JP2018141324A - 運搬治具および該運搬治具を用いた吊り荷の運搬方法 - Google Patents

運搬治具および該運搬治具を用いた吊り荷の運搬方法 Download PDF

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宏 小林
八生 太田
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八生 太田
賢甫 小林
Kempo Kobayashi
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Abstract

【課題】運搬先の周辺空間の制約を受けること無く、クレーンによる吊り荷の運搬を可能とする手段を提供すること。【解決手段】吊り荷をクレーンで運搬するために、クレーンと吊り荷の間に介在させる運搬治具であって、クレーンのフックを係止可能な、本体部と、吊り荷を固定可能な、固定部と、運搬治具の重心位置を前後方向に移動可能な、可動錘と、を少なくとも含み、固定部が、本体部の前方に張り出すように設けてあることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、クレーンによって吊り荷を運搬する際に用いる運搬治具および該運搬治具を用いた吊り荷の運搬方法に関し、より詳細には、吊り荷の運搬先において上方の空間が限られる条件下で好適な運搬治具および運搬方法に関する。
建設現場や製作工場では、重機や運搬車両を用いてプレキャスト部材(PC)を運搬する場合がある。
例えば、以下の特許文献1は、狭い仮設工場内で使用するプレキャスト部材の運搬装置であって、プレキャスト部材を立てた状態で保持する枠体と、当該枠体を牽引可能な自走手段と、を具備することで、プレキャスト部材を効率よくかつ安全に床面移動可能な運搬装置が開示されている。
上記のほかにも、トンネルの側方に人の避難通路や物の収容空間を設けるべく、プレキャスト部材をクレーンでトンネル側方まで運搬する場合もある。
特開2005−207103号公報
しかし、図4に示すように、クレーンaを用いてトンネルの側方までプレキャスト部材bを運搬しようとしても、トンネルの断面形状が略円形を呈していると、クレーンaのアームa1が設置箇所の上方にあるトンネルの側壁に干渉してしまうことから、運搬先までプレキャスト部材bを運搬できない場合があった。
この場合、クレーンaによる運搬を諦め、キャタピラ型のフォークリフトなどを用いてプレキャスト部材bを運搬しなければならなかった。
よって、本願発明は、運搬先の周辺空間の制約を受けること無く、クレーンによる吊り荷の運搬を可能とする手段の提供を目的とする。
上記課題を解決すべくなされた本願の第1発明は、吊り荷をクレーンで運搬するために、クレーンと吊り荷の間に介在させる運搬治具であって、前記クレーンのフックを係止可能な、本体部と、前記吊り荷を固定可能な、固定部と、運搬治具の重心位置を前後方向に移動可能な、可動錘と、を少なくとも含み、
前記固定部が、前記本体部の前方に張り出すように設けてあることを特徴とするものである。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、前記可動錘が、前記本体部内を前後方向に移動可能な、ウェイトと、前記ウェイトを前記本体部内で前後方向に牽引可能な、エンドレスウィンチと、を少なくとも含むことを特徴とするものである。
また、本願の第3発明は、前記第1発明または第2発明において、前記エンドレスウィンチの搭載場所と、前記ウェイトの走行空間との高さを変えてあることを特徴とするものである。
また、本願の第4発明は、前記第1発明乃至第3発明のうち何れか1つの発明において、前記固定部において、前記吊り荷の少なくとも一部分が、前記本体部と前記フックとの係止位置よりも高い箇所に位置するように前記吊り荷を固定可能に構成してあることを特徴とするものである。
また、本願の第5発明は、クレーンを用いた吊り荷の運搬方法であって、前記吊り荷を固定可能であって、重心位置を前後方向に移動可能な可動錘を備えた運搬治具をクレーンと吊り荷の間に介在させ、空荷の状態と吊り荷の固定状態において、前記可動錘の位置を調整しながら吊り荷の運搬を行うことを特徴とする、吊り荷の運搬方法を提供するものである。
また、本願の第6発明は、前記第5発明において、前記吊り荷が略円形断面のトンネル側方に設置するプレキャスト部材であることを特徴とするものである。
本願発明によれば、クレーンのフックから吊り荷そのものの重心位置を偏移させた状態で吊り荷の運搬が可能となる。よって、運搬先の上方空間にクレーンのアームを侵入させることができないような狭小の現場においても、クレーンを用いた吊り荷の運搬が可能となる。
実施例1の運搬装置の全体構成を示す概略図。 運搬方法の手順1を示す概略図。 運搬方法の手順2を示す概略図。 従来の運搬方法を示す概略図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
<1>全体構成
図1に、本実施例に係る運搬治具の全体構成を示す。
本実施例に係る運搬治具は、本体部10、固定部20および可動錘30と、を少なくとも含んで構成する。
以下、各構成要素の詳細について説明する。
<2>本体部
本体部10は、クレーンAのフックA1を係止するための部材である。
本実施例に係る本体部10は、鋼材をくみ上げた立体枠からなる。
本体部10の上段前方側には、クレーンAのフックA1を係止する吊りワイヤー11が計4箇所設けてある。
本体部10の内部は空洞部分となっている。
<3>固定部
固定部20は、吊り荷Bを運搬治具に固定するための部材である。
本発明において固定部20の形状は特段限定せず、吊り荷Bに応じて適切な形状を採用することができる。
本実施例では、固定部20は、側面視において、本体部10の前方から上下方向に延伸する縦材21と、縦材21の上方から前方に延伸した横材22と、からなる略L字型の形状を呈している。
縦材21や横材22において、吊り荷Bと対向する面には、ゴムなどの弾性材で構成した緩衝部を設けておいてもよい(図示せず)。
固定部20は本体部10の前方に設けることから、固定部20に固定する吊り荷Bそのものの重心は、クレーンAのフックA1の真下に位置していない状態である。
<3.1>吊り荷との固定方式
本発明において、固定部20と吊り荷Bとの固定方式は特段限定せず、吊り荷Bに応じて適切な方式を採用することができる。
本実施例では、固定部20を構成する縦材21の中間部に、前方へと伸びる連結プレート23を設けている。この連結プレート23には、固定部20の幅方向へと貫通する連結孔を備えている。
吊り荷Bにも同様に連結プレート23を設けておき、固定部20に吊り荷Bを固定する際には、これらの連結プレート23の貫通孔が重なるように両者を配置して、該貫通孔にピン24を挿入して両者を一体化する。
<4>可動錘
可動錘30は、運搬治具の重心位置を前後方向に移動するための部材である。
可動錘30は、本体部10内に移動可能な態様で搭載したウェイト32の位置を調整することによって、空荷の状態と、吊り荷Bを固定した状態との間で、運搬治具単体または運搬治具と吊り荷Bを含んだ状態での重心を、クレーンAのフックA1の真下に位置するように調整することができる機能を有する。
<4.1>可動錘の構成例
本実施例に係る可動錘30は、本体部10の下段側のフレームをレールとして走行可能な台車31と、前記台車31上に固定したウェイト32と、本体部10の上段側のフレーム上に設けて前記台車31を本体部10の前後方向に牽引可能なエンドレスウィンチ33と、を少なくとも含んで構成する。
本体部10の上段側および下段側のフレームの前後端側には、プーリー34を設けており、エンドレスウィンチ33から伸びるワイヤーを、本体部10の下段側のフレームに折り返して、台車31の前後端にそれぞれ接続する。
このように、ウェイト32を固定した台車31を本体部10の下段側に設け、前記台車31を前後方向に牽引するエンドレスウィンチ33を本体部10の上段側に設けることで、ウェイト32の前後方向の最大移動長をできる限り確保することができ、引いては、吊り荷Bの重心の位置調整の幅をできる限り長く確保することができる。
<5>使用方法
次に、図2,3を参照しながら、本発明に係る運搬治具を用いた運搬方法の手順の詳細について説明する。
本実施例では、略円形断面のトンネルの側方に通路を構築するために、略L字型のプレキャスト部材からなる吊り荷Bを、トンネル側方まで運搬する状況を想定している。
<5.1>吊り荷への接近(図2(a))
まず、本発明に係る運搬治具をクレーンAで吊り下げた状態とする。
このとき、クレーンAで吊り下げている運搬治具の重心位置は、空荷の状態でフックA1の略直下に位置するように可動錘30の位置を調整しておく。
この状態でクレーンAを作動し、運搬対象である吊り荷Bの近くまで運搬治具を移動させる。
<5.2>吊り荷の固定および重心位置の調整(図2(b))
運搬治具を吊り荷Bの近くまで移動させた後は、吊り荷Bの固定作業と、吊り荷Bを含めた状態での重心位置の調整作業を行う。
これらの作業の順番の先後は問わず、同時並行で実施してもよい。
<5.3>運搬(図2(c))
吊り荷Bを含んだ状態でフックA1の下に運搬治具の重心があるように可動錘30の位置を調整してあることを確認した上で、クレーンAを揚重して吊り荷Bの移動を行い、トンネル側方の設置予定箇所(運搬先)まで運搬する。
このとき、クレーンAのフックA1の上方にあるアームa1は、吊り荷Bが固定されている固定部20よりも後方(トンネル中央側)に位置する本体部10の上方の位置に存することとなるため、設置箇所の上方を覆うように伸びるトンネルの側壁Xと干渉することは無い。
<5.4>吊り荷の固定解除および重心位置の調整(図3(a))
吊り荷Bを所定の設置箇所まで運搬した後は、吊り荷Bの固定解除作業と、空荷の状態での重心位置の調整作業を行う。この作業は、前記<5.2>の作業と逆である。
<5.5>運搬治具の離脱(図3(b))
空荷の状態でフックA1の略直下に運搬治具の重心があることを確認してから、クレーンAを稼働し、運搬治具を吊り荷Bから離脱させて、運搬作業を終了する。
次の吊り荷Bが存在する場合には、このまま前記<5.1>の工程に戻ればよい。
<6>まとめ
このように、本発明に係る運搬治具および運搬方法によれば、クレーンAのフックA1から、吊り荷Bそのものの重心位置を偏移させた状態で吊り荷Bの運搬が可能となるため、円形断面のトンネルの側方部など、運搬先の上方空間にクレーンAのアームを侵入させることができないような現場においても、クレーンAを用いた吊り荷Bの運搬が可能となる。
A クレーン
A1 フック
B 吊り荷
10 本体部
11 吊りワイヤー
20 固定部
21 縦材
22 横材
23 連結プレート
24 ピン
30 可動錘
31 台車
32 ウェイト
33 エンドレスウィンチ
34 プーリー
a クレーン
a1 アーム
b プレキャスト部材

Claims (6)

  1. 吊り荷をクレーンで運搬するために、クレーンと吊り荷の間に介在させる運搬治具であって、
    前記クレーンのフックを係止可能な、本体部と、
    前記吊り荷を固定可能な、固定部と、
    運搬治具の重心位置を前後方向に移動可能な、可動錘と、
    を少なくとも含み、
    前記固定部が、前記本体部の前方に張り出すように設けてあることを特徴とする、
    運搬治具。
  2. 前記可動錘が、
    前記本体部内を前後方向に移動可能な、ウェイトと、
    前記ウェイトを前記本体部内で前後方向に牽引可能な、エンドレスウィンチと、
    を少なくとも含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の運搬治具。
  3. 前記エンドレスウィンチの搭載場所と、前記ウェイトの走行空間との高さを変えてあることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の運搬治具。
  4. 前記固定部において、前記吊り荷の少なくとも一部分が、前記本体部と前記フックとの係止位置よりも高い箇所に位置するように前記吊り荷を固定可能に構成してあることを特徴とする、
    請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の運搬治具。
  5. クレーンを用いた吊り荷の運搬方法であって、
    前記吊り荷を固定可能であって、重心位置を前後方向に移動可能な可動錘を備えた運搬治具をクレーンと吊り荷の間に介在させ、
    空荷の状態と吊り荷の固定状態において、前記可動錘の位置を調整しながら吊り荷の運搬を行うことを特徴とする、吊り荷の運搬方法。
  6. 前記吊り荷が略円形断面のトンネル側方に設置するプレキャスト部材であることを特徴とする、
    請求項5に記載の吊り荷の運搬方法。
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