JP2018132469A - 渦電流探傷検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定物の損傷の検出精度を向上することができる渦電流探傷検査装置を提供すること。【解決手段】渦電流探傷検査装置1は、筐体5Aが励磁コイル3を保持する第一空間部61aおよび検出コイル4を保持する第二空間部62aを有する。第一空間部61aおよび第二空間部62aは、励磁コイル3および検出コイル4の中心間線上において、励磁コイル3および検出コイル4が重なり合うコイル間距離dを、検出コイルの検出値に基づいた所定距離Aとするように移動させることができるように形成される。また、筐体5Aは、励磁コイル3および検出コイル4を移動させる移動機構7が、励磁コイル3および検出コイル4が隣り合って形成される第一方向と、第一方向と直交する第二方向の2方向に形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、渦電流探傷検査装置に関する。
従来、電線内部の傷や腐食など、被測定物の損傷を検出する検査装置として、渦電流探傷検査装置が知られている。渦電流探傷検査装置は、励磁コイルと検出コイルとを有し、励磁コイルに交流電圧を印加して磁束を発生させることで被測定物に渦電流を発生させ、渦電流の磁束に基づく検出コイルの検出値により、被測定物の探傷を検査する。上記の励磁コイルおよび検出コイルは、励磁コイルの磁束が検出コイルの検出値に与える影響を小さくするため、上記コイルの軸方向から見て、励磁コイルおよび検出コイルの一部を重ね合わせて筐体に保持される。
特許第5286127号公報
上記の励磁コイルの磁束において、励磁コイルおよび検出コイルの一部を重ねることにより、励磁コイルの磁束のうち径方向外側および径方向内側にそれぞれ対向する向きに生じている磁束が相殺し合うこととなり、相殺できなかった励磁コイルの磁束の一部が検出コイルの検出値に影響を与えることとなる。したがって、励磁コイルの磁束が検出値に与える影響を、より小さくすることで、被測定物の損傷の検出精度の向上が望まれる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、被測定物の損傷の検出精度の向上を図ることができる渦電流探傷検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る渦電流探傷検査装置は、リング状に形成され、被測定物に渦電流を発生させるために交流電圧が印加される励磁コイルと、リング状に形成され、前記被測定物に発生した渦電流による磁束を検出する検出コイルと、前記励磁コイルおよび前記検出コイルを互いの軸方向が平行であり、かつ前記軸方向から見た場合に、前記励磁コイルおよび前記検出コイルの一部が重なり合うように、内部に保持する筐体と、を有するプローブと、前記励磁コイルに前記交流電圧を印加する電源部と、前記検出コイルの検出値を表示する表示部と、を備え、前記筐体は、非磁性材料で形成されており、前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、一方の前記コイルが保持される第一空間部と、前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、他方の前記コイルが保持される第二空間部と、非磁性材料で形成されており、かつ前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、少なくとも一方を前記軸方向と直交し、互いに交差する二方向に移動させる移動機構と、を有し、前記第一空間部および前記第二空間部のうち、前記移動機構により前記コイルを移動させることができる空間部は、前記軸方向から見た場合に、前記励磁コイルおよび前記検出コイルの中心間線上において、前記励磁コイルおよび前記検出コイルが重なり合うコイル間距離を、前記検出コイルの検出値に基づいた所定距離とすることができる位置に、前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、少なくとも一方の前記コイルが前記移動機構により移動することを許容する空間部であることを特徴とする。
また、上記の渦電流探傷検査装置において、前記二方向は、前記第一空間部および前記第二空間部が隣り合って形成される第一方向と、前記第一方向と直交する第二方向である
ことが好ましい。
また、上記の渦電流探傷検査装置において、前記移動機構は、前記筐体の外部と前記空間部とを貫通し、内周面に雌ネジ溝が形成された貫通孔と、前記雌ネジ溝に螺合する雄ネジ溝が外周面に形成されるネジ部材と、を有することが好ましい。
また、上記の渦電流探傷検査装置において、前記筐体は、前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、一方の前記コイルに対応する第一保持部と、前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、他方の前記コイルに対応する第二保持部と、を有し、前記第一保持部は、一方の前記コイルを前記第一空間部に対する移動を規制して保持するものであり、前記第二保持部は、前記第一保持部に対して、前記励磁コイルおよび前記検出コイルの一部が重なり合うように固定されるものであり、前記移動機構は、前記第二保持部に設けられることが好ましい。
上記目的を達成する為、本発明に係る渦電流探傷検査装置は、励磁コイルおよび検出コイルの中心間線上において、励磁コイルおよび検出コイルが重なり合うコイル間距離を、移動機構により、検出コイルの検出値に基づいた所定距離とすることができるので、移動機構により励磁コイルの磁束が検出値に与える影響を小さくすることができ、被測定物の損傷の検出精度を向上することができる。
図1は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置の構成図である。 図2は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置のブロック図である。 図3は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。 図4は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。 図5は、検出値の変化を示す図である。 図6は、実施形態2に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。 図7は、実施形態2に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。
以下に、本発明に係る渦電流探傷検査装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置について説明する。図1は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置の構成図である。図2は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置のブロック図である。図3は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。図3は、筐体から筐体カバーを取り外した状態の図である。図4は、実施形態1に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。図3および図4におけるX方向は、筐体の幅方向であり、第一方向である。Y方向は、筐体の奥行き方向であり、X方向と直交する方向である。また、第二方向である。Z方向は、鉛直方向であり、X方向およびY方向と直交する方向である。また、軸方向である。Z1方向は鉛直上方向であり、Z2方向は鉛直下方向である。
本実施形態における渦電流探傷検査装置1は、被測定物の損傷を検出する検査装置のうち、被測定物に渦電流を発生させることにより被測定物の損傷を検査する。渦電流探傷検査装置1は、被測定物として例えば電線が挙げられ、電線の内部に位置する芯線の腐食状況を非破壊検査するものである。渦電流探傷検査装置1は、図1〜図4に示すように、プローブ2と、制御装置10とを有する。渦電流探傷検査装置1は、制御装置10が外部の交流電源100と電気的に接続され、プローブ2と制御装置10とは、ハーネス11により電気的に接続される。
プローブ2は、渦電流探傷検査装置1において、被測定物の探傷を行うものである。プローブ2は、渦電流探傷検査装置1において、上記のように探傷検査作業の際、作業者により被測定物に対して走査される部分である。プローブ2は、励磁コイル3と、検出コイル4と、筐体5Aと、溝部6と、移動機構7とを有する。
励磁コイル3は、交流電圧が印加されることで、被測定物に渦電流を発生させるものである。励磁コイル3は、導電性を有する金属線(例えば銅線)を複数回、同心円状に巻いて束状にしたものであり、リング状に形成される。励磁コイル3は、後述の制御装置10の電源部12と電気的に接続される。励磁コイル3は、外部の交流電源100から供給され電源部12を介して、交流電圧が印加される。励磁コイル3は、交流電圧が印加されることにより交流電流が流れ、励磁コイル3の周囲に磁束を発生させる。この磁束は、交流電流により発生するものなので、磁束の向きが変化することとなる。したがって、被測定物は、励磁コイル3の磁束の変化による電磁誘導により、渦電流を発生することとなる。
検出コイル4は、被測定物に発生した渦電流による磁束を検出するものである。検出コイル4は、導電性を有する金属線(例えば銅線)を複数回、同心円状に巻いて束状にしたものであり、リング状に形成される。本実施形態における検出コイル4は、励磁コイル3と同一形状に形成される。検出コイル4は、後述の制御装置10の検出部13と電気的に接続される。ここで、被測定物は、渦電流を発生することで、磁束を発生する。検出コイル4は、渦電流の磁束による相互誘導により、検出コイルの両端において誘導起電力を生じる。すなわち、検出コイル4は、誘導起電力による電圧値を渦電流による検出値として検出するものである。
筐体5Aは、励磁コイル3および検出コイル4を内部に保持するものである。筐体5Aは、絶縁性を有し、かつ磁束を透磁する非磁性材料により形成される。本実施形態において、筐体5Aは、合成樹脂部材により略直方体形状に形成される。筐体5Aは、筐体5Aを構成する外周面において、鉛直方向に対向する面のうち鉛直上方向側の外周面51に溝部6が形成される。筐体5Aは、外周面51と対向して筐体カバー8がネジなどの締結部材により取り付けられる。筐体5Aは、外周面51において複数の締結用貫通孔52が形成される。実施形態1においては、締結用貫通孔52は、内周面に雌ネジ溝が形成されたネジ孔である。
溝部6は、外周面51から鉛直下方向に向かって凹形状に形成される。溝部6は、励磁コイル3が保持される第一溝部61と、検出コイル4が保持される第二溝部62とから形成される。第一溝部61および第二溝部62は、凹形状に形成されることにより、第一溝部61は励磁コイル3が保持される第一空間部61a、および第二溝部62は検出コイル4が保持される第二空間部62aを形成する。第一溝部61および第二溝部62は、鉛直上方向から見てリング状に形成される。第一溝部61および第二溝部62は、各溝部の中心が幅方向、すなわち第一方向に沿って並んで形成される。第一溝部61および第二溝部62は、軸方向から見て、第一溝部61と第二溝部62とが重なり合うように形成される。すなわち、第一溝部61および第二溝部62は、励磁コイル3および検出コイル4を、互いの軸方向が平行であり、かつ軸方向(鉛直上方向)から見た場合に、励磁コイル3および検出コイル4の一部が重なり合うように、第一空間部61aおよび第二空間部62aに励磁コイル3および検出コイル4を保持する。
第一溝部61および第二溝部62は、励磁コイル3および検出コイル4が移動機構7により、軸方向と直交する方向、すなわち軸方向と直交する平面上を移動できるように、第一空間部61aおよび第二空間部62aを形成する。第一溝部61および第二溝部62は、鉛直上方向から見て、各溝の幅が励磁コイル3および検出コイル4の幅よりも大きく形成される。第一溝部61および第二溝部62は、励磁コイル3および検出コイル4を第一空間部61aおよび第二空間部62aにおいて、軸方向から見た場合に、励磁コイル3および検出コイル4の中心間線上において、励磁コイル3および検出コイル4が重なり合うコイル間距離dを、予め設定された所定距離Aとすることができる位置に、移動機構7により移動することを許容する第一空間部61aおよび第二空間部62aを形成する。ここで、所定距離Aは、検出コイル4の検出値に基づく距離であり、被測定物がない場合における検出コイル4の検出値、すなわち誘導起電力による電圧値が、所望する被測定物の損傷を検出することができる低い値となる、励磁コイル3および検出コイル4の重なり合うコイル間距離dである。本実施形態における所定距離Aは、被測定物がない場合における検出コイル4の検出値が最も低い値となるコイル間距離dである。筐体5Aにおいて第一溝部61および第二溝部62は、第一溝部61および第二溝部62の中心間の距離を所定距離Aとし、各溝部61,62の直径を各コイル3,4の直径よりも広く、例えば、合成樹脂部材による物性を考慮した公差分は少なくとも広くなるように設計され、設計に基づいて第一溝部61および第二溝部62が形成される。ここで、励磁コイル3が検出コイル4に与える影響について、検出コイル4の検出値には、先述のように、渦電流による磁束の他、励磁コイル3の磁束が影響するこことなる。そこで、軸方向から見て、励磁コイル3および検出コイル4の一部を重ねることにより、励磁コイル3のうち検出コイル4の径方向内側に位置する領域は、励磁コイル3の径方向外側と径方向内側との、互いに対向する向きに生じる磁束により、互いに磁束を打消し合うこととなる。
第一溝部61および第二溝部62は、凹形状、つまり溝形状に形成されることにより、第一底部61bおよび第二底部62bを有する。第一底部61bに励磁コイル3が載置され、第二底部62bに検出コイル4が載置される。すなわち、第一底部61bおよび第二底部62bは、励磁コイル3および検出コイル4の鉛直下方向の移動を規制するものである。第二底部62bは、第一底部61bより検出コイル4の軸方向における厚み分だけ、鉛直下方向側に形成される。したがって、励磁コイル3および検出コイル4は、第一空間部61aおよび第二空間部62aに保持された際、軸方向において接触した状態で保持される。
移動機構7は、第一空間部61aおよび第二空間部62aにおいて、励磁コイル3および検出コイル4を、軸方向と直交し、互いに交差する二方向に移動させるものである。本実施形態における二方向とは、第一空間部61aおよび第二空間部62aとが隣り合って形成される第一方向と、第一方向と直交する第二方向であり、第一方向が筐体5Aの幅方向であり、第二方向が筐体5Aの奥行き方向である。移動機構7は、筐体5Aと同じ非磁性材料により形成される。本実施形態においては、筐体5Aと同様に、合成樹脂部材により形成される。移動機構7は、複数の貫通孔71と、ネジ部材72とを有する。
貫通孔71は、内周面に雌ネジ溝が形成された、いわゆるネジ孔である。貫通孔71は、筐体5Aの外部と第一空間部61aおよび第二空間部62aとをそれぞれ貫通して形成される。貫通孔71は、第一方向に沿って形成される第一貫通孔71aと、第二方向に沿って形成される第二貫通孔71bとを有する。第一貫通孔71aは第一溝部61において、第一溝部61の中心を通り互いに対向して2つ設けられ、第二貫通孔71bは第一溝部61において、第一溝部61の中心を通り互いに対向して2つ設けられる。第二溝部62においても同様に、第一貫通孔71aは第二溝部62の中心を通り互いに対向して2つ設けられ、第二貫通孔71bは第二溝部62において、第二溝部62の中心を通り互いに対向して2つ設けられる。すなわち、本実施形態において、貫通孔71は、筐体5Aに8つが設けられることとなる。ネジ部材72は、外周面に貫通孔71の雌ネジ溝と螺合する雄ネジ溝が形成される。ネジ部材72は、例えば止めネジである。ネジ部材72は、各貫通孔71にそれぞれ対応して設けられる。各ネジ部材72は、各貫通孔71にそれぞれ挿入され雌ネジ溝と螺合することで、第一空間部61aおよび第二空間部62aに先端部が露出する。
筐体カバー8は、第一空間部61aおよび第二空間部62aにそれぞれ保持した励磁コイル3および検出コイル4が、筐体5Aから落下することおよび外部に露出することを防ぐものである。筐体カバー8は、筐体5Aと同様に、合成樹脂部材により形成される。筐体カバー8は、外周面51と対向し、かつ接触して、締結部材により筐体5Aに取り付けられる。筐体カバー8が筐体5Aに取り付けられることにより、第一空間部61aおよび第二空間部62aは、閉塞され、筐体5Aの外部と遮断された閉空間となる。筐体カバー8は、筐体5Aにおける各締結用貫通孔52に対して筐体カバー8を介して挿入される合成樹脂部材のネジ(締結部材)があるため、筐体カバー8を筐体5Aに取り付けた状態において、各締結用貫通孔52に対応する位置にそれぞれ貫通孔が設けられる。
制御装置10は、渦電流探傷検査装置1を制御するものである。制御装置10は、電源部12と、検出部13と、表示部14と、を備える。電源部12は、外部の交流電源100と電気的に接続され、励磁コイル3に交流電圧を印加するものであり、例えば、商用電源である。検出部13は、検出コイル4の誘導起電力による電圧値を検出するものである。検出部13は、増幅回路13aと、電圧計13bとを備える。増幅回路13aは、検出コイル4と電気的に接続されており、検出コイル4の両端において発生した誘導起電力による電圧を増幅する。電圧計13bは、増幅された電圧の電圧値を検出値として検出する。表示部14は、検出部13と電気的に接続されており、電圧計13bが検出した電圧を、波形などで出力し、作業者が認識できるように表示するモニターである。
次に、プローブ2の組み付けの一例について説明する。まず、作業員は、筐体5Aの第二溝部62に検出コイル4を挿入し、次に第一溝部61に励磁コイル3を挿入する。次に、作業員は、各貫通孔71に対しそれぞれネジ部材72を挿入し、各貫通孔71に対して各ネジ部材72を螺合させる。作業員が、各ネジ部材72を螺合させ続けることにより、各ネジ部材72は、第一空間部61a側および第二空間部62a側にそれぞれ移動し、第一空間部61aおよび第二空間部62aにそれぞれ突出する。第一空間部61aおよび第二空間部62aに突出したネジ部材72は、励磁コイル3および検出コイル4とそれぞれ当接し、励磁コイル3および検出コイル4の第一空間部61aおよび第二空間部62aに対する位置を規制する。ここで、励磁コイル3および検出コイル4のそれぞれの導体の端部には、不図示の端子が電気的に接続されている。これらの端子は、筐体5Aの不図示のコネクタ部と嵌合されるようになっている。したがって、上記の端子とコネクタ部とを嵌合させることにより、励磁コイル3は電源部12と、検出コイル4は検出部13とそれぞれ電気的に接続されることとなる。次に、作業員は、筐体5Aに筐体カバー8を取り付け、締結用貫通孔52にネジを挿入して筐体5Aと筐体カバー8を締結させる。以上により、プローブ2の組み付けが完了する。
次に、作業者が、励磁コイル3および検出コイル4を移動機構7により移動させ、コイル間距離dを所定距離Aとするための調整作業について説明する。まず、作業者は、励磁コイル3および検出コイル4のコイル間距離dを所定距離Aに対しておおまかに合わせるため、励磁コイル3および検出コイル4を移動させる方向において、最も検出コイル4の検出値に影響を与える方向である、第一方向に対して調整を行う。作業者は、被測定物がない状態において、まず各第一貫通孔71aに挿入された各ネジ部材72を、表示部14に表示された検出コイル4の検出値を確認しながら、第一空間部61aおよび第二空間部62aにおいて、それぞれネジ部材72の第一貫通孔71aに対する挿抜方向に移動させる。このとき、励磁コイル3および検出コイル4は、ネジ部材72が当接し第一方向に沿って押圧されることで、第一空間部61aおよび第二空間部62aを幅方向、すなわち第一方向に沿って移動する。作業員が、励磁コイル3および検出コイル4を移動させ、表示部14に表示された検出値が最も小さくなったとき、励磁コイル3および検出コイル4の幅方向、すなわち第一方向における位置が決定される。次に、作業者は、励磁コイル3および検出コイル4を第二方向に対して移動させ、微細な調整を行う。作業者は、各第二貫通孔71bに挿入された各ネジ部材72に対して、幅方向と同様に、検出コイル4の検出値を確認しながら、各ネジ部材72を各第二貫通孔71bに対する挿抜方向に移動させ、励磁コイル3および検出コイル4を奥行き方向、すなわち第二方向に沿って移動させる。そして、表示部14に表示された検出値が最も小さくなったとき、励磁コイル3および検出コイル4の奥行き方向、すなわち第二方向における位置が決定される。以上により、励磁コイル3および検出コイル4は、重なり合うコイル間距離dが所定距離Aとなるように調整され、筐体5Aに保持される。
本実施形態における渦電流探傷検査装置1は、第一空間部61aおよび第二空間部62aにおいて、励磁コイル3および検出コイル4が移動機構7により移動できるように形成される。第一空間部61aおよび第二空間部62aは、励磁コイル3および検出コイル4を移動機構7により移動する際に、コイル間距離dを所定距離Aとすることができる位置することが許容されている空間部に形成される。従って、励磁コイル3および検出コイル4は、第一空間部61aおよび第二空間部62aにそれぞれ保持した励磁コイル3および検出コイル4を、移動機構7により、コイル間距離dが所定距離Aとなるように調整して配置することができる。
ここで、調整時における検出値の変化について説明する。図5は、検出値の変化を示す図である。縦軸は検出コイル4の検出値の変化[db]であり、横軸は周波数[Hz]である。検出値の変化には、コイル内径20ミリの励磁コイル3および検出コイル4を用いた。なお、L1は、被測定物があり、かつコイル間距離dを所定距離Aにした場合の検出コイル4の検出値である。L2は、被測定物がなく、かつコイル間距離dを所定距離Aに調整した場合の検出コイル4の検出値である。L3は、被測定物がなく、励磁コイル3を、コイル間距離dが所定距離Aとなる位置から第二方向に、微小、ここでは−1[mm]移動させた場合の検出コイル4の検出値である。L4は、被測定物がなく、励磁コイル3を、コイル間距離dが所定距離Aとなる位置から第二方向に、微小、ここでは+1[mm]移動させた場合の検出コイル4の検出値である。
励磁コイル3および検出コイル4をコイル間距離dが所定距離Aとなるように配置すると、被測定物の有無により検出値の差ΔVは、約25[db]の差を示している。一方、励磁コイル3および検出コイル4をコイル間距離dが所定距離Aとなる位置から±1[mm]となるように配置すると、コイル間距離dが所定距離Aの検出値と比較して、約5[db]の検出値の差が生じる。1[mm]はコイル内径に対して約5%であるが、5[db]は検出値の差ΔVに対して約20%である。つまり、コイル間距離dが所定距離Aから微小約5%ずれるだけで、検出値に大きな影響を与える。
従って、本実施形態における渦電流探傷検査装置1は、移動機構7により、励磁コイル3および検出コイル4の相対位置を微細に調整することで、励磁コイル3の磁束が検出コイル4の検出値に与える影響を小さくする所定距離Aに、コイル間距離dを一致(ほぼ一致も含む)させることができる。これにより、被測定物の有無による検出値の差ΔVを大きくすることができ、被測定物に損傷があった場合における検出値の変化を大きくすることができるので、被測定物の損傷の検出精度を向上することができる。また、渦電流探傷検査装置1は、被測定物の損傷の検出精度を向上することにより、被測定物の損傷が微小であっても損傷として検出することができる。
また、励磁コイル3および検出コイル4は、導線を複数回巻き付けて束状にして形成されるので、個々の寸法にバラツキが生じ、励磁コイル3と検出コイル4との組み合わせによっては、励磁コイル3の磁束が検出コイル4の検出値に与える影響を最も小さくするコイル間距離dが所定距離Aと微小ながら異なる場合がある。本実施形態における渦電流探傷検査装置1は、移動機構7により、励磁コイル3および検出コイル4の相対位置を微細に調整することができるので、被測定物に損傷があった場合における検出値の変化を大きくすることができるので、被測定物の損傷の検出精度を向上することができる。
また、本実施形態における渦電流探傷検査装置1は、移動機構7における貫通孔71が、第一空間部61aと第二空間部62aとが隣り合って形成される第一方向と、第一方向と直交する第二方向に沿って形成されるので、作業員は、検出コイル4の検出値に最も影響が出る第一方向に沿って励磁コイル3および検出コイル4を移動させて両コイルをある程度位置決めした後、第二方向に沿って励磁コイル3および検出コイル4を移動させて微小に調整することができるので、より簡単に、励磁コイル3および検出コイル4を移動させて調整を行うことができる。
また、本実施形態における移動機構7は、内周面に雌ネジ溝が形成された貫通孔71、いわゆるネジ孔と、上記雌ネジ溝に螺合する雄ネジ溝が外周面に形成されたネジ部材72であるので、上記ネジ溝の径およびピッチを計算して設定することで、ネジ部材72の螺合の際の回転量に対応して、第一空間部61aおよび第二空間部62aにおける励磁コイル3および検出コイル4の移動量を微小に調整することができる。従って、渦電流探傷検査装置1は、作業者が励磁コイル3および検出コイル4を直接手で移動させる場合と比較し、励磁コイル3および検出コイル4の移動をより簡易に、かつ微小な調整によりコイル間距離dを所定距離Aとするように調整することができる。
また、移動機構7は、ネジ孔である貫通孔71とネジ部材72であることにより、ネジ部材72の締め付けトルクを調整することができるので、ネジ部材72が励磁コイル3および検出コイル4を押圧する力を調整することができ、励磁コイル3および検出コイル4が、ネジ部材72から押圧されることで変形することを抑制することができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る渦電流探傷検査装置1について説明する。図6は、実施形態2に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。図7は、実施形態2に係る渦電流探傷検査装置の部分拡大図である。実施形態2に係る渦電流探傷検査装置1が実施形態1に係る渦電流探傷検査装置1と異なる点は、検出コイル4が筐体5Bにインサート成形によって固定されて保持される点である。なお、上述した実施形態1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。
筐体5Bは、検出コイル4に対応する第一保持部5B1と、励磁コイル3に対応する第二保持部5B2とを有する。第一保持部5B1および第二保持部5B2は、鉛直方向において重ねられて合成樹脂部材のネジなどにより締結され、筐体5Bを構成する。第一保持部5B1は、第二保持部5B2の鉛直下方向に位置する。
第一保持部5B1は、一方のコイルである検出コイル4を第一空間部54に対して移動を規制して保持するものである。本実施形態における第一保持部5B1は、検出コイル4をインサート成形により内部に保持する。つまり、第一空間部54は、検出コイル4が存在する部分であり、検出コイル4との間に隙間が形成されていない。検出コイル4は、第一保持部5B1の外周面53に近接した状態で保持される。第一保持部5B1には、外周面53に、第二保持部5B2とネジなどにより締結されるための複数の不図示のネジ孔が設けられる。
第二保持部5B2は、励磁コイル3を保持するための第二溝部62が外周面51に形成され、第二空間部62aに他方のコイルである励磁コイル3が保持される。第二保持部5B2は、第一保持部5B1に対して、励磁コイル3および検出コイル4が重なり合うように固定されるものである。
本実施形態における第二溝部62についても、実施形態1と同様に、励磁コイル3を第二空間部62aにおいて、軸方向から見た場合に、コイル間距離dを、予め設定された所定距離Aとすることができる位置に、移動機構7により移動することを許容する第二空間部62aを形成する。第二保持部5B2において第二溝部62は、第一空間部54および第二溝部62の中心間の距離を所定距離Aとし、第二溝部62の直径を励磁コイル3の直径よりも広く、例えば、合成樹脂部材による物性を考慮した公差分は少なくとも広くなるように設計され、設計に基づいて第二溝部62が形成される。
第二溝部62は、溝形状に形成されることにより、第二底部62bを有する。第二底部62bに励磁コイル3が載置される。すなわち、第二底部62bは、励磁コイル3の鉛直上方向の移動を規制するものである。第二底部62bは、励磁コイル3の軸方向における厚み分だけ、鉛直上方向側に形成される。したがって、励磁コイル3および検出コイル4は、第二空間部62aおよび第一空間部54に保持された際、軸方向において近接した状態で保持される。
移動機構7は、第二保持部5B2に設けられる。第二保持部5B2には、実施形態1と同様に、複数の貫通孔71が設けられることとなり、第一方向に沿って形成される第一貫通孔71aと、第二方向に沿って形成される第二貫通孔71bとが形成される。第一貫通孔71aは第二溝部62の中心を通り、互いに対向して2つ設けられ、第二貫通孔71bは第二溝部62の中心を通り、互いに対向して2つ設けられる。
第二保持部5B2は、第二底部62bに励磁コイル3を載置し、各ネジ部材72によって保持した状態で、外周面51を鉛直下方向側にして、すなわち第一保持部5B1の鉛直上方向側の外周面53と接触して、第一保持部5B1と締結される。従って、第二空間部62aは、第一保持部5B1の外周面53により閉空間となり、励磁コイル3が筐体5Bの外部に露出することが抑制される。第二保持部5B2は、外周面51から鉛直方向に対向する外周面まで、第一保持部5B1と第二保持部5B2とを締結するネジ孔が貫通する、複数の締結用貫通孔52が設けられる。
次に、作業者が、励磁コイル3を移動機構7により移動させ、コイル間距離dを所定距離Aとするための調整作業について説明する。まず、作業者は、第一方向において励磁コイル3の調整を行う。作業者は、実施形態1と同様に、被測定物がない状態において、各第一貫通孔71aに挿入された各ネジ部材72を、表示部14に表示された検出コイル4の検出値を確認しながら、第二空間部62aにおいて、ネジ部材72の第一貫通孔71aに対する挿抜方向に移動させる。このとき、励磁コイル3は、ネジ部材72により、第一方向に沿って移動する。作業員が、励磁コイル3を移動させ、表示部14に表示された検出値が最も小さくなったとき、励磁コイル3の第一方向における位置が決定される。次に、作業者は、第二方向において励磁コイル3を移動させ、微調整を行う。作業者は、各第二貫通孔71bに挿入された各ネジ部材72に対して、幅方向と同様に検出コイル4の検出値を確認しながら、各ネジ部材72を各第二貫通孔71bに対する挿抜方向に移動させ、励磁コイル3を奥行き方向、すなわち第二方向に沿って移動させる。そして、表示部14に表示された検出値が最も小さくなったとき、励磁コイル3の奥行き方向、すなわち第二方向における位置が決定される。以上により、励磁コイル3および検出コイル4は、重なり合うコイル間距離dが所定距離Aとなるように調整され、筐体5Bに保持される。
実施形態2における渦電流探傷検査装置1は、第一保持部5B1に検出コイル4が保持されているが、第二保持部5B2の励磁コイル3が移動機構7により移動可能に保持される。従って、実施形態1と同様に、励磁コイル3および検出コイル4は、第一空間部54および第二空間部62aにそれぞれ保持した検出コイル4および励磁コイル3のうち、励磁コイル3を移動機構7により、調整することで、コイル間距離dが所定距離Aとなるように配置することができる。これにより、渦電流探傷検査装置1は、被測定物の有無による検出値の差ΔVを大きくすることができ、被測定物に損傷があった場合における検出値の変化を大きくすることができるので、被測定物の損傷の検出精度を向上することができる。
実施形態2における渦電流探傷検査装置1は、検出コイル4がインサート成形により第一保持部5B1に保持される。つまり、検出コイル4を移動させず、移動機構7を設けた第二保持部5B2に保持された励磁コイル3のみを移動させることにより、重なり合うコイル間距離dを調整する。従って、作業員は、励磁コイル3のみに対して調整作業を行えばよいので、調整作業に係る負荷を抑制することができる。
本実施形態における移動機構7は、すべて同一のネジ部材72を用いたが、これに限らない。例えば、対向する貫通孔71におけるネジ部材72のうちの一方を、非磁性材料であり、かつ弾性を有する例えば樹脂バネにしてもよい。これにより、各コイルの移動に対する一方側を、樹脂バネの弾性変形により保持することができ、ネジ部材72で保持する場合と同様の効果が得られる。
本実施形態における第二方向は、第一方向と直交する方向であるとしたが、これに限らない。第一方向に対して、鋭角や鈍角で交差する方向であっても、各コイルを軸方向と直交する平面上を移動させることができる。
1 渦電流探傷検査装置
10 制御装置
11 ハーネス
12 電源部
13 検出部
14 表示部
2 プローブ
3 励磁コイル
4 検出コイル
5A,5B 筐体
5B1 第一保持部
5B2 第二保持部
51 外周面
53 外周面
54 第一空間部
6 溝部
61 第一溝部
61a 第一空間部
62 第二溝部
62a 第二空間部
7 移動機構
71 貫通孔
72 ネジ部材
8 筐体カバー
100 交流電源

Claims (4)

  1. リング状に形成され、被測定物に渦電流を発生させるために交流電圧が印加される励磁コイルと、
    リング状に形成され、前記被測定物に発生した渦電流による磁束を検出する検出コイルと、
    前記励磁コイルおよび前記検出コイルを互いの軸方向が平行であり、かつ前記軸方向から見た場合に、前記励磁コイルおよび前記検出コイルの一部が重なり合うように、内部に保持する筐体と、
    を有するプローブと、
    前記励磁コイルに前記交流電圧を印加する電源部と、
    前記検出コイルの検出値を表示する表示部と、
    を備え、
    前記筐体は、非磁性材料で形成されており、
    前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、一方の前記コイルが保持される第一空間部と、
    前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、他方の前記コイルが保持される第二空間部と、
    非磁性材料で形成されており、かつ前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、少なくとも一方を前記軸方向と直交し、互いに交差する二方向に移動させる移動機構と、
    を有し、
    前記第一空間部および前記第二空間部のうち、前記移動機構により前記コイルを移動させることができる空間部は、
    前記軸方向から見た場合に、前記励磁コイルおよび前記検出コイルの中心間線上において、前記励磁コイルおよび前記検出コイルが重なり合うコイル間距離を、前記検出コイルの検出値に基づいた所定距離とすることができる位置に、前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、少なくとも一方の前記コイルが前記移動機構により移動することを許容する空間部であることを特徴とする、
    渦電流探傷検査装置。
  2. 請求項1に記載の渦電流探傷検査装置において、
    前記二方向は、前記第一空間部および前記第二空間部が隣り合って形成される第一方向と、前記第一方向と直交する第二方向である、
    渦電流探傷検査装置。
  3. 請求項1または2に記載の渦電流探傷検査装置において、
    前記移動機構は、
    前記筐体の外部と前記空間部とを貫通し、内周面に雌ネジ溝が形成された貫通孔と、
    前記雌ネジ溝に螺合する雄ネジ溝が外周面に形成されるネジ部材と、
    を有する、
    渦電流探傷検査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の渦電流探傷検査装置において、
    前記筐体は、
    前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、一方の前記コイルに対応する第一保持部と、

    前記励磁コイルおよび前記検出コイルのうち、他方の前記コイルに対応する第二保持部と、
    を有し、
    前記第一保持部は、一方の前記コイルを前記第一空間部に対する移動を規制して保持するものであり、
    前記第二保持部は、前記第一保持部に対して、前記励磁コイルおよび前記検出コイルの一部が重なり合うように固定されるものであり、
    前記移動機構は、前記第二保持部に設けられる、
    渦電流探傷検査装置。
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