JP6978279B2 - 建築用シートシャッター装置 - Google Patents
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Description
このようなものにおいて、ガイドレールに昇降移動されるものが、例えばベアリング(軸受)を介して回転自在に構成されるローラ部である場合、長期の使用によりベアリングが摩耗する等してローラ部の円滑な回転が阻害されることがあり、このような場合には、ローラ部を交換する等のメンテナンス作業が要求されることになる。
そこで前記骨材を、シャッターカーテンのカーテン面に設けられる左右方向に長い本体部と、ガイドレールに内嵌する状態で本体部に着脱自在に設けられるローラ部とで構成し、使用によりベアリングが摩耗したような場合に、ローラ部を本体部から取り外して新しいものに交換する等して簡便的なメンテナンスができるようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照。)。
請求項2の発明は、棒状部は、ローラ部が作用姿勢の状態でホルダ部に対して止着具を介して着脱自在に止着されることを特徴とする請求項1記載の建築用シートシャッター装置である。
請求項3の発明は、本体部は、シャッターカーテンのカーテン面に形成の筒状部に内嵌する状態で設けられ、止着具は、筒状部、本体部、ホルダ部並びに作用姿勢の棒状部を一体的に止着するものであることを特徴とする請求項2記載の建築用シートシャッター装置である。
請求項4の発明は、棒状部には、止着具の先端部が嵌入することで棒状部の左右方向の移動規制をするための溝部が形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の建築用シートシャッター装置である。
請求項5の発明は、止着具は、筒状部の外周面に当てがわれる当て板を共に止着することを特徴とする請求項3記載の建築用シートシャッター装置である。
請求項6の発明は、止着具は、ガイドレールに内嵌しない位置で止着するものであることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1記載の建築用シートシャッター装置である。
しかも、ガイド部の本体部に対する移動機構の簡略化が図れる。
また、ガイド部を、ホルダ部、棒状部、ローラ部とを用いて簡便に構成することができる。
請求項2の発明とすることにより、棒状部のホルダ部に対する着脱自在な止着が簡単になる。
請求項3の発明とすることにより、止着具が、筒状部、本体部、ホルダ部、そして棒状部の四者を同時的に止着することになって、メンテナンス時の作業性が向上する。
請求項4の発明とすることにより、ホルダ部に止着された棒状部の移動規制の構造が簡単になる。
請求項5の発明とすることにより、筒状部の外周面に当て板が当てがわれることになって、筒状部の保護が図れると共に、止着具による止着がより確実になる。
請求項6の発明とすることにより、止着具の着脱作業が容易になりメンテナンス性が向上する。
また、4は開口部の左右両側に設けられるガイドレールであって、該ガイドレール4に設けたガイド溝4aに、後述するようにシャッターカーテン1の左右両端部に設けたローラ部13が嵌入しており、そして前記シャッターカーテン1の開閉作動を、シャッターカーテン1の後述するローラ部13がガイドレール4に昇降案内されることで実行するようになっていること等は何れも従来通りである。
尚、本実施の形態では、シャッターケース2の水平状の天板2aの上側に、ケース先端側が低くなるよう傾斜した(勾配がある)傾斜板2bが設けられ、これによって天板2a上に埃等のごみ類が沈着するのを防止すると共に、傾斜板2bに傾斜があることでごみ類が溜まりづらくし、また傾斜板2bにごみ類が付着したとして、該付着したごみ類の発見がしやすいうえ、付着したごみ類の掃除による除去が容易にできるようになっていて衛生面等での配慮がなされている。
そして本実施の形態では、ボトム用筒状部1bに設けられるボトム用骨材6を除き、上記上下方向中間部に形成の筒状部1aに設けられる骨材7に本発明が実施されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ボトム用筒状部1bにも本発明を実施してよく、またボトム用骨材6だけでなく、その上側の任意の骨材(単数、複数を含む)についてもボトム用骨材6と同様の着脱構成にしてもよいことは言うまでもない。
一方、棒状部11の外端部11bには小径状の軸支部11fが形成され、該軸支部11fに、軸受(ベアリング)13aを介する状態でローラ部13が回転自在に設けられているが、該ローラ部13は、シャッターカーテン1の組み込み状態では、左右両端縁部1cよりも左右方向外方に位置する状態でガイド溝4aに内嵌して該ガイド溝4aに昇降案内されるよう設定されている。
そしてこのようにセットがなされた状態で、当て板14を、該当て板14に設けたビス孔14aが前記ビス孔8b、10gに位置合わせされる状態で筒状部1aの外周面に当てがい、ビス(本発明の「止着具」に相当する。)15を、ビス孔14a、筒状部1a、ビス孔8b、10gに挿入し、ビス15の先端部が棒状部11の溝部11cに嵌入するよう螺入せしめることで、該ビス15による筒状部1a、本体部8、ホルダ部10並びに棒状部11を一体的に止着できるようになっている。
因みに本実施の形態では、樹脂製のホルダ本体部10aに形成のビス孔10gがビス15よりも小径になっており、これによってビス15は、ビス孔10gに強制螺入する状態で該ビス孔10gを貫通することになってビス15の螺入状態が維持され、そしてビス15の貫通した先端部が溝部11cに嵌入することになっていて、ホルダ本体部10aの左右移動を規制する構成になっているが、これに限定されるものでなく、ビス15の螺入による止着の構成としては、本体部8のビス孔8bに同様の構成を採用しても実施することができ、さらには、棒状部11にビス孔が形成されたものとして、ビス15の棒状部11への螺入による止着としても本発明を実施することができ、このような止着として通常知られた手段を採用できることは言うまでもない。
そこでこの場合には、前述したように、ビス15を抜き取ることで棒状部11が左右方向移動自在となり、これによってガイドレール4に昇降案内される作用姿勢となったローラ部13を、棒状部11を左右方向内方に移動(スライド移動)させることでガイドレール4から抜き出た非作用姿勢に変姿することができる。そしてこのように非作用姿勢となったローラ部13は、シャッターカーテン1を開口部の出入り方向何れか一方に押しやる(または手前に引く)ことでガイドレール4から出入り方向に外れた位置に位置せしめることができ、このガイドレール4から外れた状態でガイド部9全体を本体部8から引き抜くことでガイド部9の取り外しができ、しかる後、新しいガイド部9を組み込むことでメンテナンス作業を完了できることになる。この結果、誤ってガイド部9がガイドレール4内に脱落してしまうような不具合を回避できることになって、メンテナンス性の改善が図れることになる。
そのうえこの場合のガイド部9は、本体部8に嵌入組み込みすることで設けられるホルダ部10と、該ホルダ部10に左右方向出没自在に嵌入移動する棒状部11と、ガイドレール4に内嵌して昇降案内される作用姿勢とガイドレール4から抜け出る非作用姿勢とに移動するよう棒状部11に設けられるローラ部13とを備えて構成されているため、ガイド部9自体の構造も簡略化できることになる。
そしてこの場合に、本体部8は、シャッターカーテン1のカーテン面に形成の筒状部1aに内嵌する状態で設けられるものである一方、ビス15は、該筒状部1a、本体部8、ホルダ部10、並びに作用姿勢の棒状部11を一体的に止着するものであるため、ビス15が複数の部材を止着するための部材に兼用化されるうえ、ガイド部9の交換をする等のメンテナンス作業が、ビス15の着脱をすることで簡単に行えることになって、作業性が向上するという利点がある。
またビス15は、筒状部1aの外周面に当て板14を当てがった状態で止着が行われるため、筒状部1aの破損防止ができながら、確実な止着がなされることになる。そしてビス15は、ガイドレール4に内嵌することがない位置、つまりガイドレール4の左右方向内端よりも左右方向内側位置で止着するものであるため、前記メンテナンス作業をする際のビス15の着脱作業が容易になってメンテナンス性が向上する。
1a 筒状部
4 ガイドレール
4a ガイド溝
7 骨材
8 本体部
8b ビス孔
9 ガイド部
10 ホルダ部
10a ホルダ本体部
11 棒状部
13 ローラ部
15 ビス
S 隙間
Claims (6)
- 躯体開口部に設けた左右のガイドレールに、シート式のシャッターカーテンに設けられる骨材の左右両端部を昇降案内させることで開口部の開閉を行うように構成した建築用シートシャッター装置において、
前記骨材を、シャッターカーテンに設けられる左右方向に長い本体部と、前記ガイドレールに内嵌して昇降案内されるよう前記本体部に設けられるガイド部とを備えて構成するにあたり、
前記ガイド部は、ガイドレールに内嵌して該ガイドレールに昇降案内される作用姿勢と、該作用姿勢から左右方向内側に移動してガイドレールから抜け出る非作用姿勢とに変姿可能な状態で本体部に設けられるものであって、
該本体部に設けられるホルダ部と、該ホルダ部に左右方向出没自在に嵌入移動する棒状部と、前記作用姿勢と前記非作用姿勢とに移動するよう棒状部に設けられるローラ部とを備えて構成されていることを特徴とする建築用シートシャッター装置。 - 棒状部は、ローラ部が作用姿勢の状態でホルダ部に対して止着具を介して着脱自在に止着されることを特徴とする請求項1記載の建築用シートシャッター装置。
- 本体部は、シャッターカーテンのカーテン面に形成の筒状部に内嵌する状態で設けられ、止着具は、筒状部、本体部、ホルダ部並びに作用姿勢の棒状部を一体的に止着するものであることを特徴とする請求項2記載の建築用シートシャッター装置。
- 棒状部には、止着具の先端部が嵌入することで棒状部の左右方向の移動規制をするための溝部が形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の建築用シートシャッター装置。
- 止着具は、筒状部の外周面に当てがわれる当て板を共に止着することを特徴とする請求項3記載の建築用シートシャッター装置。
- 止着具は、ガイドレールに内嵌しない位置で止着するものであることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1記載の建築用シートシャッター装置。
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