JP2018114750A - 立体造形物を造形する方法、立体造形物を造形する装置、プログラム - Google Patents

立体造形物を造形する方法、立体造形物を造形する装置、プログラム Download PDF

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健治 杉浦
義浩 法兼
Yoshihiro Norikane
義浩 法兼
寛之 内藤
Hiroyuki Naito
寛之 内藤
義仁 嶋田
Yoshihito Shimada
義仁 嶋田
寛 岩田
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寛 岩田
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広太 松原
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Abstract

【課題】材料噴射造形を行うときにモデル材のサポート材との境界部分における混色、形状精度を防止する。【解決手段】造形層30を4層積層する毎に平坦化ローラ16をX1方向に移動させて最表面の造形層30の表面を平坦化する動作を行うとき、造形層30A、30B、30Cは、モデル材301とサポート材302とが接触した状態で造形し、平坦化ローラ16による平坦化を行う造形層30Dを形成するときには、モデル材301とサポート材302との境界に1滴(或いは複数滴)分の隙間401を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は立体造形物を造形する方法、立体造形物を造形する装置、プログラムに関する。
立体造形物(三次元造形物)を造形する装置として、立体造形物を形成する造形材(モデル材)を造形領域に吐出し、造形領域以外の領域に形状支持用のサポート材を吐出して、モデル材及びサポート材を硬化させて、モデル材が硬化したモデル材造形物とサポート材が硬化したサポート造形物とを含む層状造形物(造形層)を造形し、造形層を順次積層し、サポート材造形物を除去してモデル材からなる立体造形物を造形する材料噴射造形方式(マテリアルジェット方式)のものが知られている。
従来、造形層を形成するときに、造形された層の上面を平滑にするために余分なモデル材ならびにサポート材を除去するためのローラを設けることが知られている(特許文献1)。
特開2012−111226号公報
しかしながら、上述した平滑化工程を設けた場合、ローラの移動、回転によりサポート材が引き伸ばされて、サポート材の一部がモデル材の造形されている領域に入り込み、完全にサポート材を除去することができなくなり、サポート材除去後のモデル材で造形された立体造形物の表面性が悪くなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、立体造形物の表面性の低下を抑えて造形品質を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る立体造形物を造形する方法は、
モデル材とサポート材とを吐出させ、前記モデル材及び前記サポート材を硬化させて層状造形物を形成し、
前記層状造形物を順次積層し、前記モデル材からなる立体造形物を造形する方法であって、
前記層状造形物を平坦化手段で平坦化する工程を含み、
前記平坦化手段で平坦化する前記層状造形物を形成するときには、前記モデル材と前記サポート材との境界に隙間を設ける
構成とした。
本発明によれば、立体造形物の表面性の低下を抑えて造形品質を向上することができる。
本発明に係る立体造形物を造形する装置の一例の模式的説明図である。 同じく造形の流れの説明に供する模式的断面説明図である。 同装置の制御部の概要の説明に供するブロック図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する4層分の造形層のX方向に沿う模式的断面説明図である。 同じく模式的平面説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する4層分の造形層のX方向に沿う模式的断面説明図である。 同じく模式的平面説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する4層分の造形層のY方向に沿う模式的断面説明図である。 同じく模式的平面説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供する4層分の造形層のX方向に沿う模式的断面説明図である。 同じくY方向に沿う模式的断面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る立体造形物を造形する装置の一例の概要について図1を参照して説明する。図1は同装置の模式的説明図である。
この立体造形物を造形する装置(立体造形装置という。)10は、材料噴射造形装置であり、造形層30が積層されて立体造形物が造形される造形ステージ14と、造形ステージ14上に造形層30を順次積層しながら造形する造形ユニット20とを備えている。
造形ユニット20は、モデル材を吐出する第1ヘッド11と、サポート材を吐出する第2ヘッド12と、活性エネルギー線としての紫外線を照射するUV照射ユニット13と、造形層30を平坦化する平坦化手段である平坦化ローラ16を備えている。
ここでは、X方向において、第1ヘッド11を挟んで2つの第2ヘッド12を配置し、2つの第2ヘッド12の外側にそれぞれUV照射ユニット13を配置し、更に、UV照射ユニット13の外側にそれぞれ平坦化ローラ16を配置している。
造形ユニット20はX方向に往復移動されるとともに、造形ステージ14に対してY方向にも相対的に移動可能とされている。
造形ステージ14は、昇降手段15によってZ方向に昇降される。
次に、この立体造形装置10による造形動作の概要について図2も参照して説明する。図2は同説明に供する模式的断面説明図であり、便宜上液滴形状を矩形状で示している。
造形ユニット20をX方向に移動させながら、第1ヘッド11からモデル材301を造形領域(立体造形物を構成する領域)に吐出させ、第2ヘッド12からサポート材302を造形領域以外のサポート領域(造形後除去する領域)に吐出させる。
そして、UV照射ユニット13によって、モデル材301及びサポート材302上に紫外線を照射して硬化させ、モデル材造形物17とサポート材造形物18を含む1層分の造形層30が形成する。
この造形層30を繰り返し造形して順次積層し、モデル材301からなる目的とする立体造形物を造形する。
例えば、図1の例では、造形層30A〜30Eの5層を積層した状態を示している。また、図2の例では、造形層30A〜30Cの3層を積層した状態を示している。
ここで、造形層30を複数層(固定値である必要はない。)積層する毎に、例えば10層積層する毎に、平坦化ローラ16を最表面の造形層30に押し付けて平滑化することで、造形層30の厚み精度や平坦性を確保することができる。
なお、平坦化手段として、平坦化ローラ16のようなローラ形状の部材を使用する場合、X方向における移動方向に対して、平坦化ローラ16を逆転させる方向(図4の矢印方向)で回転させることで、平坦化(平滑化)の効果がより有効に発揮される。
また、造形ユニット20と最表面の造形層30とのギャップを一定に保つために、ここでは、1層の造形層30を形成する毎に造形ステージ14を昇降手段15によって下降させている。なお、造形ユニット20を上昇させる構成でもよい。
また、立体造形装置10としては、モデル材301やサポート材302の回収、リサイクル機構などを備えることもできる。また、第1ヘッド11、第2ヘッド12のノズル面を清浄化する清浄化手段や不吐出ノズルを検知する吐出状態検出手段を備えることができる。また、造形時の装置内の環境温度を制御することも好ましい。
次に、上記立体造形装置の制御部の概要について図3を参照して説明する。図3は同制御部のブロック図である。
制御部500は、この装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501に本発明に係わる制御を含む立体造形動作の制御を実行させるための本発明に係るプログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、造形データ等を一時格納するRAM503とを含む主制御部500Aを備えている。
制御部500は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)504を備えている。また、制御部500は、画像データに対する各種信号処理等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505を備えている。
制御部500は、外部の造形データ作成装置600から造形データを受信するときに使用するデータ及び信号の送受を行うためのI/F506を備えている。
なお、造形データ作成装置600は、最終形態の造形物(立体造形物)を各造形層毎にスライスしたスライスデータである造形データ(断面データ)を作成する装置であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成されている。
制御部500は、各種センサの検知信号を取り込むためのI/O507を備えている。
制御部500は、造形ユニット20の第1ヘッド11を駆動制御するヘッド駆動制御部508と、第2ヘッド12を駆動制御するヘッド駆動制御部509を備えている。
制御部500は、造形ユニット20をX方向(主走査方向)に移動させるX方向走査機構550を構成するモータを駆動するモータ駆動部510と、造形ユニット20をY方向(副走査方向)に移動させるY方向走査機構552を構成するモータを駆動するモータ駆動部511を備えている。
制御部500は、造形ステージ14をZ方向に昇降させる昇降手段15を構成するモータを駆動するモータ駆動部512を備えている。なお、Z方向への昇降は造形ユニット20を昇降させる構成とすることもできる。
制御部500は、平坦化ローラ16を回転駆動するモータ26を駆動するモータ駆動部516、第1ヘッド11、第2ヘッド12のメンテナンス機構61を駆動するメンテナンス駆動部518を備えている。
制御部500は、UV照射ユニット13による紫外線照射を制御する硬化制御部519を備えている。
制御部500のI/O507には、装置の環境条件としての温度及び湿度を検出する温湿度センサ560などの検知信号やその他のセンサ類の検知信号が入力される。
制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル522が接続されている。
制御部500は、上述したように、造形データ作成装置600から造形データを受領する。造形データは、目的とする立体造形物の形状をスライスしたスライスデータとしての各造形層30の内のモデル材造形物17を形成するデータ(造形領域のデータ)である。
そして、主制御部500Aは、造形データ(造形領域データ)にサポート材を付与するサポート領域のデータを付加したデータを作成し、ヘッド駆動制御部508、509に与える。ヘッド駆動制御部508、509は、それぞれ、第1ヘッド11から液状のモデル材301の液滴を造形領域に吐出させ、第2ヘッド12から液状のサポート材302の液滴をサポート領域に吐出させる。
なお、造形データ作成装置600と立体造形装置10によって造形装置が構成される。
次に、本発明の第1実施形態について図4及び図5を参照して説明する。図4は同実施形態の説明に供する4層分の造形層のX方向に沿う模式的断面説明図、図5は同じく模式的平面説明図である。なお、以下の実施形態においても便宜上液滴形状を矩形状で表している。
本実施形態では、造形層30を4層積層する毎に平坦化ローラ16によって最表面の造形層30の表面を平坦化する動作を行う。また、ここでは、平坦化ローラ16の移動方向はX1方向とする。
そこで、造形層30A、30B、30Cを順次積層する。造形層30A、30B、30Cは、モデル材301とサポート材302とが接触した状態で造形している。その後、平坦化ローラ16による平坦化を行う造形層30Dを形成するときには、モデル材301とサポート材302との境界に1滴(或いは複数滴)分の隙間401を設ける。
本実施形態では、平坦化ローラ16の移動方向において、モデル材301がサポート材302の下流側になる境界に隙間401を設けている。
これにより、平坦化ローラ16が造形層30Dの表面に接触しながらX1方向に移動して平坦化するとき、サポート材302がモデル材301の領域まで入り込み、モデル材301とサポート材302が混ざり合うこと(混色という。)が防止される。
つまり、平坦化ローラ16で平坦化する造形層30において、モデル材301とサポート材302が接触して配置されていると、平坦化ローラ16が表面に接触しながら移動することで、サポート材302がモデル材301の領域まで押し込まれて(引き延ばされて)混色が生じる。
混色が生じると、サポート材302を除去するときに完全にサポート材301を除去することができなくなり、サポート材除去後のモデル材表面の表面性が悪くなる(表面粗さRaが大きくなる。)、或いは、透明性(もしくは光沢)が目標とおりにならないなど、造形品質が低下する。
そこで、本実施形態では、平坦化ローラ16による平坦化を行う造形層30Dを形成するときに隙間401を設けている。したがって、次層の造形層30を形成するときに、モデル材301が造形層30Dの隙間401に入り込むことがあっても、入り込みの程度は少なく、モデル材造形物17の形状精度の大きな影響を与えない。これにより、最終の立体造形物の造形品質が向上する。
この場合、平坦化ローラ16による平坦化を行う造形層と例えばその下層の造形層の2層に隙間401を設けることもできる。ただし、隙間401を設ける造形層30(層状造形物)は、平坦化手段で平坦化するまでに積層された造形層30の内の平坦化手段で平坦化する造形層30Dを含む一部の造形層とする。
さらに、サポート材302として水溶性サポート材を使用すると、水溶性サポート材の親水性によってモデル材と混色が起きやすくなる場合がある。これに対し、ワックスなどなど疎水性のサポート材を用いた場合には、モデル材とサポート材が接触してもはじくため混色しにくい。したがって、特にサポート材302として水溶性サポート材を使用する場合に、隙間を設けることが有用である。
次に、本発明の第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。図6は同実施形態の説明に供する4層分の造形層のX方向に沿う模式的断面説明図、図7は同じく模式的平面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態に加えて、平坦化ローラ16の移動方向において、モデル材301がサポート材302の下流側になる境界に隙間401を設け、サポート材302がモデル材301の下流側になる境界にも隙間401を設けている。
平坦化ローラ16の移動方向はX1方向であるが、平坦化ローラ16が造形層30の表面に接触するときの圧力や振動などで、サポート材302が平坦化ローラ16の移動方向と逆方向にも引き伸ばされる可能性がある。
そこで、サポート材302がモデル材301の下流側になる境界にも隙間401を設けることで、モデル材301とサポート材302の混色を防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図8及び図9を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供する4層分の造形層のY方向に沿う模式的断面説明図、図9は同じく模式的平面説明図である。
本実施形態では、平坦化ローラ16の移動方向と直交する方向において、モデル材301とサポート材302との境界にも隙間401を設けている。
平坦化ローラ16の移動方向はX1方向であるが、平坦化ローラ16が造形層30の表面に接触するときの圧力や振動などで、サポート材302が平坦化ローラ16の軸方向(移動方向と直交する方向)でモデル材301側に引き伸ばされる可能性がある。
そこで、平坦化ローラ16の移動方向と直交する方向において、モデル材301とサポート材302との境界に隙間401を設けることで、モデル材301とサポート材302の混色を防止することができる。
なお、前記第1実施形態と前記第3実施形態、前記第2実施形態と前記第3実施形態を組み合わせることもできる。
次に、本発明の第4実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。
本実施形態は、例えばリング状の造形層30を形成する場合の例である。平坦化ローラ16の移動方向において、モデル材301がサポート材302の下流側になる外周部分とサポート材302との間に隙間401を、同じくモデル材301がサポート材302の下流側になる内周部分とサポート材302との間に隙間401をそれぞれ設けている。
このようにして、造形層を構成するモデル材造形物の形状精度の低下を抑えて造形品質を向上することができる。
なお、上述した各実施形態及び後述する実施形態のように、平坦化手段で平坦化される造形層を形成するときに隙間を設ける制御は、ROM502に格納保持した立体造形動作を制御するプログラムをCPU501が実行することで実施される。プログラム自体はダウンロードされるものであってもよい。
次に、サポート材について説明する。なお、液状のサポート材を形状支持用液体、硬化後のサポート材を硬化物とも称している。また、サポート材は、ディティール材や反り防止のように、モデル材に接して所定形状を保持する。オーバーハング形状を支えるだけでなく、モデル材の側面に接したり、造形物の形状を保ったりしてもよい。
サポート材(形状支持用液体)は、水素結合能を有するモノマー(A)と、水素結合能を有する溶媒(B)と、重合開始剤(C)と、を含み、前記水素結合能を有する溶媒(B)が、炭素数3以上6以下のジオール、カルボン酸化合物、アミン化合物、エステル化合物、ケトン化合物、及びウレア化合物から選択される少なくとも1種であり、更に必要に応じてその他の成分を含む。
サポート材は、サポート材の溶解性を高めると、除去は容易になる一方でサポート性能が不足し、また、造形装置を大型化して造形体積を大きくする場合、形状支持能力が不足するという問題がある。
サポート材は、水崩壊性を有することが好ましい。なお、前記水崩壊性とは、水に浸漬したときに、硬化物が細かく分解され、当初有していた形状や性質を維持できなくなることを意味する。
サポート材は、次の条件1を満たすことが好ましい。
<条件1>
紫外線照射装置により紫外線を500mJ/cm照射して得た、縦20mm×横20mm×高さ5mmの硬化物を、20mLの水に入れ、25℃にて1時間静置すると、少なくとも一方向が1mm以下の大きさの固体であるか、完全に溶解している。
なお、前記縦20mm×横20mm×高さ5mmの硬化物としては、以下のようにして作製することができる。
縦20mm×横20mm×高さ5mmのシリコーンゴム型に形状支持用液体を流し込み、紫外線照射装置(装置名:SubZero−LED、インテグレーション・テクノロジー株式会社製)により、紫外線を照射量500mJ/cm(照度:100mW/cm、照射時間:5秒間)にて照射して縦20mm×横20mm×高さ5mmの硬化物であるサポート材(2g)を得ることができる。
また、サポート材は、次の条件2を満たすことが好ましい。
<条件2>
紫外線照射装置により紫外線を500mJ/cm照射して得た硬化物が、25℃環境下にて1%圧縮時の圧縮応力が、2.0kPa以上の固体であり、前記固体2gを20mLの水に入れ、25℃にて1時間静置したときの残存固体の体積が50体積%以下である。なお、残存固体の体積は、アルキメデス法により測定することができる。
紫外線照射装置により紫外線を500mJ/cm照射して得た硬化物が、前記各条件を満たすことにより、形状支持用サポート材の機能を向上することができる。
また、紫外線照射装置により紫外線を500mJ/cm照射して得た硬化物の、25℃環境下における1%圧縮時の圧縮応力としては、0.5kPa以上であることが好ましい。前記1%圧縮時の圧縮応力が、0.5kPa以上であると、形状支持用サポート材の機能を向上することができる。
なお、前記1%圧縮時の圧縮応力としては、形状を支持するモデル材の大きさ等にも影響され、前記モデル材の大きさが大きい場合は、形状支持の点から、2.0kPa以上が好ましい。
また、前記1%圧縮時の圧縮応力は、万能試験機(装置名:AG−I、株式会社島津製作所製、ロードセル1kN、1kN用圧縮ジグ)を用いて測定することができる。
前記紫外線照射装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、装置名:AG−I(株式会社島津製作所製)を用いて測定することができる。
前記照射量500mJ/cmにおいては、照度が100mW/cm、照射時間が5秒間であることが好ましい。
<水素結合能を有するモノマー(A)>
前記水素結合能を有するモノマー(A)は、水素結合能を有すれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、単官能モノマー、多官能モノマーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、硬化物の水崩壊性を向上する点から、単官能モノマーが好ましい。
前記水素結合能を有するモノマー(A)としては、例えば、アミド基、アミノ基、水酸基、テトラメチルアンモニウム基、シラノール基、エポキシ基、スルホ基等を有するモノマーなどが挙げられる。
前記水素結合能を有するモノマー(A)の重合反応としては、例えば、ラジカル重合、イオン重合、配位重合、開環重合などが挙げられる。これらの中でも、重合反応の制御の点から、ラジカル重合が好ましい。そのため、前記水素結合能を有するモノマー(A)としては、エチレン性不飽和モノマーが好ましく、水溶性単官能エチレン性不飽和モノマー、水溶性多官能エチレン性不飽和モノマーがより好ましく、硬化物の水崩壊性を向上する点から、水溶性単官能エチレン性不飽和モノマーが特に好ましい。
<<水素結合能を有する水溶性単官能エチレン性不飽和モノマー>>
前記水素結合能を有する水溶性単官能エチレン性不飽和モノマーとしては、例えば、単官能ビニルアミド基含有モノマー[N−ビニル−ε−カプロラクタム、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロリドン等];単官能水酸基含有(メタ)アクリレート[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等];水酸基含有(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、モノアルコキシ(C1〜4)ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、モノアルコキシ(C1〜4)ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、PEG−PPGブロックポリマーのモノ(メタ)アクリレート等];(メタ)アクリルアミド誘導体[(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド等]、(メタ)アクリロイルモルホリンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、光反応性の点から、(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド誘導体が好ましく、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、アクリルアミド、アクリロイルモルホリン、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N,N’−ジメチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシプロピルアクリルアミド、N−ヒドロキシブチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミドがより好ましく、人体への皮膚低刺激性の点から、アクリロイルモルホリン(分子量:141.17)、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド(分子量:115.15)が特に好ましい。
<<水素結合能を有する水溶性多官能エチレン性不飽和モノマー>>
前記水素結合能を有する水溶性多官能エチレン性不飽和モノマーとしては、例えば、二官能基のモノマーとして、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エステルジ(メタ)アクリレート(MANDA)、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ(メタ)アクリレート(HPNDA)、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート(BGDA)、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート(BUDA)、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート(HDDA)、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(DEGDA)、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート(NPGDA)、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート(TPGDA)、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール200ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール400ジ(メタ)アクリレート;三官能以上のモノマーとして、トリアリルイソシアネート、トリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記水素結合能を有するモノマー(A)の分子量としては、70以上2,000以下が好ましく、100以上500以下がより好ましい。前記分子量が、70以上2,000以下であると、液体吐出方式に最適な粘度に調整することができる。
前記水素結合能を有するモノマー(A)の含有量としては、形状支持用液体全量に対して、30質量%以上60質量%以下が好ましい。前記含有量が、30質量%以上60質量%以下であると、形状支持用サポート材として十分な圧縮応力と、水崩壊性とを両立することができる。
<水素結合能を有する溶媒(B)>
前記水素結合能を有する溶媒(B)は、水素結合能を有するモノマー(A)と水素結合能を有し、水素結合能を有するモノマー(A)と水素結合を形成することにより、形状支持用サポート材の機能を発揮することができる。
前記水素結合能を有する溶媒(B)は、炭素数3以上6以下のジオール、カルボン酸化合物、アミン化合物、エステル化合物、ケトン化合物、及びウレア化合物から選択される少なくとも1種である。これらの中でも、炭素数3以上6以下のジオールが好ましい。
<<炭素数3以上6以下のジオール>>
前記炭素数3以上6以下のジオールとしては、水溶性アクリルモノマーと反応性がないこと、光硬化時のラジカル重合反応を阻害しないこと、常温にて流動性があり、水に可溶な材料であることが好ましい。
また、前記炭素数3以上6以下のジオールとしては、単官能性、多官能性のいずれも使用することができる。
前記炭素数3以上6以下のジオールとしては、例えば、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールが好ましい。
前記炭素数としては、3以上6以下であり、3以上5以下が好ましい。前記炭素数が、3以上であると、1%圧縮時の圧縮応力を向上でき、6以下であると、形状支持用液体の粘度を低くすることができる。
なお、前記炭素数3以上6以下のジオールの炭素鎖としては、直鎖でもよく、枝分かれしていてもよい。
<<カルボン酸化合物>>
前記カルボン酸化合物としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキシル酸等の直鎖脂肪族酸;イソブチル酸、t−ブチル酸、イソペンチル酸、イソオクチル酸、2−エチルヘキシル酸等の各種分岐型脂肪族カルボン酸;安息香酸、ベンゼンスルホン酸等の芳香族系カルボン酸;グリコール酸、乳酸等のヒドロキシカルボン酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、水への溶解性の点から、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、乳酸が好ましく、ブタン酸、乳酸がより好ましい。
<<アミン化合物>>
前記アミン化合物としては、例えば、モノアルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン等の1〜3級アミン;エチレンジアミン等の2価アミン;トリエチレンジアミン等の3価アミン;ピリジン、アニリン等の脂肪族系アミンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、水素結合による架橋強度、及び水への溶解性の点から、2価又は3価の1級アミンが好ましく、エチレンジアミンがより好ましい。
<<エステル化合物>>
前記エステル化合物としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等の単官能エステル;コハク酸ジメチル、アジピン酸ジメチル等の多官能脂肪族エステル;テレフテル酸ジメチル等の多官能芳香族エステルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、水への溶解度、造形中の蒸発や臭気、及び安全性の点から、アジピン酸ジメチルが好ましい。
<<ケトン化合物>>
前記ケトン化合物としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等の単官能ケトン、アセチルアセトン、2,4,6−ヘプタトリオン等の多官能ケトンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、揮発性や水への溶解度の点から、アセチルアセトンが好ましい。
前記水素結合能を有する溶媒(B)の含有量としては、形状支持用液体全量に対して、10質量%以上50質量%以下が好ましい。前記含有量が、10質量%以上50質量%以下であると、形状支持用サポート材として十分な圧縮応力と、水崩壊性とを両立することができる。
[質量比(A/B)]
前記(A)の含有量(質量%)と、前記(B)の含有量(質量%)との質量比(A/B)が、0.3以上2.5以下が好ましく、0.5以上2.5以下がより好ましい。前記質量比(A/B)が、0.3以上2.5以下であると、1%圧縮時の圧縮応力を向上できる。
<重合開始剤(C)>
前記重合開始剤(C)としては、光(特に、波長220nm〜400nmの紫外線)の照射によりラジカルを生成する任意の物質を用いることができる。
前記重合開始剤(C)としては、例えば、アセトフェノン、2、2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−ジクロロベンゾフェノン、p,p−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンジルメチルケタール、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイルフォーメート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、紫外線照射装置の紫外線波長に合わせた重合開始剤を選択することが好ましい。
前記重合開始剤(C)の含有量としては、液状のサポート材(形状支持用液体)全量に対して、0.5質量%以上10質量%以下が好ましい。
−紫外線照射装置−
前記紫外線(UV)照射装置としては、例えば、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドなどが挙げられる。
前記高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と組み合わせて光利用効率を高くしたDeepUVタイプは、短波長領域の照射が可能である。
前記メタルハライドは、波長領域が広いため着色物に有効であり、Pb、Sn、Feなどの金属のハロゲン化物が用いられ、重合開始剤の吸収スペクトルに合わせて選択できる。硬化用いられるランプとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、FusionSystem社製のHランプ、Dランプ、又はVランプ等のような市販されているものも使用することができる。
前記液状のサポート材(形状支持用液体)の表面張力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、20mN/m以上45mN/m以下が好ましく、25mN/m以上34mN/m以下がより好ましい。前記表面張力が、20mN/m以上であると、造形の際に吐出が不安定(吐出方向が曲がる、吐出しない)になることを防止でき、45mN/m以下であると、造形用の吐出ノズル等に液体を充填する際に、容易に充填することができる。
なお、前記表面張力は、例えば、表面張力計(自動接触角計DM−701、協和界面科学株式会社製)などを用いて測定することができる。
−粘度−
前記液状のサポート材(形状支持用液体)の粘度としては、25℃にて100mPa・s以下であり、25℃にて、3mPa・s以上70mPa・s以下が好ましく、6mPa・s以上50mPa・s以下がより好ましい。前記粘度が、100mPa・s以下であると、吐出安定性を向上できる。
なお、前記粘度は、例えば、回転粘度計(VISCOMATE VM−150III、東機産業株式会社製)を用いて25℃の環境下にて測定することができる。
−粘度変化率−
前記液状のサポート材(形状支持用液体)としては、50℃にて2週間放置した前後の粘度変化率が±20%以下であることが好ましく、±10%以下がより好ましい。前記粘度変化率が、±20%以下であると、保存安定性が適正であり、吐出安定性が良好となる。
前記50℃にて2週間放置した前後の粘度変化率としては、以下のようにして測定することができる。
前記形状支持用液体をポリプロピレン製広口瓶(50mL)に入れて、50℃の恒温槽中に2週間放置した後、恒温槽から取り出して室温(25℃)になるまで放置して、粘度測定を行う。恒温槽に入れる前の形状支持用液体の粘度を保存前粘度、恒温槽から取り出した後の形状支持用液体の粘度を保存後粘度とし、下記式により粘度変化率を算出することができる。なお、前記保存前粘度及び前記保存後粘度は、例えば、R型粘度計(東機産業株式会社製)を用いて、25℃で測定することができる。
粘度変化率(%)=[(保存後粘度)−(保存前粘度)]/(保存前粘度)×100
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、溶媒、重合禁止剤、形状支持用液体に分散可能な鉱物、前記(A)成分とは別に重合性モノマー、熱重合開始剤、着色剤、酸化防止剤、連鎖移動剤、老化防止剤、架橋促進剤、紫外線吸収剤、可塑剤、防腐剤、分散剤などが挙げられる。
−溶媒−
前記溶媒としては、例えば、アルコール、エーテル化合物、トリオール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記溶媒のSP値としては、水崩壊性の点から、18MPa1/2以上が好ましく、23MPa1/2以上がより好ましい。
前記溶媒の含有量としては、50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。
−−重合禁止剤−−
前記重合禁止剤としては、例えば、フェノール化合物[ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,2−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等]、硫黄化合物[ジラウリルチオジプロピオネート等]、リン化合物[トリフェニルフォスファイト等]、アミン化合物[フェノチアジン等]などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記重合禁止剤の含有量としては、形状支持用液体全量に対して、圧縮応力の点から、通常30質量%以下が好ましく、20質量%以下が好ましい。
−−形状支持用液体に分散可能な鉱物−−
前記形状支持用液体に分散可能な鉱物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、層状粘土鉱物などが挙げられる。
前記層状粘土鉱物としては、例えば、モンモリロナイト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト、ノントロナイト、スチーブンサイト等のスメクタイト;バーミキュライト;ベントナイト;カネマイト、ケニアナイト、マカナイト等の層状ケイ酸ナトリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記層状粘土鉱物としては、天然の鉱物として産するものであってもよいし、化学合成法によって製造されたものであってもよい。
前記層状粘土鉱物としては、表面を有機処理してもよい。
前記層状粘土鉱物等の層状無機物は、有機カチオン性化合物により処理されて、層間の陽イオンが4級塩等のカチオン性基とイオン交換され得る。
前記層状粘土鉱物の陽イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カルシウムイオン等の金属カチオンなどが挙げられる。
有機カチオン性化合物により処理された層状粘土鉱物は、上記ポリマーや上記重合性モノマーに膨潤、分散しやすくなる。
前記有機カチオン性化合物により処理された層状粘土鉱物としては、例えば、ルーセンタイトシリーズ(コープケミカル株式会社製)などが挙げられる。前記ルーセンタイトシリーズ(コープケミカル株式会社製)としては、例えば、ルーセンタイトSPN、ルーセンタイトSAN、ルーセンタイトSEN、ルーセンタイトSTNなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−−重合性モノマー−−
前記重合性モノマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
前記(メタ)アクリレートとしては、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(EHA)、イソボルニル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、カプロラクトン(メタ)アクリレート、エトキシ化ノニルフェノール(メタ)アクリレートなどを挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−−熱重合開始剤−−
前記熱重合開始剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アゾ系開始剤、過酸化物開始剤、過硫酸塩開始剤、レドックス(酸化還元)開始剤などが挙げられる。ただし、保存安定性の点から熱熱重合開始剤より光重合開始剤が好ましい。
前記アゾ系開始剤としては、例えば、VA−044、VA−46B、V−50、VA−057、VA−061、VA−067、VA−086、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)(VAZO 33)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩(VAZO 50)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(VAZO 52)、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)(VAZO64)、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル(VAZO 67)、1,1−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)(VAZO 88)(いずれもDuPont Chemical社から入手可能)、2,2’−アゾビス(2−シクロプロピルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(メチルイソブチレ−ト)(V−601)(和光純薬工業株式会社より入手可能)などが挙げられる。
前記過酸化物開始剤としては、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化アセチル、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、ジセチルパーオキシジカーボネート、ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート(Perkadox 16S)(Akzo Nobel社から入手可能)、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシピバレート(Lupersol 11)(Elf Atochem社から入手可能)、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(Trigonox 21−C50)(Akzo Nobel社から入手可能)、過酸化ジクミルなどが挙げられる。
前記過硫酸塩開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどが挙げられる。
前記レドックス(酸化還元)開始剤としては、例えば、前記過硫酸塩開始剤とメタ亜硫酸水素ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウムのような還元剤との組み合わせ、前記有機過酸化物と第3級アミンに基づく系(例えば、過酸化ベンゾイルとジメチルアニリンに基づく系)、有機ヒドロパーオキシドと遷移金属に基づく系(例えば、クメンヒドロパーオキシドとコバルトナフテートに基づく系)などが挙げられる。
−−着色剤−−
前記着色剤としては、例えば、顔料、染料などが挙げられる、
前記顔料としては、例えば、有機顔料、無機顔料などが挙げられる。
前記有機顔料としては、例えば、アゾ顔料、多環式顔料、アジン顔料、昼光蛍光顔料、ニトロソ顔料、ニトロ顔料、天然顔料などが挙げられる。
前記無機顔料としては、例えば、金属酸化物(酸化鉄、酸化クロム、酸化チタン等)、カーボンブラックなどが挙げられる。
−−酸化防止剤−−
前記酸化防止剤としては、例えば、フェノール化合物〔単環フェノール(2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等)、ビスフェノール[2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等]、多環フェノール[1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン等]等〕、硫黄化合物(ジラウリル3,3’−チオジプロピオネート等)、リン化合物(トリフェニルホスファイト等)、アミン化合物(オクチル化ジフェニルアミン等)などが挙げられる。
−−連鎖移動剤−−
前記連鎖移動剤としては、例えば、炭化水素[炭素数6以上24以下の化合物、例えば、芳香族炭化水素(トルエン、キシレン等)、不飽和脂肪族炭化水素(1−ブテン、1−ノネン等)];ハロゲン化炭化水素(炭素数1以上24以下の化合物、例えば、ジクロロメタン、四塩化炭素等);アルコール(炭素数1以上24以下の化合物、例えば、メタノール、1−ブタノール等);チオール(炭素数1以上24以下の化合物、例えば、エチルチオール、1−オクチルチオール等);ケトン(炭素数3以上24以下の化合物、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等);アルデヒド(炭素数2以上18以下の化合物、例えば、2−メチル−2−プロピルアルデヒド、1−ペンチルアルデヒド);フェノール(炭素数6以上36以下の化合物、例えば、フェノール、m−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール等);キノン(炭素数6以上24以下の化合物、例えば、ヒドロキノン等);アミン(炭素数3以上24以下の化合物、例えば、ジエチルメチルアミン、ジフェニルアミン);ジスルフィド(炭素数2以上24以下の化合物、例えば、ジエチルジスルフィド、ジ−1−オクチルジスルフィド等)などが挙げられる。
[サポート材の硬化後の支持力]
液状のサポート材(形状支持用液体)の硬化後の支持力(単に「サポート材の支持力」という。)としては、サポート材がモデル材を支える性能であり、1%圧縮時の圧縮応力で表すことができる。
前記サポート材の支持力としては、光造形品の造形精度、サポート材の溶解性の点から、25℃環境下で1%圧縮時の圧縮応力が0.5kPa以上が好ましく、2kPa以上がより好ましい。
前記サポート材の支持力としては、サポート材を構成する(A)、(B)の成分について、それらの種類および含有量を選択することにより、上記範囲に調整することができる。なお、1%圧縮時の圧縮応力は、万能試験機(株式会社島津製作所製、AG−I)を用いて測定することができる。
サポート材の支持力としては、前記(A)成分が重合したポリマーに対して、前記(B)成分が水素結合することにより高い支持力を担保していると考えられる。
[サポート材の除去性]
前述のとおり、サポート材の支持力は、水素結合に由来する。前記サポート材の支持力は、水に浸漬させることにより弱まり、崩壊して除去することが可能になる。また、前記(B)が低分子量であると、拡散が早く、短い時間にて除去することが可能となる。
−−溶解液−−
前記溶解液は、例えば、水素結合能を有するものが挙げられる。
前記溶解液としては、例えば、水、アルコールであるブタノールやヘキサノール、アミンであるヘキシルアミンやペンチルアミン、芳香族化合物であるベンゼンやトルエンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、安全性の点から、水、アルコールが好ましい。
また、前記溶解液に添加物を加えてもよい。
前記添加物としては、例えば、界面活性剤などが挙げられる。前記界面活性剤の種類や量を調整することにより直鎖アルキル鎖に対する親和性を上げることができる。
前記溶解液は、サポート材を軟化させ、内部に浸透しやすくする点から、40℃以上が好ましいが、立体造形物の反りを予防する点から、40℃より低い温度を選択することもできる。
前記立体造形物の製造装置としては、ヒーターレスであることが好ましく、常温にて造形可能であることが好ましい。
次に、本発明の第5実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。
本実施形態は、造形解像度、造形方向(主走査方向及び副走査方向)に応じてモデル材301とサポート材302の境界に設ける隙間401の隙間量を変更する構成としている。
すなわち、例えば、本実施形態では、立体造形物の生産性の観点から、造形時の解像度は、主走査方向(X方向)で1200dpi、副走査方向(Y方向)300dpiとしている。
また、モデル材301及びサポート材302の液滴サイズを20〜100plとすると、この液滴サイズでは、着弾時のぬれ広がりが1dotよりも大きくなり、隣同士の滴が合一する。その結果、モデル材301とサポート材302が混色し、造形品質が低下する。
そこで、前述したように、モデル材301とサポート材302の境界に隙間401を設けて評価試験を行った。
評価試験としては、造形物をモデル材301とサポート材302の境界の隙間量を変化させて作製し、サポート材302を除去した後の造形物の造形品質を比較した。その結果を表4及び表5に示している。
なお、表4は、主走査方向(X方向)において、モデル材301とサポート材302の境界に隙間401を設け、その隙間量を変化させたときの結果を示している。表5は、副走査方向(Y方向)において、モデル材301とサポート材302の境界に隙間401を設け、その隙間量を変化させた結果を示している。
表4、表5において、モデル材301とサポート材302が混色していないものは「○」、混色しているものは「×」で示している。また、いずれの評価においても、隙間量の変化はサポート材302について実施した。
これらの結果から、モデル材301とサポート材302の境界に隙間を設ける場合、主走査方向及び副走査方向で造形物の混色は異なっており、造形解像度、造形方向(主走査方向及び副走査方向)に応じて、モデル材301とサポート材302の境界の隙間量を変化(変更)することで、造形品質を向上することができることが分かる。
Figure 2018114750
Figure 2018114750
そこで、図11を参照して具体的に説明すると、図11(a)に示すように、円柱状の造形物を形成するとき、モデル材301とサポート材302との間に隙間を設けないと、前述したように混色が生じることになる。
そこで、図11(b)に示すように、モデル材301とサポート材302との間に隙間401を設けることで混色を防止するが、このとき、X方向(主走査方向)では[8pixel]以上の隙間量とし、Y方向(副主走査方向)では2[pixel]以上の隙間量とする。
なお、上記の隙間量は、前述したように、主走査方向(X方向)で1200dpi、副走査方向(Y方向)300dpiとし、液滴サイズを20〜100plとしたときの例であり、これに限定されるものではない。
次に、モデル材とサポート材との境界に設ける隙間と最小の造形サイズとの関係について説明する。
例えば、貫通穴形状の場合、モデル材とサポート材との間に隙間を設けるため、小さい穴(直径0.1mm以下)を造形しようとすると、穴内にサポート材が吐出されず、造形ができないという造形不良が発生する。
同様に、四角穴、スリット形状において、四角穴の場合は1辺が0.1mm以下、スリット形状の場合はスリットの幅が0.1mm以下で造形できないという造形不良が発生する。
そこで、モデル材とサポート材との境界に隙間を設ける処理を行う場合でも、直径0.1mm以下の穴形状、1辺0.1mm以下の四角穴、幅0.1mm以下のスリット形状の造形を行う場合は、隙間を設けないようにすることが好ましい。これにより、造形不良を防ぎ、小さな造形物も造形することができるようになる。
次に、本発明の第6実施形態について図12及び図13を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する4層分の造形層のX方向に沿う模式的断面説明図、図13は同じくY方向に沿う模式的断面説明図である。
本実施形態では、平坦化ローラ16によって平坦化する造形層30D以外の造形層30A、30B、30Cを造形するときにも、モデル材301とサポート材302との境界に1滴(或いは複数滴)分の隙間401を設けている。
なお、ここでは、平坦化ローラ16の移動方向(X方向)においてモデル材301がサポート材302の下流側になる境界及び上流側になる境界と、移動方向と直交する方向(Y方向)の両側の境界にそれぞれ隙間401を設けている例で説明しているが、これに限定されるものではない。前記各実施形態においても、同様に、平坦化ローラ16によって平坦化する造形層以外の造形層を造形するときにも、モデル材301とサポート材302との境界に隙間を設けることができる。
10 立体造形装置
20 造形ユニット
11 第1ヘッド
12 第2ヘッド
13 UV照射ユニット
14 造形ステージ
15 昇降手段
16 平坦化手段
17 モデル材造形物
18 サポート材造形物
30 造形層

Claims (10)

  1. モデル材とサポート材とを吐出させ、前記モデル材及び前記サポート材を硬化させて層状造形物を形成し、
    前記層状造形物を順次積層し、前記モデル材からなる立体造形物を造形する方法であって、
    前記層状造形物を平坦化手段で平坦化する工程を含み、
    前記平坦化手段で平坦化する前記層状造形物を形成するときには、前記モデル材と前記サポート材との境界に隙間を設ける
    ことを特徴とする立体造形物を造形する方法。
  2. 前記平坦化手段の移動方向において、前記モデル材が前記サポート材の下流側になる境界に前記隙間を設ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体造形物を造形する方法。
  3. 前記平坦化手段の移動方向と直交する方向の前記モデル材と前記サポート材との境界に前記隙間を設ける
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形物を造形する方法。
  4. 前記平坦化手段の移動方向に沿う方向の前記モデル材と前記サポート材との境界に前記隙間を設ける
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の立体造形物を造形する方法。
  5. 前記隙間を設ける層状造形物は、前記平坦化手段で平坦化する前記層状造形物のみである
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の立体造形物を造形する方法。
  6. 前記隙間を設ける層状造形物は、前記平坦化手段で平坦化するまでに積層された前記層状造形物の内の前記平坦化手段で平坦化する前記層状造形物を含む連続する複数層の前記層状造形物である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の立体造形物を造形する方法。
  7. 前記モデル材と前記サポート材との境界に設ける前記隙間の隙間量は、解像度に応じて変更する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の立体造形物を造形する方法。
  8. 前記モデル材と前記サポート材との境界に設ける前記隙間の隙間量は、主走査方向及び副走査方向に応じて変更する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の立体造形物を造形する方法。
  9. モデル材とサポート材とを吐出させ、前記モデル材及び前記サポート材を硬化させて層状造形物を形成し、
    前記層状造形物を順次積層し、前記モデル材からなる立体造形物を造形する装置であって、
    前記層状造形物を平坦化する平坦化手段と、
    前記平坦化手段で平坦化する前記層状造形物を形成するときには、前記モデル材と前記サポート材との境界に隙間を設ける手段を備えている
    ことを特徴とする立体造形物を造形する装置。
  10. モデル材とサポート材とを吐出させ、前記モデル材及び前記サポート材を硬化させて層状造形物を形成し、
    前記層状造形物を順次積層し、前記モデル材からなる立体造形物を造形する動作の制御をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    前記層状造形物を平坦化手段で平坦化する制御と、
    前記平坦化手段で平坦化する前記層状造形物を形成するときには、前記モデル材と前記サポート材との境界に隙間を設ける制御とを前記コンピュータに行わせるプログラム。
JP2018003163A 2017-01-14 2018-01-12 立体造形物を造形する方法、立体造形物を造形する装置、プログラム Withdrawn JP2018114750A (ja)

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