JPH04160038A - 補強ガラス質多泡体 - Google Patents

補強ガラス質多泡体

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JPH04160038A
JPH04160038A JP28140090A JP28140090A JPH04160038A JP H04160038 A JPH04160038 A JP H04160038A JP 28140090 A JP28140090 A JP 28140090A JP 28140090 A JP28140090 A JP 28140090A JP H04160038 A JPH04160038 A JP H04160038A
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JP
Japan
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vetrous
vitreous
foam
thermosetting resin
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP28140090A
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English (en)
Inventor
Toyo Otsuki
大槻 東洋
Tatsuo Kikuchi
菊地 辰夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建材、断熱材、家具、什器基材等として利用さ
れるパネル状のガラス質多泡体に係り、その脆性を改善
した補強したガラス質多泡体に関する。
〔従来技術とその問題点〕
ガラス質多泡体は、その軽量断熱性、耐熱性等に優れ、
美装性も有することから多岐に亘り利用され、その使用
量も著しく増大しているが、多泡体であるがために脆く
、破損し易いという問題がある。
ガラス質多泡体の全面を緻密層とし、前記多泡体の欠陥
を改善する試みは為されているが、技術的に容易とはい
えず、ときに軽量断熱性を損ない、また緻密であるがゆ
えに強い外部衝撃を受けると破断分散し易いという問題
もある。
あるいはガラス質多泡体の内部に予め金属線等の補強材
を内在させることも公知であるが、該補強材とガラスと
の接着性、熱膨張係数の相違等に問題があり、これを解
消すべく中間材を介在させる手段もあるが簡単容易な技
術ではなく、製造コストを高騰させる要因にもなる。
ガラス質多泡体の表面に被覆塗装を施す例では特公昭6
3−32738号において、発泡ガラス板の表面に80
−t%以下の無機物充填材を含有した有機物系被覆層を
、特定厚み範囲で施すこと、それにより発泡ガラス板の
切削加工時に発生した切削粉の飛散を防止し、取付は施
工時のセメントモルタルとの接着に際し、剥離の発生を
防止すること等が開示されているが、単に前記有機物系
被覆層を施すのみではガラス質多泡体の脆性を有効に改
善し得ない。
一般のガラス成形品同様に、ガラス質多泡体はその成形
、移送工程、その後の取扱過程で表面に微細な亀裂が発
生しており、外力が加わったときに前記亀裂に応力集中
し、核部を起点として破損を生じ易いことは推察される
ところである。
本発明は前記成形工程で生じた微細亀裂を機械的強度等
に優れ、接着性の良好な樹脂で充填し、あるいはその後
の過程で生ずる微細亀裂の発生を前記樹脂で被覆してお
くことにより未然に防止することにより、ガラス質多泡
体の脆性を改善することを目的とし、鋭意検討の結果、
完成するに到ったものであり、格別高度な技術を必要と
せず、簡単な構成で容易に機械的強度等を向上せしめた
補強ガラス質多泡体を提供するものである。
[問題点を解決するための手段1 本発明は補強ガラス質多泡体に関し、パネル状のガラス
質多泡体の少なくとも裏面に熱硬化性樹脂塗装を施して
なり、該熱硬化性樹脂はその引張強度が300kg/c
j以上、伸び率が1%以上のもので、かつその塗装厚み
を20μ讃ないし1■−の範囲としたこと、好適には前
記ガラス質多泡体が緻密ガラス質表層と多泡ガラス質基
層からなること、更に前記ガラス質多泡体の角部、隅角
部、あるいいは更に側面にかけて有機高分子よりなる保
護被覆を施したことからなる。
ガラス質多泡体としてはセントラル硝子−製の商標「セ
ラフオーム」にかかる物品、すなわち緻密なガラス、あ
るいはこれにセラミックスを含んでなる緻密ガラス質表
層と、多泡ガラスあるいはこれにセラミックス等を含ん
でなる多泡ガラス質基層からなるもの、前記緻密ガラス
質表層と多泡ガラス質基層との間に中間多泡ガラス質層
を介在させたもの等が好適に採用できる。
緻密ガラス質表層は美装性、重厚感、清潔感を付与する
ことを主目的とするもので、ソーダ石灰系ガラス等のガ
ラス粉を主剤とし、あるいはさらにジルコニア等の耐熱
、強化剤や弁柄等の着色剤を添加混合したものを熱処理
により緻密層を形成したものであり、勿論強靭性高い硬
度による耐加傷性をも与えるが、ガラス質多泡体自体軽
量断熱性を一つの大きな目的とする以上、その厚みは数
−一程度、またはそれ以下に制約される。
多泡ガラス質基層はその使用目的によりかさ比重を各種
設定でき、例えば0.2程度から1.3程度のものが採
用できる。前記緻密ガラス質表層同様ガラス粉に随意耐
熱、強化剤、着色剤を加え、勿論炭酸カルシウム、カー
ボン等の発泡剤を適宜量添加混合することにより、熱処
理により多泡層を形成する。
また、例えば緻密ガラス質表層を透明層とした場合はそ
の直下に彩色多泡ガラス質基層、または彩色中間層を配
し、透視層を介してその彩色性を観賞する等、各種の多
様性を付与することができる。
熱硬化性樹脂は引張強度が300kg/−以上、かつ伸
び率が1%以上のものを選択することにより、ガラス質
多泡体に有効にその強度を発現せしめ、また仮に亀裂が
生じても接続係止せしめるものである。
なお、塗装厚みを20μ−以上としないと、前記補強作
用が不充分であり、他方[■を越えても膜厚に比例した
補強作用の増大が見込めないばかりか、厚膜程その乾燥
時の収縮の影響が著しく、ガラス質多泡体との接着性が
阻害され易い、従って20μ−〜1mmの範囲が適当で
ある。
該熱硬化性樹脂としては、フェノール、エポキシ、不飽
和ポリエステル、アルキッド、メラミン、ポリウレタン
、ビニルアセタール、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル等の樹脂が有効であり、特にフェノール、エ
ポキシ、不飽和ポリエステル、アルキッド、メラミン、
ポリウレタン、ビニルアセタール等の樹脂がガラスとの
接着性や機械的強度等の点で推奨できる。
熱硬化性樹脂に前記特性を損なわない範囲でファイバー
、フレーク等の充填剤を添加することは差し支えない。
これら充填剤の多くは樹脂の機械的強度を向上するが伸
び率を制約するので、その選択、添加量の設定には充分
留意する必要がある。
またガラス等との接着性をより良好にするためにビニル
トリクロロシラン、T−メタクリロキシプロピルトリメ
チロキシシラン、ビニルトリクロロシラン等のシランカ
ップリング剤や劣化防止剤、可塑剤等の適宜材料を同様
に添加することができる。
熱硬化性樹脂はガラス質多泡体の少なくとも裏面に塗装
することを必須とするもので、例えばガラス質多泡体の
表面が緻密ガラス質層であるときは、該表面に樹脂塗装
しても重厚感、清潔感を損なう恐れがあり、また太陽光
や風雨、外気の影響を直接受けるため長期使用において
汚染劣化し、美観も損ない易いので避けるべきである。
またガラス質多泡体の角部、隅角部、あるいは更に側面
は搬送、施工等取扱に際して局部的な割れ、欠けを生じ
易いので、当該部には厚めに高分子塗装、例えばシリコ
ンゴム塗装による保護被覆を施すのが好ましい。
以下本発明を、実施例を基に説明する。
〔実施例A〕
成形枠にソーダ石灰系ガラス粉と炭酸カルシウム発泡剤
からなる多泡ガラス質層原料を投入し、更にその上に緻
密ガラス質層としてのソーダ石灰系ガラス粉を投入、積
層したうえで、熱処理炉にセットし、800℃に昇温、
当該温度で20分保持することにより、添付第1図に示
すような、かさ比重2.6、厚み2.5II−の気泡の
ない緻密ガラス質層2と、かさ比重1.0の多泡ガラス
質層1からなり、250■■×100−■×151■(
厚み)のガラス質多泡体3を作製した。
さらにその裏面に熱硬化性樹脂4を塗装した。
塗装条件は以下のとおりであり、うちτは樹脂の引張強
度、Lは伸び率、tは塗装厚みである。
参照例(Base)−−−一樹脂塗装せず。
比較例1(C,Exl)−−−一不飽和ポリエステル樹
脂塗装、τ;150kg/ d、 L;14χ、t;4
5μm比較例2(C,Ex2)−−−一エポキシ樹脂塗
装[シリカ粉混入]、τ;450kg/ cj、L;0
.8χ、t;12μm比較例3(C,Ex3)−−−−
アクリル酸エステル樹脂塗装、r;170kg/  a
j、L;5%、t;1250μm実施例1(Exl)−
−−一油変成アルキッド樹脂塗装、τ;520kg/ 
cj、L;1.5χ、t;2Bμm実施例2 (Ex2
) −−−一エポキシポリエステル樹脂塗装、τ;35
0kg/ cd、L;9χ、t ; 320  μm実
施例3(Ex3)−−−一エポキシメラミン樹脂塗装、
τニア80kg/  07.L;3χ、t;950  
μm(注)上記()内記号は後述第2図(グラフ)にお
ける表示を示す。
該ガラス質多泡体について、曲げ強度(2点支持、2点
荷重)および衝撃強度を測定し、その結果を第2図のグ
ラフに示した。なおグラフ中衝撃強度は535gの重錘
を落下させたときの破壊を生じた距離をあられす。
グラフから明らかなとおり、実施例1〜3において強度
発現が顕著であるのに対し、比較例1においては樹脂の
引張強度が小さく、比較例2は樹脂の伸び率が小さく、
塗装厚みも薄いためいずれも顕著な補強効果を示さない
また比較例3は樹脂の伸び率においては問題ないが、引
張強度が小さく、また塗装厚みが厚く、硬化に際して収
縮が大きく、ガラス質多泡体との接着性が不充分となり
、充分な補強効果が得られなかった。
〔実施例B〕
〔実施例A〕実施例2で得られた試料について、更にそ
の角部、隅角部を含む側面に、第1図5に示すような高
分子塗装、すなわち約1++n厚のシリコンゴム塗装を
施した(実施例4)。
これとシリコンゴム塗装を施さないもの(比較例4)に
ついて、その側面エツジ部を交互に木槌で叩き、軽い衝
撃を加えたところ、比較例4においては16回の衝撃で
当該エツジ部の欠けが認められたのに対し、実施例4に
おいては30回の衝撃においても何ら変化が認められな
かった。
[発明の効果] 本発明によればガラス質多泡体の脆性を著しく改善し、
その手段も簡単容易であり、また角部、隅角部等に高分
子塗装を施した態様によれば、当該部の欠けを抑制でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の側断面図、第2図は実施例および比較
例を対比した曲げ強度、衝撃強度のグラフである。 l−一一一多泡ガラス質層 2−一一一緻密ガラス質層
3−−〜−ガラス質多泡体 4−一一一熱硬化性樹脂5
−−〜−高分子塗装 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)パネル状のガラス質多泡体の少なくとも裏面に熱硬
    化性樹脂塗装を施してなり、該熱硬化性樹脂はその引張
    強度が300kg/cm^2以上、伸び率が1%以上の
    もので、かつその塗装厚みを20μmないし1mmの範
    囲としたことを特徴とする補強ガラス質多泡体。 2)ガラス質多泡体が緻密ガラス質表層と多泡ガラス質
    基層からなることを特徴とする請求項1記載の補強ガラ
    ス質多泡体。 3)ガラス質多泡体の角部、隅角部、あるいは更に側面
    にかけて有機高分子よりなる保護被覆を施したことを特
    徴とする請求項1ないし2記載の補強ガラス質多泡体。
JP28140090A 1990-10-19 1990-10-19 補強ガラス質多泡体 Pending JPH04160038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997027150A1 (en) * 1996-01-29 1997-07-31 E.I. Du Pont De Nemours And Company Porous glass coated with an organic polymer and a method of coating porous glass with an organic polymer
JP2018111629A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 日本電気硝子株式会社 ガラス部材及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997027150A1 (en) * 1996-01-29 1997-07-31 E.I. Du Pont De Nemours And Company Porous glass coated with an organic polymer and a method of coating porous glass with an organic polymer
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