JP2018131876A - 塗装建築板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】逃げ斜面を目立ちにくくして外観の低下が生じにくい塗装建築板を提供する。【解決手段】基材3の表面にインクジェット印刷により印刷層40が形成された塗装建築板に関する。基材3の表面は、インクジェット印刷時の基材3の搬送方向に対して上り傾斜となる逃げ斜面31と、該逃げ斜面31の搬送方向前側に位置する前側印刷面37と、を含む。印刷層40において、前側印刷面37の逃げ斜面31側の端部35に対応する領域41が逃げ斜面31に対応する領域42と略同等の外観となるように印刷されている。【選択図】図5

Description

本発明は、外装材などとして使用される塗装建築板及びその製造方法に関する。
従来、表面に複数のブロック状凸部を有する基材にインクジェット印刷を施して、色、柄、模様により意匠性を向上させた塗装建築板を製造することが行われている(例えば、特許文献1参照)。この場合、インクジェット印刷は、一定の速度で基材を搬送しながらインクジェット印刷機のノズルから基材の表面に設けた受理層にインクを噴射して付着させるようにして行われる。
しかし、上記のように、印刷される面が立体的に形成された基材を一般的なインクジェット式印刷機で印刷すると、むら無く印刷することが難しく、塗装建築板の外観が低下する場合があった。特に、印刷される面が傾斜角度の異なる複数の傾斜面を有する場合、傾斜面同士でインクの付着密度が異なるため、むら無く塗装することが難しかった。
そこで、特許文献2では、傾斜角度の異なる2つの傾斜面(逃げ斜面と受け斜面)とをむら無く印刷するようにしている。例えば、逃げ斜面での外観と受け斜面での外観とが略同等となるように色調データを調整して印刷を行うようにしている。
特開2012−107471号公報 特開2014−163160号公報
しかし、特許文献2に記載された技術では、例えば、さまざまな傾斜角度の斜面が混在している場合、両斜面の外観が略同等となるように色調データを調整するのは煩雑であり、手間がかかる。特に、逃げ斜面は、インク密度が受け斜面に比して疎となりやすいため、目立ち易くなる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、逃げ斜面を目立ちにくくして外観の低下が生じにくい塗装建築板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る塗装建築板は、
基材の表面にインクジェット印刷により印刷層が形成された塗装建築板であって、
前記基材の表面は、前記インクジェット印刷時の前記基材の搬送方向に対して上り傾斜となる逃げ斜面と、該逃げ斜面の前記搬送方向前側に位置する前側印刷面と、を含み、
前記印刷層において、前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域が前記逃げ斜面に対応する領域と略同等の外観となるように印刷されている
ことを特徴とする。
本発明に係る塗装建築板にあっては、
前記前側印刷面は、前記逃げ斜面よりも緩勾配の緩勾配逃げ斜面、平坦面、または、前記搬送方向に対して下り傾斜となる受け斜面によって構成されている
ことが好ましい。
本発明に係る塗装建築板にあっては、
前記印刷層における前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域は、前記逃げ斜面に対応する領域におけるインク密度と同程度のインク密度で印刷されている
ことが好ましい。
本発明に係る塗装建築板にあっては、
前記基材の表面には、凸部が形成されており、
前記凸部の表面は、前記逃げ斜面と、該逃げ斜面の前記搬送方向前側に位置する平坦面と、を有する
ことが好ましい。
本発明に係る塗装建築板の製造方法は、
基材の表面に印刷層をインクジェット印刷により形成する塗装建築板の製造方法であって、
前記インクジェット印刷時の前記基材の搬送方向に対して上り傾斜となる逃げ斜面と、該逃げ斜面の前記搬送方向前側に位置する前側印刷面とを含むように、前記基材の表面を形成し、
前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域が前記逃げ斜面に対応する領域と略同等の外観となるように、前記印刷層をインクジェット印刷により形成する
ことを特徴とする。
本発明では、前記印刷層において、前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域が前記逃げ斜面に対応する領域と略同等の外観となるように印刷されているため、両方の領域が見分けにくくなり、逃げ斜面を目立ちにくくして外観の低下が生じにくい塗装建築板を提供することができる。
図1は、本発明に係る塗装建築板の製造方法に使用する基材を示す平面図である。 図2は、同上の製造方法で使用するインクジェット塗装機を示す概略図である。 図3は、同上の塗装建築板を示す一部の断面図である。 図4は、同上の塗装建築板を示す一部の断面図である。 図5は、同上の塗装建築板を示す一部の平面図である。。 図6は、同上の塗装建築板の変形例を示す一部の断面図である。 図7は、同上の塗装建築板の変形例を示す一部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本実施形態の塗装建築板の製造方法は、表面が受理層で形成された基材3を搬送しながら、基材3の表面の受理層に印刷層40をインクジェット印刷により形成するものである。
基材3の主体はセメント硬化物からなる窯業系基材であるが、その材質は特に限定されず、木質系基材、金属系基材、プラスチック系基材などが使用可能である。基材3は略板状に形成されるが、図1のように、基材3の表面には複数個のブロック状の凸部2が設けられている。各凸部2は、上面5及びこの上面5から底面6に向かって下り傾斜する傾斜面1を有している。図1に示す凸部2は平面視で矩形状であるため、傾斜面1は上面5の四方向に形成されている。また隣り合う凸部2の間に底面6が設けられているために、複数の凸部2が目地を介して縦横に配置されているような外観を呈している。複数の凸部2は、千鳥状に配置されていてもよいし、格子状に配置されていてもよい。また、凸部2は平面視矩形状以外の形状(例えば、多角形、円形など)であっても良い。
基材3の表面は全面にわたって受理層で形成されている。すなわち、受理層は、底面6、傾斜面1、上面5のすべての表面に形成されている。受理層は、基材3に適宜にプライマー処理を施した後、インクジェット式塗装機等を用いて塗装することができる。受理層は白色である場合が多いが、これに限らず、灰色や黒色など、任意の色で形成可能である。
印刷層40はインクジェット印刷により形成される。印刷層40はインクの多数のドットで形成される。インクジェット印刷するためのインクジェット式塗装機7としては、例えば、図2に示すようなものを用いることができる。このインクジェット式塗装機7は、噴射ノズル8を設けた塗装ノズルヘッド9、塗装ノズルヘッド9の噴射ノズル8に水性インクや紫外線硬化型インク等のインクを供給する塗料供給タンク10、塗装ノズルヘッド9の噴射ノズル8からのインクの噴射を制御する塗装制御システム11などを設けて形成されている。
塗装ノズルヘッド9は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のインクを噴出する4種類の塗装ノズルヘッド9y,9c,9m,9kで形成され、フルカラー印刷による塗装を行うことができるようにしてある。塗料供給タンク10も同様に4種類のものからなるものであり、イエローのインクを供給する塗料供給タンク10yは塗装ノズルヘッド9yに、シアンのインクを供給する塗料供給タンク10cは塗装ノズルヘッド9cに、マゼンタのインクを供給する塗料供給タンク10mは塗装ノズルヘッド9mに、ブラックのインクを供給する塗料供給タンク10kは塗装ノズルヘッド9kに、それぞれ接続してある。また、各塗装ノズルヘッド9は基材3の搬送方向に沿って配列してある。
塗装制御システム11は、各種のCPU、ROM、RAM等から構成されるものであり、印刷データ作成部、塗装制御部、噴射ノズル制御部等を備えて形成されている。印刷データ作成部は、原画をスキャン等して得た色柄パターンのデータを入力して保存し、このデータを加工して印刷データを作成して保存するものである。塗装制御部は、塗装を行う基材3に応じた印刷データを印刷データ作成部から取り出し、この印刷データに基づいて、噴射ノズル制御部に制御信号を出力するものである。噴射ノズル制御部は、塗装ノズルヘッド9の各噴射ノズル8に接続されており、噴射ノズル制御部から入力される制御信号に基づいて各噴射ノズル8を制御するものである。各噴射ノズル8は例えばピエゾ制御方式により噴射を行ったり噴射を停止したりするようになっており、噴射ノズル制御部で各噴射ノズル8を制御することによって、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各インクの噴射と停止を個別に制御して、色柄パターンに対応したフルカラー印刷による塗装を行うことができる。
また、インクジェット式塗装機7の下側には基材3を搬送するための搬送コンベア12が配置されている。この搬送コンベア12は、基材3を一方向に一定の速さで搬送するものであって、例えば、ベルトコンベア等で形成することができる。
そして、受理層が形成された基材3を搬送コンベア12上に導入し、インクジェット式塗装機7の塗装ノズルヘッド9の下を順に通過させ、上記の印刷データに基づいて、塗装ノズルヘッド9の噴射ノズル8からインクを噴射させてインクジェット印刷し、受理層の表面に印刷層40を形成することによって、塗装建築板を製造することができる。
このようにして基材3の表面の受理層にインクジェット印刷すると、搬送コンベア12により基材3が塗装ノズルヘッド9の下側を通過する際に噴射ノズル8から基材3に向けてインクiが噴射され、インクiが受理層の表面に付着して印刷することで、図3に示すように、多数のインクiのドットで印刷層40が形成される。
基材3の前後方向は基材3をインクジェット印刷する際の搬送方向(矢印Xで示す)により決定される。すなわち、インクジェット印刷時の基材3の搬送方向Xと同方向を「前方」あるいは「前側」とし、搬送方向と反対方向を「後方」あるいは「後側」とする。
上記のようなインクジェット印刷では、逃げ斜面31と前側印刷面37との外観を略同等にすることが難しい。ここで、逃げ斜面31とは、傾斜面1のうち、基材3の前側に向かって上り傾斜するように形成されている。逃げ斜面31は基材3の前後方向で隣り合う上面5と底面6との間に形成されている。また前側印刷面37とは、逃げ斜面31の搬送方向前側に位置する基材3の表面であり、逃げ斜面31の搬送方向の前方(直前)に隣接して位置している上面5である平坦面30と、この平坦面30の搬送方向の前方(直前)に隣接して位置している傾斜面1である受け斜面32とを備えて形成されている。受け斜面32は、傾斜面1のうち、基材3の前側に向かって下り傾斜するように形成されている。受け斜面32は基材3の前後方向で隣り合う上面5と底面6との間に形成されている。
インクジェット印刷では、基材3に対してインクiを噴射することにより非接触で印刷するため、インクiが塗装ノズルヘッド9から噴射されてから基材3の表面に到達するまでにタイムラグが発生する。また、基材3の塗装される面が凹凸面である場合、インクiが受理層に到達するまでの時間は、噴射ノズル8から受理層までの距離によって変動する。しかも、基材3はインクジェット印刷時に一定の速度で搬送されているため、基材3に対するインクiの付着位置は、基材3の搬送の影響も受けることになる。
従って、上記のような平坦面30と傾斜面1を有する基材3の場合、平坦面30は上面5及び底面6のいずれもが略同等のインク密度で塗装することができる。しかし、傾斜面1のうち、逃げ斜面31はその傾斜の影響に加えて基材3の搬送の影響も受け、上面5及び底面6よりもインク密度が低くなる。よって、基材3を平面視すると、逃げ斜面31で隣り合うインクiのドットの間から受理層が視認されることになり、逃げ斜面31が目立って塗装建築板の外観が低下することがある。
そこで、本実施形態では、印刷層40において、前側印刷面37の逃げ斜面31側の端部35に対応する領域41が逃げ斜面31に対応する領域42と略同等の外観となるように印刷されている。これにより、逃げ斜面31が目立ちにくくなって塗装建築板の外観が低下しにくくなる。図4においては、逃げ斜面31側の端部35は平坦面30の一部であり、平坦面30の逃げ斜面31側の端部近傍に領域41が形成されている。領域41は図5に示す範囲で形成するのが好ましい。また領域41と領域42とが略同等の外観となるように印刷するに加えて、印刷層40の底面6に対応する領域43と、印刷層40の受け斜面32に対応する領域44と、平坦面30の受け斜面32側の端部に対応する領域45も、略同等の外観となるように印刷するのが好ましい。例えば、図5に示す例では、下段中央部において、逃げ斜面に対応する位置に形成された領域42と、この領域42に対向する位置にある領域44と、領域42と領域44の間にある領域43と、領域42の前側にある平坦面30に部分的に形成された領域41と、領域44の後側にある平坦面に部分的に形成された領域45の全てが略同等の外観となるように印刷するのが好ましい。更に、このように領域42及びそれに対向する領域44とこれらの周辺部が略同等の外観となる印刷部分が基材3の表面にランダムに設けられているのが好ましい。なお、平坦面30の領域41、45以外の部分は、領域41,45と異なる外観(例えば、濃い色)で印刷されている。
上記の領域41と領域42とが略同等の外観となるためには、領域41のインク密度と領域42のインク密度とを同程度にすることが好ましい。インク密度はインクのドットの密度であるため、これを領域41と領域42とで同程度にすると、領域41と領域42とで明度や彩度や輝度などが同じになりやすく、またドットの間からの受理層の見え方も同じになりやすいため、領域41と領域42とが略同等の外観となる。なお、インク密度が同程度とは、領域41のインク密度が、領域42のインク密度に対して2割程度増減していることをいう。
また上記の領域41と領域42とが略同等の外観となるためには、領域41の色と領域42の色とを同系色にすることが好ましい。これにより、領域41と領域42とで明度や彩度や輝度などが同じになりやすく、領域41と領域42との見分けがつきにくくなり、領域41と領域42とが略同等の外観となる。特に、領域41と領域42と受理層とを同系色にすることが好ましく、これにより、領域41と領域42及びドットの間からの受理層との見え方も同じになりやすいため、領域41と領域42とが略同等の外観となる。
また図5に示す例のように、領域41〜45の全てが略同等の外観となるように印刷する場合も、領域41〜45でインク密度を同程度にしたり、領域41〜45を同系色で印刷したりすることができる。
図6は、凸部2の断面形状が上記とは異なる基材3を使用した場合を示している。この凸部2における逃げ斜面31は、上記と同様に、傾斜面1のうち、インクジェット印刷時の基材3の搬送方向に対して上り傾斜となる面である。また前側印刷面37は、緩勾配逃げ斜面33と平坦面30と緩勾配受け斜面34と受け斜面32とを備えて形成されている。緩勾配逃げ斜面33は、逃げ斜面31の搬送方向Xの前方(直前)に隣接して位置している面であり、逃げ斜面31よりも緩やかな傾斜(勾配)に形成されている。平坦面30は、緩勾配逃げ斜面33の搬送方向Xの前方(直前)に隣接して位置している面である。緩勾配受け斜面34は、平坦面30の搬送方向Xの前方(直前)に隣接して位置している面であり、受け斜面32よりも緩やかな傾斜(勾配)に形成されている。受け斜面32は、緩勾配受け斜面34の搬送方向Xの前方(直前)に隣接して位置している。
このような凸部2を有する基材3も、上記と同様にして、搬送しながらインクジェット印刷を行うことにより印刷層40が形成されるが、前側印刷面37の逃げ斜面31側の端部35に対応する領域41が逃げ斜面31に対応する領域42と略同等の外観となるように印刷されている。ここで、前側印刷面37の逃げ斜面31側の端部35は緩勾配逃げ斜面33となるため、領域41は緩勾配逃げ斜面33に形成されている。そして、上記と同様に、逃げ斜面31に形成される印刷層40の領域42と領域41とのインク密度を同程度にしたり、領域41と領域42とを同系色にしたりしている。これにより、領域41と領域42が見分けにくくなり、逃げ斜面31を目立ちにくくして塗装建築板の外観の低下が生じにくいものである。
図7は、凸部2の断面形状が上記とはさらに異なる基材3を使用した場合を示している。この基材3の表面は、表側に凸となる曲面が形成されている。すなわち、凸部2は断面形状が略半円状(略かまぼこ状)に形成されており、その上面が曲面22に形成されている。曲面22は逃げ面23と前側印刷面24とを備えている。逃げ面23は、基材3のインクジェット印刷時に、インク滴の飛行軌跡Lを接線とする接点Pよりも該インクジェット印刷時の基材3の搬送方向Xの後側に位置している面である。また前側印刷面24は逃げ面23の搬送方向Xの前側に隣接して位置している面である。
このような凸部2を有する基材3も、上記と同様にして、搬送しながらインクジェット印刷を行うことにより印刷層40が形成されるが、前側印刷面24の逃げ面23側の端部35に対応する領域41が逃げ面22に対応する領域42と略同等の外観となるように印刷されている。ここで、領域41と領域42は接点Pを挟んで隣接して形成されている。そして、上記と同様に、逃げ面23に形成される印刷層40の領域42と領域41とのインク密度を同程度にしたり、領域41と領域42とを同系色にしたりしている。これにより、領域41と領域42が見分けにくくなり、逃げ面23を目立ちにくくして塗装建築板の外観の低下が生じにくいものである。
1 傾斜面
2 凸部
3 基材
30 平坦面
31 逃げ斜面
32 受け斜面
33 緩勾配逃げ斜面
37 前側印刷面
40 印刷層
41 領域
42 領域
X 搬送方向

Claims (5)

  1. 基材の表面にインクジェット印刷により印刷層が形成された塗装建築板であって、
    前記基材の表面は、前記インクジェット印刷時の前記基材の搬送方向に対して上り傾斜となる逃げ斜面と、該逃げ斜面の前記搬送方向前側に位置する前側印刷面と、を含み、
    前記印刷層において、前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域が前記逃げ斜面に対応する領域と略同等の外観となるように印刷されている
    塗装建築板。
  2. 請求項1に記載の塗装建築板において、
    前記前側印刷面は、前記逃げ斜面よりも緩勾配の緩勾配逃げ斜面、平坦面、または、前記搬送方向に対して下り傾斜となる受け斜面によって構成されている
    塗装建築板。
  3. 請求項1又は2に記載の塗装建築板において、
    前記印刷層における前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域は、前記逃げ斜面に対応する領域におけるインク密度と同程度のインク密度で印刷されている
    塗装建築板。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塗装建築板において、
    前記基材の表面には、凸部が形成されており、
    前記凸部の表面は、前記逃げ斜面と、該逃げ斜面の前記搬送方向前側に位置する平坦面と、を有する
    塗装建築板。
  5. 基材の表面に印刷層をインクジェット印刷により形成する塗装建築板の製造方法であって、
    前記インクジェット印刷時の前記基材の搬送方向に対して上り傾斜となる逃げ斜面と、該逃げ斜面の前記搬送方向前側に位置する前側印刷面とを含むように、前記基材の表面を形成し、
    前記前側印刷面の前記逃げ斜面側の端部に対応する領域が前記逃げ斜面に対応する領域と略同等の外観となるように、前記印刷層をインクジェット印刷により形成する
    塗装建築板の製造方法。
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