JP2018138453A5

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Info

Publication number: JP2018138453A5
Application number: JP2017228714A
Authority: JP
Filing date: 2017-11-29
Publication date: 2020-11-26
Anticipated expiration: 2037-11-29

Description

当然ながら、当業者であれば、その時々の要件や偶発的な要件を満足するために上記の発明に様々な変更や変形（例えば、異なるタイプの弾性部材を設けるなど）を施すことができ、いずれにせよ、これらの変更や変形の全ては添付の特許請求の範囲により定まる本発明の保護範囲内に含まれる。
以下、本発明に含まれる態様を記す。
〔態様１〕自転車のギアシフト装置の制御ケーブルの作動装置（１０）であって、
−自転車のハンドルバーに固定されるように構成されたケーシング（１１）と、
−前記ケーシング（１１）内に回転軸（Ｘ）を中心として回転可能に取り付けられた制御ピン（１２）と、
−前記ケーシング（１１）に対して可動であり、前記制御ピン（１２）と同軸に固定的に連結された下降部材（１５）に作用する制御レバー（１０２）と、
−第１の角度方向（Ａ）、および前記第１の角度方向とは反対の第２の角度方向（Ｂ）に、前記制御ピン（１２）と共に回転可能かつ同軸に取り付けられたケーブル巻取ブッシュ（１３）と、
−前記制御ピン（１２）と同軸に取り付けられ、かつ前記ケーブル巻取ブッシュ（１３）の、それぞれのインデックス動作角度で離間した複数の安定角度方向位置を形成するように構成されたインデクサ（１４）と、
−前記制御ピン（１２）の前記第２の角度方向（Ｂ）へのダウンシフト動作回転の間、変形して弾性エネルギーを蓄積するように構成された弾性部材（２４）であって、前記弾性部材（２４）は、前記制御ピン（１２）の前記ダウンシフト動作回転の終了時に蓄積された弾性エネルギーを放出するように構成され、かつ蓄積された弾性エネルギーの放出中に前記第１の角度方向（Ａ）に前記制御ピン（１２）のストローク回復回転を生じさせるように構成され、前記ストローク回復回転が、前記ケーブル巻取ブッシュ（１３）の２つの隣接した安定位置を分離する前記インデックス動作角度よりも小さい角サイズである、弾性部材（２４）と、を備える作動装置（１０）。
〔態様２〕態様１に記載の作動装置（１０）において、前記インデクサ（１４）が、
−前記ケーシング（１１）内に前記回転軸（Ｘ）を中心として回転可能に取り付けられ、少なくとも１つのポインタ（１７，１８）を具備するボール保持ブッシュ（１６）と、
−前記ケーシング（１１）内に取り付けられたインデックス動作ブッシュ（２１）であって、それぞれのインデックス動作角度で離間しかつ前記ボール保持ブッシュ（１６）と前記インデックス動作ブッシュ（２１）との間における相対回転の間に前記ポインタ（１７，１８）によって順に係合可能である複数の停止位置（２３）を備える留めトラック（２２）が設けられ、各停止位置（２３）が前記ケーブル巻取ブッシュ（１３）のための安定角度方向位置を形成する、インデックス動作ブッシュ（２１）と、
を備え、
−前記インデックス動作ブッシュ（２１）に対して前記ボール保持ブッシュ（１６）を回転させるために必要な偶力が、前記弾性部材（２４）を所定量変形させるために必要な偶力よりも大きい作動装置（１０）。
〔態様３〕態様１または２に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）が、前記インデックス動作ブッシュ（２１）と前記ケーシング（１１）との間で作用する作動装置（１０）。
〔態様４〕態様３に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）が周方向に沿って作用する作動装置（１０）。
〔態様５〕態様３または４に記載の作動装置（１０）において、前記インデックス動作ブッシュ（２１）が、前記制御ピン（１２）に対して回転可能に取り付けられ、かつ前記ケーシング（１１）の下方エンドストップを遮断するように構成された径方向外側タブ（２５）を備え、前記インデックス動作ブッシュ（２１）の前記回転が、前記下方エンドストップによって前記第２の角度方向（Ｂ）に制限されている作動装置（１０）。
〔態様６〕態様５に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）が前記ケーシング（１１）上に配置されており、前記下方エンドストップを形成する作動装置（１０）。
〔態様７〕態様２から６のいずれか一態様に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）が、前記ケーシング（１１）上に取り付けられた底壁（２８）と、前記底壁（２８）から軸方向に延びる２つの側壁（２９）とを有するボディ（２７）を備え、前記側壁（２９）は前記周方向に弾性降伏する作動装置（１０）。
〔態様８〕態様２から６のいずれか一態様に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）が、前記ケーシング（１１）に拘束された第１の端と、前記第１の端から周方向に延びる第２の自由端とを有するエラストマー（３０）を備える作動装置（１０）。
〔態様９〕態様２に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）が回転時に前記ボール保持ブッシュ（１６）を前記制御ピン（１２）と連結する作動装置（１０）。
〔態様１０〕態様９に記載の作動装置（１０）において、前記下降部材（１５）は、前記制御ピン（１２）と一体で回転する下降ブッシュ（１５）である作動装置（１０）。
〔態様１１〕態様１０に記載の作動装置（１０）において、前記弾性部材（２４）は、前記ボール保持ブッシュ（１６）と前記下降ブッシュ（１５）との間で作用する作動装置（１０）。
〔態様１２〕態様１１に記載の作動装置（１０）において、前記ボール保持ブッシュ（１６）および前記下降ブッシュ（１５）の一方が、前記ボール保持ブッシュ（１６）および前記下降ブッシュ（１５）の他方に形成された収容座部（３１）に挿入された軸方向歯（３２）を備え、前記弾性部材（２４）が、前記収容座部（３１）に挿入され、かつ前記軸方向歯（３２）に周方向に当接するエラストマー材料からなるブロック（３５）を備える作動装置（１０）。
〔態様１３〕態様１２に記載の作動装置（１０）において、前記収容座部（３１）の周方向長さは、エラストマー材料からなる前記ブロック（３５）の周方向長さおよび前記軸方向歯（３２）の周方向長さの和と等しい作動装置（１０）。