JP2018124857A - 画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法 - Google Patents

画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサ配置の自由度が高く、センササイズを小型化できる画像採取装置を提供する。【解決手段】搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取装置であって、前記硬貨状媒体を搬送する搬送部と、前記硬貨状媒体を撮像する撮像素子を有する画像センサと、前記硬貨状媒体が1枚通過する時に、複数の媒体画像を採取するように前記撮像素子の撮像間隔を制御する制御部と、採取された前記複数の媒体画像の中から、特定の媒体画像を前記識別処理用画像として選択する選択部とを備えることを特徴とする画像採取装置である。【選択図】図7

Description

本発明は、画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法に関する。より詳しくは、搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法に関するものである。
従来、硬貨処理機に投入された硬貨の識別を行うために、硬貨に光を照射して、その反射光を撮像する構成を備えた画像採取装置が用いられている。従来の画像採取装置では、硬貨処理機内を高速で搬送される硬貨の画像を採取するために、硬貨の到来を検知するための光学センサが設けられていた。
例えば、特許文献1に記載の硬貨識別装置では、フォトトランジスタで構成されるタイミングセンサが設けられ、LEDからの照射光が、搬送される硬貨によって遮られたことを検出する。そして、タイミングセンサによる検出結果が撮像デバイスの撮像タイミングの制御に利用される。
また、特許文献2に記載の画像読取装置では、発光素子と受光素子との協働によって、搬送路上に硬貨が存在するか否かを判定する硬貨到来センサが設けられ、硬貨到来センサによる通過検知のタイミングを基に、硬貨の撮像が行われる。
同様に、特許文献3に記載の撮像装置では、発光素子と受光素子とで硬貨の到来センサを構成し、この到来センサによって硬貨の撮像のタイミングを図る。
特許第5264343号 特許第4391367号 特許第5117468号
硬貨処理機の処理速度を向上させるために硬貨を高速搬送する場合には、搬送中の硬貨の挙動が不安定になりやすい。搬送中の硬貨が撮像領域において搬送面から浮き上がった場合には、撮像素子のピントがずれてしまう。また、種類ごとに径の違いが大きい海外硬貨に対応可能な硬貨処理機とするためには、撮像領域は、撮像対象の硬貨のうち、最大径の硬貨が通過可能な大きさに設計される。このため、高速で搬送される小径硬貨は、必ずしも撮像領域の一定の部分を通過できず、撮像位置が一定しないおそれがある。したがって、硬貨を安定的に搬送する目的で、搬送中の硬貨を保持する搬送ベルト等の搬送手段が設けられるが、小径硬貨の検知漏れを防ぐために、搬送路に設置する光学センサの数を増やそうとすると、搬送手段が光学センサの検知領域と重なり合って、搬送手段を硬貨と誤検知してしまうおそれがあった。
以上のように、従来の画像採取装置では、搬送路を通過する硬貨の画像を採取するために光学センサを設け、この光学センサが硬貨を検知したことをトリガーにして撮像を行っていたが、特に径が異なる複数種の硬貨の撮像を行えるようにするためには、光学センサの配置に起因して装置構成に大きな制約があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、センサ配置の自由度が高く、センササイズを小型化できる画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取装置であって、前記硬貨状媒体を搬送する搬送部と、前記硬貨状媒体を撮像する撮像素子を有する画像センサと、前記硬貨状媒体が1枚通過する時に、複数の媒体画像を採取するように前記撮像素子の撮像間隔を制御する制御部と、採取された前記複数の媒体画像の中から、特定の媒体画像を前記識別処理用画像として選択する選択部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記複数の媒体画像を異なるタイミングで採取するように前記撮像素子の撮像間隔を制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記選択部は、前記複数の媒体画像の中から前記識別処理用画像として、撮像された前記硬貨状媒体の中心が撮像領域の中心に最も近い媒体画像を選択することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記選択部により選択される前記媒体画像は、撮像された前記硬貨状媒体の搬送方向における先端と後端をそれぞれ基準点とし、前記基準点の一方と前記撮像領域の外縁との距離Aと、前記基準点の他方と前記撮像領域の外縁との距離Bを求めたときに、前記複数の媒体画像の中で前記距離Aと前記距離Bの差が最も小さい媒体画像であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記搬送路の前記画像センサよりも上流側の位置に、前記画像センサとは異なる別のセンサを更に備え、前記制御部は、前記別のセンサが前記硬貨状媒体の到来を検知した後の所定期間中、前記撮像素子の撮像間隔を短縮する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、短縮された前記撮像間隔は、撮像対象となる前記硬貨状媒体のうちで最大径の媒体の全面画像を2枚以上撮像可能な撮像間隔であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記別のセンサが前記硬貨状媒体の到来を検知する前、及び、前記所定期間の経過後には、撮像対象となる前記硬貨状媒体のうちで最小径の媒体の少なくとも一部分を撮像可能な撮像間隔にする制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、複数の発光部を有し、かつ、前記複数の発光部が発する光を前記硬貨状媒体の表面に照射する光源を更に備え、前記制御部は、前記撮像素子に対する単一露光期間内で、前記複数の発光部の各々の発光期間のタイミングを異ならせる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記画像採取装置を備えることを特徴とする硬貨状媒体処理機である。
また、本発明は、搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取方法であって、制御部が、撮像素子の撮像間隔を制御して、前記硬貨状媒体が1枚通過する時に、複数の媒体画像を採取する画像採取ステップと、選択部が、基準情報と比較して、採取された前記複数の媒体画像の中から、特定の媒体画像を前記識別処理用画像として選択する画像選択ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法によれば、センサ配置の自由度が高く、センササイズを小型化できる。
実施形態1に係る画像採取装置の画像センサを備えたセンサユニットの斜視模式図である。 図1のセンサユニットの搬送面を示す平面模式図である。 図2の画像センサから搬送路側カバーを取り外して内部構造を示した図である。 図1の画像センサの断面模式図である。 従来のフォトセンサを用いた媒体画像の採取方法の一例を示す図である。 従来のフォトセンサを用いた媒体画像の採取方法の別の例を示す図である。 実施形態1に係る画像採取装置による大径硬貨の媒体画像の採取方法を示す図である。 実施形態1に係る画像採取装置による小径硬貨の媒体画像の採取方法を示す図である。 実施形態1に係る画像採取装置により樹脂コインの媒体画像が採取される原理を示す図である。 複数の媒体画像、すなわち(a)に示す媒体画像100c1と(b)に示す媒体画像100c2の中から識別処理用画像を選択する方法の一例を説明する図である。 実施形態1に係る硬貨状媒体処理機における処理フローを説明するブロック図である。 撮像素子24に対する露光期間と発光アレイ23A、23B、23C、23Dの各々の発光期間との関係の一例を示す波形図である。 図12中の各時間A〜Dにおける発光アレイ23A、23B、23C、23Dの発光状況を示す図である。 円環状照明を複数の発光部に分割したときに、個々の発光部が硬貨の表面を照明するときの様子を示す概念図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像採取装置の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像採取装置は、硬貨状媒体を識別及び計数するために利用される硬貨状媒体処理機内に設けられ、硬貨状媒体処理機内を搬送される硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する。画像採取装置は、硬貨状媒体処理機から着脱可能に構成されたユニット部品であってもよいし、硬貨状媒体処理機と一体不可分に構成された硬貨状媒体処理機の一部分であってもよい。硬貨状媒体処理機は、径の異なる複数種の硬貨状媒体を処理し、それに対応して、画像採取装置は、径の異なる複数種の硬貨状媒体を撮像する。本明細書では、撮像対象の硬貨状媒体のうちで最大径の硬貨状媒体を「大径硬貨」ともいい、大径硬貨よりも径が小さい硬貨状媒体を「小径硬貨」ともいう。
また、本実施形態に係る画像採取装置は、硬貨の画像採取に利用されるものであるが、硬貨以外の硬貨に類似する大きさの媒体の画像採取に利用することが可能であり、例えば、樹脂コイン、メダル等の硬貨状媒体の画像を採取してもよい。すなわち、本明細書において「硬貨状媒体」とは、硬貨及びそれに類似する形状を有する媒体全般を意味し、通常、紙幣は含まれない。硬貨状媒体処理機においては、硬貨以外の硬貨状媒体(異物)が投入口に投入された場合には、硬貨と異物とを判別し、硬貨を受け入れ、異物はリジェクト(排出)することが可能である。
まず、図1〜4を用いて、本実施形態に係る画像採取装置の一部を構成する画像センサ2を含むセンサユニットについて説明する。センサユニットは、搬送路の上流側から下流側に向かって順に、磁気検知センサ1、画像センサ2、正損検知センサ(光学検知センサ)3、燐光検知センサ4及び蛍光検知センサ5を備え、これら複数のセンサが一体化されたものである。図1及び3中の矢印は、搬送路を通過する硬貨100の搬送方向を示している。
本実施形態に係る画像採取装置は、画像センサ2を用いて識別処理用画像を採取するものであるが、図示したように、画像センサ2の周辺には、他の各種センサが併設されてもよい。硬貨100の各検知要素に対応して個別のセンサが配置されていることで、高精度な検知が可能となり、硬貨状媒体処理機の識別能力(識別精度)が向上する。また、多種多様な硬貨100について金種判定が可能となり、グローバルに適用可能なセンサユニットとすることができる。更に、複数のセンサを複合一体化することによって、コスト低減及び省スペース化が図れる。画像センサ2以外のセンサについては、硬貨状媒体処理機の分野において一般的なセンサを適用可能であることから、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、図2に示すように、硬貨100を搬送する搬送部21として、搬送路に沿って搬送面の上方に張られた搬送ベルト21aと、搬送ベルト21aに対して一定間隔で固定された搬送ピン21bが設けられている。搬送ベルト21aは、プーリー、モータ等を備える駆動装置によって駆動される。円柱状の搬送ピン21bが硬貨100の外縁部に接触し、搬送ベルト21aが移動することによって、硬貨100は、一枚ずつ間隔を空けて搬送路上を搬送される。なお、搬送部21の構成は、硬貨100を搬送することができるものであれば図示した構成に限定されず、搬送ピン21bを省略して搬送ベルト21aのみとしてもよいし、搬送ピン21bの形状及び大きさを変更してもよい。搬送ピン21bが省略される場合には、搬送ベルト21aが硬貨100の上面を押さえつつ硬貨100とともに移動する。搬送ベルト21aを設けることにより、搬送路の表面や搬送ガイド28に硬貨100を接触させた状態で摺動させることができるので、画像センサ2等のセンサによる検出の精度を向上することができる。また、搬送ピン21bを設けることによっても、硬貨100の搬送中の位置を規制することができるので、画像センサ2等のセンサによる検出の精度を向上することができる。硬貨100は、搬送路の端部に片寄せされた状態で、すなわち、硬貨100の端面が搬送ガイド28に接触した状態で、搬送面上を摺動することが好ましい。
図2〜4に示すように、画像センサ2は、撮像領域22aに対応して設けられた円形の平面形状を有する透明部22の下方に、撮像領域22aを照明する光源23と、撮像領域22aを撮像する撮像素子24とを有する。なお、図3は、図2に示した画像センサ2から搬送路側カバー27を取り外した状態を示した図であり、画像センサ2の内部構造を示している。上記構成により、透明部22上を通過する硬貨100を照明しつつ撮像することができる。
具体的には、上方が開口した箱状の筐体26の内部に、光源23及び撮像素子24が設置され、筐体26の上部に、搬送路側カバー27及び搬送ガイド28が取り付けられる。搬送路側カバー27の中央には、上記透明部22が設けられている。透明部22の材質は、強度及び透明性に優れていることが望ましく、サファイヤガラスが好適に用いられる。透明部22の寸法は、撮像対象の硬貨100のうちで最大径の硬貨(大径硬貨)よりも大きいことが望ましい。搬送ガイド28は、搬送路側カバー27の上面よりも突出するように設けられており、硬貨100が通過する搬送路の幅を規定する側壁として機能する。搬送路側カバー27及び搬送ガイド28の材質は特に限定されず、硬質樹脂、セラミック、金属等で構成される。
光源23は、平面視において撮像領域22aの中心を囲むように配置された複数の発光素子23aと、発光素子23aの上に配置された円環状のプリズム(導光体)23bと、円環状のプリズム23bの内周側に配置された円環状の光拡散フィルム23cとを含む円環状照明である。発光素子23aとしては、発光ダイオード(LED)が好適である。複数の発光素子23aが発する光の波長域は特に限定されず、赤外光、可視光等を用いることができるが、硬貨100の色の検知能力を高める観点から、白色光が好適である。すなわち、発光素子23aとしては、白色LEDが好適に用いられる。また、複数の発光素子23aの各々が異なる波長域の光を発してもよく、例えば、赤色、緑色及び青色の光をそれぞれ照射する3種のLEDで白色光を得てもよい。各発光素子23aの発光面は上方に設けられ、発光素子23aが発した光は、プリズム23bに入射する。プリズム23bの断面は、図4に示したように、発光素子23aの発光面に対向する下面(入光面)と、下面から入射した上方へ向かう光を撮像領域22aの方向へ反射させる反射面と、光拡散フィルム23cに対向する出光面とを有する。図4中の矢印は、発光素子23aが発した光の光路を示している。光拡散フィルム23cは、撮像領域22aを均一に照明するために設けられる部材であり、光を拡散させる機能を有するものであれば特に限定されない。円環状照明を用いることにより、撮像領域22aを通過する硬貨100を周囲から均一に照明することができるので、硬貨100の鮮明な画像を撮影することができる。
撮像素子24は、CCDイメージセンサ等が配置された光電変換部24aと、撮像領域22aを通過する硬貨100で反射された光を受光して光電変換部24aの受光面に結像させるレンズユニット24bとを含む。撮像素子24は、撮像領域22aの法線方向に配置されることが好ましい。撮像素子24を撮像領域22aに対して斜め方向に配置し、斜め方向から硬貨100を撮像する場合、硬貨100は搬送中に回転することがあるため、採取される媒体画像が歪んでしまうことがある。
なお、画像センサ2は、硬貨100の到来を検知するためのタイミングセンサを有していない。すなわち、本実施形態に係る画像採取装置は、硬貨100の撮像タイミングの決定にタイミングセンサを用いない。従来の画像センサでは、タイミングセンサによる硬貨100の侵入検知を妨げないように、搬送ベルト21a及び搬送ピン21bの配置を設計する必要があったが、本実施形態では、タイミングセンサの配置のために搬送ベルト21a及び搬送ピン21bの配置が制約されることがない。特に、国内外の多様な硬貨に対応可能な硬貨状媒体処理機とするためには、処理可能な硬貨100の径の範囲を大きくすることが求められるため、搬送ベルト21a及び搬送ピン21bの構成や配置とタイミングセンサの配置との関係を調整することが困難であった。そのような場合に、タイミングセンサを用いない本実施形態の画像採取装置が特に好適に用いられる。
以下において、図5及び6を用いて、従来の画像採取装置による媒体画像の採取方法について説明し、図7及び8を用いて、本実施形態の画像採取装置による媒体画像の採取方法について説明する。
図5は、従来のフォトセンサ200を用いた媒体画像の採取方法の一例を示している。この例では、撮像領域22a内の搬送路上流側に複数のフォトセンサ(タイミングセンサの一例)200が配置されている。各フォトセンサ200は、スポット状の光を撮像領域22aに向けて照射する光源と、撮像領域22aを通過した光源からの光を受光する受光素子との組み合わせで構成され、画像センサ2の撮像素子24等と重なり合わないように、搬送路よりも上方に配置される。光源からの光が硬貨100で遮られて受光素子が受光しなくなったことに基づき、硬貨100が撮像領域22a内に侵入したことが検知され、検知後直ちに媒体画像の撮像が行われる。
径の異なる複数種の硬貨100を識別する場合、撮像領域22aは、大径硬貨100bよりも大きく設計されるため、小径硬貨100aは、図5に示すように、撮像領域22aの異なる部分を通過する可能性がある。したがって、小径硬貨100aの到来を確実に検知するためには、撮像領域22a内にフォトセンサ200を複数配置することになる。一方で、フォトセンサ200は、誤検知を防止するために、搬送ベルト21a及び搬送ピン21bの通過位置と重なり合わないように配置しなければならない。このため、搬送ベルト21a及び搬送ピン21bの配置とフォトセンサ200の配置とを両立することが困難であった。
図6は、従来のフォトセンサ200を用いた媒体画像の採取方法の別の例を示している。この例では、撮像領域22aの手前(搬送路下流側)に複数のフォトセンサ200が配置されており、光源からの光が硬貨100で遮られたタイミング及び硬貨100の搬送速度に基づき、撮像タイミングが決められる。すなわち、光源からの光が硬貨100で遮られてから所定の待機期間tの経過後に媒体画像の撮像が行われる。図6に示す例においても、フォトセンサ200は、誤検知を防止するために、搬送ベルト21a及び搬送ピン21bの通過位置と重なり合わないように配置しなければならず、フォトセンサ200の配置が制約されていた。また、待機期間t経過後の硬貨100の想定位置と実際の硬貨100の搬送位置とにずれが生じることを考慮して、撮像領域22aの大きさにマージンを設定すると、画像センサ2の小型化が困難であった。
一方、本実施形態では、タイミングセンサを用いずに、撮像領域22aの撮像が設定された撮像間隔で連続的に行われる。タイミングセンサを用いない方法では、硬貨100の到来のタイミングを厳密に検知できないため、適切な媒体画像が得られないおそれがあるが、本実施形態に係る画像採取装置は、制御部及び選択部を有しており、制御部による撮像間隔の制御と、選択部による識別処理用画像の選択との組み合わせによって、適切な媒体画像を採取することができる。
上記制御部は、硬貨100が画像センサ2の撮像領域22aを1枚通過する時に、異なるタイミングで複数の媒体画像を採取するように撮像素子24の撮像間隔を制御するものである。すなわち、撮像素子24は、撮像領域22aを通過する硬貨100の各々について、複数回撮像を行う。図7は、大径硬貨100bの媒体画像を採取する場合における媒体画像の採取位置(大径硬貨100bの撮像位置)を示しており、図8は、小径硬貨100aの媒体画像を採取する場合における媒体画像の採取位置(小径硬貨100aの撮像位置)を示している。上記選択部は、採取された複数の大径硬貨100bの媒体画像100b1及び100b2の中から、特定の媒体画像100b1を大径硬貨100bの識別処理用画像として選択する。また、上記選択部は、採取された複数の小径硬貨100aの媒体画像100a1及び100a2の中から、特定の媒体画像100a1を小径硬貨100aの識別処理用画像として選択する。
上記制御部による撮像間隔の制御は、例えば、識別対象の硬貨100の径、搬送部21により調整される硬貨100の搬送速度、撮像領域22aの大きさに応じて行われる。硬貨100の撮像は、図7に示すように、撮像対象となる硬貨100のうちで最大径の硬貨(大径硬貨)100bの全面画像を2枚以上撮像可能な撮像間隔で行われることが好ましい。これにより、硬貨100の全面が撮像された媒体画像を少なくとも2枚採取することができることが確保されるので、選択される識別処理用画像の画質を確保することができる。
また、搬送路の画像センサ2よりも上流側の位置に、画像センサ2とは異なる別のセンサを備える場合には、制御部は、別のセンサが硬貨100の到来を検知した後の所定期間中、撮像素子24の撮像間隔を短縮する制御を行ってもよい。これにより、硬貨100が含まれていない画像の採取を減らし、処理を簡素化することができる。
別のセンサの種類は特に限定されないが、図1〜3に示した磁気検知センサ1を用いることができる。磁気検知センサ1としては、磁気抵抗素子、ホール素子(ホールIC)等の磁気検出素子を含むセンサが挙げられる。磁気検出素子上を硬貨100が通過すると、その出力信号が硬貨100の磁気量に応じて変化する。磁気検知センサ1を利用すれば、磁性を有する硬貨100の到来を検知することができる。なお、磁気検知センサ1は、識別処理に用いる硬貨100の磁性情報を採取するために設けられており、フォトセンサ200のように硬貨100の到来を検知する機能のみを有するものではない。磁気検知センサ1に対して、フォトセンサ等で構成される通過検知センサが付設される場合には、その通過検知センサを活用してもよい。
別のセンサを利用して撮像素子24の撮像間隔を一時的に短縮する場合、短縮された撮像間隔は、撮像対象となる硬貨100のうちで最大径の硬貨(大径硬貨)100bの全面画像を2枚以上撮像可能な撮像間隔とされることが好ましい。
また、別のセンサを利用して撮像素子の撮像間隔を一時的に短縮する場合、短縮前後の撮像間隔は、小径硬貨100aの少なくとも一部分を撮像可能な撮像間隔とされることが好ましい。すなわち、別のセンサが硬貨100の到来を検知する前、及び、別のセンサが硬貨100の到来を検知した後の所定期間の経過後には、制御部が、撮像対象となる硬貨100のうちで最小径の硬貨(小径硬貨)100aの少なくとも一部分を撮像可能な撮像間隔にする制御を行うことが好ましい。これにより、硬貨100が含まれていない画像の採取を減らしつつ、別のセンサが硬貨100を検知しなかったときに、画像センサ2によって撮像されない硬貨100が発生することを防止できる。例えば、磁気検知センサ1は、磁性を有する硬貨100を検知できるが、磁性を有さない樹脂コインを検知できない。また、透過型のフォトセンサは、光透過性の高い樹脂コインを検知できない。これに対して、本実施形態の画像センサ2は、図9に示すように、搬送路を通過する硬貨状媒体の反射光を検出するものであることから、光透過性の高い樹脂コイン100rであっても検知可能である。したがって、本実施形態の硬貨状媒体処理機は、画像センサ2を用いて、硬貨状媒体処理機に投入された樹脂コイン100r等の異物を検知することができ、検知された異物を排出することができる。
小径硬貨100aの少なくとも一部分を撮像可能な撮像間隔の求め方の一例を以下に示す。
<条件>
・撮像素子24の撮影領域22a:45mmΦ
・硬貨100の搬送速度:2000mm/sec
・小径硬貨100aの直径:14mmΦ
<計算式>
(45+14)/2000=29.5(msec)
したがって、上記条件では、29.5msec以内の間隔で撮像すれば、小径硬貨100aの少なくとも一部分を撮像可能である。
上記選択部で用いられる選択条件は、複数の媒体画像の中から、一定の基準に基づき、識別処理用画像を選択するものであれば特に限定されない。選択部が、複数の媒体画像の中から識別処理用画像として、撮像された硬貨100の中心が撮像領域22aの中心に最も近い媒体画像を選択することが好ましい。また、硬貨100の特定部位を基準点として予め設定しておき、撮像された硬貨100の基準点の位置に基づき、硬貨100の中心が撮像領域22aの中心に最も近い画像を識別処理用画像として選択することが好ましい。基準点は、硬貨100の位置や状態を特定できるものを用いることができ、例えば、硬貨100の中心点、端部(エッジ)等の任意の位置を用いてもよく、中でも硬貨100の中心点が好適に用いられる。
図10は、複数の媒体画像、すなわち(a)に示す媒体画像100c1と(b)に示す媒体画像100c2の中から識別処理用画像を選択する方法の一例を説明する図である。図10に示す方法では、まず、媒体画像100c1の搬送方向における先端と後端をそれぞれ基準点とし、基準点の一方と撮像領域22aの外縁との距離Aと、基準点の他方と撮像領域22aの外縁との距離Bを求め、その差の絶対値|A−B|を算出する。また、媒体画像100c2の搬送方向における先端と後端をそれぞれ基準点とし、基準点の一方と撮像領域22aの外縁との距離Aと、基準点の他方と撮像領域22aの外縁との距離Bを求め、その差の絶対値|A−B|を算出する。そして、媒体画像100c1における差の絶対値|A−B|と、媒体画像100c2における差の絶対値|A−B|を比較し、値が小さい方の媒体画像100c1が選択部により識別処理用画像として選択される。すなわち、複数の媒体画像の中で基準点の一方と撮像領域22aの外縁との距離Aと、基準点の他方と撮像領域22aの外縁との距離Bの差が最も小さい媒体画像が、硬貨100の中心と撮像領域22aの中心が最も近い媒体画像である。
次に、図11に示すブロック図を用いて、硬貨状媒体処理機における処理フローの一例を説明する。図11に示す例では、硬貨状媒体処理機は、搬送部21、磁気検知センサ1、発光素子23a、撮像素子24、制御部30、選択部40といった既出の構成要素に加え、記憶部50及び識別部60を含んでいる。記憶部50は、処理対象の硬貨100に関する硬貨情報51を格納しており、硬貨100の処理に伴い、画像センサ2で撮像された媒体画像52や選択部40で選択された識別処理用画像53を格納するものである。識別部60は、硬貨情報51と識別処理用画像53とを対比することにより、硬貨100の種類、真偽、正損(汚損)等を識別・判定するものである。
また、制御部30は、搬送制御部31、磁気検出部32、撮像制御部33、及び、画像検出部34を含む。搬送制御部31は、搬送ベルト21a等で構成される搬送部21による硬貨100の搬送を制御する。磁気検出部32は、磁気検知センサ1の出力に基づいて搬送路を通過する硬貨100を検知する。撮像制御部33は、発光素子23aの発光タイミング及び撮像素子24の撮影タイミングを制御し、両者を同期させる。画像検出部34は、撮像素子24の出力に基づいて媒体画像52を作成する。なお、制御部30と、磁気検知センサ1、発光素子23a、撮像素子24等のセンサ構成部材との間には、適宜、増幅回路、フィルタ回路、AD変換回路、駆動回路等の硬貨状媒体処理機の分野において一般的な回路が介在してもよい。
図11に示す処理フローでは、硬貨状媒体処理機の硬貨投入口に硬貨100が投入されると、搬送制御部31による硬貨100の搬送が開始される。更に、発光素子23aの発光及び撮像素子24の撮影が開始される。磁気検知センサ1の検知結果を用いて撮像間隔を短縮する制御を行う場合には、硬貨状媒体処理機内を搬送される硬貨100が、磁気検知センサ1の検知エリアを通過し磁気検出部32で検知されると、撮像制御部33が、発光素子23aの発光タイミング及び撮像素子24の撮影タイミングを所定の撮像間隔に変更する。このとき、撮像制御部33は、撮像間隔を決定するために、小径硬貨100aの直径等を含む硬貨情報51を記憶部50から読み出してもよい。
画像センサ2によって硬貨100が撮像されると、画像検出部34が、撮像素子24の出力に基づいて媒体画像52を作成する。硬貨100の撮像は、1枚ごとに異なるタイミングで複数回行われ、複数の媒体画像52が作成される(画像採取ステップ)。作成された複数の媒体画像52は、記憶部50に格納される。そして、複数の媒体画像52と、記憶部50に予め格納された硬貨情報51中の硬貨100の基準点等の基準情報とを比較して、選択部40が、複数の媒体画像52の中から識別処理用画像53を選択する(画像選択ステップ)。更に、識別部60が、選択された識別処理用画像53と、記憶部50に予め格納された硬貨情報51中の硬貨100の識別情報とを比較し、硬貨100の種類、真偽、正損(汚損)等を識別・判定する。
制御部30、選択部40及び識別部60の物理的な構成としては、例えば、各種の処理を実現するためのソフトウェアプログラム、当該ソフトウェアプログラムを実行するCPU(中央処理装置)、当該CPUによって制御される各種ハードウェア、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理デバイス等を含むものが挙げられる。各部の動作に必要なソフトウェアプログラムやデータの保存には、記憶部50や、別途専用に設けられたRAMやROM等のメモリ、ハードディスク等が利用される。
記憶部50の物理的な構成としては、例えば、揮発性又は不揮発性のメモリやハードディスク等の記憶装置が挙げられる。記憶部50は、硬貨状媒体処理機で行われる処理に必要な各種のデータを記憶するために利用される。
以上で説明したように、本実施形態の画像採取装置は、制御部30によって、硬貨100が画像センサ2の撮像領域22aを1枚通過する時に、異なるタイミングで複数の媒体画像52を採取するように撮像素子24の撮像間隔を制御するので、画像センサ2内にタイミングセンサが設けられない。したがって、タイミングセンサによって硬貨の到来を検知し、1度の撮像を行う従来の方法と比べて、撮像対象となる複数種の硬貨間の径の違いに起因する検知位置のばらつきや、待機時間の違いを考慮したマージンを確保する必要がないので、撮像領域22aを小さくできる。これにより、センササイズを小型化することが可能となる。また、タイミングセンサを設けないことから、透明部22の上方にも追加的に画像センサを設置し、硬貨100の両面を撮像する構成とすることも可能となる。
(変形例)
画像センサ2に設けられる光源23は、独立して駆動制御される複数の発光部を有するものであってもよい。複数の発光部が設けられる第1の例としては、図12及び13に示すように、制御部が、撮像素子24に対する単一露光期間内で、複数の発光アレイ(発光部)23A、23B、23C、23Dの各々の発光期間のタイミングを異ならせる制御を行う場合が挙げられる。図12は、撮像素子24に対する単一露光期間と複数の発光アレイ23A、23B、23C、23Dの各々の発光期間の時間的関係の一例を示すグラフである。図13は、図12中の各時間A〜Dにおける発光アレイ23A、23B、23C、23Dの発光状況を示す図である。図13のように、撮像領域22aの中心を囲むように複数の発光素子23aが配置された円環状照明を4つの発光アレイ23A、23B、23C、23Dに分割し、分割された個々の発光アレイ23A、23B、23C、23Dがタイミングをずらして硬貨100を個別に照明する場合には、図14に概念化して示したように、硬貨100の表面に存在する凸部101の近傍に明部と暗部(影)が生じる。一方、4つの発光アレイ23A、23B、23C、23Dを同時に点灯し、周囲の全方位から硬貨100を照明すると、特定の発光アレイによって生じる明部と暗部が、他の発光アレイによって生じる明部と暗部によって打ち消される。したがって、複数の発光アレイ23A、23B、23C、23Dの各々の発光期間のタイミングを異ならせる制御を行うことにより、硬貨100表面の凹凸に対応する明暗がより鮮明になった媒体画像を得ることができる。また、上記制御を撮像素子24に対する単一露光期間内で行うことにより、採取される媒体画像を1枚にすることができ、媒体画像の処理時間が増大することを防止できる。以上の発光タイミングの制御は、撮像制御部33を用いて、硬貨100の到来を検知した後、撮像素子24の撮像間隔を一時的に短縮する間に行われることが好ましい。また、図12及び13には、光源23を4つの発光アレイ23A、23B、23C、23Dに分割した例を示したが、光源23の分割数は2以上の任意の数とすることができる。
複数の発光部が設けられる第2の例としては、複数段の円環状照明からそれぞれ異なる入射角で硬貨に対して光を照射し、異なる入射角の光で媒体画像を採取する場合が挙げられる。ローアングル照明で撮像した媒体画像とハイアングル照明で撮像した媒体画像とをそれぞれ採取することで、硬貨の汚損等について識別性能を向上することができる。この場合、(1)低アングル照明で撮像した複数の媒体画像から識別処理用画像を選択し、かつ、高アングル照明で撮像した複数の媒体画像から識別処理用画像を選択する方式、(2)低アングル照明で撮像した複数の媒体画像から識別処理用画像を選択し、かつ、高アングル照明で撮像した媒体画像はそのまま識別処理用画像として用いる方式、(3)低アングル照明で撮像した媒体画像はそのまま識別処理用画像として用い、かつ、高アングル照明で撮像した複数の媒体画像から識別処理用画像を選択する方式のいずれを用いてもよい。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。上記実施形態及び変形例の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜削除されてもよいし、変更されてもよいし、組み合わされてもよい。例えば、画像センサが備える撮像素子の数は特に限定されず、1つであってもよいし、複数であってもよい。本発明の画像採取装置は、硬貨状媒体が1枚通過する時に複数の媒体画像を採取するものであればよく、画像センサが複数の撮像素子を備える場合には、複数の撮像素子が同時に媒体画像を採取する構成であってもよいし、複数の撮像素子が異なるタイミングで媒体画像を採取する構成であってもよい。
以上のように、本発明は、搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取装置、硬貨状媒体処理機及び画像採取方法に関し、センサ配置の自由度が高く、センササイズを小型化できる有用な技術である。
1:磁気検知センサ
2:画像センサ
3:正損検知センサ
4:燐光検知センサ
5:蛍光検知センサ
21:搬送部
21a:搬送ベルト
21b:搬送ピン
22:透明部
22a:撮像領域
23:光源
23a:発光素子
23A、23B、23C、23D:発光アレイ
23b:プリズム(導光体)
23c:光拡散フィルム
24:撮像素子
24a:光電変換部
24b:レンズユニット
26:筐体
27:搬送路側カバー
28:搬送ガイド
30:制御部
31:搬送制御部
32:磁気検出部
33:撮像制御部
34:画像検出部
40:選択部
50:記憶部
51:硬貨情報
52:媒体画像
53:識別処理用画像
60:識別部
100:硬貨
100a:小径硬貨
100a1、100a2、100b1、100b2、100c1、100c2:媒体画像
100b:大径硬貨
100r:樹脂コイン
101:硬貨表面の凸部
200:フォトセンサ
t:待機期間

Claims (10)

  1. 搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取装置であって、
    前記硬貨状媒体を搬送する搬送部と、
    前記硬貨状媒体を撮像する撮像素子を有する画像センサと、
    前記硬貨状媒体が1枚通過する時に、複数の媒体画像を採取するように前記撮像素子の撮像間隔を制御する制御部と、
    採取された前記複数の媒体画像の中から、特定の媒体画像を前記識別処理用画像として選択する選択部とを備えることを特徴とする画像採取装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の媒体画像を異なるタイミングで採取するように前記撮像素子の撮像間隔を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像採取装置。
  3. 前記選択部は、前記複数の媒体画像の中から前記識別処理用画像として、撮像された前記硬貨状媒体の中心が撮像領域の中心に最も近い媒体画像を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像採取装置。
  4. 前記選択部により選択される前記媒体画像は、撮像された前記硬貨状媒体の搬送方向における先端と後端をそれぞれ基準点とし、前記基準点の一方と前記撮像領域の外縁との距離Aと、前記基準点の他方と前記撮像領域の外縁との距離Bを求めたときに、前記複数の媒体画像の中で前記距離Aと前記距離Bの差が最も小さい媒体画像であることを特徴とする請求項3に記載の画像採取装置。
  5. 前記搬送路の前記画像センサよりも上流側の位置に、前記画像センサとは異なる別のセンサを更に備え、
    前記制御部は、前記別のセンサが前記硬貨状媒体の到来を検知した後の所定期間中、前記撮像素子の撮像間隔を短縮する制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像採取装置。
  6. 短縮された前記撮像間隔は、撮像対象となる前記硬貨状媒体のうちで最大径の媒体の全面画像を2枚以上撮像可能な撮像間隔であることを特徴とする請求項5に記載の画像採取装置。
  7. 前記制御部は、前記別のセンサが前記硬貨状媒体の到来を検知する前、及び、前記所定期間の経過後には、撮像対象となる前記硬貨状媒体のうちで最小径の媒体の少なくとも一部分を撮像可能な撮像間隔にする制御を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像採取装置。
  8. 複数の発光部を有し、かつ、前記複数の発光部が発する光を前記硬貨状媒体の表面に照射する光源を更に備え、
    前記制御部は、前記撮像素子に対する単一露光期間内で、前記複数の発光部の各々の発光期間のタイミングを異ならせる制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像採取装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像採取装置を備えることを特徴とする硬貨状媒体処理機。
  10. 搬送路を通過する硬貨状媒体の識別処理用画像を採取する画像採取方法であって、
    制御部が、撮像素子の撮像間隔を制御して、前記硬貨状媒体が1枚通過する時に、複数の媒体画像を採取する画像採取ステップと、
    選択部が、基準情報と比較して、採取された前記複数の媒体画像の中から、特定の媒体画像を前記識別処理用画像として選択する画像選択ステップとを含むことを特徴とする画像採取方法。
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