JP6930278B2 - 複合機、リブート方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

複合機、リブート方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、互いに独立したシステムを有する2つの装置を備える複合機の技術に関する。
近年、「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれる画像形成装置が普及している。この画像形成装置には、コピー、スキャン、ファックス、ドキュメント管理、およびOCR(Optical Character Recognition)など様々な機能が備わっている。
また、近年、いわゆるスティックパソコンのような、アプリケーションによる汎用性が画像形成装置よりも高くかつ人間の手の大きさくらいの小型なコンピュータが普及し始めている。
これに伴い、小型なコンピュータを内蔵させることによって画像形成装置を拡張させることが、提案されている。以下、このコンピュータを「拡張コンピュータ」と記載する。画像形成装置と拡張コンピュータとは、互いに独立したシステム(例えば、オペレーティングシステム)を有する。
画像形成装置の従来のプラットフォームに対応したアプリケーションよりも拡張コンピュータに対応したアプリケーションのほうが作成しやすい。しかも、拡張コンピュータに対応したアプリケーションは、画像形成装置のメーカだけでなくユーザおよびサードパーティも開発し配布することができる。
よって、拡張コンピュータを内蔵させることによって、画像形成装置の拡張性を従来よりも高めることができる。例えば、会議用のアプリケーションを拡張コンピュータにインストールすることによって、資料を複数のユーザが共用したりメモを記録したりする機能が画像形成装置に備わるようになった。
特開2016−99837号公報 特開2007−179552号公報 特開2003−296042号公報
ところで、画像形成装置が企業、役所、または学校などの様々な施設で共用されることがある。
このような施設においては、画像形成装置は、多数のユーザによって交代交代に使用される。
例えば、画像形成装置を第一のユーザが会議のために使用し、その後、第二のユーザが書類のコピーのために使用することがある。
第一のユーザが会議を一時的に中断する場合は、中断する時点の状態のまま画像形成装置を保つことができるのが、第一のユーザにとって望ましい。しかし、他のユーザ(例えば、第二のユーザ)が画像形成装置を使用することがあるので、共用という点に鑑みると、画像形成装置をデフォルトの状態にリセットするのが望ましい。
そこで、状態をハードディスクなどの記録媒体に保存しておき後に状態を復元する技術を用いることが、考えられる。状態の復元の技術として、従来、次のような技術が提案されている。
特許文献1に記載される情報処理装置は、ハイバネーションの状態に入り、当該ハイバネーションの状態から復帰する機能を有し、機器証明を行うサーバ装置と通信可能な情報処理装置である。この情報処理装置は、ソフトウェアモジュールを起動させた場合、当該起動させたソフトウェアモジュールのハッシュ値を揮発性のメモリに記憶させる記憶手段と、前記揮発性のメモリに記憶されているハッシュ値に基づく機器証明を前記サーバ装置に対して要求する要求手段と、前記ハイバネーションの状態から復帰した後に前記機器証明を要求する場合、前記ハイバネーション状態に入る前に起動したソフトウェアモジュールを前記機器証明の対象から除外させる除外手段と、を有する。
特許文献2に記載される情報処理システムは、ホストと記憶装置システム双方でシステムの状態を識別する共通の識別子を保持する。又、記憶装置システムは、ホストによる処理によって変更されるデータとその変更前のデータの組をデータの変更時に取得する。更に、記憶装置システムは、データの組と共通の識別子を関連付け、ホストからある識別子を指示されると、その識別子を目印に、前記データの組を使って、データをリストアする。
特許文献3に記載される技術によると、通常のOSの環境下で、ユーザが特定のキー操作等を行うことによって、PCをハイバネーション状態に移行させ、これにより、直前までの作業状態のデータをHDDに格納した後、HDDの隠しパーティションのOSをブートし、HDDのデッドコピーを行うためのプログラムを実行する。そして、複製プログラムにより、HDDのバックアップHDDへのデッドコピー処理が完了すると、PCのシステムをリジュームして通常のOSをブートし、ハイバネーション状態から元の状態に復帰させる。
しかし、従来の技術によると、互いに独立したシステムを有する2つの装置を備える複合機を、あるユーザが使用を中断した際の状態に復元することができない。
本発明は、このような問題点に鑑み、互いに独立したシステムを有する2つの装置を備える複合機を、従来よりも容易に所定の時点の状態に復元することを、目的とする。
本発明の一形態に係る複合機は、第一のシステムを有する第一の装置と、前記第一のシステムとは独立の第二のシステムを有する第二の装置と、を一体的に備える複合機であって、前記第二の装置に、所定のコマンドが入力された際に前記第一の装置の第一のスナップショットを前記第一の装置へ要求する要求手段、が設けられ、前記第一の装置に、前記第一のスナップショットを前記第二の装置から要求された際に、前記第一のスナップショットを生成する第一の生成手段と、前記第一の生成手段によって生成された前記第一のスナップショットを前記第二の装置へ送信する送信手段と、が設けられ、前記第二の装置に、さらに、前記所定のコマンドが入力された際に前記第二の装置の第二のスナップショットを生成する第二の生成手段と、前記第一の装置から送信されてきた前記第一のスナップショットおよび前記第二の生成手段によって生成された前記第二のスナップショットを保存先に保存する保存処理手段と、が設けられ、前記第一の装置に、さらに、前記保存先に保存されている前記第一のスナップショットを用いて前記第一のシステムを起動する第一の起動手段、が設けられ、前記第二の装置に、さらに、前記保存先に保存されている前記第二のスナップショットを用いて前記第二のシステムを起動する第二の起動手段、が設けられる。
本発明の他の一形態に係る複合機は、第一のシステムを有する第一の装置と、前記第一のシステムとは独立の第二のシステムを有する第二の装置と、を一体的に備える複合機であって、前記第一の装置に、前記第一の装置と互換性のある第一の互換機において所定のコマンドが入力された際に生成された前記第一の互換機の第一のスナップショットを用いて前記第一のシステムを起動する第一の起動手段、が設けられ、前記第二の装置に、前記第二の装置と互換性のある第二の互換機において前記所定のコマンドが入力された際に生成された前記第二の互換機の第二のスナップショットを用いて前記第二のシステムを起動する第二の起動手段、が設けられる。
本発明によると、互いに独立したシステムを有する2つの装置を備える複合機を、従来よりも容易に所定の時点の状態に復元することができる。
複合機と端末装置およびサーバとの接続の例を示す図である。 複合機の外観の例を示す図である。 複合機のハードウェア構成の例を示す図である。 MFPユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 サーバユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 MFPユニットの機能的構成の例を示す図である。 サーバユニットの機能的構成の例を示す図である。 資料閲覧画面および呼出アイコンの例を示す図である。 資料閲覧画面およびメイン画面の例を示す図である。 資料閲覧画面および操作一覧画面の例を示す図である。 資料閲覧画面、終了アイコン、および保存アイコンの例を示す図である。 資料閲覧画面および保存要否選択画面の例を示す図である。 資料閲覧画面および保存先指定画面の例を示す図である。 資料閲覧画面および名称入力画面の例を示す図である。 スナップショット生成時のデータの流れの例を示す図である。 資料閲覧画面および呼出元選択画面の例を示す図である。 資料閲覧画面および会議選択画面の例を示す図である。 リブート時のデータの流れの例を示す図である。 サーバユニットの全体的な処理の流れの例を示すフローチャートである。 MFPユニットの全体的な処理の流れの例を示すフローチャートである。 ブートプログラムによる起動処理の流れの例を示すフローチャートである。 サーバユニットにおけるリブート時のデータの流れの例を示す図である。 MFPユニットにおけるリブート時のデータの流れの例を示す図である。 他のサーバユニットのスナップショットを用いたリブートの方法の例を示す図である。 他のMFPユニットのスナップショットを用いたリブートの方法の例を示す図である。
図1は、複合機1と端末装置5Aおよびサーバ5Bとの接続の例を示す図である。図2は、複合機1の外観の例を示す図である。図3は、複合機1のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、MFPユニット2のハードウェア構成の例を示す図である。図5は、サーバユニット3のハードウェア構成の例を示す図である。
図1に示す複合機1は、様々な機能を集約した装置であって、一般に「画像形成装置」または「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることがある。
複合機1は、通信回線5Cを介して端末装置5Aおよびサーバ5Bなどと通信する。通信回線5Cとして、インターネット、LAN(Local Area Network)回線、または公衆回線などが用いられる。
複合機1は、図2および図3に示すように、MFPユニット2、サーバユニット3、およびタッチパネルディスプレイ4などによって構成される。
MFPユニット2は、コピー、PCプリント、ファックス、スキャン、およびボックスなどの機能を有する。
PCプリント機能は、端末装置5Aから受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。また、ボックスには、それが与えられたユーザの識別子(以下、「ユーザコード」と記載する。)が対応付けられている。
サーバユニット3は、サーバ機またはパーソナルコンピュータに相当する装置であって、ウェブサーバまたはFTP(File Transfer Protocol)サーバなどの機能を有する。
サーバユニット3として、組込みコンピュータ(例えば、組込みLinux(登録商標)または組込みWindows(登録商標)など)が用いられる。組込みコンピュータは、「組込みコンピュータシステム」または「ビルトインサーバ」などと呼ばれることもある。
タッチパネルディスプレイ4は、MFPユニット2およびサーバユニット3によって共用される。そして、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれの画面を表示する。また、タッチパネルのタッチ面のタッチされた位置の座標を示すデータ(以下、「座標データ」と記載する。)をMFPユニット2またはサーバユニット3へ送信する。
図2に示すように、サーバユニット3は、MFPユニット2の筐体に内蔵されている。タッチパネルディスプレイ4は、MFPユニット2の上面に設けられている。このように、MFPユニット2、サーバユニット3、およびタッチパネルディスプレイ4は、一体的に構成されている。
MFPユニット2、サーバユニット3、およびタッチパネルディスプレイ4は、電源を共用している。しかし、MFPユニット2のオペレーティングシステムおよびサーバユニット3のオペレーティングシステムは、互いに独立して動作する。
MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれの機能によって基本的なサービスがユーザへ提供される。さらに、これらの機能を組み合わせることによって、応用的なサービスがユーザへ提供される。
画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させる処理は、基本的にサーバユニット3が行う。つまり、サーバユニット3を操作するための画面だけでなくMFPユニット2を操作するための画面も、タッチパネルディスプレイ4をサーバユニット3が制御することによって表示される。
さらに、座標データも基本的に、MFPユニット2のためのものであっても、サーバユニット3を介してタッチパネルディスプレイ4からMFPユニット2へ送られる。そして、座標データは、MFPユニット2のためのものであれば、サーバユニット3からMFPユニット2へ転送される。
ただし、サーバユニット3がダウンしているときは、タッチパネルディスプレイ4は、サーバユニット3を介さずにMFPユニット2によって制御される。また、座標データを、サーバユニット3ではなくMFPユニット2へ出力する。
また、MFPユニット2およびサーバユニット3は、ともに、ハイバネーションの機能を有する。
端末装置5Aは、複合機1のサービスをユーザが受けるためのクライアントである。端末装置5Aとして、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンなどが用いられる。
サーバ5Bは、ファイルを保存し、複合機1からの要求に応じて適宜、保存しているファイルを提供する。サーバ5Bとして、ファイルサーバまたはクラウドサーバなどが用いられる。以下、サーバ5Bとしてクラウドサーバが用いられる場合を例に説明する。サーバ5Bには、ユーザごとのディレクトリが設けられている。
MFPユニット2は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c、補助記憶装置20d、NIC(Network Interface Card)20e、モデム20f、スキャンユニット20g、プリントユニット20h、フィニッシャ20i、ビデオボード20j、入力インタフェース20k、および外部インタフェース20mなどによって構成される。
NIC20eは、サーバユニット3のハブ30f(図5、図15、図18、図22、図23参照)にケーブルで繋がれており、ハブ30fを介してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルでサーバユニット3と通信する。さらに、ハブ30fを介して複合機1の外部の装置(端末装置5Aまたはサーバ5Bなど)と通信することができる。
モデム20fは、ファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット20gは、プラテンガラスの上にセットされた用紙に記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット20hは、スキャンユニット20gによって読み取られた画像のほか、他の装置から受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。
フィニッシャ20iは、プリントユニット20hによって得られた印刷物に対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、または折り曲げる処理などである。
ビデオボード20jは、タッチパネルディスプレイ4の第一の入力端子4E1(図3参照)とケーブルで繋がれており、画面を表示するための映像信号(以下、「画面データ」と記載する。)を生成してタッチパネルディスプレイ4へ送信する。「グラフィックボード」または「ビデオカード」などと呼ばれることもある。
ビデオボード20jおよび第一の入力端子4E1のインタフェースとして、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)またはD−SUB(D-Subminiature)などが用いられる。後述するビデオボード30gおよび第二の入力端子4E2のインタフェースも、同様である。
入力インタフェース20kは、タッチパネルディスプレイ4の第一の出力端子4F1とケーブルで繋がれており、座標データをタッチパネルディスプレイ4から受信する。
入力インタフェース20kおよび第一の出力端子4F1のインタフェースとして、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394またはUSB(Universal Serial Bus)などが用いられる。
外部インタフェース20mは、可搬型の記憶装置などの外部の装置と通信するためのインタフェースである。以下、外部インタフェース20mとしてUSBのインタフェースが用いられる場合を例に説明する。
CPU20aは、MFPユニット2のメインCPUである。RAM20bは、MFPユニット2のメインメモリである。RAM20bとして、DDR−SDRAM(Double Data Rate Secure Digital Synchronous Dynamic Random Access Memory)のようなSDRAMが用いられる。後述するRAM30b(図5参照)も、同様である。
ROM20cまたは補助記憶装置20dには、オペレーティングシステムのほか、上述のコピーなどの機能を実現したりサービスを提供したりするためのアプリケーションおよびスナップショットプログラム20P(図6参照)などのプログラムが記憶されている。
これらのプログラムは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。補助記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
サーバユニット3は、図5に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、補助記憶装置30d、NIC30e、ハブ30f、ビデオボード30g、入力インタフェース30h、および外部インタフェース30iなどによって構成される。
NIC30eは、ハブ30fにケーブルで繋がれており、ハブ30fを介してTCP/IPなどのプロトコルでMFPユニット2のほか、複合機1の外部の装置と通信する。
ハブ30fには、上述の通り、NIC30eおよびMFPユニット2のNIC20eがケーブルで繋がれている。さらに、ルータがケーブルで繋がれている。そして、ハブ30fは、これらの機器の間でやり取りされるデータを中継する。
ビデオボード30gは、タッチパネルディスプレイ4の第二の入力端子4E2(図3参照)とケーブルで繋がれており、画面データを生成してタッチパネルディスプレイ4へ送信する。
入力インタフェース30hは、タッチパネルディスプレイ4の第二の出力端子4F2とケーブルで繋がれており、座標データをタッチパネルディスプレイ4から受信する。
外部インタフェース30iは、MFPユニット2の外部インタフェース20mと同様に、可搬型の記憶装置(例えば、USBメモリ)などの外部の装置と通信するためのインタフェースである。
CPU30aは、サーバユニット3のメインCPUである。RAM30bは、サーバユニット3のメインメモリである。
ROM30cまたは補助記憶装置30dには、オペレーティングシステムのほか、上述の機能を実現しまたはサービスを提供するためのアプリケーションなどのプログラムが記憶されている。さらに、会議プログラム30Pおよび操作継続プログラム30Q(図7参照)が記憶されている。
会議プログラム30Pは、会議を進めるための支援を行うプログラムである。会議プログラム30Pによると、タッチパネルディスプレイ4に会議の資料を表示させたり、タッチパネルディスプレイ4にユーザが記入した画像をメモとして記録したりすることのができる。特に、複数のユーザが複合機1を囲って行うスタイルの会議のために、会議プログラム30Pが好適に用いられる。会議プログラム30Pは、市販のアプリケーションであってもよい。
操作継続プログラム30Qによると、ユーザが途中で会議を中断し、複合機1を使用するのを止めた場合であっても、後にその会議を再開する際に、複合機1を、中断する時点の状態に従来よりも容易に戻して使用することができる。
さらに、補助記憶装置30dには、後述するスナップショットを記憶するためのスナップショット領域が設けられている。
これらのプログラムは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。補助記憶装置30dとして、ハードディスクまたはSSDなどが用いられる。
タッチパネルディスプレイ4は、図3に示すように、ディスプレイモジュール4A、タッチパネルモジュール4B、入力切換部4C、出力切換部4D、第一の入力端子4E1、第二の入力端子4E2、第一の出力端子4F1、および第二の出力端子4F2などによって構成される。
第一の入力端子4E1は、MFPユニット2のビデオボード20jにケーブルによって繋がれており、ビデオボード20jから画面データが入力される。第二の入力端子4E2は、サーバユニット3のビデオボード30gにケーブルによって繋がれており、ビデオボード30gから画面データが入力される。
入力切換部4Cは、第一の入力端子4E1に入力される画面データおよび第二の入力端子4E2に入力される画面データのいずれか一方を次のようにディスプレイモジュール4Aへ送る。
第一の入力端子4E1および第二の入力端子4E2のうちのいずれか一方のみによって画面データが入力される場合は、入力切換部4Cは、その画像データをディスプレイモジュール4Aへ送る。
その後、もう一方の入力端子から画面データが入力され始めると、入力切換部4Cは、この画像データをディスプレイモジュール4Aへ送り始める。
例えば、まず、第二の入力端子4E2によって画面データが入力され始めると、入力切換部4Cは、この画面データをディスプレイモジュール4Aへ送り始める。その後、第一の入力端子4E1によって画面データが入力され始めると、第二の入力端子4E2に入力される画面データをディスプレイモジュール4Aへ送るのを停止するとともに、第一の入力端子4E1に入力される画面データをディスプレイモジュール4Aへ送り始める。
ディスプレイモジュール4Aは、入力切換部4Cから送られてきた画面データに基づいて画面を表示する。ディスプレイモジュール4Aとして、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイまたは液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイが用いられる。
タッチパネルモジュール4Bは、タッチ面がタッチされたことを検知するごとに、タッチされた位置の座標を示すデータ(座標データ)を出力切換部4Dへ送る。
出力切換部4Dは、タッチパネルモジュール4Bから座標データが入力されると、これを次のように第一の出力端子4F1および第二の出力端子4F2のいずれか一方へ送る。
第一の入力端子4E1に入力される画面データが入力切換部4Cからディスプレイモジュール4Aへ送られている場合は、出力切換部4Dは、第一の出力端子4F1へ座標データを送る。一方、第二の入力端子4E2に入力される画面データがディスプレイモジュール4Aへ送られている場合は、第二の出力端子4F2へ座標データを送る。
第一の出力端子4F1は、MFPユニット2の入力インタフェース20kにケーブルによって繋がれており、出力切換部4Dから送られてきた座標データを入力インタフェース20kへ出力する。
第二の出力端子4F2は、サーバユニット3の入力インタフェース30hにケーブルによって繋がれており、出力切換部4Dから送られてきた座標データを入力インタフェース30hへ出力する。
図6は、MFPユニット2の機能的構成の例を示す図である。図7は、サーバユニット3の機能的構成の例を示す図である。図8は、資料閲覧画面6Aおよび呼出アイコン6Bの例を示す図である。図9は、資料閲覧画面6Aおよびメイン画面6Cの例を示す図である。図10は、資料閲覧画面6Aおよび操作一覧画面6Dの例を示す図である。図11は、資料閲覧画面6A、終了アイコン6E1、および保存アイコン6E2の例を示す図である。図12は、資料閲覧画面6Aおよび保存要否選択画面6Fの例を示す図である。図13は、資料閲覧画面6Aおよび保存先指定画面6Gの例を示す図である。図14は、資料閲覧画面6Aおよび名称入力画面6Hの例を示す図である。図15は、スナップショット生成時のデータの流れの例を示す図である。図16は、資料閲覧画面6Aおよび呼出元選択画面6Jの例を示す図である。図17は、資料閲覧画面6Aおよび会議選択画面6Kの例を示す図である。図18は、リブート時のデータの流れの例を示す図である。
次に、スナップショットプログラム20PなどによってMFPユニット2に実現される機能および操作継続プログラム30Qなどによってサーバユニット3に実現される機能を、図6〜図18などを参照しながら説明する。
スナップショットプログラム20Pによると、図6に示すスナップショット生成部201、スナップショット送信部202、ブート設定部203、およびリブート部204などがMFPユニット2に実現される。
操作継続プログラム30Qによると、図7に示すメイン画面表示部301、開始合図受付部302、使用履歴記録部303、ログデータ記憶部304、保存条件受付部305、スナップショット生成部306、スナップショット要求部307、スナップショット保存処理部308、会議選択受付部321、ブート設定部322、およびリブート部323などがサーバユニット3に実現される。
ユーザは、会議を開始する前に、サーバユニット3にログインし、会議プログラム30Pをサーバユニット3に起動させる。なお、複合機1の電源がオフである場合は、電源をオンにしてMFPユニット2およびサーバユニット3それぞれのオペレーティングシステムの起動を完了させた後、サーバユニット3にログインし、会議プログラム30Pを起動させる。
さらに、ユーザは、操作継続プログラム30Qをサーバユニット3に起動させる。なお、会議プログラム30Pが起動すると自動的に操作継続プログラム30Qが起動するように会議プログラム30Pを構成してもよい。または、会議プログラム30Pおよび操作継続プログラム30Qの両方を同時に起動させるプログラムを用意し、このプログラムを実行することによって会議プログラム30Pおよび操作継続プログラム30Qを起動させてもよい。
会議プログラム30Pが起動すると、ユーザの操作などに応じて種々の画面がタッチパネルディスプレイ4に表示される。例えば、図8のような資料閲覧画面6Aが表示される。資料閲覧画面6Aは、複数のページからなる資料をユーザが1ページずつ閲覧するための画面であって、資料領域6A1、前ページボタン6A2、次ページボタン6A3、終了ボタン6A4、および資料切換ボタン6A5によって構成される。
資料領域6A1には、資料の中の任意の1ページが現われる。資料閲覧画面6Aが表示された当初は、デフォルトのページ(例えば、1ページ目)が現われる。
ユーザは、資料閲覧画面6Aの中の資料領域6A1にタッチすることによって、資料領域6A1に現われているページへメモを書き込むことができる。メモは、電子ファイル(以下、単に「ファイル」と記載する。)として補助記憶装置30dまたは外部インタフェース30iに繋がれた記録媒体に保存される。また、前ページボタン6A2または次ページボタン6A3をタッチすることによって、資料領域6A1のページを変えることができる。
ただし、新たに会議を開始しまたは中断していた会議を再開する前に、ユーザは、以下に説明する操作を行うのが好ましい。
操作継続プログラム30Qが起動すると、メイン画面表示部301は、会議プログラム30Pの画面の上に、呼出アイコン6Bを表示させる。例えば、図8のように、資料閲覧画面6Aの上に呼出アイコン6Bを表示させる。そして、呼出アイコン6Bがタッチされると、呼出アイコン6Bに代えて、図9に示すようにメイン画面6Cを表示させる。
なお、呼出アイコン6Bは、会議プログラム30Pの画面の中の空白の部分に表示させるのが望ましい。後述する終了アイコン6E1および保存アイコン6E2(図11参照)も、同様である。
メイン画面6Cには、新規ボタン6C1および継続ボタン6C2の2つのボタンが配置されている。
ユーザは、新たに会議を開始する場合は、呼出アイコン6Bをタッチしてメイン画面6Cを表示させた後、さらに新規ボタン6C1をタッチする。すると、開始合図受付部302は、会議の開始の合図を受け付ける処理を次のように行う。
開始合図受付部302は、新規ボタン6C1がタッチされると、メイン画面6Cに代えて、図10に示すように操作一覧画面6Dをタッチパネルディスプレイ4に表示させる。ユーザは、新たに会議を開始する場合は、会議ボタン6D1をタッチする。
すると、開始合図受付部302は、会議ボタン6D1がタッチされたことを認識することによって、会議の合図を受け付ける。ユーザは、会議ボタン6D1をタッチした後、会議を開始することができる。また、開始合図受付部302は、会議ボタン6D1がタッチされると、操作一覧画面6Dの表示を終了させる。
会議中に、ユーザは、上述の通り、メモをファイルとして記録することができる。さらに、MFPユニット2のサービスを適宜、使用することもできる。例えば、タッチパネルディスプレイ4に表示させている資料を用紙に印刷するサービスを使用することができる。または、他の資料をスキャンし、これを、タッチパネルディスプレイ4に表示させている資料に貼り付けるサービスを使用することができる。
MFPユニット2のサービスを使用する際に、ユーザは、印刷またはスキャンに関する種々の条件を設定することができる。
使用履歴記録部303は、MFPユニット2のサービスが使用されるごとに、ログデータ7Aを生成し、ログデータ記憶部304に記憶させる。つまり、MFPユニット2のサービスの使用の履歴を記録する処理を行う。
ログデータ7Aには、使用されたサービスの識別子(例えば、サービス名)、そのサービスを提供する際に設定された条件、そのユーザのユーザコード、およびそのサービスが使用された日時などが示される。
保存条件受付部305は、会議ボタン6D1がタッチされた後、会議の中断時の状態を復元するために必要なデータの保存に関する条件を受け付ける処理を行う。後述するスナップショット7Bおよびスナップショット7Dが、この必要なデータである。この処理は、次のように行われる。
会議ボタン6D1がタッチされると、保存条件受付部305は、図11のように終了アイコン6E1および保存アイコン6E2をタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
会議を中断する場合は、ユーザは、次のように操作することによって、その会議の中断時の状態を後に復元するための準備を複合機1に行わせることができる。
ユーザは、終了アイコン6E1をタッチする。すると、保存条件受付部305は、終了アイコン6E1および保存アイコン6E2に代えて、図12のように保存要否選択画面6Fをタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
保存条件受付部305は、保存要否選択画面6Fの中から要保存ボタン6F1をユーザがタッチすると、保存要否選択画面6Fに代えて、図13のように保存先指定画面6Gをタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
保存先指定画面6Gには、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dを保存することができる保存先ごとの選択ボタン6G1が配置されている。本実施形態では、選択ボタン6G1として、ボックスの選択ボタン6G11、USBメモリの選択ボタン6G12、およびクラウドサーバの選択ボタン6G13が配置されている。
この「ボックス」は、サーバユニット3にログインしているユーザのボックスを意味する。具体的には、MFPユニット2に設けられている、そのユーザのユーザコードに対応付けられているボックスを意味する。
この「USBメモリ」は、外部インタフェース30iに繋がれ、サーバユニット3のオペレーティングシステムに認識されているUSBメモリを意味する。
この「クラウドサーバ」は、サーバ5Bに設けられている、そのユーザのディレクトリを意味する。
ユーザは、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dを保存したい保存先を、それに対応する選択ボタン6G1をタッチすることによって選択する。
すると、保存条件受付部305は、ユーザが選択した保存先をスナップショット7Bおよびスナップショット7Dの保存先として受け付ける。さらに、選択ボタン6G1に代えて、図14のように名称入力画面6Hをタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
ユーザは、名称入力画面6Hのテキストボックス6H1に、中断する会議の名称を入力する。この名称は、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dの組を識別するために用いられる。そして、完了ボタン6H2をタッチする。
すると、保存条件受付部305は、入力された名称を、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dの組の識別用の情報として受け付ける。そして、名称入力画面6Hの表示を終了する。
完了ボタン6H2がタッチされると、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dを生成する処理が、例えば図15に示すように行われる。
スナップショット生成部306は、サーバユニット3の現在の状態を表わすファイルをスナップショット7Bとして生成する。具体的には、RAM30bに展開(ロード)されているプログラムおよびデータならびにCPU30aのレジスタに記憶されているデータを、補助記憶装置30dに保存する(図15の丸数字1)。そして、これらのプログラムおよびデータをファイル化する(丸数字2)。このファイルが、スナップショット7Bである。「イメージファイル」または「スナップショットダンプ」などと呼ばれることもある。
なお、RAM30bから補助記憶装置30dへのプログラムおよびデータの保存は、DMA(Direct Memory Access)によって行ってもよい。または、補助記憶装置30dへプログラムおよびデータを保存することなくファイル化を行ってもよい。スナップショット7Dの生成の場合も、同様である。
スナップショット要求部307は、MFPユニット2へスナップショットを要求する(丸数字3)。この際に、要求データ7CをMFPユニット2へ送信する。
MFPユニット2において、スナップショット生成部201は、サーバユニット3から要求データ7Cを受信すると、スナップショット7Dを生成する処理を次のように実行する。
スナップショット生成部201は、MFPユニット2の現在の状態を表わすファイルをスナップショット7Dとして生成する。具体的には、RAM20bにロードされているプログラムおよびデータならびにCPU20aのレジスタに記憶されているデータを、補助記憶装置20dに保存する(丸数字4)。これらのプログラムおよびデータをファイル化する(丸数字5)。このファイルが、スナップショット7Dである。
スナップショット送信部202は、スナップショット7Dをサーバユニット3へ送信する(丸数字6)。
スナップショット保存処理部308は、スナップショット7Bがスナップショット生成部306によって生成され、スナップショット7DがMFPユニット2から送信されてくると、これら2つのファイルを、保存条件受付部305によって受け付けられた名称を対応付けて、保存条件受付部305によって受け付けられた保存先へ保存する(丸数字7)。対応付けは、この名称を付した1つのフォルダにこれら2つのファイルを格納することによって行えばよい。
例えば、名称として「3月度月例会議」という名称が受け付けられ、保存先としてボックスが受け付けられた場合は、スナップショット保存処理部308は、「3月度月例会議」という名称のフォルダを生成し、このフォルダにスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを格納する。そして、このフォルダをMFPユニット2へ送信するとともに、サーバユニット3にログインしているユーザのボックスへこのフォルダを保存するように指令する。MFPユニット2は、指令に従って、スナップショット7Bをそのボックスへ保存する。
または、同様の名称が受け付けられ、保存先としてUSBメモリが受け付けられた場合は、スナップショット保存処理部308は、同様にフォルダを生成しスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを格納する。そして、このフォルダを外部インタフェース30iに繋がれているUSBメモリへ書き込む。
または、同様の名称が受け付けられ、保存先としてクラウドサーバが受け付けられた場合は、スナップショット保存処理部308は、同様にフォルダを生成しスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを格納する。そして、このフォルダをサーバ5Bへ送信するとともに、サーバユニット3にログインしているユーザのディレクトリへこのフォルダを保存するように指令する。サーバ5Bは、指令に従って、このフォルダをこのディレクトリへ保存する。
なお、スナップショット保存処理部308は、このフォルダを圧縮することによって1つのファイル(いわゆる圧縮フォルダ)を生成し、このファイルを保存先へ保存してもよい。
スナップショット7Bおよびスナップショット7Dが保存されたら、他のユーザが複合機1を使用することができる。保存後、会議プログラム30Pおよび操作継続プログラム30Qを終了させてもよい。または、名称入力画面6Hの表示を終了し、図8のように再び呼出アイコン6Bを表示させてもよい。
中断していた会議を再開する場合は、ユーザは、操作継続プログラム30Qの起動後、次のように操作を行う。なお、この場合は、会議プログラム30Pを起動しておく必要はない。
ユーザは、呼出アイコン6B(図8参照)をタッチしてメイン画面6C(図9参照)を表示させる。そして、継続ボタン6C2をタッチする。
すると、会議選択受付部321は、ユーザが再開したい会議の選択を受け付ける処理を次のように実行する。
会議選択受付部321は、継続ボタン6C2がタッチされると、呼出アイコン6Bに代えて、図16のように呼出元選択画面6Jをタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
ここで、ユーザは、再開したい会議のスナップショット7Bおよびスナップショット7Dが保存されている保存先を、それに対応する選択ボタン6J1をタッチすることによって選択する。なお、「ボックス」、「USBメモリ」、および「クラウドサーバ」の意味は、前に図13で説明したものと同じである。
会議選択受付部321は、ユーザが選択した保存先から、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dが格納されているフォルダを検索する。
具体的には、保存先としてボックスが選択された場合は、会議選択受付部321は、MFPユニット2に設けられている、そのユーザのボックスから、そのようなフォルダを検索する。または、USBメモリが選択された場合は、外部インタフェース30iに繋がれているUSBメモリから検索する。または、クラウドサーバが選択された場合は、サーバ5Bに設けられている、そのユーザのディレクトリから検索する。
会議選択受付部321は、呼出元選択画面6Jに代えて、図17のように、検索によって見つかったフォルダごとの選択ボタン6K1が配置された会議選択画面6Kをタッチパネルディスプレイ4に表示させる。ここで、ユーザは、再開したい会議を、それに対応する選択ボタン6K1をタッチすることによって選択する。
そして、会議選択受付部321は、タッチされた選択ボタン6K1を認識することによって、ユーザが再開したい会議の選択を受け付ける。
ユーザが再開したい会議が会議選択受付部321によって受け付けられると、この会議の中断時の状態を復元するための処理が、例えば図18に示すように行われる。
ブート設定部322は、その会議のスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを、ユーザが呼出元選択画面6Jで選択した保存先から取得する(図18の丸数字1)。
具体的には、ボックスが選択された場合は、ブート設定部322は、MFPユニット2に設けられているそのユーザのボックスの、その会議のフォルダから、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dをダウンロードする。または、USBメモリが選択された場合は、外部インタフェース30iに繋がれているUSBメモリの、その会議のフォルダから、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dを読み出す。または、クラウドサーバが選択された場合は、サーバ5Bに設けられている、そのユーザの、その会議のディレクトリから、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dをダウンロードする。
そして、ブート設定部322は、取得したスナップショット7Bを用いてワープ(Warp)起動またはスーパワープ(Super Warp)起動などの高速起動が行われるように処理を行う。例えば、スナップショット7Bを補助記憶装置30dのスナップショット領域またはブート用メモリなどの所定の保存場所に保存するとともに、起動のモードとして高速起動をブートローダ(例えば、BIOS(Basic Input/Output System))に設定する(丸数字2)。
さらに、ブート設定部322は、取得したスナップショット7Dを、起動設定指令データ7EとともにMFPユニット2へ送信する(丸数字3)。
MFPユニット2において、ブート設定部203は、スナップショット7Dおよび起動設定指令データ7Eを受信すると、このスナップショット7Dを用いてワープ起動またはスーパワープ起動などの高速起動が行われるように処理を行う。例えば、スナップショット7Dを補助記憶装置20dのスナップショット領域またはブート用メモリなどの所定の保存場所に保存するとともに、起動のモードとして高速起動をブートローダに設定する(丸数字4)。
そして、サーバユニット3のリブート部323は、リブートのために、サーバユニット3のオペレーティングシステムを終了させ、サーバユニット3の電源をリセットする。すると、スナップショット7Bによる高速起動が行われる(丸数字5)。つまり、スナップショット7BがRAM30bに復元される。これにより、サーバユニット3が、その会議が中断した時点の状態に戻る。
同様に、MFPユニット2のリブート部204は、リブートのために、MFPユニット2のオペレーティングシステムを終了させ、MFPユニット2の電源をリセットする。すると、スナップショット7Dによる高速起動が行われる。これにより、MFPユニット2が、その会議が中断した時点の状態に戻る(丸数字6)。つまり、スナップショット7DがRAM20bに復元される。
ところで、会議中にユーザがMFPユニット2のサービスをまったく使用しないことがある。このような場合は、その会議の中断後、その会議を再開する際に、MFPユニット2の状態を中断の時点に復元する必要性に乏しい。
そこで、サーバユニット3のスナップショット要求部307は、ログデータ記憶部304にログデータ7Aが記憶されていない場合は、MFPユニット2へ要求データ7Cを送信しないようにしてもよい。つまり、MFPユニット2のスナップショット7Dを生成させないようにしてもよい。
そして、ブート設定部322は、保存先からスナップショット7Dを取得できなかった場合は、起動設定指令データ7EをMFPユニット2へ送信しないようにすればよい。これにより、MFPユニット2をリブートするのを回避することができる。
図19は、サーバユニット3の全体的な処理の流れの例を示すフローチャートである。図20は、MFPユニット2の全体的な処理の流れの例を示すフローチャートである。
次に、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれの全体的な処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。
サーバユニット3は、操作継続プログラム30Qに基づいて、図19に示す手順で処理を実行する。
サーバユニット3は、図8のように呼出アイコン6Bをタッチパネルディスプレイ4に表示させ、呼出アイコン6Bがタッチされたら図9のようにメイン画面6Cを表示させる(図19の#801)。
ユーザは、新たに会議を開始する場合は、新規ボタン6C1をタッチする。すると(#802でYes)、サーバユニット3は、図10のように操作一覧画面6Dを表示させ、さらに、会議ボタン6D1がタッチされたら、図11のように終了アイコン6E1および保存アイコン6E2を表示させる(#803)。そして、ユーザがMFPユニット2のサービスを使用するごとに(#804でYes)、その使用の実績を示すデータをログデータ7Aとして記憶する(#805)。
会議を中断する場合に、ユーザは、終了アイコン6E1をタッチする。すると(#806でYes)、サーバユニット3は、図12〜図14のように、スナップショットの保存の条件を受け付けるための画面(保存要否選択画面6F、保存先指定画面6G、および名称入力画面6H)を順次、表示させる(#807)。
ユーザは、スナップショットの保存先を選択し、および会議の名称を入力する。すると、サーバユニット3は、選択された保存先および入力された名称を受け付ける(#808)。そして、スナップショット7Bを生成するとともに(#809)、スナップショット7Dを生成するようにMFPユニット2へ要求し(#810)、これを取得する(#811)。
そして、サーバユニット3は、スナップショット7Bおよびスナップショット7Dを、受け付けた名称に対応付けて、受け付けた保存先へ保存する(#810)。
一方、ユーザは、中断した会議を再開する場合は、メイン画面6Cにおいて継続ボタン6C2をタッチする。
すると(#802でNo)、サーバユニット3は、図16〜図17のように、その会議のスナップショット7Bおよびスナップショット7Dが保存された場所(保存先)およびその会議の名称を受け付けるための画面(呼出元選択画面6Jおよび会議選択画面6K)を順次、表示させる(#813)。
ユーザは、スナップショットの保存先および会議の名称を選択する。すると、サーバユニット3は、選択された保存先および名称を受け付ける(#814)。その保存先からスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを取得する(#815)。
サーバユニット3は、スナップショット7Bによって高速起動がなされるように、スナップショット7Bを所定の保存場所に保存するとともに(#816)、起動のモードを高速起動モードに設定する(#817)。さらに、スナップショット7Dを起動設定指令データ7EとともにMFPユニット2へ送信する(#818)。
サーバユニット3は、オペレーティングシステムなどを終了し、電源をリセットする(#819)。そして、高速起動によるリブートを開始する。
MFPユニット2は、スナップショットプログラム20Pに基づいて、図20に示す手順で処理を実行する。
MFPユニット2は、サーバユニット3から要求データ7Cを受信すると(図20の#831でYes)、スナップショット7Dを生成し(#832)、サーバユニット3へ送信する(#833)。
または、サーバユニット3からスナップショット7Dおよび起動設定指令データ7Eを受信すると(#834でYes)、MFPユニット2は、スナップショット7Dによって高速起動がなされるように、スナップショット7Dを所定の保存場所に保存するとともに(#835)、起動のモードを高速起動モードに設定する(#836)。
MFPユニット2は、オペレーティングシステムなどを終了し、電源をリセットする(#837)。そして、高速起動によるリブートを開始する。
本実施形態によると、複合機1を従来よりも容易に会議の中断時の状態に復元することができる。
図21は、ブートプログラム20R、30Rによる起動処理の流れの例を示すフローチャートである。図22は、サーバユニット3におけるリブート時のデータの流れの例を示す図である。図23は、MFPユニット2におけるリブート時のデータの流れの例を示す図である。図24は、他のサーバユニットのスナップショットを用いたリブートの方法の例を示す図である。図25は、他のMFPユニットのスナップショットを用いたリブートの方法の例を示す図である。
本実施形態では、高速起動のための設定を操作継続プログラム30Qおよびスナップショットプログラム20Pによって行ったが、サーバユニット3およびMFPユニット2それぞれのブートローダによって次のように行ってもよい。
サーバユニット3のROM30cまたは補助記憶装置30dに、ブートローダとしてブートローダ30Rを予め記憶させておく。MFPユニット2のROM20cまたは補助記憶装置20dには、ブートローダとして、ブートローダ20Rを予め記憶させておく。
サーバユニット3において、電源がオンになりまたはリセットされると、CPU30aは、ブートローダ30Rに基づいて、図21に示す手順でブートの処理を実行する。
CPU30aは、ブート先を選択するための画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させる(図21の#851)。この画面には、呼出元選択画面6J(図16参照)と同様に、ブート先の選択肢として「ボックス」、「USBメモリ」、および「クラウドサーバ」の各ボタンが配置されている。
ユーザがいずれかのブート先を、それに対応するボタンをタッチすることによって選択すると、CPU30aは、選択されたブート先へアクセスし、スナップショットの一覧を取得する(#852)。そして、取得した一覧に基づいて、スナップショットを選択するための画面をタッチパネルディスプレイ4に表示させる(#853)。この画面には、会議選択画面6K(図17参照)と同様に、会議ごとのボタンが配置されている。
再開する会議を、その会議に対応するボタンをタッチすることによってユーザが選択すると、CPU30aは、その会議のスナップショット7Bを、選択されたブート先から取得し(#854)、そのスナップショット7BをRAM30bに展開(ロード)することによって高速起動を行う(#855)。
例えば、ユーザがブート先としてUSBメモリを選択し、いずれかの会議を選択した場合は、サーバユニット3において、図22に示すようにブートの処理が行われる。
CPU30aは、外部インタフェース30iに繋がれているUSBメモリから、選択された会議のスナップショット7Bを読み出す(丸数字1)。そして、スナップショット7BをRAM30bへ展開する(丸数字2)。
MFPユニット2において、電源がオンになりまたはリセットされると、CPU20aは、ブートローダ20Rに基づいてブートの処理を実行する。この処理の手順は、ブートローダ20Rによるブートの処理の手順と基本的に同様であり、図21に示した通りである。
例えば、ユーザがブート先としてUSBメモリを選択し、いずれかの会議を選択した場合は、MFPユニット2において、図23に示すようにブートの処理が行われる。
CPU20aは、NIC20eによってサーバユニット3へアクセスし、外部インタフェース30iに繋がれているUSBメモリから、選択された会議のスナップショット7Dを読み出す(丸数字1)。そして、スナップショット7DをRAM20bへ展開する(丸数字2)。
なお、上述の高速起動の後、MFPユニット2およびサーバユニット3のそれぞれにおいて、ブート先がボックス、USBメモリ、またはクラウドサーバからデフォルトの保存場所(例えば、補助記憶装置20dまたは補助記憶装置30dそれぞれの所定のフォルダ)に戻される。そして、その保存場所に保存されているデフォルトのファイルがスナップショットとして用いられるように設定される。
これにより、会議の再開でない場合において高速起動を行う際には、それぞれのデフォルトの保存場所に保存されているスナップショットがRAM20bまたはRAM30bに展開される(図22の丸数字3、図23の丸数字3)。
本実施形態では、MFPユニット2は、リブートの際にスナップショット7Dを用いたが、これは、MFPユニット2自身が生成したものであった。同様に、サーバユニット3は、リブートの際にスナップショット7Bを用いたが、これは、サーバユニット3自身が生成したものであった。
しかし、MFPユニット2は、他のMFPユニットが生成したスナップショットを用いてリブートを行ってもよい。同様に、サーバユニット3は、他のサーバユニットが生成したスナップショットを用いてリブートを行ってもよい。
以下、他のユニットのスナップショットによるリブートの処理を、複合機1AのMFPユニット2Aおよびサーバユニット3Aのそれぞれが、複合機1BのMFPユニット2Bによって生成されたスナップショットおよびサーバユニット3Bによって生成されたスナップショットを用いる場合を例に、図24および図25などを参照しながら説明する。
サーバユニット3Aは、図19のステップ#801〜#811の処理を実行することによって、サーバユニット3A自身のスナップショット(以下、「スナップショット7F」と記載する。)を生成するとともに、MFPユニット2AにMFPユニット2Aのスナップショット(以下、「スナップショット7G」と記載する。)を生成させる。そして、ステップ#812において、USBメモリおよびクラウドサーバのうちのユーザによって選択されたほうへスナップショット7Fおよびスナップショット7Gを保存する(図24の丸数字1、図25の丸数字1)。以下、USBメモリに保存された場合を例に説明する。
ユーザは、USBメモリをサーバユニット3Aから取り外し、サーバユニット3Bへ差し込む。そして、上述のように操作を行うことによって、スナップショットの保存先としてUSBメモリを選択するとともに、スナップショット7Fおよびスナップショット7Gに対応する会議の名称を選択する。
なお、サーバユニット3Bは、スナップショット7Fに対応する会議の名称を、サーバユニット3Bがサーバユニット3Aと互換性がある場合に表示し、互換性がない場合は表示しないようにしてもよい。つまり、互換性がある場合にのみスナップショット7Fを選択できるようにしてもよい。例えば、サーバユニット3BのCPU30aがサーバユニット3AのCPU30aと同じ製品であり、または、サーバユニット3AのCPU30aのいわゆる上位互換品である場合にのみ選択できるようにする。同様に、MFPユニット2BのCPU20aがMFPユニット2AのCPU20aと同じ製品であり、または、MFPユニット2AのCPU20aのいわゆる上位互換品である場合にのみ、スナップショット7Gを選択できるようにしてもよい。
すると、サーバユニット3BにおいてCPU30aは、選択された保存先つまりUSBメモリから、選択された名称に基づいてスナップショット7Fを読み出し(図24の丸数字2)、スナップショット7Fをサーバユニット3B自身のRAM30bに展開する(丸数字3)。または、一旦、スナップショット7Fを補助記憶装置30dに保存し、起動のモードを高速モードに設定した後、スナップショット7FをRAM30bに展開してもよい。
同様に、MFPユニット2BにおいてCPU20aは、選択された保存先つまりUSBメモリから、選択された名称に基づいてスナップショット7Gを読み出し(図25の丸数字2)、スナップショット7GをMFPユニット2B自身のRAM20bに展開する(丸数字3)。または、一旦、スナップショット7Gを補助記憶装置20dに保存し、起動のモードを高速モードに設定した後、スナップショット7GをRAM20bに展開してもよい。
その後、MFPユニット2Bおよびサーバユニット3Bそれぞれのネットワーク設定部は、一時的にネットワークの機能をオフにし、ネットワークに関するそれぞれの設定値(例えば、自らのIPアドレスおよびデフォルトゲートウェイのIPアドレスなど)を、自らに応じた設定値に設定し直す。そして、ネットワークの機能をオンにする。
本実施形態では、RAM20bおよびRAM30bそれぞれの状態を復元したが、会議において使用されていた、補助記憶装置30dまたは補助記憶装置20dに保存されていたファイルをも復元するようにしてもよい。例えば、サーバユニット3は、会議において使用されていたファイルを、会議の中断の際に、ユーザによって選択された保存先へ保存する。そして、リブート後、そのファイルが補助記憶装置30dまたは補助記憶装置20dから削除されていた場合に、そのファイルを保存先から読み出し、補助記憶装置30dまたは補助記憶装置20dに復元する。
保存先がクラウドサーバ(サーバ5B)である場合に、ユーザの認証を指紋認証または脈波認証などの生体認証によって行ってもよい。そして、クラウドサーバは、複合機1のユーザを生体認証によって認証することができた場合に、このユーザのディレクトリに保存されているスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを複合機1へ送信すればよい。
複合機1を管理者が操作する場合は、複合機1の任意のユーザのディレクトリまたはボックスに保存されているスナップショット7Bおよびスナップショット7Dを選択できるようにしてもよい。
その他、複合機1、MFPユニット2、サーバユニット3の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 複合機
2 MFPユニット(第一の装置、画像形成装置)
20b RAM(第一のRAM)
201 スナップショット生成部(第一の生成手段)
202 スナップショット送信部(送信手段)
203 ブート設定部(第二の起動手段)
204 リブート部(第二の起動手段)
3 サーバユニット(第二の装置、情報処理装置、組込みコンピュータ)
30b RAM(第二のRAM)
303 使用履歴記録部(記録手段)
304 ログデータ記憶部(記録手段)
306 スナップショット生成部(第二の生成手段)
307 スナップショット要求部(要求手段)
308 スナップショット保存処理部(保存処理手段)
322 ブート設定部(第一の起動手段)
323 リブート部(第一の起動手段)
7B スナップショット(第二のスナップショット)
7D スナップショット(第一のスナップショット)

Claims (6)

  1. 第一のオペレーティングシステムを有する第一の装置と、前記第一のオペレーティングシステムとは独立の第二のオペレーティングシステムを有する第二の装置と、を一体的に備える複合機であって、
    前記第二の装置に、
    所定のコマンドが入力された際に前記第一の装置の第一のスナップショットを前記第一の装置へ要求する要求手段、
    が設けられ、
    前記第一の装置に、
    前記第一のスナップショットを前記第二の装置から要求された際に、前記第一のスナップショットを生成する第一の生成手段と、
    前記第一の生成手段によって生成された前記第一のスナップショットを前記第二の装置へ送信する送信手段と、
    が設けられ、
    前記第二の装置に、さらに、
    前記所定のコマンドが入力された際に前記第二の装置の第二のスナップショットを生成する第二の生成手段と、
    前記第一の装置から送信されてきた前記第一のスナップショットおよび前記第二の生成手段によって生成された前記第二のスナップショットを保存先に保存する保存処理手段と、
    が設けられ、
    前記第一の装置に、さらに、
    前記保存先に保存されている前記第一のスナップショットを用いて前記第一のオペレーティングシステムを起動する第一の起動手段、
    が設けられ、
    前記第二の装置に、さらに、
    前記保存先に保存されている前記第二のスナップショットを用いて前記第二のオペレーティングシステムを起動する第二の起動手段、
    が設けられる、
    ことを特徴とする複合機。
  2. 前記第一の装置は、画像形成装置であり、
    前記第二の装置は、組込みコンピュータであって、前記画像形成装置の筐体に内蔵される、
    請求項1に記載の複合機。
  3. 前記第一の装置に、第一のRAM(Random Access Memory)が設けられ、
    前記第二の装置に、第二のRAMが設けられ、
    前記第一の起動手段は、前記第一のRAMに前記第一のスナップショットを展開することによって前記第一のオペレーティングシステムを起動し、
    前記第二の起動手段は、前記第二のRAMに前記第二のスナップショットを展開することによって前記第二オペレーティングシステムを起動する、
    請求項1または請求項2に記載の複合機。
  4. 前記保存先は、前記第二の装置に外付けされる可搬型の記録媒体、前記第一の装置に内蔵されるストレージ、および当該複合機に通信回線を介して接続されるサーバのうちのいずれかである、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の複合機。
  5. 第一のオペレーティングシステムを有する第一の装置と、前記第一のオペレーティングシステムとは独立の第二のオペレーティングシステムを有する第二の装置と、を一体的に備える複合機におけるリブート方法であって、
    前記第二の装置に、所定のコマンドが入力された際に前記第一の装置の第一のスナップショットを前記第一の装置へ要求する要求処理を実行させ、
    前記第一の装置に、前記第一のスナップショットを前記第二の装置から要求された際に前記第一のスナップショットを生成する第一の生成処理を実行させ、
    前記第一の装置に、前記第一の生成処理によって生成された前記第一のスナップショットを前記第二の装置へ送信する送信処理を実行させ、
    前記第二の装置に、前記所定のコマンドが入力された際に前記第二の装置の第二のスナップショットを生成する第二の生成処理を実行させ、
    前記第二の装置に、前記第一の装置から送信されてきた前記第一のスナップショットおよび前記第二の生成処理によって生成された前記第二のスナップショットを保存先に保存する保存処理を実行させ、
    前記第一の装置に、前記保存先に保存されている前記第一のスナップショットを用いて前記第一のオペレーティングシステムを起動する第一の起動処理を実行させ、
    前記第二の装置に、前記保存先に保存されている前記第二のスナップショットを用いて前記第二のオペレーティングシステムを起動する第二の起動処理を実行させる、
    ことを特徴とするリブート方法。
  6. 第一のオペレーティングシステムを有する相方装置とともに複合機の一部を為しかつ前記第一のオペレーティングシステムとは独立の第二のオペレーティングシステムを有する情報処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    所定のコマンドが入力された際に前記相方装置の第一のスナップショットを前記相方装置へ要求する要求処理を実行させ、
    前記所定のコマンドが入力された際に前記情報処理装置の第二のスナップショットを生成する生成処理を実行させ、
    前記相方装置から送信されてきた前記第一のスナップショットおよび前記生成処理によって生成された前記第二のスナップショットを保存先に保存する保存処理を実行させ、
    前記保存先に保存されている前記第一のスナップショットを用いて前記第一のオペレーティングシステムを前記相方装置に起動させるために前記第一のスナップショットを前記相方装置へ送信する送信処理を実行させ、
    前記保存先に保存されている前記第二のスナップショットを用いて前記第二のオペレーティングシステムを起動する起動処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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