JP7123648B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成30年3月6日から同年3月9日に東京国際展示場にて開催された「建築・建材展2018」にて公開
特許法第30条第2項適用 平成30年4月1日、「Flair スライディングウォール[フレア]」で公開
本発明は、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を所定の区画に仕切って使用するための移動間仕切装置に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内は、天井に設けられたレールに吊支され、該レールに沿って移動可能な間仕切パネルを連接して所定の区画に仕切って、所望の小区画のレイアウトを実現している。このような間仕切パネルにあっては、連接された際に室内が天井から床にわたって仕切られ閉塞感を与えることがあるため、間仕切パネルを構成するパネル材にガラス板等の透光パネル部材を用いて室内空間に開放感を演出するものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に示される移動パネル(間仕切パネル)は、左右一対の側枠杆の上下にアルミ押し出し型材の上枠杆と下枠杆とでフレームを形成し、該フレームで透明なパネル板(透光パネル部材)の周囲を保持している。さらに移動パネルは、下枠杆の下方にリフト機構が配置されており、リフト機構を操作して床面に圧接させることで、移動パネルの姿勢を安定に維持することができる。
特開2008-2061号公報(第7,8頁、第7,8(a)図)
しかしながら、特許文献1に示される移動パネルは、下枠杆の下方にリフト機構が配置されていることから、フレームの下部が上下方向に長寸となっており、移動パネルにおける床との近傍には透明なパネル板が配置されず、空間的な開放感を十分に演出できない虞がある。
本発明は、間仕切パネルの下部の構造を小型化することにより、透光パネル部材を備えた間仕切パネルの空間的な開放感を十分に演出できる移動間仕切装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動間仕切装置は、
天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され、前記誘導路に沿って移動可能であり、透光パネル部材を備えた複数の間仕切パネルを連接させて空間を仕切る移動間仕切装置であって、
前記間仕切パネルは、前記透光パネル部材の上下方向に延び、該透光パネル部材の側端縁に沿って配置される一対の縦杆部材と、前記一対の縦杆部材の下端部を接続する下部横杆部材と、前記下部横杆部材と床との間を塞ぐ下部閉塞部材と、前記下部閉塞部材を床に向けて押し付ける進退機構とを備え、
前記下部横杆部材には、前後端のそれぞれから下方に延びる垂下板で形成される下向き開放の開口部が形成されており、また、前記垂下板の間には肉厚突出部が形成され、前記肉厚突出部と前記垂下板との間には前記下部閉塞部材の上端が挿入可能なスリットが形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、下部横杆部材の開口部には下部閉塞部材と進退機構とが全部または一部収納されていることから、間仕切パネルの下部に位置する下部横杆部材と下部閉塞部材との占める高さ方向の領域が抑えられるため、間仕切パネルにおける透光パネル部材の下方における占有面積の割合を増やすことができ、空間的な開放感を十分に演出することができる。
前記透光パネル部材は、その下端部が前記下部横杆部材に重なる位置で配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、透光パネル部材の下端部は下部横杆部材に重なる位置で配設されている、すなわち透光パネル部材は下部横杆部材に正面視において重なっていることから、透光パネル部材を大きく見せることができる。
前記下部横杆部材は、前記透光パネル部材の下端部に沿って正面側に延出する延出部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、下部横杆部材の延出部が透光パネル部材の下端部に沿って配置されていることから、透光パネル部材の下端部を保護することができる。
前記下部横杆部材は、その奥部が開口部方向に肉厚になるように下方に向けて突出した肉厚突出部を有し、前記一対の縦杆部材の下端部は該肉厚突出部に対して前記下部横杆部材の長手方向に延びる固定手段で固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、下部横杆部材と一対の縦杆部材とが縦勝ち構造をなしつつ、一対の縦杆部材の下端部が下部横杆部材の肉厚突出部に対して固定手段で固定されていることにより、間仕切パネルの支持強度を保持しながら、下部横杆部材の上下寸法を抑えることができる。
前記下部横杆部材は、前記下部閉塞部材と前記進退機構を介して連結されていることを特徴としている。
この特徴によれば、横杆部材が閉塞部材と進退機構を介して連結されているため、間仕切パネルの下部の構造を小型化できる。
本発明の実施例1における移動間仕切装置を示す正面図である。 実施例1における間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 実施例1における上部閉塞部材および下部閉塞部材の収納状態を示す縦断面図である。 実施例1における上部閉塞部材および下部閉塞部材の閉塞状態を示す縦断面図である。 実施例1における上部フレームと縦フレームとの連結構造を拡大して示した分解斜視図である。 実施例1における下部フレームと縦フレームとの連結構造を拡大して示した分解斜視図である。 実施例1における縦フレームによるガラスパネルの支持構造を示す上面視における断面図である。 実施例1における間仕切パネル下部の各寸法を拡大して示した縦断面図である。 本発明の実施例2における移動間仕切装置を示す斜視図である。
本発明に係る移動間仕切装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る間仕切パネルにつき、図1から図8を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側および図3の紙面右側を移動間仕切装置の前方側とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
間仕切パネル1は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために用いられるものであり、図1に示されるように、本実施例では、複数の間仕切パネル1,1,…を組み合わせて移動間仕切装置10を構成している。
移動間仕切装置10は、室内空間の天井面Rに設けられるレール3(誘導路)に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9により上端が吊支される複数の間仕切パネル1,1,…から主に構成され、間仕切パネル1,1,…をレール3に沿って所定の位置まで手動で順次移動させ、間仕切パネル1,1,…を左右方向(進行方向)に一列に連接させることができるとともに、後述する上部閉塞部材11および下部閉塞部材12がレール3および床面Fに向けて押し付けられることにより天井面Rから床面Fにわたって室内空間を仕切ることができるようになっている。
図2に示されるように、間仕切パネル1は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル4,4(透光パネル部材)と、ガラスパネル4,4を一体に保持する四方枠形状の枠部材5(上部フレーム6、縦フレーム7,7(縦杆部材)および下部フレーム8(下部横杆部材))と、上部フレーム6および下部フレーム8に収納される上部閉塞部材11および下部閉塞部材12と、上部閉塞部材11および下部閉塞部材12を進退動作させる上部進退機構64および下部進退機構84(進退機構)(図3,4)と、から主に構成される二重ガラスパネル構造をなし、パネル材として透明のガラスパネル4が使用されることにより、間仕切パネル1によって仕切られる室内空間の開放感を演出することができるとともに、強度や遮音性に優れている。なお、本実施例では、ガラスパネル4,4と枠部材5とが一体化されてパネル本体20を構成しており、上部閉塞部材11または下部閉塞部材12とそれぞれに対応する各進退機構とが収納されている。さらになお、図3,4にて簡略表記した上部進退機構64および下部進退機構84は、捻りコイルバネ64a,84aにより構成されており、捻りコイルバネ64a,84aの一端は上部フレーム6および下部フレーム8に、他端を上部閉塞部材11および下部閉塞部材12に固定されている。なお、上部進退機構64および下部進退機構84は、捻りコイルバネ64a,84aにリンク部材を組み合わせ構成してもよい。
枠部材5の構造について説明する。図2に示されるように、縦フレーム7は、間仕切パネル1の上下方向に延びる芯部材71が前後面において上下方向に延びる被覆部材70に被覆されて構成され、左右方向に厚みを有する板状をなし、ガラスパネル4,4の間に配設されている。被覆部材70は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、芯部材71は、左右方向に厚みを有する鋼製の板材である。
連結構造の詳細は後述するが、枠部材5は、剛性の高い鋼製の上部芯部材63と芯部材71とがL字状に連結されることにより、上部フレーム6と縦フレーム7との連結構造の構造強度を確保し、縦フレーム7,7により固着されるガラスパネル4,4の荷重を上部芯部材63,63および芯部材71,71により支持している。
また、縦フレーム7,7の左または右側部には、それぞれ側部カバー部材76,77が取付けられている。隣接した間仕切パネル1,1が左右方向に連設される際には、側部カバー部材76,77同士が直接接触するため、ガラスパネル4,4の左右両側端面を保護できるようになっている。なお、左側の側部カバー部材76は、右側に凹む凹嵌合部76aが形成されており、右側の側部カバー部材77は、凹嵌合部76aに嵌合可能な形状の凸嵌合部77aが形成されている。また、側部カバー部材76の保持溝76h,76hにはゴム等の弾性部材76f(図7参照)が設けられており、隣接した間仕切パネル1,1が左右方向に連設される際には、側部カバー部材76の凹嵌合部76aと側部カバー部材77の凸嵌合部77aと嵌合により該弾性部材76fが圧接されて、隣接する間仕切パネル1,1間における密閉性および遮音性が高められている。
図3を参照し、下部フレーム8は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、上面側の前後に長手方向に沿って凹溝部81,81が形成されており、下面側の前後略中央部に長手方向に沿って設けられる下部チャンネル部82を備えている。凹溝部81,81は、側面視上向きコ字状をなし、ガラスパネル4,4の下端部を下方から嵌合している。下部チャンネル部82は、側面視下向き略コ字状をなし、その奥部が下方側に肉厚になるように下方に向けて突出した突出部82aを有しており、側面視上向き略コ字状の下部閉塞部材12を入れ子状に下部進退機構84を収納している。また、開口部85は、突出部82aと、後述する内垂下板81A,81A(図8参照)と、により区画された空間であって、側面視下向きに開放するように形成されており、側面視凹字状をなす。なお、上部フレーム6についても上下対称に同様であり、説明を省略する。
図1に戻って、上部閉塞部材11は、上部フレーム6の上部チャンネル部62に収納された状態において、パネル本体20よりも左側(間仕切り位置への進行方向)に向かって左端部(先端部)が突出している。下部閉塞部材12も同様に、下部チャンネル部82に収納された状態において、パネル本体20よりも左側(間仕切り位置への進行方向)に向かって左端部(先端部)が突出している。
図3および図4に示されるように、上部閉塞部材11および下部閉塞部材12は、レール3および床面Fに対して進退動作するようになっている。また、上部閉塞部材11の上面側の前後および下部閉塞部材12の下面側の前後には、長手方向(左右方向)に沿って延びるゴム製等のシール部材14が固着されており、特に図4に示されるように、上部閉塞部材11および下部閉塞部材12がレール3および床面Fに近づく方向に延出した状態にあっては、シール部材14がそれぞれ上部閉塞部材11および下部閉塞部材12とレール3の下面および床面Fとの間で圧接され、密閉性および遮音性が高められる。
次に、ガラスパネル4,4と枠部材5との接続について図5~図7に基づいて説明する。ガラスパネル4,4と縦フレーム7の被覆部材70,70とは、2条の透明な両面テープ75,75により固着されている(図7参照)。具体的には、図7に示されるように、被覆部材70,70の支持面70a,70bには、ガラスパネル4,4側に突出する2つの凸条部72,72がそれぞれ設けられており、それぞれの凸条部72の突出側先端面72aには、上下方向に沿って両面テープ75,75が貼付されて、両面テープ75,75の他方の面はガラスパネル4,4の対向面4a,4aに貼付され、ガラスパネル4,4と縦フレーム7とが固着されている。なお、ガラスパネル4,4の上下両端部は、被覆部材70よりも上下に突出している。
また、被覆部材70により被覆される芯部材71は、板状をなし、被覆部材70よりも上下方向に長尺に構成され、その上下両端部が被覆部材70よりも上下に突出している(図5および6参照)。上部フレーム6には、左右両端がそれぞれ左右両端から左右方向に所定範囲切り欠かれた切欠部6b,6cが形成されており、上面視H字状をなしている(図2参照)。芯部材71の上端部は、上部フレーム6の上部チャンネル部62(図3参照)よりも前後方向の寸法が小さく形成されており、上部フレーム6の前後方向略中央かつ上部フレーム6の長手方向内側に挿入された状態で、上部フレーム6の突出部62aに対して該上部フレーム6の長手方向に延びる一対のネジ13,13で固定されている(図5参照)。
さらに、図5に示されるように、鋼製の上部芯部材63は、上部フレーム6の長手方向に沿って形成される溝6dに挿入され、該上部フレーム6に対して固定されており、上方から上部閉塞部材11を介して吊支部材9が接続されている。また、芯部材71の上端部は、当該上端部の外側を覆う上面視略コ字状の上部カバー78とともに、上部フレーム6の長手方向に延びるネジ15で上部芯部材63に対して固定されている。
また、下部フレーム8には、左右両端がそれぞれ左右両端から左右方向に所定範囲切り欠かれた切欠部8b,8cが形成されており、上面視H字状をなしている(図2参照)。芯部材71の下端部は、下部フレーム8の下部チャンネル部82(図3参照)よりも前後方向の寸法が小さく形成されており、下部フレーム8の前後方向略中央かつ下部フレーム8の長手方向内側に挿入した状態で、下部フレーム8の突出部82aに対して該下部フレーム8の長手方向に延びる一対のネジ18,18で固定されている(図6参照)。
さらに、図6に示されるように、鋼製の下部芯部材83は、下部フレーム8の長手方向に沿って形成される溝8dに挿入され、該下部フレーム8に対して固定されている。また、芯部材71の下端部は、当該下端部の外側を覆う上面視略コ字状の下部カバー79とともに、下部フレーム8の長手方向に延びるネジ19で下部芯部材83に対して固定されている。
さらに、図8を参照して、下部フレーム8の前方の凹溝部81は、下部フレーム8の前端から下方に向けて所定の長さに延びる内垂下板81Aと、内垂下板81A上下方向の略中央から前方に延びる凹溝の底に位置する底面板81B(延出部)と、底面板81B前端から上下方に延びる外垂下板81Cと、により構成されている(後方の凹溝部81も前後対称に同様であり、説明を省略する)。ガラスパネル4の下端部が凹溝部81に嵌入されることにより、ガラスパネル4の下端部が底面板81Bによって保護されるばかりか、内垂下板81Aおよび外垂下板81Cによってガラスパネル4の前後への移動を規制することができる。なお、外垂下板81Cは配置されていることが好ましいが、必ずしも配置される必要はない。
また、下部フレーム8の下部チャンネル部82には、突出部82aと内垂下板81Aと上端部82cとによって側面視下向きコ字状のスリット82b,82bが形成されており、下部閉塞部材12上端が嵌入できるようになっている。ガラスパネル4,4の下端や底面板81Bよりもスリット82b,82bの上端は上方に位置するから、下部閉塞部材12に下部フレーム8を収納した状態の上下寸法を小さくすることができる。
また、下部フレーム8の下部チャンネル部82における上端部82cは平面であり、その高さは凹溝部81の外垂下板81C上端の高さと略同一である。このことにより、上端部82cと外垂下板81C上端との高さが統一され、間仕切パネル1の見栄えをよくすることができる。
さらに、閉塞状態において、シール部材14から凹溝部81の外垂下板81C上端までの高さL1は、ガラスパネル4,4間の前後幅L2よりも小さくなっている(L1<L2)ことから、間仕切パネル1におけるガラスパネル4の下方における占有面積の割合を増やすことができる。また、凹溝部81の底面板81B上端から外垂下板81C上端までの高さL3は、ガラスパネル4の前後の厚さL4の2倍の長さよりも小さく(L3<(L4×2))、好ましくはL3がL4よりも小さい(L3<L4)方がよい。これにより、ガラスパネル4,4間に挟まれて位置する下部フレーム8が僅かであり、間仕切パネル1におけるガラスパネル4の下方に存在する非透光部分が小さく空間的な開放された印象を与えやすくなっている。
以上説明したように、本実施例の移動間仕切装置10は、移動間仕切装置10を構成する間仕切パネル1において、下部フレーム8には側面視下向きに開放する開口部85が形成されており、開口部85に下部閉塞部材12と下部進退機構84とが収納され、すなわち側面視下向き略コ字状の下部フレーム8と、側面視上向き略コ字状の下部閉塞部材12とが、入れ子状に下部進退機構84を収納しているため、間仕切パネル1の下部に位置する下部フレーム8と下部閉塞部材12との占める高さ方向の領域が抑えられるため、間仕切パネル1におけるガラスパネル4の下方における占有面積の割合を増やすことができ、空間的な開放感を十分に演出することができる。
また、間仕切パネル1は、一対のガラスパネル4,4の荷重を一対の縦フレーム7,7と上部フレーム6とで支持しているため、下部フレーム8を小さく構成することができるばかりか、間仕切パネル1におけるガラスパネル4,4の下方における占有面積の割合を増やすことができ、空間的な開放感を十分に演出することができる。
また、一対のガラスパネル4,4は、上部フレーム6および下部フレーム8の前後に重なるような位置まで上下方向に延接していることから、ガラスパネル4,4を大きく見せることができる。
また、縦フレーム7は、板状をなし、一対のガラスパネル4,4間に配置されており、一対のガラスパネル4,4と縦フレーム7とは、上下方向に延びる両面テープ75,75により固着されているため、高い支持強度かつ簡単な構造で縦フレーム7と一対のガラスパネル4,4とを一体化できる。
また、縦フレーム7,7において、芯部材71,71を鋼製等の剛性の高い素材により構成し、芯部材71,71を薄く構成したアルミ合金製の被覆部材70,70で被覆することにより、縦フレーム7,7を左右方向の厚みの薄い板状に構成しつつ、芯部材71,71により縦フレーム7,7の縦方向の強度を確保できる。
また、上部フレーム6においても、一対の上部芯部材63,63を鋼製等の剛性の高い素材により構成し、上部芯部材63,63を薄く構成したアルミ合金製の上部フレーム6で被覆することにより、上部フレーム6全体を小さく構成しつつ、上部芯部材63,63により上部フレーム6の構造強度を確保できる。下部フレーム8および一対の下部芯部材83,83についても同様である。
また、上部フレーム6に一体に取付けられる上部芯部材63,63に間仕切パネル1を吊支する吊支部材9,9が接続されることにより、上部芯部材63,63を被覆する上部フレーム6に必要な構造強度をより小さくすることができるため、上部フレーム6を薄く構成できる。
このように、枠部材5が上部フレーム6、一対の縦フレーム7,7および下部フレーム8が一体に連結された四方枠形状として構成されることにより、枠部材5の構造強度を確保しながら、間仕切パネル1における枠部材5の大きさを抑えることができる。このように、間仕切パネル1における枠部材5を薄く形成することができるため、ガラスパネル4,4のパネル面の領域が相対的に大きくなり、ガラスパネル4,4のパネル面の領域を広くとることで見栄えが良く、かつ視認性が良くなるので室内空間に開放感を演出することができる。
また、上部フレーム6および下部フレーム8は、上部閉塞部材11および下部閉塞部材12と上部進退機構64および下部進退機構84を介して連結されていることから、間仕切パネル1の下部の構造を小型化できる。
実施例2に係る間仕切パネル装置110につき、図9を参照して説明する。なお、前記実施例に示される構成部分と同一のものについては、同一符号を付して重複する説明を省略する。
間仕切パネル装置110は、複数左右に連接して空間を複数の区画に仕切る固定間仕切パネル100,100,…と、その連接方向に直交するレール3に沿って移動可能な間仕切パネル1と、によって主に構成される。固定間仕切パネル100は、前後方向に対向する一対のガラスパネル104,104を有し、その上下をアルミ合金等の金属製の押出成形品である上部パネル支持体106および下部パネル支持体108により、天井面Rおよび床面Fに対して固定されている。
また、床面Fから該下部パネル支持体108上端までの高さは、床面Fから間仕切パネル1の下部フレーム8上端までの高さと略同一であるため、間仕切パネル1と固定間仕切パネル100,100,…とにおいて、ガラスパネル4,104の下部の高さが統一され、美観に優れる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ガラスパネルが前後に2枚設けられる間仕切パネル1について説明したが、これに限られず、間仕切パネルは、ガラスパネルが1枚または3枚以上の複数設けられるものであってもよい。
また、パネル部材としてガラスパネルを利用する形態を例示したが、これに限られず、例えば、パネル部材は、透光性を有さない非透光パネル部材や、光の反射性を有する鏡やミラーガラス等のパネル部材で構成されていてもよく、またこれらの数種類のパネル部材を任意の順番に並べてもよい。
また、枠部材5を構成する一対の縦フレーム7,7に対して一対のガラスパネル4,4がそれぞれ両面テープ75,75により固着されて支持されるものについて説明したが、これに限らず、一対のガラスパネル4,4と縦フレーム7,7とを固着する両面テープは、上下方向に分割されていてもよい。また、ガラスパネル4,4は、縦フレーム7,7だけでなく、上部フレーム6に対して両面テープにより固着されていてもよい。さらにまた、上部フレーム6および縦フレーム7,7に対するガラスパネル4,4の固着は、両面テープによるもの限らず、接着剤や粘着剤が使用されてもよい。
また、上部フレーム6に一体に取付けられる上部芯部材63,63は、左右に分割されるものに限らず、上部フレーム6の長手方向にわたって一体に構成されていてもよい。下部芯部材83,83についても同様に、下部フレーム8の長手方向にわたって一体に構成されていてもよい。
また、上部芯部材63、下部芯部材83および芯部材71は、鋼製のものに限らず、少なくとも上部フレーム6および被覆部材70を構成する素材(アルミ合金等)よりも剛性の高い素材から構成されていればよい。
また、上部フレーム6、縦フレーム7の被覆部材70、下部フレーム8、上部パネル支持体106および下部パネル支持体108は、アルミ合金製またはアルミ合金等の金属製であると説明したが、これに限らず、アルミ合金製以外の金属や木材および合成樹脂等から構成されていてもよい。
また、上部フレーム6は、上部芯部材63,63が一体に取付けられていなくてもよく、この場合、縦フレーム7の芯部材71に吊支部材9が直結される。下部フレーム8についても同様に、下部芯部材83,83が一体に取付けられていなくともよい。
また、下部フレーム8は、ネジ18,18,19で縦フレーム7に対して固定されている態様として説明したが、これに限らず、ネジ18,18またはネジ19だけ、あるいは他のネジやボルトナット、磁石、進退動作可能なフック等、縦フレーム7に対して着脱可能に固定されていればよい。
また、上部フレーム6および下部フレーム8は、上部チャンネル部62および下部チャンネル部82が、上部閉塞部材11および下部閉塞部材12と入れ子状をなすと説明したが、これに限らず上部フレームおよび下部フレームと上部閉塞部材および下部閉塞部材前後とをずらして重なり合わせてもよい。
また、上部閉塞部材11および下部閉塞部材12は、それぞれ側面視上向き略コ字状、下向き略コ字状をなすと説明したが、これに限らず、例えば略T字状や略L字状等であってもよい。
また、下部チャンネル部82の突出部82aは、その奥部が下方側に肉厚になるように下方に向けて突出していると説明したが、これに限らず、その奥部が開口部方向に肉厚になるように上方に向けて突出していてもよい。上部チャンネル部62の突出部62aについても、上下対称に同様であってもよい。
また、下部チャンネル部82は、側面視下向きコ字状をなすと説明したが、これに限らず少なくとも下部閉塞部材12と下部進退機構84とを収納するための開口部が形成されていれば、他の形状であってもよい。また、下部チャンネル部82に形成される開口部85は側面視凹字状をなすと説明したが、これに限らず、少なくとも下方に開放された開口であればよい。上部チャンネル部62についても、上下対称に同様であってもよい。
1 間仕切パネル
3 レール(誘導路)
4 ガラスパネル(透光パネル部材)
6 上部フレーム
7 縦フレーム(縦杆部材)
8 下部フレーム(下部横杆部材)
9 吊支部材
10 移動間仕切装置
12 下部閉塞部材
18 ネジ
19 ネジ
81B 底面板(延出部)
84 下部進退機構(進退機構)
84a 捻りコイルバネ
85 開口部
100 固定間仕切パネル
104 ガラスパネル
108 下部パネル支持体
110 間仕切パネル装置
R 天井面
F 床面
L1 シール部材14から凹溝部81の外垂下板81C上端までの高さ
L2 ガラス4,4間の前後幅L2
L3 底面板81B上端から外垂下板81C上端までの高さ
L4 ガラスパネル4の前後の厚さ

Claims (5)

  1. 天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され、前記誘導路に沿って移動可能であり、透光パネル部材を備えた複数の間仕切パネルを連接させて空間を仕切る移動間仕切装置であって、
    前記間仕切パネルは、前記透光パネル部材の上下方向に延び、該透光パネル部材の側端縁に沿って配置される一対の縦杆部材と、前記一対の縦杆部材の下端部を接続する下部横杆部材と、前記下部横杆部材と床との間を塞ぐ下部閉塞部材と、前記下部閉塞部材を床に向けて押し付ける進退機構とを備え、
    前記下部横杆部材には、前後端のそれぞれから下方に延びる垂下板で形成される下向き開放の開口部が形成されており、また、前記垂下板の間には肉厚突出部が形成され、前記肉厚突出部と前記垂下板との間には前記下部閉塞部材の上端が挿入可能なスリットが形成されていることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 前記透光パネル部材は、その下端部が前記下部横杆部材に重なる位置で配設されていることを特徴とする請求項1に記載の移動間仕切装置。
  3. 前記下部横杆部材は、前記透光パネル部材の下端部に沿って正面側に延出する延出部を有することを特徴とする請求項2に記載の移動間仕切装置。
  4. 記一対の縦杆部材の下端部は前記肉厚突出部に対して前記下部横杆部材の長手方向に延びる固定手段で固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動間仕切装置。
  5. 前記下部横杆部材は、前記下部閉塞部材と前記進退機構を介して連結されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の移動間仕切装置。
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