JP2018111629A - ガラス部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部が多孔質相であって、表層部が緻密質相である軽量なガラス部材及びその製造方法の提供。【解決手段】ガラス母材1を熱処理し、2相に分相させる工程、一方の相を酸またはアルカリで除去することにより多孔質体を得る工程、前記多孔質体の表面を熱処理して緻密質相3を形成する工程により、表面粗さRaが100nm以下、多孔質相2における孔4の孔径が100nm以下であり、緻密質相3の厚みが0.1〜100μmとする、ガラス部材1、及びその製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス部材及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話、自動車等の窓、車載用ディスプレイ等に使用されるガラス部材の軽量化が求められている。このような要求に対し、一般的にガラスの薄肉化が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5633718号
しかしながら、一般的なガラスは密度が大きいため、ガラス部材の軽量化には限界があった。
以上に鑑み、本発明は、軽量なガラス部材を提供することを目的とする。
本発明のガラス部材は、内部が多孔質相であって、表層部が緻密質相であることを特徴とする。このようにすれば、ガラス部材を軽量化することができる。
本発明のガラス部材は、表面粗さRaが100nm以下であることが好ましい。このようにすれば、表面の光散乱が小さくなりやすく、ガラス部材の可視光域における光透過率が高くなりやすい。
本発明のガラス部材は、多孔質相における孔の孔径が100nm以下であることが好ましい。このようにすれば、孔の孔径が可視光波長よりも十分に小さいため、ガラス部材の可視光域における光透過率が高くなりやすい。
本発明のガラス部材は、緻密質相の厚みが0.1〜100μmであることが好ましい。
本発明のガラス部材は、多孔質相の孔にガスを含む、または多孔質相の孔内が減圧状態であることが好ましい。このようにすれば、さらなる軽量化が可能となる。なお、ここでいう「ガス」とは、室温において気体となるもの、「減圧」とは大気圧より低い圧力を示す。
本発明のガラス部材は、密度が2.2g/cm未満であることが好ましい。
本発明のガラス部材は、可視光域においてヘイズ率が10%以下であることが好ましい。
本発明のガラス部材の製造方法は、ガラス母材を熱処理し、2相に分相させる工程、一方の相を酸またはアルカリで除去することにより多孔質体を得る工程、前記多孔質体の表面を熱処理して緻密質相を形成する工程を含むことを特徴とする。当該方法によれば、ガラス部材を容易に作製することが可能となる。
本発明のガラス部材の製造方法は、ガラス母材を熱処理し、2相に分相させる工程、一方の相を酸またはアルカリで除去することにより多孔質体を得る工程、及び、前記多孔質体の表面にガラス板を貼り合せることにより緻密質相を形成する工程を含むことを特徴とする。当該方法によれば、ガラス部材を容易に作製することが可能となる。
本発明によれば、軽量なガラス部材を提供することが可能となる。
本発明のガラス部材の一例を示す模式的断面図である。 本発明のガラス部材の他の例を示す模式的断面図である。 本発明のガラス部材の製造方法の第1の実施形態を示す模式的断面図である。 本発明のガラス部材の製造方法の第2の実施形態を示す模式的断面図である。
以下に、本発明のガラス部材の実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明のガラス部材の一例を示す模式的断面図である。
本発明のガラス部材1は内部が多孔質相2であって、表層部が緻密質相3であることを特徴とする。内部が多孔質相2から構成されているため、ガラス部材1を軽量化することができる。また、表層部が緻密質相3から構成されているため、孔4へのガス、水分等の侵入が生じにくくガラス部材1の劣化や質量変化を防止することができる。なお、「緻密質相」とは、孔径1nm以上の孔が形成されていない相を意味する。
なお、ガラス部材1の形状は特に限定されないが、通常は板状である。そのほか、棒状、管状、レンズ状、ファイバー状、ブロック状と一般的なガラスの形状を有することができる。
ガラス部材1の表面粗さRaは、100nm以下、90nm以下、特に80nm以下であることが好ましい。Raが大きすぎると、表面の光散乱が大きくなりやすいため、ガラス部材1の可視域における光透過率が低下しやすくなる。Raの下限は特に限定されないが、現実的には0.05nm以上である。
多孔質相2における孔4の孔径は、100nm以下、90nm以下、特に80nm以下であることが好ましい。孔4の孔径が大きすぎると、光が散乱しやすくなり、ガラス部材1の可視光域における光透過率が低くなりやすい。孔4の孔径の下限は特に限定されないが、現実的には10nm以上である。
多孔質相2の孔4は、ガスを含むことが好ましい。ガスは、空気、窒素、酸素、水素、アルゴン等の希ガス、混合ガス等であることが好ましい。孔4にガスを含むことで、ガラス部材1を軽量化しやすくなる。ガラス部材1をより軽量化するためには、ガスが空気より軽い水素または窒素であることが特に好ましい。また、孔4が減圧状態であってもよい。
緻密質相3の厚みは、0.1〜100μm、0.5〜90μm、特に1〜80μmであることが好ましい。緻密質相3の厚みが小さすぎると、ガラス部材1が割れやすくなる。一方、緻密質相3の厚みが大きすぎると、ガラス部材1を軽量化しにくくなる。
上記のような構成のガラス部材1の密度は、2.2g/cm未満、2.1g/cm以下、特に2g/cm以下になりやすい。ちなみに、密度と誘電率には正の相関があることが一般的に知られている。密度が小さいと誘電率も小さくなるため、本発明のガラス部材は、携帯電話、タブレットPC等の低誘電率が求められる基板材料としての利用も可能である。
また、可視光域においてヘイズ率が10%以下、9%以下、特に8%以下になりやすい。ヘイズ率が大きすぎると、ガラス部材1の透明性が損なわれるため、携帯電話等のディスプレイに使用しにくくなる。ヘイズ率の下限は特に限定されないが、現実的には、0.1%以上である。
なお、孔4は、真球状、略楕円体、チューブ状等の様々な形状を有する。
図2は、本発明のガラス部材の他の例を示す模式的断面図である。図2において、孔4は、表面から内部まで連結した貫通孔である。
次に、本発明のガラス部材の製造方法について説明する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明のガラス部材の製造方法の第1の実施形態を示す模式的断面図である。
まず、次に述べるようなガラス組成になるように、ガラス原料を調合する。
ガラス組成としては、後述するように、熱処理すると分相しやすいホウケイ酸ガラスであることが好ましい。
ホウケイ酸ガラスとしては、質量%で、SiO 50〜80%、B 1〜40%、RO(RはLi、Na、Kから選択されるすくなくともいずれか1種) 0〜20%、R’O(R’はMg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも1種) 0〜20%、Al 0〜10%、P 0〜10%、ZnO 0〜10%を含有するものであることが好ましい。以下に、各成分の含有量を上記のように特定した理由を説明する。なお、特に断りがない場合、以下の成分含有量に関する説明において、「%」は「質量%」を意味する。
SiOはガラスネットワークを形成する成分である。SiOの含有量は50〜80%、特に50〜75%であることが好ましい。SiOの含有量が少なすぎると、耐候性や機械的強度が低下する傾向がある。一方、SiOの含有量が多すぎると、溶融温度が高くなる傾向がある。
はガラスネットワークを形成し、分相を促進する成分である。Bの含有量は1〜40%、2〜38%、2〜35%であることが好ましい。Bの含有量が少なすぎると、上記効果が得にくい。一方、Bの含有量が多すぎると、耐候性が低下しやすくなる。
O(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)は溶融温度を低下させて溶融性を改善する成分であるとともに分相を促進させる成分である。ROの含有量は0〜20%、特に0.1〜18%であることが好ましい。ROの含有量が多すぎると、耐候性が低下する傾向がある。なお、LiO、NaO及びKOの含有量は各々0〜20%、特に0.1〜18%であることが好ましい。
R’O(R’はMg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも1種)は溶融温度を低下させて溶融性を改善する成分である。R’Oの含有量は0〜20%、特に0.1〜18%であることが好ましい。R’Oの含有量が多すぎると、耐候性が低下する傾向がある。なお、MgO、CaO、SrO及びBaOの含有量は各々0〜20%、特に0.1〜18%であることが好ましい。
Alは耐候性や機械的強度を向上させる成分である。Alの含有量は0〜10%、0〜8%であることが好ましい。Alの含有量が多すぎると、溶融性が低下する傾向がある。
は溶融温度を低下させてかつ分相を促進させる成分である。Pの含有量は0〜10%、特に0.1〜8%であることが好ましい。ZnOの含有量が多すぎると、耐候性が低下する傾向がある。
ZnOは溶融温度を低下させて溶融性を改善する成分である。ZnOの含有量は0〜10%、特に0.1〜8%であることが好ましい。ZnOの含有量が多すぎると、耐候性が低下する傾向がある。
上記成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で種々の成分を含有させることができる。例えば、TiO、ZrO、La、Ta、TeO、Nb、Gd、Y、Eu、Sb、SnO、P、Bi及びZnO等をそれぞれ15%以下、さらには10%以下、特に5%以下、合量で30%以下の範囲で含有させてもよい。
次に、調合したガラスバッチを白金坩堝に入れた後、1400〜1600℃で2〜48時間溶融する。次いで、溶融ガラスをカーボン板上に流し出して、板状に成形した後、300〜600℃で10分〜10時間徐冷を行いガラス母材5を得る。なお、得られたガラス母材5を所望の形状にするために、切削、研磨等の加工を施しても構わない。
得られたガラス母材5を熱処理し、2相(ガラス相6、ガラス相7)に分相させる。熱処理温度は、400〜800℃、450〜750℃、特に500〜700℃であることが好ましい。熱処理温度が高すぎると、ガラス母材5が軟化し、所望の形状を得にくくなる。一方、熱処理温度が低すぎると、ガラス母材5を分相させにくくなる。熱処理時間は、10分以上、1時間以上、特に3時間以上であることが好ましい。熱処理時間が短すぎると、ガラス母材5を分相させにくくなる。熱処理時間の上限は特に限定されないが、現実的には、180時間以下である。
次に、2相に分相させたガラス母材5を酸またはアルカリに浸漬させ、ガラス相7を除去し、孔を有する多孔質体8を得る。酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸を用いることができる。なお、これらの酸を混合して用いてもよい。アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液を用いることができる。なお、これらのアルカリを混合して用いてもよい。酸やアルカリ水溶液の浸漬時間は1時間以上、10時間以上、特に20時間以上であることが好ましい。浸漬時間が短すぎると、多孔質体8を得にくくなる。浸漬時間の上限は特に限定されないが、現実的には、100時間以下である。浸漬温度は20℃以上、25℃以上、特に30℃以上であることが好ましい。浸漬温度が低すぎると、多孔質体8を得にくくなる。浸漬温度の上限は特に限定されないが、現実的には、95℃以下である。
次に、多孔質体8を熱処理して緻密質相を形成することにより、多孔質体8の表面の孔を封孔する。このようにして、内部が多孔質相2であって、表層部が緻密質相3であるガラス部材1を得る。熱処理する方法としては、ガスバーナー、電気炉による熱処理が挙げられる。ガスバーナー、電気炉により多孔質体8の表面を熱処理し、多孔質体8の表面のみを軟化変形、緻密化させることにより、多孔質体8の表面の孔を封孔することが出来る。なお、電気炉による熱処理温度は、400〜800℃、450〜750℃、特に500〜700℃であることが好ましい。熱処理温度が高すぎると、多孔質体8の表面のみでなく内部までも軟化変形させてしまいやすくなる。一方、熱処理温度が低すぎると、多孔質体8の表面を軟化変形させにくく表面の孔を封孔させにくくなる。熱処理時間は、5分〜10時間、10分〜8時間、特に20分〜6時間であることが好ましい。熱処理時間が長すぎると、多孔質体8の表面のみでなく内部までも軟化変形させやすくなる。一方、熱処理時間が短すぎると、多孔質体8の表面を軟化変形させにくく表面の孔を封孔させにくくなる。
得られたガラス部材1の組成は、質量%で、SiO 60〜99.5%、B 0〜5%、Al 0〜5%、RO(RはLi、Na、Kから選択されるすくなくともいずれか1種)0〜5%、R’O(R’はMg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも1種) 0〜5%になりやすい。
(第2の実施形態)
図4は、本発明のガラス部材の製造方法の第2の実施形態を示す模式的断面図である。
多孔質体8の表面の孔を封孔する工程以外は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態では、多孔質体8の表面に、ガラス板9を貼り合せることにより緻密質相を形成し、表面の孔を封孔させ、ガラス部材1を得る。
多孔質体8とガラス板9の貼り合せ方法としては、熱処理し多孔質体8とガラス板9を融着させる方法、ガラスフリットまたは樹脂による接合、原子拡散接合、表面活性化接合、陽極接合等を用いることが出来る。
ガラス板9の厚みは、1〜100μm、5〜90μm、特に10〜80μmであることが好ましい。ガラス板9の厚みが小さすぎると、貼り合せの際に破損する恐れがある。ガラス板9の厚みが大きすぎると、軽量なガラスが得にくくなる。
多孔質体8とガラス板9の熱膨張係数(30〜300℃)の差は、10ppm/℃以下、8ppm/℃以下、特に5ppm/℃以下であることが好ましい。熱膨張係数の差が大きすぎると、多孔質体8、ガラス板9に応力がかかり剥離等の破損が生じやすくなる。
以下、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、質量%で、SiO 63%、Al 3%、B 27%、NaO 7%のガラス組成になるように、ガラス原料を調合したガラスバッチを白金坩堝に入れた後、1550℃で24時間溶融した。ガラスバッチの溶融に際しては、白金スターラーを用いて攪拌し、均質化を行った。次いで、溶融ガラスをカーボン板上に流し出して、板状に成形した後、500℃で30分間徐冷した。得られた試料を、切削、研磨し、20×20mm×0.5mm(厚み)のガラス母材を得た。
得られたガラス母材を電気炉にて540℃で72時間熱処理し、分相させた。分相後のガラス母材を1規定の硫酸(90℃)中に50時間浸漬した後、純水で洗浄し、多孔質体を得た。
得られた多孔質体の表面をガスバーナーで熱処理し、表面の孔を封孔しガラス部材を得た。
得られたガラス部材の断面を光学顕微鏡で観察したところ、ガラス部材の内部は多孔質であり、表層部が緻密質であった。また、得られたガラス部材の組成、ヘイズ率、内部の細口分布のピーク、表面粗さRa、密度を測定した。ガラス部材の組成は、質量%でSiO 96%、B 3%、NaO 1%であった。ヘイズ率は2.5%、内部の細孔分布のピークは4nm、表面粗さRaは12nm、密度は2.0g/cmであった。
(実施例2)
実施例1で作製した多孔質体の全面に、厚み30μmの超薄板ガラス(日本電気硝子社製G−Leaf)を、電気炉にて750℃で3時間熱処理し貼り合せることにより、ガラス部材を得た。
得られたガラス部材の断面を光学顕微鏡で観察したところガラス部材の内部は多孔質であり、表層部が緻密質であった。また、得られたガラス部材のヘイズ率、内部の細口径分布のピーク、表面粗さRa、密度を測定した。ヘイズ率は2.5%、内部の細孔径分布のピークは4nm、表面粗さRaは9nm、密度は2.1g/cmであった。
なお、組成は、エネルギー分散型X線分析装置(堀場製作所社製 EX−250)により測定した。
ヘイズ率は、紫外可視近赤外分析光度計(島津製作所社製 UV−3100PC)を用い、JIS K7361−1−1997に基づいて測定した。
内部の細孔分布のピークは、細孔分布測定装置(カンタクローム社製 QUADRASORB evo)により測定した。
表面粗さRaは、表面粗さ測定器(小坂研究所社製 SE700)により測定した。
密度は、アルキメデス法により測定した。
本発明のガラス部材は、自動車等の移動体用の軽量窓、テレビ等の軽量表示デバイス、電子配線基板の低誘電率基材として好適である。
1 ガラス部材
2 多孔質相
3 緻密質相
4 孔
5 ガラス母材
6 ガラス相
7 ガラス相
8 多孔質体
9 ガラス板

Claims (9)

  1. 内部が多孔質相であって、表層部が緻密質相であることを特徴とするガラス部材。
  2. 表面粗さRaが100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のガラス部材。
  3. 多孔質相における孔の孔径が100nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス機材。
  4. 緻密質相の厚みが0.1〜100μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラス部材。
  5. 多孔質相の孔にガスを含む、または多孔質相の孔内が減圧状態であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガラス部材
  6. 密度が2.2g/cm未満であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガラス部材。
  7. 可視光域においてヘイズ率が10%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のガラス部材。
  8. ガラス母材を熱処理し、2相に分相させる工程、一方の相を酸またはアルカリで除去することにより多孔質体を得る工程、前記多孔質体の表面を熱処理して緻密質相を形成する工程を含むことを特徴とするガラス部材の製造方法。
  9. ガラス母材を熱処理し、2相に分相させる工程、一方の相を酸またはアルカリで除去することにより多孔質体を得る工程、及び、前記多孔質体の表面にガラス板を貼り合せることにより緻密質相を形成する工程を含むことを特徴とするガラス部材の製造方法。
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