JP2018144584A - 車両用アシストグリップ - Google Patents

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JP2018144584A JP2017040157A JP2017040157A JP2018144584A JP 2018144584 A JP2018144584 A JP 2018144584A JP 2017040157 A JP2017040157 A JP 2017040157A JP 2017040157 A JP2017040157 A JP 2017040157A JP 2018144584 A JP2018144584 A JP 2018144584A
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Tomoyuki Katayama
智行 片山
康永 大森
Yasunaga Omori
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Abstract

【課題】乗員の乗車を十分に補助する。【解決手段】乗員が把持するグリップ22と、前記グリップ22を回転駆動する駆動装置25と、乗員が乗車のために前記グリップ22を把持した際に前記駆動装置25を動作する制御装置26とを備えて成る。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される車両用アシストグリップに関する。
車両には、乗員の乗降を補助する車両用アシストグリップが設けられることがある。このような車両に搭載される車両用アシストグリップに関する技術として、例えば、特許文献1および特許文献2に記載のものがある。
特許第3470778号公報 特開2012−91756号公報
特許文献1に記載された技術は、バス乗降時の補助装置に関し、ドアが開放される際に、外管から内管を車外に突出させることにより、この内管を乗降用の手すりとするものである。
特許文献2に記載された技術は、車両用手摺りに関し、モータによって回転可能な手摺り棒を、スライドドアの閉鎖状態では垂下状態とし、スライドドアが開放されるときに当該手摺り棒の下端が乗降口より車外へ斜め下向きに突出した傾倒状態とするものである。
特許文献1および特許文献2に記載された技術によれば、乗員は車室外へ突出した手摺り(内管または手摺り棒)を把持して乗車することができるが、単に車室外へ突出した手摺りがあるだけでは、乗員の乗車を補助するには不十分であると考えられる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、乗員の乗車を十分に補助することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係る車両用アシストグリップは、乗員が把持するグリップと、前記グリップを回転駆動する駆動装置と、乗員が乗車のために前記グリップを把持した際に前記駆動装置を動作する制御装置とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係る車両用アシストグリップは、第一の発明に係る車両用アシストグリップにおいて、乗員が前記グリップを把持したことを検出する把持センサを備え、前記制御装置は、車両用ドアが開扉された状態において、前記把持センサによって乗員が前記グリップを把持したことが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを回転する乗車補助制御を行うものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係る車両用アシストグリップは、第一の発明に係る車両用アシストグリップにおいて、乗員が車両床面に足を載せたことを検出する圧力センサを備え、前記制御装置は、車両用ドアが開扉された状態において、前記把持センサによって乗員が前記グリップを把持したことが検出され、かつ、前記圧力センサによって乗員が車両床面に足を載せたことが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを回転する乗車補助制御を行うものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係る車両用アシストグリップは、第二または第三の発明に係る車両用アシストグリップにおいて、乗員が前記車両用ドアを車室外から開扉したことを検出する開扉センサを備え、前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記開扉センサによって乗員が前記車両用ドアを車室外から開扉したことが検出された場合に、前記乗車補助制御を行うものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係る車両用アシストグリップは、第四の発明に係る車両用アシストグリップにおいて、前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記開扉センサによって乗員が前記車両用ドアを車室内から開扉したことが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを所定角度に設定する降車補助制御を行うものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第六の発明に係る車両用アシストグリップは、第二または第三の発明に係る車両用アシストグリップにおいて、車両に搭載される複数の座席のうち前記車両用ドアに一番近い座席に乗員が着座していることを検出する着座センサを備え、前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記着座センサによって乗員が前記一番近い座席に着座していないことが検出された場合に、前記乗車補助制御を行うものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第七の発明に係る車両用アシストグリップは、第六の発明に係る車両用アシストグリップにおいて、前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記着座センサによって乗員が前記一番近い座席に着座していることが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを所定角度に設定する降車補助制御を行うものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第八の発明に係る車両用アシストグリップは、第一から第七のいずれか一つの発明に係る車両用アシストグリップにおいて、前記制御装置は、前記乗車補助制御において、乗員が把持する前記グリップの位置に応じて、前記グリップの回転方向を異にするものであることを特徴とする。
第一の発明に係る車両用アシストグリップによれば、乗員が乗車のためにグリップを把持した際に当該グリップを回転するので、乗員の乗車を十分に補助することができる。
第二の発明に係る車両用アシストグリップによれば、車両用ドアが開扉された状態において乗員がグリップを把持した際にグリップを回転するので、乗員が乗車するタイミングに合わせて乗車の補助を行うことができる。
第三の発明に係る車両用アシストグリップによれば、車両用ドアが開扉された状態において乗員がグリップを把持すると共に車両床面に足を載せた際にグリップを回転するので、乗員が乗車するタイミングに合わせた乗車の補助を行うことができる。
第四の発明に係る車両用アシストグリップによれば、開扉センサによって乗員の乗車または降車の意思を判断することができる。
第五の発明に係る車両用アシストグリップによれば、乗員が降車する際にグリップを所定角度に設定するので、乗員の降車を補助することができる。
第六の発明に係る車両用アシストグリップによれば、着座センサによって乗員の乗車または降車の意思を判断することができる。
第七の発明に係る車両用アシストグリップによれば、乗員が降車する際にグリップを所定角度に設定するので、乗員の降車を補助することができる。
第八の発明に係る車両用アシストグリップによれば、乗員が把持するグリップの位置に応じて当該グリップを異なる回転方向で回転するので、乗員の体格等に対応した乗車の補助を行うことができる。
実施例1に係る車両用アシストグリップを備えた自動車の構造を示す説明図である。 実施例1に係る車両用アシストグリップの構造を示す説明図(図1におけるII矢視図)である。 実施例1に係る車両用アシストグリップの構造を示すブロック図である。 実施例1に係る車両用アシストグリップの動作を示す説明図(図1におけるII矢視図)である。 実施例1に係る車両用アシストグリップの動作を示す説明図(図1におけるII矢視図)である。 実施例1に係る車両用アシストグリップの構造の変更例を示す説明図(図1におけるV−V矢視図)である。 実施例2に係る車両用アシストグリップの構造を示すブロック図である。 実施例3に係る車両用アシストグリップの構造を示すブロック図である。 実施例3に係る車両用アシストグリップの動作を示す説明図(図1におけるII矢視図)である。 実施例4に係る車両用アシストグリップの構造を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る車両用アシストグリップの実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
[実施例1]
本発明の実施例1に係る車両用アシストグリップを備えた自動車の構成について、図1から図3を参照して説明する。
図1に示すように、自動車1には、乗員が乗降するための車両用ドア11,12と、乗員の乗降を補助する車両用アシストグリップ13とが設けられている。図1においては、助手席側の車両用ドア11が閉扉され、後席側の車両用ドア12が開扉された状態が示されており、車両用ドア12の開扉された乗降口12aから自動車1の車室内S1に設けられた車両用アシストグリップ13および後部座席14が見えるように図示されている。
車両用アシストグリップ13は、乗降口12aの近傍であって当該自動車1を構成するドアピラー15に設けられており、車室内S1においてドアピラー15から車両後方側(図1においては、右方側)に向けて突出して当該ドアピラー15に対して回転可能な軸部21と、この軸部21の先端側(車両後方側であって、図1においては右方側)に取り付けられるグリップ部22とから概略構成されている。
図1および図2に示すように、軸部21の基端側(車両前方側であって、図1においては左方側)は、ドアピラー15内に収容されており、この軸部21の基端には、ウォームホイール23が取り付けられている。また、ドアピラー15内において、ウォームホイール23は、当該ウォームホイール23を回転可能なウォーム24と噛み合っており、このウォーム24は、駆動用モータ25と接続されている。よって、駆動用モータ25が駆動されると、ウォーム24およびウォームホイール23を介して、軸部21およびグリップ部22が回転されるようになっている。なお、グリップ部22は、車両前後方向に延びる軸部21(回転軸)を中心として回転される。
また、図2および図3に示すように、車両用アシストグリップ13には、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持した際に、当該グリップ部22をドアピラー15に沿って略鉛直方向(図2においては、上下方向)に延びた状態(直立状態)から一方側(図2においては、時計回り)または他方側(図2においては、反時計回り)に回転動作するように、車両用アシストグリップ13の動作を制御する制御装置26が設けられている。
本実施例においては、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したことを検出するグリップ把持検出手段として、乗員がグリップ部22に触れていることを検出する第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bが設けられている。
ここで、第一接触センサ27aは、グリップ部22における軸部21よりも一端側(図2においては、上方側)に乗員が触れたことを検出可能なものであり、第二接触センサ27bは、グリップ部22における軸部21よりも他端側(図2においては、下方側)に乗員が触れたことを検出可能なものである。
制御装置26は、第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bとそれぞれ電気的に接続されており、これら第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bによって検出された検出結果に基づいて、車両用アシストグリップ13(駆動用モータ25)の動作を制御する(乗車補助制御を行う)ようになっている。また、制御装置26は、車両用ドア12の開閉状態が検出される開閉状態センサ12bと電気的に接続されており、この開閉状態センサ12bから制御装置26に車両用ドア12の開閉状態の情報が送信されるようになっている。
つまり、制御装置26は、車両用ドア12が開扉されている状態において、第一接触センサ27aまたは第二接触センサ27bによって乗員がグリップ部22を把持した(触れた)ことが検出されると、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断するようになっている。
本発明の実施例1に係る車両用アシストグリップを備えた自動車の動作について、図1から図4Bを参照して説明する。
まず、車両用ドア12が閉扉されている(開扉されていない)状態においては、グリップ部22は直立状態にある(図2参照)。ここで、車両用ドア12が閉扉されている(開扉されていない)状態において、乗員がグリップ部22の一方側あるいは他方側を把持した(触れた)としても、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断しない。つまり、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動せずにグリップ部22の直立状態を維持する。
また、車両用ドア12が開扉されている(閉扉されていない)状態であっても、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持していない(触れていない)場合、すなわち、第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bによって乗員がグリップ部22を把持した(触れた)ことが検出されていない場合には、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動せずにグリップ部22の直立状態を維持する(図1および図2参照)。
そして、車両用ドア12が開扉されている(閉扉されていない)状態において、乗員がグリップ部22の一方側あるいは他方側を把持する(触れる)と、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断する。つまり、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動し、ウォーム24およびウォームホイール23を介して回転軸およびグリップ部22を一方側または他方側へ回転する(図4Aおよび図4B参照)。
ここで、第一接触センサ27aによって乗員がグリップ部22の一方側を把持したことが検出された場合には、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動してグリップ部22を一方側へ回転する(図3および図4A参照)。このようにグリップ部22が一方側へ回転されることにより、当該グリップ部22を把持した乗員が車室外S2から車室内S1に向けて引き込まれ、乗員の乗車が補助される。なお、回転して傾斜状態となったグリップ部22は、乗員の乗車を補助する手摺りとしても機能する。
一方、第二接触センサ27bによって乗員がグリップ部22の他方側を把持したことが検出された場合には、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動してグリップ部22を他方側へ回転する(図3および図4B参照)。このようにグリップ部22が他方側へ回転されることにより、当該グリップ部22を把持した乗員が車室外S2から車室内S1に向けて引き上げられ、乗員の乗車が補助される。なお、回転して傾斜状態となったグリップ部22は、乗員の落下を防止する手摺りとしても機能する。
本実施例によれば、乗員がグリップ部22を把持した際にグリップ部22を回転すること(乗車補助制御)により、乗員の乗車を十分に補助することができる。また、乗員が把持するグリップ部22の位置(一方側または他方側)に応じて当該グリップ部22を一方側または他方側へ回転する(グリップ部22の回転駆動する方向を異にする)ことにより、乗員の体格等に対応した乗車の補助を行うことができる。
もちろん、本発明は、本実施例のようにドアピラー15に設けられる車両用アシストグリップ13に限定されない。例えば、図1および図5に示すように、自動車1を構成するルーフパネル16に設けられる車両用アシストグリップ13Aであっても良い。
このように車両用アシストグリップ13Aをルーフパネル16に設けた場合であっても、駆動用モータ25Aの駆動によってウォーム24Aおよびウォームホイール23Aを介して軸部21Aおよびグリップ部22Aを回転することにより、乗員の乗車を補助することができる。なお、この構成におけるグリップ部22Aは、車両前後方向に延びる軸部21A(回転軸)を中心として回転され、当該グリップ部22Aの回転によって乗員の乗車が補助される。
[実施例2]
本発明の実施例2に係る車両用アシストグリップを備えた自動車の構成について、図1,図2,図4A,図4B,図6を参照して説明する。
本実施例に係る車両用アシストグリップ113は、乗員が足を車両床面(ステップ)17に載せたことを検出する圧力センサ17aを追加して備えたことを除いて、本発明の実施例1に係る車両用アシストグリップ13と同様な構成を有するものである(図1および図6参照)。よって、本実施例に係る車両用アシストグリップ113における実施例1と同様な構成に対する重複説明は適宜省略する。
本実施例においては、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したことを検出するグリップ把持検出手段として、乗員がグリップ部22に触れていることを検出する第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bと、乗員が足を車両床面(ステップ)17に載せたことを検出する圧力センサ17aとが設けられている。
制御装置26は、第一接触センサ27aと第二接触センサ27bと圧力センサ17aとそれぞれ電気的に接続されており、これら第一接触センサ27aと第二接触センサ27bと圧力センサ17aとによって検出された検出結果に基づいて、車両用アシストグリップ113(駆動用モータ25)の動作を制御する(乗車補助制御を行う)ようになっている。
制御装置26は、車両用ドア12が開扉されている状態において、第一接触センサ27aまたは第二接触センサ27bによって乗員がグリップ部22を把持した(触れた)ことが検出され、かつ、圧力センサ17aによって乗員が車両床面17に足を載せたことが検出されると、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断し、前述した実施例1と同様の制御を行う。
つまり、車両用ドア12が開扉されている状態において、乗員がグリップ部22の一方側または他方側を把持する(触れる)と共に車両床面17に足を載せると、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断し、駆動用モータ25の駆動によってグリップ部22を一方側または他方側へ回転する(図4A,図4Bおよび図6参照)。
ここで、乗員が車両床面17に足を載せずにグリップ部22の一方側あるいは他方側を把持した(触れた)としても、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断せずにグリップ部22の直立状態を維持する(図2および図6参照)。また、乗員がグリップ部22を把持せず(触れず)に車両床面に足を載せたとしても、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断せずにグリップ部22の直立状態を維持する。
本実施例によれば、乗員がグリップ部22を把持すると共に車両床面(ステップ)17に足を載せた際にグリップ部22を回転すること(乗車補助制御)により、乗員が乗車するタイミングに合わせた乗車の補助を行うことができる。
[実施例3]
本発明の実施例3に係る車両用アシストグリップを備えた自動車の構成について、図1,図2,図4A,図4B,図7,図8を参照して説明する。
本実施例に係る車両用アシストグリップ213は、車両用ドア12が車室内S1または車室外S2のいずれの側から開扉されたかを検出する開扉センサ12cを追加して備えたことを除いて、本発明の実施例1に係る車両用アシストグリップ13と同様な構成を有するものである(図1および図7参照)。よって、本実施例に係る車両用アシストグリップ213における実施例1と同様な構成に対する重複説明は適宜省略する。
本実施例においては、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したことを検出するグリップ把持検出手段として、乗員がグリップ部22に触れていることを検出する第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bと、車両用ドア12が車室内S1または車室外S2のいずれの側から開扉されたかを検出する開扉センサ12cとが設けられている。
制御装置26は、第一接触センサ27aと第二接触センサ27bと開扉センサ12cとそれぞれ電気的に接続されており、これら第一接触センサ27aと第二接触センサ27bと開扉センサ12cとによって検出された検出結果に基づいて、車両用アシストグリップ213(駆動用モータ25)の動作を制御する(乗車補助制御または降車補助制御を行う)ようになっている。
制御装置26は、開扉センサ12cによって車両用ドア12が車室外S2から開扉されたことが検出された場合には、乗員が乗車のために車両用ドア12を開扉したと判断し、前述した実施例1と同様の制御を行う。
つまり、車両用ドア12が車室外S2から開扉され、乗員がグリップ部22の一方側あるいは他方側を把持する(触れる)と、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断し、駆動用モータ25の駆動によってグリップ部22を一方側または他方側へ回転する(図4A,図4Bおよび図7参照)。
もちろん、車両用ドア12が車室外S2から開扉されても、第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bによって乗員がグリップ部22を把持した(触れた)ことが検出されていない場合には、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動せずにグリップ部22の直立状態を維持する(図2および図7参照)。
一方、制御装置26は、開扉センサ12cによって車両用ドア12が車室内S1から開扉されたことが検出された場合には、乗員が降車のために車両用ドア12を開扉したと判断し、グリップ部22を略水平の状態(略水平状態)とする(図7および図8参照)。
つまり、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動し、ウォーム24およびウォームホイール23を介して回転軸およびグリップ部22を一方側または他方側へ回転し、当該グリップ部22を略水平の状態(水平状態)とする。
このように、乗員が降車する際にグリップ部22を略水平状態とすることにより、当該グリップ部22を乗員の手摺りとして機能させ、乗員の降車を補助することができる。
もちろん、本発明は、本実施例のようにグリップ部22を略水平状態とするものに限定されず、車両床面(ステップ)17の高さ、軸部21の高さ、グリップ部22の長さなどを考慮して、車室内S1から車室外S2へ向けて鉛直方向下側へ所定角度傾斜させた傾斜状態とするものであっても良い。
本実施例によれば、乗員が車室外S2から車両用ドア12を開扉してグリップ部22を把持した際にグリップ部22を回転すること(乗車補助制御)により、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したことを確実に判断し、当該乗員の乗車を補助することができる。また、乗員が車室内S1から車両用ドア12を開扉した際には、グリップ部22を略水平状態または傾斜状態とする(所定角度に設定する)こと(降車補助制御)により、乗員の降車を補助することができる。
また、本実施例の構成に実施例2の構成を組み合わせることにより、本実施例による作用効果に実施例2による作用効果を追加することも可能である
[実施例4]
本発明の実施例4に係る車両用アシストグリップを備えた自動車の構成について、図1,図2,図4A,図4B,図8,図9を参照して説明する。
本実施例に係る車両用アシストグリップ313は、乗員が後席に着座しているか否かを検出する着座センサ14aを追加して備えたことを除いて、本発明の実施例1に係る車両用アシストグリップ13と同様な構成を有するものである(図1および図9参照)。よって、本実施例に係る車両用アシストグリップ313における実施例1と同様な構成に対する重複説明は適宜省略する。
本実施例においては、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したことを検出するグリップ把持検出手段として、乗員がグリップ部22に触れていることを検出する第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bと、乗員が後部座席14に着座していることを検出する着座センサ14aとが設けられている。ここで、後部座席14は、自動車1に搭載される複数の座席のうち車両用ドア12に一番近い座席であり、着座センサ14aは、当該後部座席14に掛かる荷重を検出するものである。
制御装置26は、第一接触センサ27aと第二接触センサ27bと着座センサ14aとそれぞれ電気的に接続されており、これら第一接触センサ27aと第二接触センサ27bと着座センサ14aとによって検出された検出結果に基づいて、車両用アシストグリップ313(駆動用モータ25)の動作を制御する(乗車補助制御または降車補助制御を行う)ようになっている。
制御装置26は、車両用ドア12が開扉された際に着座センサ14aによって乗員が後部座席14に着座していることが検出されていない(着座していないことが検出されている)場合には、乗員が乗車のために車両用ドア12を開扉したと判断し、前述した実施例1と同様の制御を行う。
つまり、後部座席14に乗員が着座していない状態で車両用ドア12が開扉され、乗員がグリップ部22の一方側あるいは他方側を把持する(触れる)と、制御装置26は、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したと判断し、駆動用モータ25の駆動によってグリップ部22を一方側または他方側へ回転する(図4A,図4Bおよび図9参照)。
もちろん、後部座席14に乗員が着座していない状態で車両用ドア12が開扉されても、第一接触センサ27aおよび第二接触センサ27bによって乗員がグリップ部22を把持した(触れた)ことが検出されていない場合には、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動せずにグリップ部22の直立状態を維持する(図2および図9参照)。
一方、制御装置26は、車両用ドア12が開扉された際に着座センサ14aによって乗員が後席に着座していることが検出されている場合には、乗員が降車のために車両用ドア12を開扉したと判断し、グリップ部22を略水平の状態(略水平状態)とする(図8および図9参照)。
つまり、制御装置26は、駆動用モータ25を駆動し、ウォーム24およびウォームホイール23を介して回転軸およびグリップ部22を一方側または他方側へ回転し、当該グリップ部22を略水平の状態(水平状態)とする。
このように、乗員が降車する際にグリップ部22を略水平状態とすることにより、当該グリップ部22を乗員の手摺りとして機能させ、乗員の降車を補助することができる。
もちろん、本発明は、本実施例のようにグリップ部22を略水平状態とするものに限定されず、車両床面(ステップ)17の高さ、軸部21の高さ、グリップ部22の長さなどを考慮して、車室内S1から車室外S2へ向けて鉛直方向下側へ傾斜する傾斜状態とするものであっても良い。
本実施例によれば、乗員が後部座席14に着座していない状態で乗員が車両用ドア12を開扉してグリップ部22を把持した際にグリップ部22を回転すること(乗車補助制御)により、乗員が乗車のためにグリップ部22を把持したことを確実に判断し、当該乗員の乗車を補助することができる。また、乗員が後部座席14に着座している状態で乗員が車両用ドア12を開扉した際には、グリップ部22を略水平状態または傾斜状態とする(所定角度に設定する)こと(降車補助制御)により、乗員の降車を補助することができる。
そして、乗降する乗員以外の乗員が車両用ドア12を開閉した場合(例えば、運転手が運転席付近に設けられたドアスイッチを操作して車両用ドア12を開閉した場合)であっても、乗降する乗員に対する乗降の補助を適切に行うことができる。
また、本実施例の構成に実施例2の構成を組み合わせることにより、本実施例による作用効果に実施例2による作用効果を追加することも可能である。
1 自動車
11 車両用ドア
12 車両用ドア
12a 乗降口
12b 開閉状態センサ
12c 開扉センサ
13 車両用アシストグリップ
14 後部座席(座席)
14a 着座センサ
15 ドアピラー
16 ルーフパネル
17 車両床面(ステップ)
17a 圧力センサ
21 軸部
22 グリップ部(グリップ)
23 ウォームホイール
24 ウォーム
25 駆動用モータ(駆動装置)
26 制御装置
27a 第一接触センサ(把持センサ)
27b 第二接触センサ(把持センサ)
1 車室内
2 車室外

Claims (8)

  1. 乗員が把持するグリップと、
    前記グリップを回転駆動する駆動装置と、
    乗員が乗車のために前記グリップを把持した際に前記駆動装置を動作する制御装置と
    を備えたことを特徴とする車両用アシストグリップ。
  2. 乗員が前記グリップを把持したことを検出する把持センサを備え、
    前記制御装置は、車両用ドアが開扉された状態において、前記把持センサによって乗員が前記グリップを把持したことが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを回転する乗車補助制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用アシストグリップ。
  3. 乗員が車両床面に足を載せたことを検出する圧力センサを備え、
    前記制御装置は、車両用ドアが開扉された状態において、前記把持センサによって乗員が前記グリップを把持したことが検出され、かつ、前記圧力センサによって乗員が車両床面に足を載せたことが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを回転する乗車補助制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用アシストグリップ。
  4. 乗員が前記車両用ドアを車室外から開扉したことを検出する開扉センサを備え、
    前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記開扉センサによって乗員が前記車両用ドアを車室外から開扉したことが検出された場合に、前記乗車補助制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用アシストグリップ。
  5. 前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記開扉センサによって乗員が前記車両用ドアを車室内から開扉したことが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを所定角度に設定する降車補助制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用アシストグリップ。
  6. 車両に搭載される複数の座席のうち前記車両用ドアに一番近い座席に乗員が着座していることを検出する着座センサを備え、
    前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記着座センサによって乗員が前記一番近い座席に着座していないことが検出された場合に、前記乗車補助制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用アシストグリップ。
  7. 前記制御装置は、前記車両用ドアが開扉された際に、前記着座センサによって乗員が前記一番近い座席に着座していることが検出されると、前記駆動装置によって前記グリップを所定角度に設定する降車補助制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用アシストグリップ。
  8. 前記制御装置は、乗員が把持する前記グリップの位置に応じて、前記グリップの回転駆動する方向を異にするものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用アシストグリップ。
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