JP2018131132A - 運搬台車の連結構造及び連結部材 - Google Patents

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【課題】運搬物の数量が多かったり一つの運搬物が大きかったりしても、効率的に運搬することのできる運搬台車の連結構造を提供する。【解決手段】本発明の運搬台車1の連結構造は、運搬物を載置可能な平面視矩形状の本体4と、本体4に取付けられた複数の車輪5とを備える運搬台車1同士を、連結部材2を用いて連結するものである。運搬台車1の本体4のコーナー部近傍には、上下方向に貫通する貫通孔11が形成されている。連結部材2は、平板状の平面部19と、平面部19の下面から下方向に突出する複数の突出片21とを備えており、複数の突出片21が、隣り合う運搬台車1同士の各貫通孔11にそれぞれ挿入されることにより、運搬台車1同士が連結される。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば仮設部材等の運搬物を運搬するための運搬台車において、複数の運搬台車を連結するための連結構造及び連結部材に関する。
従来、例えば仮設部材等の運搬物を運搬する際には、運搬台車が用いられる(例えば「特許文献1」参照)。この運搬台車は、運搬物を載置するための平面視矩形状の本体を有している。
運搬物としての仮設部材には、例えば長尺状の支柱や腕木材、平板状の足場板等があり、これらは形状や大きさが異なるので、これらの数量が多くなると、全ての運搬物を運搬台車に一度に積載できない場合が多い。
そのような場合には、運搬物を複数の塊に区分して運搬台車に積載し、複数回に分けて運搬する必要があった。また、一つの運搬物が本体より大きい場合には、運搬物を積載すること自体ができないことがあった。
特開平8−301121号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、運搬物の数量が多かったり一つの運搬物が大きかったりしても、効率的に運搬することのできる運搬台車の連結構造を提供することをその課題とする。また、複数の運搬台車を連結するための連結部材を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される運搬台車の連結構造は、運搬物を載置可能な平面視矩形状の本体と、前記本体に取付けられる複数の車輪とを備える運搬台車同士を、連結部材を用いて連結する運搬台車の連結構造であって、前記運搬台車の前記本体のコーナー部近傍には、上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、前記連結部材は、少なくとも平板状の平面部と、前記平面部の下面から下方向に突出する複数の突出片とを備え、前記複数の突出片が、前記隣り合う運搬台車同士の各貫通孔にそれぞれ挿入されることにより、前記運搬台車同士が連結されることを特徴としている。
本発明の運搬台車の連結構造において、前記本体は、上下方向に所定の厚みを有する枠体によって構成されており、前記連結部材の突出片の長さは、前記枠体の上下方向における厚みより大とされているとよい。
本発明の運搬台車の連結構造において、前記連結部材には、前記平面部の下面から下方向に延びる平板状の仕切り片が設けられ、前記仕切り片は、前記運搬台車同士が連結される際、前記隣り合う運搬台車同士の隙間に挟まれるとよい。
本発明の運搬台車の連結構造において、前記本体のコーナー部には、前記運搬台車を移動させる際に用いられる棒状部材の端部が挿入可能な挿入凹部が形成されており、前記連結部材の前記平面部には、前記運搬台車同士が連結される際、前記運搬台車のいずれかの挿入凹部に連通される連通孔が形成されているとよい。
本発明の第2の側面によって提供される連結部材は、運搬物を載置可能な平面視矩形状の本体と、前記本体に取付けられる複数の車輪とを備える運搬台車同士を連結するための連結部材であって、少なくとも平板状の平面部と、前記平面部の下面から下方向に突出する複数の突出片とを備え、前記複数の突出片が、前記隣り合う運搬台車同士の各コーナー部近傍に形成され上下方向に貫通する各貫通孔にそれぞれ挿入されることにより、前記運搬台車同士を連結することを特徴としている。
本発明の連結部材において、前記突出片の長さは、前記本体を構成する枠体の上下方向における厚みより大とされているとよい。
本発明の連結部材において、前記平面部の下面から下方向に延びる平板状の仕切り片が設けられ、前記仕切り片は、前記運搬台車同士が連結される際、前記隣り合う運搬台車同士の隙間に挟まれるとよい。
本発明の連結部材において、前記平面部には、連通孔が形成されており、前記連通孔は、前記運搬台車同士が連結される際、前記運搬台車の本体のコーナー部に形成され、前記運搬台車を移動させる際に用いられる棒状部材の端部が挿入可能な、いずれかの挿入凹部に連通されるとよい。
本発明の運搬台車の連結構造によれば、隣り合う運搬台車の各コーナー部近傍に形成された各貫通孔に、連結部材の各突出片がそれぞれ挿入されるので、隣り合う運搬台車同士が強固に連結される。そのため、連結部材を用いて連結された複数の運搬台車によって、運搬物の数量が多かったり一つの運搬物が大きかったりしても、効率的に運搬物を運搬することができる。
本発明に係る運搬台車の連結構造を示す斜視図である。 図1に示す連結構造が適用される運搬台車の斜視図である。 主天板及び補助天板を取り外したときの運搬台車を示す斜視図である。 連結部材を示す斜視図である。 連結部材の外形を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 連結部材を運搬台車に取付ける際の状態を説明するための図である。 4台の運搬台車が連結される連結構造を示す斜視図である。 4台用連結部材を示す斜視図である。 4台用連結部材の外形を示し(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る運搬台車の連結構造を示す斜視図である。この運搬台車の連結構造は、例えば運搬物を運搬するための運搬台車が複数準備され、これら複数の運搬台車同士を連結するときに適用される。この連結構造は、主として運搬物の数量が多かったり、一つの運搬物が大きかったりする場合に用いられる。
この運搬台車の連結構造は、連結される複数の運搬台車1と、運搬台車1同士を連結するための連結部材2と、複数の手押し棒3(特許請求の範囲に記載の「棒状部材」に相当する)とを備えている。なお、図1では、2台の運搬台車1が長手方向の側面同士を対向させて連結される場合を示しているが、両運搬台車1は、短手方向の側面同士が対向されて連結されてもよい。
図2は、この連結構造が適用される運搬台車1の斜視図である。運搬台車1は、運搬物を載置するための平面視略矩形状の本体4と、本体4の下面に取付けられた複数の車輪5とを備えている。本実施形態における運搬台車1は、6つの車輪5を備える、いわゆる六輪台車とされている。なお、本発明に適用される運搬台車は六輪台車に限らず、4つの車輪を備える四輪台車であってもよいし、それ以外の数の車輪を備えていてもよい。また、いずれかの車輪5は、ストッパー付きとされてもよい。
本体4は、その上面に運搬物の載置面として機能する天板6が設けられている。天板6は、比較的面積が大の主天板7と、主天板7より面積が小の補助天板8とからなる。本実施形態における運搬台車1は、2枚の主天板7が本体4の上面に並設され、それらの間に1枚の補助天板8が配置されている。
図3は、主天板7及び補助天板8を取り外したときの運搬台車1を示す斜視図である。本体4は、複数の枠体が縦横に延びるとともにそれらが交差した枠組状に形成されている。このように、本体4が枠体によって枠組状に形成されることにより、複数の開口9を有することになり、この構成により本体4の軽量化が図られている。
図2に戻り、本体4の長手方向端部側に形成される2つの開口9には、車輪5を取付けるための車輪取付部10がそれぞれ設けられている。車輪取付部10は平板状に形成され、下面側に車輪5が例えばボルト止めされている。
また、これらの開口9の内側であって本体4の各コーナー部近傍には、上下方向に貫通する貫通孔11が形成されている。貫通孔11は、厳密には平面視台形状であって本体4の枠体と車輪取付部10の端面とによって形成されている。この貫通孔11は、複数の運搬台車1を連結する場合に、後述する連結部材2の突出片21が挿入支持されるものである。
また、本体4の長手方向中央であって補助天板8の長手方向両端部側には、凹部12がそれぞれ形成されており、凹部12の下部に平板状の車輪取付部13が設けられている。この車輪取付部13の下面側には、車輪取付部10と同様に車輪5が例えばボルト止めされている。
本体4の4隅には、手押し棒3を挿入保持可能な挿入凹部15が上下方向に延びて形成されている。なお、挿入凹部15の下部には、手押し棒3を支持するための図示しない支持片が形成されており、挿入された手押し棒3がそのまま貫通しないようにされている。
本体4の4隅であって挿入凹部15の外側には、カバー16が例えば本体4にリベット止めされてそれぞれ取付けられている。カバー16は、地盤に接しない程度の上下方向の長さとされ、下方に向かうほど幅狭になるようテーパが形成されている。
ここで、図1に示すように、2台の運搬台車1が連結される場合、隣り合う運搬台車1の外側面同士の間に、2つの連結部材2が取付られる。なお、連結部材2は、運搬台車1同士の連結をバランスよく維持するために、2つ用いられることが望ましい。
図4は連結部材2を示す斜視図であり、図5は連結部材2の外形を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。連結部材2は、側面視でL字状の本体18を有し、本体18は、水平方向に広がる矩形状の平面部19と、平面部19の端部から下方向に延び略ホームベース状の側面部20とからなる。側面部20は、その上下方向の長さが本体4の枠体の上下方向の厚みより十分大とされている。
平面部19には、その下面の角部近傍から下方向に突出する2本の突出片21が形成されている。突出片21は、その長さが本体4の枠体の上下方向の厚みより大とされている。すなわち、突出片21が貫通孔11に挿入されたときに、その先端が十分露出されるようにされている。また、突出片21の先端は、先に向かうほど幅狭になるようテーパが形成されている。これにより、突出片21が貫通孔11に挿入され易くなる。連結部材2の2本の突出片21が、隣り合う運搬台車1同士の各貫通孔11にそれぞれ挿入されることにより、隣り合う運搬台車1同士が連結される。
平面部19には、その下面から下方向に延び平板状でかつ略T字状の仕切り片22が設けられている。仕切り片22は、その先端部の上下方向の長さが本体4の枠体の上下方向の厚みと同等かあるいは大とされている。仕切り片22は、運搬台車1が連結される際、隣り合う運搬台車1の隙間に挟まれる。これにより、運搬台車1同士が一定の幅を有して連結されることになり、運搬台車1の側面同士が互いに擦れ合って損傷することを防止できる。
また、平面部19の所定位置には、円状の連通孔23が形成されている。この連通孔23は、運搬台車1同士が連結される際、運搬台車1のコーナー部に形成されたいずれかの挿入凹部15に連通されるような位置に配置されている。そのため、連結部材2が運搬台車1に取付られた際、手押し棒3を支障なく挿入凹部15に挿入することができる。例えば図1において手前側の連結部材2の連通孔23は、左側の運搬台車1の挿入凹部15に連通され、奥行側の連結部材2の連通孔23は、右側の運搬台車1の挿入凹部15に連通される。
手押し棒3は、作業者が運搬台車1を手押しする場合に用いられるものであり、パイプ状に形成されている。なお、手押し棒3は、作業者によって手前側に引っ張られることによって運搬台車1を移動させる際に用いられてもよく、あるいは運搬物の荷崩れ防止用として用いられてもよい。
また、手押し棒3は、必要に応じて任意の挿入凹部15に任意の数が挿入されればよい。例えば、図1に示すように、運搬台車1を白矢印Aの方向に進行させるときは、図1に示す挿入凹部15に手押し棒3を挿入して用いればよい。あるいは、運搬台車1を白矢印Bの方向に進行させるときは、図1において手前側にある挿入凹部15に手押し棒3を挿入して用いればよい。
次に、本実施形態の運搬台車1の連結構造における作用について説明する。
作業者が2台の運搬台車1を連結する場合、例えば図1に示すように、運搬台車1の長手方向の側面同士が対向するようにして運搬台車1同士を連結する。
連結部材2は、2台の運搬台車1のコーナー部の側面同士が合わされる箇所において、図1では2箇所にそれぞれ取付けられる。この場合、図6に示すように、連結部材2の側面部20を2台の運搬台車1の外側面(カバー16)に沿わせ、2本の突出片21を、各運搬台車1の枠体を跨ぐようにしてコーナー部近傍に形成されている貫通孔11にそれぞれ挿入する。このとき、連結部材2の仕切り片22は、2台の運搬台車1の側面同士の隙間に挿入され、連結部材2の平面部19は、運搬台車1のコーナー部の上面を覆うように配置される。
このように、一つの連結部材2が、側面部20、平面部19及び突出片21によって、隣り合う運搬台車1のコーナー部(枠体)同士を跨ぐようにして運搬台車1同士を固定するので、隣り合う運搬台車1は、連結部材2によって容易に分離されることなく強固に連結されることになる。
仕切り片22は、運搬台車1同士の隙間に挟みこまれるので、運搬台車1の側面の損傷を防止できる。すなわち、仮に仕切り片22がない場合、運搬台車1が移動されると、その移動中に運搬台車1の側面同士が擦れて運搬台車1の側面が損傷することがある。しかし、本実施形態では、仕切り片22によってそのような不具合を抑制することができる。また、カバー16が例えば本体4にリベット止めされている場合、リベットの頭が隣接する運搬台車1に接触して、当該運搬台車1の表面を傷つけたりリベットが離脱したりする場合があるが、仕切り片22によってそのようなことを防止することができる。
側面部20、突出片21及び仕切り片22は、それらの長さが運搬台車1の本体4の上下方向の厚みより大とされているので、運搬物の運搬中において多少振動が生じたり段差を通過したりするときでも、連結部材2が運搬台車1から容易に取り外されないようにされる。
また、本実施形態における運搬台車1では、本体4のコーナーに形成された挿入凹部15に手押し棒3が挿入される。連結部材2の平面部19には、連通孔23が形成され、連通孔23は、連結部材2が運搬台車1に取付けられた場合に、挿入凹部15と連通するように配置されているので、手押し棒3を支障なく連通孔23を介して挿入凹部15に挿入することができる。
図7は、4台の運搬台車1が連結される場合を示す斜視図である。4台の運搬台車1が連結される場合は、運搬台車1を2台連結する場合に用いる連結部材2の他に、4台の運搬台車1同士の中央に取付けられ、4台の運搬台車1を一斉に連結する4台用連結部材25が用いられる。
図8は4台用連結部材25の斜視図であり、図9は4台用連結部材25の外形を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。
この4台用連結部材25は、平板状の平面部26を有し、平面部26の下面には、4つの角部近傍に下方に延びる突出片27がそれぞれ形成されている。また、平面部26の下面中央部には、下方向に延び底面視で十字状の仕切り片28が形成されている。突出片27及び仕切り片28の機能は、連結部材2と同様である。
なお、4台用連結部材25が用いられるのは、図7に示すように、縦横とも複数の運搬台車1が配置されて連結する場合に用いられる。そのため、縦方向のみあるいは横方向のみに複数の運搬台車1が連結される場合には、2台連結用の連結部材2のみが用いられる。
4台用連結部材25を用いる場合には、例えば4台の運搬台車1の中央位置において、各突出片27が各運搬台車1の各コーナー部に形成された各貫通孔11にそれぞれ挿入される。この場合、4台用連結部材25の仕切り板28は、4台の運搬台車1の側面同士の隙間に挿入され、4台用連結部材25の平面部26は、4台の運搬台車1の中央位置である各コーナー部の上面を覆うように配置される。
また、連結部材2は、2台の運搬台車1のコーナー部の側面同士が合わされる箇所(図7では4ヶ所)にそれぞれ取付けられる。また、手押し棒3が必要に応じて運搬台車1のコーナー部の挿入凹部15あるいは連結部材2の連通孔23に取付けられる。
上記のように、例えば運搬台車1が4台連結される場合には、4台用連結部材25及び4つの連結部材2によって、4台の運搬台車1が容易に分離されることなく強固に連結される。特に、図7に示す場合には、4台の運搬台車1の中央位置に配置される4台用連結部材25によって、4台の運搬台車1は、より一層強固に連結することができる。
なお、本発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施形態における運搬台車1の本体4、連結部材2、4台用連結部材25等の形状、大きさ、数量等は、上記実施形態に限るものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、連結部材2の連通孔23は、連結された運搬台車1の各挿入凹部15に連通するように、平面部19に2つ形成されていてもよく、あるいは両挿入凹部15を包含するように1つの孔に形成されていてもよい。また、例えば、上記実施形態において、4台用連結部材25の平面部26はフラットな面とされたが、この平面部26に連結部材2の平面部19に形成されていた連通孔23が形成されていてもよい。
1 運搬台車
2 連結部材
3 手押し棒
4 本体
5 車輪
11 貫通孔
15 挿入凹部
21 突出片
22 仕切り片
25 4台用連結部材
27 突出片(4台用連結部材の)
28 仕切り片(4台用連結部材の)

Claims (8)

  1. 運搬物を載置可能な平面視矩形状の本体と、前記本体に取付けられる複数の車輪とを備える運搬台車同士を、連結部材を用いて連結する運搬台車の連結構造であって、
    前記運搬台車の前記本体のコーナー部近傍には、上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記連結部材は、
    少なくとも平板状の平面部と、前記平面部の下面から下方向に突出する複数の突出片とを備え、
    前記複数の突出片が、前記隣り合う運搬台車同士の各貫通孔にそれぞれ挿入されることにより、前記運搬台車同士が連結されることを特徴とする、運搬台車の連結構造。
  2. 前記本体は、上下方向に所定の厚みを有する枠体によって構成されており、
    前記連結部材の突出片の長さは、
    前記枠体の上下方向における厚みより大とされている、請求項1に記載の運搬台車の連結構造。
  3. 前記連結部材には、
    前記平面部の下面から下方向に延びる平板状の仕切り片が設けられ、
    前記仕切り片は、
    前記運搬台車同士が連結される際、前記隣り合う運搬台車同士の隙間に挟まれる、請求項1または2に記載の運搬台車の連結構造。
  4. 前記本体のコーナー部には、前記運搬台車を移動させる際に用いられる棒状部材の端部が挿入可能な挿入凹部が形成されており、
    前記連結部材の前記平面部には、
    前記運搬台車同士が連結される際、前記運搬台車のいずれかの挿入凹部に連通される連通孔が形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の運搬台車の連結構造。
  5. 運搬物を載置可能な平面視矩形状の本体と、前記本体に取付けられる複数の車輪とを備える運搬台車同士を連結するための連結部材であって、
    少なくとも平板状の平面部と、前記平面部の下面から下方向に突出する複数の突出片とを備え、
    前記複数の突出片が、前記隣り合う運搬台車同士の各コーナー部近傍に形成され上下方向に貫通する各貫通孔にそれぞれ挿入されることにより、前記運搬台車同士を連結することを特徴とする、連結部材。
  6. 前記突出片の長さは、
    前記本体を構成する枠体の上下方向における厚みより大とされている、請求項5に記載の連結部材。
  7. 前記平面部の下面から下方向に延びる平板状の仕切り片が設けられ、
    前記仕切り片は、
    前記運搬台車同士が連結される際、前記隣り合う運搬台車同士の隙間に挟まれる、請求項5または6に記載の連結部材。
  8. 前記平面部には、連通孔が形成されており、
    前記連通孔は、前記運搬台車同士が連結される際、前記運搬台車の本体のコーナー部に形成され、前記運搬台車を移動させる際に用いられる棒状部材の端部が挿入可能な、いずれかの挿入凹部に連通される、請求項5ないし7のいずれかに記載の連結部材。
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