JP2018145658A - シートシャッターフレームの通気機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートシャッターの近傍の温度その他の環境条件下を良好に保つ。【解決手段】 この発明のシートシャッターフレームは、シート4を上下方向に巻取り繰り出しするシートドラム6を回転可能に収容する左右方向のシートケース2と、該シートケース2の左右両端に下向きに設置され上記シートケース2を左右両端で支持するとともにシート4の両端を収容して昇降をガイドする中空断面のサイドフレーム3とからなるゲート状のシャッターフレーム1において、上記シートケース2内部とサイドフレーム3の中空部を連通させてフレーム内をエアの流通路とし、該エアの流通路にエア供給部28を設けたことを特徴としている。そして、エアの流通路に流通するエアを加温し又は冷却する温度調節装置を接続し又は設置し、さらにエアの流通路に流通するエアにオゾン,薬剤その他の消毒又は殺菌剤を付与する浄化装置36を接続し又は設置する。【選択図】 図2

Description

この発明はシートシャッターフレームの通気機構に関する。
従来工場や倉庫の出入口又は部屋同士の仕切りとして使用されるシートシャッターは、例えば特許文献1に示すようにシートドラムを収容するシートケースの両側に中空のサイドフレームを下向きに設けたゲート状のフレームを構成しており、シートケースから繰出し昇降するシートの両端はサイドフレームにガイドされているのが一般的な構成である。
また、シートシャッターはスチールシャッターとは別に工場等の出入口に採光と風除け、空調保持を兼ね、リフトその他の車両や作業員等の出入りに際して高速昇降(特に上昇時)させるほか、食品その他の加熱処理や加熱加工する工場又は塗装ブース等のように、例えば室温が60〜80℃に達する高温環境で使用する場合や、冷凍食品の貯蔵庫等のように−40℃に達する低温環境で使用される場合もある等、厳しい環境条件の下で使用される場合が多くなっている。
特開2016−216956号公報
これに対し、シートシャッターはいずれの環境にも対応できるように、耐久性のあるフレキシブルな樹脂製シートやプラスチック成形されたサイドフレーム(シートガイド)等が使用されているが、上記のような厳しい温度条件下での高速作動は、シートやシートガイドの劣化が激しいほか、高温下ではシート表面のネバ付きにより塵埃の付着や巻取り繰り出し時の抵抗の増大やマイコンを用いたコントローラの作動不良等が生じ易い。
また低温条件下の使用もシートの硬化による昇降時の負荷の増大や、コントローラ等に使用する素子によっては−20℃以下では機能が不十分になるものがある等の問題がある。上記のような問題は、長期的にはシートシャッターの補修や修理、保守点検等のメンテナンスの頻度を高くする必要を招くという新たな課題を生じている。
上記課題を解決するための本発明のシャッターフレームの通気機構は、第1にシート4を上下方向に巻取り繰り出しするシートドラム6を回転可能に収容する左右方向のシートケース2と、該シートケース2の左右両端に下向きに設置され上記シートケース2を左右両端で支持するとともにシート4の両端を収容して昇降をガイドする中空断面のサイドフレーム3とからなるゲート状のシャッターフレーム1において、上記シートケース2内部とサイドフレーム3の中空部を連通させてフレーム内をエアの流通路とし、該エアの流通路にエア供給部28を設けたことを特徴としている。
第2に、シートケース2内の一端で中空のシートドラムの一端を回転可能に軸支するドラム軸13内の中空部とサイドフレーム3内の中空部とを連通パイプ34で接続し、上記ドラム軸13とシートドラム6の内部を介してシートケース2内部とサイドフレーム3内の中空部を連通させたことを特徴としている。
第3に、サイドフレーム3の中空部の内側壁に内向きに開口するエア流通部31を設け、シート面に沿うようにエアを噴出させる機構としたことを特徴としている。
第4に、左右のサイドフレーム3の両側にエア流通部31を設け、一方の側のエア流通部31よりエアを噴出させ、他方の側のエア流通部31よりエアを吸引させる機構としたことを特徴としている。
第5に、エアの流通路に流通するエアを加温し又は冷却する温度調節装置を接続し又は設置したことを特徴としている。
第6に、エアの流通路内にシートシャッターの作動を制御するコントローラ23を収容して設置したことを特徴としている。
第7に、エアの流通路に、流通するエアにオゾン,薬剤その他の消毒又は殺菌剤を付与する浄化装置36を接続し又は設置したことを特徴としている。
第8に、シートケース2にシートケース2内のシート4に紫外線を照射する紫外線照射装置を設置してなることを特徴としている。
第9に、サイドフレーム3の下端側にシート4の下端に対してエアを内向きに噴出する内向きのエア噴出部を設けたことを特徴としている。
第10に、シートドラム6の周面に軸心方向に沿ってシート4の上端を固着し、該シート4の下端を接地させた状態で上記シート4の上端側をシートドラム6の周面を覆うように少なくとも1周以上巻付け、重なり合った内層側のシート4の外周面と外周側のシート4の内周面とを固着したことを特徴としている。
本発明は以上のように構成される結果、以下のような効果を奏する。
(1)ゲート状のフレームを構成するシートケースと左右のサイドフレームの中空断面部が連通していて、エア供給部から供給され流通するエアにより、外気が常温であっても、シートシャッターによって仕切られた内部が低温の場合も高温の場合もシャッターフレームは勿論、高温又は低温環境下のシートケース内のドラムやシートがより好条件に保たれる結果、温度変化による不都合を防止できるほか、シートシャッターの使用環境に応じて、温風や冷風又は殺菌機能をもたせたエアを供給するための諸装置の設置や接続が可能になる。
(2)ドラム軸の中空部とサイドフレームの中空部を連通パイプで接続することにより、ドラム内部にエアを流通させてドラム自体とドラムに巻取られたシートの温度調節が可能となり、左右両側のサイドフレームからエア供給した場合は、ドラムの内外両方からの温度調節がさらに効率的にできる。
(3)サイドフレームの内側のエア流通孔よりシート面に沿うようにエアを噴出させる機構により、シート面がより確実に温度調節できる他、シート面への埃の付着、結露の着霜の防止が行われ、シートの温度調節の効果も高い。
(4)左右のサイドフレームの一方のエア流通孔からエアを噴出させ、他方の流通孔から吸引させることにより、シートの全幅にわたって上記(3)の効果がさらに確実になる。
(5)温度調節装置により流通路内を流通するエアの温度調節がされるので、シートやフレームに供給されるエアを必要に応じて加温又は冷却することができ、シートシャッターの高温下で生じる不都合にはエアの冷却により、低温下で生じる不都合には加温により対応することができる。
(6)エアの流通路内の通風環境下にコントローラを設置することにより、高温の場合はエアを冷却し、極端に低温の場合は加温によりコントローラの正常な機能を維持でき、外部から閉鎖された流通路への設置により、衝撃などによるコントローラのトラブルの防止もできる。
(7)流通するエアに消毒又は殺菌機能を付与することができるので、シートシャッター表面又はその周辺への消毒殺菌を行うことができ、シートシャッターの内側の建物内の清浄雰囲気を保つことができ、食品や精密機器,製品,部品等への不純物の混入や付着を防止することができる。
またシートケース内に紫外線照射装置を設けることにより、巻取り繰り出し作動されるシートの内外表面を紫外線消毒することができ、シートシャッターへの雑菌類が付着することによる建物内部環境の悪化を防止することができ、短期的な消耗品も不要である。
(8)サイドフレームの下端側にシートの下端に対して、エア噴出部により内向きのエアを噴出させることによってゴキブリその他の歩行虫の内部への侵入を防止することができる。
(9)シートを閉じた状態でもシートドラムの外周全体がシートに覆われているので、シートドラムを組立状態で固着するボルトやベルト、その他のドラム側の部品や固形物が、床面側や下部を通過する製品類に落下し又はこれらに混入するのを防止できる。
本発明のシートシャッターの全体正面図である。 同じくシートシャッターの全体拡大正面図である。 シートケース及びシートドラムの左側面断面図である。 シートケース及びシートドラムの右側面断面図である。 シートドラムへのシート巻付状態を示す左側面図である。 シート上端のシートドラムへの取付状態と巻付状態を示す左側面図である。 (A),(B)は左右のサイドフレームの水平方向の拡大断面図である。
図面はいずれも本発明の1実施形態を示し、図1に示すようにシートシャッターは全体としてゲート状のシャッターフレーム1が、上端の四角形の中空断面でボックス状に組立てられる横長のシートケース2と、該シートケース2の左右端を下方から支える上下方向のサイドフレーム3とで構成されている。シートケース2内にはシート4を巻取り繰り出しする横長のシートドラム6が正逆回転駆動可能に軸支されている。
各サイドフレーム3は、建物の一部(柱部材)を兼ね又は図示するように建物と独立して背面側に立設される支柱7と、該支柱7の正面側に沿って取付けられる合成樹脂製の左右のシートガイド8a,8bとで構成されている。支柱7自体が建物の柱部材とは別に設けられる場合は、支柱7自体が柱部材に対して取付けられるプラスチック製の部材より構成される。
図7に示すように支柱7とシートガイド8a,8bは共に四角形の中空部材として形成され、両者は着脱可能に全体として一体的な角柱パイプとして組立てられている。シートガイド8a,8bは後述するようにシートドラム6によって昇降開閉するシート4の昇降をガイドする。シート4の下端にはウェイト(図示しない)を内蔵して下降に際し弾力的に床面に接地する接地部5が略全幅にわたって設けられている。
シートドラム6は図2,図5に示すように略正12角形断面の筒状に形成され、左右端側内部に一対の皿状断面の側面視12角形のデスク9,9が内挿されるとともに、シートドラム6の周壁は4個に分割形成された筒状片6aの断面端部がデスク9の外周に沿って順次重ね合わされてボルト11によって一体的に締結され形成されている。そして左側デスク9はその周壁同士が突合わされ皿底部分が一定間隔を介して締着固定されて縦断面で長方形に形成されており、右側デスク9は皿底部分が重ね合わされて縦断面でH型断面に形成されている。
上記左側の太鼓状のデスク中心には中空の軸受管12が挿通して固着されるとともに、この軸受管12は、シートケース2の左端板2aの略中心位置より内向きに突出するように支持されている中空のドラム軸13に回転及び左右スライド自在に挿通されて軸支されている。このドラム軸13の外端は上記端板2aに内向きに突設されたチャンネル状断面の軸受金具14に収容され、前後方向のセットピン16を挿入することによって回転規制を受けて着脱可能にセットされている。
他方、シートドラム6の右端はシートケース2の右端板2bの中心に内向きに取付けられている駆動モーター17の先端と、ドラム内を縦断するように設けられたデスク9とが締着固定されて支持されている。その結果シートドラム6はシートケース2の略中心位置に回転可能に軸支される。シートケース2内にシートドラム6を取付ける際も予めモーター17を取付けた状態でモーター17の基端部の上端を端板2b側に仮止めし、ドラム軸13を軸受管12に挿入し、ドラム軸13を軸受金具14に収容してドラムの左端を支持しながらモーター17を右端板2bに締着固定することによって簡単に取付けることができる。
またシート4の上端は図5,図6に示すように、隣接する筒状片6a同士の重なり合う部分に挟持された状態で前記ボルト11により筒状片6aとともに締着固定されており、さらにシート4は下端が接地する下限位まで繰り出された状態でも、シートドラム6の全周がシート4によって覆われるように、シート4が予め1周以上巻付けられている。そしてこの巻付状態を固定的に保持するために、1周以上巻付けた位置の表面側のシート4の裏面と下層のシート4の表面との間は、例えば両面テープ,接着剤又は面ファスナー等からなる固着部材18によって着脱可能に固着されている。
上記シート基端部による巻付けによって、ボルト11等の固着具が緩み等によって外れた時でも、下方への落下が防止され、工場や倉庫等で取扱われる製品への不純物の混入等が防止される。
さらに、前記皿状デスク9の周壁とデスク部折曲がりのコーナーには、図2〜図6に示すように複数の通気孔9aが穿設されるほか、軸受管12とドラム軸13との重なり合う位置には、ドラム回転中もドラム軸13の中空部と軸受管12の外周が連通するように通気孔19(図2参照)が穿設されていて、後述するようにいずれの通気孔9a,19もシートケース6内のエアの流通路の一部を構成している。
左右のサイドフレーム3は図7に示すように共に同一左右幅の長方形又は正方形で中空断面の左右の支柱7と、左右のシートガイド8a又は同8bとがボルト21によって前後方向に重ねて固定されており、シートガイド8a,8bは図示するように左右対称に区画された中空断面を形成している。
この中空部は背面側で最も大きい断面積を有し後方内側が開放されているガイド室Cと、正面側に全幅にわたって横長の略長方形に形成される収容室Cと、シートガイド8a,8bの内側に面し、前後両側と外側がガイド室Cと収容室Cとに囲まれた小断面積の通気室Cとで構成され、シートガイド8a,8bには合成樹脂製の押出成形品が使用されている。
上記収容室Cの正面側は上下方向の開口部を備え、合成樹脂製の蓋22が着脱可能に取付けられ、右側シートガイド8bの収容室Cの内部には縦長の直方体形状に形成されたシートシャッター制御用のコントローラ23が挿脱可能に収容されており、コントローラ23の左右両側はエア供給可能な流通路となっている。また中空部のガイド室C,収容室C,通気室Cはいずれも内部は上下端の間で空気の流通が可能な構造となっている。20はガイド室Cと収容室C間を連通させる通気孔(又は溝)で両室間のエアの流通を可能にし、右シートガイド8bに収容したコントローラ23の冷却にも有効に作用する。
ガイド室Cの内向きの開放部(溝)には先端(内側)側にガイド溝24aを形成したC型断面の合成樹脂製のガイド部材24が上下方向の略全長にわたって左右スライド可能に収容されており、このガイド部材24は内部にスプリング(図示しない)を収容し、常時ガイド部材24を外向きに弾力的に牽引しているシリンダー26に取付けられ、シリンダー26は固定ブラケット27を介してガイド室C内に固定的に取付けられている。
他方シート4の左右両端にはシート4の両端部を構成し、上下方向に帯状の弾力性に富んだ合成樹脂材よりなる端部材4aが接合して取付けられ、該端部材4aの外端には、上記ガイド部材24内に上下方向から挿入される上下方向に棒状の係合突起4bが形成されており、ガイド溝24aを介してシート4が左右方向に弾力的に伸展された状態でガイド部材24に案内されながら昇降する構造となっている。またシート4に強い外力が作用した時は、シリンダー26内の弾力に抗してガイド部材24が弾力的に開いて係合突起4bがガイド部材24より外れ、シート4やガイド部材24の破損が防止される。
シートガイド8a,8bの下端側には、外側面よりガイド室Cを貫いてエアパイプ28がエア供給部として挿入され、ニップル29を介して通気室Cに開口している。この機構により通気室Cには外部からエアを導入することができ、通気室Cの下端を閉塞することにより導入エアは上方の開口部に向って放出され、後で述べるようにシートガイド8a,8bを介して圧縮エアをシートケース2内に送ることができる。同様の機構を用いてガイド室C,収容室Cにもエア供給を行うことができる。
また各通気室Cの内側の壁部に所定ピッチで複数のエア流通部となる通気孔(ノズル孔)31を穿設することにより、シート4の片面に沿って常時エアを吹き付けることができ、エア面への粉塵の付着を防止することができる。上記エア供給は、中空の支柱7を通じても可能であり、支柱7の内側にシート4に沿ってエアを噴出するノズル又はノズル孔(いずれも図示しない)を設けることも可能であり、いずれの場合も冷凍庫や冷凍倉庫等におけるシート面への霜の付着を防止するのに有効である。
図2その他に示す左シートガイド8aの通気室Cの上端と、軸金具14及びドラム軸13の下側重なり位置に設けた通気孔32との間をニップル33を介して連通パイプ34によって接続しており、この機構では通気室Cに供給されたエアは連通パイプ34によってドラム軸13内の中空部に送られ、その中空部の内端(開放端)通気孔19,通気孔9a等のエア流通路を介してシートドラム6内に送られ、さらにシートドラム6の左右の左右の端部からシートケース2内全域に送られる。
他方、右側シートガイド8b内の通気室Cの上端は直接シートケース2の底部に開口しているため、通気室Cに導入されたエアは直接シートケース2内に送り込まれ、両方から供給されたエアは、シートケース2の底部後方のシート繰り出し口2bのシート4の前後両面側からエアカーテン状に吹き出される。
図示する例では左右のシートガイド8a,8bの両方からエア供給を行う構造にしているが、いずれか一方を供給側、他方の側を排出側にすることも可能である。また、近時は特許文献1の図2に示すようにシートの下端の接地部がチューブ状に形成され、内部には左右に貫く中空部が形成されているタイプのものが使用されているが、このタイプのものでは、接地部5の両側に開口部を設け、両側の通気室Cの下端内側にノズル孔又はノズル等のエア噴出部を開口部に向けて設けることにより、チューブ状内部に加圧エアを供給することも可能である。このことにより接地部5に弾力性を与え、床面に凹凸が生じた場合でも、凹凸に応じて変形し接地によるシール性を高めることができる。
その他シートガイド8a,8bの下端側にノズル孔やノズル等のエア噴出部を設け、シート4の接地部5と床面に向って該エア噴出部から加圧エアを両側より吹き付けることにより、シートシャッター内側へのゴキブリその他の歩行虫の侵入を防止することができる。
本発明の上記のような構成においては、シートシャッターのフレーム内部にエアを流通させることができるので、例えば食品その他の製品の焼成工場、加温工場又は高温下の塗装工場等のように、高温環境でシートシャッターが使用され、シート自体やコントローラ等の制御機器、高温耐性の乏しい素子を用いた電子部品等が高温による不都合を生じる場合は、それぞれのケースに応じた冷却エアを供給することにより上記不都合を解消又は改善することができる。なお、図示しないがサイドフレーム3内を効果的なエア流通路とするには、その中空部の少なくとも下端はエアの流出を防ぐように閉塞することが望ましい。
他方、冷凍室や冷凍倉庫等のような極端な低温下で使用するシートシャッターの場合は、低温によって不具合を招くシートや電子部品又は素子等に対し、常温又は加温されたエアを供給することにより、低温によって生じるシートシャッターの不具合を解消又は改善することができる。
上記のように供給するエア自体を外部のヒーターや冷却装置等の温度調節装置によってエアを予め加熱し又は冷却する場合のほか、例えばシートケース2にこれらの装置を付設して流通エアの温度調節を行う場合のほか、シートケース2内に設置して温度調節を行うことも可能である。但し、冷却機を内蔵する場合はシートケースを大型化する必要がある。
またエアの温度調節以外に、たとえば図3に示すようにシートケース2内にオゾン発生器,殺菌力又は消毒性のあるガス又は霧状の薬剤を供給する浄化装置36を設置し、流通するエアに消毒・殺菌機能を付与し、シートシャッターのシートやシートケースその他の部分の殺菌や虫除けを行うことも可能である。
その他例えば浄化装置36に代えて紫外線照射装置(図示しない)を同位置に設置し、巻取り繰り出しされるシート4の表面及び裏面に紫外線照射を行い、シート自体の殺菌・消毒を行うことも可能であり、同時に流通するエアの殺菌もできる。
1 シャッターフレーム
2 シートケース
3 サイドフレーム
4 シート
5 接地部
6 シートドラム
7 支柱
8a,8b シートガイド
9 デスク
9a 通気孔
12 軸受管
13 ドラム軸
14 軸受金具
17 モーター
18 固着部材
19 通気孔
23 コントローラ
28 エア供給部(エアパイプ)
31 エア流通部(ノズル孔)
36 浄化装置

Claims (10)

  1. シート(4)を上下方向に巻取り繰り出しするシートドラム(6)を回転可能に収容する左右方向のシートケース(2)と、該シートケース(2)の左右両端に下向きに設置され上記シートケース(2)を左右両端で支持するとともにシート(4)の両端を収容して昇降をガイドする中空断面のサイドフレーム(3)とからなるゲート状のシャッターフレーム(1)において、上記シートケース(2)内部とサイドフレーム(3)の中空部を連通させてフレーム内をエアの流通路とし、該エアの流通路にエア供給部(28)を設けたシートシャッターフレームの通気機構。
  2. シートケース(2)内の一端で中空のシートドラムの一端を回転可能に軸支するドラム軸(13)内の中空部とサイドフレーム(3)内の中空部とを連通パイプ(34)で接続し、上記ドラム軸(13)とシートドラム(6)の内部を介してシートケース(2)内部とサイドフレーム(3)内の中空部を連通させた請求項1に記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  3. サイドフレーム(3)の中空部の内側壁に内向きに開口するエア流通部(31)を設け、シート面に沿うようにエアを噴出させる機構とした請求項1又は2に記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  4. 左右のサイドフレーム(3)の両側にエア流通部(31)を設け、一方の側のエア流通部(31)よりエアを噴出させ、他方の側のエア流通部(31)よりエアを吸引させる機構とした請求項3に記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  5. エアの流通路に流通するエアを加温し又は冷却する温度調節装置を接続し又は設置した請求項1〜4のいずれかに記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  6. エアの流通路内にシートシャッターの作動を制御するコントローラ(23)を収容して設置した請求項1〜5のいずれかに記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  7. エアの流通路に、流通するエアにオゾン,薬剤その他の消毒又は殺菌剤を付与する浄化装置(36)を接続し又は設置した請求項1〜6のいずれかに記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  8. シートケース(2)にシートケース(2)内のシート(4)に紫外線を照射する紫外線照射装置を設置してなる請求項1〜7のいずれかに記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  9. サイドフレーム(3)の下端側にシート(4)の下端に対してエアを内向きに噴出する内向きのエア噴出部を設けた請求項1〜8のいずれかに記載のシートシャッターフレームの通気機構。
  10. シートドラム(6)の周面に軸心方向に沿ってシート(4)の上端を固着し、該シート(4)の下端を接地させた状態で上記シート(4)の上端側をシートドラム(6)の周面を覆うように少なくとも1周以上巻付け、重なり合った内層側のシート(4)の外周面と外周側のシート(4)の内周面とを固着したシートシャッターフレームの通気機構。
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