JP5203989B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、半田及びフラックス上がりの可能性を低減させる電気コネクタに関する。
従来より、絶縁性のハウジングとハウジングに取り付けられた金属製のコンタクトとを備えた電気コネクタを回路基板上に実装することが行われている。この際に、コンタクトの半田接続部を回路基板上の導体パターンに半田接続するのが一般的である。
ここで、コンタクトの半田接続部を回路基板上に半田接続すると、いわゆる半田上がりやフラックス上がりが生じ、半田やフラックスがコンタクトに設けられた接触部(相手コンタクトに接触する部分)にまで至り、コンタクトの接触不良が生ずることがある。
この半田及びフラックス上がりのうちフラックス上がりを防止する電気コネクタとして、従来、例えば図5に示すものが知られている(特許文献1参照)。図5は、従来例の電気コネクタの断面図である。
図5に示す電気コネクタ101は、絶縁性のハウジング110と、ハウジング110に取り付けられた複数のコンタクト120と、ハウジング110の開口を覆う蓋体130とを備えている。
ここで、各コンタクト120は、ハウジング110に固定される断面略逆U字形の固定部121と、固定部121の一端から下方に延び、回路基板(図示せず)のスルーホールに半田接続されるタイン部122と、固定部121の他端から斜め上方に延び、相手コンタクト(図示せず)が接触する接触部123とを備えている。
また、ハウジング110には、各コンタクト120の接触部123が収容される複数の接触部収容室111が設けられている。各接触部収容室111は、ハウジング110の底壁に設けられた相手コンタクト挿入開口112に連通している。この相手コンタクト挿入開口112には、相手コンタクトの挿入を容易にするためのテーパ面113が設けられている。テーパ面113の対向する内壁には、それぞれ羽根部114,114がその先端が互いに略隣接するように対向して形成されている。
この一対の羽根部114,114により相手コンタクト挿入開口112が略閉塞されるので、タイン部122を回路基板に半田接続した際に、下方から相手コンタクト挿入開口112を通るフラックス飛沫の侵入を防止することができる。
また、半田及びフラックス上がりを防止する他の例の電気コネクタとして、例えば、図6に示すものも知られている(特許文献2参照)。図6は、従来の他の例の電気コネクタの断面図である。
図6に示す電気コネクタ201は、絶縁性のハウジング210と、ハウジング210にハウジング210と一体成形により保持された複数の金属製のコンタクト220とを備えている。
ハウジング210には、凹部211が形成され、この凹部211に相手コネクタ(図示せず)が受容されるようになっている。
各コンタクト220は、ハウジング210に保持される被保持部221と、被保持部221の内側端部から立ち上がる接触部223と、被保持部221の外側端部から外方に延びる半田接続部222とを備え、略L字形に形成されている。各コンタクト220の接触部223は、ハウジング210の凹部211内に延びていてその露呈している板面がハウジング210の側壁212の内面と同一平面をなしているか、もしくは側壁212の内面よりも若干突出している。また、半田接続部222は、その先端部の下面が回路基板(図示せず)上に半田接続される。
そして、各コンタクト220においては、ハウジング210と接している面にはめっきが施されずに露出せしめる部分にめっきが施されている。
この電気コネクタ201においては、ハウジング210とコンタクト220との間に隙間が存在していても、この隙間部分での各コンタクト220にはめっきが施されていないので、半田接続部222の半田接続時に、半田接続部222を上昇する半田及びフラックスは、当該隙間部分に進入する可能性が極めて低い。従って、半田接続部222を上昇する半田及びフラックスが接触部223に進入する可能性を極めて低いものとすることができる。
更に、フラックス上がりを防止するリードピンとして、例えば、図7に示すものが知られている(特許文献3参照)。図7は、従来例のリードピンの説明図である。
図7に示すリードピン301は、下端に設けられた、回路基板路に半田接続される半田接続部302と、上端に設けられた、測定用に用いられる接触部303とを備えている。そして、接触部303の下方部の全周にわたりテーパ状のフラックスガイド溝304が設けられ、フラックスガイド溝304の底部にはフラックストラップ穴305が設けられている。
そして、リードピン301の半田接続部302を半田付けした際には、半田接続部302を上昇してリードピン301の外周に沿って上昇したフラックスは、フラックスガイド溝304に誘導され、表面張力の効果により、フラックストラップ穴305に捕捉される。これにより、フラックスが接触部303に進入するのを防止することができる。
また、半田及びフラックス上がりを防止する電気コネクタとして、例えば、図8に示すものも開発されている。図8は、従来例の更に他の例の電気コネクタを示し、(A)は一つのコンタクトを分離した状態の電気コネクタの斜視図、(B)は側面図である。
図8に示す電気コネクタ401は、回路基板(図示せず)上に搭載される絶縁性のハウジング410と、ハウジング410に取り付けられた複数の金属製のコンタクト420とを備えている。
ハウジング410は、長手方向に延びる略直方体状の本体部411と、本体部411の長手方向両端に設けられた一対の突出部412とを備えている。本体部411には、長手方向に沿って所定ピッチで複数のコンタクト収容キャビティ413が設けられている。各コンタクト収容キャビティ413は、ハウジング410の長手方向に直交する前後方向(図8(B)における左右方向)に延びるとともに、ハウジング410の下面に開口している。また、各突出部412には、ペグ取付スロット414が設けられている。ペグ取付スロット414には、ハウジング410を回路基板上に固定するためのソルダペグ430が取り付けられる。
また、各コンタクト420は、平板タブ状に形成されており、各コンタクト収容キャビティ413に取り付けられるようになっている。各コンタクト420は、図8(A)に示すように、前後方向に延びる板状の基板部421を備えている。そして、各コンタクト420において、基板部421の後端縁から上方に向けて突出する固定部422が設けられるとともに、基板部421の略中央部から前端部にかけて上方に向けて突出する接触部424が設けられている。固定部422及び接触部424には、ハウジング410に圧入固定するためのバーブ423が設けられている。接触部424は、ハウジング410の本体部411から前方に向けて突出し、雌型の相手コンタクト(図示せず)に接触する。そして、基板部421の下方には、前後方向に延びる半田接続部425が設けられている。半田接続部425は、回路基板上の導電パッドに半田接続される。
そして、各コンタクト420の基板部421の表裏面には、前後方向に延びる溝426が形成されている。半田接続部425の半田接続時に、半田接続部425を上昇する半田・フラックスは、これら溝426内に溜まり、接触部424へ侵入する可能性を低くすることが可能となる。
なお、半田及びフラックス上がりを防止する従来例の他の電気コネクタとして、図8に示す電気コネクタ401における溝426に代えて、基板部421の表裏面においてニッケルめっき層が露出するニッケルダムを設けたものも開発されている。この電気コネクタにおいては、半田接続部425の半田接続時に、半田接続部425を上昇する半田・フラックスは、これらニッケルダムによって堰き止められ、接触部424へ侵入する可能性を低くすることはできる。
特開平7−235361号公報 特開2008−59884号公報 特開2003−173832号公報
しかしながら、これら従来の電気コネクタ101,201,401及びリードピン301にあっては、以下の問題点があった。
即ち、図5に示す電気コネクタ101の場合には、一対の羽根部114,114により相手コンタクト挿入開口112を略閉塞し、下方から相手コンタクト挿入開口112を通るフラックス飛沫の侵入を防止するようにしている。しかし、図8に示す電気コネクタ401のように、コンタクトが平板タブ状に形成されて接触部がハウジングから突出し、相手コンタクト挿入開口のない電気コネクタにこの技術を適用することができない。
また、図6に示す電気コネクタ201の場合には、各コンタクト220の接触部223と半田接続部222との間にハウジング210が存在し、そのハウジング210とコンタクト220との間に隙間が存在していても当該隙間部分に半田・フラックスが進入するのを防止するようにしている。しかし、図8に示す電気コネクタ401のように、コンタクトの接触部がハウジングから突出し、半田接続部と接触部との間にハウジングが存在しない電気コネクタにこの技術は適用できない。また、コンタクト220及びハウジング210を一体成形した後にめっきを各コンタクト220に施すので、ハウジング210がめっき液に接触し、不具合が発生するおそれがある。
更に、図7に示すリードピン301の場合には、フラックスガイド溝304の底部に設けられるフラックストラップ穴305を形成するために、リードピン301の製作時において穴あけ加工といったピン加工以外の付加的な加工を要することになる。
また、図8に示す電気コネクタ401の場合には、各コンタクト420の製造時において接触部424と半田接続部425との間に特殊な溝加工をする必要があり、好ましくない。また、各コンタクト420の半田接続部425はコンタクト420の前後方向全体にわたって延びていることから、そのエリアにおいて電気コネクタ401が実装される回路基板上に配線パターンを形成できず、配線設計自由度が低いといった問題がある。
更に、図8に示す電気コネクタ401における溝426に代えて、基板部421の表裏面に形成されたニッケルダムを設けたものの場合には、コンタクトの製造時においてニッケルダムを付加する付加的な加工を要することになる。
従って、本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コンタクトが平板タブ状に形成されてハウジングに対して突出する接触部を有する電気コネクタにおいて、溝などの特殊な加工やニッケルダム、穴あけなどの付加的な加工を要することなく、半田・フラックス上がりを低減できるとともに、配線設計自由度を高めることができる電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気コネクタは、回路基板上に搭載される絶縁性のハウジングと、該ハウジングに取り付けられた金属製のコンタクトとを備え、該コンタクトが平板タブ状に形成され、前記ハウジングに対して前後方向に延びる基板部と、基板部から上方に延び、前記ハウジングから前方に突出する接触部と、前記基板部の下方に設けられた前記回路基板上に半田接続される半田接続部とを備えた電気コネクタにおいて、前記半田接続部のうちの前記接触部の下方に位置する部分に、前記回路基板から離間する切欠を設けたことを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2に係る電気コネクタは、請求項1記載の電気コネクタにおいて、前記切欠が、該切欠の前側に位置し前記回路基板上に半田接続される第1半田接続部と、前記切欠の後側に位置し前記回路基板に半田接続される第2半田接続部とが残るように、前記半田接続部のうちの前記接触部の下方に位置する部分に設けられていることを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る電気コネクタによれば、半田接続部のうちの接触部の下方に位置する部分に、回路基板から離間する切欠を設けたので、コンタクトは、半田接続部のうちの切欠を除く部分で回路基板上に半田接続される。このため、半田接続部のうちの接触部の下方に位置する部分において半田接続される部分の面積が切欠分だけ小さくなり、その分だけ半田付け量が少なくなるので、半田接続部から接触部に至るまで上昇する半田・フラックス上がりを低減できる。この際に、コンタクトに、溝などの特殊な加工やニッケルダム、穴あけなどの付加的な加工を要することはない。
また、半田接続部のうちの切欠の領域の回路基板上には、配線パターンを形成でき、配線設計の自由度を高めることができる。
また、本発明のうち請求項2に係る電気コネクタによれば、請求項1記載の電気コネクタにおいて、前記切欠が、該切欠の前側に位置し前記回路基板上に半田接続される第1半田接続部と、前記切欠の後側に位置し前記回路基板に半田接続される第2半田接続部とが残るように、前記半田接続部のうちの前記接触部の下方に位置する部分に設けられているので、切欠の前後の第1半田接続部及び第2半田接続部が回路基板上に半田接続されるから、半田接続された状態でコンタクトは両端支持構造となり、半田接続後に、基板部が延びる前後方向と直交する方向に力が加わったときに容易に半田接続状態が解除され得ない。従って、切欠を半田接続部のうちの接触部の下方に位置する部分に設けるに際して、比較的機械的強度の強い切欠の設置の仕方とすることができる。
本発明に係る電気コネクタの一つのコンタクトを分離した状態の斜視図である。 図1の電気コネクタを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。ただし、図2(B)においては、回路基板を一点鎖線で示してある。 図1に示す電気コネクタの右側面図である。ただし、図3においては、回路基板を一点鎖線で示してある。 相手コネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は(B)における4C−4C線に沿う断面図である。 従来例の電気コネクタの断面図である。 従来の他の例の電気コネクタの断面図である。 従来例のリードピンの説明図である。 従来例の更に他の例の電気コネクタを示し、(A)は一つのコンタクトを分離した状態の電気コネクタの斜視図、(B)は側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る電気コネクタの一つのコンタクトを分離した状態の斜視図である。図2は、図1の電気コネクタを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。ただし、図2(B)においては、回路基板を一点鎖線で示してある。図3は、図1に示す電気コネクタの右側面図である。ただし、図3においては、回路基板を一点鎖線で示してある。
図1乃至図3に示す電気コネクタ1は、バッテリーパックを着脱する携帯電話、デジタルカメラ、携帯型オーディオなどの電子機器本体側に用いられるものであり、回路基板(図1(B)、図3参照)PCB上に搭載される。
電気コネクタ1は、回路基板PCB上に搭載される絶縁性のハウジング10と、ハウジング10に取り付けられた複数の金属製のコンタクト20とを備えている。
ハウジング10は、長手方向(図2(A)における左右方向)に延びる略直方体状の本体部11と、本体部411の長手方向両端に設けられた一対の突出部12とを備えている。ハウジング10は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。ハウジング10の本体部11には、長手方向に沿って所定ピッチで複数のコンタクト収容キャビティ13が設けられている。各コンタクト収容キャビティ13は、本体部11の長手方向に対して直交する前後方向(図2(C)における上下方向)に延びて本体部11の前後面を貫通している。また、各コンタクト収容キャビティ13は、本体部11の下面に開口している。各コンタクト収容キャビティ13の前後方向から見た形状は、平板タブ形状の各コンタクト20を立てた状態で取付可能なように上下方向に長いほぼ矩形形状になっている。ハウジング10の各突出部12には、上下方向に貫通するペグ取付スロット14が形成されている。各ペグ取付スロット14には、ハウジング10を回路基板PCB上に固定するための金属製のソルダペグ30が取り付けられる。
また、各コンタクト20は、平板タブ状に形成されており、縁部が上になるように立てた状態で各コンタクト収容キャビティ13に取り付けられるようになっている。各コンタクト20は、図1に示すように、前後方向に延びる板状の基板部21を備えている。そして、各コンタクト20において、基板部21の後端縁から上方に向けて突出する固定部22が設けられるとともに、基板部21の略中央部から前端部にかけて上方に向けて突出する接触部24が設けられている。固定部22及び接触部24の対向する縁部には、ハウジング10の本体部11に圧入固定するためのバーブ23が設けられている。各コンタクト20は、金属板を打ち抜き加工することによって形成される。各コンタクト20は、図1の矢印で示すように、縁部が上になるように立てた状態でハウジング10の下方から固定部22及び接触部24のバーブ23がある部分を各コンタクト収容キャビティ13に挿入する。これにより、各コンタクト20は、バーブ23で圧入固定される。この際に、接触部24の残りの前側部分は、ハウジング10の本体部11の前面から前方に突出する。接触部24には、相手コンタクト70(図4参照)が接触する。
そして、各コンタクト20の基板部21の下方には、後述する切欠26を除き前後方向に前端から後端に至るまで延びる半田接続部25が設けられている。この半田接続部25の下縁面は、回路基板PCB上に形成された導電パッド(図示せず)に半田接続される。
ここで、半田接続部25のうちの接触部24の下方に位置する部分には、回路基板PCBから離間する切欠26が設けられている。半田接続部25のうちの接触部24の下方に位置する部分に、回路基板PCBから離間する切欠26を設けることにより、各コンタクト20は、半田接続部25の下縁面のうちの切欠26を除く部分で回路基板PCB上の導電パッドに半田接続される。このため、半田接続部26のうちの接触部24の下方に位置する部分において半田接続される部分の面積が切欠分だけ小さくなり、その分だけ半田付け量が少なくなるので、半田接続部25から接触部に至るまで上昇する半田・フラックス上がりを低減できる。切欠26は、コンタクト20の打抜き加工時に同時に形成される。そして、コンタクト20に、溝などの特殊な加工やニッケルダム、穴あけなどの付加的な加工を要することはない。
また、半田接続部25のうちの切欠26の領域の回路基板PCB上には、配線パターンを形成でき、配線設計の自由度を高めることができる。
また、この切欠26は、図1、図2(C)及び図3に示すように、切欠26の前側に位置し回路基板PCB上に半田接続される第1半田接続部25aと、切欠26の後側に位置し回路基板PCB上に半田接続される第2半田接続部26bとが残るように、半田接続部25のうちの接触部24の下方に位置する部分に設けられている。第1半田接続部25aは、切欠26からコンタクト20の前端に至るまで延び、第2半田接続部26bは、切欠26からコンタクト20の後端に至るまで延びる。このため、切欠26の前後の第1半田接続部25a及び第2半田接続部25bが回路基板PCB上に半田接続されるから、半田接続された状態でコンタクト20は両端支持構造となり、半田接続後に、基板部21が延びる前後方向と直交する方向に力が加わったときに容易に半田接続状態が解除され得ない。従って、切欠26を半田接続部25のうちの接触部24の下方に位置する部分に設けるに際して、比較的機械的強度の強い切欠26の設置の仕方とすることができる。切欠26の前部には第1半田接続部25aに至る約45°で傾斜する第1傾斜部26aが設けられ、また、切欠26の後部には第2半田接続部25bに至る約45°で傾斜する第2傾斜部26bが設けられている。
図3において、第1半田接続部25aの前後方向長さL2は、コンタクト20の半田付けを行える長さであれば特に制限はない。この第1半田接続部25aの前後方向長さL2は、本実施形態では、コンタクト20の前後方向全体の長さが約5mm程度に対して約0.3〜0.4mmとされている。また、切欠26の前後方向長さL1は、特に制限はないが、本実施形態では、コンタクト20の前後方向全体の長さが約5mm程度に対して約2mm程度とされている。更に、第2半田接続部25bの前後方向長さL3も特に制限はないが、本実施形態では、2.6〜2.7mmとされている。また、切欠26の深さも特に制限はないが、接触部24が相手コンタクト70の接触突部72(図4参照)と接触するのに十分な幅を持てる程度であればよい。
電気コネクタ1の製造に際し、各コンタクト20及び各ソルダペグ30がハウジング10に取りつけられた後、各コンタクト20の半田接続部25の下縁面及びソルダペグ30の下面がリフロー半田付けにより回路基板PCB上の導電パッドに半田付けされる。これにより、電気コネクタ1は完成する。
次に、電気コネクタ1が嵌合する相手コネクタについて図4を参照して説明する。図4は、相手コネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は(B)における4C−4C線に沿う断面図である。
図4において、電気コネクタ1が嵌合する相手コネクタ50は、長手方向(図4(B)における左右方向)に延びる相手ハウジング60と、相手ハウジング60に取り付けられた複数の相手コンタクト70とを具備している。
相手ハウジング60には、相手コンタクト70を収容する複数のコンタクト収容キャビティ61が長手方向に沿って所定のピッチで形成されている。各コンタクト収容キャビティ61は、電気コネクタ1の各コンタクト20の接触部24を受容可能なように、図4に示すように、前面(図4(C)における左面)が開口している。相手ハウジング60は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。
各相手コンタクト70は、各コンタクト収容キャビティ61内に固定される。各相手コンタクト70には、接触突部72が互いに向き合うように突出する一対の弾性接触片71が設けられている。一対の弾性接触片71の接触突部72間にコンタクト20の接触部24が挿入されて接触部24の表裏面に接触突部72が弾性的に接触する。各相手コンタクト70は、金属板を打抜き及び曲げ加工することによって形成される。
電気コネクタ1の各コンタクト20の接触部24が相手コネクタ50の各相手コンタクト70の接触突部72に接触することにより、電気コネクタ1の各コンタクト20が相手コネクタ50の各相手コンタクト70と電気的に接続される。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、切欠26の設置する位置は、半田接続部25のうちの接触部24の下方に位置する部分であればよく、必ずしも前後に第1半田接続部25a及び第2半田接続部25bを残すように設置しなくてもよい。
また、切欠26の前部および後部のそれぞれに、第1傾斜部26a、第2傾斜部26bを設けなくても良い。
また、電気コネクタ1と嵌合する相手コネクタ50は、図4に示す形態のものに限られない。
1 電気コネクタ
10 ハウジング
20 コンタクト
21 基板部
24 接触部
25 半田接続部
25a 第1半田接続部
25b 第2半田接続部
26 切欠
PCB 回路基板

Claims (2)

  1. 回路基板上に搭載される絶縁性のハウジングと、該ハウジングに取り付けられた金属製のコンタクトとを備え、該コンタクトが平板タブ状に形成され、前記ハウジングに対して前後方向に延びる基板部と、基板部から上方に延び、前記ハウジングから前方に突出する接触部と、前記基板部の下方に設けられた前記回路基板上に半田接続される半田接続部とを備えた電気コネクタにおいて、
    前記半田接続部のうちの前記接触部の下方に位置する部分に、前記回路基板から離間する切欠を設けたことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記切欠が、該切欠の前側に位置し前記回路基板上に半田接続される第1半田接続部と、前記切欠の後側に位置し前記回路基板に半田接続される第2半田接続部とが残るように、前記半田接続部のうちの前記接触部の下方に位置する部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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