の一部の一例を表す斜視図である。
図12は、第3実施形態に係る磁気メモリ300の一部の一例を表す断面図である。
図11および図12に表されるように、磁気メモリ300は、第1磁性部10と、第1金属部20と、第2金属部21と、読出部30と、書込部40と、第1電極50と、第2電極51と、磁性部52と、磁性部53と、制御部60と、絶縁層70と、絶縁層71と、を含む。
第1磁性部10は、例えば、磁気メモリ300が形成される基板の表面に対して垂直な方向に延在している。第1磁性部10は、筒状である。第1磁性部10は、第2実施形態に係る磁気メモリ200と同様に、第1部分11と、第2部分12と、複数の第3部分13と、複数の第4部分14と、複数の第1領域10aと、複数の第2領域10bと、を含む。
第1部分11には、例えば、磁性部52の一端が接続されている。磁性部52の他端には、第1電極50が電気的に接続されている。読出部30は、磁性部52に接続されている。読出部30は、例えば、第1電極50と第1部分11との間の電流経路上において、磁性部52に接続されている。
第2部分12には、例えば、磁性部53の一端が接続されている。磁性部53の他端には、第2電極51が電気的に接続されている。書込部40は、磁性部53に接続されている。書込部40は、例えば、第2電極51と第2部分12との間の電流経路上において、磁性部53に接続されている。
第1磁性部10、磁性部52、および磁性部53は、第1磁性部10と磁性部52との間および第1磁性部10と磁性部53との間で磁区が移動できるように設けられている。
第1領域10aの厚さは、例えば、第2領域10bの厚さと同じである。第1領域10aの外径は、第2領域10bの外径よりも大きい。このため、第1領域10aのX方向における長さおよびY方向における長さは、それぞれ、第2領域10bのX方向における長さおよびY方向における長さよりも長い。
絶縁層70は、Z方向において、複数設けられている。絶縁層71は、Z方向において、複数設けられている。複数の絶縁層70と複数の絶縁層71は、Z方向において交互に設けられている。
複数の第1金属部20は、X方向およびY方向に沿って、それぞれ、複数の第3部分13の周りに設けられている。複数の絶縁層70は、X方向およびY方向に沿って、それぞれ、複数の第1金属部20の周りに設けられている。それぞれの絶縁層70は、X方向およびY方向に沿って、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bの周りに設けられている。
複数の第2金属部21は、X方向およびY方向に沿って、それぞれ、複数の第4部分14の周りに設けられている。複数の絶縁層71は、X方向およびY方向に沿って、それぞれ、複数の第2金属部21の周りに設けられている。それぞれの絶縁層71は、X方向およびY方向に沿って、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bの周りに設けられている。
絶縁層70および絶縁層71は、SiOなどの絶縁材料を含む。さらに、絶縁層70は、絶縁層71と異なる材料を含む。例えば、絶縁層70は、Pdを含み、絶縁層71は、Pdを含まない。例えば、第1金属部20は、Pdを含み、第2金属部21は、Pdを含んでいない。または、絶縁層70および絶縁層71は、Pdを含み、絶縁層70におけるPdの濃度が、絶縁層71におけるPdの濃度より高くてもよい。第1金属部20および第2金属部21は、Pdを含み、第1金属部20におけるPdの濃度が、第2金属部21におけるPdの濃度より高くてもよい。
磁気メモリ300における動作は、磁気メモリ200における動作と同様である。制御部60の第1動作によって、第3部分13の第2領域10bの磁壁DWが、第3部分13と第4部分14との境界に移動する。磁壁DWが、エネルギー的に安定な、第4部分14の第2領域10bに移動する。制御部60の第2動作によって、第4部分14の第2領域10bの磁壁DWが、第3部分13と第4部分14との境界に移動する。磁壁DWが、エネルギー的に安定な、第3部分13の第2領域10bに移動する。
本実施形態においても、第2実施形態と同様に、磁気メモリ300の動作をより安定化させることができる。
図13(a)〜図13(d)は、第3実施形態に係る磁気メモリ300の製造方法の一例を表す断面図である。ここでは、第1磁性部10、第1金属部20、第2金属部21、絶縁層70、および絶縁層71の形成方法について、説明する。第1電極50、第2電極51、磁性部52、磁性部53、読出部30、および書込部40の形成については、公知の技術から適宜選択することができる。
図13(a)に表されるように、不図示の基板の上に、複数の絶縁層70および複数の絶縁層71を交互に形成し、積層体SBを形成する。絶縁層70および絶縁層71は、絶縁材料としてSiOを用いて形成され、絶縁層70の形成時のみ、Pdが添加される。
図13(b)に表されるように、積層体SBに、開口OP1を形成する。開口OP1は、径が大きい部分と、径が小さい部分と、がZ方向において交互に並ぶように、形成される。開口OP1は、それぞれの絶縁層70において、1つの径が大きい部分と、1つの径が小さい部分と、を有する。開口OP1は、それぞれの絶縁層71において、1つの径が大きい部分と、1つの径が小さい部分と、を有する。
図13(c)に表されるように、開口OP1の内壁に、金属層20aを形成する。金属層20aは、Au、Ir、Al、Pb、Ta、W、およびHfからなる群から選択される少なくとも1つの非磁性金属材料を含む。金属層20aは、開口OP1の各部において、ほぼ一様な厚みを有する。
熱処理を行うことで、複数の絶縁層70からPdが金属層20aに拡散する。この結果、金属層20aにおいて、Pdを含む複数の部分が、Z方向に離間して形成される。Pdが拡散した部分は、図12に表される第1金属部20に対応する。
開口OP1内部に磁性部を形成し、開口OP1を埋め込む。図14(d)に表されるように、この磁性部に、開口OP2を形成し、筒状の第1磁性部10を形成する。開口OP2内部には、さらに絶縁層が形成されてもよい。
図14は、第3実施形態の第1変形例に係る磁気メモリ310の一例を表す断面図である。
磁気メモリ310において、第1磁性部10は、X方向およびY方向に沿って、金属層25の周りに設けられている。第1磁性部10および金属層25は、筒状である。
磁気メモリ300と同様に、絶縁層70は、X方向およびY方向に沿って、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bの周りに設けられている。絶縁層71は、X方向およびY方向に沿って、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bの周りに設けられている。
第1磁性部10と絶縁層70との間および第1磁性部10と絶縁層71との間に相互作用が存在する場合、制御部60で第1動作および第2動作を交互に行うことで、磁気メモリ300同様に、磁壁DWを一方向に移動させることができる。
図15は、第3実施形態の第2変形例に係る磁気メモリ320の一部の一例を表す断面図である。
磁気メモリ320において、複数の第1金属部20は、X方向およびY方向に沿って、それぞれ、複数の第3部分13の周りに設けられている。X方向およびY方向に沿って、複数の第1金属部20および複数の第4部分14の周りには、絶縁層72が設けられている。換言すると、第3部分13と絶縁層72との間にのみ第1金属部20が設けられ、第4部分14と絶縁層72との間には第1金属部20が設けられていない。
本変形例に係る磁気メモリ320においても、第3部分13および第4部分14のそれぞれは、1つの第1領域10aおよび1つの第2領域10bを含む。制御部60によって、第1動作および第2動作を交互に行うことで、磁壁DWを一方向に移動させることができる。
図16(a)〜図16(d)は、第3実施形態の第2変形例に係る磁気メモリ320の製造方法の一例を表す断面図である。
不図示の基板上に絶縁層72を形成する。図16(a)に表されるように、絶縁層72に開口OP1を形成する。開口OP1は、Z方向に延びている。開口OP1は、径が大きい部分P1と径が小さい部分P2とを交互に有する。
図16(b)に表されるように、開口OP1の内部に金属層20aを形成する。金属層20aに、開口OP2を形成する。開口OP2は、Z方向に延びている。開口OP2は、径が大きい部分P3と径が小さい部分P4とが交互に形成されるように、形成される。このとき、部分P1および部分P2の位置が、部分P3および部分P4の位置とずれるように、開口OP2を形成する。複数の部分P4の一部では、金属層20aが除去され、絶縁層72が露出する。この結果、図16(c)に表されるように、開口OP2の内壁の一部にのみ、第1金属部20が形成される。なお、図16(c)において、破線は、絶縁層72が金属層20aだった場合の、エッチング後の表面の位置を示している。
開口OP2の内壁に沿って第1磁性部10を形成する。部分P1および部分P3における第1磁性部10の幅は、部分P2および部分P4における第1磁性部10の幅よりも広い。従って、図16(d)に表されるように、複数の第1領域10aおよび複数の第2領域10bを含む第1磁性部10が形成される。
図17は、第4実施形態に係る磁気メモリアレイ400の一例を表すブロック図である。
図18は、第4実施形態に係る磁気メモリアレイ400の一部の一例を表す斜視図である。
図19は、第4実施形態に係る磁気メモリアレイ400を含むメモリチップの一例を表す斜視図である。
磁気メモリアレイ400は、第1実施形態〜第3実施形態のいずれかに係る磁気メモリR1を複数含む。磁気メモリアレイ400は、複数のスイッチング素子Tをさらに含む。スイッチング素子Tは、例えば、トランジスタである。1つの磁気メモリR1と1つのスイッチング素子Tを含むメモリトラックが、m行n列のマトリクス状に配列され、メモリアレイMAが構成されている。
図18は、メモリアレイの一部である4行4列のメモリトラックが表されている。
第i(1≦i≦m)行のn個の磁気メモリR1は、それぞれ、隣り合う磁気メモリR1と接続されている。磁気メモリR1同士の間は、磁性部52および磁性部53によって接続され、磁性細線MLが構成されている。複数の磁気メモリR1同士が、磁性部52および磁性部53によって接続され、磁性細線MLが構成されている場合、それぞれの磁気メモリR1は、第1電極50および51を含んでいなくてもよい。磁性細線MLの一端に第1電極50が設けられ、他端に第2電極51が設けられていればよい。
図18に表される例に限らず、第1磁性部10は、後述する周辺回路に直接接続されていてもよい。
図17に表されるように、メモリアレイMAには、各行に設けられたワード線WL(1)〜WL(m)と、各列に設けられたビット線BL(1)〜BL(n)と、が設けられている。複数のワード線WLは、互いに平行に並べられている。複数のビット線BLは、互いに平行に並べられている。図18に表されるように、第1磁性部10の延在方向であるZ方向から見た場合、複数のビット線BLは、複数のワード線WLと交わる方向に延在している。
各メモリトラックのスイッチング素子Tのゲートは、対応する行のワード線WLに接続されている。スイッチング素子Tの一端は、同じメモリトラック内の磁気メモリR1の読出部30の一端に接続されている。スイッチング素子Tの他端は、接地されている。メモリトラック内の磁気メモリR1の読出部30の他端は、各メモリトラックに対応するビット線BLに接続される。
図17に表されるように、ワード線WL(1)〜WL(m)および磁性細線ML(1)〜ML(m)は、各配線を選択するデコーダ、駆動回路410A、および駆動回路410Bに接続されている。駆動回路410Aおよび駆動回路410Bは、書き込み回路等を含む。
ビット線BL(1)〜BL(n)は、各配線を選択するデコーダ、駆動回路420A、および駆動回路420Bに接続されている。駆動回路420Aおよび駆動回路420Bは、読み出し回路等を含む。
図17および図18は、磁気メモリR1の書込部40が省略されている。書込部40の一端は、不図示の書き込み選択用のスイッチング素子に接続されている。書込部40の他端は、不図示の電流源に接続されている。書き込み用のスイッチング素子と、読み出し用のスイッチング素子は、共通であってもよい。
または、複数のメモリトラックに対して1つの読出部30および1つの書込部40を設けてもよい。この場合は、集積度を高めることができる。各メモリトラックに1つの読出部30および1つの書込部40を設けた場合は、データの転送速度を高めることができる。
本実施形態に係る磁気メモリアレイ400における磁壁の移動について説明する。外部から入力されたアドレス信号を駆動回路410A、410B、420A、420B内のデコーダがデコードする。デコードされたアドレスに対応する磁性細線MLが選択される。選択された磁性細線MLに対して、第1動作と第2動作が行われ、磁壁の移動が行われる。
このような方法によると、メモリアレイMAの同一行に属し、磁性細線ML(i)を成す磁性細線ML(i)に含まれる複数の磁気メモリR1において、同時に磁壁を移動させることができる。すなわち、データを移動させることができる。このように、磁気メモリR1同士を接続した場合、データの移動を1つの制御部により一括して行うことができる。このため、メモリアレイMA全体の電力消費を抑制することができる。磁壁が移動する方向は、電子の流れる方向と同じ(電流の流れる方向と逆)である。
メモリトラックへの書き込み時は、外部から入力されたアドレス信号を駆動回路410A、410B、420A、420B内のデコーダがデコードする。デコードされたアドレスに応じたワード線WLが選択される。これにより、対応するスイッチング素子Tがターンオンする。ビット線BLに電流を流すことにより、書き込みが行われる。あるいは、対象の磁性細線MLのデータを移動させた後、書き込みを行う。例えば、磁壁の1ビットに対応する距離の移動と1ビットのデータ書き込みを交互に行うことにより、連続データを高速に書き込むことが可能である。
メモリトラックに保存されたデータの読み出し時は、部から入力されたアドレス信号を駆動回路410A、410B、420A、420B内のデコーダがデコードする。デコードされたアドレスに応じた磁性細線MLが選択される。メモリトラック内に磁化方向として保存されたビット列のうち、読み出したいビットが読み出し部に位置に来るようにデータのシフト移動を上述した方法で行う。
ワード線WLを選択し、スイッチング素子Tをターンオンする。ビット線BLに電流を流すことにより、読み出しを行う。例えば、1ビットに対応する距離の磁壁の移動と1ビットデータ読み出しを交互に連続して行うことにより、連続データを高速に読み出すことが可能である。読み出し電流は、書き込み電流よりも小さければ、読み出し電流の向きは、正であっても負であってもよい。これは、読み出し時に、保存された磁化の方向を反転させないためである。
図19に、メモリチップ500の一例を表す斜視図である。
メモリチップ500は、複数の磁気メモリアレイ400を含む。複数の磁気メモリアレイ400をチップ上に設けてメモリチップを構成することで、動作がより安定なメモリチップを実現することが可能となる。
実施形態は、以下の構成を含んでも良い。
(構成1)
第1部分および第2部分を含む第1磁性部であって、第1磁区および第2磁区を含み、前記第1磁区と前記第2磁区とを結ぶ方向は、前記第1部分と前記第2部分とを結ぶ第1方向に沿う、第1磁性部と、
前記第1部分および前記第2部分と電気的に接続され、第1動作および第2動作を行う制御部であって、前記制御部は前記第1動作において前記第1部分から前記第2部分に向かう第1電流を前記第1磁性部に供給して前記第1部分から前記第2部分に向かって前記第1磁区および前記第2磁区を移動させ、前記制御部は前記第2動作において前記第2部分から前記第1部分に向かう第2電流を前記第1磁性部に供給して前記前記第1部分から前記第2部分に向かって前記第1磁区および前記第2磁区を移動させる前記制御部と、
を備えた磁気素子。
(構成2)
第1部分および第2部分を含む第1磁性部であって、第1磁区および第2磁区を含み、前記第1磁区と前記第2磁区とを結ぶ方向は、前記第1部分と前記第2部分とを結ぶ第1方向に沿う、筒状の第1磁性部と、
第2方向および第3方向に沿って前記第1磁性部の周りに設けられた複数の第1絶縁層であって、前記第2方向は前記第1方向と交差し、前記第3方向は前記第1方向および前記第2方向と交差する複数の第1絶縁層と、
前記第2方向および前記第3方向に沿って前記第1磁性部の周りに設けられた複数の第2絶縁層であって、前記複数の第1絶縁層と前記複数の第2絶縁層は前記第1方向において交互に設けられた複数の第2絶縁層と、
前記第1部分および前記第2部分と電気的に接続され、第1動作および第2動作を行う制御部であって、前記制御部は前記第1動作において前記第1部分から前記第2部分に向かう第1電流を前記第1磁性部に供給して前記第1部分から前記第2部分に向かって前記第1磁区および前記第2磁区を移動させ、前記制御部は前記第2動作において前記第2部分から前記第1部分に向かう第2電流を前記第1磁性部に供給して前記前記第1部分から前記第2部分に向かって前記第1磁区および前記第2磁区を移動させる前記制御部と、
を備えた磁気素子。
(構成3)
前記第1磁性部は、前記第1部分と前記第2部分との間において、前記第1方向に交互に設けられた複数の第3部分および複数の第4部分をさらに含み、
前記複数の第1絶縁層は、前記第2方向および前記第3方向に沿って、それぞれ、前記複数の第3部分の周りに設けられ、
前記複数の第2絶縁層は、前記第2方向および前記第3方向に沿って、それぞれ、前記複数の第4部分の周りに設けられた構成2記載の磁気素子。
(構成4)
前記第1磁性部は、前記第1方向に沿って交互に設けられた複数の第1領域および複数の第2領域を含み、
前記第1領域の前記第2方向における長さは、前記第2領域の前記第2方向における長さよりも長く、
前記複数の第3部分の1つは、前記複数の第1領域の1つと、前記複数の第2領域の1つと、を含み、
前記複数の第4部分の1つは、前記複数の第1領域の別の1つと、前記複数の第2領域の別の1つと、を含む構成3記載の磁気素子。
(構成5)
前記複数の3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つは、前記第1方向において接しており、
前記複数の3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つとの間の境界の前記第1方向における位置は、前記複数の第1領域の前記1つの前記第1方向における位置と、前記複数の第2領域の前記別の1つの前記第1方向における位置と、の間にある構成4記載の磁気素子。
以上で説明した各実施形態によれば、動作をより安定化できる磁気メモリおよび磁気メモリアレイが提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気メモリに含まれる、第1磁性部10、第1金属部20、第2金属部21、絶縁部22、金属層23、金属層25、読出部30、書込部40、第1電極50、第2電極51、磁性部52、磁性部53、制御部60、絶縁層70〜72などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気メモリおよび磁気メモリアレイを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気メモリおよび磁気メモリアレイも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 第1磁性部、 10a 第1領域、 10b 第2領域、 11 第1部分、 12 第2部分、 13 第3部分、 14 第4部分、 20 第1金属部、 20a 金属層、 21 第2金属部、 22 絶縁部、 23 金属層、 23a 金属部、 25 金属層、 30 読出部、 31 第1非磁性部、 32 第2磁性部、 33 第3電極、 40 書込部、 41 非磁性部、 42 第3磁性部、 43 第4電極、 50 第1電極、 51 第2電極、 52、53 磁性部、 60 制御部、 70〜72 絶縁層、 100〜120、200、300〜320 磁気メモリ、 400 磁気メモリアレイ、 410A、410B、420A、420B 駆動回路、 500 メモリチップ、 BL ビット線、 D 係数、 DW 磁壁、 E1、E2 外縁、 L 線分、 L1〜L4 長さ、 MA メモリアレイ、 MD 磁区、 ML 磁性細線、 OP1、OP2 開口、 P1〜P4 部分、 R1 磁気メモリ、 SB 積層体、 T スイッチング素子、 WL ワード線
本実施形態に係る磁気メモリでは、第1動作および第2動作を行った後の第1部分11と第2磁性部32との間の電気抵抗値が、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間の電気抵抗値と異なることが可能である。または、本実施形態に係る磁気メモリでは、第1部分11と第2磁性部32との間に電流を流した際、第1動作および第2動作を行った後の第1部分11と第2磁性部32との間の電圧値が、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間の電圧値と異なることが可能である。または、本実施形態に係る磁気メモリでは、第1部分11と第2磁性部32との間に電流を流した際、第1動作および第2動作を行った後の第1部分11と第2磁性部32との間を流れる電流値が、第1動作および第2動作を行う前の第1部分11と第2磁性部32との間を流れる電流値と異なることが可能である。
本変形例に係る磁気メモリ110においても、磁気メモリ100と同様に、制御部60が第1動作および第2動作を行うことで、磁壁DWを移動させることができる。具体的には、制御部60の第1動作によって、第3部分13の磁壁DWは、第1部分11から第2部分12に向けて移動する。制御部60の第2動作によって、第4部分14の磁壁DWは、第1部分11から第2部分12に向けて移動する。このため、本変形例によれば、磁気メモリ110の動作を安定化させることができる
複数の第2金属部21は、例えば、Z方向において、第1磁性部10と金属層23との間に設けられている。金属層23は、複数の金属部23aを含む。Z方向において、複数の金属部23aは、それぞれ、複数の第部分1と重なっている。複数の第金属部2と複数の金属部23aは、X方向において交互に設けられている。金属層23は、第2金属部21と同様の金属材料から構成される。
開口OP1内部に磁性部を形成し、開口OP1を埋め込む。図1(d)に表されるように、この磁性部に、開口OP2を形成し、筒状の第1磁性部10を形成する。開口OP2内部には、さらに絶縁層が形成されてもよい。
メモリトラックに保存されたデータの読み出し時は、部から入力されたアドレス信号を駆動回路410A、410B、420A、420B内のデコーダがデコードする。デコードされたアドレスに応じた磁性細線MLが選択される。メモリトラック内に磁化方向として保存されたビット列のうち、読み出したいビットが読み出し部に位置に来るようにデータのシフト移動を上述した方法で行う。
(構成5)
前記複数の3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つは、前記第1方向において接しており、
前記複数の3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つとの間の境界の前記第1方向における位置は、前記複数の第1領域の前記1つの前記第1方向における位置と、前記複数の第2領域の前記別の1つの前記第1方向における位置と、の間にある構成4記載の磁気素子。

Claims (18)

  1. 第1部分および第2部分を含む第1磁性部と、
    第2磁性部と、
    前記第1磁性部の一部と前記第2磁性部との間に設けられた第1非磁性部と、
    前記第1部分および前記第2部分と電気的に接続され、第1動作および第2動作を行う制御部であって、前記制御部は前記第1動作において前記第1部分から前記第2部分に向かう第1電流を前記第1磁性部に供給し、前記制御部は前記第1動作の後、前記第2動作において前記第2部分から前記第1部分に向かう第2電流を前記第1磁性部に供給する前記制御部と、
    を備え、
    前記第1動作および前記第2動作を行う前の前記第1磁性部の前記一部と前記第2磁性部との間の第1電気抵抗値は、前記第1動作および前記第2動作を行った後の前記第1磁性部の前記一部と前記第2磁性部との間の第2電気抵抗値と異なることが可能な磁気メモリ。
  2. 第1金属材料を含む複数の第1金属部をさらに備え、
    前記第1磁性部は、前記第1部分と前記第2部分との間において、前記第1部分から前記第2部分に向かう第1方向に交互に設けられた複数の第3部分および複数の第4部分をさらに含み、
    前記第1方向と交差する第2方向において、前記複数の第1金属部は、それぞれ、前記複数の第3部分と重なる請求項1記載の磁気メモリ。
  3. 前記第1磁性部は、前記第1方向に沿って交互に設けられた複数の第1領域および複数の第2領域を含み、
    前記第1領域の前記第2方向における長さは、前記第2領域の前記第2方向における長さよりも長く、
    前記複数の第3部分の1つは、前記複数の第1領域の1つと、前記複数の第2領域の1つと、を含み、
    前記複数の第4部分の1つは、前記複数の第1領域の別の1つと、前記複数の第2領域の別の1つと、を含む請求項2記載の磁気メモリ。
  4. 前記複数の第3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つは、前記第1方向において接しており、
    前記複数の第3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つとの間の境界の前記第1方向における位置は、前記複数の第1領域の前記1つの前記第1方向における位置と、前記複数の第2領域の前記別の1つの前記第1方向における位置と、の間にある請求項3記載の磁気メモリ。
  5. 前記第1金属材料と異なる第2金属材料を含む複数の第2金属部をさらに備え、
    前記複数の第1金属部と前記複数の第2金属部は、前記第1方向において交互に設けられ、
    前記第2方向において、前記複数の第2金属部は、それぞれ、前記複数の第4部分と重なる請求項2〜4のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  6. 複数の絶縁部をさらに備え、
    前記複数の第1金属部と前記複数の絶縁部は、前記第1方向に交互に設けられ、
    前記第2方向において、前記複数の絶縁部は、それぞれ、前記複数の第4部分と重なる請求項2〜4のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  7. 第1金属材料を含む複数の第1金属部をさらに備え、
    前記第1磁性部は、筒状であり、
    前記第1磁性部は、前記第1部分と前記第2部分との間において、前記第1方向に交互に設けられた複数の第3部分および複数の第4部分をさらに含み、
    前記複数の第1金属部は、第2方向および第3方向に沿って、それぞれ、前記複数の第3部分の周りに設けられ、
    前記第2方向は、前記第1方向と交差し、
    前記第3方向は、前記第1方向および前記第2方向と交差する請求項1記載の磁気メモリ。
  8. 前記第1磁性部は、前記第1方向に沿って交互に設けられた複数の第1領域および複数の第2領域をさらに含み、
    前記第1領域の前記第2方向における長さは、前記第2領域の前記第2方向における長さよりも長く、
    前記複数の第3部分の前記1つは、前記複数の第1領域の1つと、前記複数の第2領域の1つと、を含み、
    前記複数の第4部分の前記1つは、前記複数の第1領域の別の1つと、前記複数の第2領域の別の1つと、を含む請求項7記載の磁気メモリ。
  9. 前記複数の3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つは、前記第1方向において接しており、
    前記複数の3部分の前記1つと前記複数の第4部分の前記1つとの間の境界の前記第1方向における位置は、前記複数の第1領域の前記1つの前記第1方向における位置と、前記複数の第2領域の前記別の1つの前記第1方向における位置と、の間にある請求項8記載の磁気メモリ。
  10. 前記第1金属材料と異なる第2金属材料を含む複数の第2金属部をさらに備え、
    前記複数の第1金属部と前記複数の第2金属部は、前記第1方向において交互に設けられ、
    前記複数の第2金属部は、前記第2方向および前記第3方向に沿って、それぞれ、前記複数の第4部分の周りに設けられた請求項7〜9のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  11. 複数の第1絶縁層と、
    複数の第2絶縁層と、
    をさらに備え、
    前記複数の第1絶縁層は、前記第2方向および前記第3方向に沿って、それぞれ、前記複数の第1金属部の周りに設けられ、
    前記複数の第2絶縁層は、前記第2方向および前記第3方向に沿って、それぞれ、前記複数の第2金属部の周りに設けられ、
    前記複数の第1絶縁層は、前記第1金属材料を含む請求項10記載の磁気メモリ。
  12. 前記複数の第1金属部のそれぞれは、第3領域と、前記第3領域よりも厚い第4領域と、を含み、
    前記複数の第3部分の前記1つに含まれる前記複数の第1領域の前記1つは、前記第2方向および前記第3方向に沿って、前記複数の第3領域の1つの周りに設けられ、
    前記複数の第3部分の前記1つに含まれる前記複数の第2領域の前記1つは、前記第2方向および前記第3方向に沿って、前記複数の第4領域の1つの周りに設けられた請求項8または9に記載の磁気メモリ。
  13. 第3磁性部と、
    前記第1磁性部の他の一部と前記第3磁性部との間に設けられた第2非磁性部と、
    をさらに備えた請求項12記載の磁気メモリ。
  14. 前記第1磁性部の磁化の向きは、前記第2方向に沿う請求項2〜13のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  15. 前記第1金属部は、Au、Ir、Al、Pb、Ta、W、およびHfからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含み、
    前記第2金属部は、Pt、Pd、およびRhからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含む請求項5、10、または11に記載の磁気メモリ。
  16. 前記制御部は、前記第1動作と前記第2動作との間に、前記第1部分と前記第2部分との間に電流を流さない第3動作を行う請求項1〜15のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  17. 前記制御部は、前記第1動作と前記第2動作との間に第3動作を行い、
    前記制御部は、前記第3動作において、前記第1部分から前記第2部分に向かう向き、または、前記第2部分から前記第1部分に向かう向きの第3電流を前記第1磁性部に供給し、
    前記第3電流の電流値の絶対値は、前記第1電流の電流値の絶対値よりも小さく、前記第2電流の電流値の絶対値よりも小さい請求項1〜15のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  18. 請求項1〜17のいずれか1つに記載の複数の前記磁気メモリと、
    ワード線と、
    第1端子と、第2端子と、ゲートと、を含むスイッチング素子であって、前記第1端子は前記複数の磁気素子の1つの前記第1部分と電気的に接続され、前記第2端子は固定電位に接続され、前記ゲートは前記ワード線と接続された前記スイッチング素子と、
    前記複数の磁気素子の1つの前記第2部分と電気的に接続されたビット線と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ワード線および前記ゲートと電気的に接続された磁気メモリアレイ。
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