JP2018114760A - 液体吐出装置、液体吐出方法、および印刷用プログラム - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出方法、および印刷用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画質の劣化を抑制する液体吐出装置、液体吐出方法、および印刷用プログラムを提供する。
【解決手段】液体吐出装置は、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、第1ノズル列と、第1ノズル列よりも搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列と、搬送部によって媒体を搬送させながら、第1ノズル列に含まれるノズル及び第2ノズル列に含まれるノズルから液体を吐出させることで媒体にドットを形成させ、画像データに基づく画像を印刷させる制御部と、を備え、制御部は、画像データに対し、交差する方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施し、ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて画像を印刷させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出方法、および印刷用プログラムに関する。
従来、液体を吐出する複数のノズルが所定方向(媒体の幅方向)に並んだ第1ノズル列と、その第1ノズル列よりも所定方向と交差する搬送方向の下流側で、液体を吐出する複数のノズルが所定方向に並んだ第2ノズル列とを有して、媒体を搬送方向に搬送させながら第1ノズル列および第2ノズル列から液体を媒体に吐出させて画像の印刷を行う液体吐出装置がある(例えば特許文献1)。このような液体吐出装置では、第1ノズル列の各ノズルと第2ノズル列の各ノズルとを千鳥状に配置して、第1ノズル列により形成したドット間に第2ノズル列によってドットを形成することによって印刷の解像度を上げることができる。
ところで、特許文献1に記載の液体吐出装置により画像を印刷する際には、媒体の搬送部の搬送誤差や媒体の収縮などにより、各ノズル列から吐出される液体の着弾位置にずれが生じることがある。特に、このような着弾位置のずれが、所定方向(媒体の幅方向)に延びる線を画像として形成した場合に生じると、線が二重に見えたり分裂したりする虞がある。
このような線を印刷する際の画質の劣化を防止するものとして、第1ノズル列によりドットを形成した後に第2ノズル列によってドットを形成することで所定方向に延びる罫線を形成する際に、第1ノズル列によって形成するドットのサイズを大きくして、且つ、第2ノズル列ではドットを形成しない液体吐出装置を用いた画像の形成方法が紹介されている(例えば特許文献2)。
特開2008−149624号公報 特開2010−115806号公報
しかしながら、特許文献2に記載の液体吐出方法を用いた画像の形成方法では、第1ノズル列により形成されるドットと第2ノズル列により形成されるドットとの着弾位置のずれは回避できるものの、第1ノズル列により形成するドットのサイズを大きくするために、形成した画像の粒状感が増加してしまうなど、着弾位置ずれ以外の要因で画質の劣化を招く虞があるという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例にかかる液体吐出装置は、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、第1ノズル列と、前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列と、前記搬送部によって前記媒体を搬送させながら、前記第1ノズル列に含まれるノズル及び前記第2ノズル列に含まれるノズルから液体を吐出させることで前記媒体にドットを形成させ、画像データに基づく画像を印刷させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像データに対し、前記交差する方向のドット形成量は増やさずに、前記搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施し、前記ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて前記画像を印刷させることを特徴とする。
本適用例によれば、第1ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットと第2ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットとの着弾位置が、搬送誤差や媒体の伸縮などによって搬送方向にずれた場合でも、ドット同士の分裂が起こり難くなるので、画質の劣化が抑えられる。また、画像の粒状感を増加させず、着弾位置ずれ以外の要因による画質の劣化が抑えられる。
したがって、画像を印刷する際に、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化が抑制され、所望の画質の画像を印刷することが可能な液体吐出装置を提供することができる。
[適用例2] 上記適用例にかかる液体吐出装置において、前記ドット形成量変換処理は、前記交差する方向のドット形成量を減らして、前記搬送方向のドット形成量を増やす処理であることを特徴とする。
本適用例によれば、各ノズル列により形成するドットの搬送方向の形成量を増やすことによる画像の濃度の増大を抑えながら、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化の抑制を図ることができる。
[適用例3] 上記適用例にかかる液体吐出装置において、前記制御部は、前記ドット形成量変換処理を施した画像データに、ドットが均一に分散された規則的なパターンを有するディザマスクを用いて二値化処理を施すことを特徴とする。
本適用例によれば、各ノズル列により形成するドットの搬送方向の形成量を増やすことによる画像の濃度の増大を抑えるとともに、ドットが規則的に分散されることによって画質の向上を図ることができるので、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化をより効果的に抑えて、画質の高い画像を形成することが可能になる。
[適用例4] 上記適用例にかかる液体吐出装置において、前記制御部は、前記画像データに含まれる前記交差する方向に延びた所定の幅より細い線を認識し、認識した前記線に前記搬送方向の前記ドット形成量を増やす画像処理を施すことを特徴とする。
上記適用例において、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する搬送方向のドット着弾位置のずれに起因する画質の劣化は、搬送方向と交差する方向(所定方向)に延びる細線を形成する場合に特に顕著になり、例えば、1本の細線を形成しようとした場合に細線が2本に分裂してしまう虞がある。
本適用例によれば、予め細線を定義する所定の幅を決めておき、画像データに含まれる所定方向に延びた所定の幅より細い線を認識して、認識された細線の搬送方向のドット形成量を増やす画像処理を選択的に施して印刷データを生成するので、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化をより効率的・効果的に抑制して、高画質な画像の印刷を実行することができる。
[適用例5] 本適用例にかかる液体吐出方法は、媒体を搬送方向に搬送しながら、第1ノズル列に含まれるノズルと、前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列に含まれるノズルとから液体を吐出することで前記媒体にドットを形成し、画像データに基づく画像を印刷する液体吐出方法であって、前記画像データに対し、前記搬送方向と交差する方向のドット形成量は増やさずに、前記搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施し、前記ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて前記画像を印刷することを特徴とする。
本適用例によれば、第1ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットと第2ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットとの着弾位置が、搬送誤差や媒体の伸縮などによって搬送方向にずれた場合でも、ドット同士の分裂が起こり難くなるので、画質の劣化が抑えられる。また、画像の粒状感を増加させず、着弾位置ずれ以外の要因による画質の劣化が抑えられる。
したがって、画像を印刷する際に、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化が抑制され、所望の画質の画像を印刷することが可能な液体吐出方法を提供することができる。
[適用例6] 本適用例にかかる印刷用プログラムは、媒体を搬送方向に搬送させながら、第1ノズル列に含まれるノズルと、前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列に含まれるノズルとから液体を吐出させることで前記媒体にドットを形成させる液体吐出装置によって、画像データに基づく画像を印刷させるための印刷用プログラムであって、前記画像データに対し、前記搬送方向と交差する方向のドット形成量は増やさずに、前記搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す機能と、前記ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて前記液体吐出装置に前記画像を印刷させる機能と、をコンピューターに実現させることを特徴とする。
本適用例によれば、第1ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットと第2ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットとの着弾位置が、搬送誤差や媒体の伸縮などによって搬送方向にずれた場合でも、ドット同士の分裂が起こり難くなるので、画質の劣化が抑えられる。また、画像の粒状感を増加させず、着弾位置ずれ以外の要因による画質の劣化が抑えられる。
したがって、画像を印刷する際に、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化が抑制され、所望の画質の画像を印刷させる機能をコンピューターに実現させることが可能な印刷用プログラムを提供することができる。
本実施形態の液体吐出装置としてのプリンターの全体構成を示すブロック。 (a)は、プリンターの模式断面図、(b)は、プリンターが媒体としての紙(用紙)を搬送する様子を示す説明図。 第1ヘッドおよび第2ヘッドのノズル配列を示す説明図。 (a)は、用紙上に第1ヘッドからのインクが着弾した様子を模式的に示す説明図、(b)は、用紙上に第1ヘッドおよび第2ヘッドからのインクが着弾した様子を模式的に示す説明図。 本実施形態の印刷方法を示すフローチャート。 (a)は、第1のドットと第2のドットとの位置ずれ状態を模式的に示す説明図、(b)〜(d)は、第1のドットのドット形成量変換処理方法のバリエーションを模式的に示す説明図。 印刷方法の変形例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、液体吐出装置の一つであるプリンター1(ラインヘッドプリンター)を用いて図面を参照しながら説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態)
<プリンターの構成>
図1は、本実施形態の液体吐出装置としてのプリンターの全体構成を示すブロックである。また、図2(a)は、プリンターの模式断面図であり、図2(b)は、プリンターが媒体としての紙S(用紙)を搬送する様子を示す説明図である。
図1において、プリンター1は、制御部としてのコントローラー60、搬送部としての搬送ユニット20、ヘッドユニット30、ヒーターユニット40、検出器群50を有している。
プリンター1は、外部制御装置であるコンピューター110と通信可能に接続されている。コンピューター110にはプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、コンピューター110の表示装置にユーザーインターフェイスを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。このプリンタードライバーは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピューターが読み取り可能な記録媒体)に記録されている。また、プリンタードライバーはインターネットを介してコンピューター110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
コンピューター110はプリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じて画像データから変換した印刷データをプリンター1へ送信する(画像データから印刷データへの変換については後で詳細に説明する)。印刷データは、プリンター1が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータと、画素データとを有する。コマンドデータとは、プリンター1に特定の動作の実行を指示するためのデータである。このコマンドデータには、例えば、媒体としての紙S(図2を参照)の搬送量を示すデータ等がある。また、画素データは、印刷される画像の画素に関するデータである。
ここで、画素とは画像を構成する単位要素であり、この画素が2次元的に並ぶことにより画像が構成される。印刷データにおける画素データは、媒体(例えば紙Sなど)上に形成されるドットに関するデータ(例えば、階調値)である。画素データは画素毎に2ビットのデータによって構成される。この2ビットの画素データは1つの画素を4階調で表現できる。
コントローラー60は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU62は、プリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従ってユニット制御回路64により各ユニットを制御する。
コントローラー60は、外部装置であるコンピューター110から受信した画像データに基づいて搬送ユニット20やヘッドユニット30等の各ユニットを制御し、媒体(紙S)上に画像を印刷する。また、プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は検出器群50から出力された検出結果に基づいて各ユニットを制御する。
ヘッドユニット30は、紙Sに液体としてのインクを吐出するためのものであり、複数のヘッドを有している。本実施形態のヘッドユニット30は、第1ヘッド31および第2ヘッド32の二つのヘッドを有しており、これらの各ヘッドは、搬送方向の上流側から下流側に向かって、第1ヘッド31、第2ヘッド32の順に並んでいる。また、各ヘッドの下面(紙Sと対向させる面)には、インクを吐出するノズルが複数設けられている。なお、各ヘッドとノズルの関係については後述する。
図2に示すように、ヒーターユニット40は、乾燥機構41を有する。乾燥機構41は、第1ヘッド31と第2ヘッド32の間に設けられている。そして、乾燥機構41は、第2ヘッド32で紙Sの印刷を行なう前に、紙Sを例えば40〜50度に加熱することで、第1ヘッド31によって紙Sに印刷された画像のインクの乾燥を促進させる。なお、乾燥機構41に換えて、照射機構を設けてもよい。液体が光によって硬化するタイプのインクである場合、照射機構は、液体を硬化させるために用いられる。光の種類としては、紫外線(UV光)が一例として挙げられる。
検出器群50は、プリンター1内の状況を監視するものであり、例えば、搬送ローラー21Aに取り付けられて用紙の搬送などの制御に利用されるロータリー式エンコーダーや、搬送される紙Sの有無を検出する用紙検出センサーなどがある。
<ヘッドについて>
図3は、第1ヘッド31、および、第2ヘッド32のノズル配列を示す説明図である。図では、プリンターの上面から見たときのノズル配列が示されている。本来であれば、ヘッドの下面に存在する各ノズルは、他の要素に阻まれてプリンターの上部から視認することができない。しかしながら、ここでは説明を容易にする便宜上、プリンターの上部から見たときにノズルが存在する位置が透過的に示されている。
第1ヘッド31および第2ヘッド32は各ノズル列のノズルの一端から他端までが連続して紙Sの幅方向(以下、紙幅方向ともいう)に紙幅以上の長さに並ぶフルライン型のヘッドである。なお、ここで示される参考例の第1ヘッド31と第2ヘッド32は、紙面の都合上、紙幅方向について実際よりも短く示されている。そして、第1ヘッド31と第2ヘッド32は、紙Sの全幅にインクを吐出可能としている。なお、このときインクはインク滴(液滴)となって吐出される。
なお、紙Sの幅方向(紙幅方向)は、本願の請求項でいう所定方向に相当する。
図3において、用紙の搬送方向の上流側には第1ヘッド31が配置され、搬送方向の下流側には第2ヘッド32が配置されている。この第1ヘッド31と第2ヘッド32は共に同じノズル配列を有している。
第1ヘッド31は、ノズル列a〜ノズル列hまでの8つのノズル列を含む。ノズル列aとノズル列bはブラックKのインクを吐出するブラックインクノズル群である。また、ノズル列cとノズル列dは、シアンCのインクを吐出するためのシアンインクノズル群である。また、ノズル列eとノズル列fは、マゼンタMのインクを吐出するためのマゼンタインクノズル群である。
また、ノズル列gとノズル列hは、イエローYのインクを吐出するためのイエローインクノズル群である。このように、各色のノズル群には2つのノズル列が含まれる。
ノズル列a〜ノズル列hの各ノズル列は、それぞれ180dpiのピッチでノズルが形成される。そして、各ノズル群の2つのノズル列は、それぞれ紙幅方向に360dpiずつずらされて形成される。その結果、例えば、ノズル列bのノズルは、紙幅方向についてノズル列aのノズル間に配置される。
同様にして、ノズル列dのノズルは、紙幅方向について360dpiずらされて、ノズル列cのノズル間に配置される。また、ノズル列fのノズルは、紙幅方向について360dpiずらされて、ノズル列eのノズル間に配置される。また、ノズル列hのノズルは、紙幅方向について360dpiずらされて、ノズル列gのノズル間に配置される。
第2ヘッド32も、ノズル列a〜ノズル列hまでの8つのノズル列を含む。第2ヘッド32のノズルの配置は前述の第1ヘッド31と同様のノズルの配置となっている。ただし、第2ヘッド32は、第1ヘッド31に対して紙幅方向(搬送方向と交差する方向)について720dpiずれるようにプリンター1に固定されている。
このようにすることによって、紙幅方向について、第1ヘッド31のブラックインクノズル群のノズル間に第2ヘッド32のブラックインクノズル群のノズルが位置するようになる。これにより、紙幅方向について、用紙上に720dpiの解像度でインクを着弾させることができるようになる。
同様にして、第1ヘッド31のシアンインクノズル群のノズル間に第2ヘッド32のシアンインクノズル群のノズルが位置するようになる。また、第1ヘッド31のマゼンタインクノズル群のノズル間に第2ヘッド32のマゼンタインクノズル群のノズルが位置するようになる。また、第1ヘッド31のイエローインクノズル群のノズル間に第2ヘッド32のイエローインクノズル群のノズルが位置するようになる。そして、各インク色について、紙幅方向について、用紙上に720dpiの解像度でインクを着弾させることができるようになっている。
なお、図3では第1ヘッド31と第2ヘッド32のみを示しているが、第1ヘッド31と第2ヘッド32は、図2(a)および図2(b)に示すように、乾燥機構41を挟んで間隔D0でプリンター1に固定されている。
搬送方向に紙Sが搬送され、各ノズルからインクが吐出されると、インクが紙Sに着弾することで、紙Sにドットが形成される。このとき、インクを連続的に吐出することで、搬送方向に沿うドット列が形成される。この搬送方向に沿うドット列が形成されるラインを、ラスタラインと呼称する。その際、第1ヘッドのノズル列a、ノズル列c、ノズル列e、および、ノズル列gの各ノズルは、搬送方向から見ると重なる位置に並ぶので、同一のラスタライン上にインクを吐出することになる。このような関係は、ノズル列b、ノズル列d、ノズル列f、およびノズル列hについても同様のことがいえる。また、第2ヘッド32の各ノズルについても同様のことがいえる。
同一のラスタライン上に各インク色のインクが吐出されることにより、各インク色は重なるようにして用紙上に着弾する。
図4(a)は、用紙(紙S)上に第1ヘッド31からのインクが着弾した様子を模式的に示す説明図である。また、図4(b)は、用紙(紙S)上に第1ヘッド31および第2ヘッド32からのインクが着弾した様子を模式的に示す説明図である。図4(a)、(b)は、搬送方向から見た断面図であり、図が記載された紙面における奥側が搬送方向上流側、手前側が搬送方向下流側である。本図において、紙Sの横方向は前述の各ヘッドの紙幅方向である。図には、紙S上に着弾した順番にインクが積み重なっている様子が示されている。ここでは、図に示すように、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの順番でインクが着弾することが示されている。
図4(a)および図4(b)において、インク色を示す符号の後に示されている番号は、吐出されたヘッドの番号である。例えば「K1」は、第1ヘッド31から吐出されたブラックインクKであることを示し、「C2」は、第2ヘッド32から吐出されたシアンインクCであることを示す。
第1ヘッド31の各インク色について紙幅方向のノズル間隔は360dpiであった。また、第1ヘッド31において、各インク色のノズルの位置は紙幅方向について一致(搬送方向から見て各色のノズルが重なるように配置)していた。よって、第1ヘッド31の全てのノズルからインクが吐出されると、紙幅方向について360dpiの解像度で各インクが着弾する。例えば、図4(a)の右端の「K1」は、第1ヘッド31のa列のノズルによって形成されたドットであり、その左隣の「K1」は、第1ヘッド31のb列のノズルによって形成されたドットである。図3より、a列のノズルで形成されるドットとb列で形成されるドットとの間隔は360dpiである。
なお、紙Sは搬送方向に搬送されつつブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの順番に紙Sの各画素にインクが吐出される。よって、図4(a)に示すように、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの順番にインクが紙S上に着弾する。
また、第2ヘッド32は、紙幅方向について第1ヘッド31のノズルから720dpiずらされて配置されていた。このため、第2ヘッド32からのインクは、図4(b)に示すように、第1ヘッド31からのインクの着弾位置から紙幅方向に720dpiずれて着弾する。すなわち、第1ヘッド31で形成されたドットとドットの間に第2ヘッド32によってドットが形成される。例えば、図4(b)において、例えば右端から2つめの「K2」は、第2ヘッド32のa列のノズルによって形成されたドットであり、その2つ左隣の「K2」は第2ヘッド32のb列のノズルによって形成されたドットである。第1ヘッド31と同様に、第2ヘッド32においても、a列のノズルで形成されるドットとb列のノズルによって形成されるドットとのドット間隔は360dpiとなっている。このように、第1ヘッド31で形成されたドット間に第2ヘッド32によってドットが形成されるので、紙幅方向のドット間隔は720dpiとなる。
また、図4からわかるように、紙幅方向について、第1ヘッド31によって形成される搬送方向に沿うドット列と、第2ヘッド32によって形成される搬送方向に沿うドット列とは、交互に並ぶこととなる。本実施形態において、ラスタラインに1から順に番号を付与した場合、第1ヘッド31が奇数番号のラスタラインに対応するドット列を形成し、第2ヘッド32が偶数番号のラスタラインに対応するドット列を形成することとする。
<印刷方法について>
次に、本実施形態のプリンター1を用いた印刷方法について説明する。図5は、上記プリンター1を用いた本実施形態の印刷方法を示すフローチャートである。
本実施形態の印刷方法は、以下に述べる種々の処理を施す工程で、各処理を施す機能をコンピューター120に実行させる印刷用プログラムにより行われる。
本実施形態の印刷方法では、まず、図5のステップS01において、プリンタードライバーは、画像データ(テキストデータ、イメージデータ)の読み込みを行う。画像データの読み込みは、コンピューターのアプリケーションプログラムからコントローラー60のCPU62が画像データを受け取ることにより行われる。
読み込んだ画像データに対しては、色変換処理および解像度変換処理(ドット形成量変換処理)を施すことにより、プリンタードライバーに実際の画像の印刷を実行させる印刷データに変換する印刷データ生成を行う。
印刷データ生成においては、まず、ステップS02において、受け取った画像データの色変換処理を行う。色変換処理は、受け取った画像データが例えばRGB色空間のものであった場合に、R,G,Bの各要素からなる色変換用の3次元ルックアップテーブルを用いて、CMYK色空間により表されるCMYKデータに変換する処理である。この色変換処理によって、各画素についてCMYKの各色の階調値が得られることになる。
次に、ステップS03において、ドット形成量変換処理を行う。本発明の大きな特徴は、このドット形成量変換処理において、紙Sの紙幅方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やす処理を施すことである。なお、ドット形成量変換処理方法の詳細については後で詳述する。
次に、プリンタードライバーは、ドット形成量変換処理後の画像データに対してハーフトーン処理を行い(ステップS04)、読み取った画像データから生成された印刷データを得る。ハーフトーン処理では、色変換処理およびドット形成量変換処理を施した画像データの各画素の階調値をドットデータに変換する。
次に、プリンタードライバーは、画像データから生成された印刷データを各ユニットに出力し、印刷データに基づいて画像の印刷を実行させて(ステップS05)、プリンター1を用いた一連の印刷方法を終了する。
<ドット形成量変換処理について>
ここで、前述した印刷処理のフローにおける印刷データ生成において、本発明の特徴であるドット形成量変換処理の詳細について図面に沿って説明する。図6(a)は、第1のドットと第2のドットとの位置ずれ状態を示す説明図、図6(b)〜(d)は、第1のドットのドット形成量の変換方法のバリエーションを示す説明図である。なお、図6(b)〜(d)において、先行ドットと後行ドットとは実際は同一色であるが、両者を識別しやすくする便宜上、各々を黒と白とで示している。
図6(a)は、本実施形態のドット形成量の変換により改善すべき状態である、第1のドットと第2のドットの位置ずれ状態を示している。具体的には、媒体(紙S)を搬送方向に搬送させながら、第1ヘッド31の各ノズル列(ノズル列a〜ノズル列h)のいずれかによって第1の液体による第1の色のドットを形成した後に、第2ヘッド32の各ノズル列(ノズル列a〜ノズル列h)のいずれかによって第1の色とは異なる色の第2の液体による第2の色のドットを第1の色のドットと重ねて形成することで、1本の線の画像を印刷したとき、本来重なるべき第1の色のドットと第2の色のドットとの位置ずれした状態を示している。このような第1の色のドットと第2の色のドットとの搬送方向の位置ずれは、プリンター1の搬送ユニット20による機械的な搬送誤差や、媒体(紙S)自体の伸縮などに起因して発生する。図6(a)のように、本来重なるべき第1の色のドットと第2の色のドットとが分裂されてしまうと、1本の線を形成しようとしているのに対して2本の線が形成されてしまうことに加えて、第1の色と第2の色との混色が得られなくなり、所望の画像(画像データの画像)に対して劣化した画質の画像となってしまう。
このような画質の劣化を抑制するために、本実施形態の印刷方法のドット形成量変換処理ステップ(図5のステップS03)において、第1ヘッド31および第2ヘッド32による少なくとも第1のドットの形成量を、ノズル列方向(紙幅方向、所定方向)は増やさずに、搬送方向のみ増やすドット形成量変換処理を施す。
図6(b)〜図6(d)は、第1のドットのドット形成量変換処理方法のバリエーションを、各変換方法により形成される第1のドットの着弾状態により模式的に示している。
まず、図6(b)は、本実施形態の基本的なドット形成量変換処理方法により形成された第1のドットの状態を示したものである。即ち、プリンター1が読み込んだ画像データに対して、紙幅方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施して生成された画像データ(印刷データ)に基づいてプリンター1に画像を印刷させたときの第1のドットを示している。
このドット形成量変換処理を施して生成された印刷データに基づいた印刷方法によれば、第1ヘッド31により形成された第1のドットは搬送方向に重なる部分を有する2ドットで形成されているので、次に第2ヘッド32により形成される第2のドット(不図示)の着弾位置が搬送誤差や媒体(紙S)の伸縮などによって搬送方向にずれた場合でも、第1のドットと第2ドットとの分裂は起こり難くなり、画質の劣化が抑えられる。
次に、図6(c)は、プリンター1が読み込んだ画像データに対して、紙幅方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す際に、紙幅方向の画像データのうち少なくとも一部において、単位面積当たりのドット形成量を減らす処理を施して生成された画像データ(印刷データ)に基づいてプリンター1に画像を印刷させたときの第1のドットを示している。
このドット形成量変換処理により生成された印刷データに基づいた印刷方法によれば、図6(b)に示した第1のドットの状態よりも、搬送方向に2ドットで形成される第1のドットの濃度の増大が抑えられる。したがって、ドットの搬送方向の形成量を増やすことによる画像の濃度の増大を抑えながら、搬送誤差や媒体(紙S)の伸縮などに起因する画質の劣化の抑制を図ることができる。
次に、図6(d)は、プリンター1が読み込んだ画像データに対して、紙幅方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す際に、紙幅方向の画像データのうち少なくとも一部において、単位面積当たりのドット形成量を減らす処理を施して生成された画像データに対するハーフトーン処理(図4のステップS04)の方法を明確に規定したものである。すなわち、ハーフトーン処理をする際に、ドットが均一に分散された規則的なパターンを有するディザマスクを用いて、画像データの各画素の階調値を2値のデータに変換する2値化処理を施して印刷データを生成し、その印刷データに基づいて形成した第1のドットの状態を示している。
このドット形成量変換処理およびハーフトーン処理を施すことにより生成された印刷データに基づいた印刷方法によれば、図6(c)に示した第1のドットの状態よりも、紙幅方向のドットが規則的に分散される。これにより、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化をより効果的に抑えて、より画質の高い画像を形成することができる。
上記の実施形態においては、異なる色のドットを重ねる場合を例に挙げたが、本発明は同じ色のドットを重ねる場合にも適用することができる。すなわち、第1ノズル列に含まれるノズルから吐出される液体によって形成されるドットと、第1ノズル列よりも搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列から吐出される液体によって形成されるドットとを重ねる場合であれば、本発明を適用可能である。ここで、第1ノズル列とは任意のノズル列であり、第2ノズル列とは第1ノズル列よりも搬送方向の下流側に設けられたノズル列のうち、任意のノズル列である。
本発明の印刷用プログラムについてまとめると、媒体を搬送方向に搬送させながら、第1ノズル列に含まれるノズルと、第1ノズル列よりも搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列に含まれるノズルとから液体を吐出させることで媒体にドットを形成させる液体吐出装置によって、画像データに基づく画像を印刷させるための印刷用プログラムである。そして、本発明の印刷用プログラムは、画像データに対し、搬送方向と交差する方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す機能と、ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて液体吐出装置に画像を印刷させる機能と、をコンピューターに実現させる。
なお、本発明のプログラムを、プリンター1に搭載してもよい。
本発明の液体吐出装置についてまとめると、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、第1ノズル列と、第1ノズル列よりも搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列と、搬送部によって媒体を搬送させながら、第1ノズル列に含まれるノズル及び第2ノズル列に含まれるノズルから液体を吐出させることで媒体にドットを形成させ、画像データに基づく画像を印刷させる制御部と、を備える液体吐出装置である。そして、制御部は、画像データに対し、交差する方向のドット形成量は増やさずに、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す。また、制御部は、ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて画像を印刷させる。
本発明を適用することにより、第1ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットと第2ノズル列に含まれるノズルを用いて形成されるドットとの着弾位置が、搬送誤差や媒体の伸縮などによって搬送方向にずれた場合でも、ドット同士の分裂が起こり難くなるので、画質の劣化が抑えられる。また、画像の粒状感を増加させず、着弾位置ずれ以外の要因による画質の劣化が抑えられる。
したがって、画像を印刷する際に、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化が抑制され、所望の画質の画像を印刷することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例)
図7は、上記実施形態のプリンター1を用いた印刷方法の変形例を示すフローチャートである。
以下、変形例に係る印刷方法について説明する。なお、上記実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
図7に示す印刷方法の変形例では、上記実施形態の印刷方法の印刷データ生成工程のうち、色変換処理と、ドット形成量変換処理との間に、細線データ認識ステップを有し、認識された線のみにドット形成量変換処理を施す点が異なっている。ここで、細線とは、所定の幅よりも細い線のことである。
まず、図7のステップS011において、プリンタードライバーは、画像データの読み込みを行う。
次に、プリンタードライバーは、画像データの色変換処理を行う(ステップS012)。
次に、色変換処理を行った画像データに、紙幅方向に延びた線であり、所定の幅よりも細い線が含まれているか否かを認識する細線認識を行う(ステップS013)。本実施形態において、紙幅方向に延びた線とは、図6(a)〜(d)に示されたような線状のパターンのうち、上記実施形態で説明した搬送誤差や媒体の伸縮に起因する画像の劣化が起こり得ると判断される幅として予め設定される所定の幅よりも細い幅の線状パターンのことをいう。このような細線認識は、例えばラプラシアンフィルター処理による輪郭検出などの方法により認識することができる。
細線データ認識ステップで画像データのなかに細線がないと判断された場合(ステップS014でNO)は、ステップS016に進む。
細線データ認識ステップにおいて画像データに細線があると認識された場合(ステップS014でYES)、ステップS015に進み、その細線部分にのみ、搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す。なお、ドット形成量変換方法の詳細については、上記実施形態で説明したバリエーションのうちのいずれかの方法を選択して実施することができる。
次に、ステップS016において、色変換処理および/またはドット形成量変換処理後の画像データに対してハーフトーン処理を行い、読み取った画像データから生成された印刷データを得る。
そして、ステップS017において、生成された印刷データを各ユニットに出力し、印刷データに基づいて画像の印刷を実行する。
本変形例の印刷方法による効果を述べる。
上記実施形態および本変形例において、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する搬送方向のドット着弾位置のずれに起因する画質の劣化は、搬送方向と交差する方向(紙幅方向、所定方向)に延びる細線を形成する場合に特に顕著になる。分かりやすい例を述べれば、1本の細線を形成しようとした場合に細線が2本に分裂してしまう虞がある。
本変形例では、予め細線を定義する所定の幅を決めておき、画像データに含まれる所定方向に延びた細線を認識して、認識された細線についてのみ、搬送方向のドット形成量を増やす画像処理を選択的に施して印刷データを生成する。これにより、搬送誤差による画像劣化が発生し難い画像部分のドット形成量はそのままにして無用な濃度増加を回避しながら、搬送誤差や媒体の伸縮などに起因する画質の劣化が起こり易い細線部分の画質の低下を効率的・効果的に抑制して、高画質な画像の印刷を実行することができる。
以上、発明者によってなされた本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記した実施の形態およびその変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、プリンター1、およびそれを用いた印刷方法において、CMKYの4色のカラーインクを用いた構成について説明した。
これに限らず、2色、または3色、あるいは5色以上のカラーインクを用いる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、1つのヘッドが複数の色の液体を吐出する構成であったが、1つのヘッドが1色の液体を吐出する構成であってもよい。このとき、複数の色の液体を用いる場合は、各色に対応させて複数のヘッドを設ければよい。
1…液体吐出装置としてのプリンター、20…搬送ユニット、21A…搬送ローラー、30…ヘッドユニット、31…第1ヘッド、32…第2ヘッド、40…ヒーターユニット、41…乾燥機構、50…検出器群、60…制御部としてのコントローラー、61…インターフェイス部、62…CPU、63…メモリー、64…ユニット制御回路、110…コンピューター。

Claims (6)

  1. 媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    第1ノズル列と、
    前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列と、
    前記搬送部によって前記媒体を搬送させながら、前記第1ノズル列に含まれるノズル及び前記第2ノズル列に含まれるノズルから液体を吐出させることで前記媒体にドットを形成させ、画像データに基づく画像を印刷させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像データに対し、前記交差する方向のドット形成量は増やさずに、前記搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施し、
    前記ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて前記画像を印刷させることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記ドット形成量変換処理は、前記交差する方向のドット形成量を減らして、前記搬送方向のドット形成量を増やす処理であることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記制御部は、前記ドット形成量変換処理を施した画像データに、ドットが均一に分散された規則的なパターンを有するディザマスクを用いて二値化処理を施すことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記制御部は、
    前記画像データに含まれる前記交差する方向に延びた所定の幅より細い線を認識し、
    認識した前記線に前記搬送方向の前記ドット形成量を増やす画像処理を施すことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 媒体を搬送方向に搬送しながら、第1ノズル列に含まれるノズルと、前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列に含まれるノズルとから液体を吐出することで前記媒体にドットを形成し、画像データに基づく画像を印刷する液体吐出方法であって、
    前記画像データに対し、前記搬送方向と交差する方向のドット形成量は増やさずに、前記搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施し、
    前記ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて前記画像を印刷することを特徴とする液体吐出方法。
  6. 媒体を搬送方向に搬送させながら、第1ノズル列に含まれるノズルと、前記第1ノズル列よりも前記搬送方向の下流側に設けられた第2ノズル列に含まれるノズルとから液体を吐出させることで前記媒体にドットを形成させる液体吐出装置によって、画像データに基づく画像を印刷させるための印刷用プログラムであって、
    前記画像データに対し、前記搬送方向と交差する方向のドット形成量は増やさずに、前記搬送方向のドット形成量を増やすドット形成量変換処理を施す機能と、
    前記ドット形成量変換処理を施した画像データに基づいて前記液体吐出装置に前記画像を印刷させる機能と、をコンピューターに実現させることを特徴とする印刷用プログラム。
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