JP2018126945A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体に液体が付きにくい液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体噴射装置は、先端面13aと、先端面13aと交差する上流面13bと、先端面13aに開口するノズル12と、を有して、ノズル12から液体を噴射するように構成された液体噴射ヘッド13と、液体噴射ヘッド13に対して払拭方向に相対移動することによって先端面13aを払拭するように構成された払拭部材31と、を備える。上流面13bは、先端面13aの払拭方向上流に位置し、先端面13aのノズル12が開口する部分には液体をはじく撥液面52が設けられる。上流面13b及び先端面13aには、撥液面52よりも液体に対する親和性が高い親液面53が設けられる。上流面13bにある親液面53である上流親液面53bは、先端面13aにある親液面53である先端親液面53aとつながっている。【選択図】図3

Description

本発明は、プリンターなどの液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の一例として、吐出面において、ノズル列周辺を撥水面とし、その撥水面の周囲に親水部となる凹部を設けて、吐出面の清掃性を向上させようとするインクジェット記録装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2007−253537号公報
吐出面に付いたインクは親水部に集まるため、親水部に接触した用紙がインクで汚れることがある。本発明の課題は、媒体に液体が付きにくい液体噴射装置を提供することにある。
上記課題を解決する液体噴射装置は、先端面と、前記先端面と交差する上流面と、前記先端面に開口するノズルと、を有して、前記ノズルから液体を噴射するように構成された液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドに対して払拭方向に相対移動することによって前記先端面を払拭するように構成された払拭部材と、を備え、前記上流面は、前記先端面の前記払拭方向上流に位置し、前記先端面の前記ノズルが開口する部分には前記液体をはじく撥液面が設けられ、前記上流面及び前記先端面には、前記撥液面よりも前記液体に対する親和性が高い親液面が設けられ、前記上流面にある前記親液面である上流親液面は、前記先端面にある前記親液面である先端親液面とつながっている。
液体噴射装置の一実施形態の全体構成図。 図1の液体噴射装置が備える液体噴射ヘッドと払拭部材の上面図。 図2の払拭部材及び液体噴射ヘッドの構成を説明する模式図。 図2の液体噴射ヘッドとキャップの構成を示す断面図。 図2の払拭部材及び液体噴射ヘッドの構成を説明する断面図。 第1変更例の払拭部材及び液体噴射ヘッドを示す模式図。 図6の液体噴射ヘッドの構成を説明する断面図。 第2変更例の払拭部材及び液体噴射ヘッドを示す模式図。 第3変更例の液体噴射装置の全体構成図。 第4変更例の払拭部材及び液体噴射ヘッドを示す模式図。 第5変更例の払拭部材及び液体噴射ヘッドを示す模式図。
以下、液体噴射装置の実施形態について、図を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)をするインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、液体噴射ヘッド13と、液体噴射ヘッド13を保持する保持部14と、液体供給源15の液体を液体噴射ヘッド13に向けて供給するように配置された供給流路16と、媒体99の搬送路18に沿って配置される複数の搬送ローラー17と、を備える。液体供給源15は、例えば、液体噴射装置11に着脱可能に装着されるカートリッジ式の液体収容体である。液体供給源15は、液体噴射装置11に装備された液体タンクにしてもよい。液体タンクは交換可能な構成にしてもよいし、液体を注入可能な構成にしてもよい。
液体噴射ヘッド13が媒体99に対して液体を噴射する位置を記録位置とし、記録位置において液体噴射ヘッド13が液体を噴射する方向を噴射方向Zとする。媒体99の搬送路18は、記録位置において液体の噴射方向Zと交差する。記録位置において媒体99が搬送される方向を搬送方向Yとする。
液体噴射ヘッド13は、先端面13aと、先端面13aに開口するノズル12と、を有して、ノズル12から液体を噴射するように構成される。本実施形態の液体噴射ヘッド13は、媒体99の搬送路18と交差する幅方向Xに多数のノズル12が並ぶラインヘッドである。ラインヘッドである液体噴射ヘッド13は、搬送方向Yに移動する媒体99に対して、全幅にわたる印刷が可能である。噴射方向Zが重力方向の場合、先端面13aは液体噴射ヘッド13の下面となる。
液体噴射装置11は、記録位置において液体噴射ヘッド13をメンテナンスするように構成されるメンテナンス装置21を備える。メンテナンス装置21は、液体噴射ヘッド13内の液体を吸引するように構成される吸引機構28と、ワイピング装置30と、を備える。メンテナンス装置21が行うメンテナンス動作には、キャッピング、吸引クリーニング及びワイピングなどがある。
吸引機構28は、キャップ22と、キャップ22から延びる吸引チューブ23と、吸引チューブ23の途中に設けられた吸引ポンプ24と、キャップ22を保持するキャップホルダー25と、キャップ22を移動させる移動機構26と、を備える。吸引チューブ23の下流端には、廃液を収容可能な廃液収容体29が接続される。
キャッピングとは、移動機構26がキャップ22を液体噴射ヘッド13に接触するキャッピング位置に移動させることによって、キャップ22と液体噴射ヘッド13との間に、ノズル12が開口する閉空間を形成することをいう。キャッピング時のキャップ22の位置を図1に二点鎖線で示し、キャッピング位置に向かうキャップ22の移動経路を図1に一点鎖線で示す。液体噴射ヘッド13が液体の噴射を行わない時には、キャッピングを行ってノズル12の乾燥を抑制する。
吸引クリーニングは、キャッピング時に吸引ポンプ24が駆動して、ノズル12から液体を排出させるメンテナンス動作である。吸引クリーニングでは、噴射不良の原因となる気泡等の異物が、液体とともに液体噴射ヘッド13内から排出される。吸引クリーニングによってノズル12から排出された液体は、廃液として廃液収容体29に収容される。
ワイピング装置30は、払拭部材31と、払拭部材31を保持する移動体33と、移動体33を介して払拭部材31の移動を案内するガイド軸43と、を備える。払拭部材31は、液体噴射ヘッド13に対して払拭方向に相対移動することによって先端面13aを払拭するように構成される。払拭部材31の移動を案内する部材として、ガイド板44を追加してもよい。払拭部材31は、例えば、エラストマー等により構成される弾性体または液体を吸収可能な吸収体によって構成することができる。
ガイド軸43は、例えば幅方向Xに延びるねじ軸である。ガイド板44は、例えば幅方向Xに延びる板金である。ガイド板44は必須の構成ではないが、複数の部材で移動体33を支えることによって払拭部材31の移動を安定させることができる。
移動体33は、ねじ軸であるガイド軸43が第1回転方向に回転すると幅方向Xに往路移動し、ガイド軸43が第1回転方向の反対方向である第2回転方向に回転すると幅方向Xの反対方向に復路移動する。払拭部材31は、往路移動または復路移動の少なくとも一方で液体噴射ヘッド13に接触することによって、液体噴射ヘッド13に付着した液体などの異物を払拭する。
ノズル12に異物が付着していると、液滴が適切に噴射されないことがある。こうした噴射不良を抑制するために液体噴射ヘッド13を払拭するメンテナンス動作をワイピングという。本実施形態の払拭部材31は、幅方向Xに進む往路移動時に液体噴射ヘッド13を払拭する。この場合、幅方向Xが払拭方向となる。
図2に示すように、液体噴射ヘッド13は、先端面13aと交差する上流面13bと、上流面13bの反対側にある下流面13cと、側面13d,13eと、を有する。側面13d,13eは、先端面13a、上流面13b及び下流面13cと交差して、払拭方向に延びる。上流面13bは先端面13aの払拭方向上流に位置し、下流面13cは先端面13aの払拭方向下流に位置する。側面13dは先端面13aの搬送方向Y上流に位置し、側面13eは先端面13aの搬送方向Y下流に位置する。
先端面13aに開口する複数のノズル12は、幅方向Xに並ぶノズル列を構成する。本実施形態の液体噴射ヘッド13には、払拭方向に間隔を空けて複数列のノズル列が並ぶ。ノズル列は、幅方向X及び搬送方向Yに対して斜めに延びてもよい。本実施形態では、2列のノズル列が一のノズル群を構成し、複数(6つ)のノズル群が払拭方向に間隔を空けて並ぶ。
液体噴射ヘッド13は、ノズル列をノズル群毎に露出させる開口部51を有する固定枠50を備えてもよい。この場合、先端面13aの一部と、上流面13b、下流面13c及び側面13d,13eは、固定枠50に設けられる。固定枠50はノズル12の開口よりも噴射方向Zに突出している(図4を併せて参照)。そのため、媒体99が記録位置を通過するときに液体噴射ヘッド13に意図せずに接触したとしても、媒体99のノズル12との接触が抑制される。
払拭部材31は、複数のノズル12が並ぶ方向に延びるように配置することが好ましい。これにより、複数のノズル12の開口を払拭部材31によって効率よく払拭することができる。ノズル列が幅方向及び搬送方向Yに対して斜めになっている場合には、払拭部材31も幅方向及び搬送方向Yに対して斜めに配置するとよい。
払拭部材31を第1払拭部材31とするときに、ワイピング装置30は、液体噴射ヘッド13に対して払拭方向に相対移動することによって側面13dを払拭する第2払拭部材32となる払拭部材32を備えてもよい。この場合、移動体33は、第1払拭部材31と第2払拭部材32の両方を保持するとよい。側面13dは、先端面13aの搬送方向Y上流に位置しているので、搬送中の媒体99が接触するおそれがある。側面13dに付着した液体を第2払拭部材32で除去することによって、媒体99に液体が付きにくくなる。
第1払拭部材31と第2払拭部材32とは、別体の部材として構成してもよいし、1つの払拭部材で先端面13aと側面13dの両方を払拭する構成にしてもよい。第2払拭部材32は、第1払拭部材31よりも払拭方向の前側に配置することが好ましい。この構成においては、先端面13aの払拭により異物が側面13dの方に移動した場合、次のワイピングのときに、先行する第2払拭部材32が側面13dの異物を払拭する。このときに側面13dから先端面13aに移動した異物は、後続の第1払拭部材31が払拭する。
液体噴射装置11は、払拭方向に間隔を空けて並ぶ複数の液体噴射ヘッド13を備えてもよい。この場合、払拭方向に並ぶ2つの液体噴射ヘッド13の間には、溝54が形成される。複数の液体噴射ヘッド13が払拭方向に並ぶ場合、払拭部材31,32は、払拭方向に移動しながら、複数の液体噴射ヘッド13を順番に払拭する。
次に、図3を参照して、液体噴射ヘッド13の構成を詳述する。
図3では、液体噴射ヘッド13の上流面13b、下流面13c及び側面13d,13eを、先端面13aと同一面に展開した図を示している。先端面13aのノズル12が開口する部分には、液体をはじく撥液面52が設けられる。撥液面52を設けることによって、ノズル12の開口付近に液体等の異物が固着しにくくなる。固定枠50がある場合、開口部51の内側は撥液面52とすることが好ましい。この場合、先端面13aにおいて、撥液面52はノズル群毎に払拭方向に間隔を空けて複数設けられる。ノズル列が払拭方向に間隔を空けて複数設けられる場合には、撥液面52をノズル列毎に払拭方向に間隔を空けて複数設けるとよい。
上流面13bと先端面13aには、撥液面52よりも液体に対する親和性の高い親液面53として、それぞれ上流親液面53bと先端親液面53aが設けられる。上流面13bにある親液面53である上流親液面53bは、先端面13aにある親液面53である先端親液面53aとつながっている。撥液面52は、固定枠50を含む液体噴射ヘッド13に撥液処理を施すことによって形成することができる。親液面53は、例えば、液体噴射ヘッド13に撥液処理を施した後に、対象部分をレーザー等で削ることによって形成することができる。親液面53は、液体噴射ヘッド13の対象部分に親液処理を施すことによって形成することもできる。
先端面13aに付いた液体は、撥液面52ではじかれて先端親液面53aに集まる。撥液面52に付いた液体は、接触面に対する接触角が大きいので、接触面からの突出量が大きい。親液面53に付いた液体は濡れ拡がるので、接触面からの突出量が小さい。
先端面13aには、上流親液面53bに沿って間隔を空けて並ぶ複数の先端親液面53aを設けることが好ましい。この場合、隣り合う2つの先端親液面53aの間には、親液面53よりも液体に対する親和性の低い部分が形成される。例えば、液体噴射ヘッド13に撥液処理を施した後に、レーザー等で溝状に削ることによって親液面53を形成する場合、先端面13aには、外縁に沿って、溝状の先端親液面53aと撥液面52とが交互に形成される。その結果、溝状の先端親液面53aを通路として、液体が上流親液面53bの方に移動し易くなる。
上流親液面53bは、上流面13bにおいて先端面13aと交差する外縁沿いに配置すると、先端親液面53aから上流親液面53bに液体が移動し易くなる。先端親液面53aは、先端面13aにおいて上流面13bと交差する外縁沿いに配置すると、先端親液面53aから上流親液面53bに液体が移動し易くなる。先端面13aに付いた液体が上流親液面53bに移動すると、先端面13aに付いた液体の量が減る。その結果、先端面13aに付いた液体の突出量(先端面13aからの突出長さ)が減る。
払拭方向に並ぶ2つの撥液面52の間には、親液面53である中間親液面53fを、撥液面52に沿って間隔を空けて並ぶ態様で複数設けてもよい。この場合、2つの撥液面52の間に付いた液体が中間親液面53fに濡れ拡がることによって、先端面13aに付いた液体の突出量が減る。中間親液面53fは、全てのノズル群を区切るように設けてもよいし、一部のノズル群を区切るように設けてもよい。
側面13dに親液面53である側端親液面53dを設けるとともに、先端面13aに側端親液面53dにつながる親液面53である側方親液面53gを設けてもよい。先端面13aに付いた液体が撥液面52ではじかれて側方親液面53gに集まった場合、その液体が側端親液面53dに濡れ拡がる過程で側面13dに移動する。その結果、先端面13aに付いた液体の量が減る。側面13dに移動した液体は、ワイピングの際に第2払拭部材32によって払拭される。側方親液面53gは、側端親液面53dに沿って延びるように帯状に設けてもよいし、払拭方向に間隔を空けて複数設けてもよい。
液体に対する親和性は、先端親液面53aより上流親液面53bの方を高くすると、撥液面52から先端親液面53aに移動した液体を、上流親液面53bへと移動させることができる。この場合、払拭部材31の親液性を上流親液面53bよりも高くすると、先端面13aに付いた液体を払拭部材31で効率よく除去することができる。同様に、液体に対する親和性は、側方親液面53gより側端親液面53dの方を高くすると、撥液面52から側方親液面53gに移動した液体を、側端親液面53dへと移動させることができる。この場合、第2払拭部材32の親液性を側端親液面53dよりも高くすると、側面13dに付いた液体を第2払拭部材32で効率よく除去することができる。
先端親液面53a、側方親液面53g及び中間親液面53fは、固定枠50において開口部51から離れた位置に配置することが好ましい。固定枠50において開口部51の周縁を撥液面52にすると、先端面13aに付いた液体が開口部51内に入りにくくなる。これにより、固定枠50が形成する先端面13aからノズル12の方に向かう液体の移動が抑制される。
図4に示すように、キャップ22は、閉空間を形成するときに、液体噴射ヘッド13の親液面53を含む位置に接触することが好ましい。例えば、液体噴射ヘッド13の先端親液面53a、中間親液面53f、または側方親液面53g(図3参照)にキャップ22の先端が接触するとよい。これにより、先端面13aに付いていた液体がキャップ22の方に誘導される。
液体に対する親和性は、先端親液面53a、中間親液面53fまたは側方親液面53gよりもキャップ22の方を高くすると、先端面13aにおいて撥液面52から親液面53に移動した液体を、キャップ22内に移動させることができる。この場合、上流親液面53b及び側端親液面53d(図3参照)の親液性をキャップ22よりも高くすると、上流面13b及び側面13dから先端面13aへの液体の移動が抑制される。
次に、本実施形態の液体噴射装置11の作用について説明する。
先端面13aに付いた液体は、撥液面52ではじかれて、親液面53に移動する。そのため、ノズル12の開口に液体等の異物が固着しにくい。
撥液面52ではじかれた液体は先端親液面53aまたは側方親液面53gに移動した後、先端親液面53aと側方親液面53gからそれぞれ上流親液面53bと側端親液面53dに濡れ拡がる。そのため、先端面13aに付着した液体の突出が抑制される。その結果、液体噴射ヘッド13の近くを通過する媒体99に液体が付きにくくなる。
ワイピングの際に、第1払拭部材31は上流面13b及び先端面13aを払拭し、第2払拭部材32は側面13dを払拭する。これにより、先端面13aから上流面13bと側面13dとに移動した液体が除去される。
図5に示すように、払拭方向に並ぶ2つの液体噴射ヘッド13として第1液体噴射ヘッド13Fと第2液体噴射ヘッド13Sがある場合、払拭方向上流にある第1液体噴射ヘッド13Fから払拭された液体が溝54に入ることがある。溝54に液体が溜まると、払拭部材31が通過するときに溝54から液体が引き出され、払拭方向下流にある第2液体噴射ヘッド13Sの先端面13aに付着することがある。
この場合、先端面13aに付いた液体は先端親液面53aに集まり、上流親液面53bに濡れ拡がる。このように、ワイピング時に溝54から先端面13aに移動した液体は、再び溝54に戻る。
払拭方向の最下流に位置する液体噴射ヘッド13については、下流面13cに親液面53を設けてもよいが、払拭方向下流に液体噴射ヘッド13がある第1液体噴射ヘッド13Fについては、下流面13cに撥液面52を設けることが好ましい。そうすると、溝54から第1液体噴射ヘッド13Fの方に液体が移動しにくいので、溝54に溜まった液体は、ワイピング時に払拭方向下流に払拭される。このように溝54に溜まった液体をワイピングで除去することによって、溝54に溜まった液体による汚染が抑制される。
本実施形態の液体噴射装置11によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)先端面13aに付いた液体は、撥液面52ではじかれて先端親液面53aに集まる。先端親液面53aは上流面13bにある上流親液面53bにつながっているので、液体が親液面53内に濡れ拡がる過程で、先端面13aに付いた液体が上流面13bに移動する。上流面13bに移動した液体は、払拭部材31により除去される。その結果、先端面13aに付いた液滴の突出量が減るので、先端面13aの近くを媒体99が通過するときにも、媒体99に液体が付きにくい。
(2)上流親液面53bに沿って並ぶ先端親液面53aの間には、親液面53よりも液体に対する親和性の低い部分が形成される。そのため、親和性の低い部分で区画された先端親液面53aを通路として、先端面13aに付いた液体を上流親液面53bの方に誘導することができる。
(3)上流面13bにおいて上流親液面53bは先端面13aと交差する外縁沿いにあるので、先端親液面53aから上流親液面53bに液体が移動し易い。
(4)先端面13aにおいて先端親液面53aは上流面13bと交差する外縁沿いにあるので、先端親液面53aから上流親液面53bに液体が移動し易い。
(5)2つの撥液面52の間に付いた液体が中間親液面53fに濡れ拡がることによって、先端面13aに付いた液滴の突出が抑えられる。
(6)ノズル12が並ぶ方向に延びる払拭部材31によって、複数のノズル12の開口付近を効率よく払拭することができる。
(7)固定枠50において親液面53は開口部51から離れた位置に配置されるので、固定枠50に付いた液体がノズル12の方に移動しにくい。
(8)先端面13aに付いた液体が撥液面52ではじかれて側方親液面53gに集まると、その液体が側端親液面53dに濡れ拡がる過程で側面13dに移動する。側面13dに移動した液体は、第2払拭部材32により除去される。その結果、液体噴射ヘッド13に付いた液体の量が減るので、液体噴射ヘッド13の近くを媒体99が通過するときに、媒体99に液体が付きにくくなる。
(9)キャップ22が先端親液面53aに接触するときに、先端面13aに付いた液体をキャップ22内に移動させることができる。これにより、先端面13aに付いた液体の量を少なくすることができる。
(10)払拭部材31が第1液体噴射ヘッド13Fから除去した液体が、その払拭方向下流にある第2液体噴射ヘッド13Sに付くことがある。第2液体噴射ヘッド13Sの先端面13aに付いた液体は上流親液面53bに濡れ拡がる過程で、第1液体噴射ヘッド13Fとの間にできる溝54に入る。そのため、第2液体噴射ヘッド13Sの先端面13aに付く液体の量を少なくすることができる。したがって、第2液体噴射ヘッド13Sの近くを媒体99が通過するときに、媒体99に液体が付きにくい。
上記実施形態は、以下に示す変更例のように変更してもよい。上記実施形態に含まれる構成と下記変更例に含まれる構成とを任意に組み合わせてもよいし、下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・図6に示す第1変更例のように、液体噴射ヘッド13が固定枠50を備えなくてもよい。
・図6に示す第1変更例のように、先端親液面53aは、上流親液面53bに沿って延びるように帯状に設けてもよい。この場合、先端親液面53aが側方親液面53gとつながっていてもよい。
・図6に示す第1変更例のように、中間親液面53fを、撥液面52に沿って延びるように帯状に設けてもよい。この場合、中間親液面53fが側方親液面53gとつながっていてもよい。
・図6に示す第1変更例のように、側面13eに親液面53である側端親液面53eを設けるとともに、先端面13aに側端親液面53eにつながる親液面53である側方親液面53gを設けてもよい。
・図6に示す第1変更例のように、側面13eを払拭可能な払拭部材である第3払拭部材34を設けてもよい。
・図6に示す第1変更例のように、払拭部材31がノズル12の並び方向に対して斜めに延びてもよい。例えば、ノズル列が幅方向X及び搬送方向Yに対して斜めに延びる場合、払拭部材31が搬送方向Yに延びてもよい。
・図7に二点鎖線で示すように、第1変更例における液体噴射ヘッド13の撥液面52に付いた液体が、表面張力によって球状の液滴になろうとするときの突出量L1がその球の直径の3分の1程度である場合、液滴の最大径L2は、2.82×L1程度になる。液滴の最大径L2は撥液面52の拡大に伴って大きくなり、撥液面52の拡大に伴って液滴の突出量L1が大きくなる。先端面13aと媒体99との距離をL3とすると、突出量L1がL3以上になると、撥液面52に付いた液滴が媒体99に接触する。液滴と媒体99との接触を避けるために、所定の方向(例えば払拭方向)において親液面53に挟まれる撥液面52の長さ(実質的にL2に相当)は、L3の3倍未満(詳細には、2.82倍未満)にすることが好ましい。
親液面53に付く液滴の最大突出量が0.1mmの場合、撥液面52に付いた液滴の突出量L1が0.1mm未満であれば、媒体99に液体が付きにくい。上述のL1が0.1mmの時の液滴の最大径L2は、0.28mm程度になる。そのため、所定の方向(例えば払拭方向)において親液面53に挟まれる撥液面52の長さ(実質的にL2に相当)は、0.2mmより大きくするとよい。
・図8に示す第2変更例のように、媒体99の全幅をカバーするように幅方向Xに並ぶ多数のノズル12が、搬送方向Yにおいて位置をずらして並ぶ複数のノズル列を形成してもよい。このノズル列は、たとえば2列ずつ搬送方向Yに並んでノズル群を構成してもよい。この場合、ノズル群の配置にあわせて、液体噴射ヘッド13の払拭方向における両端側を階段状に形成してもよい。その結果、払拭方向(図8に白抜き矢印で示す)に並ぶ2つの液体噴射ヘッド13の間の溝54が屈曲した形状になってもよい。この場合には、液体噴射ヘッド13の上流面13bと側面13dとに沿う領域に親液面53を設けてもよい。
・図8に示す第2変更例のように、ワイピング時に液体噴射ヘッド13の下流面13cまたは溝54と斜めに交差するように払拭部材31を配置してもよい。この構成によれば、払拭部材31が液体噴射ヘッド13から離れるときに液滴が飛散しにくい。
・図8に示す第2変更例のように、払拭部材31は、液体噴射ヘッド13の長手方向(幅方向X)に対して斜めに延びるように配置されてもよい。
・払拭部材31は、開口部51の短手方向(搬送方向Y)に延びるように配置されてもよい。
・ラインヘッドである液体噴射ヘッド13の長手方向(幅方向X)に延びる払拭部材31を設けて、払拭部材31が液体噴射ヘッド13に対して搬送方向Yに相対移動しながら先端面13aを払拭するようにしてもよい。
・液体噴射ヘッド13が払拭部材31に対して移動することによってワイピングをしてもよいし、液体噴射ヘッド13と払拭部材31の両方が移動することによってワイピングをしてもよい。
・図9に示す第3変更例のように、液体噴射ヘッド13は、ガイド軸55に沿って、保持部14とともに幅方向Xに往復移動しながら印刷するシリアルヘッドに変更してもよい。この場合、例えば、搬送路18と、ワイピング装置30と、吸引機構28とが、幅方向X(液体噴射ヘッド13の移動方向)に並ぶ態様で配置されるとよい。この構成では、液体噴射ヘッド13が幅方向Xまたはその反対方向に移動する過程で、払拭部材31によって先端面13aを払拭することができる。図9では、液体噴射ヘッド13が幅方向Xの反対方向に移動するときに払拭部材31が先端面13aに接触するので、図中に白抜き矢印で示す方向(幅方向X)が払拭方向となる。
・図10に示す第4変更例と図11に示す第5変更例は、図9に示すようなシリアルヘッドの液体噴射ヘッド13の先端面13aを払拭部材31で払拭する場合の変更例である。図10及び図11では、払拭方向を白抜き矢印で示す。図10及び図11では、2つの液体噴射ヘッド13が払拭方向に並んで配置された事例を示す。
・図10に示す第4変更例のように、先端親液面53aは、先端面13aにおいて上流面13bと交差する外縁に沿って延びるように帯状に形成してもよい。
・図11に示す第5変更例のように、側方親液面53gは、先端面13aにおいて側面13dと交差する外縁に沿って、払拭方向に間隔を空けて複数設けてもよい。
・液体噴射ヘッド13が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、液体噴射ヘッド13が液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射してもよい。
・媒体99は用紙に限らず、プラスチックフィルムまたは薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛でもよい。媒体99はTシャツなど、任意の形状の衣類等でもよいし、食器または文具のような任意の形状の立体物でもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
[思想1]
先端面と、前記先端面と交差する上流面と、前記先端面に開口するノズルと、を有して、前記ノズルから液体を噴射するように構成された液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドに対して払拭方向に相対移動することによって前記先端面を払拭するように構成された払拭部材と、
を備え、
前記上流面は、前記先端面の前記払拭方向上流に位置し、
前記先端面の前記ノズルが開口する部分には前記液体をはじく撥液面が設けられ、
前記上流面及び前記先端面には、前記撥液面よりも前記液体に対する親和性が高い親液面が設けられ、前記上流面にある前記親液面である上流親液面は、前記先端面にある前記親液面である先端親液面とつながっている
ことを特徴とする液体噴射装置。
この構成によれば、先端面に付いた液体は、撥液面ではじかれて先端親液面に集まる。先端親液面は上流面にある上流親液面につながっているので、液体が親液面内に濡れ拡がる過程で、先端面に付いた液体が上流面に移動する。上流面に移動した液体は、払拭部材により除去される。その結果、先端面に付いた液滴の突出量が減るので、先端面の近くを媒体が通過するときにも、媒体に液体が付きにくい。
[思想2]
前記先端面には、前記上流親液面に沿って間隔を空けて並ぶ複数の前記先端親液面が設けられる
ことを特徴とする[思想1]に記載の液体噴射装置。
この構成によれば、上流親液面に沿って並ぶ先端親液面の間には、親液面よりも液体に対する親和性の低い部分が形成されるので、親和性の低い部分で区画された先端親液面を通路として、先端面に付いた液体を上流親液面の方に誘導することができる。
[思想3]
前記上流親液面は、前記上流面において前記先端面と交差する外縁沿いに配置される
ことを特徴とする[思想1]または[思想2]に記載の液体噴射装置。
この構成によれば、上流面において上流親液面は先端面と交差する外縁沿いにあるので、先端親液面から上流親液面に液体が移動し易い。
[思想4]
前記先端親液面は、前記先端面において前記上流面と交差する外縁沿いに配置される
ことを特徴とする[思想1]から[思想3]のうちいずれか1つに記載の液体噴射装置。
この構成によれば、先端面において先端親液面は上流面と交差する外縁沿いにあるので、先端親液面から上流親液面に液体が移動し易い。
[思想5]
前記先端面には、複数の前記ノズルが並ぶことによって構成されるノズル列が、前記払拭方向に間隔を空けて複数列並び、
前記先端面において、前記撥液面は前記ノズル列毎に前記払拭方向に間隔を空けて複数設けられ、
前記払拭方向に並ぶ2つの前記撥液面の間には、前記親液面である中間親液面が前記撥液面に沿って間隔を空けて並ぶ態様で複数設けられる
ことを特徴とする[思想1]から[思想4]のうちいずれか1つに記載の液体噴射装置。
この構成によれば、2つの撥液面の間に付いた液体が中間親液面に濡れ拡がることによって、先端面に付いた液滴の突出が抑えられる。
[思想6]
前記払拭部材は、複数の前記ノズルが並ぶ方向に延びる
ことを特徴とする[思想5]に記載の液体噴射装置。
この構成によれば、払拭部材によって、複数のノズルの開口付近を効率よく払拭することができる。
[思想7]
前記液体噴射ヘッドは、前記ノズルの開口を露出させる開口部を有して前記ノズルの開口より突出する固定枠を備え、
前記先端親液面及び前記中間親液面は、前記固定枠において前記開口部から離れた位置に配置される
ことを特徴とする[思想5]または[思想6]に記載の液体噴射装置。
この構成によれば、固定枠において親液面は開口部から離れた位置に配置されるので、固定枠に付いた液体がノズルの方に移動しにくい。
[思想8]
前記液体噴射ヘッドは、前記払拭方向に延びる側面を有し、
前記払拭部材を第1払拭部材とするときに、前記液体噴射ヘッドに対して前記払拭方向に相対移動することによって前記側面を払拭する第2払拭部材を備え、
前記側面には、前記親液面である側端親液面が設けられ、
前記先端面には、前記側端親液面につながる前記親液面である側方親液面が設けられる
ことを特徴とする[思想1]から[思想7]のうちいずれか1つに記載の液体噴射装置。
この構成によれば、先端面に付いた液体が撥液面ではじかれて側方親液面に集まると、その液体が側端親液面に濡れ拡がる過程で側面に移動する。側面に移動した液体は、第2払拭部材により除去される。その結果、液体噴射ヘッドに付いた液体の量が減るので、液体噴射ヘッドの近くを媒体が通過するときに、媒体に液体が付きにくくなる。
[思想9]
前記ノズルが開口する閉空間を形成するように構成されるキャップを備え、
前記キャップは、前記閉空間を形成するときに、前記液体噴射ヘッドの前記先端親液面に接触する
ことを特徴とする[思想1]から[思想8]のうちいずれか1つに記載の液体噴射装置。
この構成によれば、キャップが先端親液面に接触するときに、先端面に付いた液体をキャップ内に移動させることができる。これにより、先端面に付いた液体の量を少なくすることができる。
[思想10]
前記払拭方向に間隔を空けて並ぶ複数の前記液体噴射ヘッドを備える
ことを特徴とする[思想1]から[思想9]のうちいずれか1つに記載の液体噴射装置。
この構成によれば、払拭部材が第1液体噴射ヘッドから除去した液体が、その払拭方向下流にある第2液体噴射ヘッドに付くことがある。第2液体噴射ヘッドの先端面に付いた液体は上流親液面に濡れ拡がる過程で、第1液体噴射ヘッドとの間にできる隙間に入る。そのため、第2液体噴射ヘッドの先端面に付く液体の量を少なくすることができる。したがって、第2液体噴射ヘッドの近くを媒体が通過するときに、媒体に液体が付きにくい。
11…液体噴射装置、12…ノズル、13…液体噴射ヘッド、13F…第1液体噴射ヘッド、13S…第2液体噴射ヘッド、13a…先端面、13b…上流面、13c…下流面、13d…側面、13e…側面、14…保持部、15…液体供給源、16…供給流路、17…搬送ローラー、18…搬送路、21…メンテナンス装置、22…キャップ、23…吸引チューブ、24…吸引ポンプ、25…キャップホルダー、26…移動機構、28…吸引機構、29…廃液収容体、30…ワイピング装置、31…払拭部材(第1払拭部材)、32…払拭部材(第2払拭部材)、33…移動体、34…第3払拭部材、43…ガイド軸、44…ガイド板、50…固定枠、51…開口部、52…撥液面、53…親液面、53a…先端親液面、53b…上流親液面、53d,53e…側端親液面、53f…中間親液面、53g…側方親液面、54…溝、55…ガイド軸。

Claims (10)

  1. 先端面と、前記先端面と交差する上流面と、前記先端面に開口するノズルと、を有して、前記ノズルから液体を噴射するように構成された液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドに対して払拭方向に相対移動することによって前記先端面を払拭するように構成された払拭部材と、
    を備え、
    前記上流面は、前記先端面の前記払拭方向上流に位置し、
    前記先端面の前記ノズルが開口する部分には前記液体をはじく撥液面が設けられ、
    前記上流面及び前記先端面には、前記撥液面よりも前記液体に対する親和性が高い親液面が設けられ、前記上流面にある前記親液面である上流親液面は、前記先端面にある前記親液面である先端親液面とつながっている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記先端面には、前記上流親液面に沿って間隔を空けて並ぶ複数の前記先端親液面が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記上流親液面は、前記上流面において前記先端面と交差する外縁沿いに配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記先端親液面は、前記先端面において前記上流面と交差する外縁沿いに配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記先端面には、複数の前記ノズルが並ぶことによって構成されるノズル列が、前記払拭方向に間隔を空けて複数列並び、
    前記先端面において、前記撥液面は前記ノズル列毎に前記払拭方向に間隔を空けて複数設けられ、
    前記払拭方向に並ぶ2つの前記撥液面の間には、前記親液面である中間親液面が前記撥液面に沿って間隔を空けて並ぶ態様で複数設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 前記払拭部材は、複数の前記ノズルが並ぶ方向に延びる
    ことを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置。
  7. 前記液体噴射ヘッドは、前記ノズルの開口を露出させる開口部を有して前記ノズルの開口より突出する固定枠を備え、
    前記先端親液面及び前記中間親液面は、前記固定枠において前記開口部から離れた位置に配置される
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の液体噴射装置。
  8. 前記液体噴射ヘッドは、前記払拭方向に延びる側面を有し、
    前記払拭部材を第1払拭部材とするときに、前記液体噴射ヘッドに対して前記払拭方向に相対移動することによって前記側面を払拭する第2払拭部材を備え、
    前記側面には、前記親液面である側端親液面が設けられ、
    前記先端面には、前記側端親液面につながる前記親液面である側方親液面が設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. 前記ノズルが開口する閉空間を形成するように構成されるキャップを備え、
    前記キャップは、前記閉空間を形成するときに、前記液体噴射ヘッドの前記先端親液面に接触する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  10. 前記払拭方向に間隔を空けて並ぶ複数の前記液体噴射ヘッドを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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