JP2018141443A - オルダム継手構造、スクロール圧縮機、冷凍回路システム - Google Patents

オルダム継手構造、スクロール圧縮機、冷凍回路システム Download PDF

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Kazuyoshi Sugimoto
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Abstract

【課題】従来のオルダムリングの配置構成においては、固定スクロールのガス流路等の必要部位に対してレイアウトの自由度が制限されるという課題がある。
【解決手段】オルダムリングの配置構成として、軸方向から見て、固定側キー溝71の少なくとも一方は、固定スクロール33の中心、又は固定側ラップ36における基礎円の中心を通る第1の方向(X方向)と平行な基準線Lsに対して、平行移動させた位置に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、オルダム継手構造、スクロール圧縮機、冷凍回路システムに関するものである。
特許文献1では、固定スクロールに形成される一対のキー溝が、固定スクロールの中心を通る直線に沿って形成されている。
特許第2758193号公報
固定スクロールには、端面に複数のボルト穴を形成したり、外周面に配線通路やガス流路のための窪みを形成したりする必要があるため、単純にキー溝の配置を限定してしまうと、レイアウトの自由度が制限されてしまう。
本発明の課題は、レイアウトの自由度を向上させることである。
本発明の一態様に係るオルダム継手構造は、
軸方向の他端面に渦巻き状の固定側ラップが形成された円板状の固定スクロールと、
軸方向の一端面に渦巻き状の可動側ラップが形成され、可動側ラップを固定側ラップに噛み合わせ、且つ一端面を固定スクロールの他端面に摺動可能に接触させた状態で、旋回運動が伝達される円板状の可動スクロールと、
軸方向の一端面が可動スクロールの他端面に対向し、固定スクロールに対する可動スクロールの自転を阻止し且つ公転を許容する円環状のオルダムリングと、を備え、
固定スクロールは、軸方向の他端面のうち、固定側ラップよりも径方向外側の位置に、第一の方向に延び、且つ第一の方向に沿って並んだ一対の固定側キー溝が形成され、
可動スクロールは、軸方向の他端面に、第一の方向と直交する第二の方向に延び、且つ第二の方向に沿って並んだ一対の可動側キー溝が形成され、
オルダムリングは、軸方向の一端面に、固定側キー溝の夫々に対して摺動可能に嵌り合う一対の固定側キーと、可動側キー溝の夫々に対して摺動可能に嵌り合う一対の可動側キーと、が形成され、
軸方向から見て、固定側キー溝の少なくとも一方は、固定スクロールの中心、又は固定側ラップにおける基礎円の中心を通る第一の方向と平行な基準線に対して、平行移動させた位置に配置されることを特徴とするオルダム継手構造。
本発明によれば、固定側キー溝を基準線から平行移動させた位置に配置しているので、基準線上に限定した構成よりも、レイアウトの自由度を向上させることができる。
スクロール圧縮機を示す図である。 第1実施形態のメインフレームを示す図である。 第1実施形態の固定スクロールを示す図である。 第1実施形態の可動スクロールを示す図である。 第1実施形態のオルダムリングを示す図である。 キー溝とキーとの関係を示す図である。 第1実施形態における固定側キー溝の角度補正を示す図である。 第1実施形態において、可動スクロールがX方向の端まで寄っている状態を示す図である。 第1実施形態において、図8の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。 第1実施形態において、図9の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。 第2実施形態のメインフレームを示す図である。 第2実施形態の固定スクロールを示す図である。 第2実施形態の可動スクロールを示す図である。 第2実施形態のオルダムリングを示す図である。 第2実施形態における固定側キー溝の角度補正を示す図である。 第2実施形態において、可動スクロールがX方向の端まで寄っている状態を示す図である。 第2実施形態において、図16の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。 第2実施形態において、図17の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第1実施形態》
《構成》
以下の説明では、便宜的に、軸方向の一端側を上方、他端側を下方として説明する。
図1は、スクロール圧縮機を示す断面図である。
スクロール圧縮機11は、給湯用、給湯暖房用、冷蔵用、冷凍用等の冷凍回路システムに搭載され、作動流体の冷媒としての二酸化炭素(CO)を圧縮して吐出する。
スクロール圧縮機11は、シェル12によってユニット化されている。
シェル12は、軸方向に延びる円筒状の胴部13と、胴部13の上端側を閉塞する上蓋14と、胴部13の下端側を閉塞する下蓋15と、を備える。シェル12は、内部が高圧となるため、気密性を保つように封止されている。胴部13の上側には、冷媒を吸入する吸入管16が接続され、上蓋14の上面には、圧縮された冷媒を吐出する吐出管17が接続されている。
胴部13の内部には、下から順に、電動モータ21と、スクロールユニット31と、が収容されている。電動モータ21の下方には、胴部13の内部を上下方向に区画するためのサブフレーム22が固定されている。電動モータ21の回転軸23は、下端側がサブフレーム22によって回転自在に支持され、上端側がスクロールユニット31のメインフレーム32によって回転自在に支持されている。
シェル12の底部には、胴部13の下端部、サブフレーム22、及び下蓋15によって囲まれた区画によって、潤滑油24を貯留する貯油室25が形成されている。
回転軸23の下端側は、サブフレーム22を貫通しており、その先端にオイルポンプ26が装着されている。オイルポンプ26は、貯油室25から潤滑油24を吸引し、回転軸23の内部に軸方向に沿って形成された給油路27を介して、所定の摺動部分や軸受等に潤滑油24を供給する。これにより、各摺動部分や軸受等で、潤滑、また摺動面のシールが行なわれる。なお、貯油室25の油面には、冷媒の吐出圧力が作用しており、これも潤滑油24が給油路27を上昇することに寄与している。したがって、給油路27の出口側も、圧縮された冷媒圧力と同等の高圧環境となる。サブフレーム22には、軸方向に貫通した連通口28が形成されており、所定の摺動部分や軸受に供給された潤滑油24が、連通口28を伝って貯油室に25に戻される。
スクロールユニット31は、メインフレーム32と、固定スクロール33と、可動スクロール34と、オルダムリング35と、を備える。
メインフレーム32は、上面側が凹状に形成されており、このメインフレーム32の上面側を閉塞するように円板状の固定スクロール33が固定されている。固定スクロール33の下面には、渦巻き状の固定側ラップ36が形成されている。固定側ラップ36は、高さ方向の先端が、固定スクロール33の下面を超えないように、固定スクロール33の下面に埋まった位置に形成されている。
可動スクロール34は、円板状に形成され、その上面には、渦巻き状の可動側ラップ37が形成されている。可動側ラップ37は、可動スクロール34の上面から突出させて形成されている。可動スクロール34は、可動側ラップ37を固定側ラップ36に噛み合わせ、且つ上面を固定スクロール33の下面に摺動可能に接触させている。固定スクロール33の下面、固定側ラップ36、可動スクロール34の上面、及び可動側ラップ37で囲まれた区画によって、冷媒を圧縮するための圧力室38が形成されている。
可動スクロール34の下面には、下方に突出するボス41が形成されている。回転軸23の上端側は、メインフレーム32を貫通しており、その先端には、回転軸23に対して偏心させたクランク端部42が形成されており、このクランク端部42が可動スクロール34のボス41に対して回転自在の状態で嵌め込まれている。したがって、回転軸23の回転運動は、偏心されたクランク端部42によって旋回運動として可動スクロール34に伝達される。
オルダムリング35は、円環状に形成され、上面が可動スクロール34の下面に対向するように配置されており、後述するオルダム継手構造によって、可動スクロール34の自転を阻止し、且つ固定スクロール33に対する公転を許容している。
可動スクロール34の下面側において、径方向内側には高圧の背圧室43が形成され、径方向外側には中間圧の背圧室44が形成されている。高圧の背圧室43と中間圧の背圧室44とは、メインフレーム32のシール溝に設けられたシールリング45によって区画されている。可動スクロール34の下面には、径方向に延びる連通溝(図示省略)が形成されており、この連通溝は、可動スクロール34の公転に伴ってシールリング45の内側と外側とを間欠的に連通する。
したがって、背圧室43は、給油路27から供給される潤滑油24によって高圧に設定され、背圧室44は、連通溝を介して背圧室43から間欠的に供給される潤滑油24によって背圧室43よりも低い中間圧に設定される。背圧室43及び背圧室44により、可動スクロール34を固定スクロール33の下面に押し付け、圧力室38の密閉性を確保すると共に、圧縮不良の発生を抑制している。
固定スクロール33には、固定側ラップ36におけるインボリュート曲線の終端部に、吸入管16と連通する吸入室46が形成されている(図3参照)。固定スクロール33の下面側には、固定側ラップ36の終端部に形成された吸入室46の近傍に、背圧制御弁47が設けられている。背圧制御弁47は、中間圧の背圧室44と固定側ラップ36の吸入室46とを連通した連通路に設けられたリリーフ弁からなり、背圧室44の圧力が設定値以上になると開き、吸入室46へと圧力を逃がす。これにより、背圧室44の圧力が適正な範囲に維持される。
固定スクロール33の中央には、軸方向に貫通した吐出孔51が形成されており、この吐出孔51は、吐出弁52によって開閉される。吐出弁52は、吐出ヘッド53によって覆われており、吐出弁52の作動音を抑制している。
メインフレーム32及び固定スクロール33の径方向外側には、周方向に沿った複数の位置に、軸方向の貫通した貫通孔54が形成されている(図2及び図3参照)。吐出ヘッド53に覆われた領域は、貫通孔54を介してスクロールユニット31の下方側に連通している。電動モータ21の外周面と胴部13の内周面との間には、ステータの外周面を部分的に凹ませて形成された隙間がある。
メインフレーム32及び固定スクロール33の外周面には、周方向に沿った複数の位置に、軸方向の全面にわたって周方向に沿って凹ませた連通凹部55が形成されている(図2及び図3参照)。シェル12の上部には、胴部13の上端部、固定スクロール33、吐出ヘッド53、及び上蓋14によって囲まれた区画によって、圧縮された冷媒を吐出する吐出室56が形成されている。吐出室56は、連通凹部55を介してスクロールユニット31の下方側に連通している。
ここで、冷媒の流れを説明する。
冷媒は、吸入管16、吸入室46を経て、圧力室38に吸入される。固定スクロール33に対して可動スクロール34が公転すると、圧力室38は、軸方向から見て、スクロール中心に向かって変位し、その過程で容積が縮小してゆくことで、冷媒が圧縮される。圧縮された冷媒は、吐出孔51から吐出され、吐出ヘッド53で覆われた区画から貫通孔54を介してスクロールユニット31の下方側に位置するモータ上部内側空間58へ移動する。次いで、電動モータ21のロータによる遠心分離作用を利用して、冷媒ガスに含まれたミスト状のオイルを分離しながら電動モータ21を通過する。次いで、電動モータ21の外周面と胴部13の内周面との間に形成された隙間を介してモータ上部外側空間59へと至り、連通凹部55を介してスクロールユニット31の上方側へ移動し、吐出室56、吐出管17を経て吐出される。なお、連通凹部55はリード線57の配線スペースとしても用いられている。
次に、オルダム継手構造について説明する。
以下の説明では、軸直角方向(面方向)のうち、互いに直交する二方向を、便宜的にX方向(第一の方向)、Y方向(第二の方向)とする。
図2は、第1実施形態のメインフレームを示す図である。
図中の(a)はメインフレーム32の斜視図であり、(b)はメインフレーム32の平面図であり、(c)はメインフレーム32の断面図である。
メインフレーム32の上面側は、中心から径方向外側に向かって、順に、中心凹部61と、内側底面62と、外側底面63と、が形成されている。
中心凹部61は、軸方向から見て円形であり、ここに可動スクロール34のボス41、及び回転軸23のクランク端部42が配置される。内側底面62は、軸方向から見て円環状であり、ここにシールリング45を設けて可動スクロール34の下面が接触する。外側底面63は、軸方向から見て円環状で、内側底面62よりも低くされており、ここにオルダムリング35が嵌め込まれる。
メインフレーム32における外周壁の内周面には、オルダムリング35の外形、及び可動範囲に応じて、周方向に沿って凹ませた一対の内周凹部64が形成されている。一対の内周凹部64は、夫々、X方向に沿った中心線を通る位置から同一方向に平行移動させた位置に形成されている。
なお、メインフレーム32の外周壁には、固定スクロール33との固定に用いられる複数のボルト孔が、周方向に沿った所定の間隔で形成されている(図示省略)。
図3は、第1実施形態の固定スクロールを示す図である。
図中の(a)は固定スクロール33を裏返した状態、つまり下面側から見た斜視図であり、(b)は固定スクロール33を下面側から見た平面図であり、(c)は固定スクロール33の断面図である。
固定スクロール33を下面側から見て、固定側ラップ36は、渦巻きの中心側から外側に向かって、反時計回りに描かれたインボリュート曲線によって構成されている。
固定スクロール33の下面には、固定側ラップ36よりも径方向外側の位置に、X方向に延び、且つX方向に沿って並んだ一対の固定側キー溝71が形成されている。固定スクロール33の外周面には、吸入管16と接続され、且つ吸入室46に連通する吸入口72が形成されている。固定スクロール33を下面側から見て、一対の固定側キー溝71は、夫々、固定スクロール33の周方向のうち、吸入室46が形成されている角度位置を基点とし、インボリュート曲線の動径が小さくなる方向(ここでは時計回り)に45度〜135度の範囲、及び225度〜315度の角度範囲に形成されている。動径とは、固定側ラップ36を構成するインボリュート曲線に直交し、基礎円に接する法線の長さである。なお、この角度範囲は、固定スクロール33を上面側から見ても、同一である。
軸方向から見て、固定側キー溝71は、夫々、固定スクロール33の中心、又は固定側ラップ36における基礎円の中心を通るX方向と平行な基準線Lsに対して、同一方向に平行移動させた位置に配置されている。具体的には、一対の固定側キー溝71のうち、径方向内側を通過する内壁側インボリュート曲線の動径が大きい方の固定側キー溝71を、基準線Lsに対して動径が小さくなる側に平行移動させている。そして、動径が小さい方の固定側キー溝71を、動径が大きい方の固定側キー溝71と、同一方向に平行移動させている。
固定側キー溝71の寸法は、後述するオルダムリング35の固定側キー91の外形、及び可動範囲に応じて設定されている。配置についても、固定側キー91の配置に応じて、固定スクロール33の円板中心、又は固定側ラップ36の基礎円中心から、夫々、同等の位置に配置されている。固定側ラップ36の中心とは、固定側ラップ36を構成するインボリュート曲線における基礎円の中心である。メインフレーム32と固定スクロール33とを密着させるシール面を確保するために、固定側ラップ36を構成する内壁インボリュート曲線や、固定スクロール33の外周縁からは、固定側キー溝71を離してある。
なお、固定スクロール33の径方向外側には、メインフレーム32との固定に用いられる複数のボルト孔が、周方向に沿った所定の間隔で形成されている(図示省略)。但し、固定側キー溝71の延長線上やその近傍には、ボルト孔を設けていない。
図4は、第1実施形態の可動スクロールを示す図である。
図中の(a)は可動スクロール34の斜視図であり、(b)は可動スクロール34の平面図であり、(c)は可動スクロール34の断面図である。
可動スクロール34を上面側から見て、可動側ラップ37は、渦巻きの中心から外側に向かって、時計回りに描かれたインボリュート曲線によって構成されている。
可動スクロール34の下面には、Y方向に延び、且つY方向に沿って並んだ一対の可動側キー溝81が形成されている。可動側キー溝81の寸法は、後述するオルダムリング35の可動側キー92の外形、及び可動範囲に応じて設定されており、径方向外側は可動スクロール34の外周面に達している。
可動スクロール34の外周面には、後述するオルダムリング35の固定側キー91の夫々との干渉を回避するための一対の切欠部82が形成されている。一対の切欠部82は、夫々、X方向に沿った中心線を通る位置から同一方向に平行移動させた位置に形成されている。軸方向から見て、切欠部82の形状は、X方向に沿った中心線に対して非対称に形成されている。具体的には、軸方向から見て、Y方向に沿った長手切欠面と、X方向に沿った短手切欠面と、を有するL字状に形成されている。切欠部82の寸法は、固定側キー91の外形、及び可動範囲に応じて設定される。一対の切欠部82は、Y方向に沿った中心線に対して線対称の関係にある。
図5は、第1実施形態のオルダムリングを示す図である。
図中の(a)はオルダムリング35の斜視図であり、(b)はオルダムリング35の平面図であり、(c)はオルダムリング35の断面図である。
オルダムリング35の上面には、固定側キー溝71の夫々に対して摺動可能に嵌り合う一対の固定側キー91と、可動側キー溝81の夫々に対して摺動可能に嵌り合う一対の可動側キー92と、が形成されている。固定側キー91は、固定側キー溝71よりも幅が広い基端部93と、基端部93の先端面に形成され、基端部93よりも幅が狭く、固定側キー溝71に対して摺動可能に嵌り合う先端部94と、を備える。
軸方向から見て、一対の固定側キー91は、夫々、X方向に沿った中心線を通る位置から同一方向に平行移動させた位置に形成されており、Y方向に沿った中心線に対して線対称の位置に配置されている。軸方向から見て、一対の可動側キー92は、Y方向に沿った中心線を通る位置に形成されており、X方向に沿った中心線に対して対称の位置に配置されている。可動側キー92同士の距離aと、固定側キー91同士の距離bとは同等である。
図6は、キー溝とキーとの関係を示す図である。
図中の(a)は、固定側キー溝71と固定側キー91との関係を示す。
固定スクロール33の下面と基端部93の先端面との軸方向の隙間cが、固定側キー溝71の底面と先端部94の先端面との軸方向の隙間dよりも小さくなるように設定されている。すなわち、固定スクロール33又はオルダムリング35に仮にガタが生じ、固定スクロール33の下面と基端部93の先端面とが接触しても、固定側キー溝71の底面と先端部94の先端面とは非接触状態を保つ。なお、基端部93の高さは、可動スクロール34の厚みに応じて設定される。固定側キー溝71及び固定側キー91は、幅方向に予め定めたクリアランスe1をもって嵌り合う。
図中の(b)は、可動側キー溝81と可動側キー92との関係を示す。
可動スクロール34の下面とオルダムリング35の上面との軸方向の隙間fが、可動側キー溝81の底面と可動側キー92の先端面との隙間gよりも小さくなるように設定されている。すなわち、可動スクロール34又はオルダムリング35に仮にガタが生じ、可動スクロール34の下面とオルダムリング35の上面とが接触しても、可動側キー溝81の底面と可動側キー92の先端面とは非接触状態を保つ。可動側キー溝81及び可動側キー92は、幅方向に予め定めたクリアランスe2をもって嵌り合う。
図7は、第1実施形態における固定側キー溝の角度補正を示す図である。
ここでは、固定スクロール33を上端側(背面側)から見た一対の固定側キー溝71を示している。固定側キー溝71は、夫々、回転軸23の回転方向と同一方向に、クリアランスe1及びe2に応じた分だけ角度をずらして形成されている。なお、固定側キー溝71の角度補正を模式的に描いているが、具体的には、e1及びe2の和の半分(={e1+e2}/2)に相当する分だけ、回転軸23の回転中心に対して角度をずらして形成されている。
ここで、オルダム継手構造の組み付けについて説明する。
先ず、メインフレーム32の外側底面63に対して、固定側キー91及び可動側キー92を上にしてオルダムリング35を嵌め込む。このとき、軸方向から見て、メインフレーム32に形成された内周凹部64に対して、オルダムリング35の固定側キー91が適合する向きに配置する。次に、可動側キー溝81を可動側キー92に嵌め込むようにして、可動スクロール34をメインフレーム32の内側底面62に乗せる。このとき、軸方向から見て、オルダムリング35の固定側キー91に対して、可動スクロール34の切欠部82が適合する向きに配置する。したがって、一対の固定側キー91は、切欠部82を介して可動スクロール34の上方に向かって突出する。次に、固定側ラップ36を可動側ラップ37に噛み合わせるようにして、且つ固定側キー溝71を固定側キー91に嵌め込むようにして、固定スクロール33をメインフレーム32に合わせ、複数のボルトによって締結する。
次に、オルダム継手構造の動きについて説明する。
固定側キー溝71に固定側キー91が摺動可能に嵌り合うことで、固定スクロール33とオルダムリング35とは、X方向の相対変位のみが許容される。また、可動側キー溝81に可動側キー92が摺動可能に嵌り合うことで、可動スクロール34とオルダムリング35とは、Y方向の相対変位のみが許容される。したがって、可動スクロール34に旋回運動が伝達されると、X方向の相対変位、及びY方向の相対変位が個別に許容されることにより、可動スクロール34の自転が阻止され、且つ固定スクロール33に対する可動スクロール34の公転が許容される。オルダムリング35は、X方向に沿って直動(往復運動)するのみである。
図8は、第1実施形態において、可動スクロールがX方向の端まで寄っている状態を示す図である。
図中の(a)は、固定スクロール33の側から見た平面図であり、図中の(b)は、一方の固定側キー91の拡大図である。
可動スクロール34は、X方向における一方の端まで寄っており、Y方向においては略中央にある。
図9は、第1実施形態において、図8の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。
図中の(a)は、固定スクロール33の側から見た平面図であり、図中の(b)は、一方の固定側キー91の拡大図である。
可動スクロール34は、Y方向の一方の端まで寄っており、X方向においては略中央になる。
図10は、第1実施形態において、図9の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。
図中の(a)は、固定スクロール33の側から見た平面図であり、図中の(b)は、他方の固定側キー91の拡大図である。
可動スクロール34は、X方向における他方の端まで寄っており、Y方向においては略中央にある。
《作用》
次に、第1実施形態の主要な作用効果について説明する。
一般に、固定側キー溝71は、固定スクロール33の中心線に沿って形成される。しかしながら、固定スクロール33の外周壁には、メインフレーム32との固定に用いられる複数のボルト穴を形成し、外周面には、配線通路やガス流路のための連通凹部55を形成する必要がある。そのため、単純に固定側キー溝71の配置を限定してしまうと、レイアウトの自由度が制限されてしまう。そこで、軸方向から見て、一対の固定側キー溝71を、夫々、固定スクロール33の中心、又は固定側ラップ36における基礎円の中心を通るX方向と平行な基準線Lsに対して、同一方向に平行移動させた位置に配置する。これにより、基準線Ls上に限定した構成よりも、レイアウトの自由度を向上させることができる。
一対の固定側キー溝71のうち、径方向内側を通過する内壁側インボリュート曲線の動径が大きい方の固定側キー溝71を、基準線Lsに対して動径が小さくなる側に平行移動させている。これにより、シール面を確保しやすくなり、且つ固定側キー溝71の長さを確保しやすくなる。
可動スクロール34の外周面には、固定側キー91との干渉を回避するための一対の切欠部82を形成している。軸方向から見て、切欠部82の形状は、X方向に沿った中心線に対して非対称である。具体的には、Y方向に沿った長手切欠面と、X方向に沿った短手切欠面と、を有するL字状に形成している。これにより、Y方向に沿った切欠面のみからなる直線状の切欠部を設ける場合と比較して、切欠量を軽減し、より多くの摺動面積を残すことができるため、PV値の増加を抑制できる。
固定側キー溝71と固定側キー91との関係については、固定スクロール33の下面と基端部93の先端面との軸方向の隙間cを、固定側キー溝71の底面と先端部94の先端面との軸方向の隙間dよりも小さくしている。これにより、固定スクロール33又はオルダムリング35に仮にガタが生じたとしても、固定側キー溝71の底面と先端部94の先端面とが接触することを回避できる。
可動側キー溝81と可動側キー92との関係については、可動スクロール34の下面とオルダムリング35の上面との軸方向の隙間fを、可動側キー溝81の底面と可動側キー92の先端面との隙間gよりも小さくしている。これにより、可動スクロール34又はオルダムリング35に仮にガタが生じたとしても、可動側キー溝81の底面と可動側キー92の先端面とが接触することを回避できる。
固定側キー溝71は、夫々、回転軸23の回転方向と同一方向に、クリアランスe1及びe2に応じた分だけ角度をずらして形成されている。具体的には、e1及びe2の和の半分に相当する分だけ、回転軸23の回転中心に対して角度をずらしている。これにより、駆動時に、固定側キー溝71と固定側キー91との間の幅方向のガタ詰めをすることができる。
軸方向から見て、固定スクロール33における周方向のうち、吸入室46を形成した角度位置を基点とし、インボリュート曲線の動径が小さくなる方向(ここでは時計回り)に45度〜135度の範囲、及び225度〜315度の角度範囲に、固定側キー溝71を形成している。これは最もレイアウトしやすい角度範囲である。すなわち、固定スクロール33を下面側から見て、固定側ラップ36のインボリュート曲線は、中心側から外側に向かって反時計回りに描かれている。したがって、吸入室46を基点に時計回りに0度から45度の範囲は、固定側ラップ36のインボリュート曲線が最も大きくなる。したがって、固定側ラップ36との干渉を避け、且つシール面を確保しようとすると、固定スクロール33が大型化してしまうため、ここにも固定側キー溝71を配置することは避けたい。また、時計回りに315度から0度の角度範囲(反時計回りに0度から45度の角度範囲)は、背圧制御弁47を配置するのに適しているため、ここに固定側キー溝71を配置することは避けたい。すなわち、吸入室46を形成した角度位置を中心に、±45度、合わせて90度の角度範囲には、固定側キー溝71を配置しにくい。このように、他の構成要素のレイアウト要求も考慮のうえ、固定側キー溝71を配置するのに、最適な角度範囲を定めている。
また、オルダムリング35の上面に、固定側キー91と可動側キー92の双方を形成することで、固定スクロール33と可動スクロール34とを直接的に連結するオルダム継手構造としている。これまで、オルダムリング35の上面には、可動側キー92だけを形成し、下面にはメインフレーム32に対する固定側キーを形成するようなオルダム継手構造もあった。しかしながら、固定スクロール33と可動スクロール34とを間接的に連結することになるため、双方の芯が一致するように位置決めして組み立てる必要があり、芯ずれが生じる可能性もあった。これに対して、固定スクロール33と可動スクロール34とを直接的に連結するオルダム継手構造を採用することで、上記のような芯ずれが生じることを抑制できる。
また、冷媒として二酸化炭素を使用しているので、ハイドロフルオロカーボン(HFC)のように温暖化を促進することはない。また、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)のような微燃性や、ハイドロカーボン(HC)のような可燃性、またアンモニアのような毒性もない。したがって、環境保全の面で特に優れている。
《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、一対の固定側キー溝71を、夫々、基準線Lsに対して反対方向に平行移動させたものである。
前述した第1実施形態と共通する部分については、詳細な説明を省略する。
図11は、第2実施形態のメインフレームを示す図である。
一対の内周凹部64は、夫々、X方向に沿った中心線を通る位置から反対方向に平行移動させた位置に形成されている。
図12は、第2実施形態の固定スクロールを示す図である。
一対の固定側キー溝71は、夫々、基準線Lsに対して反対方向に平行移動させた位置に配置されている。具体的には、一対の固定側キー溝71のうち、径方向内側を通過する内壁側インボリュート曲線の動径が大きい方の固定側キー溝71を、基準線Lsに対して動径が小さくなる側に平行移動させている。そして、動径が小さい方の固定側キー溝71を、動径が大きい方の固定側キー溝71と、反対方向に平行移動させている。
図13は、第2実施形態の可動スクロールを示す図である。
一対の切欠部82は、夫々、X方向に沿った中心線を通る位置から反対方向に平行移動させた位置に形成されており、中心点の周りに180度回転させた点対称の関係にある。
図14は、第2実施形態のオルダムリングを示す図である。
一対の固定側キー91は、夫々、X方向に沿った中心線を通る位置から反対方向に平行移動させた位置に形成されている。
図15は、第2実施形態における固定側キー溝の角度補正を示す図である。
図16は、第2実施形態において、可動スクロールがX方向の端まで寄っている状態を示す図である。
図17は、第2実施形態において、図16の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。
図18は、第2実施形態において、図17の状態から可動スクロールが反時計回りに90度公転した状態を示す図である。
《作用》
次に、第2実施形態の主要な作用効果について説明する。
ここでは、一対の固定側キー溝71を、夫々、基準線Lsに対して、反対方向に平行移動させた位置に配置する。これにより、基準線Ls上に限定した構成よりも、レイアウトの自由度を向上させることができる。
第2実施形態において、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《変形例》
第1及び第2実施形態では、固定側キー溝71の双方を基準線Lsに対して平行移動させているが、これに限定されるものではなく、何れか一方だけを平行移動させてもよい。これにより、レイアウトの自由度を向上させることができる。この場合も、一対の固定側キー溝71のうち、径方向内側を通過する内壁側インボリュート曲線の動径が大きい方の固定側キー溝71を、基準線Lsに対して平行移動させる。
第1及び第2実施形態では、可動スクロール34にL字状の切欠部82を形成しているが、これに限定されるものではない。例えば、軸方向から見て、Y方向に沿った切欠面のみからなる直線状の切欠部を形成してもよい。
第1及び第2実施形態では、可動スクロール34の外周面に、一対の切欠部82を形成しているが、これに限定されるものではなく、何れか一方を省略してもよい。この場合、一つの切欠部82しか存在しないので、切欠部82を省略した側の固定側キー91については、可動スクロール34の径方向外側へと逃がす必要がある。したがって、一方の固定側キー91は、切欠部82を介して可動スクロール34の上方に向かって突出し、他方の固定側キー91は、可動スクロール34の径方向外側から上方に向かって突出する。これによれば、レイアウトの自由度を向上させることができる。
第1及び第2実施形態では、密閉型のスクロール圧縮機11について説明したが、これに限定されるものではなく、密閉型以外の圧縮機や、膨張器等のスクロール型流体機器に適用してもよい。
第1及び第2実施形態では、縦置き型のスクロール圧縮機11について説明したが、これに限定されるものではなく、横置き型に適用してもよい。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11 スクロール圧縮機
33 固定スクロール
34 可動スクロール
35 オルダムリング
36 固定側ラップ
37 可動側ラップ
46 吸入室
71 固定側キー溝
81 可動側キー溝
82 切欠部
91 固定側キー
92 可動側キー
93 基端部
94 先端部

Claims (13)

  1. 軸方向の他端面に渦巻き状の固定側ラップが形成された円板状の固定スクロールと、
    軸方向の一端面に渦巻き状の可動側ラップが形成され、前記可動側ラップを前記固定側ラップに噛み合わせ、且つ一端面を前記固定スクロールの他端面に摺動可能に接触させた状態で、旋回運動が伝達される円板状の可動スクロールと、
    軸方向の一端面が前記可動スクロールの他端面に対向し、前記固定スクロールに対する前記可動スクロールの自転を阻止し且つ公転を許容する円環状のオルダムリングと、を備え、
    前記固定スクロールは、軸方向の他端面のうち、前記固定側ラップよりも径方向外側の位置に、第一の方向に延び、且つ前記第一の方向に沿って並んだ一対の固定側キー溝が形成され、
    前記可動スクロールは、軸方向の他端面に、前記第一の方向と直交する第二の方向に延び、且つ前記第二の方向に沿って並んだ一対の可動側キー溝が形成され、
    前記オルダムリングは、軸方向の一端面に、前記固定側キー溝の夫々に対して摺動可能に嵌り合う一対の固定側キーと、前記可動側キー溝の夫々に対して摺動可能に嵌り合う一対の可動側キーと、が形成され、
    軸方向から見て、前記固定側キー溝の少なくとも一方は、前記固定スクロールの中心、又は前記固定側ラップにおける基礎円の中心を通る前記第一の方向と平行な基準線に対して、平行移動させた位置に配置されることを特徴とするオルダム継手構造。
  2. 軸方向から見て、前記固定側キー溝は、夫々、前記基準線に対して同一方向に平行移動させた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のオルダム継手構造。
  3. 軸方向から見て、前記固定側キー溝は、夫々、前記基準線に対して反対方向に平行移動させた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のオルダム継手構造。
  4. 軸方向から見て、前記固定側ラップは、インボリュート曲線によって形成され、
    一対の前記固定側キー溝のうち、径方向内側を通過する前記インボリュート曲線の動径が大きい方の前記固定側キー溝は、前記基準線に対して前記動径が小さくなる側に平行移動させた位置に配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載のオルダム継手構造。
  5. 前記固定スクロールは、前記固定側ラップを構成するインボリュート曲線の終端側に、冷媒の吸入室が形成され、
    前記可動スクロールの側から前記固定スクロールを見て、前記固定側キー溝は、夫々、前記固定スクロールの周方向のうち、前記吸入室が形成されている角度位置を基点とし、前記インボリュート曲線の動径が小さくなる方向に45度〜135度の角度範囲、及び225度〜315度の角度範囲に形成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のオルダム継手構造。
  6. 前記可動スクロールに旋回運動を伝達するための回転軸を備え、
    前記固定側キー溝及び前記固定側キーは、幅方向に予め定めたクリアランスをもって嵌り合い、
    前記固定側キー溝は、夫々、前記回転軸の回転方向と同一方向に、前記クリアランスに応じた分だけ角度をずらして形成されることを特徴とする請求項5に記載のオルダム継手構造。
  7. 前記可動スクロールは、外周面に、前記固定側キーとの干渉を回避するための切欠部が形成され、
    軸方向から見て、前記切欠部の形状は、前記第一の方向に沿った中心線に対して非対称に形成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のオルダム継手構造。
  8. 軸方向から見て、前記切欠部は、前記第二の方向に沿った長手切欠面と、前記第一の方向に沿った短手切欠面と、を有するL字状に形成されることを特徴とする請求項7に記載のオルダム継手構造。
  9. 前記固定側キーは、
    前記オルダムリングにおける軸方向の一端面に形成され、前記固定側キー溝よりも幅が広い基端部と、
    前記基端部の先端面に形成され、前記基端部よりも幅が狭く、前記固定側キー溝に対して摺動可能に嵌り合う先端部と、を備え、
    前記固定スクロールの他端面と前記基端部の先端面との軸方向の隙間が、前記固定側キー溝の底面と前記先端部の先端面との軸方向の隙間よりも小さいことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のオルダム継手構造。
  10. 前記可動スクロールの他端面と前記オルダムリングの一端面との軸方向の隙間が、前記可動側キー溝の底面と前記可動側キーの先端面との隙間よりも小さいことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のオルダム継手構造。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載のオルダム継手構造を備えたスクロール圧縮機。
  12. 二酸化炭素冷媒を圧縮することを特徴とする請求項11に記載のスクロール圧縮機。
  13. 請求項11又は12に記載のスクロール圧縮機を搭載し、給湯用、給湯暖房用、冷蔵用、及び冷凍用の何れかに適用されることを特徴とする冷凍回路システム。
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