JP2018131770A - 柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法 - Google Patents
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すなわち、本発明に係る柱と梁との接合構造は、コンクリート充填鋼管造の柱と鉄骨造の梁との接合構造であって、前記柱は、鉛直方向に延びる鋼管と、該鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の接合鉄筋と、前記鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の鉛直補強筋と、該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋と、を有し、前記鋼管に連通し、前記柱から突出する前記接合鉄筋を囲繞するように設けられたふさぎ部材と、前記梁に接合される接合梁と、前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に充填されたコンクリート部と、を備えることを特徴とする。
また、梁は接合梁にボルト等に接合すればよく、梁を柱に溶接する必要がないため、梁を容易に設置することができ、施工性が良い。さらに、梁が鉄骨造であるため、鉄筋コンクリート造と比較して短期間で施工できる。
さらに、コンクリート充填鋼管造の柱内に配置された鉛直補強筋及びせん断補強筋により、火災時に鋼管が高温になっても、充填コンクリート拘束効果を保持し、柱のせん断伝達性能及び軸力伝達性能を確保することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を示す図であり、一部を破断した斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を示す図であり、(a)鉛直断面図、(b)図2(a)のA−A線断面図、(c)図2(a)のB−B線断面図である。
図1及び図2に示すように、一対の梁1が、平面視で直交するように配置されている。本実施形態では、各梁1は、H形鋼で構成されている。
図2及び図3に示すように、補強鉄筋体46は、複数の鉛直補強筋47と、これら複数の鉛直補強筋47を束ねる複数のせん断補強筋48と、を有している。
図4は、柱4と梁1との接合構造100の施工方法を示す図であり、(a)下階Aにおける鋼管設置工程を示す図であり、(b)下階Aにおける接合部材設置工程を示す図であり、(c)下階Aにおける接合鉄筋設置工程を示す図である。図5は、柱4と梁1との接合構造100の施工方法を示す図であり、(a)下階Aにおけるコンクリート充填工程を示す図であり、(b)上階Bにおける補強鉄筋体46設置工程を示す図であり、(c)上階Bにおける鋼管41設置工程を示す図である。
以下では、下階Aでは補強鉄筋体46を設置せずに、上階B(梁1よりも上方の階)に補強鉄筋体46を設置する施工例を挙げて説明する。
下階Aの床Fに接合鉄筋42を設置する。例えば、下階Aの床Fを施工する際に、接合鉄筋42を床から突出するように設置し、床コンクリートを打設しておく。接合鉄筋42は、鉛直方向に沿って配置し、周方向に間隔を有して複数配置する。
周方向に配置された複数の接合鉄筋42を覆うように、鋼管41を設置する。
接合梁1Xの端部に円筒状に形成されたふさぎ板2が接合された接合部材3を、鋼管41の上部に設置する。ふさぎ板2が鋼管41と連通するように設置する。
ふさぎ板2の上方から、接合鉄筋42を下方に移動させる。下端が鋼管41の上部に位置し、上端がふさぎ板2から突出するように、接合鉄筋42を設置する。
接合部材3の接合梁1Xに、梁1をボルト等で接合する。また、床デッキプレートを敷き込んでおく。
鋼管41の内部及び前記ふさぎ板2の内部にコンクリートを打設する。
工場等で予め組み立てておいた補強鉄筋体46を、ふさぎ板2に充填されたコンクリート部49の上方に設置する。
なお、下階Aの柱4の内部にも、上階Aの柱4の内部と同様に補強鉄筋体46を設置しもよい。この場合には、下階Aにおける鋼管設置工程の前に補強鉄筋体46設置工程を行えばよい。
次に、本発明の一実施形態に係る柱4と梁1との接合構造100の変形例について、主に図6を用いて説明する。
以下の実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、本変形例では、補強鉄筋体46Xのせん断補強筋48の鉛直方向の配置間隔は、鉛直方向の上端47u及び下端47bの方が中央部よりも短い。このため、火災時に、柱4の鉛直方向の端部(柱端部)に曲げモーメントによりコンクリート部49に大きな圧縮応力が生じるが、柱端部にはせん断補強筋48が密に配置され集中的に補強されているため、柱端部のコンクリート部49の圧縮破壊が抑制される。
1X…接合梁
2…ふさぎ板(ふさぎ部材)
3…接合部材
4…柱
41…鋼管
42…接合鉄筋
46…補強鉄筋体
47…鉛直補強筋
48…せん断補強筋
49…コンクリート部
100…接合構造
A…下階
B…上階
X…仕口部
Claims (4)
- コンクリート充填鋼管造の柱と鉄骨造の梁との接合構造であって、
前記柱は、
鉛直方向に延びる鋼管と、
該鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の接合鉄筋と、
前記鋼管の内部に配置され、鉛直方向に延びる複数の鉛直補強筋と、
該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋と、を有し、
前記鋼管に連通し、前記柱から突出する前記接合鉄筋を囲繞するように設けられたふさぎ部材と、
前記梁に接合される接合梁と、
前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に充填されたコンクリート部と、を備えることを特徴とする柱と梁との接合構造。 - 前記せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、略均等であることを特徴とする請求項1に記載の柱と梁との接合構造。
- 前記せん断補強筋の鉛直方向の配置間隔は、鉛直方向の端部の方が中央部よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の柱と梁との接合構造。
- コンクリート充填鋼管造の柱と鉄骨造の梁との接合構造の施工方法であって、
床面から上方に突出するように延びる複数の接合鉄筋が設けられた箇所において、複数の鉛直補強筋及び該複数の鉛直補強筋を束ねる複数のせん断補強筋を有する補強鉄筋体を、前記複数の接合鉄筋の平面視における内方に設置する補強鉄筋体設置工程と、
前記接合鉄筋を囲繞するように鋼管を設置する鋼管設置工程と、
筒状に形成されたふさぎ部材及び該ふさぎ部材に設けられ前記梁に接合される接合梁を有する接合部材を、前記ふさぎ部材が前記鋼管に連通するように設置する接合部材設置工程と、
前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部に挿通して前記ふさぎ部材の上方に突出するように、複数の接合鉄筋を鉛直方向に沿って設置する接合鉄筋設置工程と、
前記接合梁に前記梁を接合する梁接合工程と、
前記鋼管の内部及び前記ふさぎ部材の内部にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、を備えることを特徴とする柱と梁との接合構造の施工方法。
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