JP2017014787A - スクリーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン枠に対してスクリーンを張設したり取り外したりする操作を容易にするだけでなく、張設後に該スクリーンを容易に緊張状態に保持できるようにする。
【解決手段】スクリーン枠1の対向する一対の枠材3の対面部に形成した凹溝6内に、枠材の長手方向に沿うスリット9を設けたインナーレール8を収容し、枠材に取り付けるスクリーン4の側端に沿って多数の係合部片12を設けて、それを該スリットに摺動自在に係合させる。スクリーンの他の対向辺には、それぞれスクリーン枠に離脱可能に保持させた操作用桟を取り付け、該操作用桟によってスクリーンをスリットに沿って導出入可能にする。枠材3の複数個所には、インナーレールを該凹溝から出没させてスクリーンの緊張程度を調整する調整部材20を設け、それを操作する操作子25を枠材の外面から操作可能に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーン枠に対してスクリーンを張設し、或いは張設したスクリーンをメンテナンス等のために取り外すに際し、それらの操作を容易にすると共に、張設したスクリーンを容易に緊張状態に保持できるようにしたスクリーン装置に関するものである。
近年、高層マンション等に設置された網戸が落下するなどにより発生する事故を防止するため、該マンション等の網戸を建物開口部枠に固定したり、網戸そのものをサッシの室内側に設置したりするなど対応策が常態化しつつある。このような状況下では、網戸におけるネットの張り替えや洗浄を一般のユーザーに行わせるのは、上記事故の発生を十分に防止できるとは言えず、専門的な技術を有する作業者であっても安全性に疑問がある。
しかも、従来から一般的に行われている網戸枠へのネットの張り替えは、網戸枠を建物のサッシから取り外したうえで、既知の紐状のゴムや樹脂製の押し縁を網戸枠のネット固定溝に該ネットと共に押し込み、その際に、ネットに対し上記ネット固定溝と直交する方向の引張力が作用するので、該引張力によりネットがネット固定溝の方向に引っ張られ、その引張力が過大な場合にはネットにその過大な力を解消する滑りが生じるため、ネットに対し全体的に比較的均一な引張力が作用して、ピンと張った綺麗な仕上がりを得ることができるものである。
しかしながら、上述したように網戸枠がサッシ等に固定されている場合には、上記従来から行われているような手順でネットを張り替えようとしても、一般のユーザーにおいてはもちろん困難であり、専門的な技術を有する作業者であっても、網戸枠がサッシ等に固定されたものであることから、従来と同程度の緊張状態にネットを張設できるとは限らない。そのため、サッシ等に固定的に設けられている網戸枠に対してネットを容易に着脱可能にすると同時に、該網戸枠に取り付けたネットをピンと張った綺麗な仕上がりにするための機構を網戸枠自体に付設することが有効な対応策になる。
このような観点から、建物開口部において、網戸枠に防虫用等のスクリーンを、洗浄等のメンテナンスや交換等のために着脱可能にしたスクリーン装置は、既に特許文献1等において開示されている。該特許文献1に開示のスクリーン装置におけるスクリーンの取り付けは、窓用サッシの室内側に位置する左右一対の縦枠の対向部位に、該縦枠の長手方向に沿うスリットを設け、スクリーンの左右側端に沿って設けた係合部片を該スリットの内側に沿って上下摺動可能に係合させることによって行っている。そして、該スクリーンの上下端に着脱自在の保持部材を取り付け、それらを建物開口部の上下枠に着脱自在に保持させると共に、縦枠の摺動溝に沿って上下にガイド可能に構成している。
このような構成は、保持されたスクリーンを上記窓用サッシから容易に外部に引き出せる点で有利なものではあるが、スクリーンの側端を再度もとの縦枠のスリット内に戻したときに該スクリーンをピンと張った綺麗な仕上がりにできるとは限らない。綺麗な仕上がりを優先するならば、上記一対の縦枠のスリット間の距離及びスクリーンの左右側端に設けた係合部片間の距離を、予めスクリーンが適切な緊張状態になるように設定しておく必要があり、そのような高精度の加工を行っておくことも困難であるが、仮に、そのような加工を行ったとしても、その場合には、対向する縦枠のスリット間にスクリーンを装着し、或いは取り外すことが非常に困難になり、スクリーンの着脱の作業性に問題が生じることになる。
一方、特許文献2には、ネットを常に緊張状態に張設することができる防虫網戸について開示されている。その網戸は、網戸枠における縦枠が、内周側が開口する溝形の外框部材とその溝内に配設された内框部材とにより構成され、内框部材はその内側にネットの端部の係止部材が抜け止め状態に係止するスリットを備え、内框部材の張出部と外框部材の内向き壁との間に弾性部材を介設し、該弾性部材の付勢力によりネットが緊張状態に保持されるようにしたものである。
しかしながら、このようなネットを緊張状態に保持する弾性部材を備えた構成を、サッシ等に保持させるスクリーンを容易に挿脱すべきスクリーン装置に適用することは、上述したように、サッシ等の網戸枠にネットを挿脱可能にすることを困難にするものであり、結果的に、サッシ等に固定的に設けられている網戸枠に対してネットを容易に着脱可能にすると同時に、該網戸枠に取り付けたネットをピンと張った綺麗な仕上がりにするためには、それらに適した機構を網戸枠自体に付設すること考慮することが必須となる。
特開2012−172504号公報 実用新案登録第2547706号公報
本発明の第1の技術的課題は、四角形に枠組みされたスクリーン枠に対してスクリーンを張設し、或いは張設したスクリーンをメンテナンス等のために取り外すに際し、それらの操作を容易にすることにあり、第2の技術的課題は、スクリーンの張設後に該スクリーンを容易に緊張状態に保持できるようにしたスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、四角形に枠組みされたスクリーン枠における一対の対向する枠材の対面部にそれぞれ凹溝を形成し、該凹溝内に、該枠材の長手方向に沿うスリットを設けたインナーレールを収容し、上記一対の枠材に取り付けるスクリーンの側端に沿って、上記スリットの内側に沿って摺動自在に係合する多数の係合部片を設け、それらを上記スリットの内側に係合させ、上記スクリーンにおける他の一対の対向辺には、それぞれ上記スクリーン枠に離脱可能に保持させた操作用桟を取り付け、該操作用桟によって該スクリーンをスリットに沿って導出入可能にしたスクリーン装置において、少なくとも一方の上記枠材の複数個所に、上記枠材の凹溝内に収容したインナーレールを該凹溝から出没させてスクリーンの緊張程度を調整する調整部材を設け、それらを操作する操作子を枠材の外面から操作可能に設けたことを特徴とするスクリーン装置が提供される。
本発明に係るスクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記スクリーン枠の表面に、該スクリーン枠に対してスクリーンを張設した状態において、スクリーンの対向辺に設けた一対の操作用桟が着脱自在に弾性的に嵌入係止される凹所を形成し、上記操作用桟の長さは、インナーレールを収容したスクリーン枠の一対の対向する枠材間の内法よりも短いものとして構成される。
本発明に係るスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記枠材に設ける調整部材が、上記枠材の凹溝内のインナーレールまたはそれを支持する支持部材に雌ネジ部片を付設することにより構成され、該調整部材を操作する操作子が、スクリーン枠の枠材に対し回転は可能であるが、軸線方向移動は不能に保持されて、上記雌ネジ部片のネジ孔に螺挿されている螺杆により構成される。
また、本発明に係るスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記枠材に設ける調整部材が、上記枠材の凹溝内のインナーレールまたはそれを支持する支持部材と一体化され、上記枠材の長手方向に次第に凹溝内での深さを変える傾斜溝を備えた被駆動部材により構成され、該調整部材を操作する操作子が、スクリーン枠の枠材に対しその長手方向にのみ摺動自在に保持されて、該長手方向の移動により上記傾斜溝に対する接触部片の接触位置を変えることにより、上記枠材の凹溝内におけるインナーレールの保持位置の深さを変動させる摺動子により構成される。
以上に詳述した本発明のスクリーン装置によれば、四角形に枠組みされたスクリーン枠に対してスクリーンを張設し、或いは張設したスクリーンをメンテナンス等のために取り外すに際し、それらの操作を容易にし、また、張設後に該スクリーンを容易に緊張状態に保持できるようにしたスクリーン装置を提供することができる。
本発明に係るスクリーン装置の第1実施例におけるスクリーンの弛緩状態を示すもので、(a)は右半のみを断面によって示す正面図、(b)は右半のみを横断面によって示す平面図である。 同実施例におけるスクリーンの緊張状態を示すもので、(a)は右半のみを断面によって示す部分正面図、(b)は右半のみの部分平面図である。 同実施例の縦断面図である。 同実施例の外観斜視図である。 図4におけるスクリーンの一部を引き出した状態の斜視図である。 同実施例におけるスクリーンの緊張程度の調整部材及びその操作子の構成を分解して示す要部分解斜視図である。 (a)は上記調整部材の弛緩状態、(b)はその緊張状態を示す動作説明図である。 本発明の第2実施例におけるスクリーンの緊張程度の調整部材及びその操作子の構成を分解して示す要部分解斜視図である。 (a)は図8の調整部材の弛緩状態を示す動作説明図、(b)はその要部横断面図である。 (a)は図8の調整部材の緊張状態を示す動作説明図、(b)はその要部横断面図である。
図1〜図7は、本発明に係るスクリーン装置の第1実施例を示している。このスクリーン装置は、基本的には、四角形に枠組みされたスクリーン枠1に対してスクリーン4を張設し、或いは張設したスクリーン4をメンテナンス等のために該スクリーン枠1から取り外すに際し、それらの操作を容易にするだけでなく、張設後に該スクリーン4を容易に緊張状態に保持できるようにしたものであり、特に、高層のマンション等において、網戸を落下事故防止のために建物開口部枠に固定した場合などにおいて、網戸枠をサッシ等に固定したままでネットのみを取り外すことで、該ネットの張り替えや洗浄を容易且つ安全に行うために有効なものである。
上記スクリーン装置の構成について具体的に説明すると、スクリーン枠1は、防虫網等のスクリーン4を張設するために上下一対の枠材2,2及び左右各一対の枠材3,3を四角形に枠組みしたもので、一対の対向する左右の枠材3,3の内側の対面部に、それぞれ凹溝6を形成し、該凹溝6内に、該枠材3,3の長手方向に沿うスリット9を設けたインナーレール8を、該凹溝6内において出没方向の移動をガイドされた支持部材10を介して収容している。なお、上記インナーレール8は、支持部材10に固定し、或いはそれと一体化したものとして構成してもよい。また、上記一対の枠材3,3間に張設するスクリーン4には、その左右側端に沿って、上記スリット9の内側に沿って摺動自在に係合させる多数の係合部片12を設け、これらの係合部片12を上記インナーレール8のスリット9の内側に係合させることにより、左右の枠材3,3間にスクリーン4を保持させるように構成している。係合部片12としては、ファスナーの半体を利用することができる。
一方、図3及び図5において明瞭に示すように、上記スクリーン4における上下の一対の対向辺には、それぞれ、上記スクリーン枠1に離脱可能に保持させた操作用桟15を取り付けている。これらの操作用桟15は、スクリーン枠1の上下の枠材2,2の表面の内側端に設けた凹所18に嵌入する角筒状のスクリーン連結部16と該連結部16の外面から凹所18外まで延びる操作部17とを備えている。上記スクリーン連結部16は、スクリーン4の端部に接する面にスリット16aを設けて、スクリーン4の上下端に取り付けた多数の係合部片4aをその内側に係合させることにより、該スクリーン4を着脱可能にしたものであり、また、上記操作部17は、凹所18外まで延びて操作用桟15の凹所18への着脱操作を容易にすると同時に、それ自体の弾性変形により外面に設けた突条17aを凹所18内の係合溝18aに係合させ、操作用桟15を凹所18に着脱自在に嵌入係止させ得るものである。
上記スクリーン枠1に対するスクリーン4の組み付けは、該スクリーン枠1の左右の枠材3,3内に挿入しているインナーレール8のスリット9の内側に、一対のインナーレール8の一端側からスクリーン4の係合部片12を挿入して、インナーレール8の全長にわたり該スクリーン4を張設し、スクリーン4に上下方向の弛みがない状態において、スクリーン4の上下の対向辺に設けた一対の操作用桟15を、スクリーン枠1の表面の凹所18に嵌入係止させることにより行うものである。
以下において詳述するように、上記スクリーン4を上記インナーレール8のスリット9間に張設する段階においては、インナーレール8に対する係合部片12の摺動が円滑であることが必要であり、そのため、スクリーン枠1の左右の枠材3,3内の一対のインナーレール8は、スクリーン4に緊張を与えない間隔が保持されるように、枠材3,3の内側の凹溝6の口部側に位置するようにしておく必要がある(図1参照)。
また、上記操作用桟15を両端に取り付けたスクリーン4を左右の枠材3,3間から円滑に取り外すためには、上記操作用桟15の長さを、スクリーン枠1におけるインナーレール8を内部に収容した一対の対向する枠材3,3間の内法よりも短いものとしておけばよく、図5から分かるように、一方の操作用桟15を凹所18から取り出してそれに連結されているスクリーン4を引き出す際に、そのスクリーン4に随伴する他方の操作用桟15が、スクリーン枠1の枠材2における凹所18から脱出することなく、左右の枠材3,3間を移動することになる。該スクリーン4をスリット9に沿ってスクリーン枠1に導入する場合には、スクリーン4を上記とは逆の方向に移動させればよい。
図3〜図5を参照して上述したところから明らかなように、スクリーン4の上下端に取り付ける上記操作用桟15は、それぞれ断面形状が同じものを使用し、それをスクリーン4の上下に対称状に配置することができ、そのため、スクリーン枠1の上下の枠材2における凹所18の形状も対称状に設け、結果的に、スクリーン4を張設したスクリーン枠1は、それを設置する建物開口部のサッシ等の形態に適合させるために下部の枠材2に付設する転輪19aと、上部の枠材2に付設するガイド部材19bとを除いて、上下対称状に形成することができる。上記対称形状は、上下の操作用桟15の選択によりスクリーンをスクリーン枠1の上下いずれの方向にも引き出すことを可能にし、スクリーンの張設或いはメンテナンス等のための取り外しの操作を容易にするものであり、特に、スクリーン4の取り外しを行う際に、このスクリーン枠の設置位置やその周囲の環境等に応じて、該スクリーン枠1からのスクリーン4の導出方向を自由に選択できるようにした構成は、作業の安全性を確保するために非常に有効なものである。
次に、上記スクリーン枠1における左右の枠材3,3内のスリット9間にスクリーン4を張設し、該スクリーン4に上下方向の弛みがない状態で、スクリーン4の上下に設けた一対の操作用桟15をスクリーン枠1の表面の凹所18に嵌入係止させた後に、上記スクリーン枠1内に張設されたスクリーン4をピンと張った綺麗な仕上がりにするための緊張機構について説明する。
上述の本発明に係るスクリーン装置の第1実施例における上記緊張機構の詳細は、図1、図2、図6及び図7に示している。この緊張機構は、基本的には、上記枠材3の凹溝6内に収容したインナーレール8を該凹溝6内において出没方向に移動させて、スクリーン4の緊張程度を調整する調整部材20を備えると共に、それらを操作する操作子25を枠材3の外面から容易に操作可能に設けたものである。
第1実施例の緊張機構について更に具体的に説明すると、上記一対の枠材3,3に設ける調整部材20は、図6及び図7に示すように、上記枠材3の凹溝6内においてインナーレール8を保持する支持部材10に雌ネジ部片21を取付ネジ23で固定することにより構成し、該調整部材20を操作する操作子25は、上記雌ネジ部片21のネジ孔22に螺挿されている螺杆26により構成している。該螺杆26は、スクリーン枠1の枠材3に対してドライバー等の工具29により回転は可能であるが、軸線方向移動を制限するカバー27等の付設で該移動が不能に保持されたものである。
従って、図7の(a)に矢印Aで示す方向にドライバー29で螺杆26を回転させると、雌ネジ部片21が矢印a方向に移動し、結果的に、インナーレール8が同矢印a方向に移動してスクリーン4を弛緩させる位置をとり、逆に、同図(b)に矢印Bで示す方向にドライバー29で螺杆26を回転させると、雌ネジ部片21が矢印b方向に移動し、結果的に、インナーレール8が同矢印b方向に移動してスクリーン4を緊張させる位置をとるようになる。
かかる構成の緊張機構によれば、スクリーン枠1からスクリーン4を取り外し、或いは、スクリーン枠1にスクリーン4を取り付ける際には、図7の(a)に示す操作でスクリーン4を弛緩させる位置に調整し、スクリーン4をスクリーン枠1に装着した後に、スクリーン4の緊張程度を確かめながら、図7の(b)に示す操作で該スクリーンを適度に緊張させる位置に調整すればよく、これらの操作は、操作子25である螺杆26を枠材3の外面から操作可能に設けているので、操作が非常に容易であって、操作の安全性を容易に確保することができる。
なお、図示の例では、枠材3の凹溝6内において、インナーレール8を支持する支持部材10に雌ネジ部片21を付設しているが、インナーレール8と支持部材10を一体のものとして、操作子25の操作でそれに湾曲等の変形が生じないように構成できれば、その一体化したインナーレール8に上記雌ネジ部片21をも一体化したものとして構成することができる。また、図示の実施例では、上記緊張機構をスクリーン枠1の左右の枠材3にそれぞれ設けているが、操作の安全性を高めるためには、左右の一方のみの枠材3に設けることができる。
図8〜図10は、本発明の第2実施例に係る上記緊張機構を示している。この実施例において一対の枠材3,3に設ける調整部材20は、図8の要部分解斜視図に明瞭に示すように、上記枠材3の凹溝6内のインナーレール8を支持する支持部材10と一体化された被駆動部材31により構成され、また、該調整部材20を操作する操作子25は、スクリーン枠1の枠材3に対しその長手方向にのみ摺動自在に保持されて、その移動により枠材3の凹溝6内におけるインナーレール8の保持位置の深さを変動させる摺動子35により構成されている。
更に具体的に説明すると、前記調整部材20を形成する被駆動部材31は、上記支持部材10の側部の一部を切り欠いて形成した切欠き部10aにおいて該支持部材10に跨乗させ、両側に垂下させた両側壁に、枠材3の長手方向に次第に凹溝6内での深さを変える傾斜溝34を備えることにより、その傾斜溝34の両側に、ガイド面32aを持つ弛緩用ガイド壁32、及びガイド面33aを持つ緊張用ガイド壁33を形成したものである。
一方、前記操作子25を形成する摺動子35は、図10の(a)から分かるように、枠材3内に設けたガイド面3a上を摺動面35aが摺動するようにして、枠材3に対しその長手方向にのみ摺動自在に保持され、上記被駆動部材31における側壁の傾斜溝34内に出入りするように傾斜した接触部片36を備えている。該接触部片36は、上記被駆動部材31のガイド面32aに対面する側に弛緩用の押圧面37、反対側のガイド面33aに対面する緊張用の押圧面38を有するものであり、これらの接触により、後述のように、凹溝6内におけるインナーレール8の位置を変動させるようにしている。なお、被駆動部材31におけるガイド面32aと摺動子35における押圧面37には、それぞれ微小段状の凹凸を設けると共に、接触部片36における押圧面37側には、ガイド面32aとの緩衝的な接触のための切り溝39を設けている。
上記構成を有する第2実施例の緊張機構は、図9に示すように、摺動子35を矢印C側に摺動させると、接触部片36の押圧面37が被駆動部材31のガイド面32aを押圧してインナーレール8を矢印c側に押圧するので、インナーレール8間に張設したスクリーン4が弛緩し、一方、図10に示すように、摺動子35を矢印D側に摺動させると、接触部片36の押圧面38が被駆動部材31のガイド面33aを押圧してインナーレール8を矢印d側に押圧するので、インナーレール8間において弛緩していたスクリーン4が緊張することになる。
なお、この第2実施例においても、上記緊張機構をスクリーン枠1の左右の枠材3の一方のみに設けることができる。
1 スクリーン枠
2,3 枠材
4 スクリーン
6 凹溝
8 インナーレール
9 スリット
12 係合部片
15 操作用桟
20 調整部材
25 操作子

Claims (4)

  1. 四角形に枠組みされたスクリーン枠における一対の対向する枠材の対面部にそれぞれ凹溝を形成し、該凹溝内に、該枠材の長手方向に沿うスリットを設けたインナーレールを収容し、上記一対の枠材に取り付けるスクリーンの側端に沿って、上記スリットの内側に沿って摺動自在に係合する多数の係合部片を設け、それらを上記スリットの内側に係合させ、上記スクリーンにおける他の一対の対向辺には、それぞれ上記スクリーン枠に離脱可能に保持させた操作用桟を取り付け、該操作用桟によって該スクリーンをスリットに沿って導出入可能にしたスクリーン装置において、
    少なくとも一方の上記枠材の複数個所に、上記枠材の凹溝内に収容したインナーレールを該凹溝から出没させてスクリーンの緊張程度を調整する調整部材を設け、それらを操作する操作子を枠材の外面から操作可能に設けた、
    ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 上記スクリーン枠の表面に、該スクリーン枠に対してスクリーンを張設した状態において、スクリーンの対向辺に設けた一対の操作用桟が着脱自在に弾性的に嵌入係止される凹所を形成し、
    上記操作用桟の長さは、インナーレールを収容したスクリーン枠の一対の対向する枠材間の内法よりも短いものとした、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 上記枠材に設ける調整部材が、上記枠材の凹溝内のインナーレールまたはそれを支持する支持部材に雌ネジ部片を付設することにより構成され、該調整部材を操作する操作子が、スクリーン枠の枠材に対し回転は可能であるが、軸線方向移動は不能に保持されて、上記雌ネジ部片のネジ孔に螺挿されている螺杆により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン装置。
  4. 上記枠材に設ける調整部材が、上記枠材の凹溝内のインナーレールまたはそれを支持する支持部材と一体化され、上記枠材の長手方向に次第に凹溝内での深さを変える傾斜溝を備えた被駆動部材により構成され、該調整部材を操作する操作子が、スクリーン枠の枠材に対しその長手方向にのみ摺動自在に保持されて、該長手方向の移動により上記傾斜溝に対する接触部片の接触位置を変えることにより、上記枠材の凹溝内におけるインナーレールの保持位置の深さを変動させる摺動子により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン装置。
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