JP2018125225A - 基板用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】基板用コネクタの品質を向上させる。【解決手段】ハウジング20は、筒状をなし、貫通孔26が貫通する奥壁部25を有する。端子金具60は、貫通孔26を通過してハウジング20内に突出して配置されるタブ部61と、貫通孔26の内側に配置される圧入部62と、基板90の表面に沿って配置されるリード部63とを有する。圧入部62は、リード部63が基板90の表面に対向する高さ方向に沿った断面において貫通孔26にラップ代をもって挿入される。タブ部61は、同断面において貫通孔26にラップ代をもたずに通される。【選択図】図9

Description

本発明は、基板用コネクタに関する。
特許文献1には、取付孔部が貫通する奥壁部を有し、プリント基板に設置されるフード状のハウジングと、ハウジングに装着される端子金具とを備えている。端子金具は、取付孔部を通してハウジングの内側に配置されるタブ部と、取付孔部の内側に圧入状態で配置される圧入部と、プリント基板に接続される接続端部とを有している。端子金具は、長さ方向に同一の断面形状となる扁平四角形状をなしている。
特開2003−59568号公報
上記の場合、端子金具の外面における長辺方向及び短辺方向の各寸法が、取付孔部の内面における長辺方向及び短辺方向の各寸法と同等に形成されているため、タブ部が取付孔部を通過する際に奥壁部の壁面を削ってしまい、削り取られた樹脂カスがプリント基板などに落下して電気的な不具合が発生する懸念があった。
これに対し、端子金具の外面における長辺方向及び短辺方向の各寸法が、取付孔部の内面における長辺方向及び短辺方向の各寸法より小さくなれば、タブ部の通過時における樹脂カスの発生率を少なくすることができるものの、取付孔部に対する圧入部の圧入代が減少するという問題がある。また、上記と違って、接続端部がプリント基板の表面に沿って接触する表面実装型である場合に、取付孔部内における圧入部の位置が定まらないと、基板に対する接続端部の高さにばらつきが生じることから、いわゆるコプラナリティが確保されないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、基板用コネクタの品質を向上させることを目的とする。
本発明の基板用コネクタは、基板に設置される基板用コネクタであって、貫通孔が貫通した奥壁部を有する筒状のハウジングと、前記貫通孔を通過して前記ハウジング内に突出して配置されるタブ部と、前記貫通孔の内側に配置される圧入部と、前記基板の表面に沿って配置されるリード部とを有し、前記タブ部、前記圧入部及び前記リード部が順次連続して設けられた端子金具とを備え、前記圧入部は、前記リード部が前記基板の表面に対向する高さ方向に沿った断面において前記貫通孔にラップ代をもって挿入され、前記タブ部は、前記断面において前記貫通孔にラップ代をもたずに通されるように、設定されているところに特徴を有する。
リード部が基板の表面に対向する高さ方向に沿った断面において、圧入部が貫通孔にラップ代をもって挿入されるため、リード部の高さのばらつきが抑えられ、基板とのコプラナリティを確保することができる。また、タブ部が同断面において貫通孔にラップ代をもたずに通されるため、タブ部が圧入部の内面を削る事態を回避することができ、樹脂カスが発生するのを未然に防止することができる。その結果、端子金具が基板の表面に実装される基板用コネクタの品質を向上させることができる。
本発明の実施例1に係る基板用コネクタの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 基板用コネクタの斜視図である。 ハウジングの平面図である。 図5のC−C線断面図である。 ハウジングの斜視図である。 端子金具の斜視図である。 タブ部が貫通孔を通る状態を示す断面図である。 圧入部が貫通孔に挿入された状態を示す断面図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記貫通孔の内面は、前記断面において対向する一対の第1面部と、前記第1面部と直交して互いに対向する一対の第2面部とからなり、前記第1面部には、前記第2面部との内角部から離れた位置に前記タブ部が相手側端子金具と接触する接点領域から退避する形態の凹部が設けられ、前記タブ部の外面には、前記接点領域を挟んだ両側の外角部に前記内角部から退避する形態の面取り部が設けられているとよい。タブ部が貫通孔を通過する際、第1面部の凹部によってタブ部の接点領域が貫通孔の内面と接触するのを回避することができるため、端子金具と相手側端子金具との接続信頼性を確保することができる。一方、貫通孔の第1面部に凹部が存在すると、第1面部の内角部にタブ部の外角部が接触し、樹脂カスが発生する可能性が高くなるものの、上記構成によれば、タブ部の外角部に面取り部が設けられているため、第1面部の内角部にタブ部の外角部が接触するのを回避することができ、樹脂カスが発生するのをより確実に防止することができる。
また、前記圧入部は、前記面取り部から連続した切欠部を有し、前記切欠部と前記貫通孔の内面との間に隙間が形成されるとよい。圧入部が貫通孔にラップ代をもって挿入されると、圧入部で削り取られた樹脂カスがハウジング内に押し出される懸念があるものの、上記構成によれば、樹脂カスを切欠部の内側に収容することができるため、ハウジング内に樹脂カスが出るのを回避することができる。しかも、切欠部が面取り部から連続する形態であるため、切欠部と面取り部とを同時に加工することができ、製造の容易性を確保することができる。
<実施例1>
以下、実施例1を図面に基づいて説明する。実施例1に係る基板用コネクタ10は、合成樹脂製のハウジング20と、ハウジング20に装着される複数の導電金属製の端子金具60とを備えている。ハウジング20は、プリント回路基板(以下、単に基板90という)に設置され、図示しない相手側ハウジングに嵌合可能とされている。実施例1の場合、ハウジング20が相手側ハウジングに対する嵌合面を上方(基板90の表面の面方向と垂直な方向)に向けて基板90に設置される垂直型コネクタを例示するものである。なお、説明中の上下方向は、ハウジング20が基板90に設置された状態を基準とする。
ハウジング20は、図5及び図6に示すように、左右に長く延出して上方に開口する角筒状のフード部21で構成される。フード部21の左右両端部の外面には、装着溝22が設けられている。装着溝22は、上下方向に延出する前後一対のリブ状部23間に区画されている。装着溝22には、図示しない金属製の固定部材が圧入状態で装着される。固定部材は、基板90の表面に半田付けして接続され、フード部21は、固定部材を介して基板90に固定される。フード部21の下面後部には、左右両側に対をなす円柱状の位置決め突部24が設けられている。図3に示すように、ハウジング20は、位置決め突部24によって基板90に位置決めされる。
フード部21の下部は、奥壁部25によって閉塞されている。奥壁部25は、基板90の表面とほぼ一定の間隔をあけて対向して配置される。
図6に示すように、奥壁部25には、複数の貫通孔26が上下方向(壁厚方向)に貫通して設けられている。図5に示すように、各貫通孔26は、前後2段で左右に多数整列して配置される。奥壁部25の上面(内面)には、左右方向に延出する前後一対の凹所35が設けられ、凹所35の奥面に、各段の各貫通孔26が一括して開口している。
貫通孔26には、下側(基板90の位置する側)から端子金具60が挿入される。各貫通孔26は、端子金具60の挿入方向と直交する方向に沿って切断した断面形状が左右方向に長い略四角形状をなし、図5及び図9に示すように、前後両側で互いに平行に対向する一対の第1面部27と、左右両側で互いに平行に対向する一対の第2面部28とにより区画される。第1面部27は、第2面部28よりも長い長辺部分であり、左右中央部に切欠状の凹部29を有している。凹部29は、貫通孔26の第1面部27の上側に設けられて奥壁部25の内面に開口し、フード部21内に臨むように配置される。第1面部27における凹部29の左右両側は、貫通孔26の四隅において直角状に角張る形態の内角部31によって区画されている。
図6に示すように、各貫通孔26は、第2面部28の上下方向途中位置に、詳細には下部寄りの位置に、段差部32を有し、段差部32の下側が上側よりも左右に拡張した拡張部33になっている。拡張部33は、奥壁部25の下面(外面)に開口している。
端子金具60は、導電性の金属板を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工などして成形される。図8に示すように、端子金具60は、上側から下側にかけて、タブ部61、圧入部62及びリード部63が順次連設された形態になっている。端子金具60の断面形状(貫通孔26への挿入方向と直交する方向に沿った断面形状)は、全体として左右方向に長い略四角形状をなしている。
タブ部61は、上下方向に沿って細長く延出する形態とされ、貫通孔26を通過してフード部21内に突出して配置される。タブ部61の上端部の四面には、先細り状に傾斜したガイド面64が設けられている。タブ部61は、両ハウジングの嵌合時に、ガイド面64に案内されつつ図示しない相手側端子金具の箱部内に挿入されて電気的に接続される。タブ部61の前後面の左右中央部は、相手側端子金具の接続部分が接触する接点領域65になっている。
タブ部61の四隅は、接点領域65を挟んだ左右両側に位置する外角部66とされ、この外角部66に面取り部67が設けられている。図9に示すように、面取り部67は、タブ部61の四隅を斜めに落とした切欠状をなし、タブ部61の長さ方向に関してガイド面64の先端部分を除く領域に一定の傾斜角度で構成されている。端子金具60は、面取り部67及びガイド面64を除いて長さ方向に一定の板厚で構成される。
タブ部61は、左右方向の外形寸法が対応する貫通孔26の第2面部28の左右離間寸法より小さくされ、前後方向の外形寸法も面取り部67が内角部31から離間する形態であることに起因して対応する貫通孔26の第1面部27の前後離間寸法より小さくされている。
圧入部62は、タブ部61の前後面と同一の平面上に連続した前後面を有する一方、全体としてタブ部61よりも左右に拡張した形態になっている。圧入部62の上部には、上下2段にわたって段付き状をなす突起68が左右に張り出して設けられている。各突起68は、貫通孔26の第2面部28に食い込んで係止される。圧入部62の下部には、正面視矩形の翼部69が左右に張り出して設けられている。翼部69は、突起68よりも左右に大きく張り出す形態とされ、図2に示すように、貫通孔26の拡張部33内に嵌入されて段差部32に当て止めされる。
圧入部62は、上部四隅に切欠部71が設けられている。切欠部71は、面取り部67と連続して圧入部62の四隅を斜めに落とした切欠状をなし、面取り部67と連なる上端から下方へ向けて次第に切欠幅を狭める形態になっている。また、切欠部71は、圧入部62の全体が拡張形態であることに起因し、面取り部67と連なる上端から下方へ向けて左右に広がる傾斜形状になっている。
圧入部62は、左右方向の外形寸法が突起68及び翼部69の存在に起因して対応する貫通孔26の第2面部28の左右離間寸法より大きくされ、前後方向の外形寸法もタブ部61と違って面取り部67を有しないことから対応する貫通孔26の第1面部27(ここでは内角部31)の前後離間寸法より大きくされている。
図3に示すように、リード部63は、圧入部62の下部に略直角に連なり、前後いずれかの方向に延出する第1延出部72と、第1延出部72の延出先端部から下方へ垂下する垂下部73と、垂下部73の下端から第1延出部72の延出方向と同方向に延出する第2延出部74とを有している。第1延出部72、垂下部73及び第2延出部74は、長さ方向にほぼ同一の断面形状をなし、前後方向及び左右方向に関してタブ部61よりも少し大きい外形寸法で構成されている。第2延出部74は、第1延出部72よりも短く、自然状態では前後方向に対して少し傾斜して配置される。第2延出部74は、下面に基板90の表面に対向して半田が付着する接続面75を有し、基板90の表面との間にコプラナリティの調整が図られる。
次に、実施例1の基板用コネクタ10の作用について説明する。
組み付けに際し、端子金具60が奥壁部25の貫通孔26に後方から挿入される。このとき、まずタブ部61が貫通孔26に挿入され、タブ部61が貫通孔26を通過した後、圧入部62が貫通孔26に挿入される。図3に示すように、リード部63は、貫通孔26には挿入されず、フード部21の下方空間に露出して配置される。ハウジング20が基板90の上面に載置されると、リード部63の第2延出部74が基板90の表面に沿って配置され、基板90の図示しない導電路に接触する。その後、基板90上のペースト半田が第2延出部74の接続面75に付着し、端子金具60がリード部63を介して基板90の導電路に電気的に接続される。
ところで、タブ部61は、リード部63の第2延出部74が基板90と対向する高さ方向に沿った断面、つまり図3に示す断面において、貫通孔26とラップ代を有しない設定になっている。タブ部61の外角部66は、貫通孔26の内角部31と対向する位置に配置されるものの、面取り部67として内角部31から退避する形態になっている。また、タブ部61は、リード部63の第2延出部74が基板90と対向する高さ方向に沿った断面と直交する方向に沿った断面においても、貫通孔26とラップ代を有しない設定になっている。このため、図9に示すように、タブ部61が貫通孔26の内面と接触するのが回避され、貫通孔26の内面がタブ部61で削られ、樹脂カスが発生する事態を防止することができる。特に、タブ部61の接点領域65は、貫通孔26の凹部29と対向する位置に配置され、凹部29の凹み量に相当する分、貫通孔26の内面から離れることから、貫通孔26の内面と接触する事態をより確実に回避することが可能となっている。
一方、圧入部62は、同じくリード部63の第2延出部74が基板90と対向する高さ方向に沿った断面(図3に示す断面)において、貫通孔26とラップ代を有する設定になっている。このため、タブ部61が貫通孔26に圧入状態で保持され、貫通孔26内におけるタブ部61の前後位置が確定される。その結果、タブ部61に連続するリード部63の高さ位置のばらつきが抑えられ、第2延出部74と基板90との対向面間距離を所定値に定めることができ、基板90とのコプラナリティを確保することができる。
また、圧入部62は、リード部63の第2延出部74が基板90と対向する高さ方向に沿った断面と直交する方向に沿った断面(図10を参照)においても、貫通孔26とラップ代を有する設定になっている。さらに、同断面において、突起68が貫通孔26の内面に食い込み、翼部69が拡張部33内に嵌合して段差部32に当て止めされる。その結果、端子金具60が奥壁部25の貫通孔26に強固に位置決め保持される。
図10に示すように、圧入部62が奥壁部25の貫通孔26に挿入されたときに、圧入部62の上端部に設けられた切欠部71は、フード部21内に臨み、且つ貫通孔26の内面との間に隙間をあけて配置される。このため、仮に、圧入部62が挿入過程で貫通孔26の内面を削り、樹脂カスが発生したとしても、発生した樹脂カスが貫通孔26の内面と切欠部71との間に形成された隙間に収容捕捉される。したがって、樹脂カスがフード部21内に押し出されるのを防止することができる。
以上説明したように、実施例1の場合、リード部63の第2延出部74が基板90の表面と対向する高さ方向に沿った断面において、圧入部62が貫通孔26にラップ代をもって挿入される一方、タブ部61が貫通孔26にラップ代をもたずに通されるように、設定されているため、端子金具60と基板90とのコプラナリティを確保することができるとともに、樹脂カスが発生するのを防止することができる。その結果、実施例1のような表面実装型の基板用コネクタ10の品質を向上させることができる。
また、貫通孔26の内面が前記断面において対向する一対の第1面部27と第1面部27と直交して互いに対向する一対の第2面部28とからなり、第1面部27には第2面部28との内角部31から離れた位置にタブ部61の接点領域65から退避する形態の凹部29が設けられているため、タブ部61の接点領域65に樹脂カスが付着したり傷付いたりする懸念を少なくすることができ、端子金具60と相手側端子金具との接続信頼性を確保することができる。さらに、タブ部61の外面には接点領域65を挟んだ両側の外角部66に内角部31から退避する形態の面取り部67が設けられているため、樹脂カスが発生するのをより確実に防止することができる。
また、圧入部62が面取り部67から連続した切欠部71を有し、切欠部71と貫通孔26の内面との間に隙間が形成されるため、フード部21内に樹脂カスが押し出されるのを回避することができる。しかも、切欠部71が面取り部67から連続する形態であるため、切欠部71と面取り部67とを同時に加工することができ、製造の容易性を確保することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)実施例1は、ハウジングの嵌合方向が基板の表面に対して垂直な方向に向けられた垂直型コネクタを例示したが、本発明の場合、ハウジングの嵌合方向が基板の表面に対して水平な方向に向けられた水平型コネクタにも適用可能である。水平型コネクタの場合においても、リード部が基板の表面に対向する高さ方向に沿った断面において、圧入部が貫通孔にラップ代をもって挿入され、タブ部が貫通孔にラップ代をもたずに通されるように設定される。
(2)端子金具は、実施例1の上側となるフード部の内側から貫通孔に挿入されるものであってもよい。
10…基板用コネクタ
20…ハウジング
21…フード部
25…奥壁部
26…貫通孔
27…第1面部
28…第2面部
29…凹部
31…内角部
60…端子金具
61…タブ部
62…圧入部
63…リード部
66…外角部
67…面取り部
71…切欠部
90…基板
一方、圧入部62は、同じくリード部63の第2延出部74が基板90と対向する高さ方向に沿った断面(図3に示す断面)において、貫通孔26とラップ代を有する設定になっている。このため、圧入部62が貫通孔26に圧入状態で保持され、貫通孔26内における圧入部62の前後位置が確定される。その結果、タブ部61に連続するリード部63の高さ位置のばらつきが抑えられ、第2延出部74と基板90との対向面間距離を所定値に定めることができ、基板90とのコプラナリティを確保することができる。

Claims (3)

  1. 基板に設置される基板用コネクタであって、
    貫通孔が貫通した奥壁部を有する筒状のハウジングと、
    前記貫通孔を通過して前記ハウジング内に突出して配置されるタブ部と、前記貫通孔の内側に配置される圧入部と、前記基板の表面に沿って配置されるリード部とを有し、前記タブ部、前記圧入部及び前記リード部が順次連続して設けられた端子金具とを備え、
    前記圧入部は、前記リード部が前記基板の表面に対向する高さ方向に沿った断面において前記貫通孔にラップ代をもって挿入され、
    前記タブ部は、前記断面において前記貫通孔にラップ代をもたずに通されるように、設定されていることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 前記貫通孔の内面は、前記断面において対向する一対の第1面部と、前記第1面部と直交して互いに対向する一対の第2面部とからなり、
    前記第1面部には、前記第2面部との内角部から離れた位置に前記タブ部が相手側端子金具と接触する接点領域から退避する形態の凹部が設けられ、
    前記タブ部の外面には、前記接点領域を挟んだ両側の外角部に前記内角部から退避する形態の面取り部が設けられている請求項1記載の基板用コネクタ。
  3. 前記圧入部は、前記面取り部から連続した切欠部を有し、前記切欠部と前記貫通孔の内面との間に隙間が形成される請求項2記載の基板用コネクタ。
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