JP2018124794A - 自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法 - Google Patents

自走車両システム、自走車両、及び自走車両の走行制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走行ラインが2方向に分岐していても、自走車両の進行方向を2方向のいずれかに安定的にかつ滑らかに変更させる。
【解決手段】本発明の自走車両10は、自走車両10の進行方向と交差する方向に走行ライン31の幅よりも広い範囲に配列された複数の走行ラインセンサー17A〜17Fと、開始マーカー35を検出するマーカーセンサー16R、16Lと、マーカーセンサー16R、16Lにより開始マーカー35が検出されると、各走行ラインセンサー17A〜17Fを区分してなる複数のグループのうちの一方のグループの検出出力を無効とし、他方のグループの検出出力に基づき、自走車両10の進行方向を、2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの該他方のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせる制御部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、路面に敷設された走行ラインに沿って自走車両を走行させる自走車両システム及びその自走車両と、自走車両の走行制御方法に関し、特に走行ラインが2方向に分岐したときの自走車両の走行の制御に関する。
例えば、特許文献1では、路面に誘導テープを貼り付け、車両側に複数の検出素子をその誘導テープと交差する方向に配列して設け、各検出素子の中心と誘導テープの中心の偏差が0となるように車両の進行方向を調節して、車両を誘導テープに沿って走行させる技術が開示されている。また、この技術では、誘導テープが左右に分岐している場合は、各検出素子の中心が誘導テープの左右両端のいずれかに合うように該各検出素子の中心をオフセットして、車両を、各検出素子の中心を合わせた方の誘導テープの端に沿って走行させている。
特許5332952号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、各検出素子の中心をオフセットして誘導テープの左右両端のいずれかに合わせたときに、誘導テープ上に各検出素子の半数が位置するため、車両に左右の揺れ等が発生すると、この半数の検出素子により進行方向とは異なる方向に分岐している誘導テープが検出される。このため、車両の滑らかな進行方向の変更が損なわれることがあった。また、誘導テープの幅が適正サイズよりも細い又は太いことに起因しても、そのような問題が生じ易かった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、走行ラインが2方向に分岐していても、自走車両の進行方向を2方向のいずれかに安定的にかつ滑らかに変更可能にすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる自走車両システムは、路面に敷設された1方向から2方向に分岐する走行ラインに沿って走行する自走車両であって、
該自走車両を走行させる駆動部と、
該自走車両の進行方向と交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に配列されて、前記走行ラインをそれぞれに検出する複数の走行ラインセンサーと、
前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向上流側の位置に、該走行ラインに沿って配置された開始マーカーを検出するマーカーセンサーと、
前記走行ラインセンサー及び前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前は、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせて走行させる制御を行い、
前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において区分してなる複数のグループのうちの一端部側のグループの検出出力を無効とし、前記一端部側のグループ以外のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記一端部側のグループ以外のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させる制御を行う自走車両。
ものである。
また、本発明の一局面にかかる自走車両は、路面に敷設された1方向から2方向に分岐する走行ラインに沿って走行する自走車両であって、
該自走車両を走行させる駆動部と、
該自走車両の進行方向と交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に配列されて、前記走行ラインをそれぞれに検出する複数の走行ラインセンサーと、
前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向上流側の位置に、該走行ラインに沿って配置された開始マーカーを検出するマーカーセンサーと、
前記走行ラインセンサー及び前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前は、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせて走行させる制御を行い、
前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において区分してなる複数のグループのうちの一端部側のグループの検出出力を無効とし、前記一端部側のグループ以外のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記一端部側のグループ以外のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させる制御を行うものである。
また、本発明の一局面にかかる自走車両の走行制御方法は、路面に敷設された1方向から2方向に分岐する走行ラインと、前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向上流側の位置に、該走行ラインに沿って配置された開始マーカーと、前記走行ラインに沿って進行方向に走行し、進行方向を変更する自走車両と、を用い、
前記自走車両は、該自走車両を走行させる駆動部と、該自走車両の進行方向と交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に配列されて、前記走行ラインをそれぞれに検出する複数の走行ラインセンサーと、前記開始マーカーを検出するマーカーセンサーと、前記走行ラインセンサー及び前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備えるものとし、
前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前は、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせて走行させ、
前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において区分してなるグループのうちの一端部側のグループの検出出力を無効とし、前記一端部側のグループ以外のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記一端部側のグループ以外のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させるものである。
本発明によれば、走行ラインが2方向に分岐していても、自走車両の進行方向を2方向のいずれかに安定的にかつ滑らかに変更させることができる。
本発明の一実施形態にかかる自走車両システムを示す概略図である。 本実施形態の自走車両システムにおける自走車両の各走行ラインセンサーの半分の検出出力を無効とするための回路を概略的に示す図である。 自走車両が走行ラインに沿って直進している状態を示す概略図である。 自走車両が走行ラインから僅かに左側にずれたときの該自走車両の進行方向を示す概略図である。 自走車両が走行ラインから更に左側にずれたときの該自走車両の進行方向を示す概略図である。 自走車両が走行ラインから大きく左側にずれたときの該自走車両の進行方向を示す概略図である。 自走車両の各走行ラインセンサーの左側半分の検出出力が無効とされた状態を示す概略図である。 各走行ラインセンサーの左側半分の検出出力が無効とされて、自走車両が走行ラインから僅かに右側にずれたときの該自走車両の進行方向を示す概略図である。 各走行ラインセンサーの左側半分の検出出力が無効とされて、自走車両が走行ラインの分岐箇所を通過するときの該自走車両の進行方向を示す概略図である。 各走行ラインセンサーの左側半分の検出出力が無効とされて、分岐箇所から右側の走行ラインへと進行方向の変更を開始したときの自走車両の状態を示す概略図である。 各走行ラインセンサーの左側半分の検出出力が無効とされて、分岐箇所から右側の走行ラインへと更に進行方向を変更したときの自走車両の状態を示す概略図である。 各走行ラインセンサーの左側半分の検出出力の無効が解除されて、自走車両が右側の走行ラインに沿って走行している状態を示す概略図である。 自走車両における光学検出部の支持機構の一例を示す図である。 自走車両における光学検出部の支持機構の他の例を示す図である。 自走車両における光学検出部の支持機構の更に他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる自走車両システムを示す概略図である。図1に示す自走車両システムSyは、矢印で示す進行方向に走行する自走車両10と、路面に敷設された各走行ライン30、31、32と、走行ライン30が2つの走行ライン31、32に分岐される分岐箇所33よりも進行方向上流側にかつ走行ライン30の右側に配置された開始マーカー35と、分岐箇所33よりも進行方向下流側にかつ走行ライン31の右側に配置された終了マーカー36と、を備えている。
各走行ライン30、31、32は、略均一な幅の帯状のものである。また、開始マーカー35及び終了マーカー36は、走行ラインの中心位置から一定の距離だけ離れた位置に設けられている。
自走車両10は、矢印で示す進行方向に走行ライン30に沿って走行する。また、自走車両10は、分岐箇所33で進行方向を変更して、2つの走行ライン31、32のいずれかに沿って走行する。この分岐箇所33で変更される進行方向は、開始マーカー35の配置位置に対応しており、ここでは開始マーカー35が自走車両10の進行方向に向かって走行ライン30の右側に配置されているので、自走車両10が右方向に進行方向を変更して走行ライン31に沿って走行する。逆に、開始マーカー35が自走車両10の進行方向に向かって走行ライン30の左側に配置されている場合は、自走車両10が左方向に進行方向を変更して走行ライン32に沿って走行することとなる。
なお、上記右側及び左側は、特許請求の範囲における一方側及び他方側の一例である。上記右側及び左側のいずれかが一方側となった場合、当該一方側とならなかった右側及び左側のいずれかが他方側となる。
また、進行方向の変更の終了は、終了マーカー36で指示される。ここでは、自走車両10が右方向に進行方向を変更して走行ライン31に沿って走行するので、終了マーカー36が走行ライン31の右側に配置されている。逆に、自走車両10が左方向に進行方向を変更して走行ライン32に沿って走行する場合は、終了マーカー36が走行ライン32の左側に配置されることとなる。
自走車両10は、左右一対の駆動輪11L、11Rと、左右一対の従動輪12R、12Lと、各駆動輪11R、11Lを回転駆動するそれぞれの駆動装置13R、13Lと、各駆動装置13R、13Lを制御する制御部14と、各走行ライン30、31、32、開始マーカー35、及び終了マーカー36を検出する光学検出部15を備えている。
各駆動装置13R、13Lは、駆動用モーター、ギアなどを備え、駆動用モーターの回転駆動力をそれぞれの駆動輪11R、11Lに伝達して、これらの駆動輪11R、11Lを回転駆動する。また、各駆動装置13R、13Lは、それぞれの駆動輪11R、11Lの回転速度を検出して、これらの回転速度を制御部14に出力する。駆動装置13R、13L及び駆動輪11R、11Lは、特許請求の範囲における駆動部の一例である。
制御部14は、走行ラインセンサー17A〜17F及びマーカーセンサー16R、16Lの検出出力に基づいて、駆動装置13R、13L及び駆動輪11R、11Lを駆動制御する。制御部14は、各駆動輪11R、11Lの回転速度がそれぞれの目標値となるように各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を制御する。自走車両10を直進させる場合は、制御部14が各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を同一にする。また、自走車両10の進行方向を右方向に変更させる場合は、制御部14が各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも遅くする。同様に、自走車両10の進行方向を左方向に変更させる場合は、制御部14が各駆動装置13R、13Lを制御して、左側の駆動輪11Lの回転速度を右側の駆動輪11Rの回転速度よりも遅くする。
光学検出部15には、6つの走行ラインセンサー17A〜17Fが自走車両10の進行方向と直行する方向にかつ各走行ライン30、31、32の幅よりも広い範囲に配列されている。また、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが自走車両10の幅方向の中心位置に略一致するように光学検出部15を配置している。各走行ラインセンサー17A〜17Fは、走行ラインを検出する光学式反射型センサーである。また、各走行ラインセンサー17A〜17Fの個数は、6つに限られず、適宜増減してもよい。走行ラインセンサーの個数を増やすほど、走行ラインの位置検出精度が高くなる。
各マーカーセンサー16R、16Lは、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xから左右に一定の距離だけ離れた位置に設けられている。この一定距離は、開始マーカー35及び終了マーカー36の中心位置が走行ラインの中心位置から離れている距離に略一致する。これらのマーカーセンサー16R、16Lも、開始マーカー35及び終了マーカー36を検出する光学式反射型センサーである。
なお、開始マーカー35を走行ライン30上に配置することも可能である。この場合、走行ライン30及び開始マーカー35は異なる色とされ、例えば、開始マーカー35は走行ライン30上に設けられた複数の白線とされ、走行ライン30は白色以外の色とされる。この場合、走行ラインセンサーが、マーカーセンサーの機能を兼ねることも可能である。この形態を採用する場合は、本実施形態走行ラインセンサーが、特許請求の範囲における走行ラインセンサー及びマーカーセンサーの両方の一例となる。
ここで、各走行ライン30、31、32の光反射率は、路面の光反射率との差が十分に大きくなるように設定されている。従って、各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力のレベルには、各走行ライン30、31、32からの反射光を受光しているときと路面からの反射光を受光しているときとで大きな差異が生じる。このため、該各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき、走行ラインが該各走行ラインセンサー17A〜17Fのいずれに重なる位置にあるかが分かる。すなわち、自走車両10の進行方向と直行する方向において、走行ラインが各走行ラインセンサー17A〜17Fのいずれの位置にあるかが分かる。
また、開始マーカー35及び終了マーカー36の光反射率も、路面の光反射率との差が十分に大きくなるように設定されている。また、自走車両10が走行ラインに沿って走行している状態では、各マーカーセンサー16R、16Lが開始マーカー35及び終了マーカー36の上方を通過する。このため、各マーカーセンサー16R、16Lの検出出力に基づき、開始マーカー35及び終了マーカー36の有無を判定することができる。
このような構成の自走車両システムSyにおいて、自走車両10が走行ライン30に沿って走行している際に、自走車両10の制御部14は、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を走行ライン30に沿わせる。これにより、自走車両10が走行ライン30から外れることなく走行する。
また、自走車両10が開始マーカー35の箇所を通過するときに、制御部14は、マーカーセンサー16Rの検出出力に基づき開始マーカー35が検出されたことを判定する。そして、制御部14は、開始マーカー35の検出を判定すると、光学検出部15の左側半分(左側グループ)の3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力を無効とし(マスクし)、右側半分(右側グループ)の3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を走行ライン31に沿わせる。これにより、自走車両10が走行ライン31に沿って進行方向を変更する。この後、自走車両10が走行ライン31に沿って走行し終了マーカー36の箇所を通過したときに、制御部14は、マーカーセンサー16Rの検出出力に基づき終了マーカー36が検出されたことを判定して、左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力の上記無効を解除して、6つの走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を走行ライン31に沿わせる。
また、開始マーカー35及び終了マーカー36が走行ライン30の左側に配置されている場合は、マーカーセンサー16Lにより開始マーカー35が検出されると、制御部14が、光学検出部15の右側半分(右側グループ)の3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力を無効とし、左側半分(左側グループ)の3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を走行ライン32に沿わせる。これにより、自走車両10が走行ライン32に沿って進行方向を変更する。この後、マーカーセンサー16Lにより終了マーカー36が検出されると、制御部14が、右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力の無効を解除して、6つの走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、該自走車両10の進行方向を走行ライン32に沿わせる。
図2は、光学検出部15の右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力又は左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力を無効とするための回路を概略的に示す図である。ここでは、右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力を伝送する各ラインにそれぞれのスイッチング素子SWを挿入すると共に、左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力を伝送する各ラインにそれぞれのスイッチング素子SWを挿入している。制御部14により、右側グループの各スイッチング素子SWをオンにすると、右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力が強制的にローレベルに設定されて無効とされ、また左側グループの各スイッチング素子SWをオンにすると、左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力が強制的にローレベルに設定されて無効とされる。なお、ソフトによっても同様の無効の処理が可能である。
次に、そのような自走車両10の進行方向を走行ライン30に沿わせるときの制御、及び自走車両10の進行方向を走行ライン31に沿って変更させるときの制御を詳しく述べる。
まず、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力には、該各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xから離れるほど大きくなる重み付けが付与されている。当該重み付けの設定は、制御部14が記憶している。中央寄りの2つの走行ラインセンサー17C、17Dの重み付けが最も小さくかつ互いに等しく設定され、該各走行ラインセンサー17C、17Dの両外側の2つの走行ラインセンサー17B、17Eの重み付けが中程度にかつ互いに等しく設定され、最も外側の2つの走行ラインセンサー17A、17Fの重み付けが最も大きくかつ互いに等しく設定されている。なお、各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力の重み付けは、ソフト及びハードのいずれで行ってもよい。
ここで、例えば、図3に示すように自走車両10が走行ライン30に沿って走行し、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置に一致又は略一致して、右側グループの走行ラインセンサー17C及び左側グループの走行ラインセンサー17Dが走行ライン30上にある状態では、各走行ラインセンサー17C、17Dによって走行ライン30が検出される。制御部14は、左側グループの走行ラインセンサー17Cの検出出力及び右側グループの走行ラインセンサー17Dの検出出力を同時に受け取ると、これらの検出出力に小さな重み付けを付与し、この重み付けがなされた各検出出力が等しいので、各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を同一に設定する。このため、自走車両10が直進する。
また、図4に示すように各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から僅かに左側にずれて、右側グループの走行ラインセンサー17Dのみが走行ライン30上にある状態では、走行ラインセンサー17Dのみによって走行ライン30が検出される。制御部14は、右側グループの走行ラインセンサー17Dの検出出力のみを受け取ると、この検出出力に小さな重み付けを付与し、この重み付けがなされた検出出力が小さいので、各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも、当該重み付けに応じた分だけ僅かに遅くする。これにより、自走車両10の進行方向が右側に小さく変更され、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置に近づけられる。
また、図5に示すように各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から更に左側にずれて、右側グループの走行ラインセンサー17Eのみが走行ライン30上にある状態では、走行ラインセンサー17Eのみによって走行ライン30が検出される。制御部14は、右側グループの走行ラインセンサー17Eの検出出力を受け取ると、この検出出力に中程度の重み付けを付与し、この重み付けがなされた検出出力が中程度なので、各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも当該重み付けに応じた分だけ更に遅くする。これにより、自走車両10の進行方向が右側に更に変更され、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置に近づけられる。
また、図6に示すように各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から大きく左側にずれて、右側グループの走行ラインセンサー17Fのみが走行ライン30上にある状態では、走行ラインセンサー17Fのみによって走行ライン30が検出される。制御部14は、右側グループの走行ラインセンサー17Fの検出出力を受け取ると、この検出出力に最も大きな重み付けを付与し、この重み付けがなされた検出出力が最も大きいことになるので、各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも、当該重み付けに応じた分だけ十分に遅くする。これにより、自走車両10の進行方向が右側に大きく変更され、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置に近づけられる。
なお、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から右側にずれた場合も、制御部14による駆動装置13R,13Lの駆動御により、左側グループの各走行ラインセンサー17A、17B、17Cの検出出力及び該各検出出力の重み付けに基づき、その中心位置xが走行ライン30の中心位置から右側に大きくずれるほど、左側の駆動輪11Lの回転速度が右側の駆動輪11Rの回転速度よりもより遅くされて、自走車両10の進行方向が左方向に変更され、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置に近づけられる。
また、右側グループにおける2つの走行ラインセンサー17D、17E、2つの走行ラインセンサー17E、17F、左側グループにおける2つの走行ラインセンサー17C、17B、2つの走行ラインセンサー17B、17Aなど、同一グループおける互いに隣り合う2つの走行ラインセンサーにより走行ライン30が同時に検出された場合は、制御部14は、例えば、該2つの走行ラインセンサーの検出出力にそれぞれの重み付けを付与し、それぞれの重み付けがなされた検出出力の平均値に基づき、各駆動輪11R、11Lの回転速度差を設定して、自走車両10の進行方向の変更程度を調整する。
このように自走車両10が走行ライン30に沿って走行しているときには、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき、制御部14による駆動装置13R,13Lの駆動御により、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から左側に離れるほど、自走車両10の進行方向が右側に大きく変更され、また各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から右側に離れるほど、自走車両10の進行方向が左側に大きく変更される。これにより、自走車両10の進行方向が走行ライン30に沿った方向となり、自走車両10が走行ライン30から外れることなく走行する。
また、図7に示すように自走車両10が開始マーカー35の箇所を通過するときには、制御部14が、マーカーセンサー16Rの検出出力に基づき開始マーカー35の検出を判定する。そして、制御部14は、開始マーカー35の検出を判定すると、光学検出部15の左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力を無効とし、右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節する。これにより、自走車両10の進行方向が右方向に変更される。
例えば、図8に示すように各走行ラインセンサー17A〜17Fの中心位置xが走行ライン30の中心位置から僅かに右側にずれて、左側グループの走行ラインセンサー17Cのみが走行ライン30上にある状態であっても、左側グループの走行ラインセンサー17Cの検出出力が無効とされているので、制御部14は、左側グループの走行ラインセンサー17Cの検出出力に基づき自走車両10の進行方向を左方向に変更することはない。
また、図9に示すように自走車両10が分岐箇所33まで走行して、中央寄りの2つの走行ラインセンサー17C、17Dが分岐箇所33上にある状態では、該各走行ラインセンサー17C、17Dによって走行ライン30が検出されるものの、左側グループの走行ラインセンサー17Cの検出出力が無効とされているので、制御部14は、右側グループの走行ラインセンサー17Dの検出出力のみに小さな重み付けを付与し、この重み付けがなされた検出出力が小さいことから、各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも、当該重み付けに応じた分だけ僅かに遅くする。これにより、自走車両10の進行方向が右側に小さく変更される。
引き続いて、図10に示すように自走車両10が分岐箇所33を通過して、右側グループの走行ラインセンサー17Eが走行ライン31上にある状態では、右側グループの走行ラインセンサー17Eによって走行ライン31が検出されるので、制御部14は、右側グループの走行ラインセンサー17Eの検出出力に中程度の重み付けを付与し、この重み付けがなされた検出出力が中程度であることから、各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも、当該重み付けに応じた分だけ更に遅くする。これにより、自走車両10の進行方向が右側に更に変更される。
更に、図11に示すように自走車両10が走行ライン31に沿って右側に曲がりつつあって、右側グループの走行ラインセンサー17Fが走行ライン31上にある状態では、右側グループの走行ラインセンサー17Fによって走行ライン31が検出されるので、制御部14は、右側グループの走行ラインセンサー17Fの検出出力に最も大きな重み付けを付与し、この重み付けがなされた検出出力が最も大きいことから、各駆動装置13R、13Lを制御して、右側の駆動輪11Rの回転速度を左側の駆動輪11Lの回転速度よりも、当該重み付けに応じた分だけ十分に遅くする。これにより、自走車両10の進行方向が右側に大きく変更される。
また、右側グループにおける2つの走行ラインセンサー17D、17E、又は2つの走行ラインセンサー17E、17Fにより走行ライン31が同時に検出された場合は、例えば、該2つの走行ラインセンサーの検出出力にそれぞれの重み付けを付与し、それぞれの重み付けがなされた検出出力の平均値に基づき、各駆動輪11R、11Lの回転速度差を設定して、自走車両10の進行方向の右方向への変更程度を調整する。
この結果、自走車両10は、走行ライン30から分岐箇所33を通過して走行ライン31へと走行し、その進行方向を走行ライン31に沿って右側へと滑らかに変更する。また、自走車両10がぶれて、左側グループの各走行ラインセンサー17A〜17Cが左側の走行ライン31上に移動しても、該各走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力が無効とされているので、自走車両10の進行方向が左方向に変更されることはなく、自走車両10の右方向への進行方向の変更が安定的に行われる。
この後、図12に示すように自走車両10が終了マーカー36の箇所を通過するときに、制御部14は、マーカーセンサー16Rの検出出力に基づき終了マーカー36の検出を判定する。そして、制御部14は、終了マーカー36の検出を判定すると、左側グループの各走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力の無効を解除して、光学検出部15の6つの走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づく自走車両10の進行方向の制御を再開する。これにより、自走車両10の進行方向が走行ライン31に沿った方向となり、自走車両10が走行ライン31から外れることなく走行する。
なお、分岐箇所33よりも進行方向上流側にかつ走行ライン30の左側に開始マーカー35が配置されると共に、分岐箇所33よりも進行方向下流側にかつ走行ライン32の左側に終了マーカー36が配置されている場合は、マーカーセンサー16Lにより開始マーカー35が検出されるので、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき開始マーカー35の検出を判定して、光学検出部15の右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力を無効とし、左側グループの3つの走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力に基づき各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節し、自走車両10の進行方向を左方向に変更させる。そして、マーカーセンサー16Lにより終了マーカー36が検出されると、制御部14は、マーカーセンサー16Lの検出出力に基づき終了マーカー36の検出を判定して、右側グループの3つの走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力の無効を解除し、光学検出部15の6つの走行ラインセンサー17A〜17Fの検出出力に基づき自走車両10を走行ライン32に沿って走行させる。
このように本実施形態では、制御部14は、自走車両10が走行ラインの分岐箇所33を通過するときに、左側グループの各走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力又は右側グループの各走行ラインセンサー17D〜17Fの検出出力を無効とし、無効とされていない方のグループの各走行ラインセンサーの検出出力に基づき自走車両10の進行方向を制御しているので、自走車両10の進行方向を滑らかに変更させることができ、また自走車両10がぶれても、自走車両10の進行方向の変更を安定的に行うことができる。
ところで、上記実施形態では、開始マーカー35が検出されると、制御部14は、左側グループ又は右側グループの各走行ラインセンサーの検出出力を無効とし、この後に終了マーカー36が検出されると、各走行ラインセンサーの検出出力の無効を解除しているが、この代わりに、制御部14は、開始マーカー35の検出時点からの経過時間を例えば内蔵タイマーにより計時し、この経過時間が予め設定された規定時間に達すると、各走行ラインセンサーの検出出力の無効を解除してもよい。
また、制御部14は、各マーカーセンサー16R、16Lの一方により開始マーカー35が検出された後、自走車両10の進行方向が一方の走行ラインに沿って変更されているときに、各マーカーセンサー16R、16Lの他方により他方の走行ラインが検出されると、各走行ラインセンサーの検出出力の無効を解除してもよい。例えば、マーカーセンサー16Rにより開始マーカー35が検出された後、図11に示すように自走車両10の進行方向が走行ライン31に沿って変更されているときに、マーカーセンサー16Lにより走行ライン32が検出されると、制御部14は、各走行ラインセンサー17A〜17Cの検出出力の無効を解除する。マーカーセンサー16Lによる走行ライン32の検出時点では、各走行ラインセンサー17A〜17Cにより走行ライン32が検出されることはないので、自走車両10の進行方向が不安定になることはない。
また、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fを左側グループの各走行ラインセンサー17A〜17Cと右側グループの各走行ラインセンサー17D〜17Fに区分しているが、左側グループ及び右側グループを、各走行ラインセンサー17A〜17Fの中央側の走行ラインセンサーを除いて設定してもよい。例えば、中央側の2つの走行ラインセンサー17C、17Dを除いて、左側グループの各走行ラインセンサー17A、17Bと右側グループの各走行ラインセンサー17E、17Fを設定する。
また、各駆動装置13R、13Lを制御して、各駆動輪11R、11Lの回転速度を調節することにより、自走車両10の進行方向を変更しているが、自走車両10に操舵輪を設け、この操舵輪の向きを変更することにより、自走車両10の進行方向を変更しても構わない。
また、各駆動輪11R、11Lの代わりに、あるいは各駆動輪11R、11L及び各従動輪12R、12Lの代わりに、左右一対のキャタピラーなどを適用してもよい。
また、上記実施形態では、光学検出部15を各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lの近傍に設けているが、これは、各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lにより自走車両10の進行方向が変更されるため、各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lの近傍であれば、光学検出部15により自走車両10の進行方向の変化を遅れることなくかつ正確に検出することが可能なためである。なお、光学検出部15の配置位置は、各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lの近傍には限定されない。
例えば、(i)各駆動輪11R、11L及び各駆動装置13R、13Lからなる駆動ユニット自体に光学検出部15を設けてもよい。この場合、光学検出部15は、操舵を担っている当該駆動ユニットの左右への動きと同一の動きをするため、操舵制御を単純化させることが可能になる。また、(ii)光学検出部15を上記駆動ユニット一体的に構成しつつ、自走車両10におけるその進行方向前方位置であって上記駆動ユニットとは離れた位置に光学検出部15を配置してもよい。この場合、上記駆動ユニットの微細な左右の揺れが拡大されて光学検出部15により検出されることになる。その結果、より精度の高い自走車両10の走行制御が可能となる。なお、光学検出部15を、上記駆動ユニットではなく、例えば自走車両10の本体フレームに配設する場合は、光学検出部15を上記前方位置に設けたとしても、光学検出部15は、当該左右の揺れを、自走車両10に発生する実際のタイミングから遅れて検出することになるが、上記(i)(ii)の構成を採用すれば、光学検出部15は、当該左右の揺れを、自走車両10に発生する実際のタイミングに近いタイミングで検出できるため、自走車両10の実際の揺れに機敏に反応して高い精度で自走車両10の走行制御が可能になる。
更に、図13に示すような支持装置41により光学検出部15を揺動可能に支持して、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離h及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離hを一定に保ってもよい。この支持装置41は、各駆動装置13R、13Lの筐体に水平方向にかつ進行方向と直交する方向に設けられた支軸42と、支軸42により回転自在に支持された揺動フレーム43と、揺動フレーム43の下端に取り付けられた左右一対の小車輪44とを備えている。揺動フレーム43は、L字型アーム部43A、及びL字型アーム部43Aの先端に接続されて下方に延びる脚部43Bからなり、L字型アーム部43Aの上端部に支軸42が回転自在に通され、L字型アーム部43Aの底部に光学検出部15が固定され、脚部43Bの下端に一対の小車輪44が取り付けられている。
ここで、揺動フレーム43が支軸42を中心にして回転自在に支持されているので、揺動フレーム43が、その自重、光学検出部15の重さ、及び一対の小車輪44の重さにより時計回り方向に付勢されて、一対の小車輪44が路面に接触した状態が維持される。このため、路面が平坦であっても又上下にうねっていても、一対の小車輪44が常に路面に接触した状態で転動する。そして、光学検出部15は、一対の小車輪44により常に路面から一定の高さhに保持される。これにより、路面が平坦であっても又上下にうねっていても、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離が一定に保たれる。この結果、各走行ラインセンサー17A〜17Fによる走行ラインの検出及び各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの検出を安定的に行うことができる。
仮に、路面のうねりにより各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離が変動した場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される走行ラインからの反射光の量が変動して、この反射光の量が路面からの反射光の量に近づく、或いは、反射光の全てが走行ライン30等の色と同色のレベルになってしまうこと等があるので、これが走行ラインの誤検出の原因となる。
これに対して、路面のうねりにかかわらず、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離が一定に保たれている場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される走行ラインからの反射光の量が変動せず、走行ラインの誤検出が生じることはない。
同様の理由で、各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの誤検出が生じることはない。
また、図14に示すような支持装置51により光学検出部15を支持しても構わない。この支持装置51は、平行四辺形リンク52と、平行四辺形リンク52の下辺のリンク部材52Aを下方に付勢するバネ53と、リンク部材52Aの底部に設けられた左右一対の小車輪54とを備えている。リンク部材52Aは、平行四辺形リンク52により上下方向に平行移動可能に支持されており、このリンク部材52Aに光学検出部15が固定されている。
ここで、バネ53は、リンク部材52A及び一対の小車輪54を下方に付勢して、一対の小車輪54を路面に接触させる。このため、路面が平坦であっても上下にうねっていても、一対の小車輪54が常に路面に接触した状態で転動する。そして、リンク部材52Aは、一対の小車輪44により常に路面から一定の高さに保持されつつ、一対の小車輪44と共に上下方向に平行移動する。従って、光学検出部15も、常に路面から一定の高さhに保持されつつ、上下方向に平行移動する。光学検出部15が一定の高さhに保持されることにより、光学検出部15の各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離が一定に保たれる。また、光学検出部15が上下方向に平行移動することにより、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向α並びに各マーカーセンサー16R、16Lに対するマーカーからの反射光の入射方向αが一定に保たれる。このため、各走行ラインセンサー17A〜17Fによる走行ラインの検出及び各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの検出をより安定的に行うことができる。
仮に、路面のうねりにより、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向が変動した場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される反射光の量が変動するので、これが走行ラインの誤検出の原因となる。
これに対して、路面のうねりにかかわらず、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向αが一定に保たれている場合は、各走行ラインセンサー17A〜17Fで受光される反射光の量が変動しない。このため、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離を一定に保つだけではなく、各走行ラインセンサー17A〜17Fに対する走行ラインからの反射光の入射方向αを一定に保つと、走行ラインの誤検出がより生じ難くなる。
同様の理由で、各マーカーセンサー16R、16Lによるマーカーの誤検出がより生じ難くなる。
また、図13に示す支持装置41又は図14に示す支持装置51を適用すると、路面又は走行ラインに対する各走行ラインセンサー17A〜17Fの接触を防止しつつ、各走行ラインセンサー17A〜17Fを路面又は走行ラインに十分に接近させることができ、各走行ラインセンサー17A〜17Fによる走行ラインの位置の検出精度を向上させることが可能である。このため、光学的な走行ラインの検出よりも位置の検出精度が劣る磁気的な走行ラインの検出にとっても、実用上十分な位置の検出精度の達成を可能とするという意味において支持装置41又は支持装置51の適用が有効である。この磁気的な走行ラインの検出では、例えば走行ラインとして磁気テープを路面に貼り付け、この磁気テープを検出する複数のホール素子を該磁気テープとは交差する方向に配列して自走車両に取り付け、各ホール素子の検出出力に基づき磁気テープが該各ホール素子のいずれに重なる位置にあるかを求め、この位置に応じて自走車両の進行方向を制御して磁気テープに沿わせる。この場合、図13に示す支持装置41又は図14に示す支持装置51により各ホール素子を支持することで、路面又は走行ラインに対する各ホール素子の接触を防止しつつ、各ホール素子を路面又は走行ラインに十分に接近させることができ、各ホール素子による走行ラインの位置の検出精度を向上させて補うことが可能である。従って、本発明の走行ライン及び走行ラインセンサーは、磁気テープ及び該磁気テープを検出するホール素子などを包含する。
更には、図15に示すような支持装置61により光学検出部15を支持しても構わない。この形態では、支持装置61により光学検出部15を、自走車両10の進行方向及びこれに直交する方向の両方向に揺動可能に支持しつつ、各走行ラインセンサー17A〜17Fと走行ラインの間の離間距離h及び各マーカーセンサー16R、16Lとマーカーの間の離間距離hを一定に保つ。
この支持装置61は、駆動装置13の筐体に水平方向にかつ進行方向と直交する方向に設けられた2つの支軸62と、支軸62により回転自在に支持された揺動フレーム63と、揺動フレーム63の下端に取り付けられた左右一対の小車輪64とを備えている。揺動フレーム63は、平板状アーム部63Aと、2つの支軸62に対する回転が自在に2つの支軸62に取り付けられて平板状アーム部63Aに結合する支持部63Cと、平板状アーム部63Aの側部に接続されて下方に延びる脚部63Bからなる。平板状アーム部63Aの底部に光学検出部15が固定されている。脚部63Bの下端に一対の小車輪64が回転自在に取り付けられている。
更に、駆動装置13の筐体131の側面部132には、軸部66と、軸部66を回転中心として筐体131に対して図15に示す矢印A方向に回転自在とされた支持部67とが配設されている。支持部67は、例えばL字状の平板部671と、平板部671の下部に取り付けられた2つの軸支部672とを有する。軸支部672はそれぞれ、支軸62が回転自在となるように、当該支軸62を支持している。
この構成によれば、揺動フレーム63及び小車輪64は、支軸62周りに矢印B方向に回動すると共に、軸部66周りに矢印B方向に回動する。従って、底部に光学検出部15が取り付けられた平板状アーム部63Aは、2つの小車輪64が接する地面の高低差に応じて矢印B方向に回転することで、光学検出部15と地面との距離hを略一定に保つことが可能である。更に、平板状アーム部63Aは、矢印A方向に回転することで、2つの小車輪64が接する地面の方向Cにおける高低差にも対応して、光学検出部15と地面との距離hを略一定に保つことが可能である。
なお、図1乃至図15を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 自走車両
11L、11R 駆動輪
12L、12R 従動輪
13L、13R 駆動装置
14 制御部
15 光学検出部
16R、16L マーカーセンサー
17A〜17F 走行ラインセンサー
30〜32 走行ライン
33 分岐箇所
35 開始マーカー
36 終了マーカー
Sy 自走車両システム

Claims (11)

  1. 路面に敷設された1方向から2方向に分岐する走行ラインと、
    前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向上流側の位置に、該走行ラインに沿って配置された開始マーカーと、
    前記走行ラインに沿って進行方向に走行し、進行方向を変更する自走車両と、を備え、
    前記自走車両は、
    該自走車両を走行させる駆動部と、
    該自走車両の進行方向と交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に配列されて、前記走行ラインをそれぞれに検出する複数の走行ラインセンサーと、
    前記開始マーカーを検出するマーカーセンサーと、
    前記走行ラインセンサー及び前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前は、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせて走行させる制御を行い、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において区分してなるグループのうちの一端部側のグループの検出出力を無効とし、前記一端部側のグループ以外のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記一端部側のグループ以外のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させる制御を行う自走車両走行システム。
  2. 前記制御部は、前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において前記走行ラインを中央として一方側及び他方側に区分してなる2つのグループのうちの一方側のグループの検出出力を無効とし、他方側のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記他方側のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させる制御を行う請求項1に記載の自走車両走行システム。
  3. 前記制御部は、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前の前記制御として、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づき、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向が、前記1方向の走行ラインが前記各走行ラインセンサーの検出範囲の中央寄りに来るように前記自走車両を走行させて、該自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせる制御を行い、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後の前記制御として、前記一方側のグループの検出出力を無効とし、前記他方側のグループの検出出力に基づいて前記駆動部により前記自走車両を走行させ、該他方のグループ側に分岐した走行ラインが該他方側のグループの検出範囲に入るように前記自走車両の進行方向を定め、該自走車両の進行方向を該他方のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせる制御を行う請求項2に記載の自走車両走行システム。
  4. 前記制御部は、
    前記各走行ラインセンサーの検出出力について、前記交差する方向において該各走行ラインセンサーの配列の外側になるほど大きくなる重み付けを設定しており、
    前記各走行ラインセンサーにより前記走行ラインが検出されると、前記検出出力の重み付けに応じた大きさで前記自走車両の進行方向を変更する請求項2又は請求項3に記載の自走車両走行システム。
  5. 前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向下流側に、該走行ラインに沿って該走行ラインの側方に配置された終了マーカーを更に備え、
    前記制御部は、前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後、前記マーカーセンサーにより前記終了マーカーが検出されると、前記一方のグループの検出出力の前記無効を解除して、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づき、前記他方のグループ側に分岐した走行ラインが前記各走行ラインセンサーの検出範囲の中央寄りに来るように前記駆動部を駆動して前記自走車両の進行方向を制御し、該自走車両の進行方向を該他方のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせる請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の自走車両走行システム。
  6. 前記制御部は、前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出されてからの経過時間が予め設定された規定時間に達すると、前記一方のグループの検出出力の前記無効を解除して、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づき、前記他方のグループ側に分岐した走行ラインが前記各走行ラインセンサーの検出範囲の中央寄りに来るように前記駆動部を駆動して前記自走車両の進行方向を制御し、該自走車両の進行方向を該他方のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせる請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の自走車両走行システム。
  7. 前記マーカーセンサーは、前記交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に複数配列され、
    前記制御部は、前記走行ラインの両側方に位置することになる前記各マーカーセンサーのうち一方側の前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後、前記一方側のグループの前記走行ラインセンサーにより、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの一方のグループ側に分岐した走行ラインが検出されると、前記一方のグループの検出出力の前記無効を解除して、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御して、前記他方のグループ側に分岐した走行ラインが前記各走行ラインセンサーの検出範囲の中央寄りに来るように前記自走車両の進行方向を制御して、前記自走車両の進行方向を前記一方側の走行ラインに向ける請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の自走車両走行システム。
  8. 前記自走車両は、前記駆動部として、左右一対の駆動輪と、前記左右一対の駆動輪を回転駆動するそれぞれの駆動源とを備え、
    前記制御部は、前記各駆動源を制御して、前記左右一対の駆動輪の回転速度を制御することで、前記自走車両の進行方向を変更させる請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の自走車両走行システム。
  9. 前記各走行ラインセンサーは、前記走行ラインからの反射光を受光して、該走行ラインを検出する光学式反射型センサーである請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の自走車両走行システム。
  10. 路面に敷設された1方向から2方向に分岐する走行ラインに沿って走行する自走車両であって、
    該自走車両を走行させる駆動部と、
    該自走車両の進行方向と交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に配列されて、前記走行ラインをそれぞれに検出する複数の走行ラインセンサーと、
    前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向上流側の位置に、該走行ラインに沿って配置された開始マーカーを検出するマーカーセンサーと、
    前記走行ラインセンサー及び前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前は、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせて走行させる制御を行い、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において区分してなる複数のグループのうちの一端部側のグループの検出出力を無効とし、前記一端部側のグループ以外のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記一端部側のグループ以外のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させる制御を行う自走車両。
  11. 路面に敷設された1方向から2方向に分岐する走行ラインと、前記走行ラインの2方向に分岐した箇所よりも進行方向上流側の位置に、該走行ラインに沿って配置された開始マーカーと、前記走行ラインに沿って進行方向に走行し、進行方向を変更する自走車両と、を用い、
    前記自走車両は、該自走車両を走行させる駆動部と、該自走車両の進行方向と交差する方向に前記走行ラインの幅よりも広い範囲に配列されて、前記走行ラインをそれぞれに検出する複数の走行ラインセンサーと、前記開始マーカーを検出するマーカーセンサーと、前記走行ラインセンサー及び前記マーカーセンサーの検出出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを備えるものとし、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出される前は、前記各走行ラインセンサーの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を前記1方向の走行ラインに沿わせて走行させ、
    前記マーカーセンサーにより前記開始マーカーが検出された後は、前記各走行ラインセンサーのうち、前記交差する方向において区分してなるグループのうちの一端部側のグループの検出出力を無効とし、前記一端部側のグループ以外のグループの検出出力に基づいて、前記駆動部により、前記自走車両の進行方向を、前記2方向に分岐した2つの走行ラインのうちの前記一端部側のグループ以外のグループ側に分岐した走行ラインに沿わせて走行させる自走車両の走行制御方法。
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