JP5097566B2 - 建材の縁部処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、システムキッチン或いは家具などの扉材として使用される建材の縁部処理方法に関する。
システムキッチン或いは家具などの扉材として使用される建材としては、合板、中質繊維板(MDF)などの板状の基材の表面(おもて面)及び端面(木口)、或いは裏面も含む全面に化粧シートが貼り付けられたものが用いられる。建材が扉材として使用される場合は、床面に設置され、端面や裏面が表面上みえない床材として使用されるものとは異なり、化粧シート同士の継目が目立ってしまわないよう美しい処理がなされていることが求められる。特にフロアキッチンなどユーザの腰より下に設けられる扉材の場合、上から扉材を見ると化粧シートの断面がわかるため、見栄えが悪く、扉材の表面に化粧シートが貼り付けられていることことが明らかになってしまうため、高級感を損なう点が問題となっていた。
従来の建材の化粧シートの貼り付け方法としては、以下のものが挙げられる。下記特許文献1には、裏面側化粧シートを基材の裏面と端面(側端面)に沿わせて貼り付けた後に、表面側シートを表面に貼り付けるとともに、該表面側シートを基材の端面で裏面側シートにオーバーラップするように貼り付けるようにしたものが開示されている。
これによれば、表面(おもて面)に化粧シートの継目が現れず、外観よく構成することができるとされている。
しかしながら、床材に用いられる建材であれば、床材の表面となる面のみ外観をよく構成できればよいが、上述のような扉材として用いる場合は、化粧シートの継目が目立つことなく、美しく構成される必要がある。
ところで、近年、建材の塗装方法としては、より意匠性の高い模様、色彩等を付与する塗装方法として、インクジェット塗装が注目されている。インクジェット塗装によれば、被塗材となる建材に対して非接触の状態でインク滴を吐出することができるので、建材の表面形状が凹凸を有するものであっても適用することができるだけでなく、必要とする箇所に対してのみ模様付けを行うことも可能である。
下記特許文献2には、インクジェット塗装によるプレート状ワークの塗装装置及び塗装方法が開示されている。ここには、旋回アームに据え付けた複数の印刷ヘッドを備えた装置が記載されており、該旋回アームによって、プレート状ワークの表面を塗装する際には、印刷ヘッドのノズル開口を下に向けて塗装し、プレート状ワークの端面を塗装する際には、ノズル開口を水平方向に向けて塗装することができる(特許文献2、図2−b参照)。また印刷範囲の縁部に存在するノズル開口から噴射されるインク量と印刷範囲中央部にあるノズル開口から噴射されるインク量とは異なる量が噴射されるよう印刷ヘッドを制御することが記載されている。
これによれば、印刷ヘッドの角度を旋回アームによって可変することができるので、一台の印刷ユニットで、プレート状ワークの表面及び端面を塗装することができる。
特開平7−304010号公報 特開2006−315400号公報
しかしながら、上記特許文献2には、印刷ヘッドの角度を可変することや、印刷範囲の縁部に存在するノズル開口が印刷範囲中央部にあるノズル開口とは異なる量のインクを噴射するよう印刷ヘッドを制御することが開示されているが、建材に貼り付けられた化粧シートの継目が目立ってしまう問題を解決するものではなかった。
建材の化粧シート同士の境界部分を表面と端面のコーナー部にもってきた場合、化粧シート自体の断面や化粧シートの継目を目立たなくする方法として、この部分に塗料を塗る方法(タッチアップ)が考えられる。しかし、この場合は塗る塗料の色合わせ、塗り、拭き取りを3回程度は繰り返さないと美しい処理ができず、作業性が非常に悪かった。特に色合わせをうまくしなければ、かえって継目が目立ってしまうことになるため、色合わせは慎重に行う必要があった。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、板状の基材に貼り付けられた化粧シートの継目が目立たないよう処理できる建材の縁部処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の建材の縁部処理方法は、表裏を有する板状の基材の少なくとも表面には表面化粧シートが、上記基材の端面には端面化粧シートが貼り付けられた建材の縁部処理方法であって、上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートを上記基材に貼り付けた後、上記基材の縁部における上記表面化粧シートと上記端面化粧シートとの継目には、上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートと同一柄のインクジェット塗装を行い、上記表面化粧シートの端面、上記端面化粧シートの端面及び上記表面化粧シートと上記端面化粧シートとが貼り付けられた上記基材の角部に上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートと同一柄のインク層を形成することを特徴とする。
本発明において、表面化粧シート及び端面化粧シートがインクジェット塗装により塗装されたものとすることができる。
また上記継目を検知する検知手段によって、該検知された箇所をインクジェット塗装するものとすることもできる。
本発明によれば、表面化粧シートと端面化粧シートとの継目に、表面化粧シート及び端面化粧シートと同一柄のインクジェット塗装を行い、上記表面化粧シートの端面、上記端面化粧シートの端面及び上記表面化粧シートと上記端面化粧シートとが貼り付けられた上記基材の角部に上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートと同一柄のインク層を形成して建材の縁部の処理がなされるので、表面化粧シートと端面化粧シートとの継目が目立たなくなり、美しい建材を得ることができる。このように継目に向かってインクジェット塗装を行えば、表面化粧シート及び端面化粧シートの面もインクジェット塗装されるので、該面も目立たなくなり、扉材などとして好適に用いられる建材とすることができる。またインクジェット塗装によれば、上述のタッチアップする場合とは違って、何度も塗り重ねる必要がないので、作業性がよく、簡易に建材の端面の処理を行うことができる。
また表面化粧シート及び端面化粧シートがインクジェット塗装により塗装されたものとした場合は、継目が表面化粧シート及び端面化粧シートと同一の質感で塗装されるので、一層継目が目立たなくなり、上述のタッチアップする場合とは違って、入念に色合わせを行う必要なく、簡易に建材の縁部の処理を行うことができる。例えば大理石調或いは木目調の化粧シートが貼り付けられたものであれば、一枚の大理石、一枚板のような高級感のある建材を構成することができる。
そして更に継目を検知する検知手段によって、該検知された箇所をインクジェット塗装するものとした場合は、継目を狙ってインクジェット塗装を行うことができるので、継目以外の部分が2重に塗装されることがなく、的確に継目を塗装することができる。
以下に、本発明の実施形態について、添付図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る建材の縁部処理方法の一例を説明するための説明図であり、(a)は要部拡大縦断面図、(b)は端面処理後の同縦断面図、図2は図1と同様の説明図であり、概略平面図、図3は同発明に係る建材の縁部処理方法を実行するためのインクジェット塗装装置のブロック図の一例、図4は同発明における建材の縁部処理方法の概略的工程図、図5(a)〜(c)は同発明に係る建材の縁部処理方法における別の例の要部拡大縦断面図である。
図中、1はインクジェット塗装装置、2は建材、20は基材、21は基材21の表裏に貼り付けられる表面化粧シート、22は基材21の端面(木口面)に貼り付けられる端面化粧シート、3は建材2が水平に載置され、ベルトコンベア等の搬送手段30を備えた基台(図2参照)、10はインクジェット塗装装置1を操作制御し塗装データを設定するための制御装置、12はノズルヘッド11を備えたインクジェットヘッド、11は複数のインク吐出口11aを備えたノズルヘッドである。図2の白抜矢印は建材2の搬送方向であり、図2では建材2に貼り付けられた表面化粧シート21及び端面化粧シート22の模様は、木目模様がインクジェット塗装されたものを示しているが、これに限らず、石目、人造大理石柄、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄など種々の模様が施されたものとすることができる。尚、この例では、表面化粧シート21及び端面化粧シート22がインクジェット塗装された例について説明するが、塗装方法は、インクジェット塗装に限定されるものではない。
縁部の処理がなされる建材2の基材20は、端面が表面(おもて面)に対して垂直な直方体形状の板体が用いられ、木材、熱硬化性樹脂材、熱可塑性樹脂材の他、合板、中質繊維板(MDF)のような複層構成材、ツキ板、メラミン貼付け合板等の複合材が挙げられる。そして基材20の全面(すなわち表裏及び端面の計6面)には、表面化粧シート21、端面化粧シート22が貼り付けられており、表面化粧シート21、端面化粧シート22としては、ポリエステル系合成紙などが用いられる。図1(a)(b)には75μm(d1、d2)の表面化粧シート21及び端面化粧シート22が基材20に貼り付けられた例を示している。
ここで、図例のものは、基材20の全面に表面化粧シート21、端面化粧シート22が貼り付けられたものを示しているがこれに限定されず、本発明の縁部処理方法は、少なくとも基材20の表面と、基材20の端面とに表面化粧シート21、端面化粧シート22が貼り付けられたものに適用することができる。
図3に示すようにインクジェット塗装装置1は操作手段1b、表面化粧シート21と端面化粧シート22との継目25を検知する検知手段1c、ROM、RAM等で構成される記憶手段1d、検知手段1cで検知された継目25を狙って建材2の縁部を塗装するノズルヘッド11とを備えており、制御装置10に備えたCPU1aによって制御されている。ノズルヘッド11は例えばピエゾ制御方式や光熱交換素子にレーザ光を照射する制御方式により噴射が制御されるようになっており、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各塗料の噴射と停止を個別に制御して、色柄パターンに対応したフルカラー印刷による塗装を可能としている。
検知手段1cはCCDカメラなどの撮像手段で構成されており、スキャニングにより表面化粧シート21と端面化粧シート22の境界部分や表面化粧シート21或いは端面化粧シート22の断面21a、22aを検知し、ここを継目として認識するよう構成されている。
ここで検知手段1cは、基材20や表面化粧シート21、端面化粧シート22の厚みに応じて、インク滴Aを吐出させるインク吐出口11aの制御がなされていれば、必ずしも必要なものではない。しかしながら、このような検知手段1cを備えていれば、自動的に検知結果に基づいた制御ができ、的確に継目25を塗装することができる。
制御装置10に設定された塗装データに基づいて、インク滴Aの色、インク滴Aの吐出量が設定され、検知手段1cの検知結果に基づいてインク滴Aを吐出させるインク吐出口11aの制御などがなされ、多彩な塗装表現を可能とし、表面化粧シート21及び端面化粧シート22に塗装されたものと同一色、同一柄を色合わせを行うことなく、継目25に塗装することができる。
インク滴Aは、硬化して硬くなるものが使用され、例えば樹脂、溶剤、硬化剤、添加剤等に基本色を構成する顔料を混合した溶液の中に、シリカ、アルミナ、ジルコンなどの硬質粒子が分散含有されているものが好適に使用できる。
また、インク滴Aは速乾性、速硬化性のものが好ましく、紫外線(UV)硬化タイプのものが使用できる。例えばラジカル重合型のUV硬化樹脂、カチオン重合型のUV硬化樹脂などが挙げられる。
インクジェットヘッド12は建材2の縁部をインクジェット塗装処理可能に構成されており、制御装置10に接続され、制御装置10によって制御がなされる。ノズルヘッド11は、建材2の端面に対して垂直な方向に長いラインヘッドとして配置されており、(図1参照)建材2の厚み、表面化粧シート21の厚み、また上述のように制御装置10は、検知手段1cの検知結果に基づいてインク吐出口11aの制御も行っている。
図1(a)に示すようにノズルヘッド11には、複数のインク吐出口11aを備えている。インク吐出口11aの吐出範囲は、検知手段1cによって検知された継目25に向かってインク滴Aが着弾するように制御装置10によって制御される。この例では表面化粧シート21と端面化粧シート22との境目から基材20の角部20aが突出した状態になっている。よって、この角部20aが継目25として検知手段1cにより検知されるため、インクノズル11の両端3つのインク吐出口11aからインク滴Aが吐出され、この継目25を狙ってインク滴Aを吐出することになる。例えば縁部を720dpiでインクジェット塗装するときは、ドットとドットの間隔(インク滴Aを噴射する間隔)は約36μmで塗装される。
図中24は基材20の表裏に貼り付けられた表面化粧シート21にインク滴Aが飛散しないよう構成された印刷治具である。この印刷治具24は、インク滴Aの廻り込みを防止できるものであればよく、建材2の表裏を挟む治具に限らず、マスキングテープなどであってもよい。また塗装する柄、色目によっては、端面化粧シート22の表面上にもインク滴Aの付着を防止する印刷治具を別途設けても良い。
図1(b)は縁部処理された後の建材2を示した断面であり、図中23はインク層を示している。このようにインク滴Aを継目25に向けて吐出することにより、表面化粧シート21の断面21a、端面化粧シート22の断面22a、そして基材20の角部20aにインク滴Aが着弾し、インク層23を形成する。このとき吐出されるインク滴Aの色、柄を表面化粧シート21及び端面化粧シート22と同一とすれば、表面化粧シート21、端面化粧シート22と同一の質感で塗装されるので、一層継目25が目立たなくなり、上述のタッチアップとは異なって、色合わせを行う必要なく、簡易に端面処理を行うことができる。
よって図のように木目調の化粧シートが貼り付けられたものであれば、建材2をどの面からみても、継目25が目立たず、表面化粧シート21、端面化粧シート22の断面21a、22aも目立たないので、本物の一枚板のような高級感のある建材2を構成することができる。
次に建材2の縁部処理手順について図4の概略的工程図を参照しながら説明する(S1〜S7)。尚この概略的工程図では、検知手段1cを備えていない例について説明するが、工程はこれに限定されるものではない。
まず建材2の表裏及び端面に貼り付けられる化粧シート(表面化粧シート21、端面化粧シート22)をインクジェット塗装により塗装する(S1)。基材20の表裏にウレタン系などの接着剤を塗布する(S2)。表面化粧シート21を加圧プレスにて基材20の表裏に貼り付ける(S3)。続いて基材20の端面にも同様に接着剤を塗布し(S4)、端面化粧シート22を加圧プレスにて基材20の端面に貼り付ける(S5)。そして化粧シートが貼り付けられた建材2を搬送手段30上に載置し(図2参照)、搬送されてきた建材2の継目25を狙ってインクジェット塗装装置1によってインクジェット塗装を行い(S6)、縁部が美しく処理された建材2を得ることができる。
以上の縁部処理方法によれば、表面化粧シート21と端面化粧シート22との継目25が目立たなくなり、どの面も美しく一体的に構成された建材2とすることができる。継目25に向かってインクジェット塗装をすれば、表面化粧シート21及び端面化粧シート22の断面21a、22aもインクジェット塗装されるので、該断面21a、22aも目立たなくなり、扉材などとして好適に用いられる建材2とすることができる。またインクジェット塗装によれば、従来のようにタッチアップとして塗料を塗る方法とは違って、何度も塗り重ねる必要がないので、作業性がよく、簡易に建材2の端面の処理を行うことができる。
次いで、図5(a)〜(c)に基づいて、建材の縁部処理方法の変形例について説明する。ここで上述の例と共通する部分には共通の符号を付し、その説明は割愛する。
図5(a)に示す例は、基材20の角部20aに、面取り加工面が形成されている例である。
このように基材20の角部20aにテーパー状の面取り加工面が形成されている場合も上述の例と同様に、継目25に向かってインクジェット塗装を行えば、面取り加工面にインク層が形成され、継目25が目立たない建材2を得ることができる。
図5(b)に示す例は、表面化粧シート21と端面化粧シート22とを隙間が生じないよう貼り付けられている例である。
このように表面化粧シート21と端面化粧シート22とが精度よく基材20に貼り付けられている場合でも、それぞれの断面21a、22aが継目25として現れしまい、特に扉材として建材2が用いられる場合は、この継目25が目立ってしまう。そこでこの場合も、やはり継目25に向かってインクジェット塗装を行えば、継目25が目立たない建材2を得ることができる。
図5(c)に示す例は、端面化粧シート22の断面22aがおもてに現れないように表面化粧シート21の縁部に端面化粧シート22を重ねて貼り付けられた例である。
このように、基材20の表面が現れることなく表面化粧シート21、端面化粧シート22が基材20に貼り付けられている場合でも、表面化粧シート21の断面21aが継目25として現れてしまい、図5(b)の例と同様に、扉材として建材2が用いられる場合は、この継目25が目立ってしまう。そこでこの場合も、継目25に向かってインクジェット塗装を行えば、継目25が目立たない建材2を得ることができる。
以上のように、図5(a)〜(c)の例においても、上述の縁部処理方法を行えば、継目25が目立たず、建材2の全面を美しく構成されたものとできるので、扉材として好適な建材2を得ることができる。
またこれらの例においても、図では、基材20の全面に表面化粧シート21、端面化粧シート22が貼り付けられたものを示しているがこれに限定されず、本発明の縁部処理方法は、少なくとも基材20の表面と、基材20の端面とに表面化粧シート21、端面化粧シート22が貼り付けられたものに適用することができる。
本発明に係る建材の縁部処理方法の一例を説明するための説明図であり、(a)は要部拡大縦断面図、(b)は端面処理後の同縦断面図である。 図1と同様の説明図であり、概略平面図である。 同発明に係る建材の縁部処理方法を実行するためのインクジェット塗装装置のブロック図の一例である。 同発明における建材の縁部処理方法の概略的工程図である。 (a)〜(c)は同発明に係る建材の縁部処理方法における別の例の要部拡大縦断面図である。
符号の説明
1 インクジェット塗装装置
12 インクジェットヘッド
11a インク吐出口
2 建材
20 基材
21 表面化粧シート
22 端面化粧シート
25 継目
A インク滴

Claims (3)

  1. 表裏を有する板状の基材の少なくとも表面には表面化粧シートが、上記基材の端面には端面化粧シートが貼り付けられた建材の縁部処理方法であって、
    上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートを上記基材に貼り付けた後、上記基材の縁部における上記表面化粧シートと上記端面化粧シートとの継目には、上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートと同一柄のインクジェット塗装を行い、
    上記表面化粧シートの端面、上記端面化粧シートの端面及び上記表面化粧シートと上記端面化粧シートとが貼り付けられた上記基材の角部に上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートと同一柄のインク層を形成することを特徴とする建材の縁部処理方法。
  2. 請求項1において、 上記表面化粧シート及び上記端面化粧シートがインクジェット塗装により塗装されたものであることを特徴とする建材の継目の処理方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記継目を検知する検知手段によって、該検知された箇所をインクジェット塗装することを特徴とする建材の縁部処理方法。
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