JP2018127109A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の身体の部位に応じて乗員に向かう空気流の流量に変化をつけることができる車両用シートを得る。【解決手段】スラブ28が、吸気装置38で生じた空気流の大半を通過させる高通気部28Aと、高通気部28Aよりも通気性が低い低通気部28Bとを含んで構成されている。このため、乗員14の身体において、流れてくる空気流の流量が大きい方が好ましい部位に近接した位置に高通気部28Aを配置することで当該部位に向かう空気流の流量を大きくすることができる。一方、乗員14の身体において、流れてくる空気流の流量が小さい方が好ましい部位に近接した位置に低通気部28Bを配置することで当該部位に向かう空気流の流量を小さくすることができる。したがって、乗員14の身体の部位に応じて乗員14に向かう空気流の流量に変化をつけることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートに関する。
下記特許文献1には、乗物用シートに関する発明が開示されている。この乗物用シートでは、シートバックの一部を構成するバックパッドの背面側に窪み部が形成されており、この窪み部の内側には、送風装置が配置されている。また、バックパッドには、窪み部と乗員の支持面とを連通する通気孔が形成されており、この通気孔を介して送風装置から送られた空気流が乗員の背部に向かって吹き出るようになっている。
特開2015−217776号公報
しかしながら、上記先行技術では、複数の通気孔から一様に空気流が吹き出るため、乗員の背部において、どの部位にも一様に空気流が吹き付けられる。つまり、上記先行技術は、乗員の身体の部位に応じて、乗員に向かう空気流の流量に変化をつけるという点においては改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、乗員の身体の部位に応じて乗員に向かう空気流の流量に変化をつけることができる車両用シートを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両用シートは、乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッションと、前記シートバック及び前記シートクッションの少なくとも一方の内部に配置され、当該一方における前記乗員を支持する支持面側と当該支持面の反対側とで気圧差を生じさせて空気流を生じさせる気流発生装置と、前記シートバック及び前記シートクッションのうち前記気流発生装置が配置された側に設けられ、当該気流発生装置が配置された側における前記支持面側の一部を構成すると共に、所定の空隙率に設定されて当該気流発生装置で生じた空気流の大半を通過させる主通気部と、当該主通気部よりも低い空隙率に設定されて当該主通気部よりも通気性が低い副通気部と、を含んで構成されたクッション層と、を有している。
請求項1に記載の本発明によれば、乗員の背部を支持するシートバックと、当該乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッションとを備えており、これらの少なくとも一方の内部には、気流発生装置が配置されている。また、気流発生装置は、シートバック及びシートクッションのうち当該気流発生装置が配置された側において、その乗員を支持する支持面と当該支持面の反対側とで気圧差を生じさせて空気流を生じさせることができる。さらに、シートバック及びシートクッションのうち気流発生装置が配置された側には、その支持面側の一部を構成するクッション層が設けられており、当該クッション層には、気流発生装置で生じた空気流を通過させることが可能となっている。このため、本発明では、乗員の身体に向けて空気流を流すことができる。
ところで、乗員の身体には、流れてくる空気流の流量が大きい方が好ましい部位がある一方で、当該流量が小さい方が好ましい部位もあり、乗員の身体の部位によって求められる当該流量は異なったものとなることが考えられる。
ここで、本発明では、クッション層が、所定の空隙率に設定されて気流発生装置で生じた空気流の大半を通過させる主通気部と、当該主通気部よりも低い空隙率に設定されて当該主通気部よりも通気性が低い副通気部とを含んで構成されている。なお、ここでいう通気性とは、フラジール形通気性試験機測定された通気度やKES通気性試験機で評価された通気抵抗を意味している。このため、本発明では、乗員の身体において、流れてくる空気流の流量が大きい方が好ましい部位に近接した位置に主通気部を配置することで当該部位に向かう空気流の流量を大きくすることができる。一方、乗員の身体において、流れてくる空気流の流量が小さい方が好ましい部位に近接した位置に副通気部を配置することで当該部位に向かう空気流の流量を小さくすることができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明において、前記クッション層は、前記シートバック及び前記シートクッションのうち当該クッション層が設けられた側の骨格の一部を構成する一対のフレーム部材間に架け渡された布バネ部材に支持されており、前記布バネ部材は、前記主通気部と同等以上の通気性を有している。
請求項2に記載の本発明によれば、シートバック及びシートクッションのうちクッション層が設けられた側の骨格の一部が一対のフレーム部材で構成されており、当該フレーム部材間には、布バネ部材が架け渡されている。そして、布バネ部材には、クッション層が支持されている。このため、本発明では、クッション層を薄くしても布バネ部材で乗員を支持することができ、その結果、クッション層の蓄熱を抑制することができる。しかも、布バネ部材は、主通気部と同等以上の通気性を有しているため、当該布バネ部材が気流発生装置で生じた空気流の抵抗となることを抑制することができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明において、前記クッション層は、前記乗員を支持可能でかつ無膜処理されたウレタンフォームで構成されている。
請求項3に記載の本発明によれば、クッション層が無膜処理されたウレタンフォームで構成されており、当該クッション層で乗員を支持することができると共に、当該クッション層の蓄熱を抑制することができる。なお、ここでいう無膜処理とは、ウレタンフォームの気泡の一部を構成する薄膜を取り除くことで、空気や水を通り易くする処理を意味している。
請求項4に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記気流発生装置は、前記支持面側から当該支持面の反対側に空気を引き込む吸気装置とされている。
請求項4に記載の本発明によれば、吸気装置でシートバックやシートクッションの支持面側から当該支持面の反対側に向かって流れる空気流を発生させることができる。
ところで、シートバックやシートクッションには、乗員の体温が伝わるため、これらの温度は、車室内の空気の温度よりも高くなる傾向があり、冷房機器が作動している場合等には、その傾向はより顕著なものとなる。したがって、乗員を冷却するには、シートバックやシートクッションを通過する空気よりも車室内の空気を用いることが好ましい。
そして、本発明では、吸気装置で発生する空気流がシートバックやシートクッションの支持面側から当該支持面の反対側に向かって流れるため、乗員の周辺において、車室内の空気が、シートバックやシートクッションを通過することなく乗員の近傍を流れていく。
請求項5に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記クッション層は、前記シートバックに設けられた第1クッション層と、前記シートクッションに設けられた第2クッション層と、を備え、前記第1クッション層におけるシート上方側の部分が前記主通気部で構成され、当該第1クッション層におけるシート下方側の部分が前記副通気部で構成されると共に、前記第2クッション層におけるシート前方側の部分が前記主通気部で構成され、当該第2クッション層におけるシート後方側の部分が前記副通気部で構成されている。
請求項5に記載の本発明によれば、クッション層が、シートバックに設けられた第1クッション層と、シートクッションに設けられた第2クッション層とを備えており、乗員の背部、臀部及び大腿部に向けて空気流を流すことができる。このため、気流発生装置で生じた空気流によって乗員の背部、臀部及び大腿部を冷却することができる。
ところで、人体の腰部には神経が集中しており、気流発生装置で生じた空気流によって乗員の腰部が過度に冷却されることは好ましくない。
ここで、本発明では、第1クッション層において、そのシート上方側の部分が主通気部で構成されており、そのシート下方側の部分が副通気部で構成されている。一方、第2クッション層では、そのシート前方側の部分が主通気部で構成されており、そのシート後方側の部分が副通気部で構成されている。このため、本発明では、乗員の腰部に向かって流れてくる空気流の流量を小さくすることができる。
請求項6に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項4に記載の発明において、前記吸気装置は、ダクトを介して前記クッション層に接続されており、前記支持面側から見て当該クッション層における当該ダクトと重なる部分が前記主通気部で構成されていると共に、当該クッション層における当該主通気部の周辺部が前記副通気部で構成されている。
請求項6に記載の本発明によれば、吸気装置は、ダクトを介してクッション層に接続されており、シートバックやシートクッションの支持面側から当該吸気装置に向かって流れる空気流は、ダクトを通って当該吸気装置に吸い込まれていく。
ところで、クッション層の構成によっては、シートバックやシートクッションを通過した空気が乗員に向かって流れてくることが考えられる。具体的には、シートバックやシートクッションの支持面側から見て、クッション層におけるダクトと重なる部分の通気性が、当該クッション層におけるダクトの周辺部の通気性と同等かそれよりも低い場合が挙げられる。この場合、シートバックやシートクッションを通過した空気が、支持面側へ回り込んでダクト側に吸い込まれていくことが考えられる。
ここで、本発明では、シートバックやシートクッションの支持面側から見て、クッション層におけるダクトと重なる部分が主通気部で構成されていると共に、当該クッション層における当該主通気部の周辺部が副通気部で構成されている。このため、本発明では、車室内の空気をダクトから吸い込みやすくすることができると共に、シートバックやシートクッションを通過した空気がダクトに吸い込まれるのを抑制することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両用シートは、乗員の身体の部位に応じて乗員に向かう空気流の流量に変化をつけることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートは、クッション層の温度上昇を抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係る車両用シートは、部品点数の増加を抑制しつつクッション層の温度上昇を抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係る車両用シートは、乗員を効率よく冷却することができるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の本発明に係る車両用シートは、乗員が快適な状態で、当該乗員の背部、臀部及び大腿部を冷却することができるという優れた効果を有する。
請求項6に記載の本発明に係る車両用シートは、温度の低い空気が乗員に向かって流れる確度を向上させることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用シートの構成を示すシート幅方向から見た断面図(図3の1−1線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 第1実施形態に係る車両用シートの要部の構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両用シートの全体構成を示す斜視図である。 第2実施形態に係る車両用シートのシートバック側に設けられたスラブの構成を示すシート前後方向から見た正面図である。 第2実施形態に係る車両用シートのシートクッション側に設けられたスラブの構成を示すシート上下方向から見た平面図である。 第3実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構成を示すシート前後方向から見た断面図である。 第4実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構成を示すシート前後方向から見た断面図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る車両用シートの第1実施形態について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FR、矢印UP、矢印RHは、それぞれ本実施形態に係る「車両用シート10」(以下、シート10と称する)の前方向、上方向、右方向を示している。また、本実施形態では、シート10の前方向、上方向、右方向は、このシート10が搭載された車両の前方向、上方向、右方向と一致している。
まず、車両用シート10の基本的な部分を構成するシート本体12の構成について説明する。図1及び図3に示されるように、シート本体12は、乗員14の臀部及び大腿部を支持する「シートクッション16」と、乗員14の背部を支持する「シートバック18」と、乗員14の頭部を支持するヘッドレスト20(図1中では図示省略)とを含んで構成されている。そして、ヘッドレスト20は、シートバック18のシート上方側の端部に上下動可能に支持されていると共に、シートバック18は、シートクッション16のシート後方側の端部に傾倒可能に支持されている。
なお、車両用シート10は、車両の車室内における車両前方側に搭載されたフロントシートとされている。また、本実施形態では、各図に示される乗員14の輪郭を、シート10に所定の着座姿勢(標準姿勢)で着座させた状態のダミー(AM50)の輪郭として図示してある。また、シート本体12の車両前方側には、空調用吹出口22が配置されている。
詳しくは、シートクッション16は、図1及び図2に示されるように、その骨格を構成する一対のフレーム部材としての「クッションサイドフレーム24」と、「布バネ部材26」と、第2クッション層としての「スラブ28」とを備えている。
クッションサイドフレーム24は、金属製とされており、シートクッション16のシート幅方向両側の端部にそれぞれ配置されていると共に、シート前後方向に延在している。このクッションサイドフレーム24は、後述する第3実施形態の説明に用いられる図6にも示されるように、そのシート下方側の部分を構成する下壁部24Aと、そのシート幅方向外側の部分を構成する側壁部24Bとを含んで構成されている。そして、下壁部24Aは、シート上下方向から見てシート前後方向に延びる矩形の板状とされており、側壁部24Bは、シート幅方向から見てシート前後方向に延びる矩形の板状とされている。
また、クッションサイドフレーム24の側壁部24Bには、シート前後方向に所定の間隔で複数の取付ブラケット30が設けられており、当該取付ブラケット30には、それぞれシート前後方向に沿う図示しない被挿通部が形成されている。これらの被挿通部には、それぞれワイヤ32がシート前後方向に挿通されており、当該ワイヤ32は、複数の取付ブラケット30に架け渡された状態となっている。なお、クッションサイドフレーム24のシート上方側及びシート幅方向外側は、発泡ウレタンなどの発泡樹脂で構成されたシートパッド34で覆われており、当該シートパッド34によってシートクッション16のシート幅方向外側の膨張部が構成されている。また、シートクッション16の表面は、表皮材36で構成されている。
一方、布バネ部材26は、弾性織物などの弾性を有する布材で形成されており、シート上下方向から見てシート前後方向及びシート幅方向に延びる矩形状とされている。また、布バネ部材26のシート幅方向両側の端部には、当該端部が折り返されて縫い合わされることで環状部26Aが設けられており、当該環状部26Aにワイヤ32が挿通されることで布バネ部材26がクッションサイドフレーム24に対して取り付けられている。つまり、布バネ部材26は、一対のワイヤ32間に架け渡された状態とされており、これは、布バネ部材26がクッションサイドフレーム24間に架け渡されていると見なすこともできる。そして、後述するように布バネ部材26のシート上方側には、スラブ28が配置されており、当該スラブ28は、シートクッション16において乗員14を支持する「支持面16A」側の一部を構成している。
また、上記のように構成されたシートクッション16の内部には、気流発生装置としての「吸気装置38」が配置されている。この吸気装置38は、シートクッション16における支持面16A側と支持面16Aの反対側とで気圧差を生じさせて、支持面16A側から支持面16Aの反対側(シート下方側)に空気を引き込むことが可能となっている。なお、吸気装置38は、クッションサイドフレーム24に図示しない支持ブラケットを介して支持されている。そして、吸気装置38は、「ダクト40」を介して布バネ部材26に接続されている。
ダクト40は、弾性変形可能な樹脂材で構成されていると共に、シート下方側からシート上方側に向かうに従って断面が拡大された角筒状とされている。このダクト40は、シート上下方向から見て乗員14の膝裏から尾てい骨までの範囲を覆うのに十分な大きさとされており、そのシート上方側の周縁部40Aが縫製等によって布バネ部材26及びスラブ28に取り付けられている。なお、ダクト40の周縁部40Aは、布バネ部材26に縫い付けられてない状態で、当該布バネ部材26に当接されている状態とされていてもよい。また、吸気装置38の排気部は、シート10のシート後方側に延出されている。
一方、シートバック18は、その骨格を構成する一対のフレーム部材としての「バックサイドフレーム42」と、「布バネ部材44」と、第1クッション層としての「スラブ46」とを含んで、基本的にシートクッション16と同様の構成とされている。
すなわち、バックサイドフレーム42には、取付ブラケット30及びワイヤ32によって布バネ部材44が取り付けられており、当該布バネ部材44のシート前方側には、後述するようにスラブ46が配置されている。このスラブ46は、シートバック18において乗員14を支持する「支持面18A」側の一部を構成している。なお、バックサイドフレーム42は、クッションサイドフレーム24と同様に図示しないシートパッドで覆われている。また、シートバック18の表面は、表皮材48で構成されている。
そして、シートバック18の内部にも吸気装置38が配置されており、シートバック18の支持面18A側から支持面18Aの反対側(シート後方側)に空気を引き込むことが可能となっている。また、吸気装置38と布バネ部材44とを接続する「ダクト50」は、弾性変形可能な樹脂材で構成されていると共に、シート後方側からシート前方側に向かうに従って断面が拡大された角筒状とされている。このダクト50は、シート前後方向から見て乗員14の首の付け根から仙骨までを覆うのに十分な大きさとされており、そのシート前方側の周縁部50Aの処理は、ダクト40の周縁部40Aと同様とされている。なお、シートバック18においても吸気装置38の排気部は、シート10のシート後方側に延出されている。
ここで、本実施形態では、シートクッション16において布バネ部材26のシート上方側に配置されているスラブ28及びシートバック18において布バネ部材44の車両前方側に配置されているスラブ46の構成に特徴がある。以下、本実施形態の要部を構成するスラブ28、46の構成について詳細に説明していくこととする。
まず、図1及び図2を用いてスラブ28の構成について説明する。スラブ28は、シートパッド34を構成しているものよりも空隙率が高く柔らかい発泡ウレタンで構成されており、シート上下方向から見てシート前後方向及びシート幅方向に延在する矩形のシート状とされている。
より詳しくは、スラブ28は、そのシート前方側の部分と後方側の部分とで空隙率を変化させることで、主通気部としての「高通気部28A」と、副通気部としての「低通気部28B」とを含んだ構成とされている。高通気部28Aは、所定の空隙率に設定されていると共に、スラブ28において空隙率が高い部分で構成されており、スラブ28のシート前方側から7〜8割程度の部分を占めている。このため、スラブ28は、その全体において吸気装置38で発生した空気流を通過させることができるものの、当該空気流の大半は、高通気部28Aを通過するようになっている。
一方、低通気部28Bは、スラブ28の高通気部28Aよりもシート後方側の部分を構成していると共に、スラブ28において空隙率が低い部分で構成されており、高通気部28Aよりも通気性が低くなっている。なお、ここでいう通気性とは、フラジール形通気性試験機測定された通気度やKES通気性試験機で評価された通気抵抗を意味している。
スラブ46は、そのシート上方側の部分と下方側の部分とで空隙率を変化させることで、主通気部としての「高通気部46A」と、副通気部としての「低通気部46B」とを含んだ構成とされている。高通気部46Aは、スラブ46において空隙率が高い部分で構成されており、スラブ46のシート上方側から7〜8割程度の部分を占めている。このため、スラブ46は、その全体において吸気装置38で発生した空気流を通過させることができるものの、当該空気流の大半は、高通気部46Aを通過するようになっている。
一方、低通気部46Bは、スラブ46の高通気部46Aよりもシート下方側の部分を構成していると共に、スラブ46において空隙率が低い部分で構成されており、高通気部46Aよりも通気性が低くなっている。なお、上述した布バネ部材26、44及び表皮材36、48は、高通気部28A、46Aと同等以上の通気性を有しており、吸気装置38で発生した空気流の抵抗とならないようになっている。また、本実施形態では、上述したように、シートクッション16にスラブ28が設けられていると共に、シートバック18にスラブ46が設けられており、これらによって、シート本体12の「クッション層52」が構成されていると見なすこともできる。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、乗員14の背部を支持するシートバック18と、乗員14の臀部及び大腿部を支持するシートクッション16とを備えており、これらの内部には、吸気装置38が配置されている。また、吸気装置38は、シートバック18及びシートクッション16において、その乗員14を支持する支持面16A、18Aと当該支持面16A、18Aの反対側とで気圧差を生じさせて空気流を生じさせることができる。さらに、シートバック18及びシートクッション16には、それぞれ支持面16A、18A側の一部を構成するスラブ28、46が設けられており、スラブ28、46には、吸気装置38で生じた空気流を通過させることが可能となっている。このため、本実施形態では、乗員14の身体に向けて空気流を流すことができる。
ところで、乗員14の身体には、流れてくる空気流の流量が大きい方が好ましい部位がある一方で、当該流量が小さい方が好ましい部位もあり、乗員14の身体の部位によって求められる当該流量は異なったものとなることが考えられる。
ここで、本実施形態では、スラブ28が、吸気装置38で生じた空気流の大半を通過させる高通気部28Aと、高通気部28Aよりも通気性が低い低通気部28Bとを含んで構成されている。一方、スラブ46も吸気装置38で生じた空気流の大半を通過させる高通気部46Aと、高通気部46Aよりも通気性が低い低通気部46Bとを含んで構成されている。このため、本実施形態では、乗員14の身体において、流れてくる空気流の流量が大きい方が好ましい部位に近接した位置に高通気部28A、46Aを配置することで当該部位に向かう空気流の流量を大きくすることができる。一方、乗員14の身体において、流れてくる空気流の流量が小さい方が好ましい部位に近接した位置に低通気部28B、46Bを配置することで当該部位に向かう空気流の流量を小さくすることができる。したがって、本実施形態では、乗員14の身体の部位に応じて乗員14に向かう空気流の流量に変化をつけることができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、シートクッション16の骨格の一部が一対のクッションサイドフレーム24で構成されており、これらの間には布バネ部材26が架け渡されている。一方、シートバック18では、その骨格の一部が一対のバックサイドフレーム42で構成されており、これらの間には布バネ部材44が架け渡されている。そして、布バネ部材26にはスラブ28が、布バネ部材44にはスラブ46が、それぞれ支持されている。このため、本実施形態では、スラブ28、46を薄くしても布バネ部材26、44で乗員14を支持することができ、その結果、スラブ28、46の蓄熱を抑制することができる。しかも、布バネ部材26、44は、高通気部28A、46Aと同等以上の通気性を有しているため、当該布バネ部材26、44が吸気装置38で生じた空気流の抵抗となることを抑制することができる。したがって、本実施形態では、スラブ28、46の温度上昇を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、吸気装置38でシートクッション16の支持面16Aやシートバック18の支持面18A側からこれらの反対側に向かって流れる空気流を発生させることができる。
ところで、シートバック18やシートクッション16には、乗員14の体温が伝わるため、これらの温度は、車室内の空気の温度よりも高くなる傾向があり、冷房機器が作動している場合等には、空調用吹出口22から冷たい空気が吹き出し、その傾向はより顕著なものとなる。したがって、乗員14を冷却するには、シートバック18やシートクッション16を通過する空気よりも車室内の空気を用いることが好ましい。
ここで、本実施形態では、吸気装置38で発生する空気流が、シートクッション16の支持面16Aやシートバック18の支持面18A側からこれらの反対側に向かって流れる。このため、乗員14の周辺において、車室内の空気が、シートバック18やシートクッション16を通過することなく乗員14の近傍を流れていく。したがって、本実施形態では、車室内の空気を用いて乗員14を効率よく冷却することができる。
加えて、本実施形態では、クッション層52が、シートバック18に設けられたスラブ46と、シートクッション16に設けられたスラブ28とを備えており、乗員14の背部、臀部及び大腿部に向けて空気流を流すことができる。このため、吸気装置38で生じた空気流によって乗員14の背部、臀部及び大腿部を冷却することができる。
ところで、人体の腰部には神経が集中しており、吸気装置38で生じた空気流によって乗員14の腰部が過度に冷却されることは好ましくない。
ここで、本実施形態では、スラブ46において、そのシート上方側の部分が高通気部46Aで構成されており、そのシート下方側の部分が低通気部46Bで構成されている。一方、スラブ28では、そのシート前方側の部分が高通気部28Aで構成されており、そのシート後方側の部分が低通気部28Bで構成されている。このため、本実施形態では、乗員14の腰部に向かって流れてくる空気流の流量を小さくすることができ、その結果、乗員14が快適な状態で、乗員14の背部、臀部及び大腿部を冷却することができる。
<第2実施形態>
以下、図4及び図5を用いて、本発明に係る車両用シートの第2実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、シートバック18に設けられた第1クッション層としての「スラブ60」が、「高通気部60A」、「中通気部60B」及び「低通気部60C」を含んで構成されている点に第1の特徴がある。また、シートクッション16に設けられた第2クッション層としての「スラブ62」が、「高通気部62A」、「中通気部62B」及び「低通気部62C」を含んで構成されている点に第2の特徴がある。
具体的には、スラブ60を構成する中通気部60Bは、スラブ46の高通気部46Aと、スラブ60を構成する低通気部60Cは、スラブ46の低通気部46Bと、それぞれ基本的には同様の構成とされている。一方、高通気部60Aは、その通気性が中通気部60Bよりも高く設定されていると共に、シート前後方向から見て中通気部60Bの内側に位置している。より詳しくは、高通気部60Aは、シート前後方向から見て乗員14の両肩及び両脇と重なるように配置されている。
一方、スラブ62を構成する中通気部62Bは、スラブ28の高通気部28Aと、スラブ62を構成する低通気部62Cは、スラブ28の低通気部28Bと、それぞれ基本的には同様の構成とされている。しかしながら、本実施形態では、シート上下方向から見て中通気部62Bの内側にも低通気部62Cが配置されている。詳しくは、低通気部62Cは、シート上下方向から見て乗員14の大腿部において神経が集中している大腿部の中央部に沿うように配置されている。
また、スラブ62を構成する高通気部62Aは、その通気性が中通気部62Bよりも高く設定されていると共に、シート上下方向から見て中通気部62Bの内側に位置している。より詳しくは、低通気部62Cは、シート上下方向から見て乗員14の膝裏及び大腿部の内側の部分(内腿)と重なるように配置されている。なお、本実施形態では、高通気部60A、62A及び中通気部60B、62Bが主通気部として機能しており、低通気部60C、62Cが副通気部として機能している。
このような構成によれば、高通気部60A、62Aを通っていく空気流を、乗員14における冷却が効果的な箇所に向けて流すことができる。また、低通気部60C、62Cによって、乗員14における冷却が好ましくない箇所の冷却を抑制することができる。このため、本実施形態では、乗員14の快適性を維持しつつ、乗員14の身体の部位に応じて、乗員14に向かう空気流の流量を適切に調整することができる。
<第3実施形態>
以下、図6を用いて、本発明に係る車両用シートの第3実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、スラブ28、46及びダクト40、50の構成が、一部上述した第1実施形態と異なっている。なお、スラブ28、46及びダクト40、50には、それぞれ同様の変更を加えているため、以下では、スラブ28及びダクト40を例に挙げて具体的に説明することとする。
図6に示されるように、本実施形態では、ダクト40が小型化されていると共に、シート上下方向から見てスラブ28におけるダクト40と重なる部分には、高通気部28Aが配置されており、当該高通気部28Aの周辺部には、低通気部28Bが配置されている。
このような構成によれば、吸気装置38は、ダクト40を介してスラブ28に接続されており、シートクッション16の支持面16A側から吸気装置38に向かって流れる空気流は、ダクト40を通って吸気装置38に吸い込まれていく。
ところで、スラブ28の構成によっては、シートクッション16を通過した高温の空気が乗員14に向かって流れてくることが考えられる。具体的には、シートクッション16の支持面16A側から見て、スラブ28におけるダクト40と重なる部分の通気性が、スラブ28におけるダクト40の周辺部の通気性と同等かそれよりも低い場合が挙げられる。この場合、シートクッション16を通過した空気が、支持面16A側へ回り込んでダクト40側に吸い込まれていくことが考えられる。
ここで、本実施形態では、シートクッション16の支持面16A側から見て、スラブ28におけるダクト40と重なる部分が高通気部28Aで構成されていると共に、スラブ28における高通気部28Aの周辺部が低通気部28Bで構成されている。このため、本実施形態では、車室内の空気をダクト40から吸い込みやすくすることができると共に、シートクッション16の内部の空気がダクトに吸い込まれるのを抑制することができる。したがって、本実施形態では、温度の低い空気が乗員14に向かって流れる確度を向上させることができる。
<第4実施形態>
以下、図7を用いて、本発明に係る車両用シートの第4実施形態について説明する。なお、上述した第3実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、その要部がシートクッション16側とシートバック18側とで同様の構成とされているため、以下では、シートクッション16側の構成について説明していくこととする。図7に示されるように、本実施形態では、シートクッション16には、布バネ部材26が設けられておらず、スラブ28に対応する「クッション層70A」と、シートパッド34に対応するパッド部70Bとを含むクッション部70が設けられている。
このクッション部70は、無膜処理されたウレタンフォーム(一例としてブレスエアー(登録商標))で構成されている。なお、ここでいう無膜処理とは、ウレタンフォームの気泡の一部を構成する薄膜を取り除くことで、空気や水を通り易くする処理を意味している。また、クッション層70Aには、第3実施形態と同様に、主通気部としての「高通気部70A1」及び副通気部としての「低通気部70A2」が配置されている。なお、高通気部70A1と低通気部70A2との境界部では、高通気部70A1がシート上方側に配置されている。また、パッド部70Bは、低通気部70A2と同様の材質で構成されている。
このような構成によれば、クッション層70Aが無膜処理されたウレタンフォームで構成されており、クッション層70Aで乗員14を支持することができると共に、クッション層70Aの蓄熱を抑制することができる。このため、本実施形態では、部品点数の増加を抑制しつつクッション層70Aの温度上昇を抑制することができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した実施形態では、シートクッション16及びシートクッション16のそれぞれにおいて、乗員14に向かって空気流が流れる構成としたが、何れか一方において、乗員14に向かって空気流が流れる構成としてもよい。
(2) また、上述した実施形態では、吸気装置38を用いたが、吸気装置38の代わりに送風装置を配置して、シートクッション16の支持面16Aやシートバック18の支持面18A側から乗員14に向けて空気流を吹き出す構成としてもよい。
(3) さらに、上述した実施形態では、シートクッション16及びシートバック18のそれぞれに吸気装置38を配置したが、これに限らない。一例として、シートクッション16のみに吸気装置38を配置すると共に、シートクッション16の吸気装置38の排気側をシートバック18のダクト50に接続するような構成としてもよい。このような構成によれば、シートバック18において支持面18A側から乗員14に向けて空気流が吹き出され、一つの吸気装置38を用いて、シートクッション16及びシートバック18との両方において空気流を発生させることができる。
10 車両用シート
16 シートクッション
16A 支持面
18 シートバック
18A 支持面
24 クッションサイドフレーム(フレーム部材)
26 布バネ部材
28 スラブ(第2クッション層)
28A 高通気部(主通気部)
28B 低通気部(副通気部)
38 吸気装置(気流発生装置)
40 ダクト
42 バックサイドフレーム(フレーム部材)
44 布バネ部材
46 スラブ(第1クッション層)
46A 高通気部(主通気部)
46B 低通気部(副通気部)
50 ダクト
52 クッション層
60 スラブ(第1クッション層)
60A 高通気部(主通気部)
60B 中通気部(主通気部)
60C 低通気部(副通気部)
62 スラブ(第2クッション層)
62A 高通気部(主通気部)
62B 中通気部(主通気部)
62C 低通気部(副通気部)
70A クッション層
70A1 高通気部(主通気部)
70B1 低通気部(副通気部)

Claims (6)

  1. 乗員の背部を支持するシートバックと、
    前記乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッションと、
    前記シートバック及び前記シートクッションの少なくとも一方の内部に配置され、当該一方における前記乗員を支持する支持面側と当該支持面の反対側とで気圧差を生じさせて空気流を生じさせる気流発生装置と、
    前記シートバック及び前記シートクッションのうち前記気流発生装置が配置された側に設けられ、当該気流発生装置が配置された側における前記支持面側の一部を構成すると共に、所定の空隙率に設定されて当該気流発生装置で生じた空気流の大半を通過させる主通気部と、当該主通気部よりも低い空隙率に設定されて当該主通気部よりも通気性が低い副通気部と、を含んで構成されたクッション層と、
    を有する車両用シート。
  2. 前記クッション層は、前記シートバック及び前記シートクッションのうち当該クッション層が設けられた側の骨格の一部を構成する一対のフレーム部材間に架け渡された布バネ部材に支持されており、
    前記布バネ部材は、前記主通気部と同等以上の通気性を有している、
    請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記クッション層は、前記乗員を支持可能でかつ無膜処理されたウレタンフォームで構成されている、
    請求項1に記載の車両用シート。
  4. 前記気流発生装置は、前記支持面側から当該支持面の反対側に空気を引き込む吸気装置とされている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記クッション層は、前記シートバックに設けられた第1クッション層と、前記シートクッションに設けられた第2クッション層と、を備え、
    前記第1クッション層におけるシート上方側の部分が前記主通気部で構成され、当該第1クッション層におけるシート下方側の部分が前記副通気部で構成されると共に、
    前記第2クッション層におけるシート前方側の部分が前記主通気部で構成され、当該第2クッション層におけるシート後方側の部分が前記副通気部で構成されている、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記吸気装置は、ダクトを介して前記クッション層に接続されており、前記支持面側から見て当該クッション層における当該ダクトと重なる部分が前記主通気部で構成されていると共に、当該クッション層における当該主通気部の周辺部が前記副通気部で構成されている、
    請求項4に記載の車両用シート。
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