JP2021042565A - 移動間仕切装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア支持部の上方を強固に固定できる扉体付き移動式間仕切パネルを備えた移動間仕切装置を提供する。【解決手段】天井面Rに設けられ下向きに開口されたスリットSを有するレール3に吊支部材9を介して吊支され、レール3に沿って移動可能である枠体2に扉体7が回動可能に取付けられており、枠体2から上方に向けて進退可能な上方固定杆91と、枠体2から下方に向けて進退可能な下方固定杆86aと、によって、枠体2をレール3と床面Fとにそれぞれ固定させることができる扉体付き移動式間仕切パネル1を備えた移動間仕切装置10であって、レール3には、吊支部材9が通過できる通路を残してスリットSの幅方向に突出する突出部32bが形成されており、上方固定杆91は、突出部32bによりレール3の長手方向への移動が規制される。【選択図】図7

Description

本発明は、移動間仕切装置に係り、特に扉体付き間仕切パネルを備える移動間仕切装置に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内は、天井に設けられたレールに吊支され、該レールに沿って移動可能な間仕切パネルを連接して所定の区画に仕切って、所望の小区画のレイアウトを実現している。このような移動間仕切装置にあっては、所定の位置に扉体付き間仕切パネルを用いることで、仕切られた2つの空間の間を往来可能にしたものが知られている。
扉体付き間仕切パネルは、レールに吊支されたドア支持部とドア支持部に回転可能に取着された扉体とから主に構成されている。扉体付き間仕切パネルは、人の往来が多い上、扉体の開閉によりドア支持部に振動や衝撃が伝わることから、扉体付き間仕切パネルを所定位置において固定させる際においては、ドア支持部の上下をレールと床面とにそれぞれ固定させるようになっている。
例えば、特許文献1に示される扉体付き間仕切パネルは、ドア支持部に回動可能に取着された扉体を備え、ドア支持部にはレールと床面とにそれぞれ固定される固定部をドア支持部から上下にそれぞれ突出させて所定位置で固定できるようになっている。
特許文献1の固定部は、ドア支持部から下方へ突出する下部材と、ドア支持部から上方へ突出する上部材と、から構成されており、棒状の形状を成す下部材がドア支持部から下方へ突出し床に穿設されている孔に係合することでドア支持部の下方が固定されている。上部材は、レールの下面に配設されたピン受けプレートの穴部に上部材を構成する圧接プレートから上方へ向けて延出される円錐状のピンを挿入し位置合わせした上で、下方からスプリングによって付勢されている圧接プレートとピン受けプレートとを面当接させ、更に一対のレール間のスリットに上部材を構成する圧接バーを挿入させることでドア支持部の上方をレールに固定する構造となっている。
特許第5660843号(第12〜13頁、第13〜14図)
しかしながら、特許文献1にあっては、上方の固定部材である上部材をピン受けプレートへの固定について、円錐状のピンはピン受けプレートに挿入し易いものの、圧接プレートから上方へ向けて延出される円錐状のピンのピン受けプレートへの挿入代が短いことから、扉体からドア支持部に伝わる振動や衝撃によってピンによる係合が解除され易く、上部材の円錐状のピンがピン受けプレートから外れ、ドア支持部が鉛直方向に対して傾斜して扉体が円滑に開閉できなくなる虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ドア支持部の上方を強固に固定できる扉体付き移動式間仕切パネルを備えた移動間仕切装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動間仕切装置は、
天井に設けられ下向きに開口されたスリットを有するレールに吊支部材を介して吊支され、前記レールに沿って移動可能であるドア支持部に扉体が回動可能に取付けられており、
前記ドア支持部から上方に向けて進退可能な上部材と、前記ドア支持部から下方に向けて進退可能な下部材と、によって、前記枠体を前記レールと床とにそれぞれ固定させることができる扉体付き移動式間仕切パネルを備えた移動間仕切装置であって、
前記レールには、前記吊支部材が通過できる通路を残して前記スリットの幅方向に突出する突出部が形成されており、
前記上部材は、前記突出部により前記レールの長手方向への移動が規制されることを特徴としている。
この特徴によれば、上部材がスリットに形成されている突出部によりレールの長手方向への移動が規制されることから、扉体からドア支持部に振動や衝撃が伝わったとしても、上部材の幅広部への挿入状態が解除され難く、ドア支持部の上方を強固に固定することができる。
前記突出部は、複数形成されており、前記スリットの長手方向における前記突出部の間に、前記上部材が挿入可能な幅広部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上部材を幅広部に挿入させることで複数の突出部によりレールの長手両方向への移動が規制されることから、ドア支持部の上方をより強固に固定することができる。
前記突出部は、前記スリットの幅方向における両側から略同じ長さ突出されていることを特徴としている。
この特徴によれば、吊支部材がスリットの幅方向における略中央位置を通過できるので、移動式間仕切パネルや扉体付き移動式間仕切パネルの移動が円滑である。
前記突出部は、前記スリットの幅方向において対向して突出されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上部材をスリットの幅方向両側で移動規制できることから、上部材を強固に固定させることができる。
前記突出部は、前記レールの左右にそれぞれ配設される規制部材により形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、レールの長手方向における一方側の突出部は、規制部材により一体的に形成されているので、突出部の強度が上がる。
前記突出部の端部は、前記スリット内で上方に向けて延出されていることを特徴としている。
この特徴によれば、突出部と上部材とが接触する面積が広いので、上部材を強固に固定できる。
前記規制部材は、板材が折曲加工されて前記スリット内で上方に向けて延出されるように成形されており、前記突出部における前記スリットの幅方向への突出量は、前記規制部材の略厚み分であることを特徴としている。
この特徴によれば、突出部の強度を確保しながら突出量を最小限にできるので、吊支部材の移動を妨げ難い。
前記上部材の先端部は、先細に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上部材を幅広部に挿入させ易い。
本発明の実施例における移動間仕切装置を示す正面図である。 移動間仕切装置を構成する間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 扉体付き間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 枠体骨組とリンク機構とを示す斜視図である。 枠体骨組とリンク機構とを示す分解斜視図である。 (a)は立上片をレールに取り付ける態様を示す上方から見た斜視図であり、(b)は立上片をレールに取り付けた底面図である。 (a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面とレールとに固定させる際の状態を示す図である。 (a)は上方固定杆を幅広部の下方へ移動させた図を示し、(b)は上方固定杆を幅広部に向けて上昇させる態様を示し、(c)は上方固定杆を幅広部に固定させた態様を示す。 (a)は上方固定杆を幅広部へ固定させた斜視図を示し、(b)はその平面図を示す。 吊支部材とレールに取り付けられた立上片とを示す断面図である。 実施例の変形例1の立上片の平面図である。 実施例の変形例2の立上片の平面図である。 実施例の変形例3に係り、実施例の上方固定杆に加え、揺動部材にも上方固定杆を配設させた例を示し、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面とレールとに固定させる際の状態を示す図である。
本発明に係る扉体付き移動式間仕切パネルを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る扉体付き移動式間仕切パネルにつき、図1から図10を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側及び図9の紙面左側を扉体付き移動式間仕切パネルの前方側とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。尚、本発明における固定は、遊嵌状態を含み、僅かな移動を許容するものとして説明する。
移動間仕切装置10は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために用いられるものであり、図1に示されるように、本実施例では、扉体付き移動式間仕切パネル1及び複数の間仕切パネル101,101,…を組み合わせて構成されている。
各扉体付き移動式間仕切パネル1及び複数の間仕切パネル101,101,…は、室内空間の天井面R(天井)に設けられるレール3に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9により上端が吊支されており、扉体付き移動式間仕切パネル1及び間仕切パネル101,101,…をレール3に沿って所定の位置まで手動で順次移動させ、扉体付き移動式間仕切パネル1及び間仕切パネル101,101,…を左右方向(進行方向)に一列に連接させることで天井面Rから床面Fに亘って室内空間を仕切ることができるようになっている。また、上部閉塞部材111,111及び下部閉塞部材112,112がレール3及び床面Fに向けて押し付けられることにより音や光の漏れの閉塞性が高められている。
間仕切パネル101について、図2を用いて説明する。間仕切パネル101は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル104,104と、ガラスパネル104,104を一体に保持する四方枠形状の枠部材105(上部フレーム106、縦フレーム107,107及び下部フレーム108)と、上部フレーム106及び下部フレーム108に収納される上部閉塞部材111及び下部閉塞部材112と、上部閉塞部材111及び下部閉塞部材112を進退動作させる図示しない上部進退機構及び下部進退機構と、から主に構成される二重ガラスパネル構造を成し、パネル材として透明のガラスパネル104が使用されることにより、間仕切パネル101によって仕切られる室内空間の開放感を演出することができるとともに、強度や遮音性に優れている。尚、本実施例では、ガラスパネル104,104と枠部材105とが一体化されてパネル本体120を構成しており、上部閉塞部材111または下部閉塞部材112とそれぞれに対応する各進退機構とが収納されている。さらに尚、ガラスパネル104,104は、透明度の高いポリカーボネートやアクリル樹脂製を使用してもよい。
枠部材105の構造について、図2に示されるように、縦フレーム107は、間仕切パネル101の上下方向に延びる芯部材171が前後面において上下方向に延びる被覆部材170に被覆されて構成され、左右方向に厚みを有する板状をなし、ガラスパネル104,104の間に配設されている。被覆部材170は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、芯部材171は、左右方向に厚みを有する鋼製の板材である。
枠部材105は、剛性の高い鋼製の上部芯部材163と芯部材171とがL字状に連結されることにより、上部フレーム106と縦フレーム107との連結構造の構造強度を確保されている。また、ガラスパネル104,104は図示しない透明な両面テープにより縦フレーム107,107に固着されており、ガラスパネル104,104の荷重を上部芯部材163,163及び芯部材171,171により支持し、上部芯部材163,163の上部に取着された吊支部材109により間仕切パネル101を吊支している。
また、縦フレーム107,107の左または右側部には、それぞれ側部カバー部材176,177が取付けられている。隣接した間仕切パネル101,101が左右方向に連設される際には、側部カバー部材176,177同士が直接接触するため、ガラスパネル104,104の左右両側端面を保護できるようになっている。尚、左側の側部カバー部材176は、右側に凹む凹嵌合部176aが形成されており、右側の側部カバー部材177は、凹嵌合部176aに嵌合可能な形状の凸嵌合部177aが形成されている。
扉体付き移動式間仕切パネル1について説明する。本実施例では扉体付き移動式間仕切パネル1は、壁W(図1参照)に左右方向に押し当てられた状態で立設して用いられる例について説明している。図3を参照し、扉体付き移動式間仕切パネル1は、倒立L字状を成す枠体2(ドア支持部)と、該枠体2の後述する内側の縦角管25bにギアヒンジ5によって回動可能に取付けられる扉体7と、を備えている。扉体7は、前後一対のガラスパネル71,71と、前後一対のガラスパネル71,71を一体に保持する四方枠形状の枠部材72(上部フレーム73、縦フレーム74,74及び下部フレーム75)と、を備える二重ガラスパネル構造を成している。上部フレーム73の上面の右端部には、後述するプレート部材82(図5参照)が挿入して該プレート部材82と係合する係合溝73aが形成されている。また、枠体2は、枠体2から上方に向けて進退可能な上方固定杆91(上部材)と、枠体2から下方に向けて進退可能な下方固定杆86a(下部材)と、を備えており、枠体2をレール3と床面F(床)とにそれぞれ固定させることができるようになっている。上方固定杆91は、後述する上部フレーム6に形成された略矩形状の孔部24g(図5参照。)と、上部フレーム6に収納される上部閉塞部材11に形成された図示しない略矩形状の孔部とにそれぞれ挿通されて、上方側へ突出するようになっている。尚、扉体7について間仕切パネル101と類似する部材については、特に断らない限り、詳細な説明を省略する。
図4を参照して、枠体2は、枠体骨組23にカバー部材21(図3参照。)が取付けられて構成されている。枠体骨組23は略同一平面上に2本略平行して並ぶ横角管24a,24bと、2本略平行して並ぶ縦角管25a,25bと、横チャンネル材25eと、により主に構成される。外側の縦角管25aの上端は、上側の横角管24aの下面に当接して溶接固定されている。内側の縦角管25bの上端は、上側の横角管24aの下面と略直角を成すように当接して溶接固定されている。下側の横角管24bの左端は、内側の縦角管25bの右面と略直角を成すように当接して溶接固定されている。また、後述するが、外側の縦角管25aと内側の縦角管25bの上方側には、下方固定杆86aの進退に連動して上方固定杆91を進退可能にさせる変換機構90の正面板90a,背面板90b(図5参照。)が配設されており、また、内側の縦角管25bの上方側には上方固定杆91が進退可能に配設されている。
図4,5を参照して、2本の横角管24a,24bの間にはスペーサ24cが配置されており、該スペーサ24cは2本の横角管24a,24bに溶接固定されている。2本の横角管24a,24bの間かつ左右中間には支点部材24dが配置されており、該支点部材24dは2本の横角管24a,24bに溶接固定されている。2本の横角管24a,24bの右端には上下に伸びる角管でできた縦チャンネル材24fの左面と当接して溶接固定されている。2本の縦角管25a,25bの間には3つのガイド部材25c,25c,25cと3つのハット部材25d,25d,25dとが配置されており、これらの部材は2本の横角管24a,24bに溶接固定されている。2本の縦角管25a,25bの間かつ下端部には、下向きコ字状で頭部に上下に貫通する孔が形成され枠体骨組23の下端を補強する横チャンネル材25eが溶接固定されている。また、下側の横角管24bの右端部には、上下に貫通するスリット24eが形成されている。
枠体2の前面、側面及び後面には正面視倒立L字状のカバー部材2aが図示しない固定手段により枠体骨組23(図3参照)に固定されている。枠体骨組23の上側の横角管24aの上端には上向きコ字状の上部フレーム6が溶接固定されており、吊支部材9,9が上側の横角管24aに取付けられている。また、該上部フレーム6には上部閉塞部材11と、該上部閉塞部材11を進退動作させる上部進退機構とが収納されている。また、枠体2の横チャンネル材25eの下端部には下部閉塞部材13と、該下部閉塞部材13を進退動作させる下部進退機構とが収納されている。
図4,5を参照して、枠体骨組23にはリンク機構8が組込まれており、該リンク機構8は、左右に延び2本の横角管24a,24bの前後外側部にある一対の揺動部材81,81と、上下に延び2本の縦角管25a,25bの間かつ前後内側部にあるバー部材83と、を備えており、変換機構90は、バー部材83の移動に伴って上方固定杆91を上下動させるようになっている。一対の揺動部材81,81は、その左右中間部において支点部材24dに軸支されており、その右端部において正面視略釣鐘型を成すプレート部材82を前後に延びる軸82aによって回動自在に軸支され、その下端は左右方向に揺動可能となっている。プレート部材82は、下側の横角管24bに形成されたスリット24eに挿通しており、係合溝73a(図3参照)に係合することで扉体7の回動を規制することができる。尚、揺動部材81は長尺の板状を成す。
バー部材83は、上部板84と、中部板85と、下部棒86とが連結して構成されている。中部板85にはリンク機構操作部87(前面板87A、回転駆動部87B及び後面板87C)が装着されており、前面板87A及び後面板87Cが2本の縦角管25a,25bに固定され、中部板85に形成された左右方向に長い長孔85aにリンク機構操作部87の突起87aが遊嵌されている(図7参照)。下部棒86の下端部に取着された下方固定杆86aは、床面Fに設置された受け具86bに挿入して係合することで、枠体2を床面Fに対して安定して固定させることができる。
図5に示されるように、変換機構90は、薄板状を成す変換プレート92と、該変換プレート92の幅方向及び長手方向略中央に形成されている貫通孔92aに挿通される棒状の支持棒91cと、外側の縦角管25aと内側の縦角管25bとに亘って配設・固定される正面板90a,背面板90bと、上方固定杆91と、から主に構成されている。
上方固定杆91は、上面視略正方形の角柱形状に形成されており、中空に形成された縦角管25b内に収納可能な寸法で形成されている。後述するが、上方固定杆91の上方側先端部は先細のテーパ面が形成されており、下方側端部においては変換プレート92と係合可能な係止部91aが形成されている。
変換プレート92の一端側92Aは、略楕円形状の長孔92bが形成されており、上部板84から前後方向に延びる円柱状の係止部84aが長孔92b内を移動可能に係合するようになっている。また、変換プレート92の他端側92Bには、略楕円形状の長孔92cが形成されており、上方固定杆91の下方側端部から前後方向に延びる円柱状の係止部91aが長孔92c内を移動可能に係合するようになっている。また、変換プレート92の両端部は、丸みを帯びた半円形状となっている。
縦角管25bの上方側には、上下方向に延びるスリット孔26aが上部板84側を向いて形成されている。スリット孔26aには、薄板状を成す変換プレート92が挿入可能となっている。これにより、中空に形成された縦角管25b内に配設された上方固定杆91は、変換プレート92により支持されるようになっている。
正面板90a,背面板90bには、同一形状の貫通孔90cがそれぞれ形成されている。貫通孔90cは、正面視において上部板84と内側の縦角管25bとの間に形成される空隙S2(図7(a)参照)内に配設されており、貫通孔90cには、変換プレート92を挿通させた棒状の支持棒91cが挿通されるようになっている。これにより、支持棒91cを中心に変換プレート92は揺動される、すなわち一端側92Aと他端側92Bとが反対方向に略上下動するようになっている。
図6(a)に示されるように、レール3(図1参照。)には、レール下面3a,3a’と左右の内側面3b,3b’とにより下方に開口するスリットSが形成されている。レール3の一対のレール下面3a,3a’とレール内側面3b,3b’(図10参照)には、一対の立上片30,30’(規制部材)が対向されて配設される。尚、立上片30,30’は略同一形状のため、立上片30のみ説明し、立上片30’の構成については立上片30と同一符号を付して説明する。また、図6及び図9においては説明の便宜上、レール3についてはレール下面3a,3a’のみを図示している。
立上片30は、板状の鋼材から折り曲げにより成形されており、水平に形成されレール下面3aと当接する下面板31と、下面板31の端部から上方側へ向けて略直角に立ち上がる2つの立上部32,33と、から主に構成されている。このように、下面板31と、立上部32,33とは、同じ厚みの鋼材を用いて一体的に成形されている。また、本実施例における立上片30の厚み(前後方向の寸法)を厚みHとして説明する。尚、厚みHは、立上片30を構成する鋼材の板厚に加えて、折曲加工することで生じる曲げ代を含むこととする。
下面板31には、一定間隔離間して貫通孔31aが本実施例においては3箇所形成されており、それぞれ固定部材としてのネジ99によりレール下面3a側から下面板31に螺合・取り付けされるようになっている。この取り付けられた状態において、立上部32,33の内側面32a,33aはレール内側面3b,3b’にそれぞれ略当接するようになっており(図10も参照。)、後述する幅狭部Lnの寸法L1を長く確保して、吊支杆9Bが通過しやすくなっている。なお、略当接は、当接ないし立上片30を構成する鋼材の板厚または立上片30,30’を構成する鋼材の板厚よりも短い距離だけ離間するものであればよい。また、2つの立上部32,33の間は、上面視において略矩形状に切欠かれた形状の切欠き部Eが形成されており、切欠き部Eはレール内側面3bよりも外方まで形成されていることから切欠き部Eが配置される箇所はレール下面3a,3a’およびレール内側面3b,3b’がそれぞれ露出するようになっている。一方、立上片30,30’が配置される箇所は、レール下面3a,3a’およびレール内側面3b,3b’はそれぞれ立上片30,30’により覆われるようになっている。
図6(b)に示されるように、立上片30,30’をレール3に取り付けたことで、立上部32,33には、立上片30の厚みH分スリットSの幅方向に突出する突出部32b,33bが形成されるようになっている。これにより、スリットSの長手方向において、スリットSの幅方向長さS1よりも幅狭の寸法L1の幅狭部Lnが2箇所形成されるようになっている。また、突出部32b,33bの間に形成されている切欠き部Eにおいては、レール下面3aおよびレール内側面3bが露出するようになっていることから幅狭部Lnよりも幅広の寸法L2の幅広部Lwが形成されている(L1<L2)。尚、幅広部Lwの寸法L2は、スリットSの幅方向長さS1と同じ長さとなっている(L2=S1)。図10も参照し、上方固定杆91の前後寸法Pは、幅狭部Lnの寸法L1よりも大きく、幅広部Lwの寸法L2よりも小さく形成されている(L1<P<L2)。
また、立上部32,33は上方に向けて折曲加工されていることから、厚みH分、スリットSの内方側へ突出する内側面32c,33cが形成されるようになっている。
上述した2つの幅狭部Ln,Lnの間に形成されている幅広部Lwには上方固定杆91が遊嵌可能に下方側から挿入できるようになっている。後述するが、幅広部Lwに挿入された上方固定杆91は、突出部32b,33bの上方に向けて延びる内側面32c,33cに当接されることによって、スリットSにおける長手方向への移動を規制されるようになっている。
リンク機構8の動作について説明する。図7(a)は、扉体付き移動式間仕切パネル1をレール3に沿って移動させる際の状態を示している。図示しないクランクハンドルにより回転駆動部87Bの突起87aを0時の位置に合わせると、中部板85が上がり、バー部材83が一体として上がるため、下方固定杆86aが受け具86bとの係合状態が解除される。同時に上部板84も上がることとなり、それに伴って上部板84に係合されている変換プレート92の一端側92Aも上がることとなる。変換プレート92の支持棒91cは、正面板90a,背面板90bの貫通孔90cに軸支されているので、変換プレート92の一端側92Aが上げられたことにより、変換プレート92の他端側92Bが下げられることとなり、他端側92Bに係合している上方固定杆91が下方へ下げられるようになり上方固定杆91が幅広部Lwとの係合状態が解除される。更に、一対の揺動部材81の左端部が上がり右端部が下がるため、プレート部材82が下がり、係合溝73a(図3参照)に係合する。
また、図7(b)は、扉体付き移動式間仕切パネル1を床面F及びレール3に固定させる際の状態を示している。このとき、扉体付き移動式間仕切パネル1を壁W(図1参照)に当接するまで移動させた状態で床面F及びレール3に固定させる。図示しないクランクハンドルにより回転駆動部87Bの突起87aを6時の位置に回すと、中部板85が下がり、バー部材83が一体として下がるため、下方固定杆86aが受け具86bに挿入して係合する。同時に、上部板84も下がることとなり、それに伴って上部板84に係合されている変換プレート92の一端側92Aも下がることとなる。変換プレート92の支持棒91cは、正面板90a,背面板90bの貫通孔90cに軸支されているので、変換プレート92の一端側92Aが下げられたことにより、変換プレート92の他端側92Bが上げられることとなり、他端側92Bに係合している上方固定杆91が上方へ上げられるようになり上方固定杆91が幅広部Lwに挿入して係合する。更に、一対の揺動部材81の左端部が下がり右端部が上がるため、プレート部材82が上がり、係合溝73a(図3参照)との係合状態が解除される。
図8(a)〜(c)に示されるように上方固定杆91の先端部は、先細に形成されている。具体的には3辺にはテーパ面91d形成されており、他の一辺、すなわち上方固定杆91の扉体付き移動式間仕切パネル1の進出方向における右端側は、テーパ面91dの傾斜角よりも鋭角で下方まで延びるテーパ面91bが形成されている。これにより、図8(a)に示されるように上方固定杆91がスリットSに形成された幅広部Lwよりも略右側で上昇を開始しても、図8(b)に示されるようにテーパ面91bと突出部33bが当接し、上方固定杆91が幅広部Lwの略中央位置へ誘導されるようになり、図8(c)に示されるように幅広部Lwの略中央位置に向けて案内され、幅広部Lwと上方固定杆91とが確実に固定されるようになっている。
幅広部Lwに上方固定杆91が係合されると、図9(a)に示される状態となる。図9(a),(b)に示されるように、上方固定杆91は、スリットSの長手方向への移動を突出部32b,33bと内側面32c,33cとに規制され、スリットSの長手方向への移動をレール内側面3b,3b’に規制されるようになっている。また、上方固定杆91の先端がスリットSに挿入される挿入代は大きくなっており、例えばレール3の肉厚または立上片30,30’の肉厚よりも3倍以上の挿入代とすることでスリットSから上方固定杆91を抜け難くなる。
図10に示されるように、吊支部材9は、レール3内に収納されレール3の長手方向に沿って移動可能なローラ9Aと、該ローラ9Aから下方に向けて延出され図示しない固定手段によって上側の横角管24aと固定されている吊支杆9Bとから構成されている。吊支杆9Bは略円柱形状に形成されており、その直径9cは立上片30と立上片30’とから形成される幅狭部Lnの寸法L1よりも小径に形成されている(9c<L1)ことから、スリットSの長手方向に亘ってスムーズに移動することができるようになっている。また、幅狭部Lnを構成する突出部32b,33bが、立上片30と30’からそれぞれ同じ突出量(厚みH分)スリットS内へ突出されていることから、吊支杆9BがスリットSの中央位置をスムーズに移動できるようになっている。
このように、天井面Rに設けられ下向きに開口されたスリットSを有するレール3に吊支部材9を介して吊支され、レール3に沿って移動可能である枠体2に扉体7がギアヒンジ5により回動可能に取付けられており、枠体2から上方に向けて進退可能な上方固定杆91と、枠体2から下方に向けて進退可能な下方固定杆86aと、によって、枠体2をレール3と床面Fとにそれぞれ固定させることができる扉体付き移動式間仕切パネル1を備えた移動間仕切装置10であって、レール3には、吊支部材9が通過できる通路を残してスリットSの幅方向に突出する突出部32bが形成されており、上方固定杆91は、突出部32bによりレール3の長手方向への移動が規制されることから、扉体7から枠体2に振動や衝撃が伝わったとしても、上方固定杆91の幅広部Lwへの挿入状態が解除され難く、枠体2の上方を強固に固定することができる。
また、突出部32bは、複数形成されており、スリットSの長手方向における突出部32b,32bの間の幅広部Lwに上方固定杆91を挿入させることで、突出部32b,32bによりレールSの長手両方向への移動が規制される。
また、突出部32b,33bは、スリットSの幅方向S1における両側から略同じ長さ突出されていることから、吊支部材9がスリットSの幅方向における略中央位置を通過できるので、間仕切パネル101や扉体付き移動式間仕切パネル1の移動が円滑である。
また、突出部32b,33bは、スリットSの幅方向において対向して突出されていることから、上方固定杆91をスリットSの幅方向両側で移動規制でき、上方固定杆91を強固に固定させることができる。
また、突出部32b,33bは、レール3の左右にそれぞれ配設される立上片40,40’により形成されていることから、レール3の長手方向における一方側の突出部32b,33bは、立上片40により一体的に形成されているので、突出部32b,33bの強度が上がる。
また、突出部32b,33bの端部は、スリットS内で上方に向けて延出されていることから、上方固定杆91は、突出部32b,33bと内側面32a,33aとに接触することとなり接触面積が広いので、上方固定杆91を強固に固定できる。
また、立上片40は、板材が折曲加工されてスリットS内で上方に向けて延出されるように成形されており、突出部32b,33bにおけるスリットSの幅方向への突出量は、立上片40の略厚みH分であることから、突出部32b,33bの強度を確保しながら突出量を最小限にできるので、吊支部材9の移動を妨げ難い。
また、上方固定杆91の先端部は、先細に形成されていることから、上方固定杆91を幅広部Lwに挿入させ易い。
変形例1
次に、レールに配設される立上片の変形例1について図11を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示されているように、変形例1の立上片40は、板状の鋼材から成形されており、水平に形成されレール下面3aと当接する下面板41と、下面板41の端部を折曲加工することにより上方側へ向けて略直角に立ち上がる立上部42と、から主に構成されている。また、下面板41と、立上部42とは、同じ厚みの鋼材を用いて一体的に成形されている。また、実施例2においては、立上片40と同一形状の立上片40’をレール下面3a,3a’にそれぞれ配設させることとする。尚、立上片40のみ説明し、立上片40’の構成については立上片40と同一符号を付して説明する。
立上片40の下面板41には、貫通孔41aが形成されており、ネジ99によりレール下面3aに螺合されるようになっている。立上片40,40’をネジ99によって固定する際には、上方固定杆91の前後方向長さよりも僅かに長い距離M3分離間させ、レール3の長手方向の異なる位置に固定する。
立上片40,40’をレール3に取り付けたことで、立上部42には、立上片40の厚みH分スリットSの幅方向に突出する突出部42bが形成されるようになっている。これにより、スリットSの長手方向において、スリットSの幅方向長さS1よりも幅狭の寸法M1の幅狭部Mnが2箇所形成されるようになっている。また、立上片40,40’はレール3の長手方向において異なる位置に配設されているので、幅狭部Mnよりも幅広の寸法M2の幅広部Mwが、隣接する幅狭部Mnの間に形成されている。尚、幅広の寸法M2は、スリットSの幅方向長さS1と同じ長さとなっている(M2=S1)。
また、立上部42は上方に向けて折曲加工されていることから、厚みH分、スリットSの内方側へ突出する内側面42cが形成されるようになっている。
上述した2つの幅狭部Mn,Mnの間に形成されている幅広部Mwには上方固定杆91が遊嵌可能に下方側から挿入できるようになっている。幅広部Mwに挿入された上方固定杆91は、突出部42b,42bと、突出部42b,42bから上方に向けて立ち上げられた内側面42c,42cとに当接されることによって、スリットSにおける長手方向への移動を規制されるようになっている。
変形例2
次に、レールに配設される立上片の変形例2について図12を参照して説明する。尚、前記実施例及び変形例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図12に示されているように、変形例2の立上片50は、前記実施例において説明した立上片30と略同形状に形成されている。変形例2においては、レール3における一方側のレール下面3aにのみ立上片50を固定させるようになっている。変形例2の立上片50は、前記実施例の立上片30の厚みHよりも肉厚な厚みH2を備える板状の鋼材を折曲加工することで立上片50が成形されている。尚、厚みH2は、立上片50を構成する鋼材の厚さに加えて、折曲加工することで生じる曲げ代を含むこととする。
立上片50は、立上片50が肉厚に形成されていることで、立上片50の突出部52b,53bと内側部52c,53cは、前記実施例において説明した立上片30よりもスリットSの内方側へ突出するようになっている。これにより、スリットSの長手方向において、スリットSの幅方向長さS1よりも幅狭の寸法N1の幅狭部Nnが2箇所形成されるようになっている。また、突出部32b,33bの間に形成されている切欠き部Eにおいては、レール下面3aおよびレール内側面3bが露出するようになっていることから幅狭部Nnよりも幅広の寸法N2の幅広部Nwが形成されている。尚、幅広の寸法N2は、スリットSの幅方向長さS1と同じ長さとなっている(N2=S1)。
上述した2つの幅狭部Nn,Nnの間に形成されている幅広部Nwには上方固定杆91が遊嵌可能に下方側から挿入できるようになっている。立上片50を肉厚な厚みH2を備える板状の鋼材を折曲加工することにより成形させたので、レール下面3a側のみに立上片50を配設させることで上方固定杆91は、突出部52b,53bと、突出部52b,53bから上方に向けて立ち上げられた内側部52c,53cと、レール内側面3b’に当接されることによって、スリットSにおける長手方向への移動を規制されるようになっている。
変形例3
次に、変形例3について図13(a),(b)を参照して説明する。変形例3については、上方固定杆191を揺動部材81に配設し、上方固定杆191がレール3に配設された立上片の幅広部に固定される態様について説明する。尚、前記実施例及び変形例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図13(a),(b)に示されているように、揺動部材81の右端側には、上方固定杆191が配設されている。上方固定杆191は、上面視略正方形の角柱形状に形成されており、上側の横角管24aに形成された図示しない貫通孔を介してレール3側へ進退可能に配設されている。上方固定杆191の上方側先端部は先細のテーパ面が形成されており、下方側端部においては揺動部材81と係合可能な係止部191aが形成されている。
レール3側の所定位置には、上方固定杆191とを固定可能な立上片30,30’が配設されている。前記実施例において説明したように、立上片30,30’には、幅広部Lwが形成されており、下方から上方固定杆191が挿入され固定されるようになっている。
図13(a)は、扉体付き移動式間仕切パネル1をレール3に沿って移動させる際の状態を示している。図示しないクランクハンドルにより回転駆動部87Bの突起87aを0時の位置に合わせると、中部板85が上がり、バー部材83が一体として上がるため、下方固定杆86aと受け具86bとの係合状態が解除される。更に、一対の揺動部材81の左端部が上がり右端部が下がるため、プレート部材82が下がり係合溝73aに係合し、内側の縦角管25bにギアヒンジ5によって取付けられた扉体7が回動不能になる。加えてプレート部材82の右端側が下がることにより上方固定杆191も下がるため、上方固定杆191と幅広部Lwとの係合状態が解除される。
また、図13(b)は、扉体付き移動式間仕切パネル1を床面F及びレール3に固定させる際の状態を示している。このとき、扉体付き移動式間仕切パネル1を壁W(図1参照)に当接するまで移動させた状態で床面F及びレール3に固定させる。図示しないクランクハンドルにより回転駆動部87Bの突起87aを6時の位置に回すと、中部板85が下がり、バー部材83が一体として下がるため、下方固定杆86aが受け具86bに挿入して係合する。更に、一対の揺動部材81,81の左端部が下がり右端部が上がるため、プレート部材82が上がり、係合溝73aとの係合状態が解除され、内側の縦角管25bにギアヒンジ5によって取付けられた扉体7が回動可能になる。加えてプレート部材82の右端側が上がることにより上方固定杆191も上がるため、上方固定杆191と幅広部Lwとが係合されるようになっている。
尚、変形例3においては、上述した上方固定杆191に加えて、実施例において説明した上方固定杆91を更に備えていてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例においてレール3に立上片30,30’を配設し、形成された幅狭部Lnに上方固定杆91を挿入させることとして説明したが、この限りではなく、レール自体の一部のスリット幅を変えて幅狭部の間に幅広部を形成させることとしてもよい。
また、立上片30には切欠き部Eが形成されていることで、レール下面3a,3a’およびレール内側面3b,3b’がそれぞれ露出させるようになっていたが、この限りではなく、立上片30の長手方向に2つの幅狭部と、該幅狭部の間に幅広部とを形成させ上方固定杆91が幅広部に挿入可能であり、2つの幅狭部によって固定させることができればよく、例えば、レール下面3a,3a’を覆い、レール内側面3b,3b’を露出させる切欠き部Eとしてもよい。
また、立上片30をネジ99によって固定させる際には、立上部32,33の内側面32a,33aがレール内側面3bにそれぞれ当接するように固定させ厚みH分のみ突出させていたが、この限りではなく、立上片30の下面板31をスリットS内方側に突出させることとしてもよい。
また、上方固定杆91、191は、中空の上面視矩形状と説明したが、他の形状としてもよく、例えば円柱状や三角柱状としてもよく、中実であってもよい。
また、上面視矩形状の上方固定杆91の先端部は、四辺にそれぞれ先細のテーパ面が形成されていたが、この限りではなく、いずれか一辺に形成されていてもよい。
1 扉体付き移動式間仕切パネル
2 枠体(ドア支持部)
3 レール
7 扉体
8 リンク機構
9 吊支部材
10 移動間仕切装置
30,30’ 立上片(規制部材)
31 下面板
31a 貫通孔
31b 切欠辺部
32,33 立上部
32b,33b 突出部
40,40’ 立上片(規制部材)
50,50’ 立上片(規制部材)
81 揺動部材
84 上部板
86a 下方固定杆(下部材)
90 変換機構
91 上方連結杆(上部材)
91b テーパ面
91d テーパ面
92 変換プレート
191 上方連結杆(上部材)
F 床面(床)
Ln,Mn,Nn 幅狭部
Lw,Mw,Nw 幅広部
S スリット

Claims (8)

  1. 天井に設けられ下向きに開口されたスリットを有するレールに吊支部材を介して吊支され、前記レールに沿って移動可能であるドア支持部に扉体が回動可能に取付けられており、
    前記ドア支持部から上方に向けて進退可能な上部材と、前記ドア支持部から下方に向けて進退可能な下部材と、によって、前記枠体を前記レールと床とにそれぞれ固定させることができる扉体付き移動式間仕切パネルを備えた移動間仕切装置であって、
    前記レールには、前記吊支部材が通過できる通路を残して前記スリットの幅方向に突出する突出部が形成されており、
    前記上部材は、前記突出部により前記レールの長手方向への移動が規制されることを特徴とする扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  2. 前記突出部は、複数形成されており、前記スリットの長手方向における前記突出部の間に、前記上部材が挿入可能な幅広部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  3. 前記突出部は、前記スリットの幅方向における両側から略同じ長さ突出されていることを特徴とする請求項1または2に記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  4. 前記突出部は、前記スリットの幅方向において対向して突出されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  5. 前記突出部は、前記レールの左右にそれぞれ配設される規制部材により形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  6. 前記突出部の端部は、前記スリット内で上方に向けて延出されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  7. 前記規制部材は、板材が折曲加工されて前記スリット内で上方に向けて延出されるように成形されており、前記突出部における前記スリットの幅方向への突出量は、前記規制部材の略厚み分であることを特徴とする請求項5に記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
  8. 前記上部材の先端部は、先細に形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の扉体付き間仕切パネルを備えた移動間仕切装置。
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