JP2018139401A - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のデバイスを画像処理装置内に設け且つ当該複数のデバイスで1つの操作表示部を共用する際に、操作表示部から各デバイスへと操作入力情報を伝送するためのインターフェイスの種類を共通化することを要しない技術を提供する。【解決手段】MFP10は、サーバデバイス20と画像形成デバイス30と両デバイス20,30で共用される操作表示部40とを備える。操作表示部40のパネル制御部41は、タッチパネル45の利用デバイスを切り替えるべき旨の切替要求を受け付けた場合、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイス等を変更する。サーバデバイス20用のUSBインターフェイス53と画像形成デバイス30用のI2Cインターフェイス54とのうち変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイスを介して、タッチパネル45に関する操作入力情報が変更後の送出先デバイスに対して送出される。【選択図】図12

Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置およびそれに関連する技術に関する。
MFP(画像処理装置)において、I2C(Inter-Integrated Circuit)などの組み込み装置用のインターフェイスを用いて操作表示部と制御部との間での信号の授受を行う技術が存在する(特許文献1(特に、その段落0115)等参照)。
特開2013−59986号公報
MFPは、画像処理機能(たとえば、プリント機能および/またはスキャン機能等)を実現する装置である。
本願出願人は、画像処理機能のみならずその他の各種機能をも実現する装置(MFP)として、独立して動作する複数のデバイス(たとえば、画像形成デバイス(旧来のMFP等)に加えてサーバデバイス(いわゆるサーバコンピュータ装置)を含む複数のデバイス)を1つの画像処理装置(MFP)内に設けることを案出した。さらに、本願出願人は、そのような1つの画像処理装置において、1つの操作表示部を当該複数のデバイスで共用することをも案出した。複数のデバイスを統合する当該技術によれば、オフィス環境等における省スペース化の要請および/または管理容易化の要請等に応えることが可能である。
ところで、画像形成デバイス(旧来のMFP等)側では、タッチパネルに対する操作入力情報(タッチ情報等)を操作表示部から当該画像形成デバイスへと伝送するための伝送用インターフェイスとして、I2Cなどのインターフェイスが利用されている。I2Cなどのインターフェイスは、当該デバイスに合わせて作り込みを行うのに適したインターフェイス(専門性が高いインターフェイス)である。
一方、サーバデバイス側では、汎用的なコンピュータのOS側で利用可能な様々な操作入力(たとえば、シングルタップのみならず、ダブルタップ、ロングタップ、フリック、複数(2本〜10本)の指を用いたマルチタッチ操作等)を検出することが求められる。このような操作入力情報を操作表示部から当該サーバデバイスへと伝送するための伝送用インターフェイスとしては、USBなどの比較的汎用的な(且つ高速な)インターフェイスが利用される。また、サーバデバイス側では、旧来のMFPとは異なり、様々なベンダーから提供される様々なアプリケーションが動作することが求められる。そのような事情もあり、当該操作入力情報の伝送用インターフェイスとして、USBなどの比較的汎用的なインターフェイスを利用することが求められる。
しかしながら、上述のような技術(独立して動作する複数のデバイスを1つの画像処理装置(MFP)内に設けるとともに、1つの操作表示部を当該複数のデバイスで共用する技術)において、各デバイスと操作表示部とのインターフェイスの種類を共通化しようとすると、たとえば、画像形成デバイス側にUSBインターフェイスを追加すること、および/またはUSBインターフェイスで動作するように各種プログラムを改変すること等が求められる。そのため、却って追加的なコストが発生してしまうなどの問題が生じる。
そこで、この発明は、複数のデバイスを画像処理装置内に設け且つ当該複数のデバイスで1つの操作表示部を共用する際に、操作表示部から各デバイスへと操作入力情報を伝送するためのインターフェイスの種類を共通化することを要しない技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理装置であって、第1のデバイスと、第2のデバイスと、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとで共用される操作表示部と、を備え、前記操作表示部は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとで共用される操作パネルと、前記操作パネルに関する動作を制御するパネル制御部と、を有し、前記パネル制御部は、前記第1のデバイスと前記操作パネルとを接続する第1のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記第1のデバイスに送出することが可能であり、且つ、前記第2のデバイスと前記操作パネルとを接続する第2のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記第2のデバイスに送出することが可能であり、且つ、前記操作パネルの利用デバイスを切り替えるべき旨の切替要求を受け付けることが可能であり、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとは、互いに異なる種類のインターフェイスであり、前記パネル制御部は、前記切替要求を受け付けた場合、前記操作パネルに関する表示内容の送出元デバイスを変更するとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとのうち変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記変更後の送出先デバイスに対して送出することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記切替要求の受付直後の時点から前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までの期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出せず、前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記切替要求に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る画像処理装置において、前記変更後の送出先デバイスは、前記切替要求の受付直後の時点から前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までの期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられ且つ前記操作表示部から前記変更後のインターフェイスを介して送出されてきた操作入力情報を破棄することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記切替要求の受付後においても、前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までは、前記操作パネルに関する操作入力情報を変更前の送出先デバイスに送出し、前記表示用データの前記更新完了に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記切替要求に応答して前記操作パネルを消灯し、前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了に応答して、前記操作パネルを再点灯するとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記再点灯後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記操作パネルの消灯期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該消灯期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出せず、前記操作パネルの前記再点灯後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を前記変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記切替要求の受付時点で一連の操作入力が行われている場合には、当該一連の操作入力が完了するまでは前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更せず、当該一連の操作入力が完了した後に前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記第1のインターフェイスによるデータ転送速度は、前記第2のインターフェイスによるデータ転送速度よりも大きいことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記操作パネルにて同時に識別可能な指の本数として前記第1のデバイスにて要求される指本数は、前記操作パネルにて同時に識別可能な指の本数として前記第2のデバイスにて要求される指本数よりも多く、前記パネル制御部は、前記第2のインターフェイスを介して前記第2のデバイスに対して前記操作パネルに関する操作入力情報を送出する際には、前記第1のインターフェイスを介して前記第1のデバイスに対して前記操作パネルに関する操作入力情報を送出する際よりも少数の指に関する操作入力情報を送出することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記第1のデバイスに対しては前記第1のインターフェイスを介して、前記操作パネルにて同時に識別可能な最大本数の指に関する操作入力情報を送出し、前記第2のデバイスに対しては前記第2のインターフェイスを介して、前記最大本数よりも少ない所定数の指に関する操作入力情報を送出することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのうちの一のデバイスから他のデバイスへと変更すべき旨の切替要求を前記一のデバイスから受け取り、当該切替要求に基づいて前記送出先デバイスを前記一のデバイスから前記他のデバイスへと変更することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記パネル制御部は、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのうちの一のデバイスから他のデバイスへと変更すべき旨の切替要求を前記他のデバイスから受け取り、当該切替要求に基づいて前記送出先デバイスを前記一のデバイスから前記他のデバイスへと変更することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとは、互いに異なる規格に準拠するインターフェイスであることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14の発明に係る画像処理装置において、前記第1のインターフェイスは、USBインターフェイスであり、前記第2のインターフェイスは、I2CインターフェイスあるいはUARTインターフェイスであることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1から請求項15のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記第1のデバイスは、サーバデバイスであり、前記第2のデバイスは、画像形成デバイスであることを特徴とする。
請求項17の発明は、第1のデバイスと第2のデバイスとを備える画像処理装置に設けられた操作表示部に内蔵されるコンピュータに、a)前記操作表示部に設けられた操作パネルであって前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとで共用される操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを切り替えるべき旨の切替要求を受け取るステップと、b)前記切替要求を受け付けた場合、前記操作パネルに関する表示内容の送出元のデバイスを、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのうちの一のデバイスから他方のデバイスへと変更して、前記送出元のデバイスからの表示内容を前記操作パネルに表示させるとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを前記一のデバイスから前記他方のデバイスへと変更し、変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記変更後の送出先デバイスに対して送出するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記第1のデバイスと前記操作パネルとは、第1のインターフェイスを介して接続されており、前記第2のデバイスと前記操作パネルとは、第2のインターフェイスを介して接続されており、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとは、互いに異なる種類のインターフェイスであり、前記ステップb)においては、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスが前記一のデバイスから前記他方のデバイスへと変更されるにあたって、前記操作パネルの利用対象のインターフェイスが、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとのうち、前記一のデバイスに対応する一のインターフェイスから、前記他のデバイスに対応する他のインターフェイスへと変更されることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−1)前記切替要求の受付直後の時点から前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までの期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出しないステップと、b−2)前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出するステップと、を有することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記切替要求に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスが変更されることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−1)前記切替要求の受付後においても前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までは前記操作パネルに関する操作入力情報を変更前の送出先デバイスに送出するステップと、b−2)前記表示用データの前記更新完了に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出するステップと、を有することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−1)前記切替要求に応答して前記操作パネルを消灯するステップと、b−2)前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了に応答して、前記操作パネルを再点灯するとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記再点灯後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出するステップ、を有することを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項21の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−3)前記ステップb−1)と前記ステップb−2)との間において、前記操作パネルの消灯期間にて前記操作パネルによって受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該消灯期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出しないステップ、を有し、前記ステップb−2)において、前記操作パネルの前記再点灯後にて前記操作パネルによって受け付けられた操作入力情報が変更後の送出先デバイスに送出されることを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−1)前記切替要求の受付時点で一連の操作入力が行われている場合には、当該一連の操作入力が完了するまでは前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更せず、当該一連の操作入力が完了した後に前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更するステップ、を有することを特徴とする。
請求項1から請求項23に記載の発明によれば、切替要求が受け付けられた場合、操作パネルに関する表示内容の送出元デバイスが変更されるとともに、操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスが変更され、変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイスを介して、操作パネルに関する操作入力情報が変更後の送出先デバイスに対して送出される。したがって、複数のデバイスを画像処理装置内に設け且つ当該複数のデバイスで1つの操作表示部を共用する際に、操作表示部から各デバイスへと操作入力情報を伝送するためのインターフェイスの種類を共通化することを要しない。
特に、請求項2および請求項18に記載の発明によれば、切替要求の受付直後の時点から表示内容の更新完了時点までの期間にて操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報が無効化され、当該期間内の操作入力情報は第1のデバイスと第2のデバイスとのいずれにも送出されない。したがって、当該期間において切替後の送出先デバイスにとって無意味な操作入力情報が、当該切替後の送出先デバイスにて受信されることが回避され得る。
また特に、請求項4に記載の発明によれば、変更後の送出先デバイスは、切替要求の受付直後の時点から表示内容の更新完了時点までの期間にて操作パネルにおいて受け付けられ且つ操作表示部から変更後のインターフェイスを介して送出されてきた操作入力情報を破棄する。したがって、当該期間において切替後の送出先デバイスにとって無意味な操作入力情報が適切に取り扱われる。
また特に、請求項5および請求項20に記載の発明によれば、切替要求の受付後においても表示内容の更新完了時点までは操作パネルに関する操作入力情報は、当該操作入力情報の本来の送出先デバイスである切替前の送出先デバイスに送出される。したがって、切替要求の受付後から表示内容の更新完了時点までの期間において表示中の画面の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスとが合致しないことを回避することが可能である。
また特に、請求項6および請求項21に記載の発明によれば、切替要求に応答して操作パネルを消灯することによって、消灯期間にてユーザ操作が行われること自体を抑制することが可能である。
また特に、請求項7および請求項22に記載の発明によれば、消灯期間にて操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報が無効され、当該消灯期間内の操作入力情報は第1のデバイスと第2のデバイスとのいずれのデバイスにも送出されない。消灯期間内に入力された操作入力情報は、第1のデバイスと第2のデバイスとのいずれのデバイスにとっても無意味な操作入力情報である可能性が高く、そのような操作入力情報がいずれかのデバイスに送出されることを回避することが可能である。
また特に、請求項8および請求項23に記載の発明によれば、切替要求の受付時点で一連の操作入力が行われている場合には、当該一連の操作入力が完了するまでは操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスが変更されないので、当該一連の操作に関する操作入力情報が、本来の送出先デバイスである切替前の送出先デバイスに向けて確実に送出され得る。
MFPの外観を示す図である。 MFPの概略構成を示す図である。 画像形成デバイスの機能ブロックを示す図である。 サーバデバイスの機能ブロックを示す図である。 トップメニュー画面を示す図である。 サーバデバイスの管理対象機能の設定画面を示す図である。 画像形成デバイスの管理対象機能の設定画面を示す図である。 パネル制御部の動作を示すフローチャートである。 パネル制御部の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る切替動作を示すタイミングチャートである。 サーバデバイスが利用デバイスである場合の動作図である。 切替要求が通知されている様子を示す図である。 画像形成デバイスが利用デバイスである場合の動作図である。 逆向きの切替要求が通知されている様子を示す図である。 表示遅延等に起因する問題点を示す図である。 表示遅延等に起因する問題点を示す図である。 第2実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係るパネル制御部の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係るパネル制御部の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。 第4実施形態に係るパネル制御部の動作を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。 第6実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。 第6実施形態に係るパネル制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の外観を示す図である。ここでは、画像処理装置として、MFP10を例示する。なお、MFP10は、画像形成装置などとも称される。
図2は、MFP10の概略構成を示す図である。
このMFP10は、互いに独立して動作する複数のデバイス(ここではサーバデバイス20と画像形成デバイス30との2つのデバイス)を備える。ここでは、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とは、一の筐体に収容され、一体的に構成されている。なお、当該一の筐体には、所定の部材と当該所定の部材に対して開閉自在に設けられた部材(たとえば、MFP10の原稿台に設けられた回転軸に対して回動自在に設けられた原稿カバー等)とが含まれるものとする。
また、このMFP10は、操作表示部40(後述)をも備える。当該操作表示部40は、後述するように、当該複数のデバイス20,30によって共用される。
<1−2.画像形成デバイス30の構成>
画像形成デバイス30(図1も参照)は、各種のジョブ(コピージョブ、スキャンジョブ等)を実行することが可能なデバイスである。なお、画像形成デバイス30は、MFPデバイスとも称される。
図3は、画像形成デバイス30の機能ブロックを示す図である。画像形成デバイス30は、管理対象機能(コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能およびボックス機能等)を管理している。具体的には、画像形成デバイス30は、図3に示すように、画像読取部32、印刷出力部33、通信部34、格納部35およびコントローラ(制御部)39等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能(管理対象機能)を実現する。
画像読取部32は、画像形成デバイス30の所定の位置(自動原稿供給部(ADF:Auto Document Feeder)あるいはガラス面等)に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部32は、スキャン部などとも称される。画像形成デバイス30は、所定の位置に載置された原稿を読み取ることが可能なデバイスであり、画像読取デバイスとも称される。
印刷出力部33は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。画像形成デバイス30は、各種の媒体に画像を印刷出力することが可能なデバイスであり、印刷出力デバイスとも称される。
通信部34は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部34は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、画像形成デバイス30は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部35は、各種の記憶装置((揮発性および/または不揮発性の)半導体メモリおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)等)で構成される。
コントローラ39は、画像形成デバイス30に内蔵され、画像形成デバイス30を統括的に制御する制御装置である。コントローラ39は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ39は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図3に示されるように、コントローラ39は、上記のプログラムの実行により、通信制御部39aと入出力制御部39bとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部39aは、通信部34等と協働して他のデバイス(同一筐体(同一装置)内の他のデバイス(サーバデバイス20等)、および別の筐体内にて構成される他の装置内のデバイスを含む)との間の通信動作を制御する処理部である。
入出力制御部39bは、操作表示部40(図1)と協働して、操作表示部40(特にタッチパネル45)に対する入力動作(操作入力を受け付ける動作)を制御するとともに、操作表示部40(特にタッチパネル45)における表示動作(表示出力動作)を制御する処理部である。たとえば、入出力制御部39bは、画像形成デバイス30の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40に対するユーザ操作に関する操作入力情報(タッチ情報等)を当該操作表示部40から取得する。
<1−3.サーバデバイス20の構成>
サーバデバイス20(図1も参照)は、サーバ機能を実現することが可能なデバイスである。サーバデバイス20は、たとえば汎用的なコンピュータ装置として構成される。
図4は、サーバデバイス20の機能ブロックを示す図である。
サーバデバイス20は、図4の機能ブロック図に示すように、通信部24、格納部25、コントローラ(制御部)29等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部24は、ネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、サーバデバイス20は、所望の相手先と連携して各種のデータを授受することが可能である。
格納部25は、各種の記憶装置((揮発性および/または不揮発性の)半導体メモリおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)等)で構成される。
コントローラ(制御部)29は、サーバデバイス20に内蔵され、サーバデバイス20を統括的に制御する制御装置である。コントローラ29は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ29は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ29は、当該プログラム等の実行により、通信制御部29aと入出力制御部29bとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部29aは、通信部24等と協働して他のデバイス(同一筐体(同一装置)内の他のデバイス(画像形成デバイス30等)、および別の筐体内にて構成される他の装置内のデバイスを含む)との間の通信動作を制御する処理部である。
入出力制御部29bは、操作表示部40と協働して、操作表示部40(特にタッチパネル45)に対する入力動作を制御するとともに、操作表示部40(特にタッチパネル45)における表示動作を制御する処理部である。たとえば、入出力制御部29bは、サーバデバイス20の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40(タッチパネル45)に対するユーザ操作に関する操作入力情報を当該操作表示部40から取得する。
また、サーバデバイス20は、管理対象機能(電子メール機能、データ保存機能、形式変換機能(ファイル形式変換機能)および画像編集機能等)を管理している。具体的には、サーバデバイス20には、各種の機能(管理対象機能)を実現するためのアプリケーション(アプリケーションソフトウエアプログラム)が予めインストールされており、サーバデバイス20は、各アプリケーションを用いて各種の機能(管理対象機能)を実現する。
ここでは、サーバデバイス20には、電子メールアプリケーション、データ保存アプリケーション、形式変換アプリケーションおよび画像編集アプリケーション等が予めインストールされている。
電子メールアプリケーションは、他の装置との間で電子メールの送受信を実行することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該電子メールアプリケーションを実行することによって電子メール機能を実現する。
データ保存アプリケーションは、サーバデバイス20内に各種データを保存することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該データ保存アプリケーションを実行することによってデータ保存機能を実現する。
形式変換アプリケーションは、指定されたファイルのファイル形式を他のファイル形式に変換することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該形式変換アプリケーションを実行することによって形式変換機能を実現する。
画像編集アプリケーションは、指定された画像データの編集処理を実行することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該画像編集アプリケーションを実行することによって画像編集機能を実現する。
<1−4.操作表示部40の構成>
このMFP10においては、略板状の操作表示部40(図1参照)が設けられている。操作表示部40は、その正面側にタッチパネル45(図1参照)を有している。タッチパネル(操作パネルとも称する)45は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。タッチパネル45は、タッチパネル45に対するユーザの操作入力を受け付ける操作入力部としても機能するとともに、各種情報を表示する表示部としても機能する。
操作表示部40(特にタッチパネル45)は、複数のデバイス(ここではサーバデバイス20と画像形成デバイス30との2つのデバイス)によって共用される。
また、操作表示部40は、図2に示すように、タッチパネル45に加えてパネル制御部41をも備えている。パネル制御部41は、タッチパネル45に関する動作を制御する処理部である。また、パネル制御部41は、複数のデバイス(ここではサーバデバイス20および画像形成デバイス30)のうち、操作表示部40を利用するデバイス(利用デバイス)を選択する(切り替える)処理等を実行する処理部である。タッチパネル45においては、複数のデバイスのうち利用デバイスに関する表示出力が行われる。また、ユーザによるタッチパネル45に対する操作入力(操作入力情報)は、利用デバイスに対して出力され、当該利用デバイスで利用される。
パネル制御部41は、CPU(Central Processing Unit)(マイクロプロセッサあるいはコンピュータプロセッサなどとも称される)および各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。パネル制御部41は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、操作表示部40(タッチパネル45等)に関する各種の動作を制御するコントローラである。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて操作表示部40にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて操作表示部40にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、パネル制御部41(図2参照)は、当該プログラム等の実行により、表示制御部42とタッチ情報制御部43と切替要求取得部44とを含む各種の処理部を実現する。
表示制御部42は、タッチパネル45の表示出力を制御する処理部である。
タッチ情報制御部43は、タッチパネル45に対するユーザからの操作入力を受け付ける入力処理等を制御する処理部である。
切替要求取得部44は、サーバデバイス20および/または画像形成デバイス30からのデバイス切替要求(単に切替要求とも称する)を受信して取得する処理部である。当該切替要求は、操作表示部40の利用デバイスを切り替えるべき(変更すべき)旨の切替要求(変更要求)である。当該切替要求は、操作入力情報の送出先のデバイス(送出先デバイスとも称する)を切り替えるべき旨の切替要求、あるいは、表示情報の送出元のデバイス(送出元デバイスとも称する)を切り替えるべき旨の切替要求などとも表現される。
当該切替要求は、各デバイス20,30から操作表示部40に向けて送信され得る。具体的には、サーバデバイス20と操作表示部40とを接続する通信線55を介してサーバデバイス20から、あるいは、画像形成デバイス30と操作表示部40とを接続する通信線56を介して画像形成デバイス30から、操作表示部40へと送信される。
操作表示部40は、表示用インターフェイス(詳細には、インターフェイスケーブルおよび接続端子)51を介してサーバデバイス20と接続されており、表示用インターフェイス52を介して画像形成デバイス30と接続されている。これらの表示用インターフェイス51,52は、互いに同じ規格(たとえば、VGA規格、DVI規格、HDMI(登録商標)規格、DisplayPort規格のいずれか)のインターフェイスである。
パネル制御部41は、切替要求取得部44を用いてデバイス切替要求(単に切替要求とも称する)を受け付けた場合、表示制御部42を用いて、タッチパネル45に関する表示用データの送出元のデバイスを変更する。具体的には、デバイス切替要求が切替要求取得部44によって受信される場合、表示制御部42は、現在の利用デバイスである一方のデバイス(たとえばサーバデバイス20)から他方のデバイス(画像形成デバイス30)へと送出元デバイスを変更する。これにより、タッチパネル45に関する表示情報(表示内容を示すデータ)が変更後の送出元デバイス(切替後デバイスとも称する)から操作表示部40に対して送信(送出)される。
このように、タッチパネル45にて表示される表示内容が、2つのデバイス20,30の中から選択された一のデバイスから、当該一のデバイスに対応するインターフェイス(51あるいは52)(ただし、いずれも同じ規格のインターフェイス)を介して操作表示部40へと送信され、当該操作表示部40にて受信される(受け付けられる)。
また、操作表示部40は、操作入力情報用のインターフェイス(詳細には、インターフェイスケーブルおよび接続端子)53を介してサーバデバイス20と接続されている。換言すれば、タッチパネル45に関する操作入力情報(タッチパネル45への指操作等によるタッチ情報等)は、インターフェイス53を利用してサーバデバイス20に送出することが可能である。
また、操作表示部40は、操作入力情報用のインターフェイス54を介して画像形成デバイス30と接続されている。換言すれば、タッチパネル45に関する操作入力情報は、インターフェイス54を利用して画像形成デバイス30に送出することが可能である。
インターフェイス53,54は、互いに異なる種類のインターフェイス(詳細には、互いに異なる規格に準拠するインターフェイス)である。
サーバデバイス20と操作表示部40とを接続するインターフェイス53は、比較的汎用的なインターフェイス(ここではUSB(Universal Serial Bus)規格のインターフェイス)である。
一方、画像形成デバイス30と操作表示部40とを接続するインターフェイス54は、比較的非汎用的なインターフェイス(ここでは、I2C(Inter-Integrated Circuit)規格のインターフェイス)である。当該インターフェイス54は、組込デバイス等で利用されることが多いインターフェイスである。なお、これに限定されず、I2Cに代えて、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)などのインターフェイス(他の種類の比較的非汎用的なインターフェイス)が用いられてもよい。
また、パネル制御部41は、上述の切替要求を受け付けた場合、タッチパネル45に関する操作入力情報(タッチ情報等)の送出先のデバイスをも変更する。換言すれば、操作入力情報の授受に関しては、これら2種類のインターフェイスが動的に切り替えて利用される。
具体的には、デバイス切替要求が切替要求取得部44によって受信される場合、タッチ情報制御部43は、現在の利用デバイスである一方のデバイス(たとえばサーバデバイス20)から他方のデバイス(画像形成デバイス30)へと送出先デバイスを変更する。これにより、変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイス(たとえば、インターフェイス(I2C規格のインターフェイス)54)が利用されて、タッチパネル45に関する操作入力情報が変更後の送出先デバイス(たとえば画像形成デバイス30)に対して送出される。
より具体的には、操作表示部40とサーバデバイス20との通信には、比較的高速な通信レート(たとえば、480Mbps(メガビット毎秒))を有するインターフェイス(USBインターフェイス)が利用される。また、操作表示部40と画像形成デバイス30との通信には、比較的低速な通信レート(たとえば、400Kbps(キロビット毎秒))を有するインターフェイス(I2Cインターフェイス)が利用される。
なお、画像形成デバイス30用のインターフェイスとして、サーバデバイス20用のインターフェイスと同一の規格のインターフェイス(USBインターフェイス等)を利用することも考えられる。しかしながら、画像形成デバイス30向けのインターフェイスを組込デバイス用の従来のインターフェイス(I2Cインターフェイス等)から、比較的汎用的なインターフェイス(USBインターフェイス等)に変更するためには、画像形成デバイス30用のソフトウエアを再構築しなければならず、大きな労力および高いコストを要する。したがって、画像形成デバイス30向けのインターフェイスをサーバデバイス20用のUSBインターフェイスに変更することは、望ましくない。これに対して、本実施形態によれば、2つのデバイス20,30のそれぞれに応じた種類のインターフェイス(たとえば、USBインターフェイスおよびI2Cインターフェイス)が動的に切り替えられつつ利用されるので、非常に有用である。
<1−5.画面遷移>
このMFP10においては、たとえば図5〜図7のような画面が表示される。
図5は、トップメニュー画面210を示す図である。たとえば、この実施形態では、MFP10の初期状態において、2つのデバイスのうち(画像形成デバイス30ではなく)サーバデバイス20が主デバイスとして機能し、サーバデバイス20の管理下において操作表示部40のタッチパネル45にてトップメニュー画面210(図5参照)が表示される。
トップメニュー画面210においては、図5に示されるように、サーバデバイス20の管理対象機能の設定画面に遷移するためのボタン211と画像形成デバイス30の管理対象機能の設定画面に遷移するためのボタン212とが表示される。
ユーザが、これらの2つのボタン211,212のうちの所望のボタンを押下(選択)すると、画面遷移が発生する。
たとえば、トップメニュー画面210にてボタン211(図5)が押下されると、サーバデバイス20の管理対象機能の設定画面220(図6)が表示される。設定画面220は、サーバデバイス20の管理対象機能に関する設定画面(トップメニュー画面)である。設定画面220には、図6に示されるように、4つのボタン221〜224等が表示される。ボタン221は、電子メール機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンであり、ボタン222は、データ保存機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンである。また、ボタン223は、ファイル形式変換機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンであり、ボタン224は、画像編集機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンである。設定画面220は、さらに下位階層のサブメニュー画面(詳細設定画面)を有しており、設定画面220内のボタン221〜224のいずれかが押下されると、押下されたボタンに対応する詳細設定画面に遷移する。
あるいは、トップメニュー画面210にてボタン212(図5)が押下されると、画像形成デバイス30の管理対象機能の設定画面230(図7)が表示される。設定画面230は、画像形成デバイス30の管理対象機能に関する設定画面(トップメニュー画面)である。設定画面230には、図7に示されるように、4つのボタン231〜234等が表示される。ボタン231は、コピー機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンであり、ボタン232は、スキャン機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンである。また、ボタン233は、ファクシミリ機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンであり、ボタン234は、ボックス機能に関する詳細設定画面に遷移するためのボタンである。設定画面230は、さらに下位階層のサブメニュー画面(詳細設定画面)を有しており、設定画面230内のボタン231〜234のいずれかが押下されると、押下されたボタンに対応する詳細設定画面に遷移する。
ここにおいて、画面210内のボタン212(図5)の押下に応答して、サーバデバイス20は、操作表示部40の利用デバイスをサーバデバイス20から画像形成デバイス30へと切り替えるべき(変更すべき)旨の切替要求(変更要求)を、画像形成デバイス30と操作表示部40とに対して送信する。操作表示部40は、後述するようにデバイス切替処理を行い、画像形成デバイス30は、デバイス切替後に操作表示部40にて表示すべき画面(たとえば画面230)の表示用データを生成し、当該表示用データを操作表示部40に送信する。操作表示部40は、画像形成デバイス30から受信した当該表示用データに基づいて表示画面(設定画面230等)を表示する。
また、設定画面220は、ボタン229を有している。ボタン229は、画像形成デバイス機能に関する設定画面に遷移するためのボタンである。当該ボタン229が押下されると、設定画面230への画面遷移が発生する。
画面220内のボタン229(図6)が押下された場合にも、サーバデバイス20は、同様の切替要求(変更要求)を画像形成デバイス30と操作表示部40とに対して送信する。そして、表示画面の遷移動作が行われる。
このように、画面210内のボタン212(図5)、あるいは画面220内のボタン229(図6)の押下に応じて、利用デバイスの切替要求(サーバデバイス20から画像形成デバイス30へと切り替えるべき旨の切替要求)が発生する。そして、操作表示部40における利用デバイスが、サーバデバイス20から画像形成デバイス30へと切り替えられる。
また、設定画面230は、ボタン239を有している。ボタン239は、サーバデバイス機能に関する設定画面に遷移するためのボタンである。当該ボタン239が押下されると、設定画面220への画面遷移が発生する。
画面230内のボタン239(図7)がユーザによって押下される場合には、当該押下操作に応答して、画像形成デバイス30は、操作表示部40の利用デバイスを画像形成デバイス30からサーバデバイス20へと切り替えるべき(変更すべき)旨の切替要求(変更要求)を、サーバデバイス20と操作表示部40とに対して送信する。操作表示部40は、後述するようにデバイス切替処理を行い、サーバデバイス20は、デバイス切替後に操作表示部40にて表示すべき画面(たとえば画面220)の表示用データを生成し、当該表示用データを操作表示部40に送信する。操作表示部40は、サーバデバイス20から受信した当該表示用データに基づいて表示画面(設定画面220等)を表示する。また、当該切替要求に基づいて、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスも変更される。具体的には、操作入力情報の送出先デバイスは、サーバデバイス20(切替前デバイス)から画像形成デバイス30(切替後デバイス)へと変更される。なお、当該切替要求は、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスを切替前デバイスから切替後デバイスへと変更すべき旨の切替要求であるとも表現される。
このように、画面230内のボタン239(図7)の押下に応じて、利用デバイスの切替要求(画像形成デバイス30からサーバデバイス20へと切り替えるべき旨の切替要求)が発生する。
このように、操作表示部40は、ユーザによって選択されたボタンに対応する機能を管理するデバイス(管理デバイス)と連携して、当該機能に関する表示をタッチパネル45にて行う。換言すれば、複数のデバイス20,30の中から択一的に選択されたデバイスに関する表示がタッチパネル45にて行われる。また、表示内容に関する送出元デバイスの変更に伴って、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスも変更される。
<1−6.動作>
図8および図9は、操作表示部40(詳細には、パネル制御部41)の動作を示すフローチャートである。
上述のようなユーザ操作等に応じてサーバデバイス20あるいは画像形成デバイス30にて切替要求が発生すると、当該切替要求がその送出元デバイス(サーバデバイス20あるいは画像形成デバイス30)から(通信線(信号線とも称する)55あるいは通信線56を介して)操作表示部40に送出(送信)される。また、当該切替要求は、(通信線57等を介して)その送出元デバイスから切替後のデバイスへも送信される。
ステップS11(図8)の待機ループにおいて切替要求(現在利用中のデバイスとは異なるデバイスを利用すべき旨の切替要求)が受信されると、ステップS12に進む。
なお、以下では、通信線55を介してサーバデバイス20からの切替要求が受信される場合(サーバデバイス20から画像形成デバイス30への切替が行われる場合)を主に想定して説明を続ける。ただし、これに限定されず、逆向きの切替(画像形成デバイス30からサーバデバイス20への切替)が行われてもよい。その場合には、逆向きの変更処理等が行われればよい。
ステップS12では、表示用インターフェイスの切替処理が実行される。詳細には、サーバデバイス20用の表示用インターフェイス51から画像形成デバイス30用のインターフェイス52への切替処理が実行される。具体的には、パネル制御部41は、インターフェイス51(詳細には、インターフェイス51用のポート)を無効化し、インターフェイス52(詳細には、インターフェイス52用のポート)を有効化する。パネル制御部41(表示制御部42)は、有効化されたインターフェイス52を介して送信されてきた画像データを受信し、当該画像データに基づく画像をタッチパネル45に表示する。これにより、画像形成デバイス30から送信されてきた画像形成デバイス30用の画面(設定画面230等)がタッチパネル45に表示される。
また、ステップS20では、操作入力情報用インターフェイスの切替処理が実行される。詳細には、ステップS21〜S24の処理が実行される(図9参照)。
ステップS21では、有効なポートが変更される。具体的には、パネル制御部41は、サーバデバイス20向けのインターフェイス53(USBインターフェイス)用のポートを無効化し、画像形成デバイス30向けのインターフェイス54(I2Cインターフェイス)用のポートを有効化する。
また、パネル制御部41は、ポート情報以外の各種の情報をも変更する。
詳細には、ステップS22において、通信レート(データ転送速度)が変更される。具体的には、操作表示部40の通信レートが、サーバデバイス20用の比較的高速な通信レート(たとえば、480Mbps(メガビット毎秒))から、画像形成デバイス30用の比較的低速な通信レート(たとえば、400Kbps(キロビット毎秒))へと変更される。
また、ステップS23,S24においては、パネル制御部41は、タッチパネル45の操作入力情報の検出動作に関する設定をも変更する。これにより、切替後のデバイス(ここでは画像形成デバイス30)に適した内容が設定される。
ステップS23においては、タッチパネル45における同時に識別可能な指の本数(タッチ指本数)が変更される。具体的には、操作表示部40が出力可能なタッチ指本数が、サーバデバイス20用の比較的多数のタッチ指本数(たとえば、10本)から、画像形成デバイス30用の比較的少数のタッチ指本数(たとえば、2本)へと変更される。ここでは、タッチパネル45にて同時に識別可能な指の最大本数は、「10」本であるとする。比較的汎用的なデバイスであるサーバデバイス20においては、同時に識別可能な指の本数として要求される指本数(要求指本数)は、比較的多数であり、ここでは上述の最大本数「10」本に等しいとする。一方、画像形成デバイス30における要求指本数(同時に識別可能な指の本数として要求される指本数)(ここでは、2本)は、サーバデバイス20における要求指本数(ここでは、10本)よりも少ない。
ステップS24においては、タッチパネル45における指操作検知のためのサンプリング周波数が変更される。具体的には、サーバデバイス20用の比較的大きな(高い)サンプリング周波数(たとえば、300KHz(キロヘルツ))から、画像形成デバイス30用の比較的小さな(低い)サンプリング周波数(たとえば、100KHz(キロヘルツ))へと変更される。
このようにしてタッチパネル45(操作パネル)に関する操作入力情報の送出先のデバイスが切り替えられる(変更される)。
このような切替処理が終了すると、タッチパネル45にて検出された操作入力情報(タッチ情報等)が、操作表示部40から切替後(変更後)のデバイスに対して出力される。具体的には、パネル制御部41(タッチ情報制御部43)は、タッチパネル45にてセンシングされたユーザ操作情報を、変更後のインターフェイス54(画像形成デバイス30向けのインターフェイス54)(I2Cインターフェイス)を介して画像形成デバイス30に送信する。このようにして、ユーザの操作入力に関する情報が操作表示部40から画像形成デバイス30へと送信される。
切替後においては、送出先デバイスへの操作入力情報の送出は、切替後のインターフェイス54によって行われる。上述のように、切替後のインターフェイス54のデータ転送速度は、切替前のインターフェイス53のデータ転送速度よりも低速である。
また、パネル制御部41は、切替後においては、タッチパネル45に関する指操作の制御を変更する。
具体的には、パネル制御部41は、タッチパネル45における指操作検知のためのサンプリング周波数を、切替前の比較的大きな値(たとえば、300KHz(キロヘルツ))から切替後の比較的小さな値(たとえば、100KHz(キロヘルツ))へと変更する。
また、パネル制御部41は、タッチパネル45において検知される指の本数を、切替前の比較的大きな値(たとえば、10本)から切替後の比較的小さな値(たとえば、2本)へと変更する。
詳細には、当該切替前(すなわち、サーバデバイス20に対して操作入力情報が送出される場合)には、最大で10本指のマルチタッチを検出可能なタッチパネル45において検出されたタッチ情報のうち、最大で10本の指による全てのタッチ情報(比較的多数の指に関する操作入力情報)がUSBインターフェイス53を介してサーバデバイス20に送出される。
一方、当該切替後(すなわち、画像形成デバイス30に対して操作入力情報が送出される場合)には、最大で10本指のマルチタッチを検出可能なタッチパネル45において検出されたタッチ情報のうち、最初に検出された2本の指によるタッチ情報のみ(比較的少数の指に関する操作入力情報)がI2Cインターフェイス54を介して画像形成デバイス30に送出される。より詳細には、2本以上の指(たとえば8本)によるマルチタッチが検出されていたとしても、2本の指によるタッチ情報のみが画像形成デバイス30に対して送出される。3本目以降(たとえば3本目から8本目まで)の指によるタッチ情報は、パネル制御部41内部で破棄され、画像形成デバイス30へは出力されない。
このように比較的少数の指に関する操作入力情報がインターフェイス54を介して送出され、データ転送量が抑制される。したがって、比較的低速なインターフェイス54を介して操作表示部40から画像形成デバイス30へと多量の情報が送出されることを回避することが可能である。これにより、比較的低速なインターフェイス54を使用する場合であっても、タッチ操作の反応速度の劣化を回避することが可能である。
図10は、このような切替動作を示すタイミングチャートである。図10に示すように、期間D1においては、操作表示部40における表示情報の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスとは、いずれもサーバデバイス20である。この状態においては、図11に示すように、タッチパネル45での表示用データは、インターフェイス51を介してサーバデバイス20から操作表示部40へと送信される。また、タッチパネル45で検出された操作入力情報は、インターフェイス53(USBインターフェイス)を介して操作表示部40からサーバデバイス20へと送信される。
そして、ステップS11(詳細には、期間D2内の時刻T1)にて、サーバデバイス20は、切替要求を操作表示部40と画像形成デバイス30とに向けて送信する(図12も参照)。当該切替要求が操作表示部40によって受信されると、ステップS12において、操作表示部40(パネル制御部41)は、当該切替要求に応答して、表示用インターフェイスをサーバデバイス20用のインターフェイス51から画像形成デバイス30用のインターフェイス52へ切り替える(期間D3内の時刻T2)。さらに、ステップS20において、パネル制御部41は、当該切替要求に応答して、操作入力情報用のインターフェイスをも切り替える。具体的には、操作入力情報用のインターフェイスは、サーバデバイス20用のインターフェイス53から画像形成デバイス30用のインターフェイス54へと切り替えられる(時刻T2)。ここでは、ステップS12とステップS20とはほぼ同時(いずれもほぼ同じ時刻T2)に実行されるものとする。
その後、期間D9においては、画像形成デバイス(MFPデバイス)30からの画像(サーバデバイス20から切替要求を受信した画像形成デバイス30によって生成された画像)がタッチパネル45に表示され、タッチパネル45で検出された操作入力情報が画像形成デバイス30に対して送出される。より具体的には、図13に示すように、タッチパネル45での表示用データは、インターフェイス52を介して画像形成デバイス30から操作表示部40へと送信される。また、タッチパネル45で検出されたタッチ情報(タッチ指の本数および各タッチ指のタッチ位置等)は、インターフェイス54(I2Cインターフェイス)を介して操作表示部40から画像形成デバイス30へと送信される。
以上のような動作によれば、操作表示部40における表示情報の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスとのいずれもが、サーバデバイス20から画像形成デバイス30へと適切に切り替えられる。
特に、操作表示部40からの操作入力情報の送出先デバイス等が、切替要求に応じて動的に変更される。具体的には、切替要求が受け付けられた場合、タッチパネル45に関する表示内容(表示用データ)の送出元デバイスが変更されるとともに、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスが変更される。特に、変更後の送出先デバイス(画像形成デバイス30等)に対応する変更後のインターフェイス(I2Cインターフェイス54等)を利用して、タッチパネル45に関する操作入力情報が変更後の送出先デバイスに対して送出される。したがって、複数のデバイス20,30をMFP10内に設け且つ当該複数のデバイス20,30で1つの操作表示部40を共用する際に、当該操作表示部40から各デバイス20,30へと操作入力情報を伝送するためのインターフェイス(53,54)の種類を共通化することを要しない。
なお、逆に画像形成デバイス30からサーバデバイス20への切替要求が受信された場合には、逆向きの動作が行われればよい。これによれば、操作表示部40における表示情報の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスが、いずれも画像形成デバイス30からサーバデバイス20へと切り替えられる。具体的には、図13の状態から図14の状態を経由して図11の状態に遷移すればよい。図14においては、画像形成デバイス30が操作表示部40とサーバデバイス20とに対して切替要求(利用デバイスを画像形成デバイス30からサーバデバイス20へと切り替えるべき旨の切替要求)を送信している状況が示されている。
<2.第2実施形態>
上記第1実施形態においては、図10に示すように、切替要求に応答して操作表示部40における表示情報の送出元デバイスの切替が直ちに行われ、当該切替後の送出元デバイス(たとえば画像形成デバイス)からの画像がタッチパネル45に表示される場合について説明した。
ただし、実際には、切替要求に応答して送出元デバイスの切替(ステップS12)が直ちに行われたとしても、切替後のデバイス用の画像(切替後に表示すべき画像(更新後の画像))の画像データの生成処理には或る程度の時間を要する。そのため、タッチパネル45での表示は直ちには更新されない。
具体的には、切替後のデバイス(ここでは画像形成デバイス)30は、切替要求を受け付けた時点から切替後の画像の画像データ(表示用データ)の生成を開始し、生成された表示用データを画像形成デバイス30内の画像メモリに書き込む。当該表示用データの書込処理を含む生成処理には、或る程度の時間(たとえば、数百ミリ秒程度)を要する。そして、当該画像メモリへの書込処理を含む生成処理が完了した段階(表示用データの更新が完了した時点(更新完了時点)T3(図15参照))以降において、更新後の表示用データが表示され得る。詳細には、更新後の表示用データが画像形成デバイス30から操作表示部40へと切替後の表示用インターフェイス52を介して送信され、タッチパネル45にて当該表示用データに基づく画面(更新後の画面)が表示される。なお、更新完了時点T3は、表示画像の更新データの生成完了時点であるとも表現される。
このように、切替要求時点T1から更新完了時点T3(図15参照)までの期間(表示遅延期間とも称する)において、更新後画像の表示に関する遅延が生じ得る。
切替要求に応答して表示内容の送出元デバイスが画像形成デバイス30に直ちに切り替えられる場合には、当該表示遅延期間内においては新たな表示用データ(更新後画面の表示用データ)の生成処理が未だ完了していない。そのため、切替後のデバイス30に関する「更新後の画面」ではなく、切替後のデバイス30に関する「更新前の画面」が表示されてしまう。たとえば、切替後のデバイス(画像形成デバイス)30が以前に利用デバイスとして動作していた期間の最後にタッチパネル45に表示されていた表示画面が、当該表示遅延期間においてタッチパネル45に表示される。
このような表示はユーザの混乱を招来するため、当該表示が行われることを回避することが好ましい。
これに対して、図15に示すように、時刻T1で切替要求が受信されたとしても、タッチパネル45に関する表示内容の送出元のデバイスを、時刻T2では未だ変更せず(切り替えず)、更新表示完了時点T3で変更する(切り替える)技術が考えられる。具体的には、切替前のデバイス20に対応する表示用インターフェイス51から切替後のデバイス30に対応する表示用インターフェイス52への切替が、時点T3まで延期される。これによれば、時点T1から時点T3までは切替前のデバイス(サーバデバイス)20の画面がタッチパネル45に引き続き表示され、時点T3以後においては切替後のデバイス(画像形成デバイス)30の画面(且つ更新後の画面)がタッチパネル45に表示される。これによれば、表示遅延期間(時刻T1〜時刻T3)において画像形成デバイス30の「更新前」の画面が表示されることが回避される。
ただし、このような表示動作が行われる場合において、仮に第1実施形態と同様に時刻T2にて操作入力情報の送出先デバイスをサーバデバイス20から画像形成デバイス30に変更すると、次のような問題が生じ得る。
上述のように、時刻T1から時刻T3までの期間においては、タッチパネル45には、更新後の画面(画像形成デバイス30用の画面)は未だ表示されず、切替前の画面(サーバデバイス20用の画面(220等))が引き続き表示される(特に期間D4(図15)参照)(図16も参照)。
一方、タッチパネル45で検出されたタッチ情報等は、デバイス切替後(特に期間D4)において、インターフェイス54を介してパネル制御部41から画像形成デバイス30(切替後のデバイス)へと送信される(図16も参照)。すなわち、時刻T2〜時刻T3においては、当該タッチ情報等は、画像形成デバイス30に送信される。
しかしながら、画像形成デバイス30は、このような状態において当該タッチ情報を操作表示部40から受信しても、当該タッチ情報と表示情報との間の関連性を判定できない(表示画面内のいずれのボタンに対する操作であるか等を特定できない)、という問題が存在する。このように、新たな表示画面(新たな利用デバイス30用の画面)の表示遅延に起因して、表示中画面の送出元デバイス(サーバデバイス20)(元の利用デバイス)とタッチ情報等の送出先デバイス(画像形成デバイス30)(新たな利用デバイス)とが合致しないことに起因する問題が生じ得る。
なお、図15および図16は、第1実施形態に係る問題点を示す図である。図15においては、期間D4にて、表示中画面の送出元デバイス(サーバデバイス20)とタッチ情報等の送出先デバイス(画像形成デバイス30(図では「MFP」と表記))とが合致しないこと等が示されている。また、図16は、時刻T2から時刻T3(図15参照)の期間において、タッチパネル45に対する操作入力情報が操作表示部40から画像形成デバイス30(切替後の利用デバイス)に送信される一方で、サーバデバイス20(切替前の利用デバイス)用の画面220がタッチパネル45に引き続き表示されている状態を示している。
そこで、この第2実施形態では、このような問題を解消することが可能な技術について説明する。
第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態では、パネル制御部41は、切替要求の受付直後の時点T2から操作パネルに関する表示用データの更新完了時点(切替後デバイスによる表示用データの更新処理の完了時点)T3までの期間にてタッチパネル45において受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該期間内の操作入力情報をいずれのデバイス20,30にも送出しない(図17等参照)。そして、パネル制御部41は、更新完了時点T3以後にてタッチパネル45において受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイス(切替後デバイス)(ここでは画像形成デバイス30)に送出する。
図17は、第2実施形態に係る動作を示すタイミングチャートであり、図18は、第2実施形態に係る動作(パネル制御部41の動作)を示すフローチャートである。
図18に示されるように、ステップS11までは、第1実施形態と同様の動作が実行される。具体的には、サーバデバイス20は、操作表示部40に対して切替要求(サーバデバイス20から画像形成デバイス30への切替要求)を送信する。パネル制御部41は、ステップS11(時刻T1)においてサーバデバイス20からの当該切替要求を受信する。また、図12に示すように、サーバデバイス20は、切替後のデバイス(画像形成デバイス)30にもサーバデバイス20からの切替要求(表示用データの更新要求とも称される)を送信する。画像形成デバイス30は、当該更新要求を受信すると、当該更新要求に応答して、表示用データの更新処理(画像形成デバイス30内の画像メモリへの画像データの書込処理等)を開始する。
なお、ステップS12,S20は、第1実施形態(図8参照)とは異なり、ステップS13,S14の次に実行される。
ステップS11の次のステップS13においては、パネル制御部41は、切替要求に応答して操作入力情報用のインターフェイス53,54の双方を一旦無効化する(時刻T2)。なお、この時点(時刻T2)では、画像形成デバイス30は、画像形成デバイス30内の画像メモリへの新たな画像データ(画像形成デバイス30用の画面データ)(更新後の表示用データ)の書き込みを未だ完了していない。また、パネル制御部41は、この時点T2(〜時点T3)では、未だ切替前のデバイス20用のインターフェイス51を表示用インターフェイスとして利用している。そのため、タッチパネル45にはサーバデバイス20用の画面が表示されたままである。
そして、パネル制御部41は、ステップS14の待機ループにおいて、切替後のデバイス(画像形成デバイス30)による表示用データの更新完了を待機する。
なお、表示用データの更新完了は、たとえば時刻T1(切替要求受信時点)から所定時間t0(図15参照)が経過したことによって判定されればよい。当該所定時間t0は、画面データの書き込み処理に要する時間として予め定められているものとする。あるいはこれに限定されず、表示用データの生成完了(更新完了通知信号)が画像形成デバイス30から操作表示部40へと通知(伝送)され、当該生成完了を受け付ける(受信する)ことに応じて、表示用データの更新完了が判定されるようにしてもよい。
表示用データの更新が完了(詳細には、画像形成デバイス30(切替後デバイス)側でのメモリへの書き込み処理等が完了)(時刻T3)すると、処理は、ステップS14からステップS12(図18参照)に進む。
ステップS12,S20では、第1実施形態と同様の動作が行われる。
ステップS12では、表示用インターフェイスの切替処理が実行される。詳細には、サーバデバイス20用の表示用インターフェイス51から画像形成デバイス30用のインターフェイス52への切替処理が実行される(時刻T3)。このような切替処理によって、時刻T3以後においては、タッチパネル45には切替後のデバイス(ここでは画像形成デバイス30)用の画面が表示される。
また、ステップS20およびその次のステップS15では、操作入力情報用インターフェイスの切替処理が実行される(時刻T3)。詳細には、ステップS20において、サーバデバイス20用のUSBインターフェイス53から画像形成デバイス30用のI2Cインターフェイス54への切替処理(詳細には、各種の設定変更処理等)が実行される。また、ステップS15では、ステップS13にて無効化されていた全ての操作入力情報伝送用インターフェイスのうち、切替後のインターフェイス(ここではI2Cインターフェイス54)のみが有効化される。このような切替処理によって、タッチパネル45にて入力された操作入力情報は、切替後のデバイス(ここでは画像形成デバイス30)へと伝送される。
なお、ステップS12,S20,S15は、ほぼ同じ時刻(ここでは、いずれも同じ時刻T3と表記)に実行される。
以上のように、切替要求の受付直後の時点T2から表示用データの更新完了時点T3までの期間においては、タッチパネル45において受け付けられた操作入力情報は無効化される。当該期間(無効期間)内の操作入力情報は複数のデバイス20,30のいずれにも送出されない。
また、ステップS20,S15の処理によって、無効化されていた2つのインターフェイス53,54のうち切替後のインターフェイス(ここではI2Cインターフェイス54)が有効化される。そして、タッチパネル45にて受け付けられた操作入力情報(タッチ情報等)が、変更後の送出先デバイス(ここでは画像形成デバイス30)に送出される。特に、表示用データの更新完了(時刻T3)に応答してタッチパネル45による操作入力情報の受付が再開される。更新完了時点T3以後においては、タッチパネル45において受け付けられた操作入力情報が変更後の送出先デバイス(画像形成デバイス30)に送出される。
このような処理によれば、図17の期間D4を含む期間(時刻T2〜時刻T3)においては、操作入力情報用のインターフェイス53,54はいずれも無効化される。この無効化期間(T2〜T3)においては、操作表示部40は、操作入力情報を何れのデバイスにも送出しない。そして、表示用データの更新が完了した時点T3において、操作入力情報用のインターフェイスが切替後のインターフェイスに変更される。具体的には、サーバデバイス20用のインターフェイス53から画像形成デバイス30用のインターフェイス54へと切り替えられる(時刻T3)。その後、期間D9においては、第1実施形態と同様の動作が実行される。
これによれば、タッチパネル45での操作入力情報(サーバデバイス20向けの操作入力情報である可能性が高い情報)は、期間D4においては無効化され操作表示部40から画像形成デバイス30へと送信されない。したがって、画像形成デバイス30にとって無意味な操作入力情報(意義不明の操作入力情報)が、当該画像形成デバイス30にて受信されることが回避され得る。このように、上述のような問題(表示中画面の送出元デバイスとタッチ情報等の送出先デバイスとが合致しないことに起因する問題)を解決することが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態および第2実施形態の変形例である。以下では、第1および第2実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第2実施形態では、時刻T2〜時刻T3までの期間において、切替前後の双方のインターフェイス53,54が無効化される。これにより、操作表示部40から画像形成デバイス30への無用な操作入力情報の送信が回避される。
この第3実施形態においては、(第2実施形態とは異なり、)操作表示部40側での無効化処理は行われず、時刻T2から時刻T3までの期間において無用な操作入力情報が画像形成デバイス30へと送信される。ただし、画像形成デバイス30は、当該期間に受信した操作入力情報を破棄する。
図19は、第3実施形態に係る動作を示すタイミングチャートであり、図20は、第3実施形態に係る動作(パネル制御部41の動作)を示すフローチャートである。
この第3実施形態では、パネル制御部41は、第2実施形態に類似した動作を実行する(図20参照)。ただし、操作入力情報の送出先デバイスに関する無効化処理(ステップS13)等は行われない。
具体的には、第3実施形態においては、図18のステップS13,S15の動作は行われない。また、図18のステップS11,S20,S14,S12の動作がこの順序で行われる。詳細には、図19および図20に示すように、ステップS20の切替処理(操作入力情報の送出先デバイスの切替処理)は、切替要求(ステップS11)に応答して実行され(時刻T2)、ステップ12の切替処理(表示内容の送出元デバイスの切替処理)は、ステップS14にて表示用データの更新完了が判定されたことに応答して実行される(時刻T3)。図15と同様、図19の時刻T2から時刻T3までの期間において、画像形成デバイス30(図では「MFP」と表記)に向けて操作入力情報が送出される。
ただし、画像形成デバイス30は、サーバデバイス20から切替要求を受信した時点(時刻T2)(図12および図19参照)から、所定時間t0が経過した時点(時刻T3)までの期間(第2実施形態の無効化期間に相当する期間)において、変更後のインターフェイス54を介して操作表示部40(パネル制御部41)から送信されてきた操作入力情報を破棄する。換言すれば、画像形成デバイス30は、切替要求の受付直後の時点T2から更新完了時点T3までの期間にてタッチパネル45にて受け付けられた操作入力情報を破棄する。
このような態様によれば、第2実施形態と同様、上述のような問題(表示中画面の送出元デバイスとタッチ情報等の送出先デバイスとが合致しないことに起因する問題)をも解決することが可能である。詳細には、時刻T2から時刻T3までの期間に切替後の送出先デバイス30にて受領された操作入力情報(画像形成デバイス30にとって無意味な操作入力情報)が破棄されるので、画像形成デバイス30(切替後デバイス)における無意味な操作入力情報が適切に取り扱われる。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第3実施形態等の変形例である。以下では、第3実施形態等との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態および第3実施形態では、パネル制御部41は、操作入力情報用インターフェイスを、切替要求受信直後の時刻T2にて切り替えている。
この第4実施形態においては、パネル制御部41は、表示用データの更新完了に応答して、操作入力情報用インターフェイスを切替後のインターフェイス(I2Cインターフェイス54)へと切り替える(時刻T3)。換言すれば、切替要求受信直後の時刻T2ではなく表示用データの更新完了後の時刻T3にて、操作入力情報の送出先デバイスが変更される。
図21は、第4実施形態に係る動作を示すタイミングチャートであり、図22は、第4実施形態に係る動作(パネル制御部41の動作)を示すフローチャートである。。
図22に示すように、ステップS20の実行タイミング以外は、第3実施形態(図20参照)等と同様である。第4実施形態においては、ステップS14で表示用データの更新完了が判定されたことに応答して、(ステップS12の処理に加えて)ステップS20の処理が実行される。
具体的には、ステップS11で切替要求が受信されるとステップS14に進み、パネル制御部41は、ステップS14の待機ループにおいて表示用データの更新完了を待機する。
そして、表示用データの更新処理が完了すると(時刻T3)、ステップS12に進む。
ステップS12では、表示用インターフェイスの切替処理が実行される。詳細には、サーバデバイス20用の表示用インターフェイス51から画像形成デバイス30用のインターフェイス52への切替処理が実行される。このような切替処理によって、タッチパネル45には切替後のデバイス(ここでは画像形成デバイス30)用の画面が表示される(時刻T3)。
また、ステップS20では、操作入力情報用インターフェイスの切替処理が実行される。具体的には、操作入力情報用のインターフェイスが切替後のインターフェイス(I2Cインターフェイス54)に変更される(時刻T3)。このように、表示用データの更新完了に応答してタッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスが変更される。
なお、ステップS12,S20は、ほぼ同じ時刻(ここでは、いずれも同じ時刻T3と表記)に実行される。
そして、更新完了時点T3以後にてタッチパネル45において受け付けられた操作入力情報は、変更後のインターフェイス54を介して変更後の送出先デバイス30に送出される。
このような動作によれば、切替要求受領後の期間のうち、時刻T3以降(特に期間D9)においては、タッチパネル45は、切替後デバイス(ここでは画像形成デバイス30)用の表示画面(更新完了後の画面)が表示された状態を有するとともに、タッチパネル45に関する操作入力情報(タッチ情報等)が当該切替後デバイスに送信される。換言すれば、表示中画面の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスとが合致している。
また、切替要求受領後の期間のうち、時刻T1〜時刻T3の期間(特に期間D4)においては、タッチパネル45は、切替前デバイス(ここではサーバデバイス20)用の表示画面(更新前の画面)が表示された状態を有するとともに、タッチパネル45に関する操作入力情報(タッチ情報等)が当該切替前デバイスに送信される。すなわち、表示中画面の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスとが合致している。換言すれば、当該表示用データの更新完了時点T3の前の期間において受け付けられた操作入力情報(サーバデバイス20向けの操作入力情報)は、当該操作入力情報の本来の送出先デバイスである切替前の送出先デバイス(サーバデバイス20)に向けて(ユーザの本来の意図に反することなく)送信される。したがって、表示中画面の送出元デバイスとタッチ情報等の送出先デバイスとが合致しないことを回避することが可能である。
なお、この態様では、時刻T1〜時刻T3の期間においても、タッチパネル45に対するユーザ操作に基づく操作入力情報は、有効な情報のまま取り扱われればよい。具体的には、時刻T1〜時刻T3の期間においては、タッチパネル45に対するユーザ操作に基づく操作入力情報は、操作表示部40からサーバデバイス20へと送信されればよい。
<5.第5実施形態>
第5実施形態は、第4実施形態の変形例である。以下では、第4実施形態等との相違点を中心に説明する。
図23は、第5実施形態に係る動作を示すタイミングチャートである。図23を参照しながら、第5実施形態について説明する。
第5実施形態では、基本的には第4実施形態と同様の動作が行われる。たとえば、パネル制御部41は、表示用データの更新完了に応答して操作入力情報用インターフェイスを切替後のインターフェイス(I2Cインターフェイス54)へと切り替える(時刻T3)。換言すれば、切替要求受信直後の時刻T2ではなく表示用データの更新完了後の時刻T3にて、操作入力情報の送出先デバイスが変更される。
第5実施形態では、第4実施形態の動作に加えて、更なる動作が実行される。
具体的には、パネル制御部41は、切替要求受信直後の時刻T2から表示用データの更新完了時点T3までの期間において、タッチパネル45(詳細にはそのバックライト(液晶表示パネルのバックライト))をオフ状態(消灯状態)に維持する。
詳細には、パネル制御部41は、切替要求に応答してタッチパネル45を消灯する(時刻T2)。また、パネル制御部41は、表示用データの更新完了に応答して当該バックライトを再点灯する(時刻T3)とともに、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先のデバイスを変更する(時刻T3)。バックライトの再点灯後にてタッチパネル45において受け付けられた操作入力情報は、変更後の送出先デバイス30に送出される。
以上の動作においては、切替要求に応答してタッチパネル45を消灯し、その消灯期間にてタッチパネル45の表示画面をユーザに見せないことによって、当該消灯期間にてユーザ操作が行われること自体を抑制することが可能である。したがって、消灯期間における不一致に関する問題(表示中画面の送出元デバイスと操作入力情報の送出先デバイスとが一致しないこと)の発生を回避することが可能である。
なお、この実施形態では、バックライトの再点灯直前まではタッチパネル45において仮に受け付けられた操作入力情報が存在する場合には、当該操作入力情報は変更前の送出先デバイス(サーバデバイス20)に送出される。ただし、本発明は、これに限定されない。
たとえば、パネル制御部41は、タッチパネル45の消灯期間(時刻T2〜時刻T3)にてタッチパネル45によって受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該消灯期間内の操作入力情報をいずれのデバイス20,30にも送出しないようにしてもよい。そして、パネル制御部41は、タッチパネル45のバックライトの再点灯時点から、操作入力情報の送出を再開してもよい。具体的には、パネル制御部41は、当該再点灯後(時刻T3の後)にてタッチパネル45によって受け付けられた操作入力情報を、変更後の送出先デバイス(たとえば画像形成デバイス30)に送出してもよい。
このような改変例によれば、消灯期間にて操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報が無効され、当該期間内の操作入力情報はいずれのデバイス20,30にも送出されない。当該消灯期間内に入力された操作入力情報は、いずれのデバイスにとっても無意味な操作入力情報である可能性が高く、そのような操作入力情報がいずれかのデバイスに送出されることを回避することが可能である。
<6.第6実施形態>
第6実施形態は、第2実施形態等の変形例である。以下では、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
第6実施形態においては、パネル制御部41は、切替要求の受付直後の時点(時刻T2)で一連の操作入力が行われているときには、当該一連の操作入力が完了するまではタッチパネル45に関する操作入力情報の送出先のデバイスを変更しない。パネル制御部41は、当該一連の操作入力が完了した後(詳細には、第6実施形態では、無効化期間の終了後の時刻T3)に、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先のデバイスを変更する。
図24は、第6実施形態に係る動作を示すタイミングチャートであり、図25は、第6実施形態に係る動作(パネル制御部41の動作)を示すフローチャートである。。
第6実施形態の図25と第2実施形態の図18とを比較すると判るように、第6実施形態においては、ステップS31の処理がステップS11の直後に追加されている。
また、第6実施形態の図24と第2実施形態の図17とを比較すると判るように、第6実施形態においては、切替前のデバイス(サーバデバイス20)に対する操作入力情報(タッチ情報等)の送出が、時刻T2までではなく更に後の時刻(一連の操作入力の完了時点)T6まで継続されている。換言すれば、当該一連の操作入力が完了する時刻T6まではタッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスが変更されない。なお、ここでは、切替要求の受付時点T1で既に開始されていた一連の操作(たとえば、長押し操作(ロングタップ)あるいはドラッグ操作等)が、時刻T6に完了する(時刻T6まで継続される)状況を想定している。
これによれば、切替前のデバイス(サーバデバイス20)に関する操作画面に対して開始された一連の操作が時刻T6に至るまで継続される場合に、当該一連の操作(一定期間に亘って継続する操作)に関する操作入力情報が、当該一連の操作の完了(時刻T6)まで、本来の送出先デバイスである切替前の送出先デバイス(ここではサーバデバイス20)に向けて確実に送出され得る。
また、(第2実施形態と同様に)その後の無効化期間(バッファ期間)が設けられることによって、当該無効化期間(時刻T6から時刻T3までの期間)においては、操作入力情報が切替後デバイス(画像形成デバイス30)に送出されない。したがって、画像形成デバイス30にとって無意味な操作入力情報(無用な操作入力情報)が、当該画像形成デバイス30にて受信されることが回避され得る。
そして、当該一連の操作入力が完了した時刻T6の後且つ無効期間の終了時点T3の直後に、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスが変更される。具体的には、変更後の送出先デバイス30に対応する変更後のインターフェイス54を介して、タッチパネル45に関する操作入力情報が変更後の送出先デバイス30に対して送出される。
なお、第6実施形態では、パネル制御部41は、当該一連の操作入力が完了し且つ無効化期間も終了した時刻T3以後において、タッチパネル45に関する操作入力情報が変更後のデバイスへと送出されているが、これに限定されない。たとえば、当該一連の操作入力が完了した時刻T6の直後から、タッチパネル45に関する操作入力情報が、変更後のデバイス(画像形成デバイス30)へと送出されてもよい。この場合、無用な操作入力情報を時刻T6から時刻T3までの期間において受信したデバイス(画像形成デバイス30)は、第3実施形態と同様に、当該期間に受信した操作入力情報(無用な操作入力情報)を破棄することが好ましい。
<6.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、パネル制御部41は、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスを切替後デバイスへと変更すべき旨の切替要求を「切替前デバイス」(サーバデバイス20)から受け取っているが、これに限定されない。パネル制御部41は、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスを切替後デバイスへと変更すべき旨の切替要求を「切替後デバイス」(画像形成デバイス30)自身から受け取ってもよい。より詳細には、画像形成デバイス30にて用紙ジャム(用紙詰まり)等の障害事象が発生した場合に、当該障害事象の発生を表示画面を用いてユーザに通知することが望ましい状況が存在する。このような状況において、画像形成デバイス30は、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイス(操作表示部40の利用デバイス)を画像形成デバイス30自身に変更すべき旨の指令(切替要求)を、パネル制御部41(切替要求取得部44)に対して送信(送出)してもよい。また、パネル制御部41は、当該画像形成デバイス30から受信した当該切替要求に基づいて、タッチパネル45に関する操作入力情報の送出先デバイスをサーバデバイス20から画像形成デバイス30へと変更すればよい。
10 MFP
20 サーバデバイス
30 画像形成デバイス
40 操作表示部
41 パネル制御部
45 タッチパネル
53 サーバデバイス用のインターフェイス(USBインターフェイス)
54 画像形成デバイス用のインターフェイス(I2Cインターフェイス)
55〜57 通信線(信号線)

Claims (23)

  1. 画像処理装置であって、
    第1のデバイスと、
    第2のデバイスと、
    前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとで共用される操作表示部と、
    を備え、
    前記操作表示部は、
    前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとで共用される操作パネルと、
    前記操作パネルに関する動作を制御するパネル制御部と、
    を有し、
    前記パネル制御部は、
    前記第1のデバイスと前記操作パネルとを接続する第1のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記第1のデバイスに送出することが可能であり、且つ、
    前記第2のデバイスと前記操作パネルとを接続する第2のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記第2のデバイスに送出することが可能であり、且つ、
    前記操作パネルの利用デバイスを切り替えるべき旨の切替要求を受け付けることが可能であり、
    前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとは、互いに異なる種類のインターフェイスであり、
    前記パネル制御部は、前記切替要求を受け付けた場合、
    前記操作パネルに関する表示内容の送出元デバイスを変更するとともに、
    前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとのうち変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記変更後の送出先デバイスに対して送出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、
    前記切替要求の受付直後の時点から前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までの期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出せず、
    前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、前記切替要求に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記変更後の送出先デバイスは、前記切替要求の受付直後の時点から前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までの期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられ且つ前記操作表示部から前記変更後のインターフェイスを介して送出されてきた操作入力情報を破棄することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、
    前記切替要求の受付後においても、前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までは、前記操作パネルに関する操作入力情報を変更前の送出先デバイスに送出し、
    前記表示用データの前記更新完了に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、
    前記切替要求に応答して前記操作パネルを消灯し、
    前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了に応答して、前記操作パネルを再点灯するとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記再点灯後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、
    前記操作パネルの消灯期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該消灯期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出せず、
    前記操作パネルの前記再点灯後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を前記変更後の送出先デバイスに送出することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、前記切替要求の受付時点で一連の操作入力が行われている場合には、当該一連の操作入力が完了するまでは前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更せず、当該一連の操作入力が完了した後に前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記第1のインターフェイスによるデータ転送速度は、前記第2のインターフェイスによるデータ転送速度よりも大きいことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記操作パネルにて同時に識別可能な指の本数として前記第1のデバイスにて要求される指本数は、前記操作パネルにて同時に識別可能な指の本数として前記第2のデバイスにて要求される指本数よりも多く、
    前記パネル制御部は、前記第2のインターフェイスを介して前記第2のデバイスに対して前記操作パネルに関する操作入力情報を送出する際には、前記第1のインターフェイスを介して前記第1のデバイスに対して前記操作パネルに関する操作入力情報を送出する際よりも少数の指に関する操作入力情報を送出することを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項10に記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、
    前記第1のデバイスに対しては前記第1のインターフェイスを介して、前記操作パネルにて同時に識別可能な最大本数の指に関する操作入力情報を送出し、
    前記第2のデバイスに対しては前記第2のインターフェイスを介して、前記最大本数よりも少ない所定数の指に関する操作入力情報を送出することを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのうちの一のデバイスから他のデバイスへと変更すべき旨の切替要求を前記一のデバイスから受け取り、当該切替要求に基づいて前記送出先デバイスを前記一のデバイスから前記他のデバイスへと変更することを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記パネル制御部は、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのうちの一のデバイスから他のデバイスへと変更すべき旨の切替要求を前記他のデバイスから受け取り、当該切替要求に基づいて前記送出先デバイスを前記一のデバイスから前記他のデバイスへと変更することを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとは、互いに異なる規格に準拠するインターフェイスであることを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項14に記載の画像処理装置において、
    前記第1のインターフェイスは、USBインターフェイスであり、
    前記第2のインターフェイスは、I2CインターフェイスあるいはUARTインターフェイスであることを特徴とする画像処理装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記第1のデバイスは、サーバデバイスであり、
    前記第2のデバイスは、画像形成デバイスであることを特徴とする画像処理装置。
  17. 第1のデバイスと第2のデバイスとを備える画像処理装置に設けられた操作表示部に内蔵されるコンピュータに、
    a)前記操作表示部に設けられた操作パネルであって前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとで共用される操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを切り替えるべき旨の切替要求を受け取るステップと、
    b)前記切替要求を受け付けた場合、前記操作パネルに関する表示内容の送出元のデバイスを、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのうちの一のデバイスから他方のデバイスへと変更して、前記送出元のデバイスからの表示内容を前記操作パネルに表示させるとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを前記一のデバイスから前記他方のデバイスへと変更し、変更後の送出先デバイスに対応する変更後のインターフェイスを介して、前記操作パネルに関する操作入力情報を前記変更後の送出先デバイスに対して送出するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記第1のデバイスと前記操作パネルとは、第1のインターフェイスを介して接続されており、
    前記第2のデバイスと前記操作パネルとは、第2のインターフェイスを介して接続されており、
    前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとは、互いに異なる種類のインターフェイスであり、
    前記ステップb)においては、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスが前記一のデバイスから前記他方のデバイスへと変更されるにあたって、前記操作パネルの利用対象のインターフェイスが、前記第1のインターフェイスと前記第2のインターフェイスとのうち、前記一のデバイスに対応する一のインターフェイスから、前記他のデバイスに対応する他のインターフェイスへと変更されることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記切替要求の受付直後の時点から前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までの期間にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出しないステップと、
    b−2)前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  19. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)においては、前記切替要求に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスが変更されることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記切替要求の受付後においても前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了時点までは前記操作パネルに関する操作入力情報を変更前の送出先デバイスに送出するステップと、
    b−2)前記表示用データの前記更新完了に応答して前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記更新完了時点以後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  21. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記切替要求に応答して前記操作パネルを消灯するステップと、
    b−2)前記操作パネルに関する表示用データの切替後デバイスによる更新完了に応答して、前記操作パネルを再点灯するとともに、前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更し、前記再点灯後にて前記操作パネルにおいて受け付けられた操作入力情報を変更後の送出先デバイスに送出するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−3)前記ステップb−1)と前記ステップb−2)との間において、前記操作パネルの消灯期間にて前記操作パネルによって受け付けられた操作入力情報を無効化し、当該消灯期間内の操作入力情報を前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとのいずれにも送出しないステップ、
    を有し、
    前記ステップb−2)において、前記操作パネルの前記再点灯後にて前記操作パネルによって受け付けられた操作入力情報が変更後の送出先デバイスに送出されることを特徴とするプログラム。
  23. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記切替要求の受付時点で一連の操作入力が行われている場合には、当該一連の操作入力が完了するまでは前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更せず、当該一連の操作入力が完了した後に前記操作パネルに関する操作入力情報の送出先デバイスを変更するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
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