JP2018135112A - 包装体および包装体のシート状包装物収容方法 - Google Patents

包装体および包装体のシート状包装物収容方法 Download PDF

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【課題】チャイルドレジスタンス性を維持しつつ、シート状包装物の取り出し、挿入を容易に行える包装体および包装体のシート状包装物収容方法を提供する。【解決手段】所定方向に延びる収容部15と、所定方向の一方側で収容部を開閉可能な蓋部13とを有する袋体10と、内容物Tを収納したシート状に形成されたシート状包装物20と、収容部にシート状包装物と重ねられて収容可能であり、二つ折りにされた折り目の谷の部分がシート状包装物の所定方向の他方側に係合する係合片30とを備える。収容部は、シート状包装物および係合片が非収容のときの高さが、重ねられたシート状包装物および係合片の最大厚さよりも小さく形成され、係合片は、折り目よりも一端側がシート状包装物の最大厚さとなる部分に掛かり、折り目よりも他端側の先端がシート状包装物の一方側の端部よりも一方側に延出している。【選択図】図1

Description

本発明は、包装体および包装体のシート状包装物収容方法に関するものである。
従来、薬剤を収納したPTP(Press-Through-Package)シートやSP(strip package)シート等のシート状包装物から錠剤やカプセル等を不用意に取り出すことを防ぐために、チャイルドレジスト機能が付いた包装体がある。
例えば、特許文献1には、PTPシートの突出部が係合する係止板を側面板の一方の裏面に配置し、側面板の他方に面方向の力を加えたときに係止板から側面板が離れる方向にたわむ折り曲げ線を備える包装体が開示されている。上記の包装体では、PTPシートを取り出す際には側面板の他方に面方向の力を加えることが必要であるため、子供が取り出すことは難しく、大人には取り出しやすい構成を有している。
特開2016−216071号公報
しかしながら、上述したような包装体および包装体のシート状包装物収容方法では、大人であっても力の弱い女性や高齢者にはシート状包装物が取り出し難いという問題が生じる。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、チャイルドレジスタンス性を維持しつつ、シート状包装物の取り出し、挿入を容易に行える包装体および包装体のシート状包装物収容方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、所定方向に延びる収容部と、前記所定方向の一方側で前記収容部を開閉可能な蓋部とを有する袋体と、内容物を収納したシート状に形成され前記収容部に収容可能なシート状包装物と、前記収容部に前記シート状包装物と重ねられて収容可能であり、二つ折りにされた折り目の谷の部分が前記シート状包装物の前記所定方向の他方側に係合するシート状の係合片とを備え、前記収容部は、前記シート状包装物および前記係合片が非収容のときの高さが、重ねられた前記シート状包装物および前記係合片の最大厚さよりも小さく形成され、前記係合片は、前記折り目よりも一端側が前記シート状包装物の最大厚さとなる部分に掛かり、前記折り目よりも他端側の先端が前記シート状包装物の前記一方側の端部よりも前記一方側に延出していることを特徴とする包装体が提供される。
また、上記本発明の一態様に係る包装体において、前記シート状包装物は、前記蓋部を開いたときに、前記シート状包装物の方が前記一方側に延出する前記係合片よりも開口部において厚さ方向上面側に配置されていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る包装体において、前記係合片は、前記内容物に関する情報が記載され前記所定方向に延びるシート状に折り畳まれた書類であることを特徴とする。
本発明の第2の態様に従えば、所定方向に延びる収容部と、前記所定方向の一方側で前記収容部を開閉可能な蓋部とを有する袋体に、内容物を収納したシート状に形成されたシート状包装物を収容する方法であって、二つ折りにされた折り目の谷の部分が前記シート状包装物の前記所定方向の他方側に係合し、前記折り目よりも長さ方向一端側が前記シート状包装物の最大厚さとなる部分に掛って配置され、前記折り目よりも長さ方向他端側の端部が前記シート状包装物の前記一方側の端部よりも前記一方側に延出して配置されたシート状の係合片を準備することと、前記シート状包装物および前記係合片が非収容のときの高さが、重ねられた前記シート状包装物および前記係合片の最大厚さよりも小さい収容部を有する袋体を準備することと、前記係合片を係合させた前記シート状包装物を、前記係合片の他端側を前記所定方向の一方側に位置させて前記収容部に収容することと、を含むことを特徴とする包装体のシート状包装物収容方法が提供される。
また、上記本発明の一態様に係る包装体のシート状包装物収容方法において、前記シート状包装物は、前記蓋部を開いたときに、前記シート状包装物の方が前記一方側に延出する前記係合片よりも開口部において厚さ方向上面側に配置されていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る包装体のシート状包装物収容方法において、前記係合片は、前記内容物に関する情報が記載され前記所定方向に延びるシート状に折り畳まれた書類であることを特徴とする。
本発明では、チャイルドレジスタンス性を維持しつつ、シート状包装物の取り出し、挿入を容易に行うことができる。
第1実施形態に係る包装体1の平面図である。 同包装体1の正面図である。 図1における左側面図である。 包装体1においてシート状包装物20を取り出す手順を示す図である。 包装体1においてシート状包装物20を取り出す手順を示す図である。 第2実施形態に係る包装体1の平面図である。 同包装体1の正面図である。 第2実施形態に係る包装体1においてシート状包装物20Aを取り出す手順を示す図である。 第2実施形態に係る包装体1においてシート状包装物20Aを取り出す手順を示す図である。
以下、本発明の包装体および包装体のシート状包装物収容方法の実施の形態を、図1ないし図9を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る包装体1の平面図である。図2は、包装体1の正面図である。図3は、図1における左側面図である。
図1乃至図3に示すように、包装体1は、袋体10と、袋体10に収容可能なシート状包装物20および係合片30とを有している。
袋体10は、図1中の左右方向(所定方向)を長手方向とする平面視で略矩形状に形成されている。
なお、以下の説明では、図1における袋体10の長手方向と直交する方向を幅方向とし、袋体10の長手方向および幅方向と直交する図1における紙面と直交する方向(図2および図3における上下方向)を厚さ方向として適宜説明する。
袋体10は、上面板11と下面板12とを有している。下面板12は、長手方向の一方側(図1および図2における右側、以下、単に一方側と称する)に、上面板11の端縁よりも延出した蓋部13を有している。上面板11は、長手方向一方側に開口する切欠部14を有している。上面板11と下面板12とは、蓋部13および切欠部14を除いて互いに対向する大きさおよび形状に形成されている。なお、図1においては、上面板11の一部を切り欠いてシート状包装物20および係合片30の一部が露出した状態が示されている。
上面板11と下面板12とは、幅方向の両側において長手方向全体に亘って互いに接着されている。上面板11と下面板12とは、長手方向の他方側(図1および図2における左側、以下、単に他方側と称する)において幅方向の全体に亘って接着されている。袋体10は、上面板11と下面板12とが幅方向の両側および長手方向の他方側が接着されることにより、上面板11と下面板12との間に、幅方向の中央側に長手方向に延びて切欠部14が開口部として形成された収容部15を有している。収容部15の長手方向の長さは、シート状包装物20の長手方向の長さよりも大きく形成されている。
シート状包装物20および係合片30を収容しない状態での、包装体1の厚さ方向における収容部15の高さは、後述するように、重ねられたシート状包装物20および係合片30の最大厚さよりも小さく形成されている。収容部15の幅は、シート状包装物20および係合片30の最大幅よりも大きく形成されている。
蓋部13は、長手方向に関して切欠部14の長さよりも大きい長さで一方側に延出している。蓋部13は、先端側に向かうに従って幅が狭くなる先細り形状に形成されている。蓋部13の先端の幅は、切欠部14の幅よりも小さく形成されている。蓋部13の上面には、折り曲げ線13a、13bが形成されている。折り曲げ線13aは、上面板11の一方側端縁の位置に幅方向に沿って形成されている。折り曲げ線13bは、折り曲げ線13aよりも一方側に幅方向に沿って形成されている。折り曲げ線13aと折り曲げ線13bとの距離は、例えば、重ねられたシート状包装物20および係合片30の最大厚さである。折り曲げ線13a、13bは、いずれも谷折りとなる線である。
蓋部13は、折り曲げ線13a、13bを谷折りとして折り曲げて長手方向の他方側に折り返し、先端部を切欠部14を介して収容部15に挿入することで収容部15を閉塞する。蓋部13は、先端部を収容部15から抜き取ることにより収容部15を開放する。
袋体10としては、一例として、折り曲げ線、切欠、切れ目等が予め形成された展開状態の台紙(ブランク材)を折り曲げた後に、所定箇所を接着することで作製されている。袋体10を構成する材料は特には限定されないが、例えば各種の樹脂製シートや紙材を用いることができる。台紙が紙材である場合、例えば、紙のみからなる厚紙や、紙製シートに各種樹脂をコーティング又は樹脂製シートや蒸着シートを張り合わせた合成紙等が一例として挙げられ、その厚さは、例えば0.2〜2mm程度、特に0.5〜1.5mm程度が好ましい。
シート状包装物20は、内容物Tを収納したシート状に形成されている。本実施形態のシート状包装物20は、一例として、幅方向に二個、長手方向に五個の合計10個の内容物Tが格子状に配列されている。内容物Tとしては、特に限定されないが、錠剤やカプセル剤等を選択できる。本実施形態における内容物Tは、一例として、略円柱状の錠剤である。
シート状包装物20は、PTP包装されたものであり、収納シート21と蓋シート22とを備えている。収納シート21は、一例として、透明の樹脂材で形成されており、内容物Tを収納する収納窪み23と、収納窪み23の周囲を囲む平面部24とを有している。収納シート21は、一例として、熱可塑性樹脂で形成されている。熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではないが、具体的には、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、エチレン系樹脂やプロピレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂、などが挙げられる。これらの中で好ましくは、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂が、一般的にPTP用途に好ましく用いられる。
熱可塑性樹脂層は、押出成形法、圧延法、カレンダー成形法など、公知の方法でシート状に成形することで得ることができる。当該層の厚みは、特に限定されるものではないが、実用的には0.1mm以上、0.4mm以下であることが好ましい。厚みの下限が上記範囲内であれば、充分なシート剛性や機械特性が得られる。また上限が上記範囲内であれば、PTP包装された薬剤等の取り出しで不具合が生じることもない。
熱可塑性樹脂層は、単層であってもよく、異なる材料を組み合わせた2種以上の積層構造であってもよい。また熱可塑性樹脂層には、必要に応じて、プライマー塗布、コロナ処理、プラズマ処理など、公知の表面処理を行ってもよい。
蓋シート22は、シート状に形成されており、平面部24の裏面側に融着等により接合されている。蓋シート22は、収納窪み23を閉塞する。蓋シート22としては、アルミニウム箔やフィルム等、従来公知のものを用いることができる。
シート状包装物20は、収納窪み23が配置された箇所が最大厚さに形成されている。
係合片30は、矩形枚葉状の紙片が複数の折り目で折り畳まれることでシート状に形成されたものである。係合片30を構成する枚葉状の紙片は、一例として、内容物Tに関する情報が記載された書類である。内容物Tに関する情報としては、内容物Tが薬剤の場合には、効能、効果や用法・用量、使用上の注意等が挙げられる。すなわち、内容物が薬剤の場合には、係合片30を構成する枚葉状の紙片は、薬剤の添付文書(能書)である。
係合片30の幅は、収容部15の幅よりも狭く形成されている。係合片30は、長手方向に関してシート状包装物20よりも所定長さ以上長く、且つ、二つ折りにされた状態でも収容部15から突出しない長さ(収容部15の長さの二倍未満の長さ)に形成されている。
より詳細には、係合片30は、二つ折りにされた折り目の谷の部分がシート状包装物20の長手方向の他方側の端縁に係合する。係合片30は、折り目で折り曲げられた一端側がシート状包装物20の上面側に配置されている。係合片30の一端側は、シート状包装物20における最大厚さとなる部分である収納窪み23に掛かって配置されている。係合片30は、折り目で折り曲げられた他端側がシート状包装物20の下面側に配置されている。係合片30の他端側の先端は、図1に示されるように、シート状包装物20とともに収容部15に収容されたときに、シート状包装物20の長手方向一方側の端縁よりも一方側に収容部15から突出しない長さで延出している。従って、係合片30は、一端側が少なくともシート状包装物20の他方側端縁から収納窪み23までの長さと、他端側がシート状包装物20の他方側端縁から一方側端縁より延出した部分までの長さとを有している。
上記構成の包装体1は、二つ折りにされた折り目の谷の部分がシート状包装物20の長手方向の他方側の端縁に係合するように係合片30をシート状包装物20に重ね合わせ、係合片30の折り目が奥側に位置するようにシート状包装物20および係合片30を袋体10の切欠部14から収容部15に挿入して収容する。
このとき、重ね合わせられたシート状包装物20と係合片30との最大厚さは、袋体10の収容部15の高さよりも大きいため、上面板11および下面板12は、収容部15にシート状包装物20と係合片30とが挿入されることでそれぞれ互いに離間する方向に膨らんで変形する。そのため、シート状包装物20および係合片30は、上面板11および下面板12の各弾性復元力によって厚さ方向に挟持された状態で収容される。これにより、シート状包装物20を摘んで収容部15から不用意に引き出すことが抑制される。
そして、蓋部13の先端部を切欠部14を介して収容部15に挿入することで収容部15が閉塞される。従って、シート状包装物20が収容された薄型の包装体1を容易に持ち運ぶことができる。
包装体1からシート状包装物20を取り出す際には、まず、蓋部13の先端部を収容部15から抜き取ることにより切欠部14および収容部15を開放する。切欠部14および収容部15が開放されると、図4および図5に示すように、シート状包装物20の一方側よりも延出している係合片30の先端を摘んで一方側に引き出す。
このとき、係合片30は、折り目の谷の部分がシート状包装物20の長手方向の他方側の端縁に係合しており、折り目から延びる一端側および他端側が上面板11および下面板12の各弾性復元力によってシート状包装物20を厚さ方向の両側から挟持する。特に、係合片30は、一端側においてシート状包装物20における最大厚さとなる部分に掛かって配置されているため、上面板11および下面板12の各弾性復元力によって安定してシート状包装物20を挟持可能である。そのため、シート状包装物20に対する係合片30の係合は解除されない。従って、係合片30の先端を摘んで一方側に引き出すことに伴ってシート状包装物20が収容部15から引き出される。
このように、本実施形態の包装体1では、シート状包装物20および係合片30の非収容時における収容部15の高さが、重ね合わされたシート状包装物20および係合片30の最大厚さよりも小さいため、重ね合わされたシート状包装物20および係合片30を収容部15に収容した際には上面板11および下面板12の各弾性復元力によってシート状包装物20が挟持された状態となる。そのため、本実施形態の包装体1では、シート状包装物20を摘んで収容部15から不用意に引き出すことが抑制されチャイルドレジスト機能を発現できる。特に、本実施形態の包装体1では、蓋部13を開いたときにシート状包装物20が係合片30よりも開口部において厚さ方向上面側に配置され係合片30が摘みにくくなっているため、シート状包装物20を不用意に引き出すことを一層抑制することができる。
また、本実施形態の包装体1では、蓋部13を開いた後に、シート状包装物20の一方側よりも延出している係合片30の先端を摘んで一方側に引き出すことにより、容易にシート状包装物20を収容部15から取り出すことができる。従って、本実施形態の包装体1では、力の弱い女性や高齢者であってもシート状包装物20を容易に取り出すことが可能になる。
また、本実施形態の包装体1では、内容物Tが薬剤の場合には、収容部15に収容する必要がある添付文書(能書)を係合片30として用いているため、別途、シート状包装物20に係合する係合片を用いる必要がなく、包装体1のコスト増加を抑えることが可能になる。
[第2実施形態]
次に、包装体1の第2実施形態について、図6乃至図9を参照して説明する。
これらの図において、図1乃至図5に示す第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施の形態と上記の第1実施形態とが異なる点は、シート状包装物の構成である。
図6は、第2実施形態に係る包装体1の平面図である。図7は、同包装体1の正面図である。図6に示すように、第2実施形態における包装体1は、袋体10の収容部15にシート状包装物20Aが収容されている。
シート状包装物20Aは、SP包装されたものであり、第1フィルムF1と第2フィルムF2とがヒートシールにより接合されてシート状に形成されている。シート状包装物20Aは、内容物Tが配置された箇所が最大厚さに形成されている。重ねられたシート状包装物20Aおよび係合片30の最大厚さは、シート状包装物20Aおよび係合片30を収容しない状態での収容部15の高さよりも大きく形成されている。
第1フィルムF1および第2フィルムF2としては、例えば、基材フィルム、接着層、アルミニウム箔、アンカーコート層、ポリエチレン系樹脂層を順に積層した積層フィルムを用いることができる。
他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
上記構成の包装体1において、包装体1からシート状包装物20Aを取り出す際には、第1実施形態と同様に、蓋部13の先端部を収容部15から抜き取ることにより切欠部14および収容部15を開放した後に、図8および図9に示すように、シート状包装物20Aの一方側よりも延出している係合片30の先端を摘んで一方側に引き出す。
このとき、係合片30は、折り目の谷の部分がシート状包装物20Aの長手方向の他方側の端縁に係合しており、折り目から延びる一端側および他端側が上面板11および下面板12の各弾性復元力によってシート状包装物20Aを厚さ方向の両側から挟持する。特に、係合片30は、一端側においてシート状包装物20Aにおける最大厚さとなる部分に掛かって配置されているため、上面板11および下面板12の各弾性復元力によって安定してシート状包装物20Aを挟持可能である。そのため、シート状包装物20Aに対する係合片30の係合は解除されない。従って、係合片30の先端を摘んで一方側に引き出すことに伴ってシート状包装物20Aが収容部15から引き出される。
このように、本実施形態の包装体1では、SP包装されたシート状包装物20Aが袋体10の収容部15に収容されている場合でも、チャイルドレジスト機能を発現しつつ力の弱い女性や高齢者であってもシート状包装物20Aを容易に取り出すことが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、シート状包装物としてPTP包装物およびSP包装物を例示したが、この構成に限られるものではなく、シート状に包装された他の包装形態であってもよい。
また、上記実施形態では、係合片30が折り畳まれた能書で形成される構成を例示したが、台紙等で形成された専用の係合片を用いる構成であってもよい。
1…包装体、 10…袋体、 13…蓋部、 15…収容部、 20、20A…シート状包装物、 30…係合片、 T…内容物

Claims (6)

  1. 所定方向に延びる収容部と、前記所定方向の一方側で前記収容部を開閉可能な蓋部とを有する袋体と、
    内容物を収納したシート状に形成され前記収容部に収容可能なシート状包装物と、
    前記収容部に前記シート状包装物と重ねられて収容可能であり、二つ折りにされた折り目の谷の部分が前記シート状包装物の前記所定方向の他方側に係合するシート状の係合片とを備え、
    前記収容部は、前記シート状包装物および前記係合片が非収容のときの高さが、重ねられた前記シート状包装物および前記係合片の最大厚さよりも小さく形成され、
    前記係合片は、前記折り目よりも一端側が前記シート状包装物の最大厚さとなる部分に掛かり、前記折り目よりも他端側の先端が前記シート状包装物の前記一方側の端部よりも前記一方側に延出していることを特徴とする包装体。
  2. 前記シート状包装物は、前記蓋部を開いたときに、前記シート状包装物の方が前記一方側に延出する前記係合片よりも開口部において厚さ方向上面側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 前記係合片は、前記内容物に関する情報が記載され前記所定方向に延びるシート状に折り畳まれた書類であることを特徴とする請求項1または2記載の包装体。
  4. 所定方向に延びる収容部と、前記所定方向の一方側で前記収容部を開閉可能な蓋部とを有する袋体に、内容物を収納したシート状に形成されたシート状包装物を収容する方法であって、
    二つ折りにされた折り目の谷の部分が前記シート状包装物の前記所定方向の他方側に係合し、前記折り目よりも長さ方向一端側が前記シート状包装物の最大厚さとなる部分に掛って配置され、前記折り目よりも長さ方向他端側の端部が前記シート状包装物の前記一方側の端部よりも前記一方側に延出して配置されたシート状の係合片を準備することと、
    前記シート状包装物および前記係合片が非収容のときの高さが、重ねられた前記シート状包装物および前記係合片の最大厚さよりも小さい収容部を有する袋体を準備することと、
    前記係合片を係合させた前記シート状包装物を、前記係合片の他端側を前記所定方向の一方側に位置させて前記収容部に収容することと、
    を含むことを特徴とする包装体のシート状包装物収容方法。
  5. 前記シート状包装物は、前記蓋部を開いたときに、前記シート状包装物の方が前記一方側に延出する前記係合片よりも開口部において厚さ方向上面側に配置されていることを特徴とする請求項4記載の包装体のシート状包装物収容方法。
  6. 前記係合片は、前記内容物に関する情報が記載され前記所定方向に延びるシート状に折り畳まれた書類であることを特徴とする請求項4または5記載の包装体のシート状包装物収容方法。
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