JP2018121021A - 発光装置及び照明装置 - Google Patents

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考志 大村
Takashi Omura
考志 大村
益巳 阿部
Masumi Abe
益巳 阿部
祐也 山本
Yuya Yamamoto
祐也 山本
孝祐 竹原
Kosuke Takehara
孝祐 竹原
永井 秀男
Hideo Nagai
秀男 永井
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Abstract

【課題】色むらの発生を抑制することができる発光装置などを提供する。
【解決手段】発光装置1は、基板10と、基板10上に並んで配置された、第1光色の第1光を発する第1発光部20、及び、第1光色とは異なる第2光色の第2光を発する第2発光部30と、第1発光部20及び第2発光部30を間に挟んで配置され、第1光及び第2光を反射する第1反射部40及び第2反射部50とを備え、第1反射部40は、第1発光部20の側面の一部を接触して覆い、第2反射部50は、第2発光部30の側面の一部を接触して覆っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置、及び、当該発光装置を備える照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの半導体発光素子は、高効率で省スペースな光源として照明用途又はディスプレイ用途などの各種の発光装置に広く利用されている。
例えば、特許文献1には、複数のLEDを素子列毎に透光性の樹脂材料で封止した発光モジュールが開示されている。特許文献1に記載された発光モジュールでは、素子列毎に異なる蛍光体を樹脂材料に含有させることで、異なる色の光を出射させることができる。
特開2014−143307号公報
しかしながら、上記従来の発光モジュールでは、基板の発光領域の中央では、複数の発光部の各々が出射する光が混ざりやすいのに対して、基板に沿って側方に出射される光は、発光領域内の端部側に位置する発光部の発光色に依存する。このため、発光モジュールが取り付けられた器具の光出射面、又は、発光モジュールからの光が照射される光照射面において色むらが発生する。
そこで、本発明は、色むらの発生を抑制することができる発光装置、及び、当該発光装置を備える照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る発光装置は、基板と、前記基板上に並んで配置された、第1光色の第1光を発する第1発光部、及び、前記第1光色とは異なる第2光色の第2光を発する第2発光部と、前記第1発光部及び前記第2発光部を間に挟んで配置され、前記第1光及び前記第2光を反射する第1反射部及び第2反射部とを備え、前記第1反射部は、前記第1発光部の側面の一部を接触して覆い、前記第2反射部は、前記第2発光部の側面の一部を接触して覆っている。
また、本発明の一態様に係る照明装置は、前記発光装置と、前記発光装置に、当該発光装置を点灯させるための電力を供給する点灯装置とを備える。
本発明によれば、色むらの発生を抑制することができる発光装置などを提供することができる。
実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。 実施の形態1に係る発光装置の平面図である。 図2のIII−III線における実施の形態1に係る発光装置の断面図である。 実施の形態1に係る発光装置から出射される光を模式的に示す断面図である。 実施の形態1の変形例1に係る発光装置の断面図である。 実施の形態1の変形例2に係る発光装置の断面図である。 実施の形態1の変形例3に係る発光装置の平面図である。 実施の形態1の変形例4に係る発光装置の平面図である。 実施の形態1の変形例5に係る発光装置の断面図である。 実施の形態2に係る発光装置の平面図である。 図10のXI−XI線における実施の形態2に係る発光装置の断面図である。 実施の形態2の変形例に係る発光装置の断面図である。 実施の形態3に係る照明装置の外観斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る発光装置及び照明装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。また、以下の実施の形態において、略平行などの「略」を用いた表現を用いている。例えば、略平行は、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
また、本明細書及び図面において、x軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、z軸方向を鉛直方向とし、z軸に垂直な方向(xy平面に平行な方向)を水平方向としている。なお、z軸の正方向を鉛直下方(光出射方向)としている。また、本明細書において、「厚み方向」とは、発光装置の厚み方向を意味し、基板の主面に垂直な方向のことであり、「平面視」とは、基板の主面に対して垂直な方向から見たときのことをいう。
(実施の形態1)
[概要]
まず、実施の形態1に係る発光装置の概要について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る発光装置1の外観斜視図である。図2は、本実施の形態に係る発光装置1の平面図である。図3は、図2のIII−III線における本実施の形態に係る発光装置1の断面図である。なお、各図において、基板10上の配線パターン、及び、LEDチップの電気的な接続に用いられるボンディングワイヤなどの図示は省略されている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る発光装置1は、基板10と、第1発光部20と、第2発光部30と、第1反射部40と、第2反射部50と備える。第1発光部20は、複数の第1LEDチップ21と、第1封止部材22とを備える。第2発光部30は、複数の第2LEDチップ31と、第2封止部材32とを備える。発光装置1は、第1発光部20が発する光(第1光)と第2発光部30が発する光(第2光)との混合光を外部に出射する。
なお、以下では、第1発光部20及び第2発光部30を総称して単に「発光部」と記載する場合がある。同様に、第1LEDチップ21及び第2LEDチップ31を総称して単に「LEDチップ」と記載する場合がある。第1封止部材22及び第2封止部材32を総称して単に「封止部材」と記載する場合がある。第1反射部40及び第2反射部50を総称して単に「反射部」と記載する場合がある。
発光装置1は、基板10にLEDチップが直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。基板10上には、複数のLEDチップからなる発光素子列(発光部)が複数設けられている。複数の発光素子列の外側に一対の反射部が設けられている。具体的には、図1〜図3に示すように、2列の発光素子列(第1発光部20及び第2発光部30)を間に挟むように、一対の反射部(第1反射部40及び第2反射部50)が設けられている。
本実施の形態では、図1及び図2に示すように、第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50はそれぞれ、互いに略平行に並んで配置されている。具体的には、第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50はそれぞれ、x軸方向に略平行な直線に沿って配置されている。平面視において、第1反射部40及び第2反射部50は、第1発光部20及び第2発光部30を間に挟んで配置されている。平面視において、第1反射部40は、第1発光部20の一部と重複し、第2反射部50は、第2発光部30の一部と重複している。
以下では、発光装置1の各構成部材の詳細について説明する。
[基板]
基板10は、複数の第1LEDチップ21及び複数の第2LEDチップ31を実装するための実装基板である。基板10には、複数の第1LEDチップ21及び複数の第2LEDチップ31に電力を供給するための金属配線(図示せず)が設けられている。基板10は、例えば、セラミックからなるセラミック基板である。なお、基板10は、樹脂を基材とする樹脂基板でもよく、ガラス基板でもよい。あるいは、基板10は、金属板に絶縁膜が被覆されたメタルベース基板でもよい。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板又は窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板などが用いられる。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板又は銅合金基板などが用いられる。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板などが用いられる。
基板10としては、光反射率が高い(例えば、光反射率が90%以上)白色基板を用いてもよい。白色基板を用いることで、第1LEDチップ21及び第2LEDチップ31が発する光を基板10の表面で反射させることができるので、光の取り出し効率を高めることができる。例えば、基板10としては、アルミナからなる白色のセラミック基板(白色アルミナ基板)を用いることができる。
また、基板10として、光の透過率が高い透光性基板が用いられてもよい。透光性基板としては、例えば、多結晶のアルミナ若しくは窒化アルミニウムからなる透光性セラミック基板、透明ガラス基板、サファイア基板又は透明樹脂基板などを用いることができる。
本実施の形態では、基板10の平面視形状は、長尺の矩形であるが、円形又は多角形などのその他の形状でもよい。
[発光部]
第1発光部20及び第2発光部30は、基板10上に並んで配置された発光部(発光素子列)である。本実施の形態では、第1発光部20が発する光(第1光)の光色(第1光色)と、第2発光部30が発する光(第2光)の光色(第2光色)とは、互いに異なっている。具体的には、第1発光部20が発する光の色温度は、第2発光部30が発する光の色温度より低い。第1発光部20が発する光の色温度は、例えば3000K以下であり、一例として2700Kである。第2発光部30が発する光の色温度は、例えば5000K以上であり、一例として6200Kである。つまり、第1発光部20は、電球色の白色光を発し、第2発光部30は、昼光色の白色光を発する。
本実施の形態では、第1発光部20と第2発光部30とは、独立駆動が可能である。具体的には、第1発光部20のみ点灯、第2発光部30のみ点灯、又は、第1発光部20及び第2発光部30の両方の点灯及び消灯が可能である。より具体的には、第1発光部20及び第2発光部30の各々の発光強度を独立して変更可能、すなわち、調光が可能である。第1発光部20及び第2発光部30の各々の調光を行うことで、発光装置1が出射する光の強度を変更することができる。
図3に示すように、第1発光部20と第2発光部30との並び方向(y軸方向)において、第1発光部20と第2発光部30との間の最短距離dは、第1発光部20の長さ(すなわち、幅D1)及び第2発光部30の長さ(すなわち、幅D2)のいずれよりも狭い。例えば、最短距離dは、第1発光部20の幅D1の半分よりも短い。最短距離dを短くすることで、第1発光部20が発する光と第2発光部30が発する光とが混ざりやすくなる。
第1発光部20が備える複数の第1LEDチップ21は、第1発光素子の一例であって、基板10に直接実装されている。第1LEDチップ21は、例えば、InGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上480nm以下の範囲にある窒化ガリウム系の青色LEDチップである。
第2発光部30が備える複数の第2LEDチップ31は、第2発光素子の一例であって、基板10に直接実装されている。本実施の形態では、第2LEDチップ31は、第1LEDチップ21と同じ構成を有する青色LEDチップである。なお、第2LEDチップ31は、第1LEDチップ21とは異なるLEDチップでもよく、例えば、発光波長などが異なっていてもよい。
本実施の形態では、複数の第1LEDチップ21及び複数の第2LEDチップ31はそれぞれ、x軸方向に略平行に一列に並んで配置されている。図1〜図3では図示されていないが、複数の第1LEDチップ21は全て、一括して点灯及び消灯が可能なように電気的に接続されている。複数の第2LEDチップ31も全て、一括して点灯及び消灯が可能なように電気的に接続されている。
このとき、一列分の複数の第1LEDチップ21は、隣り合うチップ同士で、給電用のボンディングワイヤ(図示せず)によってチップ・ツー・チップ(Chip to Chip)で接続される。複数の第2LEDチップ31も同様である。ボンディングワイヤ及び配線は、例えば、金(Au)、銀(Ag)又は銅(Cu)などの金属材料から構成されている。
なお、図1〜図3では図示していないが、基板10上には、外部装置から複数の第1LEDチップ21に電力を供給するための電極と、外部装置から複数の第2LEDチップ31に電力を供給するための電極とが、電気的に独立して配置されている。つまり、第1LEDチップ21と第2LEDチップ31とは、独立して発光制御可能である。これにより、第1発光部20及び第2発光部30が独立して駆動される。
第1封止部材22は、複数の第1LEDチップ21を覆う封止部材である。第1封止部材22は、x軸方向に沿って並んで配置された複数の第1LEDチップ21の一列分を一括して覆っている。つまり、第1封止部材22は、x軸方向に沿ったライン状に形成されている。第1封止部材22の外形は、第1発光部20の外形に相当する。第1封止部材22(第1発光部20)は、x軸方向に延びる半円柱状に形成されている。
第2封止部材32は、複数の第2LEDチップ31を覆う封止部材である。第2封止部材32は、x軸方向に沿って並んで配置された複数の第2LEDチップ31の一列分を一括して覆っている。つまり、第2封止部材32は、x軸方向に沿ったライン状に形成されている。第2封止部材32の外形は、第2発光部30の外形に相当する。第2封止部材32(第2発光部30)は、x軸方向に延びる半円柱状に形成されている。
第1封止部材22及び第2封止部材32はそれぞれ、例えば、透光性の樹脂材料を用いて構成されている。透光性の樹脂材料としては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂又はユリア樹脂などが用いられてもよい。
第1封止部材22は、複数の第1LEDチップ21が発する光の波長変換を行う波長変換材を含有している。第2封止部材32は、複数の第2LEDチップ31が発する光の波長変換を行う波長変換材を含有している。
具体的には、第1封止部材22及び第2封止部材32はそれぞれ、黄色蛍光体を含有している。本実施の形態では、第1封止部材22及び第2封止部材32はそれぞれ、さらに、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有している。
黄色蛍光体は、例えば、発光ピーク波長が550nm以上570nm以下のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体である。緑色蛍光体は、例えば、発光ピーク波長が515nm以上550nm以下の、Y(Al,Ga)12:Ce3+蛍光体、又は、LuAl12:Ce3+蛍光体である。赤色蛍光体は、例えば、発光ピーク波長が640nm以上670nm以下のCaAlSiN:Eu2+蛍光体(CASN蛍光体)、又は、(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+蛍光体(SCASN蛍光体)である。
第1LEDチップ21又は第2LEDチップ31が発する青色光と、各種蛍光体が発する黄色光、赤色光及び緑色光との合成光(混合光)として、白色光が出射される。白色光の光色(色温度)は、封止部材が含有する蛍光体の含有量によって調整されている。
具体的には、第1封止部材22が含有する赤色蛍光体及び緑色蛍光体の含有量は、第2封止部材32が含有する赤色蛍光体及び緑色蛍光体の含有量より多い。これにより、第1発光部20と第2発光部30とで光色(色温度)を異ならせている。つまり、第1発光部20は、低色温度の光を出射し、第2発光部30は、高色温度の光を出射する。
なお、本実施の形態では、第1封止部材22と第2封止部材32とで同じ種類の蛍光体を含有し、その含有量を異ならせることで、第1発光部20及び第2発光部30の発光色を異ならせたが、これに限らない。第1封止部材22に含まれる波長変換材の種類及び数と、第2封止部材32に含まれる波長変換材の種類及び数とは、互いに異なっていてもよい。例えば、第2封止部材32は、黄色蛍光体と緑色蛍光体とを含有し、赤色蛍光体を含有していなくてもよい。
本実施の形態では、第1発光部20及び第2発光部30の各々の短手方向(y軸方向)の長さ(すなわち、幅)は、互いに略同じである。第1発光部20及び第2発光部30の各々の長手方向(x軸方向)の長さも、互いに略同じである。これにより、発光装置1の全体として、第1発光部20が出射する光の光量と、第2発光部30が出射する光の光量とを略同じにすることができる。
[反射部]
第1反射部40及び第2反射部50は、第1発光部20が発する光及び第2発光部30が発する光を反射する。具体的には、第1反射部40及び第2反射部50は、可視光を反射する。
本実施の形態では、第1反射部40及び第2反射部50は、光反射性を有する熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂などを用いて形成されている。具体的には、第1反射部40及び第2反射部50は、白色の樹脂材料(いわゆる白樹脂)を用いて形成されている。第1反射部40及び第2反射部50は、例えば、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などを用いて形成されている。
第1反射部40及び第2反射部50にはそれぞれ、シリカ(SiO)、酸化チタン(TiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ジルコニウム(ZrO)又は酸化マグネシウム(MgO)などの粒子(フィラー)が分散されていてもよい。これにより、第1反射部40及び第2反射部50の光反射性をより高めることができる。
図3に示すように、第1反射部40は、第1発光部20の側面23の一部を接触して覆っている。具体的には、第1反射部40は、半円柱状の第1封止部材22の外側面の半分を覆っている。つまり、第1反射部40の端部は、第1発光部20の頂点24に位置している。なお、頂点24は、第1発光部20の、基板10からの高さが最も高いところであり、例えば、第1LEDチップ21の光軸J1と第1封止部材22の外側面との交点に相当する。第1反射部40は、光軸J1を基準に分割された、第1発光部20の外側面の半分であって、第2発光部30とは反対側の部分(図3における第1発光部20の左半分)を覆っている。
第2反射部50は、第2発光部30の側面33の一部を接触して覆っている。具体的には、第2反射部50は、半円柱状の第2封止部材32の外側面の半分を覆っている。つまり、第2反射部50の端部は、第2発光部30の頂点34に位置している。なお、頂点34は、第2発光部30の、基板10からの高さが最も高いところであり、例えば、第2LEDチップ31の光軸J2と第2封止部材32の外側面との交点に相当する。第2反射部50は、光軸J2を基準に分割された、第2発光部30の外側面の半分であって、第1発光部20とは反対側の部分(図3における第2発光部30の右半分)を覆っている。
第1反射部40及び第2反射部50の形状はそれぞれ、例えば、x軸方向に延びる半円柱状又は半楕円柱状から第1発光部20又は第2発光部30の重複部分を除いた形状であるが、これに限らない。例えば、第1反射部40及び第2反射部50はそれぞれ、第1発光部20又は第2発光部30の外側面に沿って薄膜状に形成されていてもよい。例えば、第1反射部40及び第2反射部50は、蒸着などによって形成され、所定形状にパターニングされた金属薄膜でもよい。第1反射部40及び第2反射部50の高さを低くすることで、基板10の側方(y軸方向)への光の出射量を増やすことができる。
第1反射部40及び第2反射部50はそれぞれ、長手方向(x軸方向)の長さが互いに略等しく、第1発光部20及び第2発光部30の長さと略等しい。第1反射部40及び第2反射部50は、短手方向(y軸方向)の長さ(すなわち、反射部の幅)が互いに略等しい。
[発光部が発する光の経路]
ここで、本実施の形態に係る発光装置1から出射される光の経路について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る発光装置1から出射される光を模式的に示す断面図である。
図4に示すように、第1LEDチップ21が発する光L1のうち、光軸J1より第2発光部30側に出射された光L1aは、第1封止部材22を通過してそのまま外部に出射される。光軸J1より第2発光部30の反対側に出射された光L1bは、第1反射部40によって反射される。例えば、光L1bは、第1反射部40と基板10とによって反射されて、第1反射部40及び第2反射部50の間から外部に出射される。
同様に、第2LEDチップ31が発する光L2のうち、光軸J2より第1発光部20側に出射された光L2aは、第2封止部材32を通過してそのまま外部に出射される。光軸J2より第1発光部20の反対側に出射された光L2bは、第2反射部50によって反射される。例えば、光L2bは、第2反射部50と基板10とによって反射されて、第1反射部40及び第2反射部50の間から外部に出射される。
光L1及び光L2には、第1反射部40及び第2反射部50などによって反射された反射光を含んでいるため、様々な出射方向の光が含まれる。これにより、発光装置1が出射する光Lは、光L1及び光L2が混合されて色むらの均一な光になる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光装置1は、基板10と、基板10上に並んで配置された、第1光色の第1光を発する第1発光部20、及び、第1光色とは異なる第2光色の第2光を発する第2発光部30と、第1発光部20及び第2発光部30を間に挟んで配置され、第1光及び第2光を反射する第1反射部40及び第2反射部50とを備え、第1反射部40は、第1発光部20の側面23の一部を接触して覆い、第2反射部50は、第2発光部30の側面33の一部を接触して覆っている。
これにより、光L1と光L2とが第1反射部40及び第2反射部50(一対の反射部)との間から出射される。つまり、一対の反射部の間が、光の出射口として機能する。第1反射部40及び第2反射部50はそれぞれ、第1発光部20及び第2発光部30に接触して設けられており、光の出射口を狭めている。このため、光L1と光L2とが混ざりやすくなって、色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、第1発光部20と第2発光部30との並び方向において、第1発光部20と第2発光部30との間の最短距離dは、第1発光部20の長さ(幅D1)及び第2発光部30の長さ(幅D2)のいずれよりも狭い。
これにより、第1発光部20と第2発光部30とが近いので、第1発光部20が発する光と第2発光部30が発する光とが混ざりやすくなる。これにより、発光装置1は、色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50は、互いに略平行に並んで配置されている。
これにより、一方向(x軸方向)に沿ってLEDチップを実装することができるので、LEDチップの実装を容易に行うことができる。具体的には、全てのLEDチップを同じ姿勢(向き)で実装することができるので、実装されたLEDチップの姿勢(向き)の誤りの発生を少なくすることができる。また、樹脂材料をディスペンサなどによってライン状に塗布することで封止部材を形成する場合、樹脂材料の塗布を容易に行うことができる。したがって、均一な形状の封止部材を形成しやすくなる。よって、歩留まりが向上し、信頼性の高い発光装置1を実現することができる。
また、例えば、第1反射部40の端部は、第1発光部20の頂点24に位置し、第2反射部50の端部は、第2発光部30の頂点34に位置している。
これにより、直接光(光L1a及び光L2a)の取り出し効率の低下を抑えつつ、反射による光の混合効果を高めることができる。よって、発光装置1は、色むらの発生を抑制することができる。
また、例えば、第1発光部20は、基板10に実装された複数の第1LEDチップ21と、複数の第1LEDチップ21を覆う第1封止部材22とを有し、第2発光部30は、基板10に実装された複数の第2LEDチップ31と、複数の第2LEDチップ31を覆う第2封止部材32とを有する。
これにより、封止部材に含有させる蛍光体などの波長変換材料を異ならせるなどによって、容易に、第1発光部20と第2発光部30との発光色を異ならせることができる。また、LEDチップが封止部材に覆われていることにより、LEDチップ及びボンディングワイヤなどを塵埃、水分、又は外力などから保護することができる。
(実施の形態1の変形例)
以下では、実施の形態1の変形例1〜5について説明する。以下の各変形例では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
[変形例1]
まず、変形例1に係る発光装置について、図5を用いて説明する。図5は、本変形例に係る発光装置1aの断面図である。
本変形例に係る発光装置1aでは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、第1発光部20と第2発光部30とが接している点が相違する。具体的には、第1発光部20の第1封止部材22と第2発光部30の第2封止部材32とが接している。なお、図5では、第1封止部材22と第2封止部材32とが基板10上において線(断面視における一点)で接している例について図示しているが、これに限らない。例えば、第1封止部材22及び第2封止部材32は、それぞれの断面視形状が略矩形でもよく、各々の面で接触していてもよい。
以上のように、本変形例に係る発光装置1aでは、第1発光部20と第2発光部30とは、接している。
これにより、第1反射部40及び第2反射部50の間(すなわち、光出射用の開口)を狭くすることができるので、光がより混ざりやすくなる。また、第1発光部20及び第2発光部30を接触させることで、基板10上により多くの第1発光部20及び第2発光部30を設けることができ、発光強度を高めることができる。このように、本変形例に係る発光装置1aによれば、色むらの発生を抑制しつつ、出射光の強度を高めることができる。
[変形例2]
次に、変形例2に係る発光装置について、図6を用いて説明する。図6は、本変形例に係る発光装置1bの断面図である。
本変形例に係る発光装置1bは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、第1反射部40及び第2反射部50の代わりに、第1反射部40b及び第2反射部50bを備える点が相違する。本変形例では、第1反射部40b及び第2反射部50bはそれぞれ、第1発光部20の頂点24及び第2発光部30の頂点34まで達していない。
具体的には、図6に示すように、第1LEDチップ21の光軸J1と、第1反射部40bの端部と第1LEDチップ21の光出射面の中心とを結ぶ線Pとのなす角度θ1が所定の範囲内になるように、第1反射部40bは、第1発光部20の側面の一部を覆っている。所定の範囲は、例えば0°以上45°以下の範囲である。
第2反射部50bについても同様である。すなわち、第2LEDチップ31の光軸J2と、第2反射部50bの端部と第2LEDチップ31の光出射面の中心とを結ぶ線Qとのなす角度θ2が所定の範囲内になるように、第2反射部50bは、第2発光部30の側面の一部を覆っている。所定の範囲は、0°以上45°以下の範囲である。
ここで、第1LEDチップ21及び第2LEDチップ31はそれぞれ、例えば、ランバーシアン配光を有し、0°以上45°以下の範囲における発光強度が高い。このため、第1反射部40b及び第2反射部50bは、発光強度が高い光を直接出射することができる。
以上のように、本変形例に係る発光装置1bによれば、実施の形態1と同様に、色むらの発生を抑制することができるだけでなく、光の取り出し効率を高めることができる。
[変形例3]
次に、変形例3に係る発光装置について、図7を用いて説明する。図7は、本変形例に係る発光装置1cの断面図である。
本変形例に係る発光装置1cは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、さらに、光学部材60を備える点が相違する。光学部材60は、第1発光部20及び第2発光部30を、基板10との間に挟むように配置されている。
光学部材60は、例えば、入射する光を発散させるレンズである。具体的には、光学部材60は、凸レンズである。光学部材60は、例えば、透明の樹脂材料又は透明のガラス材料を用いて形成されている。光学部材60には、シリカなどの光拡散材(光散乱材)が分散されていてもよい。あるいは、光学部材60の光出射面には、シボなどの微小凹凸が形成されていてもよい。
以上のように、本変形例に係る発光装置1cは、第1発光部20及び第2発光部30を、基板10との間に挟むように配置された光学部材60を備える。
本変形例では、第1発光部20及び第2発光部30の外側に第1反射部40及び第2反射部50が設けられているので、基板10に沿った方向(すなわち、側方)への光の出射量が小さくなる恐れがある。すなわち、発光装置の配光角が狭くなる恐れがある。これに対して、発光装置1cでは、光学部材60によって基板10の側方に向けて出射する光を増やすことができる。
なお、光学部材60は、光を集光する集光レンズでもよい。あるいは、光学部材60は、所定の方向に向けて光を配光してもよい。光学部材60は、レンズ機能を有さずに、透過する光を拡散(散乱)させてもよい。
[変形例4]
次に、変形例4に係る発光装置について、図8を用いて説明する。図8は、本変形例に係る発光装置1dの平面図である。
本変形例に係る発光装置1dは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50の代わりに、第1発光部20d、第2発光部30d、第1反射部40d及び第2反射部50dを備える点が相違する。本変形例では、第1発光部20d、第2発光部30d、第1反射部40d及び第2反射部50dの平面視形状が、実施の形態1に係る第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50の平面視形状と相違している。
具体的には、図8に示すように、第1発光部20d、第2発光部30d、第1反射部40d及び第2反射部50dはそれぞれ、所定点を共通の中心とする複数の円環に沿って配置されている。所定点は、例えば、基板10の中心である。具体的には、第1発光部20d、第2発光部30d、第1反射部40d及び第2反射部50dは、同心円状に形成されている。
本変形例に係る発光装置1dでは、図8に示すIII−III線における断面形状は、図3に示す発光装置1の断面形状と略同じである。すなわち、第1反射部40d及び第2反射部50dは、第1発光部20d及び第2発光部30dを挟んで配置されている。第1反射部40dは、第1発光部20dの側面の一部を接触して覆っており、第2反射部50dは、第2発光部30dの側面の一部を接触して覆っている。
以上のように、本変形例に係る発光装置1dでは、第1発光部20d、第2発光部30d、第1反射部40d及び第2反射部50dはそれぞれ、所定点を共通の中心とする複数の円環に沿って配置されている。
これにより、実施の形態1と同様に、色むらの発生を抑制することができる。また、第1発光部20d及び第2発光部30dが略円環状に配置されているので、全方位に対して略均等な光を出射することができる。このとき、本変形例によれば、基板10の内方と外方とで色むらが発生するのを抑制することができる。
なお、基板10の平面視形状が略正方形である例を示しているが、これに限らない。基板10は、第1発光部20d及び第2発光部30dの形状に合わせて、中央に開口(貫通孔)が設けられた円環状の基板でもよい。
[変形例5]
次に、変形例5に係る発光装置について、図9を用いて説明する。図9は、本変形例に係る発光装置1eの平面図である。
本変形例に係る発光装置1eは、実施の形態1に係る発光装置1と比較して、第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50の代わりに、第1発光部20e、第2発光部30e、第1反射部40e及び第2反射部50eを備える点が相違する。本変形例では、第1発光部20e、第2発光部30e、第1反射部40e及び第2反射部50eの平面視形状が、実施の形態1に係る第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50の平面視形状と相違している。
具体的には、図9に示すように、第1発光部20e、第2発光部30e、第1反射部40e及び第2反射部50eはそれぞれ、所定点を共通の中心とする複数の多角形環に沿って配置されている。所定点は、例えば、基板10の中心である。具体的には、第1発光部20e、第2発光部30e、第1反射部40e及び第2反射部50eは、同心多角形状に形成されている。
本変形例では、多角形は、略正方形である。すなわち、第1発光部20e、第2発光部30e、第1反射部40e及び第2反射部50eはそれぞれ、略正方形の辺に沿って環状に形成されている。なお、多角形は、略正六角形又は略正八角形などでもよい。また、多角形は、略長方形でもよい。
本変形例に係る発光装置1eでは、図9に示すIII−III線における断面形状は、図3に示す発光装置1の断面形状と略同じである。すなわち、第1反射部40e及び第2反射部50eは、第1発光部20e及び第2発光部30eを挟んで配置されている。第1反射部40eは、第1発光部20eの側面の一部を接触して覆っており、第2反射部50eは、第2発光部30eの側面の一部を接触して覆っている。
以上のように、本変形例に係る発光装置1eでは、第1発光部20e、第2発光部30e、第1反射部40e及び第2反射部50eはそれぞれ、所定点を共通の中心とする複数の多角形環に沿って配置されている。
これにより、実施の形態1と同様に、色むらの発生を抑制することができる。また、また、第1発光部20e及び第2発光部30eが略多角形環状に配置されているので、LEDチップを辺毎に同じ姿勢で実装することができる。このため、例えば、円環状に実装する場合に比べて、LEDチップの実装方向を変更する回数を減らすことができる。したがって、LEDチップの配置及び姿勢の誤りの発生を少なくし、歩留まりが向上し、信頼性の高い発光装置1eを実現することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る発光装置について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、本実施の形態に係る発光装置101の平面図である。図11は、図10のXI−XI線における本実施の形態に係る発光装置101の断面図である。
[構成]
本実施の形態に係る発光装置101は、第1発光部20及び第2発光部30をそれぞれ複数備える。複数の第1発光部20及び複数の第2発光部30は、基板10上に、第1発光部20と第2発光部30とが交互になるように並んで配置されている。
図10及び図11に示すように、第1反射部40は、複数の第1発光部20と複数の第2発光部30との並び方向(y軸方向)において最外に位置する第1発光部20の側面の一部を接触して覆っている。同様に、第2反射部50は、発光部の並び方向において最外に位置する第2発光部30の側面の一部を接触して覆っている。具体的には、第1反射部40及び第2反射部50は、複数の第1発光部20及び複数の第2発光部30を間に挟んで配置されている。
本実施の形態では、発光装置101は、さらに、第3反射部170を備える。第3反射部170は、第1発光部20が発する光及び第2発光部30が発する光を反射する。具体的には、第3反射部170は、可視光を反射する。
本実施の形態では、第3反射部170は、第1反射部40及び第2反射部50と同じ材料を用いて形成されている。具体的には、第3反射部170は、例えば、白色の樹脂材料を用いて形成され、内部にシリカなどの粒子が分散されている。
第3反射部170は、隣り合う第1発光部20及び第2発光部30の間に配置され、各々の側面の一部を接触して覆っている。具体的には、並び方向において、第1発光部20及び第2発光部30の間を1つ置きに、第3反射部170が設けられている。具体的には、2本の第3反射部170が設けられている。
例えば、第3反射部170は、半円柱状の第1発光部20の外側面の半分と、半円柱状の第2発光部30の外側面の半分とを覆っている。つまり、第3反射部170は、断面視において、その両端が、第1発光部20の頂点24と第2発光部30の頂点34とに位置している。第3反射部170の形状は、例えば、x軸方向に延びる半円柱状又は半楕円柱状から第1発光部20及び第2発光部30の重複部分を除いた形状であるが、これに限らない。第3反射部170は、例えば、蒸着などによって形成され、所定形状にパターニングされた金属薄膜でもよい。また、第3反射部170は、実施の形態1の変形例2に係る第1反射部40bと同様の形状を有してもよい。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光装置101は、第1発光部20及び第2発光部30をそれぞれ複数備え、複数の第1発光部20及び複数の第2発光部30は、基板10上に、第1発光部20と第2発光部30とが交互になるように並んで配置され、第1反射部40は、複数の第1発光部20と複数の第2発光部30との並び方向において最外に位置する第1発光部20の側面23の一部を接触して覆い、第2反射部50は、並び方向において最外に位置する第2発光部30の側面33の一部を接触して覆っている。
これにより、第1発光部20及び第2発光部30が複数設けられている場合であっても、色むらの発生を抑制することができる。また、複数の発光部を設けることで、発光装置101の光量を増大させることができる。
また、例えば、発光装置101は、さらに、第1発光部20が発した光及び第2発光部30が発した光を反射する第3反射部170を備え、第3反射部170は、隣り合う第1発光部20及び第2発光部30の間に配置され、各々の側面の一部を接触して覆っている。
これにより、第3反射部170が設けられていることで、複数の発光部が設けられている場合に、基板10の周縁近傍だけでなく、基板10の中央近傍でも光を効果的に混ぜることができる。よって、本実施の形態に係る発光装置101によれば、色むらの発生を抑制することができる。
[変形例]
次に、実施の形態2の変形例について、図12を用いて説明する。図12は、本変形例に係る発光装置101aの断面図である。
図12に示すように、本変形例に係る発光装置101aは、実施の形態2に係る発光装置101と比較して、さらに、透光性部材180を備える。透光性部材180は、第1発光部20と第2発光部30との間に配置されている。
透光性部材180は、具体的には、透明樹脂材料を用いて形成されている。透明樹脂材料は、例えば、シリコーン樹脂であるが、これに限らない。また、透光性部材180には、シリカなどの拡散材が分散されていてもよい。
以上のように、本変形例に係る発光装置101aは、第1発光部20と第2発光部30との間に配置された透光性部材180を備える。
これにより、第1発光部20及び第2発光部30と外部(空気)との間の光の屈折率差を緩和し、光取り出し効率を高めることができる。また、透光性部材180に拡散材を分散させた場合には、光を拡散させることができるので、色むらの発生をより抑制することができる。また、光を拡散させることで、配光角を大きくすることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る照明装置について、図13を用いて説明する。図13は、本実施の形態に係る照明装置200の外観斜視図である。
図13に示すように、照明装置200は、例えば、天井直付け型のベースライトであり、例えば、室内の天井に吊りボルトなどで取り付けられて固定される器具本体210と、器具本体210に固定された光源ユニット220とを備える。
器具本体210は、板金製であり、金属板に曲げ加工などを施すことにより、長尺かつ扁平な箱形状に形成されている。器具本体210の下面には、矩形状の開口部211が設けられている。
光源ユニット220は、器具本体210の開口部211に着脱自在に取り付けられている。光源ユニット220は、発光装置1と、発光装置1を覆う長尺状の透光カバー221とを備える。光源ユニット220は、複数の発光装置1を備えてもよい。この場合、複数の発光装置1は、例えば、基板10の短辺同士が対向するように、長手方向に沿って隣接して配置される。
照明装置200は、さらに、発光装置1に、発光装置1を点灯させるための電力を供給する点灯装置230を備える。点灯装置230は、発光装置1を点灯させるための電力を生成する電源回路を有し、生成した電力を発光装置1に供給する。点灯装置230は、例えば、器具本体210の内部に配置される。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置200は、発光装置1と、発光装置1に、発光装置1を点灯させるための電力を供給する点灯装置230とを備える。
これにより、照明装置200が発光装置1を備えるので、色むらの発生を抑制することができる。
なお、本実施の形態に係る照明装置200は、発光装置1の代わりに、実施の形態1の変形例1〜5で示した発光装置1a〜1e、又は、実施の形態2及びその変形例の発光装置101若しくは101aを備えてもよい。この場合も、色むらの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態では、照明装置200として長尺のベースライトを示したが、これに限らない。本発明は、ベースライトに限らず、直管LEDランプ、シーリングライト又はダウンライトなどの他の照明装置として実現されてもよい。
(その他)
以上、本発明に係る発光装置及び照明装置について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、第1発光部20が低色温度の光を出射し、第2発光部30が高色温度の光を出射する例について示したが、これに限らない。第1発光部20が高色温度の光を出射し、第2発光部30が低色温度の光を出射してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1封止部材22と第2封止部材32とにおいて、含有する蛍光体の種類及び含有量を異ならせることで、第1発光部20及び第2発光部30の光色を異ならせたが、これに限らない。例えば、第1LEDチップ21及び第2LEDチップ31の種類又は個数を異ならせてもよい。例えば、第1発光部20が備える複数の第1LEDチップ21には、青色LEDチップだけでなく、赤色LEDチップが含まれてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1発光部20、第2発光部30、第1反射部40及び第2反射部50の各々は、ライン状である例について示したが、例えば、ドット状に配置されていてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、発光装置が備える発光素子の一例として、LEDチップを示したが、これに限らない。発光素子は、半導体レーザなどの半導体発光素子、又は、有機EL(Electroluminescence)若しくは無機ELなどの他の固体発光素子であってもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1a、1b、1c、1d、1e、101、101a 発光装置
10 基板
20、20d、20e 第1発光部
21 第1LEDチップ(第1発光素子)
22 第1封止部材
23、33 側面
24、34 頂点
30、30d、30e 第2発光部
31 第2LEDチップ(第2発光素子)
32 第2封止部材
40、40b、40d、40e 第1反射部
50、50b、50d、50e 第2反射部
60 光学部材
170 第3反射部
180 透光性部材
200 照明装置
230 点灯装置

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板上に並んで配置された、第1光色の第1光を発する第1発光部、及び、前記第1光色とは異なる第2光色の第2光を発する第2発光部と、
    前記第1発光部及び前記第2発光部を間に挟んで配置され、前記第1光及び前記第2光を反射する第1反射部及び第2反射部とを備え、
    前記第1反射部は、前記第1発光部の側面の一部を接触して覆い、
    前記第2反射部は、前記第2発光部の側面の一部を接触して覆っている
    発光装置。
  2. 前記第1発光部と前記第2発光部との並び方向において、前記第1発光部と前記第2発光部との間の最短距離は、前記第1発光部の長さ及び前記第2発光部の長さのいずれよりも狭い
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1発光部と前記第2発光部とは、接している
    請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1発光部、前記第2発光部、前記第1反射部及び前記第2反射部は、互いに略平行に並んで配置されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記第1発光部、前記第2発光部、前記第1反射部及び前記第2反射部はそれぞれ、所定点を共通の中心とする複数の円環又は複数の多角形環に沿って配置されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記第1反射部の端部は、前記第1発光部の頂点に位置し、
    前記第2反射部の端部は、前記第2発光部の頂点に位置している
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記第1発光部は、前記基板に実装された複数の第1発光素子と、前記複数の第1発光素子を覆う第1封止部材とを有し、
    前記第2発光部は、前記基板に実装された複数の第2発光素子と、前記複数の第2発光素子を覆う第2封止部材とを有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. さらに、
    前記第1発光部と前記第2発光部との間に配置された透光性部材を備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. さらに、
    前記第1発光部及び前記第2発光部を、前記基板との間に挟むように配置された光学部材を備える
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記発光装置は、前記第1発光部及び前記第2発光部をそれぞれ複数備え、
    複数の前記第1発光部及び複数の前記第2発光部は、前記基板上に、前記第1発光部と前記第2発光部とが交互になるように並んで配置され、
    前記第1反射部は、複数の前記第1発光部と複数の前記第2発光部との並び方向において最外に位置する前記第1発光部の側面の一部を接触して覆い、
    前記第2反射部は、前記並び方向において最外に位置する前記第2発光部の側面の一部を接触して覆っている
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置。
  11. 前記発光装置は、さらに、前記第1光及び前記第2光を反射する第3反射部を備え、
    前記第3反射部は、隣り合う前記第1発光部及び前記第2発光部の間に配置され、各々の側面の一部を接触して覆っている
    請求項10に記載の発光装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置に、当該発光装置を点灯させるための電力を供給する点灯装置とを備える
    照明装置。
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