JP6114688B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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本発明は、防虫用、遮光用、断熱用、目隠し用、花粉の侵入防止用等のためのスクリーンを、建物開口部に、適度のテンションを付与した状態で弛みなく取り付けることができるスクリーン装置に関するものである。
建物開口部に固定した矩形のスクリーン取付枠内に、防虫用、遮光用、断熱用、目隠し用、花粉の侵入防止用等のためのスクリーンを取り付けたスクリーン装置は、従来より各種構成のものが知られている。この種のスクリーン装置は、スクリーンの清掃やメンテナンス等を行う場合に該スクリーンを取り外したり、スクリーンが破損したとき新しいスクリーンと交換したりすることができるように、前記スクリーンがスクリーン取付枠に着脱自在に張設されていることが望ましい。
特許文献1−5には、建物開口部に固定したスクリーン取付枠にスクリーンを着脱自在に張設したスクリーン装置が開示されている。これらのスクリーン装置は、前記スクリーンの上下及び左右の4辺のうち少なくとも上下又は左右の2辺に、杆状の固定部材を取り付け、この固定部材をスクリーン取付枠の取付溝内に押し込んで係止させることにより、前記2辺を前記スクリーン取付枠に固定し、前記固定部材が取り付けられていない他の2辺は、前記スクリーン取付枠の取付溝内に挿入した状態で、該取付溝内に、前記固定部材とは異なる杆状の挟持部材を弾力的に押し込むことにより、該挟持部材と前記スクリーン取付枠との間に挟持させ、それによって前記スクリーンを前記スクリーン取付枠に張設している。そして、前記スクリーンをスクリーン取付枠から取り外すときは、前記固定部材と挟持部材とを該スクリーン取付枠から取り外すものである。
しかし、前記公知のスクリーン装置は、前記スクリーンがスクリーン取付枠の寸法に合った大きさに正確に裁断されている必要があり、そうでない場合には、該スクリーンの端部に前記固定部材を取り付けたあとの微少な寸法調節ができないため、該スクリーンを前記スクリーン取付枠に弛みや皺が生じないように張設するのは非常に難しい。このため、前記スクリーン装置を建物開口部に新たに取り付ける場合は勿論のこと、既設のスクリーン装置において、破損したスクリーンを新しいスクリーンと交換するような場合にも、該スクリーンを前記スクリーン取付枠に弛みや皺が生じないように張設するのは非常に困難であった。
特開2007−177566号公報 特開2008−25340号公報 特開2008−50805号公報 特開2009−215860号公報 特開2010−70977号公報
本発明の技術的課題は、建物開口部に、スクリーンを、適度のテンションを付与した状態で弛みなく簡単に取り付けることができるスクリーン装置を提供することにある。
前記課題を解決するため本発明によれば、建物開口部に矩形枠状に配置された上下及び左右の4つの取付枠杆と、矩形のスクリーンと、該スクリーンの上下及び左右の4つの辺を前記取付枠杆に固定するための上下及び左右の4つの固定部材とを有し、前記取付枠杆は、前記固定部材の嵌合部が嵌合する嵌合溝と、該固定部材の係合部が係合する係合受部とを有し、前記固定部材は、前記嵌合部及び係合部と、係脱操作のための操作部とを有し、前記嵌合部は、硬質の本体部分と、弾性変形可能な弾性部分とを有していて、前記本体部分に、前記スクリーンの端部を係止させるための係止溝が形成されると共に、前記係合部が形成され、また、前記弾性部分は、前記嵌合溝の内側に向けて凸形に湾曲した形に形成されていて、基端部が前記本体部分に連結されると共に、先端部が自由端として前記取付枠杆の側壁内面に弾力的に当接し、湾曲の度合いに応じて前記嵌合溝の内外方向に変位自在なるように形成され、前記係止溝に端部が係止する前記スクリーンが、該弾性部分の凸形に湾曲した部分の外周から自由端の外面に沿うように巻き掛けられており、それによって該弾性部分が、前記凸形に湾曲した部分の弾性復元力によって前記スクリーンにテンションを付与する機能と、該スクリーンの端部を前記自由端と前記取付枠杆の側壁との間に挟持する機能とを有し、前記操作部は、前記嵌合部の本体部分に連設されていて、該操作部で前記固定部材を変位させて前記係合部と係合受部との係合を解除することにより、前記固定部材を前記取付枠杆から取り外し可能にすることを特徴とするスクリーン装置が提供される。
本発明において、前記上下及び左右の4つの取付枠杆は、前記嵌合溝及び係合受部に関して互いに同一構成を有し、前記上下及び左右の4つの固定部材も、前記嵌合部と係合部及び操作部に関して互いに同一構成を有することが望ましい。
また、本発明において好ましくは、前記取付枠杆の前記嵌合溝が、室内側の第1側壁と室外側の第2側壁とを有し、前記第1側壁に前記係合受部が形成され、前記第2側壁の内面に、前記固定部材の弾性部分の前記自由端が当接していることである。
更に、本発明において、前記固定部材の本体部分は、前記取付枠杆の第1側壁に対向する第1側面と、前記第2側壁に対向する第2側面とを有し、前記第1側面に前記係止溝が形成されていて、該第1側面の、前記係止溝より前記取付枠杆の外側寄りの位置に前記係合部が形成されると共に、該第1側面の、前記係止溝より前記取付枠杆の内側寄りの位置に前記弾性部分の基端が連結され、該弾性部分の先端の前記自由端は、前記第2側面に対向する位置まで延びていても良い。
前記取付枠杆の係合受部は、前記第1側壁の先端部に形成されたコ字形の溝であり、前記固定部材の係合部は、前記溝内に嵌合可能な突壁状をしていることが望ましい。
本発明の好ましい具体的な構成態様においては、前記スクリーンの上下又は左右の2つの辺に係止体が取り付けられ、該係止体を上下又は左右の固定部材の前記係止溝に係止させると共に、スクリーンの端部を該上下又は左右の固定部材の前記弾性部分に当接させることにより、該スクリーンの上下又は左右の2つの辺が前記上下又は左右の固定部材を介して前記上下又は左右の取付枠杆に固定され、前記スクリーンの左右又は上下の2つの辺は、左右又は上下の固定部材に設けられた前記弾性部分の自由端と、左右又は上下の取付枠杆の前記側壁との間に弾力的に挟持されている。
本発明は、弾性部分を有する固定部材を使用してスクリーンを取付枠杆に張設することにより、前記弾性部分による弾性力が該スクリーンに上下方向又は左右方向に作用するように構成したので、該スクリーンを、適度のテンションが付与された状態で弛みや皺が生じないように簡単に張設することができる。
本発明に係る第1実施形態のスクリーン装置をすべり出し窓に取り付けた状態を示す縦断面図である。 図1の水平横断面図である。 図2のすべり出し窓を開放した状態の水平横断面図である。 スクリーンと固定部材との関係を示す斜視図である。 図2の要部拡大図であって、スクリーンの右辺を固定部材で取付枠杆に固定した状態を示すものである。 図5と同様の要部拡大図であって、取付枠杆から固定部材を取り外す途中の状態を示すものである。 図5と同様の要部拡大図であって、取付枠杆から固定部材を取り外す直前の状態を示すものである。 図1の要部拡大図であって、スクリーンの下辺を固定部材で取付枠杆に取り付けた状態を示すものである。 図8と同様の要部拡大図であって、取付枠杆から固定部材を取り外す途中の状態を示すものである。 図8と同様の要部拡大図であって、取付枠杆から固定部材を取り外す直前の状態を示すものである。 本発明に係る第2実施形態のスクリーン装置をすべり出し窓に取り付けた状態を示す縦断面図である。 図11の水平横断面図である。
図1−図10は本発明に係るスクリーン装置の第1実施形態を示すもので、図1−図3は、該スクリーン装置1をすべり出し窓に取り付けた例を示すものである。
前記すべり出し窓は、矩形枠状のサッシ3に取り付けられた障子2を、支持軸を中心に室外側に押し出して開く窓のことで、図示した実施形態は縦すべり出し窓である。このすべり出し窓は、建物開口部に取り付けられた前記サッシ3の下枠部材3bに、2つの回転レバー4,5の基端部をそれぞれピン4a,5aで回転自在に連結すると共に、該回転レバー4,5の先端部を前記障子2に回転自在に連結し、一方の回転レバー4の中間部に、駆動レバー6の先端部をピン6aで回転自在に連結し、該駆動レバー6の基端部は、ウオームホイール7から延びるアーム7aの先端にピン6bで回転自在に連結し、該ウオームホイール7を、ハンドル8の回転操作で不図示のウオームを介して駆動回転することにより、前記障子2を、前記駆動レバー6と回転レバー4,5とによって室外側に押し出して開く開位置(図3参照)と、該障子2をサッシ3内に収めて閉じる閉位置(図2参照)とに、変位可能としたものである。
このようなすべり出し窓は、その構成自体周知のもので、本発明の要旨とも直接関係がないので、このすべり出し窓に関するこれ以上の具体的な説明は省略する。
前記スクリーン装置1は、前記サッシ3に、前記障子2の室内側に位置するように取り付けられていて、以下のように構成されている。
即ち、前記スクリーン装置1は、前記サッシ3の上下及び左右の枠部材3a,3b,3c,3dと別体に形成されて該枠部材に固定された上下及び左右の4つの取付枠杆10a,10b,10c,10dと、必要な寸法に裁断された矩形のスクリーン11と、該スクリーン11の上下及び左右の4つの辺を前記取付枠杆10a,10b,10c,10dに個々に固定する、上下及び左右の4つの固定部材12a,12b,12c,12dとを有している。前記取付枠杆10a,10b,10c,10dは、アルミニウム合金などの金属により形成されている。
なお、以下の説明において、前記4つの取付枠杆10a,10b,10c,10d、及び前記4つの固定部材12a,12b,12c,12dを、それぞれ個々に区別して表現する必要があるとき以外は、それらを単に「取付枠杆10」及び「固定部材12」と呼ぶこととする。
前記4つの取付枠杆10a,10b,10c,10dは、互いに同一の断面形状を有する杆状の部材で、図5−図10に右側の取付枠杆10cと下側の取付枠杆10dとで代表的に示すように、前記固定部材12が嵌合する嵌合溝13を有し、該嵌合溝13は、相対する室内側の第1側壁13a及び室外側の第2側壁13bと、底壁13cとを有している。前記第1側壁13aの先端には、該先端を、前記嵌合溝13の内部で内側(底壁13c側)に向けて折り返した形に形成することにより、前記固定部材12の係合部15が係合するコ字形の係合受部14が形成されている。そして、前記4つの取付枠杆10が、前記第1側壁13aを建物の室内側に位置させると共に、上下2つの取付枠杆10a,10bの前記嵌合溝13の開口部同士、及び、左右2つの取付枠杆10c,10dの前記嵌合溝13の開口部同士を、互いに向かい合わせにした姿勢で、前記底壁13cを、前記サッシ3の上下及び左右の枠部材3a,3b,3c,3dにビス16で固定することにより、全体として矩形枠状に配設されている。
また、前記4つの固定部材12a,12b,12c,12dは、互いに同一の断面形状を有する杆状の部材で、図5−図10に右側の固定部材12cと下側の固定部材12dとで代表的に示すように、前記取付枠杆10の嵌合溝13内に嵌合する嵌合部20と、前端が前記取付枠杆10から外部に突出する係脱操作のための操作部21とを一体に有している。
前記嵌合部20は、矩形の中空杆状をした硬質の本体部分22と、前記取付枠杆10の内側(底壁13c側)に向けて凸形に湾曲する形(略U字状)に形成された弾性変形可能な弾性部分23とを有し、該弾性部分23の基端部23aが前記本体部分22に連結され、該弾性部分23の先端部は、自由端23bとして前記取付枠杆10の第2側壁13bの内面に弾力的に当接している(図5、図8参照)。
前記本体部分22は、前記取付枠杆10の第1側壁13aに対向する第1側面22aと、前記第2側壁13bに対向する第2側面22bとを有している。前記第1側面22aには、前記スクリーン11の端部の係止体25を係止させるための係止溝24が、該本体部分22の全長にわたって延在するように形成されていて、該第1側面22aの、前記係止溝24より前記取付枠杆10の外部寄りの位置には、前記取付枠杆10の係合受部14に係合する突壁状の前記係合部15が形成され、前記係止溝24より前記取付枠杆10の内部寄りの位置には、前記弾性部分23の基端部23aが連結され、該弾性部分23の先端の前記自由端23bは、前記第2側面22bに対向する位置まで延びている。
前記操作部21は、弧状に湾曲した断面形状を有し、その基端部が、前記嵌合部20の本体部分22における前記第2側面22bの端部に連なっており、該操作部21で前記固定部材12を前記取付枠杆10の内部に押し込んで前記係合部15と係合受部14との係合を解除する(図6、図9参照)と共に、前記U字状の弾性部分23を固定部材12の横幅が狭まる方向、即ち、該弾性部分23の自由端23bが前記本体部分22の第2側面22bに近接する方向に変形させる(図7、図10参照)ことにより、前記固定部材12を前記取付枠杆10の嵌合溝13からその開口を通じて取り外すものである。
従って、前記固定部材12は、前記弾性部分23を変形させないで自由にした時の横幅が、前記取付枠杆10の嵌合溝13の内幅、即ち、前記第1側壁13aの内側面と第2側壁13bの内側面との間隔より大きくなるように形成されている。
前記固定部材12は、全体を合成樹脂で形成しても良いが、前記本体部分22をアルミニウム合金等の金属で形成し、前記弾性部分23を合成樹脂で形成して該本体部分22に連結した構成であっても良い。
また、前記スクリーン11は、防虫用、遮光用、断熱用、目隠し用、花粉の侵入防止用などの目的のため、その目的にあった構成及び機能を有するものが使用されており、該スクリーン11の4つの辺のうち、左右の相対する2辺には、前記係止体25が取り付けられ、上下の相対する2辺には、このような係止体25が取り付けられていない。
前記係止体25は、互いに噛み合う小片を2つの布テープの縁に取り付けた一対の噛合帯からなるファスナーの、一方の噛合帯を前記スクリーン11の端部に取り付けることにより形成することができるが、それ以外のものであっても良く、例えば、布製又は合成樹脂製のテープに、断続する突起や連続する突条等を設けたものであっても良い。
前記スクリーン11を前記取付枠杆10に張設するため、該スクリーン11の前記係止体25が取り付けられた左右の2辺には、左右の前記固定部材12c,12dが予め取り付けられている。その取り付けは、前記スクリーン11の端部を、前記固定部材12c,12dの長さ方向の一端から前記係止溝24内に挿入し、前記係止体25を該係止溝24の内縁に係止させると共に、該スクリーン11の端部を前記U字形の弾性部分23の外周に巻き掛けた状態に当接させることにより行われる。
そして、前記左右の固定部材12c,12dの嵌合部20を、図7及び図6に示すように、前記弾性部分23側から前記左右の取付枠杆10c,10dの嵌合溝13の内部に順次押し込み、図5に示すように、前記係合部15を係合受部14に係合させると共に、前記弾性部分23の自由端23bをスクリーン11を介して前記固定部材12c,12dの第1側壁13a内面に弾力的に当接させることにより、前記スクリーン11の左右の2辺が、前記左右の取付枠杆10c,10dに固定されている。
このとき、前記スクリーン11は、左右方向の寸法を、左右の固定部材12c,12dの弾性部分23を互いに引き寄せて変形させる程度の寸法に形成しておくことにより、該弾性部分23が復元しようとするときの弾性力で該スクリーン11が左右両方向に引張されるため、該スクリーン11は、適度のテンションが付与されると共に、弛みや皺が生じない状態に張設されることになる。
一方、前記スクリーン11の、係止体25が取り付けられていない上下の2辺は、図10及び図9に示すように、上下の取付枠杆10a,10bの嵌合溝13の内部にそれぞれ挿入し、その状態で該嵌合溝13の内部に、上下の固定部材12a,12bを弾性部分23側から順次挿入し、図8に示すように、該弾性部分23の自由端23bと前記取付枠杆10a,10bの第2側壁13bとの間に前記スクリーン11の端部を弾力的に挟持させることにより、前記上下の取付枠杆10a,10bに固定されている。
前記構成を有するスクリーン装置1において、前記スクリーン11を、清掃やメンテナンスを行う場合や、新しいスクリーン11と交換する場合などに、前記取付枠杆10a,10b,10c,10dから取り外すときは、先ず、図8−図10に下側の取付枠杆10b及び固定部材12bで代表的に示すように、操作部21を操作することによって上下の固定部材12a,12bを上下の取付枠杆10a,10bから取り外したあと、図5−図7に右側の取付枠杆10c及び固定部材12cで代表的に示すように、操作部21を操作することによって左右の固定部材12c,12dを左右の取付枠杆10c,10dから取り外す。そして、清掃やメンテナンスの終了後や、新たなスクリーン11との交換後に、前記スクリーン11を、取り外す時と逆の手順によって前記取付枠杆10a,10b,10c,10dに取り付ければ良い。
この場合、前記スクリーン11を、清掃やメンテナンスを行うために取付枠杆10から取り外して再び取り付ける場合には、該スクリーン11の左右方向の寸法が変わっていないので、該スクリーン11を、適度のテンションが付与されて弛みや皺のない最初の状態に取り付けることができるが、新たなスクリーン11と交換する場合には、前述したように、該スクリーン11の左右方向(横幅方向)の寸法を、左右の固定部材12c,12dの弾性部分23を互いに引き寄せて変形させる程度の寸法に形成しておくことにより、該弾性部分23が復元しようとするときの弾性力で該スクリーン11が左右両方向に引張されるため、該スクリーン11を、適度のテンションが付与されて弛みや皺のない状態に簡単に張設することができる。
また、前記4つの取付枠杆10a,10b,10c,10dを、互いに同一の断面形状を有するように形成すると共に、前記4つの固定部材12a,12b,12c,12dも同様に、互いに同一の断面形状を有するように形成することにより、前記取付枠杆10及び固定部材12を各々1種類だけ用意し、その長さを調整するだけで、上下及び左右の取付枠杆10a,10b,10c,10dと、上下及び左右の固定部材12a,12b,12c,12dとを得ることができるので、部品数が少なくなると同時に、部品管理も容易になる。
しかし、前記4つの取付枠杆10a,10b,10c,10dを前記サッシ3に固定する場合、例えば上下の取付枠杆10a,10bと左右の取付枠杆10c,10dとに、前記嵌合溝13及び係合受部14以外に、突壁や凹部といったような部分あるいは部品を互いに異なる形で設ける必要があるような場合には、前記4つの取付枠杆10a,10b,10c,10dを、少なくとも前記嵌合溝13及び係合受部14に関して互いに同一構成を有するように形成すれば良い。前記固定部材12a,12b,12c,12dについても同様に、少なくとも前記嵌合部20と係合部15及び操作部21に関して互いに同一構成を有するように形成すれば良い。
図11及び図12には、本発明に係るスクリーン装置の第2実施形態が示されている。この第2実施形態のスクリーン装置が前記第1実施形態のスクリーン装置と異なる点は、上下及び左右の取付枠杆10a,10b,10c,10dが、サッシ3の上下及び左右の枠部材3a,3b,3c,3dとそれぞれ一体に形成されていることである。スクリーン装置をこのように構成することにより、前記取付枠杆10a,10b,10c,10dをサッシ3にビスで取り付ける必要がなくなるため、その取り付けのための手間を省くことができると共に、意匠性も向上する。
この第2実施形態の前記以外の構成は第1実施形態と実質的に同じであるから、主要な同一構成部分に第1実施形態の場合と同じ符号を付し、その説明は省略する。
なお、前記各実施形態では、前記スクリーン11の左右の2辺にそれぞれ係止体25を取り付けて、該左右の2辺を左右の固定部材12c,12dに連結し、上下の2辺は、前記係止体25を取り付けることなく、従って上下の固定部材12a,12bに連結していないが、それとは逆に、前記スクリーン11の上下の2辺に係止体25を取り付けて、該上下の2辺を上下の固定部材12a,12bに連結し、左右の2辺は、前記係止体25を取り付けずに、左右の固定部材12c,12dに連結しない構成とすることもできる。後者の場合、前記スクリーン11の上下の2辺が、前記上下の固定部材12a,12bを介して上下の取付枠杆10a,10bに固定され、左右の2辺は、左右の固定部材12c,12dの弾性部分23の自由端23bと、左右の取付枠杆10c,10dの第1側壁13aとの間に挟持されることになる。
また、前記各実施形態では、取付枠杆10の係合受部14をコ字形に形成し、固定部材12の係合部15を突壁状に形成しているが、前記係合受部14と係合部15とは、互いに係脱させることができるものであればその他の形態であっても良く、例えば、取付枠杆10及び固定部材12の一方と他方とに形成した凸部と凹部とを係脱させるものや、鉤形をした突起同士を係脱させるものなどを用いることもできる。
10a,10b,10c,10d 取付枠杆
11 スクリーン
12a,12b,12c,12d 固定部材
13 嵌合溝
13a 第1側壁
13b 第2側壁
14 係合受部
15 係合部
20 嵌合部
21 操作部
22 本体部分
22a 第1側面
22b 第2側面
23 弾性部分
23a 基端部
23b 自由端
24 係止溝
25 係止体

Claims (6)

  1. 建物開口部に矩形枠状に配置された上下及び左右の4つの取付枠杆と、矩形のスクリーンと、該スクリーンの上下及び左右の4つの辺を前記取付枠杆に固定するための上下及び左右の4つの固定部材とを有し、
    前記取付枠杆は、前記固定部材の嵌合部が嵌合する嵌合溝と、該固定部材の係合部が係合する係合受部とを有し、
    前記固定部材は、前記嵌合部及び係合部と、係脱操作のための操作部とを有し、
    前記嵌合部は、硬質の本体部分と、弾性変形可能な弾性部分とを有していて、前記本体部分に、前記スクリーンの端部を係止させるための係止溝が形成されると共に、前記係合部が形成され、また、前記弾性部分は、前記嵌合溝の内側に向けて凸形に湾曲した形に形成されていて、基端部が前記本体部分に連結されると共に、先端部が自由端として前記取付枠杆の側壁内面に弾力的に当接し、湾曲の度合いに応じて前記嵌合溝の内外方向に変位自在なるように形成され、前記係止溝に端部が係止する前記スクリーンが、該弾性部分の凸形に湾曲した部分の外周から自由端の外面に沿うように巻き掛けられており、それによって該弾性部分が、前記凸形に湾曲した部分の弾性復元力によって前記スクリーンにテンションを付与する機能と、該スクリーンの端部を前記自由端と前記取付枠杆の側壁との間に挟持する機能とを有し、
    前記操作部は、前記嵌合部の本体部分に連設されていて、該操作部で前記固定部材を変位させて前記係合部と係合受部との係合を解除することにより、前記固定部材を前記取付枠杆から取り外し可能にする、
    ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 前記上下及び左右の4つの取付枠杆は、前記嵌合溝及び係合受部に関して互いに同一構成を有し、前記上下及び左右の4つの固定部材は、前記嵌合部と係合部及び操作部に関して互いに同一構成を有することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 前記取付枠杆の前記嵌合溝が、室内側の第1側壁と室外側の第2側壁とを有し、前記第1側壁に前記係合受部が形成され、前記第2側壁の内面に、前記固定部材の弾性部分の前記自由端が当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン装置。
  4. 前記固定部材の本体部分は、前記取付枠杆の第1側壁に対向する第1側面と、前記第2側壁に対向する第2側面とを有し、前記第1側面に前記係止溝が形成されていて、該第1側面の、前記係止溝より前記取付枠杆の外側寄りの位置に前記係合部が形成されると共に、該第1側面の、前記係止溝より前記取付枠杆の内側寄りの位置に前記弾性部分の基端が連結され、該弾性部分の先端の前記自由端は、前記第2側面に対向する位置まで延びていることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン装置。
  5. 前記取付枠杆の係合受部は、前記第1側壁の先端部に形成されたコ字形の溝であり、前記固定部材の係合部は、前記溝内に嵌合可能な突壁状をしていることを特徴とする請求項3又は4に記載のスクリーン装置。
  6. 前記スクリーンの上下又は左右の2つの辺には係止体が取り付けられ、該係止体を上下又は左右の固定部材の前記係止溝に係止させると共に、スクリーンの端部を該上下又は左右の固定部材の前記弾性部分に当接させることにより、該スクリーンの上下又は左右の2つの辺が前記上下又は左右の固定部材を介して前記上下又は左右の取付枠杆に固定され、前記スクリーンの左右又は上下の2つの辺は、左右又は上下の固定部材に設けられた前記弾性部分の自由端と、左右又は上下の取付枠杆の前記側壁との間に弾力的に挟持されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のスクリーン装置。
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