JP2018111986A - 構造物点検装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り扱いの手間が少なく、点検装置に与える振動を低減でき、構造物に存在する設備から受ける影響が少なくて効率的に動作でき、また、構造物の機能に与える影響の少ない構造物点検装置を提供する。【解決手段】構造物点検装置1は、車台15の両側に、検査路3の手摺13に沿って走行する車輪16を4個ずつ備える。車台15の上に、鉛直方向に延在すると共に軸回りに回転する回転支柱17と、回転支柱17の上端に揺動関節19を介して連結された伸縮可能な揺動アーム20と、揺動アーム20の一端にジンバル装置22を介して取り付けられた可視光カメラ23と、揺動アーム20の他端に取り付けられたカウンターウェイト25を有する。進行方向の端部の車輪16と、この車輪16と隣り合う車輪16との間の間隔が、手摺13が有する途切れ部の長さよりも大きく設定可能に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば橋梁の床版の下側に設けられた部材を点検することができる構造物点検装置に関する。
橋梁の維持管理においては、部材の劣化や損傷の有無を外観により確認する外観観察が行われる。外観観察を行う方法としては、対象の部材に点検員が接近し、劣化や損傷の有無を視覚で確認する近接目視が多く行われている。近接目視は、高欄や舗装等のように接近が容易な部材のほか、床版の下面や主桁等のように接近が困難な部材についても行う必要がある。床版の下面や主桁の近接目視を行う場合、床版の下側に足場を設置し、この足場に点検員が乗ることにより部材に接近している。しかしながら、橋梁の床版の下側に足場を設置するには、手間と費用がかかる問題がある。
そこで従来、点検員の接近が困難な部材の外観観察を行うため、橋梁の床版の上からアームを下方に延ばし、このアームの先端に取り付けたテレビカメラで床版の下面を撮影するように構成された点検装置が提案されている。この種の点検装置としては、図8に示すように、橋梁200の床版201の側部に設置される台車204と、この台車204に固定されて水平方向に延びる基部アーム205と、この基部アーム205の先端に連結されて鉛直下方に延びる垂下アーム207と、この垂下アーム207の下端に固定された水平アーム208と、この水平アーム208の先端に固定されて鉛直上方に延びる入り込みアーム209と、この入り込みアーム209の上端に装着された小型テレビカメラ210を備えた高架構造物用下面点検装置がある(特許文献1参照)。
この高架構造物用下面点検装置で床版201の下面の点検を行う場合、まず、台車204に付き添った点検員Mが、水平アーム208を床版201の側部と平行に配置すると共に、台車204を床版201の側部に隣接して位置させる。次いで、垂下アーム207と水平アーム208と入り込みアーム209を床版201の側部よりも外方に位置させた後、台車204に設けられた手動ウインチを操作して垂下アーム207を下降させる。これにより、水平アーム208と入り込みアーム209とを下降させて、入り込みアーム209の上端部のテレビカメラ210を、床版201を支持する桁202の下端よりも低い位置まで下降させる。引き続いて、垂下アーム207を手動で軸回りに回動させ、テレビカメラ210を床版201の下方へ回り込ませた後、手動ウインチを操作して垂下アーム207を上昇させ、テレビカメラ210を桁202と桁202の間に配置する。こうして、床版201の下側に位置する桁202の相互間に配置させたテレビカメラ210で撮像を行い、台車204に設置されたディスプレイ装置206にテレビカメラ210の撮像画像を表示させ、このディスプレイ装置206を点検員Mが視認することにより、床版201の下面や、この床版201の下側に位置する桁202の点検を行う。
特開2001−20224号公報
しかしながら上記高架構造物用下面点検装置は、床版201の側部に設置された台車204から順次連結された基部アーム205と、垂下アーム207と、水平アーム208と、入り込みアーム209とを有するので大掛かりなものとなり、運搬や設置等の取り扱いに手間がかかる問題がある。また、テレビカメラ210は、台車204から床版201の上面から側方を通って下側に回り込むように延在するアーム207,208,209の先端に取り付けられているので、振動し易い。したがって、台車204で走行しながら撮影を行うと、テレビカメラ210の振動により撮影画像の品質が悪化する不都合がある。また、高架構造物用下面点検装置を橋梁200の延在方向に移動させ、床版201の下面や桁202を連続してテレビカメラ210で撮影する場合、台車204から延出する基部アーム205が床版201の側部に存在する照明柱等の設備に接触し、移動が妨げられる。この設備を越えて橋梁200の延在方向に進むためには、複数のアーム207,208,209を一旦引き上げ、台車204を設備の側方を通過させた後、上記アーム207,208,209を再び所定位置に配置する必要がある。したがって、点検の効率が大幅に低下する不都合がある。また、床版201の側部を台車204が走行するので、この床版201の側部に設置されている歩行者通路や、車道の側道を、点検のために占有する必要がある。したがって、橋梁200の交通に対して影響を与える問題がある。
そこで、本発明の課題は、取り扱いの手間が少ない構造物点検装置を提供することにある。また、点検装置に与える振動を低減できる構造物点検装置を提供することにある。また、構造物に存在する設備から受ける影響が少なくて効率的に動作できる構造物点検装置を提供することにある。また、構造物の機能に与える影響の少ない構造物点検装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の構造物点検装置は、
車台と、
構造物を点検する点検機器と、
上記車台に取り付けられ、上記点検機器を上記車台の周りに移動自在に支持する支持機構と、
上記車台に取り付けられ、上記構造物に設けられた検査路が有する長尺部材に沿って走行する車輪と
を備えることを特徴としている。
構造物の検査路は、例えば部材の垂直面や下方を向いた面の近傍等のように、本来は容易に接近できない箇所に設置されることが多い。ここで、上記構成の構造物点検装置は、車台に取り付けられた車輪が、構造物の検査路が有する長尺部材に沿って走行するように形成されているので、上記構造物の容易に接近できなかった箇所に容易に設置される。したがって、上記点検機器によって構造物を容易に点検できるので、上記点検機器を支持する支持機構は、従来の高架構造物用下面点検装置の複数のアームのような大掛かりなものが不要である。その結果、構造物点検装置の取り扱いの手間を少なくできる。また、上記点検機器を車台に支持する支持機構を、従来よりも小型にできるので、従来のように点検機器が長尺のアームに支持されて振動する不都合を防止できる。また、この構造物点検装置は、検査路の長尺部材に沿って移動するので、例えば構造物としての橋梁に存在する照明柱等の設備の影響を受けることなく移動できる。したがって、従来のように、構造物の設備を回避するための作業が不要であるので、効率的に点検を行うことができる。また、この構造物点検装置は、検査路の長尺部材に沿って移動するので、例えば構造物としての橋梁の床版上のような、構造物の機能を提供する位置に配置されない。したがって、この構造物点検装置は、構造物の点検を行う際に、構造物の機能に与える影響を少なくできる。ここで、検査路の長尺部材としては、検査路の両側に設置された手摺が好ましい。
一実施形態の構造物点検装置は、上記車輪は、上記車台の進行方向に少なくとも3個配列されており、隣り合う少なくとも一組の車輪の配置間隔が、変更可能に形成されている。
上記実施形態によれば、車輪が走行する検査路の長尺部材には、例えば検査路の分岐部や出入口等で、長尺部材が途切れる途切れ部が存在する場合がある。ここで、本実施形態の構造物点検装置は、車輪が車台の進行方向において少なくとも3個配列されており、隣り合う少なくとも一組の車輪の配置間隔が、変更可能に形成されている。上記一組の車輪の配置間隔を、検査路の長尺部材が途切れる途切れ部の長さよりも長く調節すれば、長尺部材を走行する車輪のうち、一つの車輪が長尺部材の途切れ部に位置しても、他の少なくとも2つの車輪は長尺部材に接したままになる。これにより、途切れ部によって車輪が走行不能になる不都合を防止でき、長尺部材の途切れ部を乗り越えることができて、検査路に沿った走行を継続することができる。また、種々の長さの途切れ部に応じて車輪の配置間隔を調節することにより、種々の長さの途切れ部を乗り越えることができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記複数の車輪のうちの端に位置する車輪と、この車輪に隣り合う車輪との間の距離が、変更可能に形成されている。
上記実施形態によれば、複数の車輪のうちの端に位置する車輪と、この車輪と隣り合う車輪との間の距離を、長尺部材の途切れ部の長さよりも大きく変更することにより、上記端の車輪が途切れ部に位置しても、上記隣り合う車輪を長尺部材に接したままにできる。したがって、長尺部材の途切れ部を乗り越えることができて、検査路に沿った走行を継続することができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記隣り合う車輪の配置間隔が、上記長尺部材が途切れる途切れ部の長さよりも長く設定可能に形成されている。
上記実施形態によれば、上記隣り合う車輪のうちの一方の車輪が途切れ部に位置しても、他方の車輪を長尺部材に接したままにできるので、長尺部材の途切れ部を乗り越えることができて、検査路に沿った走行を継続することができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記車輪は、上記車台の進行方向に少なくとも3個配列されており、隣り合う少なくとも一組の車輪の配置間隔が、上記長尺部材が途切れる途切れ部の長さよりも長く設定されている。
上記実施形態によれば、車輪が走行する検査路の長尺部材には、例えば検査路の分岐部や出入口等で、長尺部材が途切れる途切れ部が存在する場合がある。ここで、本実施形態の構造物点検装置は、車輪が車台の進行方向において少なくとも3個配列されており、隣り合う少なくとも一組の車輪の配置間隔が、検査路の長尺部材が途切れる途切れ部の長さよりも長く設定されている。これにより、長尺部材を走行する車輪のうち、一つの車輪が長尺部材の途切れ部に位置しても、他の少なくとも2つの車輪は長尺部材に接したままであるので、途切れ部によって車輪が走行不能になることが無い。したがって、この構造物点検装置は、長尺部材の途切れ部を乗り越えることができて、検査路に沿った走行を継続することができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記支持機構は、一端に上記点検機器が取り付けられるアーム部材と、このアーム部材の他端側を鉛直軸回りに回転可能かつ水平軸回りに回転可能に上記車台に連結するリンク機構とを有する。
上記実施形態によれば、支持機構のアーム部材の他端が、リンク機構により、鉛直軸回りに回転可能かつ水平軸回りに回転可能に車台に連結されることにより、このアーム部材の一端の点検機器を、高い自由度で車台から所望の方向に向けることができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記支持機構は、上記アーム部材が伸縮可能に形成されている。
上記実施形態によれば、支持機構のアーム部材が伸縮可能に形成されているので、このアーム部材の一端の点検機器を、高い自由度で車台から所望の距離に配置することができる。特に、上記アーム部材の他端が、リンク機構により、鉛直軸回りに回転可能かつ水平軸回りに回転可能に車台に連結されることで、上記アーム部材の一端の点検機器を、高い自由度で車台から所望の方向及び距離に配置することができる。その結果、高精度の点検を行うことができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記支持機構は、上記アーム部材の一端に、ジンバル装置を介して上記点検機器が取り付けられている。
上記実施形態によれば、支持機構のアーム部材の一端に設けられたジンバル装置によって、点検機器を所望の方向に向けることができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記ジンバル装置は、上記アーム部材の振動に抗して上記点検機器の方向を所定の方向に維持する振動防止機能を有する。
上記実施形態によれば、検査路の長尺部材に沿って車輪が走行し、車台が移動するに伴って支持機構のアーム部材に振動が生じるが、アーム部材の一端に設けられたジンバル装置の振動防止機能により、点検機器が所定の方向に安定して維持される。したがって、点検機器により安定して構造物の点検を行うことができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記支持機構は、上記アーム部材の他端よりも一端側寄りの位置にリンク機構が連結され、上記アーム部材の他端に上記点検機器の質量に対応したカウンターウェイトが設けられている
上記実施形態によれば、支持機構のアーム部材が、このアーム部材の他端よりも一端側の位置でリンク機構に連結されていると共に、このアーム部材の他端に点検機器の質量に対応したカウンターウェイトが設けられているので、点検機器の向きを容易に所望の方向に変更することができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記カウンターウェイトは、上記点検機器が出力する情報を処理する情報処理装置又は上記車輪を駆動する駆動装置へ電力を供給するためのバッテリである。
上記実施形態によれば、カウンターウェイトとして、点検機器が出力する情報を処理する情報処理装置又は車輪を駆動する駆動装置へ電力を供給するためのバッテリを利用することにより、錘のみの機能を有する部品をカウンターウェイトに用いるよりも、構造物点検装置の軽量化を図ることができる。
一実施形態の構造物点検装置は、上記車台に、上記検査路に位置する点検員が作業を行うための作業台が設けられている。
上記実施形態によれば、点検機器により構造物の点検を行いながら、検査路に位置する点検員が、点検に関する作業を作業台で行うことができる。したがって、構造物の点検の作業を効率的に行うことができる。ここで、作業台で行う作業としては、コンピュータを通じた点検機器の操作や、データの収集や、点検に関する書類の作成等が挙げられる。
本発明の実施形態の構造物点検装置で構造物を点検する様子を示す図である。 実施形態の構造物点検装置を示す正面図である。 実施形態の構造物点検装置を示す平面図である。 実施形態の構造物点検装置を示す側面図である。 実施形態の構造物点検装置の台車及び車輪を示す側面図である。 構造物点検装置の車台の変形例を示す側面図である。 実施形態の構造物点検装置で他の構造物を点検する様子を示す図である。 従来の高架構造物用下面点検装置を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態の構造物点検装置で構造物を点検する様子を示す図であり、図2は構造物点検装置を示す正面図であり、図3は構造物点検装置の平面図であり、図4は構造物点検装置の側面図である。本実施形態では、構造物としての橋梁を点検する場合について説明する。
この実施形態の構造物点検装置1は、橋梁2の点検として外観観察を行うために用いられる。構造物点検装置1は、橋梁2に設置された検査路3に沿って移動し、橋梁2の点検を行うものである。この橋梁2は上路トラス橋であり、上面に道路が設けられる床版5と、床版5の下側に配置されて床版5を支持するトラス構造6を有する。トラス構造6は、両側面に配置された垂直材7及び斜材と、下面に配置された横桁8及び下横構と、両側面の上端に配置された上弦材と、両側面と下面の接続部に配置された下弦材を有する。このトラス構造の下面の横桁8の上に、検査路3が設置されている。このように、検査路3は、床版5の上面の道路からは接近が困難なトラス構造6内に設置されている。床版5の上面の両端には、橋軸方向に延在する壁高欄9が配置され、この壁高欄9の上に、設備としての照明柱10が立設されている。
検査路3は、グレーチング等を含んで形成され、点検員が歩行する歩行路部材11と、歩行路部材11の両側に立設された複数の手摺支柱12,12,12,・・・と、手摺支柱12で支持されて歩行路部材11の両側の上方に延在する手摺13,13を有する。手摺13は、円形断面の棒部材で形成されており、本発明の長尺部材に該当する。
構造物点検装置1は、平面視においてH字形状を成す車台15と、この車台15の両側に夫々4個ずつ配列された車輪16,16,16,・・・を有する。車輪16は、外周面が径方向断面において概ね半円形状の輪郭を有し、検査路3の円形断面の手摺13の上部に嵌合するように形成されている。これらの車輪16は、後に詳述するように、進行方向の端部の車輪16と、この車輪16と隣り合う車輪16との間の間隔が、手摺13が有する途切れ部の長さよりも大きく設定可能に形成されている。
構造物点検装置1の車台15上には、鉛直方向に延在すると共に軸回りに回転可能な回転支柱17が、車台15の幅方向及び進行方向の中央に立設されている。回転支柱17の上端には、揺動関節19を介して揺動アーム20が揺動可能に連結されている。揺動アーム20は、伸縮可能なテレスコープ状の部材で形成され、一端に、ジンバル装置22を介して点検機器としての可視光カメラ23が取り付けられている。揺動アーム20の他端には、揺動関節19に関して可視光カメラ23の質量と釣り合う質量のカウンターウェイト25が設けられている。揺動アーム20の揺動関節19から一端までの長さの方が、揺動関節19から他端までの長さよりも大きく形成されており、この揺動アーム20の他端に設けられたカウンターウェイト25により、可視光カメラ23を小さい力で揺動可能に形成されている。上記回転支柱17、揺動関節19、揺動アーム20、ジンバル装置22、カウンターウェイト25及び角度保持部26によって、支持機構が構成されている。また、上記回転支柱17及び揺動関節19によって、リンク機構が構成されている。
回転支柱17には、揺動アーム20の角度を保持する角度保持部26が設けられている。この角度保持部26は、揺動アーム20の他端に連結された棒部材27に連結されている。この棒部材27は、一端が揺動アーム20の他端に対して回動可能に、かつ、他端が角度保持部26に対して揺動可能に連結されている。角度保持部26は、回転支柱17に沿って軸方向に移動可能、かつ、軸方向の所望の位置に固定可能に形成されている。揺動アーム20が揺動関節19を中心に揺動すると、角度保持部26が回転支柱17に沿って軸方向に移動する。揺動アーム20が所定の傾斜角度を成したときに角度保持部26を固定すると、上記揺動アーム20が上記傾斜角度で固定されるようになっている。
上記カウンターウェイト25は、ジンバル装置22及び可視光カメラ23の制御を行う情報処理装置としてのノート型PC(パーソナルコンピュータ)のバッテリにより形成されている。なお、車輪16を駆動する駆動装置を備え、この駆動装置に電力を供給するバッテリをカウンターウェイト25として用いてもよい。また、回転支柱17や揺動アーム20を駆動する電動の駆動装置を設け、この駆動装置に電力を供給するバッテリをカウンターウェイト25として用いてもよい。しかしながら、カウンターウェイト25は、必ずしもバッテリを利用する必要は無く、質量の比較的大きなものであれば、どのような材質を用いてもよい。
ジンバル装置22は、揺動アーム20の一端に連結される取付枠と、この取付枠に、互いに直交する2つの回転軸によって回転可能に搭載されたカメラ搭載部と、上記各回転軸回りの角速度を検出する回転センサと、上記各回転軸を駆動するモータと、これらのモータを制御する制御部を含んでいる。制御部は、上記回転センサの検出値に基づいてモータを制御することにより、揺動アーム20から、カメラ搭載部に搭載された可視光カメラ23へ伝わる振動を低減するようになっている。また、上記制御部は、点検員によって操作されるジョグスティック等の操作装置に接続されており、点検員からの操作装置への入力に基づいてモータを制御し、カメラ搭載部の可視光カメラ23を所望の方向へ向けることが可能になっている。なお、ジンバル装置22の回転軸は、3個以上設けられてもよい。
可視光カメラ23は、可視光を撮影して静止画像と動画像を出力するデジタルカメラであり、フラッシュや照明装置が搭載されている。この可視光カメラ23は、遠隔操作によって撮影の実行、開始、停止、ズーム、及び、フラッシュ又は照明装置の作動等を制御可能になっている。可視光カメラ23への制御信号の伝送や、可視光カメラ23からの静止画像や動画像の伝送は、有線又は無線回路によって、点検員が操作するノート型PCとの間で行われる。可視光カメラ23は、種々の画角の撮影画像を出力するものを用いることができる。例えば、水平画角が360度、垂直画角が180度の撮影画像を出力することにより、構造物の広範囲の外観観察を行うことができる。
上記車台15には、進行方向に関して回転支柱17の両側に、作業台28が設けられている。この作業台28は、平面視において、構造物点検装置1が設置された検査路3の両側の手摺13,13の間に架け渡されるように配置されており、検査路3の歩行路部材11上を歩行する点検員が、点検を行う際の作業を行うようになっている。この作業台28で行う作業としては、ノート型PCを通じたジンバル装置22及び可視光カメラ23の操作や、データの収集や、点検に関する書類の作成等が挙げられる。なお、作業台28は、進行方向に関して回転支柱17の一方の側のみに配置してもよい。
図5は、車台15と車輪16a,16b,16c,16dを示す側面図である。構造物点検装置1の幅方向の一方の側に設けられた4個の車輪16のうち、進行方向の両端に位置する車輪16a,16dと隣り合う2つの車輪16b,16cの位置が、車輪16の進行方向へ調節可能に形成されている。車台15の一方の側には、図5の紙面において左から右へ向かって順に、第1車輪16a,第2車輪16b,第3車輪16c,第4車輪16dが設けられている。各車輪16a,16b,16c,16dは、車軸を支持する軸受ユニット32a,32b,32c,32dを介して車台15に取り付けられている。これらの軸受ユニット32a,32b,32c,32dのうち、第1軸受ユニット32aと第4軸受ユニット32dは車台15に固定されている。一方、第2軸受ユニット32bと第3軸受ユニット32cは、矢印A及びBで示すように、車台15の側部に設けられたレール33に沿って進行方向に移動可能に形成されている。これらの第2軸受ユニット32bと第3軸受ユニット32cは、レール33に沿って移動させられた所望の位置に固定され、第1軸受ユニット32aと第2軸受ユニット32bとの間の距離と、第3軸受ユニット32cと第4軸受ユニット32dとの間の距離が、調整可能になっている。これにより、第1車輪16aと第2車輪16bとの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dとの間の距離が、調節可能になっている。
次に、上記構成の構造物点検装置1を用いて橋梁2の点検を行う方法を説明する。まず、構造物点検装置1を構成する部品を、数個の部分に分離して橋梁2の検査路3へ搬入する。例えば、構造物点検装置1を、車台15及び車輪16と、回転支柱17及び揺動アーム20と、カウンターウェイト25と、ジンバル装置22と、可視光カメラ23に分離して搬入する。続いて、検査路3へ搬入された部品を組み立てる。まず、検査路3の両側の手摺13の上に、この手摺13の上部に車輪16の外周面を嵌合させて、車台15を配置する。続いて、車台15に回転支柱17を取り付け、回転支柱17の上端の揺動関節19に、揺動アーム20を連結する。揺動アーム20の一端に、可視光カメラ23が搭載されたジンバル装置22を連結する。一方、揺動アーム20の他端に、カウンターウェイト25を固定すると共に棒部材27を連結し、この棒部材27を角度保持部26に連結する。続いて、作業台28にノート型PCを設置し、ジンバル装置22及び可視光カメラ23の通信及び制御に関する設定を行う。
こうして構造物点検装置1の設置が完了すると、橋梁2の点検としての外観観察を開始する。まず、揺動アーム20の長さを、点検対象の部材までの距離に応じて調整した後、揺動アーム20の傾斜角度を変更して、可視光カメラ23を点検対象の部材に接近させる。続いて、ノート型PCを介して、可視光カメラ23の撮影方向やズームや照明の強度等を調整し、部材の表面の静止画像又は動画像を撮影する。所定の部材の撮影が完了すると、点検員が車台15を手動で手摺13に沿って走行させ、次の点検対象の部材に対応する位置に構造物点検装置1を移動し、次の点検対象の部材の撮影を行う。なお、構造物点検装置1を移動させながら、可視光カメラ23による動画像の撮影を行ってもよい。
構造物点検装置1の車輪16が走行する手摺13には、図4に示すように、検査路3の出入口の設置個所等に、手摺13が途切れる途切れ部が存在する。この途切れ部に、第1車輪16aを進行方向の前方に向けて到達した構造物点検装置1は、走行を継続し、第1車輪16aを手摺13から離脱させる。このように、第1車輪16aが手摺13の途切れ部に達して手摺13から離脱しても、構造物点検装置1は、他の第2乃至第4車輪16b,16c,16dによって走行を継続することができる。また、第2車輪16bの車台15における位置が調節可能になっているので、この第2車輪16bの位置を、第1車輪16aと第2車輪16bとの間の距離が手摺13の途切れ部の距離よりも大きくなるように調節する。これにより、第1車輪16aが途切れ部を通過する間は、第2車輪16bが手摺13に留まって途切れ部に到達しないようにして、第2乃至第4車輪16b,16c,16dによる走行を継続できる。
この後、第1車輪16aが途切れ部を通過して手摺13に戻り、更に進行して第2車輪16b及び第3車輪16cが途切れ部に達しても、第1車輪16a及び第4車輪16dが手摺13に留まるので、走行を継続することができる。第3車輪16cが途切れ部に達すると、第3車輪16cの車台15における位置が調節可能になっているので、この第3車輪16cの位置を、第3車輪16cと第4車輪16dとの間の距離が手摺13の途切れ部の距離よりも大きくなるように調節する。これにより、第3車輪16cが途切れ部を通過する間は、第4車輪16dが手摺13に留まって途切れ部に到達しないようにできて、少なくとも第1車輪16a及び第4車輪16dによる走行を継続できる。
この後、第3車輪16cが途切れ部を通過して手摺13に戻ると、第1乃至第3車輪16a,16b,16cで走行を継続し、その結果、第4車輪16dが問題なく手摺13を離脱して途切れ部を通過できる。以上のようにして、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離を、途切れ部の距離よりも大きく調節することにより、途切れ部を問題無く通過することができる。
本実施形態において、第2及び第3車輪16b,16cの進行方向の位置を調節することにより、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離を調節可能としたが、他の構造によりこれらの距離を調節可能としてもよい。図6は、車輪16が取り付けられた車台の変形例を示す側面図である。変形例の車台115は、支持機構が取り付けられる本体116と、幅方向の両側部分かつ進行方向の前後部分に設けられ、上記本体116に対して進行方向にテレスコープ状に移動可能に形成された4個の梁部材117,117,117,117を有する。これらの梁部材117の先端部に、図6に示すように、第1車輪16aと第4車輪16dが、第1軸受ユニット32aと第4軸受ユニット32dを介して取り付けられている。また、車台115の本体116に、第2車輪16bと第3車輪16cが、第2軸受ユニット32bと第3軸受ユニット32cを介して取り付けられている。上記梁部材117の本体116に対する移動距離を調節することにより、第1車輪16a及び第4車輪16dが矢印C及びDで示すように進行方向に移動する。これにより、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離が調節可能になっている。変形例の車台115によれば、梁部材117を本体116に対して移動させることにより、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離を、容易に調節することができる。
以上のように、本実施形態の構造物点検装置1によれば、橋梁2の床版5の下側に配置された検査路3の手摺13に沿って移動可能に形成されているので、床版5の上面からは容易に接近できない床版5の下側に容易に設置することができる。したがって、可視光カメラ23により、床版5の下面や、床版5の下面とトラス構造6の接合部のような床版5の上面から容易に接近できない部分について、容易に外観観察を行うことができる。このように、本実施形態によれば、可視光カメラ23を床版5の下側に容易に接近させることができるので、従来のようにテレビカメラ210を支持するために複数の長尺なアーム207,208,209を用いる必要が無い。したがって、この構造物点検装置1は、取り扱いの手間が少ない。また、可視光カメラ23を車台15に支持する回転支柱17及び揺動アーム20は、従来のアーム207,208,209よりも大幅に短いので、揺動アーム20の一端に支持された可視光カメラ23の振動を効果的に抑制できる。
また、本実施形態の構造物点検装置1は、検査路3の手摺13に沿って移動するので、床版5の上面に設置された照明柱10の影響を受けることなく移動することができる。したがって、従来のように、床版201の側部に存在する照明柱等の設備を回避するための作業が不要であるので、点検を効率的に行うことができる。また、この構造物点検装置1は、床版5の下側の検査路3に沿って移動するので、床版5上の道路の機能に影響を与えることが無い。すなわち、従来のように、床版201の側部を走行する台車204が、床版201上の歩行者や車両の通行に影響を与える不都合を効果的に防止できる。また、本実施形態の構造物点検装置1は、トラス構造6内の検査路3に沿って移動可能であるので、従来の高架構造物用下面点検装置では不可能である、走行しながらトラス構造6の内側の点検を行うことが可能となる。
本実施形態の構造物点検装置1は、上路トラス橋の他に、図7に示すような箱桁橋100の点検に適用してもよい。この箱桁橋100は、床版を構成する鋼床版101の下面に、2連の箱桁104,104を有し、これらの箱桁104,104の下端の間を架け渡す下弦材105の上に、検査路3が配置されている。図7において、102は舗装であり、104aは2つの箱桁104の互いに外側に位置する外側ウェブであり、104bは2つの箱桁104の互いに内側に位置する内側ウェブである。106は、鋼床版101の箱桁104よりも外側の部分である側床版を補強するUトラフであり、107は、鋼床版101の箱桁104の内側の部分である箱桁部床版を補強するUトラフであり、108は、鋼床版101の箱桁104と箱桁104の間の部分である中床版を補強するUトラフである。110は横梁である。2連の箱桁104,104を有する箱桁橋100は、床版の幅が比較的大きいので、従来の高架構造物用下面点検装置では、水平アーム208の長さを箱桁104,104の間に達する程度に長くすることが困難である。したがって、従来の高架構造物用下面点検装置は、内側ウェブ104bと鋼床版101との接合部や、中床版のUトラフ108や、横梁110の箱桁104と箱桁104の間の部分を点検することができない。これに対して本実施形態の構造物点検装置1によれば、箱桁104,104の間に配置された検査路3に沿って走行するので、内側ウェブ104bと鋼床版101との接合部や、中床版のUトラフ108と中床版との接合部や、中床版のUトラフ108や、横梁110の箱桁104と箱桁104の間の部分等を、容易に点検することができる。
上記実施形態において、構造物点検装置1は、幅方向の一方の側部に4個の車輪16a,16b,16c,16dを有したが、車輪の数は側部において3個以上の何個でもよい。また、上記実施形態において、4個の車輪のうち、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離を調節可能に形成したが、3個以上の車輪のうち、進行方向の両端の車輪と、これらの両端の車輪に隣り合う車輪との間の距離を調節可能に形成すればよい。
また、上記実施形態において、4個の車輪のうち、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離を調節可能に形成したが、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離とのいずれか一方を調節可能に形成してもよい。また、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離を、手摺13が有する途切れ部の距離よりも予め大きく設定しておけば、いずれの車輪16も移動不可に車台15に固定してもよい。また、第1車輪16aと第2車輪16bの間の距離と、第3車輪16cと第4車輪16dの間の距離のうち、いずれか一方が、手摺13が有する途切れ部の距離よりも大きくなるように、車輪16を車台15に固定してもよい。
また、上記実施形態において、構造物点検装置1は点検員の手動で移動したが、車台15に車輪16の駆動装置を設け、点検員が駆動装置の制御装置を操作して構造物点検装置1の移動を制御してもよい。
また、上記実施形態において、回転支柱17と揺動アーム20は手動で駆動したが、回転支柱17を軸回りに回転駆動する駆動装置と、揺動アーム20を伸縮駆動する駆動装置と、揺動アーム20を揺動関節19の回りに回転駆動する駆動装置を設け、揺動アーム20の回転角度と長さと傾斜角度を、駆動装置の制御によって調整するように構成してもよい。
また、検査路3の手摺13は円形断面を有したが、楕円断面や矩形断面等の他の形状の断面を有してもよい。この場合、車輪16の外周面の断面形状を、手摺13の上部の断面形状に対応した形状とすればよい。
また、上記実施形態において、車輪16は、検査路3の長尺部材としての手摺13に沿って走行したが、検査路3に長尺部材としてのレールを設置し、このレールに沿って車輪16を走行させてもよい。
また、上記実施形態において、点検機器として可視光カメラ23を用いて、点検として外観観察を行う場合を説明したが、本発明の構造物点検装置で行う点検は、可視光カメラを用いた外観観察に限られない。例えば、点検機器として赤外線カメラを用いて、構造物の外観観察や、温度分布観察などを行ってもよい。また、点検機器として超音波探傷装置や音響探傷装置等を用いて、構造物の探傷を行ってもよい。また、点検の対象の構造物は、橋梁以外に、ダム、水路、堤防、プラント、建築物等の検査路を有するものであれば、広く該当する。
1 構造物点検装置
2 橋梁
3 検査路
5 床版
6 トラス構造
9 壁高欄
10 照明柱
11 歩行路部材
12 手摺支柱
13 手摺
16 車輪
17 回転支柱
19 揺動関節
20 揺動アーム
22 ジンバル装置
23 可視光カメラ
25 カウンターウェイト
26 角度保持部
27 棒部材
28 作業台
32 軸受ユニット
33 軸受ユニット用のレール

Claims (12)

  1. 車台と、
    構造物を点検する点検機器と、
    上記車台に取り付けられ、上記点検機器を上記車台の周りに移動自在に支持する支持機構と、
    上記車台に取り付けられ、上記構造物に設けられた検査路が有する長尺部材に沿って走行する車輪と
    を備えることを特徴とする構造物点検装置。
  2. 請求項1に記載の構造物点検装置において、
    上記車輪は、上記車台の進行方向に少なくとも3個配列されており、隣り合う少なくとも一組の車輪の配置間隔が、変更可能に形成されていることを特徴とする構造物点検装置。
  3. 請求項2に記載の構造物点検装置において、
    上記複数の車輪のうちの端に位置する車輪と、この車輪と隣り合う車輪との間の距離が、変更可能に形成されていることを特徴とする構造物点検装置。
  4. 請求項2に記載の構造物点検装置において、
    上記隣り合う車輪の配置間隔が、上記長尺部材が途切れる途切れ部の長さよりも長く設定可能に形成されていることを特徴とする構造物点検装置。
  5. 請求項1に記載の構造物点検装置において、
    上記車輪は、上記車台の進行方向に少なくとも3個配列されており、隣り合う少なくとも一組の車輪の配置間隔が、上記長尺部材が途切れる途切れ部の長さよりも長く設定されていることを特徴とする構造物点検装置。
  6. 請求項1に記載の構造物点検装置において、
    上記支持機構は、一端に上記点検機器が取り付けられるアーム部材と、このアーム部材の他端側を鉛直軸回りに回転可能かつ水平軸回りに回転可能に上記車台に連結するリンク機構とを有することを特徴とする構造物点検装置。
  7. 請求項6に記載の構造物点検装置において、
    上記支持機構は、上記アーム部材が伸縮可能に形成されていることを特徴とする構造物点検装置。
  8. 請求項6に記載の構造物点検装置において、
    上記支持機構は、上記アーム部材の一端に、ジンバル装置を介して上記点検機器が取り付けられていることを特徴とする構造物点検装置。
  9. 請求項8に記載の構造物点検装置において、
    上記ジンバル装置は、上記アーム部材の振動に抗して上記点検機器の方向を所定の方向に維持する振動防止機能を有することを特徴とする構造物点検装置。
  10. 請求項6に記載の構造物点検装置において、
    上記支持機構は、上記アーム部材の他端よりも一端側寄りの位置にリンク機構が連結され、上記アーム部材の他端に上記点検機器の質量に対応したカウンターウェイトが設けられていることを特徴とする構造物点検装置。
  11. 請求項10に記載の構造物点検装置において、
    上記カウンターウェイトは、上記点検機器が出力する情報を処理する情報処理装置又は上記車輪を駆動する駆動装置へ電力を供給するためのバッテリであることを特徴とする構造物点検装置。
  12. 請求項1に記載の構造物点検装置において、
    上記車台に、上記検査路に位置する点検員が作業を行うための作業台が設けられていることを特徴とする構造物点検装置。
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