JP2018141270A - 引戸連動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取り付け作業及び初期動作のための調整作業が容易となる施工性及び操作性に優れた引戸連動装置を提供する。
【解決手段】 引戸レール6の長手方向に敷設される固定ラック20と、第一引戸H1に回動自在に軸支され、固定ラックと噛合するピニオン30と、ピニオンと噛合し、第二引戸H2に装着され、引戸レールに支持されながら移動する可動ラック40と、を備え、第二引戸には、可動ラックを着脱自在に保持するためのラッチ50が設けられている引戸連動装置Rとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数枚の並列した引戸を連動して開閉操作することのできる引戸の連動装置に関する。
従来、病室等の各種の施設における出入口の開口部を開閉するために連動式の引戸が使用されている。このような連動式の引戸において、ワイヤ等にプーリを捲回させる引戸連動装置が採用される場合がある。ところが、この方法では連動機構を取り付けるにあたり、引戸の上部における幅が大きくなること、部品点数が多くなること、施工が煩雑であること、ワイヤが切断することや緩みが発生する恐れがあること等の問題点が存在していた。
そのため、ラックとピニオンを使用した引戸連動装置が提案されている。すなわち、図10に示すように、従来の引戸連動装置R’は、ガイドレール6’に沿って移動する2枚の引戸H1’,H2’を備え、固定ラック20’と、当該固定ラック20’と噛合する第一引戸H1’に設けられているピニオン30’と、ブラケット50’を介して第二引戸H2’に固設されている可動ラック40’とを備えている(特許文献1)。
特開2011−226187号公報
しかし、従来の引戸連動装置R’では、その動作を行わせるために、第二引戸H2’の所定の位置において、ブラケット50’等を介して、施工現場で可動ラック40’等の部材を高精度で取り付ける必要があることから、施工が煩雑であるという問題点を有していた。また、各引戸の連動を開始させるための位置調整が複雑となるという問題点を有していた。
本発明は、上記各問題点を解決するためになされたものであり、取り付け作業及び初期動作のための調整作業が容易となる施工性及び操作性に優れた引戸の連動装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の引戸連動装置(以下、「本引戸連動装置」という場合がある。)は、戸枠に設けられた案内部材に沿って開閉方向に移動する少なくとも2枚の引戸における連動装置において、第一の引戸の上記案内部材の長手方向に敷設される固定棒状歯車部材と、上記第一の引戸に回動自在に軸支され、上記固定棒状歯車部材と噛合する円筒歯車部材と、上記円筒歯車部材と噛合し、上記第一の引戸と隣接する第二の引戸に装着され、上記第一の引戸の上記案内部材に支持されながら移動する可動棒状歯車部材と、を備え、上記第一の引戸と隣接する第二の引戸には、上記可動棒状歯車部材を着脱自在に保持するための保持部材が設けられていること、を特徴としている。
ここで、本引戸連動装置は、2枚以上の引戸において適用できるものである。例えば、3枚の引戸のうちの2枚の引戸に本引戸連動装置を適用することや、第一の引戸を中央の引戸として想定し、当該第一の引戸に隣接する左右の引戸に、それぞれ、同一又は異なる構成の本引戸連動装置を設けることもできる(4枚以上の引戸でも同様である)。
本引戸連動装置によれば、固定棒状歯車部材と、当該固定棒状歯車部材及び可動棒状歯車部材と噛合する円筒歯車部材とを有しており、当該可動ラックは、保持部材により、事後的に、第二の引戸に支持され、第一の引戸の案内部材中に着脱自在となるように設けられている。したがって、従来のように、第二の引戸にブラケット等を用いて取り付ける必要がないことから、取り付け作業が簡易化され、施工性を向上させることができる。
また、可動棒状歯車部材は、第二の引戸に直接に固設されておらず、案内部材に装着されている。案内部材は、戸枠に設けられており、移動することがない。そのため、可動棒状部材と円筒歯車部材の位置関係が変化せず、両部材の噛合具合の調整等を頻繁に行わなくてもよいことから、保守管理作業を容易に行うことができる。
また、上記本引戸連動装置において、上記保持部材は、上記第二引戸における上面長手方向の両端部に設けられ、本体部と、押圧挟持部と、当該押圧挟持部を突出させる向きに付勢力を与える付勢手段とを有し、上記押圧挟持部は、上記付勢力に抗して、上記第二の引戸の各端部側からのみ押圧可能であり、上記押圧挟持部により、上記可動棒状歯車部材の両端部が挟持されている構成とすることで、簡易な構造とすることができる。
また、本引戸連動装置において、上記円筒歯車部材は、上記第一の引戸における支持軸に回動自在に軸支されており、上記支持軸には、上記固定棒状歯車部材及び上記可動棒状歯車部材と、上記円筒歯車部材とを噛合させる所定の高さ位置において、上記円筒歯車部材を位置決めする第一位置決め手段と、上記固定棒状歯車部材及び上記可動棒状歯車部材と、上記円筒歯車部材との噛合を解除させる所定の高さ位置において、上記円筒歯車部材を位置決めする第二位置決め手段と、が設けられており、上記円筒歯車部材は、上記第一位置決め手段と、上記第二位置決め手段との間を移動自在となるように構成することもできる。
本発明によれば、取り付け作業及び初期動作のための調整作業が容易となる施工性及び操作性に優れた引戸連動装置を提供することができる。
本発明の引戸連動装置を備えた上吊引戸を示す正面図である。 本発明の引戸連動装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の引戸連動装置を示す側面図である。 本発明の引戸連動装置におけるピニオン及びその近傍を示す側断面図である。 本発明の引戸連動装置におけるピニオン及びその近傍を示す側面図であり、(a)は、固定ラック及び可動ラックとの噛合時、(b)は、固定ラック及び可動ラックとの噛合解除時である(固定ラック及び可動ラックは図示せず)。 ラッチの分解斜視図である。 第二引戸の戸車ユニットとラッチを示す斜視図である。 第二引戸への可動ラックの取付方法を示す上面図であり、(a)は、取付開始時、(b)は、取付作業時、(c)は、取付完了時である。 本発明の引戸連動装置を備えた上吊引戸(横枠は図示せず)の上面図である。 従来の引戸連動装置を示す側断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本引戸連動装置Rの一実施形態について詳細に説明する。図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
なお、上吊引戸の戸尻側とは、戸袋部W2の側(図1における右側をいい、戸先側とは、開口部W1の側(図1における左側)をいう。また、図1を正面図として、その位置を説明する。
[全体構成]
本引戸連動装置Rは、2枚の上吊引戸(第一引戸H1及び第二引戸H2)を連動して移動させるための装置である。図1に示すように、上吊引戸は、戸尻側に設けられる第一引戸H1と、戸先側に設けられる第二引戸H2から形成されており、開口部W1と戸袋部W2とから構成される扉部Wに設置されている。上記扉部Wの矩形形状の周縁には、戸枠3が設けられている。この戸枠3は、上下に横設されている上枠3a及び下枠3bと、左右に立設している縦枠3c,3dとから構成されている。
図2に示すように、上枠3aの長手方向には、当該上枠3aの側断面がm字形状となるように、略正方形断面である2本のレール溝4が形成されている。上記各レール溝4には、各上吊引戸H1,H2を支持するために、同一形状の2本の引戸レール6A,6B(案内部材[ガイドレール])が左右対称となるように延設されている。上枠3aには、門型形状の上部レール7と、当該上部レール7に接続する幅広の下部レール8とから形成されている。上記下部レール8は、外側の溝形部8aと、先端に円形状(側面視)の係合凸部8cを有する内側部8bから構成されている(図3)。
[上吊引戸]
第一引戸H1及び第二引戸H2は、それぞれ、引戸本体11,12と、戸車ユニット15A〜15Dと、を主要構成要素としている。
引戸本体11,12は、例えば、木製パネルとして、上下の横框及び左右の縦框と、各柱間の縦桟及び横桟とを格子状に組んだ枠体を間に挟み、一対の鏡板(ともに、図示せず)を張り合わせることにより組み立てられている。
戸車ユニット15A〜15Dは、各引戸H1,H2の戸先側及び戸尻側の各端部に、同一構造の装置がそれぞれ設けられている。上記戸車ユニット15A〜15Dには、複数(本実施形態では2個)の戸車16が戸車軸17に回動自在に設けられている。各戸車16は、引戸レール6A,6Bの上部レール7に沿って転動可能であり、引戸本体11,12が引戸レール6A,6Bに沿って、水平方向にスライド自在となっている。そして、戸車ユニット15A〜15Dの動作により、各引戸H1、H2の引戸本体11,12が各引戸レール6A,6Bに吊持され、左右方向に連動しながら移動し、開口部W1が開閉する構造になっている。
[本引戸連動装置]
図3に示すように、本引戸連動装置Rは、固定ラック20(固定棒状歯車部材)と、ピニオン30(円筒歯車部材)と、可動ラック40(可動棒状歯車部材)とを備えている。
固定ラック20は、第一引戸H1を案内する引戸レール6Aの下部レール8(以下、単に「第一引戸H1の下部レール8」という場合がある。)の溝形部8aにおける凹部の長手方向の全長にわたり、歯部20aが内側となるように敷設されている。
第一引戸H1の戸先側の戸車ユニット15Aにおける戸車軸17(他の戸車軸と区別をする場合に、17Aと符号を付す)には、歯車部31が水平方向となるように、ピニオン30が回動自在に軸支されている。ピニオン30は、内枠32の周囲に円筒形状の歯車部31を有しており、当該歯車部31が固定ラック20の歯部20a及び可動ラック40の歯部41と噛合し、引戸レール6Aに沿って移動可能となっている。
また、上記ピニオン30は、戸車軸17Aの上下方向に往復移動可能となっており、固定ラック20及び可動ラック40との噛合及び解除が自在に構成されている。
図4に示すように、上記ピニオン30の内枠32は、所定の弾性力を有する部材であり(本実施形態では、合成樹脂製)、上部が円筒形状、かつ、下部が円錐台状となっている。そして、その下端部には係合爪32aが設けられている。
また、戸車軸17Aの所定高さ(ピニオン30と、固定ラック20及び可動ラック40とが噛合可能となる高さ)には、上記係合爪32aと係合する形状に係合溝17aが形成されており、第一引戸H1の上縁部の近傍には、上記係合爪32aの下方への移動を規制するための係合段部17bが突設されている。
上記構成により、ピニオン30の内枠32の係合爪32aが、戸車軸17Aの係合溝17aと係合することで上限位置に位置決めされ、固定ラック20及び可動ラック40と噛合するようになっている(図5(a))。また、上記係合爪32aと係合溝17aとの係合を解除することにより、ピニオン30が戸車軸17Aの係合段部17bの部分に移動し、当該下限位置で位置決めされることが可能となっている(図5(b))。
第二引戸H2の各戸車ユニット15C,15Dにおける端部側には、可動ラック40を、当該戸車ユニット15C,15Dの戸車軸17を介して、第二引戸H2の引戸レール6Bに着脱自在に保持するためのラッチ50(保持部材)が設けられている。
図6に示すように、上記ラッチ50は、ラッチベース51(本体部)と、押圧挟持部55と、当該押圧挟持部55を突出させる向きに設けられている付勢バネ54(付勢手段)と、戸車軸取付部58及び第二引戸H2のレール取付部59(以下、「第二引戸レール取付部」という。)から構成される取付部57とを主要部としている。
ラッチベース51は、中空の直方体形状である筐体として形成されており、短辺側の側面には、戸車軸取付部58が設けられている。ラッチベース51は、開口面と反対側の基端部に、付勢バネ54の中空部を挿通して支持するための支持突起(図示せず)が設けられている。また、長辺側の両側面部には、長方形形状のガイド窓部51aが基端部から開口面側に向かって設けられている。
押圧挟持部55は、中空の略ナイフ形状(側面視)の筐体として形成されており、曲線部55aの傾斜面が取付部57と反対方向となるように位置している。また、押圧挟持部55の内側中空部には、付勢バネ装着部(図示せず)が設けられているとともに、長辺側の両側面における下縁部中央には、係止突部56が形成されている。上記係止突部56は、ガイド窓部51aの端縁に係止され、その移動が規制されている。
そのため、押圧挟持部55は、付勢バネ装着部と、ラッチベース51における付勢バネ54の支持突起との間に介装された付勢バネ54の付勢力により、ガイド窓部51aの間を案内され、上下方向に出没自在となっている。
このとき、上記押圧挟持部55は、略ナイフ形状であるため、曲面部55a側からのみ押圧が可能となっており、鉛直部55b側からの押圧はできない構造となっている。そのため、下記使用方法で説明するように、ラッチ50を介して、事後的に下記可動ラック40を第二引戸H2に着脱可能となっている。
上記戸車軸取付部58は、前方後円形状の開口部が形成されている板状体であり、中央に円孔58aが位置するように形成されている。そして、円孔58aには、戸車ユニット15C,15Dの戸車軸17が挿通されることにより、ラッチ50が当該戸車ユニット15C,15Dに取り付けられている。
また、ラッチベース51から戸車軸取付部58の基体部の全域には、第二引戸レール取付部59が延設されている。上記第二引戸レール取付部59は、溝形部材として、開口部が第一引戸H1と反対側となるように取り付けられており、第二引戸H2における下部レール8の溝形部8aに掛止され、摺動可能となっている。
一方、可動ラック40は、第二引戸H2の長さよりやや短い長さ(戸先側の戸車ユニット15Cの戸車軸と戸尻側の戸車ユニット15Dの戸車軸の間の長さ)となっている。上記可動ラック40は、長尺である歯部41と、当該歯部41における歯面と反対側の端面を支持する支持体42とから形成されている(図3)。上記支持体42は、倒立した略L字形状(側面視)であり、上部が第一引戸H1の下部レール8における係合凸部8cと係合し、摺動可能となるように、長手方向に円形(側面視)の凹部42aが形成されている。
図2に示すように、可動ラック40は、上記第二引戸H2のラッチ50により両端部を挟持されており、当該可動ラック40は、ピニオン30と噛合し、第一引戸H1の引戸レール6Aに沿って、第二引戸H2とともに移動可能となっている。
すなわち、上記可動ラック40は、支持体42における凹部42aと、第一引戸H1の下部レール8における係合部8cとが係合することにより、第一引戸H1の下部レール8の内側部8bに、歯部41がピニオン30側となるように移動自在に嵌装されている。
なお、可動ラック40及びピニオン30と、固定ラック20及びピニオン30の速度伝達比は、第二引戸H2の移動量が、第一引戸H1の移動量の2倍となるように構成されている。
[本引戸連動装置Rの使用方法]
続いて、本引戸連動装置Rの使用方法について説明する。
なお、以下の説明において、既に、第一引戸H1を吊下げる引戸レール6Aにおける下部レール8の溝形部8aには固定ラック20が取り付けられており、係合凸部8cには可動ラック40が取り付けられている。また、第二引戸H2の両端部には、ラッチ50が取り付けられている。
まず、第一引戸H1の各戸車ユニット15を引戸レール6A,6Bの上部レール7に挿入し、当該第一引戸H1を吊持する。
続いて、第二引戸H2の戸尻側の戸車ユニット15Dを引戸レール6Bの上部レール7に挿入しながら、可動ラック40の端部を、第二引戸H2の戸尻側のラッチ50の押圧挟持部55の曲面部55aに押し当てる(図8(a))。
すると、上記ラッチ50の曲面部55aがラッチベース51の内部に収納され、第二引戸H2は、上部レール6Bに沿って移動する(図8(b))。その後、可動ラック40が、他端側のラッチ50における押圧挟持部55の鉛直部55bに当接する。このとき、押圧挟持部55は、鉛直部55b側からの押圧ができないため、可動ラック40の支持体42の両側が挟持される(図8(c))。
そして、第一引戸H1と第二引戸H2を全開状態として、ピニオン30を上部に移動させ、係合爪32aを戸車軸17の係合溝17aに係止し、当該ピニオン30を、固定ラック20及び可動ラック40と噛合させる。
この状態で、第二引戸H2を戸先方向に移動させると、第一引戸H1が当該第二引戸H2と連動して戸先方向に移動し、閉扉することになる。また、第二引戸H2を戸尻方向に移動させて開扉する際も、当該第二引戸H2と第一引戸H1が連動して動作することになる(図9)。
一方、第一引戸H1と第二引戸H2の連動を解除する場合には、第一引戸H1と第二引戸H2を全開状態として、ピニオン30の係合爪32aと係合溝17aの係合を解除し、下方に移動させることにより、当該ピニオン30と、固定ラック20及び可動ラック40との噛合を解除する。そして、必要に応じて、第一引戸H1又は第二引戸H2を取り外す等することができる。
[本引戸連動装置Rの効果]
本引戸連動装置Rによれば、固定ラック20及び可動ラック40と、両ラック20,40と噛合するピニオン30とを有しており、当該可動ラック40は、ラッチ50を用いて、第二引戸H2に着脱自在に設けられている。したがって、従来のように、第二引戸H2にブラケット等を用いて取り付ける必要がないことから、現場での取り付け作業が簡易化され、施工性を大幅に向上させることができる。
また、可動ラック40は、第二引戸H2に直接に固設されておらず、引戸枠3の上枠3aに固設されている第一引戸H1の引戸レール6Aにおける下部レール8の内側部8bに嵌装されている。そのため、可動ラック40とピニオン30の位置関係が変化しないため、両部材の噛合具合の調整等を頻繁に行わなくてもよいため、保守管理作業を容易とすることができる。
また、ラッチ50は、ラッチベース51、押圧挟持部55と、当該押圧挟持部55を突出させる向きに付勢力を与える付勢バネ54とを有しており、第二引戸H2の上面長手方向の両端部に設けられている。上記押圧挟持部55は、略ナイフ形状であり、上記付勢力に抗して、上記第二引戸H1の端部側である曲線部55a側からのみ押圧可能であり、鉛直部55b側からは押圧できない構造となっている。この簡易な構造により、可動ラック40を事後的に、第二引戸H2に装着し、両側の押圧挟持部55により、その両端部を挟持することができる。
さらに、ピニオン30が、戸車軸17Aにおける係合溝17aと係合突起17bの間を、上下方向に移動自在となるように構成されてり、当該ピニオン30を移動させることにより、容易に、固定ラック20と可動棒ラック40と、上記ピニオン30との噛合及び解除を行わせることができる。したがって、第一引戸H1及び第二引戸H2の取り付け及び取り外しが容易になることから、取付時及び不具合時等の調整作業の際の負担を軽減させることができる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
例えば、本引戸連動装置の適用対象である引戸、及び本引戸連動装置を構成する固定棒状歯車部材、円筒歯車部材、可動棒状歯車部材、当該可動棒状歯車部材の保持部材についての仕様、材質、寸法、形状、取付位置等に関しては、基本的な構成を備えていれば、種々の構造を用いることができる。
また、円筒歯車部材の数及びその設置位置についても制限はない。但し、円筒歯車部材は、第二引戸の戸先側の先端近傍に設けることが、第一引戸との連動動作の範囲を長くすることができることから好適である。
また、可動棒状歯車部材の保持部材の数及び取付位置についても制限はない。
R 引戸連動装置
H1 第一引戸
H2 第二引戸
3 戸枠
6 引戸レール(案内部材)
7 上部レール
8 下部レール
8a 溝形部
8b 内側部
11,12 引戸本体
15A〜15D 戸車ユニット
17(17A) 戸車軸
17a 係合溝
17b 係合段部
20 固定ラック(固定棒状歯車部材)
30 ピニオン(円筒歯車部材)
31 歯車部
32 内枠
32a 係合爪
40 可動ラック(可動棒状歯車部材)
42 支持体
50 ラッチ(保持部材)
51 ラッチベース(本体部)
51a ガイド窓部
54 付勢バネ(付勢手段)
55 押圧挟持部
56 係止突部
57 取付部

Claims (2)

  1. 戸枠に設けられた案内部材に沿って開閉方向に移動する少なくとも2枚の引戸における連動装置において、
    第一の引戸の前記案内部材の長手方向に敷設される固定棒状歯車部材と、
    前記第一の引戸に回動自在に軸支され、前記固定棒状歯車部材と噛合する円筒歯車部材と、
    前記円筒歯車部材と噛合し、前記第一の引戸と隣接する第二の引戸に装着され、前記第一の引戸の前記案内部材に支持されながら移動する可動棒状歯車部材と、を備え、
    前記第一の引戸と隣接する第二の引戸には、前記可動棒状歯車部材を着脱自在に保持するための保持部材が設けられていること、を特徴とする引戸連動装置。
  2. 前記保持部材は、前記第二引戸における上面長手方向の両端部に設けられ、本体部と、押圧挟持部と、当該押圧挟持部を突出させる向きに付勢力を与える付勢手段とを有し、
    前記押圧挟持部は、前記付勢力に抗して、前記第二の引戸の各端部側からのみ押圧可能であり、前記押圧挟持部により、前記可動棒状歯車部材の両端部が挟持されていること、を特徴とする請求項1に記載の引戸連動装置。


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