JP2018118458A - マスターフレームとダイプレートの位置決め構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マスターフレーム2とダイプレート3の位置決め構造であって、前記マスターフレーム2の下端中央には水平方向位置決め用の凹溝20を設け、またマスターフレーム2の側面中央には垂直方向位置決め用の段部21を設け、一方、前記ダイプレート3の下端中央には前記凹溝20に係止する水平方向位置決め用のピン30を設け、またダイプレート3の側面中央には前記段部21を載置する垂直方向位置決め用の受部31を設けて、前記凹溝20にピン30が係止されてマスターフレーム2の水平方向の位置決めが行われるとともに、前記段部21が受部31に載置されてマスターフレーム2の垂直方向の位置決めが行われる構造とした。
【選択図】図2
Description
前記マスターフレームの下端中央には水平方向位置決め用の凹溝を設け、またマスターフレームの側面中央には垂直方向位置決め用の段部を設け、
一方、前記ダイプレートの下端中央には前記凹溝に係止する水平方向位置決め用のピンを設け、またダイプレートの側面中央には前記段部を載置する垂直方向位置決め用の受部を設けて、
前記凹溝にピンが係止されてマスターフレームの水平方向の位置決めが行われるとともに、前記段部が受部に載置されてマスターフレームの垂直方向の位置決めが行われる構造としたことを特徴とするものであり、これを請求項1に係る発明とする。
マスターフレームの上面に前記蒸気室に連通する膨出部を一体的に形成するとともに、この膨出部のダイプレートに対向する垂直面には用役受入れ用開口部を形成し、
一方、前記ダイプレートの上面には前記蒸気室に用役を供給する用役配管を接続したボックス体を設けるとともに、このボックス体のマスターフレームに対向する垂直面には前記用役受入れ用開口部に対応した用役吐出用開口部を形成して、
前記用役受入れ用開口部と用役吐出用開口部とが連通するようにマスターフレームとダイプレートの位置決めを行うものが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
一方、ダイプレートの下面には蒸気室からのドレンを排出するドレン配管を接続したボックス体を設けるとともに、このボックス体のマスターフレームに対向する垂直面には前記開口部に対応したドレン受入れ用開口部を形成して、
前記ドレン排出用開口部とドレン受入れ用開口部とが連通するようにマスターフレームとダイプレートの位置決めを行うものが好ましく、これを請求項3係る発明とする。
更には、成形工程において加熱・冷却が繰り返されてマスターフレームが熱膨張・熱収縮するが、垂直方向は側面中央の段部で支持されて、ここを中心に上下方向に伸縮するため、従来のように下端部で支持するのに比べて端部の伸縮幅を半分に抑えることができ、寸法精度の高い成形を維持することができる。
図1は、発泡樹脂成形機を示す正面図であり、図中1は金型、2は金型1を装着した移動側のマスターフレーム、3はこのマスターフレーム2を固定する移動側のダイプレート、4はこのダイプレート3を支持する移動側のハウジングである。
なお、固定側にも移動側と同様に、金型1a、マスターフレーム2a、ダイプレート3a、ハウジング4aがあるが、マスターフレームとダイプレートの位置決め構造としては基本的に同じであるので、以下、移動側の位置決め構造について説明する。
前記マスターフレーム2の下端中央(幅方向の1/2の位置)には水平方向位置決め用の凹溝20が設けられ、またマスターフレーム1の左右の側面中央(側面の高さ方向の1/2の位置)には垂直方向位置決め用の段部21、21が設けられている。この水平方向位置決め用の凹溝20と垂直方向位置決め用の段部21は、マスターフレーム2に一体的に形成してもよいし、別部品を後から取付加工してもよい。
これと同時に、マスターフレーム2が所定位置まで下がると、図4に示されるように、前記段部21がダイプレート3の受部31に接触して載置され、それ以上は下降できなくなる。これにより、マスターフレーム2の垂直方向の位置決めが行われることとなる。
また、成形工程において加熱・冷却が繰り返されてマスターフレームが熱膨張・熱収縮する場合も、垂直方向は側面中央の段部で21支持されて、ここを中心に上下方向に伸縮するため、下端部で支持するのに比べて端部の伸縮幅を半分に抑えることができ、寸法精度の高い成形を維持することができる。同様に、水平方向も下端中央の凹溝20に支持されて、ここを中心に左右方向に伸縮するため、側端部で支持するのに比べて端部の伸縮幅を半分に抑えることができる。
図5は、本発明に係る移動側のマスターフレーム2を示す正面図であり、図6はその側面図、図7はその斜視図である。図示のものでは金型1をマスターフレーム2に4個装着する場合を示しているが、これに限定されないことは勿論であり、1個でもよいし任意の複数個でもよい。また、マスターフレーム2の背面は背板5で塞がれており、蒸気室6が形成されている。
そこで、本発明では蒸気室に用役を供給する用役配管をマスターフレームの取り付けと同時に、かつ安全に接続できるようにしたマスターフレームのダイプレートへの取付構造を採用した。
そして、前記用役受入れ用開口部8a、8bと用役吐出用開口部10とが連通するようにマスターフレーム2をダイプレート3に固定すると、前記用役配管が蒸気室6に自動的に連通する構造となっている。なお、前記膨出部7とボックス体9の接合面には気密性を保持するためのパッキン7bが介されている。
図9に示すように、前記マスターフレーム2の下面に蒸気室6に連通する膨出部11を一体的に形成するとともに、この膨出部11のダイプレート3に対向する垂直面11aにはドレン排出用開口部12を形成する。一方、ダイプレート3の下面には蒸気室6からのドレンを排出するドレン配管(図示せず)を接続したボックス体13を設けるとともに、このボックス体13のマスターフレームに対向する垂直面には前記開口部12に対応したドレン受入れ用開口部14を形成した構造とする。
この場合は、マスターフレーム2をダイプレート3の所定位置に固定すると、前記ドレン排出用開口部12はドレン受入れ用開口部14に確実に連結されることとなる。
1a 固定側の金型
2 移動側のマスターフレーム
2a 固定側のマスターフレーム
3 移動側のダイプレート
3a 固定側のダイプレート
4 移動側のハウジング
4a 固定側のハウジング
5 背板
6 蒸気室
7 膨出部
7a 垂直面
7b パッキン
8a 用役受入れ用開口部
8b 用役受入れ用開口部
9 ボックス体
10 用役吐出用開口部
11 膨出部
11a 垂直面
11b パッキン
12 ドレン排出用開口部
13 ボックス体
14 ドレン受入れ用開口部
20 水平方向位置決め用の凹溝
21 垂直方向位置決め用の段部
30 水平方向位置決め用のピン
31 垂直方向位置決め用の受部
Claims (3)
- 金型を装着したマスターフレームをダイプレートの所定位置に取り付ける際のマスターフレームとダイプレートの位置決め構造であって、
前記マスターフレームの下端中央には水平方向位置決め用の凹溝を設け、またマスターフレームの側面中央には垂直方向位置決め用の段部を設け、
一方、前記ダイプレートの下端中央には前記凹溝に係止する水平方向位置決め用のピンを設け、またダイプレートの側面中央には前記段部を載置する垂直方向位置決め用の受部を設けて、
前記凹溝にピンが係止されてマスターフレームの水平方向の位置決めが行われるとともに、前記段部が受部に載置されてマスターフレームの垂直方向の位置決めが行われる構造としたことを特徴とするマスターフレームとダイプレートの位置決め構造。 - マスターフレームには蒸気室を形成するように金型が装着されており、
マスターフレームの上面に前記蒸気室に連通する膨出部を一体的に形成するとともに、この膨出部のダイプレートに対向する垂直面には用役受入れ用開口部を形成し、
一方、前記ダイプレートの上面には前記蒸気室に用役を供給する用役配管を接続したボックス体を設けるとともに、このボックス体のマスターフレームに対向する垂直面には前記用役受入れ用開口部に対応した用役吐出用開口部を形成して、
前記用役受入れ用開口部と用役吐出用開口部とが連通するようにマスターフレームとダイプレートの位置決めを行う請求項1に記載のマスターフレームとダイプレートの位置決め構造。 - マスターフレームの下面に蒸気室に連通する膨出部を一体的に形成するとともに、この膨出部のダイプレートに対向する垂直面にはドレン排出用開口部を形成し、
一方、ダイプレートの下面には蒸気室からのドレンを排出するドレン配管を接続したボックス体を設けるとともに、このボックス体のマスターフレームに対向する垂直面には前記開口部に対応したドレン受入れ用開口部を形成して、
前記ドレン排出用開口部とドレン受入れ用開口部とが連通するようにマスターフレームとダイプレートの位置決めを行う請求項1または2に記載のマスターフレームとダイプレートの位置決め構造。
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