JP6391188B2 - 引戸連動装置 - Google Patents
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Description
なお、上吊引戸の戸尻側とは、戸袋部W2の側(図1における右側をいい、戸先側とは、開口部W1の側(図1における左側)をいう。また、図1を正面図として、その位置を説明する。
本引戸連動装置Rは、2枚の上吊引戸(第一引戸H1及び第二引戸H2)を連動して移動させるための装置である。図1に示すように、上吊引戸は、戸尻側に設けられる第一引戸H1と、戸先側に設けられる第二引戸H2から形成されており、開口部W1と戸袋部W2とから構成される扉部Wに設置されている。上記扉部Wの矩形形状の周縁には、戸枠3が設けられている。この戸枠3は、上下に横設されている上枠3a及び下枠3bと、左右に立設している縦枠3c,3dとから構成されている。
第一引戸H1及び第二引戸H2は、それぞれ、引戸本体11,12と、戸車ユニット15A〜15Dと、を主要構成要素としている。
引戸本体11,12は、例えば、木製パネルとして、上下の横框及び左右の縦框と、各柱間の縦桟及び横桟とを格子状に組んだ枠体を間に挟み、一対の鏡板(ともに、図示せず)を張り合わせることにより組み立てられている。
図3に示すように、本引戸連動装置Rは、固定ラック20(固定棒状歯車部材)と、ピニオン30(円筒歯車部材)と、可動ラック40(可動棒状歯車部材)とを備えている。
このとき、上記押圧挟持部55は、略ナイフ形状であるため、曲面部55a側からのみ押圧が可能となっており、鉛直部55b側からの押圧はできない構造となっている。そのため、下記使用方法で説明するように、ラッチ50を介して、事後的に下記可動ラック40を第二引戸H2に着脱可能となっている。
すなわち、上記可動ラック40は、支持体42における凹部42aと、第一引戸H1の下部レール8における係合部8cとが係合することにより、第一引戸H1の下部レール8の内側部8bに、歯部41がピニオン30側となるように移動自在に嵌装されている。
続いて、本引戸連動装置Rの使用方法について説明する。
なお、以下の説明において、既に、第一引戸H1を吊下げる引戸レール6Aにおける下部レール8の溝形部8aには固定ラック20が取り付けられており、係合凸部8cには可動ラック40が取り付けられている。また、第二引戸H2の両端部には、ラッチ50が取り付けられている。
本引戸連動装置Rによれば、固定ラック20及び可動ラック40と、両ラック20,40と噛合するピニオン30とを有しており、当該可動ラック40は、ラッチ50を用いて、第二引戸H2に着脱自在に設けられている。したがって、従来のように、第二引戸H2にブラケット等を用いて取り付ける必要がないことから、現場での取り付け作業が簡易化され、施工性を大幅に向上させることができる。
また、可動棒状歯車部材の保持部材の数及び取付位置についても制限はない。
H1 第一引戸
H2 第二引戸
3 戸枠
6 引戸レール(案内部材)
7 上部レール
8 下部レール
8a 溝形部
8b 内側部
11,12 引戸本体
15A〜15D 戸車ユニット
17(17A) 戸車軸
17a 係合溝
17b 係合段部
20 固定ラック(固定棒状歯車部材)
30 ピニオン(円筒歯車部材)
31 歯車部
32 内枠
32a 係合爪
40 可動ラック(可動棒状歯車部材)
42 支持体
50 ラッチ(保持部材)
51 ラッチベース(本体部)
51a ガイド窓部
54 付勢バネ(付勢手段)
55 押圧挟持部
56 係止突部
57 取付部
Claims (2)
- 戸枠に設けられた案内部材に沿って開閉方向に移動する少なくとも2枚の引戸における連動装置において、
第一の引戸の前記案内部材の長手方向に敷設される固定棒状歯車部材と、
前記第一の引戸に回動自在に軸支され、前記固定棒状歯車部材と噛合する円筒歯車部材と、
前記円筒歯車部材と噛合し、前記第一の引戸と隣接する第二の引戸に装着され、前記第一の引戸の前記案内部材に支持されながら移動する可動棒状歯車部材と、を備え、
前記第一の引戸と隣接する第二の引戸には、前記可動棒状歯車部材を着脱自在に保持するための保持部材が設けられていること、を特徴とする引戸連動装置。 - 前記保持部材は、前記第二引戸における上面長手方向の両端部に設けられ、本体部と、押圧挟持部と、当該押圧挟持部を突出させる向きに付勢力を与える付勢手段とを有し、
前記押圧挟持部は、前記付勢力に抗して、前記第二の引戸の各端部側からのみ押圧可能であり、前記押圧挟持部により、前記可動棒状歯車部材の両端部が挟持されていること、を特徴とする請求項1に記載の引戸連動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017034219A JP6391188B2 (ja) | 2017-02-26 | 2017-02-26 | 引戸連動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017034219A JP6391188B2 (ja) | 2017-02-26 | 2017-02-26 | 引戸連動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018141270A JP2018141270A (ja) | 2018-09-13 |
JP6391188B2 true JP6391188B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=63526472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017034219A Active JP6391188B2 (ja) | 2017-02-26 | 2017-02-26 | 引戸連動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6391188B2 (ja) |
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Family Cites Families (2)
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JP4501325B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2010-07-14 | 株式会社ダイケン | 引き戸の連動装置 |
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2017
- 2017-02-26 JP JP2017034219A patent/JP6391188B2/ja active Active
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---|---|
JP2018141270A (ja) | 2018-09-13 |
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