JP2018131770A - 柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法 - Google Patents

柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法 Download PDF

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史朗 近藤
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【課題】火災時の柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保しつつ、施工性が良い柱と梁との接合構造を提供する。【解決手段】柱と梁との接合構造100は、コンクリート充填鋼管造の柱4と鉄骨造の梁1との接合構造であって、柱4は、鉛直方向に延びる鋼管41と、鋼管41の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の接合鉄筋42と、鋼管41の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の鉛直補強筋47と、複数の鉛直補強筋47を束ねる複数のせん断補強筋48と、を有し、鋼管41に連通し、柱4から突出する接合鉄筋42を囲繞するように設けられたふさぎ部材2と、梁1に接合される接合梁1Xと、鋼管41の内部及びふさぎ部材2の内部に充填されたコンクリート部49と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法に関するものである。
従来から、鋼管の内部にコンクリートが充填されたコンクリート充填鋼管柱と、充填鋼管コンクリート柱の上下に配置された鉄筋コンクリート造の梁との接合構造として、柱と梁との間にわたって接続筋が配置され、当該接続筋を柱及び梁のコンクリートに定着させた構造が知られている(下記特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構造では、梁が鉄筋コンクリート造であるため、鉄骨造の梁と比較して梁の施工に時間を要し、施工期間が長くなり施工性が悪かった。
そこで、コンクリート充填鋼管柱と鉄骨造の梁との仕口部に、円筒状に形成された鋼板製のふさぎ板を設けて、当該ふさぎ板に鉄骨造の梁を一体化させ、ふさぎ板の内部からコンクリート充填鋼管柱の内部にわたって接合鉄筋を配置した構成が提案されている。
また、コンクリート充填鋼管柱の側面に、鉄骨造の梁が溶接接合され、柱の内部には、鉄筋で構成された補強部材が配置された構造が提案されている(下記特許文献2参照)。
特開平1−125439号公報 特開2014−62379号公報
しかしながら、上記のコンクリート充填鋼管柱と鉄骨造の梁との仕口部にふさぎ板を設ける構造では、火災時に鋼管が高温になると、鋼管による充填コンクリート拘束効果が減少し、柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能が著しく低下するという問題点がある。
また、特許文献2では、梁をコンクリート充填鋼管柱の側面に溶接する必要があり、施工に手間がかかるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、火災時の柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保しつつ、施工性が良い柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る柱と梁との接合構造は、コンクリート充填鋼管造の柱と鉄骨造の梁との接合構造であって、前記柱は、鉛直方向に延びる鋼管と、該鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の接合鉄筋と、前記鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の鉛直補強筋と、該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋と、を有し、前記鋼管に連通し、前記柱から突出する前記接合鉄筋を囲繞するように設けられたふさぎ部材と、前記梁に接合される接合梁と、前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に充填されたコンクリート部と、を備えることを特徴とする。
このように構成された柱と梁との接合構造では、コンクリート充填鋼管造の柱内に配置された鉛直補強筋及びせん断補強筋により、火災時に鋼管が高温になっても、充填コンクリート拘束効果を保持し、柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保することができる。
また、梁は接合梁にボルト等に接合すればよく、梁を柱に溶接する必要がないため、梁を容易に設置することができ、施工性が良い。さらに、梁が鉄骨造であるため、鉄筋コンクリート造と比較して短期間で施工できる。
また、本発明に係る柱と梁との接合構造では、前記せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、略均等であってもよい。
このように構成された柱と梁との接合構造では、せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、略均等である。よって、火災時に鋼管が高温になっても、充填コンクリート拘束効果を柱の全長にわたって保持し、柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を柱の全長にわたって確保することができる。
また、本発明に係る柱と梁との接合構造では、前記せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、鉛直方向の端部の方が中央部よりも短くてもよい。
このように構成された柱と梁との接合構造では、せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、鉛直方向の端部の方が中央部よりも短い。よって、火災時に、柱の鉛直方向の端部(柱端部)に曲げモーメントによりコンクリート部に大きな圧縮応力が生じるが、柱端部にはせん断補強筋が密に配置され集中的に補強されているため、柱端部のコンクリート部の圧縮破壊が抑制される。
また、本発明に係る柱と梁との接合構造の施工方法は、床面から上方に突出するように延びる複数の接合鉄筋が設けられた箇所において、複数の鉛直補強筋及び該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋を有する補強鉄筋体を、前記複数の接合鉄筋の平面視における内方に設置する補強鉄筋体設置工程と、前記接合鉄筋を囲繞するように鋼管を設置する鋼管設置工程と、筒状に形成されたふさぎ部材及び該ふさぎ部材に設けられ前記梁に接合される接合梁を有する接合部材を、前記ふさぎ部材が前記鋼管に連通するように設置する接合部材設置工程と、前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に挿通して前記ふさぎ部材の上方に突出するように、複数の接合鉄筋を鉛直方向に沿って設置する接合鉄筋設置工程と、前記接合梁に前記梁を接合する梁接合工程と、前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、を備えることを特徴とする。
このように構成された柱と梁との接合構造の施工方法では、補強鉄筋体設置工程及び接合部材設置工程では、予め部品化された補強鉄筋体及び接合部材を設置すればよいため、短期間及び省力で施工することができる。
さらに、コンクリート充填鋼管造の柱内に配置された鉛直補強筋及びせん断補強筋により、火災時に鋼管が高温になっても、充填コンクリート拘束効果を保持し、柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保することができる。
本発明に係る柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法によれば、火災時の柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保しつつ、施工性が良い。
本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を示す図であり、一部を破断した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を示す図であり、(a)鉛直断面図、(b)図2(a)のA−A線断面図、(c)図2(a)のB−B線断面図である。 本発明の第一実施形態に係る柱と梁との接合構造の補強鉄筋体を示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係る柱と梁との接合構造の施工方法を示す図であり、(a)鋼管設置工程を示す図であり、(b)接合部材設置工程を示す図であり、(c)接合鉄筋設置工程を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る柱と梁との接合構造の施工方法を示す図であり、(a)コンクリート充填工程を示す図であり、(b)補強鉄筋体設置工程を示す図であり、(c)鋼管設置工程を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例に係る柱と梁との接合構造の補強鉄筋体を示す正面図である。
本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を示す図であり、一部を破断した斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を示す図であり、(a)鉛直断面図、(b)図2(a)のA−A線断面図、(c)図2(a)のB−B線断面図である。
本実施形態では、コンクリート充填鋼管造の柱の上部及び下部に、鉄骨造の梁が接合されている。梁は、柱に対して、平面視直交配置されている。
図1及び図2に示すように、一対の梁1が、平面視で直交するように配置されている。本実施形態では、各梁1は、H形鋼で構成されている。
梁1は、上下方向に離間して配置された一対のフランジ11と、一対のフランジ11どうしを連結するウェブ12と、を有している。各梁1の端面には接合部材3がボルト等により接合されている。
接合部材3は、接合梁1Xと、ふさぎ板(ふさぎ部材)2とを有し、一体成形されている。接合梁1Xは、梁1と同一断面形状で形成されている。接合梁1Xのフランジ11どうしは、直交状態で一体化されている。
各接合梁1Xのウェブ12の端部(仕口部X)には、円筒状に形成されたふさぎ板2が突き付けられ接合されている。ふさぎ板2の高さは、梁1の高さと略同一である。
ふさぎ板2は、軸線を鉛直方向に向けて配置されている。ふさぎ板2は、後述する柱4の鋼管41と同軸上且つ略同一径で形成され、鋼管41の直上及び直下に配置されている。
柱4は、鋼管41と、鋼管41の内部に配置された接合鉄筋42及び補強鉄筋体46と、鋼管41内に充填されたコンクリート部49と、を有している。
鋼管41は、梁1を挟んで上下両側に設置されている。鋼管41は、下端41bが梁1の上面(フランジ11の上面)に単に設置されるのみであり、溶接接合はされていない。鋼管41の上端41uに、梁1の下面(フランジ11の上面)に当接配置され、溶接接合はされていない。
接合鉄筋42は、鉛直方向に延び、周方向に間隔を有して複数配置されている。
接合鉄筋42は、円筒状のふさぎ板2の内部に挿通され、上方の鋼管41から下方の鋼管41まで延びている。一の鋼管41において、上側の接合鉄筋42の下端42bと下側の接合鉄筋42の上端42uとは、鉛直方向に間隔を有して配置されている。
図3は、補強鉄筋体46を示す正面図である。
図2及び図3に示すように、補強鉄筋体46は、複数の鉛直補強筋47と、これら複数の鉛直補強筋47を束ねる複数のせん断補強筋48と、を有している。
鉛直補強筋47は、鉛直方向に延び、周方向に間隔を有して複数配置されている。本実施形態では、鉛直補強筋47は4本で構成されている。なお、鉛直補強筋47は、4〜8本程度で構成されていることが好ましい。
各せん断補強筋48は、水平方向に沿って配置され、複数の鉛直補強筋47を束ねる。各鉛直補強筋47どうしは、鉛直方向に離間して、略等間隔で配置されている。
補強鉄筋体46は、下端が梁1の上面に設置されている。本実施形態では、鉛直補強筋47の下端47bが、接合梁1Xのフランジ11の上面に設置されている。鉛直補強筋47の上端47uは、梁1の下側のフランジ11からわずかに下方に位置している。
コンクリート部49は、鋼管41及び円筒状のふさぎ板2の内部に充填されている。接合鉄筋42及び補強鉄筋体46は、コンクリート部49に定着されている。
次に、上記の柱4と梁1との接合構造100の施工方法について説明する。
図4は、柱4と梁1との接合構造100の施工方法を示す図であり、(a)下階Aにおける鋼管設置工程を示す図であり、(b)下階Aにおける接合部材設置工程を示す図であり、(c)下階Aにおける接合鉄筋設置工程を示す図である。図5は、柱4と梁1との接合構造100の施工方法を示す図であり、(a)下階Aにおけるコンクリート充填工程を示す図であり、(b)上階Bにおける補強鉄筋体46設置工程を示す図であり、(c)上階Bにおける鋼管41設置工程を示す図である。
以下では、下階Aでは補強鉄筋体46を設置せずに、上階B(梁1よりも上方の階)に補強鉄筋体46を設置する施工例を挙げて説明する。
まず、下階Aにおいて、鉄筋設置工程を行う。
下階Aの床Fに接合鉄筋42を設置する。例えば、下階Aの床Fを施工する際に、接合鉄筋42を床から突出するように設置し、床コンクリートを打設しておく。接合鉄筋42は、鉛直方向に沿って配置し、周方向に間隔を有して複数配置する。
次に、鋼管設置工程を行う。
周方向に配置された複数の接合鉄筋42を覆うように、鋼管41を設置する。
次に、接合部材設置工程を行う。
接合梁1Xの端部に円筒状に形成されたふさぎ板2が接合された接合部材3を、鋼管41の上部に設置する。ふさぎ板2が鋼管41と連通するように設置する。
次に、接合鉄筋設置工程を行う。
ふさぎ板2の上方から、接合鉄筋42を下方に移動させる。下端が鋼管41の上部に位置し、上端がふさぎ板2から突出するように、接合鉄筋42を設置する。
次に、梁接合工程を行う。
接合部材3の接合梁1Xに、梁1をボルト等で接合する。また、床デッキプレートを敷き込んでおく。
次に、コンクリート打設工程を行う。
鋼管41の内部及び前記ふさぎ板2の内部にコンクリートを打設する。
次に、上階Bにおいて、補強鉄筋体設置工程を行う。
工場等で予め組み立てておいた補強鉄筋体46を、ふさぎ板2に充填されたコンクリート部49の上方に設置する。
次に、上記の鋼管設置工程、接合部材設置工程、接合鉄筋設置工程、梁接合工程及びコンクリート打設工程を、上階Bにおいて行う。
なお、下階Aの柱4の内部にも、上階Aの柱4の内部と同様に補強鉄筋体46を設置しもよい。この場合には、下階Aにおける鋼管設置工程の前に補強鉄筋体46設置工程を行えばよい。
このように構成された柱4と梁1との接合構造100及び梁1との接合構造100の施工方法では、コンクリート充填鋼管造の柱4内に配置された鉛直補強筋47及びせん断補強筋48により、火災時に鋼管41が高温になっても、充填コンクリート拘束効果を保持し、柱4のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保することができる。
また、梁1は接合梁1Xにボルト等に接合すればよく、梁1を柱4に溶接する必要がないため、梁1を容易に設置することができ、施工性が良い。さらに、梁1が鉄骨造であるため、鉄筋コンクリート造と比較して短期間で施工できる。
また、せん断補強筋48の鉛直方向の配置間隔は略均等であるため、火災時に鋼管41が高温になっても、充填コンクリート拘束効果を柱4の全長にわたって保持し、柱4のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を柱4の全長にわたって確保することができる。
また、補強鉄筋体設置工程及び接合部材設置工程では、予め部品化された補強鉄筋体46及び接合部材3を設置すればよいため、短期間及び省力で施工することができる。
(変形例)
次に、本発明の一実施形態に係る柱4と梁1との接合構造100の変形例について、主に図6を用いて説明する。
以下の実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6は、本発明の第一実施形態の変形例に係る柱と梁との接合構造の補強鉄筋体を示す正面図である。
図6に示すように、本変形例では、補強鉄筋体46Xのせん断補強筋48の鉛直方向の配置間隔は、鉛直方向の上端47u及び下端47bの方が中央部よりも短い。このため、火災時に、柱4の鉛直方向の端部(柱端部)に曲げモーメントによりコンクリート部49に大きな圧縮応力が生じるが、柱端部にはせん断補強筋48が密に配置され集中的に補強されているため、柱端部のコンクリート部49の圧縮破壊が抑制される。
なお、上述した実施の形態において示した組立手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、補強鉄筋体46は、平面視において、接合鉄筋42の内側に配置されているが、本発明はこれに限られず、接合鉄筋42と鋼管41との間に十分スペースがあれば、平面視において接合鉄筋42の外側且つ鋼管41の内側に配置されていてもよい。
1…梁
1X…接合梁
2…ふさぎ板(ふさぎ部材)
3…接合部材
4…柱
41…鋼管
42…接合鉄筋
46…補強鉄筋体
47…鉛直補強筋
48…せん断補強筋
49…コンクリート部
100…接合構造
A…下階
B…上階
X…仕口部

Claims (4)

  1. コンクリート充填鋼管造の柱と鉄骨造の梁との接合構造であって、
    前記柱は、
    鉛直方向に延びる鋼管と、
    該鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の接合鉄筋と、
    前記鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の鉛直補強筋と、
    該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋と、を有し、
    前記鋼管に連通し、前記柱から突出する前記接合鉄筋を囲繞するように設けられたふさぎ部材と、
    前記梁に接合される接合梁と、
    前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に充填されたコンクリート部と、を備えることを特徴とする柱と梁との接合構造。
  2. 前記せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、略均等であることを特徴とする請求項1に記載の柱と梁との接合構造。
  3. 前記せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、鉛直方向の端部の方が中央部よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の柱と梁との接合構造。
  4. コンクリート充填鋼管造の柱と鉄骨造の梁との接合構造の施工方法であって、
    床面から上方に突出するように延びる複数の接合鉄筋が設けられた箇所において、複数の鉛直補強筋及び該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋を有する補強鉄筋体を、前記複数の接合鉄筋の平面視における内方に設置する補強鉄筋体設置工程と、
    前記接合鉄筋を囲繞するように鋼管を設置する鋼管設置工程と、
    筒状に形成されたふさぎ部材及び該ふさぎ部材に設けられ前記梁に接合される接合梁を有する接合部材を、前記ふさぎ部材が前記鋼管に連通するように設置する接合部材設置工程と、
    前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に挿通して前記ふさぎ部材の上方に突出するように、複数の接合鉄筋を鉛直方向に沿って設置する接合鉄筋設置工程と、
    前記接合梁に前記梁を接合する梁接合工程と、
    前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、を備えることを特徴とする柱と梁との接合構造の施工方法。
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