JP2006085388A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送される読取対象物を撮像するに際し、CMOSイメージセンサによる安定した画像データを簡単な構成によって得るようにした画像読取装置を提供する。
【解決手段】 画像読取装置1は、搬送された硬貨20に光を照射する照明部14と、硬貨20を撮像するCMOSイメージセンサ37及び結像レンズ36と、硬貨到来位置40で硬貨20を検出する硬貨到来センサ41とを備えている。そして、硬貨20が硬貨到来位置40に到来した時に、CMOSイメージセンサの駆動タイミングがリセットされ、硬貨到来位置40を通過した時に、照明部が点灯される。このとき、硬貨20が硬貨到来位置40に到来してから通過するまでに、1フレーム分のほぼ整数倍の画像データが出力されるように、CMOSイメージセンサ37の動作クロック周波数が制御される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、硬貨、メダル等の読取対象物の画像情報を読み取る画像読取装置に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2002−259977号公報がある。この公報に記載された装置は、自動販売機内に組み込まれ、硬貨に刻印された図形等の情報を読み取る画像読取装置である。この自動販売機には、硬貨投入口に投入された硬貨をガイドするガイドフレームと、ガイドフレーム内において硬貨を係止するストッパが設けられている。そして、画像読取装置は、ストッパによって係止された硬貨を静止状態で撮像して画像データを出力するための装置であり、撮像素子としてCMOSイメージセンサを備えている。
特開2002−259977号公報
しかしながら、硬貨を高速で搬送しながらその硬貨の画像を読み取る装置において、このようなCMOSイメージセンサを撮像素子として使用する場合、安定した画像データが得られないという問題があった。そして、CMOSイメージセンサによって高速で動く撮像対象の画像データを得ようとすれば、複雑な構成が必要になるという問題が発生する。
そこで、本発明は、搬送される読取対象物を撮像するに際し、CMOSイメージセンサによる安定した画像データを、簡単な構成によって得るようにした画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、所定の搬送路を搬送される読取対象物の表面の画像を読み取る画像読取装置において、搬送路上の撮像位置に搬送された読取対象物に照明光を照射する照明部と、読取対象物で反射された反射光を受光して読取対象物を撮像するCMOSイメージセンサと、照明部とCMOSイメージセンサとの間に配置され、読取対象物で反射された反射光をCMOSイメージセンサに結像させる結像レンズと、読取対象物が撮像位置よりも搬送方向の上流側のリセット位置に到達したこと及び読取対象物が撮像位置に到達したことを検知する検知部と、読取対象物がリセット位置に到達したことを検知部が検知した時に、CMOSイメージセンサの駆動タイミングをリセットするリセット手段と、読取対象物が撮像位置に到達したことを検知部が検知した時に、照明部を点灯させる照明制御手段と、読取対象物がリセット位置に到達してから撮像位置に到達するまでに、CMOSイメージセンサが1フレーム分のほぼ整数倍の画像データを出力するように、CMOSイメージセンサの動作クロック周波数を制御するクロック制御手段と、を備えることを特徴とする。
CMOSイメージセンサでは、駆動タイミングのリセット後の1フレームまでは、不安定な画像データが出力される。このことが、CMOSイメージセンサによる素早い撮像を困難にし、結果として、搬送される読取対象物の安定した画像が得られない原因となっていることに本発明者らは着目した。本発明の画像読取装置によれば、読取対象物がリセット位置に到達した時点で、CMOSイメージセンサの駆動タイミングがリセットされ、その後、読取対象物が移動して撮像位置に到達した時点で、照明部が点灯されることでCMOSイメージセンサによる撮像が行われる。このリセットから撮像までの間、すなわち、読取対象物が撮像位置に到達する前の段階で、CMOSイメージセンサからは、少なくともほぼ1フレーム分の画像データが排出されるので、リセット後の不安定な画像データのほとんど或いはすべてが排出される。読取対象物の撮像は、その不安定なデータの排出後に行われることになるので、撮像位置に到達した時点の読取対象物の安定した画像データを得ることができる。また、リセット後において、1フレームのほぼ整数倍の時間が経過した時点で撮像を行うことにより、撮像のタイミングと、CMOSイメージセンサの駆動におけるセットのタイミングとを合わせることができる。その結果、搬送される読取対象物の安定した全体像を、1つのフレーム内に収めることができる。
また、本発明の画像読取装置は、読取対象物の搬送速度を検知する搬送速度検知手段を更に備え、クロック制御手段は、CMOSイメージセンサの動作クロック周波数が、搬送速度検知手段によって検知された搬送速度に同調して比例するように、動作クロック周波数を制御することが好ましい。
この画像読取装置によれば、CMOSイメージセンサの動作クロック周波数が制御されて、読取対象物がリセット位置から撮像位置まで移動する時間と、CMOSイメージセンサが画像データを排出するスピードとが比例することになる。よって、CMOSイメージセンサの駆動タイミングがリセットされてから、撮像が行われるまでの間に、CMOSイメージセンサからは、搬送速度に依らず、常に同じ画像データ量を排出することができる。その結果、CMOSイメージセンサは、常に同じタイミングで読取対象物を撮像することができる。
また、本発明の画像読取装置は、検知部が、読取対象物がリセット位置に到達したことを検知する到来検知と、読取対象物が撮像位置に到達したことを検知する通過検知と、を行うこととが好ましい。このようにすれば、読取対象物がリセット位置に到達したことと、読取対象物が撮像位置に到達したこととを、同一の検出部を用いて検知させることができるので、検出部の共有化を図ることができる。
本発明の画像読取装置によれば、搬送される読取対象物を撮像するに際し、CMOSイメージセンサによる安定した画像データを、簡単な構成によって得ることができる。
以下、図面と共に本発明による画像読取装置の好適な一実施形態について詳細に説明する。本実施形態の画像読取装置1は、硬貨の真偽判定や判別を行うために硬貨表面の図柄を読み取る装置であり、例えば、ATM等に組み込まれて用いられるものである。
図1及び図2に示すように、画像読取装置1は、樹脂からなる直方体形状の筺体10を有しており、この筺体10の上面に円形状の開口窓11が設けられている。また、この開口窓11にはサファイアガラス等で形成された透明板12が嵌め込まれ、500円硬貨(読取対象物)20は、この透明板12の上面(外面)と一致させた読取面12b上の撮像位置12cに配置されて撮像される。そして、筺体10の上方には、透明板12上まで硬貨20を搬送させるための搬送装置30が設けられている。
この搬送装置30は、硬貨20の搬送方向Aに延在する無端ベルト31と、この無端ベルト31を循環駆動させるための一対のプーリ32,33と、画像読取装置1の上面に隣接して搬送方向Aに延びる搬送テーブル34とを有している。従って、図示しないモータでプーリ33を回転させることによって、無端ベルト31を駆動させ、硬貨20を、画像読取装置1及び搬送テーブル34と、無端ベルト31との間に形成される搬送路B上で搬送することができる。搬送装置30のプーリ33には、エンコーダ(搬送速度検知手段)53が接続されており、このエンコーダ53は、このプーリ33の回転数に応じた周波数のパルス信号を発生する。すなわち、このエンコーダ53で発生するパルス信号の周波数は、搬送路B上における硬貨20の搬送速度に対応したものとなる。ここで発生したパルス信号は、後述する硬貨検出回路59へ送られる。
また、筺体10の内部において、透明板12の下面(内面)と近接した位置には照明部14が設けられている。この照明部14は、透明板12の撮像位置12cの周囲に環状に配置させて外方に向けて照明光を出射する複数の光源15(例えば面実装タイプのLED又はリードタイプのLED)と、各光源15の周囲に配置させて各光源15からの照射光を透明板12上の硬貨20に向けて反射させる環状の反射鏡16とを有している。このような照明部14によって間接照明を達成させている。すなわち、光源15から出た光は、反射鏡16で一旦反射させた後、硬貨20を裏面側から照らし出すことになる。
さらに、筺体10の内部には、硬貨20の表面の画像を撮像するためのCMOSイメージセンサ37が設けられ、CMOSイメージセンサ37と照明部14との間には、硬貨20で反射された反射光をCMOSイメージセンサ37に結像させるための結像レンズ36が設けられている。従って、硬貨20で反射した光は、結像レンズ36によってCMOSイメージセンサ37に集められ、CMOSイメージセンサ37に硬貨20の画像を結像することができる。
CMOSイメージセンサ37は、結像レンズ36により結像された硬貨20の画像に応じて受光面の画素に電荷を蓄積し、蓄積された電荷を画像データに変換して、後述する処理回路57へ出力する撮像素子である。このCMOSイメージセンサ37の垂直方向の画素数は503個であり、撮像される硬貨20の表面の画像は、1フレーム当たり503本の走査線で構成されることになる。また、CMOSイメージセンサ37の水平方向の動作クロック数は762クロックなので、1本の走査線当たり762個の画素が含まれることとなる。このCMOSイメージセンサ37は、装置1の動作中において常時駆動しており、画像データを常に処理回路57へ送り続けているが、搬送中の硬貨20が撮像位置12cに到達した瞬間には、照明部14から極めて短時間だけ光が出射され、搬送中の硬貨20の一瞬を捕らえた静止画像が撮像される。
更に、透明板12の下方には、透明板12に向けて光を出射させる発光素子(例えばLED)38が設けられており、透明板12の上方において、透明板12を介して発光素子38と対向する位置には、発光素子38から出射した光を受光する受光素子(例えばフォトダイオード)39が設けられている。この発光素子38と受光素子39との協働によって、搬送路B上に硬貨20が存在するか否かを判断する硬貨到来センサ41が構成される。硬貨到来位置40に硬貨20が存在しない場合には、受光素子39が発光素子38からの光を受け、後述する硬貨検出回路59に受光信号が送られる。一方、硬貨到来位置40に硬貨20が存在する場合には、発光素子38からの光が遮られ受光信号が途切れることになる。この硬貨到来位置40は、搬送路B上における透明板12の上流側に設定されており、搬送される硬貨20が、この硬貨到来位置40を通過した瞬間に、硬貨20が撮像位置12cに位置するように設定されている。そして、詳細は後述するが、このような硬貨到来センサ41を用いることで、硬貨20の硬貨到来位置40への到来と、硬貨20の硬貨到来位置40の通過とを検知することができる。
図3に示すように、画像読取装置1は、画像読取処理のための動作クロック信号と、テレビジョン方式の水平同期信号(HD信号)及び垂直同期信号(VD信号)とを発生させるタイミング発生器55を備えている。タイミング発生器55で発生した動作クロック、HD信号及びVD信号は、CMOSイメージセンサ37及び処理回路57へ送られ、CMOSイメージセンサ37は、送られた動作クロック信号のクロック周波数で動作しつつ、撮像で得られた画像データを8ビットデータとして処理回路57へ出力する。上述したCMOSイメージセンサ37の画素構成に対応して、VD信号はHD信号の503周期ごとにセットされ、VD信号の1周期で1フレーム分の画像データがCMOSイメージセンサ37から出力される。
処理回路57は、硬貨検出回路59から送られるトリガ信号(後述する)に応じて、CMOSイメージセンサ37から入力された画像データを処理する。このような処理回路57では、例えば、2値化や特徴抽出といった画像処理が行われる。このとき、処理回路57は、タイミング発生器55から送られた動作クロック信号のクロック周波数で動作し、HD信号、VD信号に基づいて、CMOSイメージセンサ37から入力された画像データの処理を行う。なお、処理後のデータは、硬貨の判別や真偽判定に用いられるために、図示しない後段の処理部に送られる。
硬貨到来センサ41からの受光信号が途切れた場合には、硬貨検出回路59は、第1のトリガ信号をタイミング発生器55及び処理回路57へ送る。これは、搬送路B上を搬送される硬貨20が硬貨到来位置40に到来した状態に対応する。また、受光信号が途切れた後で、再び受光信号を受けた場合には、硬貨検出回路59は、第2のトリガ信号をタイミング発生器55及び処理回路57へ送る。これは、硬貨到来位置40に到来した硬貨20が硬貨到来位置40を通過した状態に対応する。このように、硬貨検出回路59及び硬貨到来センサ41によって、硬貨20が硬貨到来位置40へ到来したことの検知と、硬貨到来位置40を通過したことの検知とが行われる。
ここで、このような画像読取装置1によって高速で搬送される硬貨20を撮像するために必要な、各部の動作タイミングについて説明する。
このような画像読取装置1においては、搬送路B上を高速で搬送される硬貨20を静止画像として捕らえるため、硬貨20が搬送路B上でちょうど撮像位置12cに到達した瞬間に照明部14を極めて短時間点灯させて撮像を行う必要がある。このためには、照明部14の点灯のタイミングを、硬貨到来センサ41による通過検知のタイミングに合わせる必要がある。
また、この撮像の際、1つのフレームの画像データ中に硬貨20の全体像を収めるために、撮像タイミングとCMOSイメージセンサ37のVD信号のセットのタイミングとをほぼ合わせる必要がある。これを実現するためには、撮像の瞬間に、CMOSイメージセンサ37の駆動タイミングをリセットすることでHD信号及びVD信号をリセットすることが考えられる。しかしながら、CMOSイメージセンサの性質上、リセット後の1フレーム以内では、不安定な画像データが出力される。
そこで、画像読取装置1では、撮像に先立ってCMOSイメージセンサ37の駆動タイミングのリセットを行うことで、リセット後における1フレーム以内の不安定な画像データが十分に排出された後に撮像がされるようにしている。具体的には、図4に示すように、まず、硬貨到来センサ41からの受光信号(図4(a))が途切れた時、硬貨検出回路59から第1のトリガ信号が発せられ、タイミング発生器55で発生するクロック信号、HD信号(図4(b))及びVD信号(図4(c))がリセットされる。その後、硬貨到来センサ41からの受光信号を再び受け、硬貨検出回路59から第2のトリガ信号が発せられた時に、タイミング発生器55から照明部14に点灯信号(図4(d))が送られ、照明部14が極めて短時間点灯する。そして、CMOSイメージセンサ37が照明部14による光を受けることで、硬貨20の静止画像が撮像され、CMOSイメージセンサ37からの画像データ出力(図4(e))が行われる。
このような制御により、硬貨20の前縁が硬貨到来位置40に一致するような位置(以下「リセット位置」という)12rに硬貨20が到達した時点で、あらかじめCMOSイメージセンサ37の駆動タイミングのリセットが行われることになる。その後、硬貨20の後縁が硬貨到来位置40に一致するような位置に硬貨20が到達した時点(すなわち、ちょうど撮像位置12cに硬貨20が到達した時点)で、照明部14が点灯して硬貨20の撮像が行われる。
さらに、硬貨20がリセット位置12rから撮像位置12cまで移動する間に、CMOSイメージセンサ37から、リセット後の1フレームまでの画像データのほとんどが確実に排出されることが必要であり、かつ、撮像のタイミングとCMOSイメージセンサ37のVD信号のセットのタイミングとをほぼ合わせることが必要である。このため、タイミング発生器55で発生するクロック信号の周波数と、搬送路B上における硬貨20の搬送速度を関連付けることとし、CMOSイメージセンサ37の動作クロック周波数を、硬貨20の搬送速度に同調して比例するように制御することとしている。そして、画像読取装置1においては、硬貨20がリセット位置12rから撮像位置12cまで移動する間に、CMOSイメージセンサ37が、ほぼ1フレーム分(ここでは、1フレーム分よりもやや多い)の画像データを出力し排出するように、クロック信号の周波数が制御される。
具体的に、このような制御を行うため、画像読取装置1は、PLL回路61を含むクロック制御部60を備えている。このクロック制御部60は、エンコーダ53からのパルス信号に基づいて、タイミング発生器55で発生するクロック信号の周波数を制御する機能を有している。PLL回路61は、位相比較器61aとVCO発振器61bとを有しており、エンコーダ53はこのPLL回路61を介してタイミング発生器55に接続されている。PLL回路61の位相比較器61aでは、エンコーダ53からのパルス信号と、タイミング発生器55内のカウンタ55aからのクロック信号との位相が比較され、両者の周波数差が少なくなるようにVCO発振器61bへの出力電圧が制御される。VCO発振器61bは、その出力電圧に対応した周波数で発振し、タイミング発生器55で発生するクロック信号の周波数を決定する。このような構成により、タイミング発生器55で発生するクロック信号を、エンコーダ53からのパルス信号に同期させることができ、その結果として、CMOSイメージセンサ37の動作クロック周波数を、搬送路B上における硬貨20の搬送速度に同調して比例するように制御することができる。
以上の制御の結果、画像読取装置1においては、硬貨20が撮像位置12cに到達する前に、リセット後における1フレーム以内の不安定な画像データがすべて排出され、VD信号のセットにより2フレーム目の出力が始まる。その直後に硬貨20が撮像位置12cに到達して撮像が行われることで、2フレーム目の画像データ中に硬貨20の全体像が収められて出力される。このように、硬貨20の撮像は、1フレーム以内の不安定なデータの排出後に行われることになるので、撮像位置12cに到達した時点の硬貨20の安定した画像データを得ることができる。また、VD信号のリセット後において、ほぼ1フレームの時間が経過し、2フレーム目が開始した直後に撮像を行うことになるので、2フレーム目の画像データ中に硬貨20の安定した全体像を収めて処理回路57へ送ることができる。
また、この画像読取装置1では、硬貨到来センサ41が、硬貨20がリセット位置12rに到達したことを検知するセンサと、撮像位置12cに到達したこととを検知するセンサと、の機能を兼ね備えており、部品の共有化が図られている。
また、画像読取装置1によれば、CMOSイメージセンサ37の動作クロック周波数が制御されて、硬貨20がリセット位置12rから撮像位置12cまで移動する時間と、CMOSイメージセンサ37が画像データを排出するスピードとが比例することになる。よって、CMOSイメージセンサ37の駆動タイミングがリセットされてから撮像が行われるまでの間に、CMOSイメージセンサ37からは、搬送速度に依らず、常に同じ画像データ量を排出することができる。その結果、CMOSイメージセンサ37は、常に同じタイミングで硬貨20を撮像することができるので、硬貨20の全体像を1フレーム内に常に収めることが可能となる。
ここでは、硬貨20がリセット位置12rから撮像位置12cまで移動する間に、CMOSイメージセンサ37が出力する画像データ量を、1フレーム分よりもやや多く設定しているが、1フレーム分よりもやや少なくなるように設定してもよい。この場合、リセット後の1フレーム以内の不安定な画像データがほとんど排出された時点で、硬貨20が撮像位置12cに到達して撮像が行われる。そして、その後のVD信号のセットにより2フレーム目の出力が始まり、この2フレーム目の画像データ中に硬貨20の全体像が収められて出力されることになる。
また、この画像データ量は、ほぼ1フレーム分に限られず、1フレーム分のほぼ整数倍になるように設定してもよい。このように設定しても、撮像のタイミングと、VD信号のセットのタイミングとをほぼ合わせることができるので、同様の効果が得られる。また、硬貨のうち最大径を有する500円硬貨を読み取る場合であって、例えば、CMOSイメージセンサ37のHD信号の周期が63.5μsで、VD信号の周期が503H(すなわち、1フレーム=503H)の場合、500円硬貨20がリセット位置12rから撮像位置12cまで移動する間に、CMOSイメージセンサ37が排出する画像ライン数は、1フレーム+9H±24Hとすることが好適である。
本発明に係る画像読取装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示した画像読取装置の断面図である。 図1に示した画像読取装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像読取装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…画像読取装置、12r…リセット位置、12c…撮像位置、14…照明部、20…硬貨(読取対象物)、36…結像レンズ、37…CMOSイメージセンサ、38…発光素子、39…受光素子、41…硬貨到来センサ(検知部)、53…エンコーダ(搬送速度検知手段)、55a…カウンタ、55…タイミング発生器、59…硬貨検出回路、60…クロック制御部(クロック制御手段)、61…PLL回路、61a…位相比較器、61b…VCO発振器、B…搬送路。

Claims (3)

  1. 所定の搬送路を搬送される読取対象物の表面の画像を読み取る画像読取装置において、
    前記搬送路上の撮像位置に搬送された前記読取対象物に照明光を照射する照明部と、
    前記読取対象物で反射された反射光を受光して前記読取対象物を撮像するCMOSイメージセンサと、
    前記照明部と前記CMOSイメージセンサとの間に配置され、前記読取対象物で反射された反射光を前記CMOSイメージセンサに結像させる結像レンズと、
    前記読取対象物が前記撮像位置よりも搬送方向の上流側のリセット位置に到達したこと及び前記読取対象物が前記撮像位置に到達したことを検知する検知部と、
    前記読取対象物が前記リセット位置に到達したことを前記検知部が検知した時に、前記CMOSイメージセンサの駆動タイミングをリセットするリセット手段と、
    前記読取対象物が前記撮像位置に到達したことを前記検知部が検知した時に、前記照明部を点灯させる照明制御手段と、
    前記読取対象物が前記リセット位置に到達してから前記撮像位置に到達するまでに、前記CMOSイメージセンサが1フレーム分のほぼ整数倍の画像データを出力するように、前記CMOSイメージセンサの動作クロック周波数を制御するクロック制御手段と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取対象物の搬送速度を検知する搬送速度検知手段を更に備え、
    前記クロック制御手段は、前記CMOSイメージセンサの前記動作クロック周波数が、前記搬送速度検知手段によって検知された前記搬送速度に同調して比例するように、前記動作クロック周波数を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記検知部は、
    前記読取対象物が前記リセット位置に到達したことを検知する到来検知と、
    前記読取対象物が前記撮像位置に到達したことを検知する通過検知と、を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
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