JP2018111202A - カード等打抜き選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】横占有面積の小スペース化を実現するカード等打抜き選別装置を提供する。【解決手段】搬送体9bとその隣の搬送体9cの間には4つの指定カード等分離手段15aからなるカード等分離部15が設けられている。指定カード等分離手段15aは、回動アーム19を有するソレノイド20と、回動アーム19の回動動作によって上下動作する上下動作部材21と、この上下動作部材21の上下動作によって前部側を回動動作させ後部側が軸支された、カード等の進行方向を変えるプレート形態の進行方向変え手段22とからなっている。進行方向変え手段22は、搬送されるカード等よりも上部側に設けられ、指定カード等が通過するときにはソレノイド20の作動によって後部側を下に回動させて、指定カード等を当ててその進行方向を下方側に変えて、搬送部10の搬送ルートから分離して指定カード等受部16に落とす【選択図】図2

Description

本発明は、シートの一部を打抜く打抜部で打抜形成されたカード等を該打抜部に続いて搬送する搬送部において、主に良カード等又は不良カード等のいずれか一方を、該搬送部の上側又は下側に分離し選別することを可能としたカード等打抜き選別装置に関する。
先行技術として、特許文献1(特開2011-68496)に記載の発明がある。なお、特許文献1の以下の説明においては、符号は当該特許文献1のものを用いて説明する。
一枚のシートから複数行複数列のカード配列でカードを打ち抜き、かつ、そのカード打抜跡にカードを戻してカード保持シートを形成する打抜装置29と、この打抜装置29から排出された前記カード配列を維持して搬送するローラ群(上下一対のローラでカードを挟持搬送する)からなるカード搬送部14と、カード保持シートの屑シートをカードから分離しカード搬送部14の外に排出する屑シート分離爪12と、カード搬送部14から排出されるカードをスライドしながら前記カード配列でカードを受けるカード受けトレー18と、カード受けトレー18のカードの個々を吸着しカード上げを行うカード吸着保持部19を備えたカード移し手段20と、前記カード配列と同じ配列とされた良カードを重ね収納するための良品カードストック22と、前記カード配列と同じ配列とされた不良カードを重ね収納するための不良品カードストック24と、カード搬送部14のローラとその隣のローラの間(以下「撮影ローラ区間」ともいう。)の上下に配置された、カード抜済みシートから分離されて通過するカードの上下面を撮影する撮影手段15a、15bと、この撮影手段15a、15bによって撮影されカード面データ(情報)と予め記憶されている基準カード面データとを比較して、カードの良・不良を判定する判定部26と、カード受けトレー18上にある全カードをカード吸着保持部19で吸着保持させた状態にして、カード受けトレー18からカードを上げ離し、良品カードストック22の上方位置にあっては前記良カードのみを落とすように前記吸着切替部を制御し、かつ、不良品カードストック24の上方位置にあっては前記不良カードのみを落とすようにカード吸着保持部19を制御するカード形成装置である。
そして、先行技術文献1の発明は、後部側(上流部側)から前部側(上流部側)に向かって、シートセット部2(シート置き部)、シート供給部3、位置合わせ部32(シートセット部)、シート搬送部4、打抜装置29、カード搬送部14、良品カードストック22、不良品カードストック24という配置となっているものであり、シートセット部2(シート置き部)、シート供給部3、位置合わせ部32(シートセット部)、シート搬送部4、打抜装置29およびカード搬送部14とで装置本体を形成しているものである。
また、先行技術文献1の発明における撮影手段15a、15bによる撮影は、前記撮影ローラ区間においてカード抜済みシートから分離されたカードのみの前半面(カード進行方向前側=下流側)を撮影し続いて後半面を撮影して、取得した前半面画像データと後半面画像データを合成して一枚のカード面画像データを作成するという、2回撮影を行うものであった。
また、特許文献2(特開2011-245417)に記載の先行技術も存在する(同技術の以下の説明においては、符号は特許文献2のものを用いている)。
一枚のシートから複数行複数列のカード配列でカードを打ち抜く打抜部3と、この打抜部3から前記カード配列を維持してまま排出された前記カードを、該配列カード配列を維持したまま搬送するための搬送ローラ48群と傾斜ベルト50とからなる搬送部と、1シート毎のカードを1つの重ねカード群にするカード群形成部7と、重ねカード群のカードを一枚ずつ撮影し良カード、不良カードを選別するカード検査部42と、重ねカード群をカード検査部42に搬送するベルトコンベヤー98とからなっている。
そして、先行技術文献2の発明は、後部側(上流部側)から前部側(上流部側)に向けてシート収納部45(シート置き部)、シート搬送手段46でシートをセットするシートセット部、打抜部3、シート搬送手段46、傾斜ベルト50およびカード重ね搬送部10を装置本体として、カード選別部を有するカード検査部42は該装置本体の横外側に設けられた形態としているものである。
特開2011-68496号公報 特開2011-245417号公報
特許文献1、2のいずれもが、良カードまたは不良カードの選別手段および収納部を、シート置き部、シートセット部、カード打抜き部およびカード搬送部とからなる装置本体の下流側横外側に設けているために、装置の横占有面積が著しく広くなってしまう、構成機械数が多くなり装置が大型になってしまう、構成機械数および部品点数が多くなるので装置が高コスト化するという欠点を有するものであった。
本発明は以上のような先行技術の欠点に鑑み、シートからカード等を打抜く打抜部と、該打抜部に続いて該カード等の打抜配列を維持したまま搬送する搬送部と、主に良カード等又は不良カード等のいずれか一方を分離(選別)するカード等分離手段とを備えたカード等打抜き選別装置において、横占有面積の小スペース化を実現するカード等打抜き選別装置を提供することを目的としている。
また、小スペース化、小型化、低コスト化を実現するカード等打抜き選別装置を提供することを目的としている。
本発明は特許請求の範囲において「カード等打抜き選別装置」としているが、その技術的範囲は「カジノ用品カード等打抜き選別装置、トランプカードカード等打抜き選別装置およびトレーディングカードカード等打抜き選別装置を除くカード等打抜き選別装置」である。
請求項においてはかかる事項を省略しているが、それは単に記載を簡潔にするためのものである。
したがって、本発明の技術駅範囲の「カード等打抜き選別装置」には、カジノ用品カード等打抜き選別装置、トランプカードカード等打抜き選別装置およびトレーディングカードカード等打抜き選別装置は含まれない。
上記目的を達成するために、本発明は以下に述べるような構成となっている。
<請求項1記載の発明>
シートから複数枚のカード等を打抜くとともに、該カード等の抜跡であるカード等抜跡に前記カード等を戻して、前記カード等抜跡に前記カード等が保持された状態のカード等保持シートを形成するカード等打抜戻し部と、
このカード等打抜戻し部から送出された前記カード等を、その打抜配列を維持したまま搬送する搬送部と、
前記カード等保持シートに保持されたシート保持状態のカードの上面の全面および下面の全面又はいずれか一方の全面を一回の撮影動作で撮影する撮影部と、
前記カード等保持シートのシート部分を前記カード等から前記搬送部の下側又は上側に分離してカード等が除去された除去済シートにする、前記撮影部の下流側に設けられたシート分離部と、
前記シート分離部より下流側に設けられた指定カード等分離手段と、
前記撮影部で撮影したカードのカードデータを記憶するカードデータ記憶部、前記カードデータから前記分離すべきカード等である指定カード等を特定して指定カード等データを作成する指定カード等特定部、前記指定カード等データに基づいて前記指定カード等分離手段の動作を指示する分離手段動作指示部とを有する制御部と、を備えてなるとともに、
前記シートから分離された前記指定カード等を前記搬送部の下側又は上側に選択的に前記指定カード等分離手段によって分離するようにし、前記指定カード等ではない非指定カード等を前記搬送部によって前記指定カード等分離手段の下流側に搬送するようにしたことを特徴とするカード等打抜き選別装置である。
「カード等」とは、シートから打抜かれた多様な形態のものを言う。例えば、四角形、円形、動物形、複雑な形のものなどその形態は多様である。また、カード等の使用目的も限定されるものではなく、クレジットカード、ゲーム用カード、メンコなどの遊戯用カード、アイスクリーム容器等の嵌め込み蓋、カップ麺容器の接着蓋などがある。
「指定カード等」とは、良カード等又は不良カード等が一般的であるが、これ以外に例えば、1シートに第1絵柄カードと第2絵柄カードのいう異なる種類のカードが印刷されている形態において、第2絵柄カードを指定カード等に指定して、指定カード等である第2のカードを搬送部から分離するなども含まれる。
<請求項2記載の発明>
前記搬送部は間隔を開けて設けられた複数のカード等搬送体(8a)、(8b)、(8c)を有していて、
前記カード等搬送体(8b)とその隣の前記カード等搬送体(8c)の間を撮影箇所とした前記撮影部が設けられ、
前記撮影箇所の前後距離である前記カード等搬送体(8b)と前記カード等搬送体(8c)との離間長さが前記カード等の長さよりも長く、
前記撮影部を構成する撮影手段が設けられ、前記カード等よりも長い前記撮影箇所の前記離間長さによって、前記撮影手段による前記カード等の上面および下面の全面又はいずれか一方の全面を1回の撮影で行うことを可能としたことを特徴とする請求項1記載のカード等打抜き選別装置である。
「カード等搬送体」には、上下一対のローラ、上下一対のコンベア、またはこれらの組み合わせ等の形態等である。
「撮影」には、「撮像」、「ライセンサーのようなスキャニング」等も含む。
「撮影手段」には、カメラ、ラインセンサー(ラインスキャナー)等がある。
「前記カード等の面等を撮影する」とは、カード等の面の撮影、カード等保持シートのシート部分を含む撮影、カート等の縁部分の撮影などが含まれる。
<請求項3記載の発明>
前記カード等打抜戻し部に検査用抜穴、検査用凹、検査用傷、検査用抜欠き部等の検査打込印を前記シートに形成する検査印打込形成手段を設け、
前記検査印打込形成手段の打込動作は前記カード等の打抜き動作と一体略同時に行われ、
前記撮影部によるカード面の撮影時に前記検査打込印も撮影されて検査打込印データが作成されることを特徴とする請求項1又は2記載のカード等打抜き選別装置である。
<請求項4記載の発明>
前記シートに予め印刷されている前記カード等の内の印刷不良箇所又は印刷良箇所を指定した指定箇所表記を、前記シート分離部より上流側で読取る表記読取手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のカード等打抜き選別装置である。
<請求項5記載の発明>
前記シート分離部の下流側に設けられた、前記シートから分離されたカード等の縁線の一部を撮影するカード等縁線撮影部を設け、
前記制御部に、前記カード等縁線撮影部で撮影した縁線データを記憶する縁線データ記憶部を設け、
前記制御部に、前記縁線データと前記カード等の上面の全面および下面の全面又はいずれか一方の全面の撮影データであるカード面データを合成する縁・面データ合成部を設けてなることを特徴とする請求項1,2又は4記載のカード等打抜き選別装置である。
<請求項6記載の発明>
前記指定カード等分離手段を設けず、前記制御部に前記指定カード等の搬送を止めるカード等止手段を前記シート分離部の下流側に設け、
前記カード等止手段の在る部位の搬送部のカード等を搬送する搬送手段はベルトであり、
前記分離手段動作指示部を設けず、前記制御部に前記指定カード等データに基づいて前記カード等止手段の動作を指示するカード等止手段動作指示部を設け、
前記制御部に前記カード等打抜戻し部の打抜動作を停止させ、前記搬送部の搬送動作を停止させる打抜搬送停止指示部を設け、
前記前記指定カードが不良カード等であり前記非指定カードが良カード等であることを特徴とする請求項1〜4又は5記載のカード等打抜き選別装置である。
<請求項7記載の発明>
前記ベルトには下り傾斜部が設けられ、
前記カード等止手段は、前記下り傾斜部の開始位置である下り開始位置より下流側に設けられ、かつ、前記カード等止手段で止られた前記指定カード等である止められ指定カード等の上流側の一部が前記下り開始位置より上流側に残る位置とされ、
前記止められ指定カード等の前記上流側に残る部位は、前記ベルトの前記下り開始位置の上流側部位面から離れたベルト離れ部位を形成し、
前記止められ指定カード等の後に搬送されるカード等は、前記ベルト離れ部位の下に入り込み前記止められる指定カード等の下に入り込み動作とされて、前記止められ指定カード等以後の搬送されてくる複数枚のカード等を重ねた状態で前記カード等止手段により止めることを可能としたことを特徴とする請求項6記載のカード等打抜き選別装置である。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
指定カード等を搬送部の下側又は上側に選択的に分離する指定カード等分離手段という構成によって、搬送部域内で指定カード等を分離処理できるものである。よって、横の占有面積の小さい装置(小スペース化装置)を実現するとともに、構成機械装置および部品点数の少ない小型で低コストの装置を実現するという効果を奏する。
「分離された指定カード等を受ける」とは、ボックス等に受収納する形態、ベルトコンベヤーなどの搬送手段で受ける等の意味である。
<請求項2記載の発明の効果>
請求項1と同様の効果を奏するとともに、カード等の長さよりも長い撮影箇所の離間長さの撮影部で、シートに保持状態のカード等を撮影するものであるので、カード等を落下させることなくカード等の全面を1回の撮影で行うことを実現するという効果を奏する。
<請求項3記載の発明の効果>
請求項1又は2記載の発明と同様な効果を奏するとともに、打抜かれたカード等縁近辺の色彩と除去済シートの縁近辺との色彩が同じである場合では、カード等保持シート形態にあっては撮影部などの検出手段の性能等によっては、打抜線が検出し難くなるという問題が生じる可能性がある。
カード等の打抜き動作と一体略同時に検査印打込形成手段による検査打込印がシートに形成されるので、確実に検出可能な検査打込印によって、検査打込印データの示す位置や傾き等とカード等の画像データが不良であればカード等の打抜も不良であるので、カード等保持シート形態での打抜線を検出することなく、また当該打抜線が不明瞭であってもカード等の打抜不良を確実に判断することを可能にするという効果を奏する。
<請求項4記載の発明の効果>
請求項1、2又は3記載の発明と同様な効果を奏するとともに、例えば印刷不良箇所をシート分離部より後部側(除去済シートを搬送ルートから分離する前)で表記読取手段により取得しているので、例えば印刷不良箇所データは既に取得済みであるので印刷不良カード等は当該印刷不良箇所データによって搬送ルートから分離すればよい。よって、例えば撮影部の撮影による検出データはカード等の抜位置や抜傾きなどの抜線データのみでよくなる。よって、良カード等・不良カード等の判定データ量が圧倒的に小さくでき、処理速度の向上、撮影手段を上側又は下側の一方のみとできるなどによる低コスト化や、打抜線の検出に特化した撮影手段の採用などを可能にするという効果を奏する。
<請求項5記載の発明の効果>
請求項1,2又は4記載の発明と同様な効果を奏するとともに、シート保持状態のカード等を撮影部で撮影した撮影データの縁線が不明瞭であっても、シート分離部の下流側に設けたカード等縁線撮影部による、シートから分離されたカード等の縁線の一部を撮影して得た縁線データによって、縁線を明確にして判定を行えるという効果を奏する。
<請求項6記載の発明の効果>
請求項1〜4又は5記載の発明と同様な効果を奏するとともに、不良カード等である指定カード等が検出されると、当該指定カード等はカード等止手段によって止められ、かつ、打抜動作及び搬送動作も止められるので、当該指定カード等を取り除いて、打抜搬送動作を再開させることを可能にするとともに、指定カード等を含まない良カード等である非指定カード等を集積等して行くことを可能にする効果を奏する。
<請求項7記載の発明の効果>
請求項6記載の発明と同様な効果を奏するとともに、カード等止手段で指定カード等を止めた場合、その後に搬送されてくるカード等を前記指定カード等の下に入り込み動作として、複数枚のカード等を重ねた状態で前記カード等止手段により止めることを可能としているので、シート分離部でシートから分離された複数枚のカート等を受け止めるカード等止手段までの搬送体の距離を短いものにできるという効果を奏する。
また、カード等止手段で止められたカード等は重ね状態にあるので、取除き作業を短時間で行うことを可能にするという効果を奏する。
例えば、1シートが横列3列×縦列9列=27枚の1シートを打抜くものである場合で、最初の横1列目の1枚に指定カード等が検出された場合では、その指定カード等がカード等止手段で止められ、シートはそのまま最後の列まで打抜かれて打抜動作と搬送動作が停止され、指定カート等を含む最初の横列の下に2列目〜9列目のカード等が下に重なった形態で止められることを可能とするものである。
カード等止手段で重ねて止められている27枚のカード等を取除き、打抜き動作を再開させ、該27枚のカード等は廃棄するとか、検査して指定カード等を取り除いた非指定カード等を使用することなどが可能となる。
本発明の実施例1の装置の側面図。 本発明の実施例1の装置の動作を示す部分拡大側面図。 本発明の実施例1のシート、カード等保持シートおよび除去済シートの平面図。 本発明の実施例1の装置の動作を示す部分拡大平面図。 本発明の実施例1の制御を示すブロック図。 本発明の実施例1のカード等打抜戻し部の動作を示す断面図。 本発明の実施例2の装置の側面図および動作を示す部分拡大側面図。 本発明の実施例3のカード等打抜戻し部を示す断面図。 本発明の実施例3のシート、カード等保持シートおよび除去済シートの平面図。 本発明の実施例4の装置の側面図および制御を示すブロック図。 本発明の実施例5の装置の側面図。 本発明の実施例6のシートの平面図。 本発明の実施例6の装置の側面図。 本発明の実施例7のシートの平面図。 本発明の実施例8の装置の側面図。 本発明の実施例9の装置の側面図および制御を示すブロック図。 本発明の実施例10の装置の部分側面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施例について説明する。但し、本発明をこれら実施例のみに限定する趣旨のものではない。また、後述する実施例の説明に当って、前述した実施例の同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1〜図6に示す本発明の実施例1において、カード等打抜き選別装置1は次に述べるような構成となっている。
多数枚のシートを重ね置くシート置き部2、1枚のシートを吸着して持ち上げ移動させるシート移動手段3、シート移動手段3がシートを載置するシート載置部4、シート載置部4に載置されたシートSTを送り出す打抜前シート送り部5(一対の挟持ローラからなる搬送体5a、5bとからなる)とからなるシートセット部6が設けられている。
シートSTから抜かれ形成されるカード等は、縦5列×横4列の20枚である。
シートセット部6から送り出されたシートSTを、搬送方向(縦列)に対して横1列4枚のカード等を1打抜き動作で打抜き、打抜いたカード等をシートSTのカード等打抜跡に戻してカード等保持シートFSを形成するカード等打抜戻し部7が設けられている。
カード等打抜戻し部7の打抜部位34は横1列4箇所である。
カード等打抜戻し部7でのカード等A01〜D05(20枚)の打抜き配列を維持した形態で、カード等保持シートFSの搬送を行うカード等保持シート搬送部8、カード等保持シートFSが分離されたカード等のみを搬送するカード等搬送部9とからなる搬送部10が設けられている。
カード等保持シート搬送部8には、カード等の上面の全面を一回の撮影動作で撮影(「撮像」、「ラインセンサー(ラインスキャナー)等によるスキャニング」等を含む)する撮影手段17aが4つ設けられ、カード等の下面の全面を一回の撮影動作で撮影する撮影手段17bが4つ設けられてなる撮影部17が設けられている。
カード等保持シート搬送部8とカード等搬送部9との間には、カード等A01〜D05を搬送部10の搬送ルートに残して、カード等保持シートFSからシートのみを分離して、カード等を除去した除去済シートJCを形成するシート分離部11が設けられている。分離された除去済シートJCは、搬送部10の下部側に設けられた屑シート受部13に収納される。
撮影部17の撮影データ(情報)からカード等の良・不良を判定して搬送部10の搬送ルートから分離する指定カード等(良カード等、不良カード等のいずれか一方であるが、ここでは不良カード等。)を特定して指定カード等データを作成する指定カード等特定部14が設けられている。
カード等搬送部9には、カード等の中から指定カード等を搬送部10の搬送ルートから該搬送ルートの下部側にカード等毎に分離する、該カード等毎に対応した4つの指定カード等分離手段15a〜15dからなるカード等分離部15が設けられている。分離された指定カード等(ここでは不良カード等)は、搬送部10の下部側に設けられた指定カード等受部16に収納される。
カード等分離部15で分離されない非指定カード等(ここでは良カード等)は、搬送部10の前部端に設けられた非指定カード等受部18に集積収納される。
シートセット部6、シート載置部4、カード等打抜戻し部7および搬送部10とで装置本体12を形成している。
カード等保持シート搬送部8は、上下一対の挟持ローラからなる搬送体8a、8b、8cからなっている。
搬送体8bとその隣の搬送体8cの間を撮影箇所として、その上部側には4つの撮影手段17aが配置され下部側には4つの撮影手段17bがはいちされている。
撮影箇所の搬送体8bと搬送体8cの間の離間長さ(撮影可能範囲)は、カード等の長さよりも長いので、撮影部17での撮影手段17a、17bの撮影は、カード等の全面を1回撮影動作で行うことができる。
シート分離部11は、搬送されるカード等には当たらない位置で、シートのみが当たりそのまま下部側に進行方向を変える5個の固定された爪部材11tからなっている。
シート分離部11の前部側(下流部側)は分離されたカード等のみを搬送するカード等搬送部9となっていて、カード等搬送部9は上下一対の挟持ローラからなる搬送体9a、9b、9c、9dからなっている。
搬送体9bとその隣の搬送体9cの間には4つの指定カード等分離手段15a〜15dからなるカード等分離部15が設けられている。
カード等分離部15を構成する指定カード等分離手段15a〜15dは、回動アーム19を有するソレノイド20と、回動アーム19の回動動作によって上下動作する上下動作部材21と、この上下動作部材21の上下動作によって前部側(下流部側)を回動動作させ後部側(上流部側)が軸支された、カード等の進行方向を変えるプレート形態の進行方向変え手段22とからなっている。
進行方向変え手段22は、搬送されるカード等よりも上部側に設けられ、指定カード等が通過するときにはソレノイド20の作動によって後部側を下に回動させて、指定カード等を当ててその進行方向を下方側に変えて、搬送部10の搬送ルートから分離して指定カード等受部16に落とす(図2の(b)参考)。
搬送されるカード等が非指定カード等である場合は、進行方向変え手段22は水平状態であるカード等の進行方向を妨げない状態となり、非指定カード等は非指定カード等受部17に搬送される(図2の(c)参考)。
図5によって指定カード等分離手段15a〜15dの制御について説明する。
制御部50は、対比判定部51と、基準データ記憶部52と、指定カード等特定部14と、指定カード等設定部53と、分離手段動作指示部54とを備えている。
指定カード等設定部53で、良カード等を指定カード等にするか不良カード等を指定カード等にするか設定する。
4つの撮影手段17a、4つの撮影手段17bが同時に横1列4枚(1列目はA01,B01,C01,D01の4枚)の各カード等の全面1回撮影を行い、4つの撮影手段17aによるカード等のそれぞれの上面データ55と、4つの撮影手段17bによるカード等のそれぞれの下面データ56をカードデータ記憶部57に記憶する。
対比判定部51において、基準データ記憶部52に予め記憶(保存)されている基準データ(1シートの良カード等A01〜D05の撮影データ)と上面データ55および下面データ56とを対比して、カード等毎の上面データ55および下面データ56が良であるか不良であるかを対比判定する。(いずれか一方を判定する場合もある。)
指定カード等特定部14において、指定カード等設定部53の設定に基づいて、対比判定部51の判定データから指定カード等を特定し指定カード等データを作成し記憶する。
分離手段動作指示部54において、指定カード等特定部14で特定された指定カード等データ(ここでは不良カード等データ)に基づいて、指定カード等(不良カード等)を搬送ルートから分離するように、当該指定カード等に対応する指定カード等分離手段(15a〜15d)を作動させる。
図4によってカード等分離部15の動作例について説明する。
<図4の(a)>
カード等打抜戻し部7の横1列並びの4箇所の打抜部位34によって、最初にカード等A01,B01,C01,D01(横1列目)の横並び4枚が同時に打抜かれるとともに、それぞれのカード等打抜跡にカード等A01,B01,C01,D01が戻されたカート等保持状態(カード等保持シートFS状態)とされ所定距離送り出される。次にカード等A02,B02,C02,D02(横2列目)の横並び4枚が同時に打抜かれ、それぞれのカード等打抜跡にカード等A02,B02,C02,D02が戻されたカート等保持状態とされ所定距離送り出され・・・というようにカード等A05,B05,C05,D05(横5列目)まで抜かれ戻されて1シート20枚のカード等の打抜が完了する。
撮影部17での撮影は、カード等保持シートFS状態で搬送体8bと搬送体8cの間である撮影箇所に、最初にカード等A01,B01,C01,D01の横並び4枚が位置されて撮影が行われ、所定距離送られる。次にカード等A02,B02,C02,D02の横並び4枚が位置されて撮影が行われ、所定距離送られる・・・というようにカード等A05,B05,C05,D05まで抜かれ戻されて1シート20枚のカード等の撮影が完了する。
カード等A01〜D01の上面撮影データと下面撮影データは対応する撮影手段17aおよび撮影手段17bによって1回の全面撮影によって取得される。
ここでは、カード等C01とカード等A03が指定カード等として特定されたとする。
<図4の(b)>
カード等A01〜D01はカード等分離部15を通過するが、通過前にカード等C01に対応する指定カード等分離手段15cが作動して、カード等C01の搬送進行を妨げ搬送ルートから分離して下方に落とす。
<図4の(c)>
カード等A03〜D03はカード等分離部15を通過するが、通過前にカード等A03に対応する指定カード等分離手段15aが作動して、カード等A03の搬送進行を妨げ搬送ルートから分離して下方に落とす。
カード等分離部を複数設けて、複数種類の指定カード等を種類毎に分けて分離する形態もよい。
図3において、(a)は打抜き前のシートST、(b)はカード等保持シートFS、(c)は除去済シートJCを示している。
主にシート分離部11の位置や搬送距離等によって、シートST形態部位と、カード等保持シートFS形態部位と、除去済シートJC形態部位の混在形態変化して行く。
図4、図6によってカード等打抜戻し部7の構成について説明する。
カード等打抜戻し部7の構成は、ベース30上に固定された固定型31と、カード等打抜時ではこの固定型31に向かってハンマー32によって下降されるとともに、その下面と固定型31の上面とでシートを挟み抑える可動型33と、
可動型33内に可動可能に設けられたカード等非打抜時では打抜面が可動型33の下面と同一面となるように位置決めされ、かつ、カード等打抜時には可働型33の下面より突出されてシートからカード等を打ち抜き形成する4つの打抜部位34(図4参照)を有し、上部が可動型33の上部全体を形成した断面T形態のカード等打抜体35と、
可動型33に設けられた、カード等打抜時からカード等非打抜時への離れ動作時において、カード等を打ち抜いて突出状態にある打抜部位34の打抜面が可働型33の下面と同一面となるように、カード等打抜体35を弾性力により戻し移動させる打抜面合せ弾性体37と、
固定型31に設けられた、カード等打抜時の打抜部位34の打抜動作によってシートから打抜き出されたカード等によって、固定型31内に押し沈められて該カード等が退避するカード等退避ポケット38を形成する4つの受け沈み部39(図6の(b)参照)と、
固定型31に設けられた、カード等打抜時からカード等非打抜時への離れ動作時において、沈み状態にある受け沈み部39の上面が固定型31の上面と同一面となるように、受け沈み部39を弾性力により戻し移動させる受け沈み体支持弾性体40と、
カード等非打抜時に固定型31の上面と可働型33の下面の間に形成される、打ち抜かれるシートの厚みよりも広くかつ該シートの2枚の厚みよりも狭い隙間距離とされてなるシート通し隙間42と、
カード等非打抜時にあってはシート通し隙間42を形成するように可動型33を固定型31から反発付勢力により押し離す圧縮コイルばね43と、
圧縮コイルばね43によって固定型31から離間される可動型33の上昇を止めシート通し隙間42の隙間距離に規制するためのナット44とからなる構成である。
図6によってカード等打抜戻し部7の動作について説明する。
<図6の(a)>
シートSTをシート通し隙間42に通し停止させる。
<図6の(b)>
ハンマー32を作動させて可動型33を下降動作させ、この下降動作によって可動型33の下面と固定型31の上面とでシートを挟持抑えるとともに、打抜面合せ弾性体37を収縮させて、この収縮分だけカード等打抜体35およびその打抜部位34を下降させてシートSTからカード等を打抜くとともに、シートSTにカード等抜跡が形成される。
打抜かれたカード等に押されて受け沈み体支持弾性体40が収縮して受け沈み部39が沈み込んでカード等が収まるカード等退避ポケット38が形成される。
<図6の(c)>
ハンマー32が上昇に伴って打抜面合せ弾性体37が反発膨張し、この反発膨張によってカード等打抜体35およびその打抜部位34が上昇させられ、それに伴い、受け沈み体支持弾性体40が膨張し受け沈み部39を上昇させ、この上昇によって打抜かれたカード等はシートSTのカード等打抜跡に戻されて、カード等を戻して保持形態としたカード等保持シートFSとされる。
<図6の(d)>
カード等保持シートFS形態で、そのカード等打抜配列を維持したまま搬送部8に送り出される。
装置本体の下側に指定カード等が分離されるので、横の占有面積の小さい装置(小スペース化装置)を実現するとともに、小型で部品点数の少ない低コストの装置を実現することができる。
カード等打抜戻し部は、「シートから1打抜き動作で搬送方向に対して横並び3枚以上のカード等を打抜き、そのカード等の抜跡であるカード等抜跡に前記カード等を戻して保持状態としたカード等保持シートを形成する送出すカード等打抜戻し部と、」するのがよい。
図7に示す本発明の実施例2において前記実施例1と主に異なる点は、カード等分離部を、指定カード等を搬送部10の上側に分離移動する形態としたカード等分離部60とした点にある。
カード等分離部60は、指定カード等分離手段15a〜15dを搬送部9の下部側にソレノイド20を下側にし、進行方向変え手段22を上側とした形態である。
また、搬送部9の上部側に分離されて搬送部10の上側に分離された指定カード等を挟持搬送する挟持ローラ61a群からなる指定カード等搬送部61を設け、指定カード等搬送部61の終端には指定カード等を受ける指定カード等受部62を設けている。挟持ローラは1対のローラからなっていて常に引き込み駆動回転している。
指定カード等搬送部61を枝分けして、複数種類の指定カード等を種類毎に分けて分離するのもよい。
撮影部17は、シートが完全に除去されたカード等のみを撮影する。
撮影は、前略半分(下流側略半分)と後略半部(上流側略半分)を分けて撮影する2回撮影を行い、前半分画像と後半分画像を統合して全面画像データを作成して、基準カード等データと対比する。
カード等前略半分の撮影は上流側(後側)のカード等搬送体にカード等の後部側が挟持され前部縁が隠れる前に撮影し、カード等後略半分の撮影は下流側(前側)のカード等搬送体にカード等の前部側が挟持されカード等の前半分が隠れる前に撮影する。
図8、図9に示す本発明の実施例3において前記実施例1と主に異なる点は、カード等打抜戻し部7に検査印打込形成手段65を設けた点にある。
検査印打込形成手段65は検査用打抜穴からなる検査打込印66を、カード等打抜動作と一体略同時に打抜跡の周囲に打抜き形成するもので、検査打込印66は0.2mm〜5mm程度の細長い穴形態である。
検査印打込形成手段65は複数個所設(ここでは7箇所)けられ、一回の打抜動作で開けられる検査打込印66も複数個所(ここでは7箇所)である(図9参照)。
図8によって検査印打込形成手段65に係る構成について説明する。
カード等打抜体35の上部は横に突き出して打抜面合せ弾性体37に被さり形態となっているフランジ45となっており、打抜面合せ弾性体37の下部は可動型本体46となっている。
検査印打込形成手段65は上部をフランジ45に固定され、打抜面合せ弾性体37および可動型本体46を貫通した形態で設けられている。
固定型31の固定型本体67には、検査印打込形成手段65の先端が入る抜穴68が設けられ、抜穴68の下部には該抜穴よりも幅広の落し穴69が設けられている。
カード等打抜動作と一体略同時に検査印打込形成手段65が可動型本体46から突出し動作してシートを打抜き検査打込印66を形成する。
検査打込印66の縁線を検出し、予め記憶してある基準打込印データと対比することで、カード等抜の良・不良を判定する。カード等の抜線を検出しなくても、同じ型によりカード等抜と一体に形成される検査打込印66を対比判定はカード等抜線の良・不良を示すものである。
図10に示す本発明の実施例4において前記実施例1と主に異なる点は、シートから分離されたカード等のみの搬送となった搬送ルート上にカード等の略半分ないし一部分(前部縁、後部縁、左右ないし一方の側縁、又はそれらの一部分など)の縁線を撮影(検出を含む)するカード等縁線撮影部72を横1列分(ここでは4つ)に設けた点にある。
制御部50に、カード等縁線撮影部72で撮影した縁線データ63を記憶する縁線データ記憶部58を設け、縁・面データ合成部59を設け、この縁・面データ合成部59で縁線データ63と上面データ55、下面データ56(カード面データ記憶部64に記憶される。)を合成してカードデータ記憶部57に記憶される。
撮影した縁線の一部のみを切り取り記憶するのもよく、それも前記縁線データである。
また、前後半分ずつの縁を撮影して合成したカード等全縁線データを作成して対比判定するのもよい。
また、カード等縁線撮影部72でカードの一部縁線とともにカード上面の一部面も撮影して、一部縁線データと一部面画像データからなる一部縁線面データを作成し記憶し、撮影手段17aで撮影し作成した上面データ55に前記一部面画像データを合わせて(反対でもよい)一部縁線面データの位置を決定し、縁線データと上面データ55、下面データ56を合成してカードデータ記憶部57に記憶するようにするのもよい。
カード等縁線撮影部72に変えて、除去済シートJCの抜済跡の縁線を撮影する抜跡縁線撮影部を設け、該抜跡縁線撮影部で撮影した抜跡の縁線画像を縁線データとするのもよい。
抜跡縁線撮影部はカードの抜き直後で撮影するのがよく、除去済シートJCが下部側に分離排出される場合は搬送部10の下部側に設け、上部側に分離排出される場合は搬送部10の上部側に設ける。
図11に示す本発明の実施例5において前記実施例1と主に異なる点は、カード等保持シート搬送部8の撮影部17よりも後部側に打抜線撮影部75(検出部)を設けた点にある。
打抜線撮影部75の下部側にはカード等保持シートFS下面に光を照射する照射手段76が設けられている。
照射手段76の照射光によってカード等抜跡と該カード等抜跡に嵌り保持されているカード等との間の微細な隙間から漏れる微量の光を、カード等の上方から打抜線撮影部75によって撮影(検出)して、カード等縁線データないし抜線データを取得し、カード等抜の良・不良判定をおこなう。
図12、図13に示す本発明の実施例6において前記実施例1と主に異なる点は、
シートSTの除去済シートJCとなる部位に、予め印刷されたカード等の内の印刷不良箇所又は印刷良箇所を、1箇所の表記で指定した指定箇所表記80が設けられている。
シート分離部11tより後部側に指定箇所表記80を読取る表記読取手段81が設けられている。
指定箇所表記80は高速読取ができるバーコードなどのコードであるのがよい。
例えば印刷不良カード等を指定カード等とした場合は、該指定カード等を指定箇所表記80で取得した印刷不良箇所データによって搬送部10から分離すればよい。よって、例えばカード等面の撮影等による検出データはカード等の抜位置や抜傾きなどの抜線データのみでよくなる。よって、良カード等・不良カード等の判定データ量が圧倒的に小さくでき、処理速度の向上、撮影手段を上側のみとできるなどによる低コスト化や、打抜線の検出に特化した撮影手段の採用などを可能にする
撮影部は、カード等の縁線を取得するための横並び4の撮影手段からなる撮影部82となっている。
図14に示す本発明の実施例7において前記実施例6と主に異なる点は、シートSTには予め印刷された指定箇所表記が、各カード等毎に除去済シートJCとなる部位に指定箇所表記90として印刷表記されている点である。
図15に示す本発明の実施例8において前記実施例4と主に異なる点は、撮影部17をカード等打抜戻し部7より後部側に設けた点にある。
図16に示す本発明の実施例9において前記実施例1と主に異なる点は、
指定カード等分離手段15を設けず、制御部50に指定カード等の搬送を止めるカード等止手段85をシート分離部11の下流側に設け、
分離手段動作指示部54を設けず、制御部50に指定カード等データに基づいてカード等止手段85の動作を指示するカード等止手段動作指示部86を設け、
制御部50にカード等打抜戻し部7の打抜動作を停止させ、搬送部5,8,10の搬送動作を停止させる打抜搬送停止指示部87を設け、
搬送体9b、9c、9dに変えて、ベルトコンベアからなる搬送体88を設けてなる点にある。
搬送体88のカード等を載せ搬送する搬送手段はベルト89であり、ベルト89のベルト幅はカードの横幅よりも短い幅であり、ベルト89の右横には右プレートが設けられ左横には左プレートが設けられた形態とするプレート90が5枚設けられ、右プレートと左プレート(プレート同士の)の離間距離はカードの横幅よりもわずかに広く且つ搬送されるカードが向きを変えられないプレート離間距離であり、
カード等止手段85は、上方に回動してベルト89とプレート90の間の隙間から上部側に突き出てカードの移動を止める、1ベルトに対して2本ずつベルト89の下部側に設けられた回動止爪91と、全ての回動止爪91(8本)を一斉に回動動作させるソレノイドからなる回動止爪駆動手段92とからなっている。
撮像部17での撮影から回動止爪91が回動動作して指定カード(ここでは「不良カード」。)を止めるまでの時間は0.1秒程度と高速である。
指定カード(不良カード)が検出されると、当該指定カード前の非指定カード(良カード)がカード等止手段85を通過したところで回動止爪91が上がりカード止状態となり、当該指定カードが搬送体9aから排出されたところで搬送および打抜動作が停止される。
回動止爪91で止められているのは指定カードの在る横1列4枚(以下「指定カード在り横1列カード群」という。)であり、指定カード在り横1列カードは搬送部に拘束されない取出し容易な解放状態で止められる。
この指定カード在り横1列カード群を取除き、打抜搬送動作を再開させる。こうすることで、非指定カード等受部18には非指定カード(良カード)のみを集積することが可能されている。
その技術的思想は、カード等止手段85で止めるカードは指定カードの在る横1列の指定カード在り横1列カード群のみであり、かつ、前記指定カード在り横1列カード群が前記搬送部に拘束されない取出し容易な解放状態で止められる形態でとめられるところにある。
回動止爪91をベルト89の上部側に設けて、回動止爪91がベルト89とプレート90との隙間に上方から入ってベルト上のカードの移動を止める形態とするのもよい。
図17に示す実施例10において前記実施例9を主に異なる点は、ベルト89には下り傾斜部95が設けられ、
カード等止手段85は、下り傾斜部95の開始位置である持ち上げコロ94により支持された下り開始位置96より下流側に設けられ、かつ、カード等止手段85で止られた指定カード等である止められ指定カード等TSCの上流側の一部が下り開始位置96より上流側に残る位置とされ、
止められ指定カード等TSCの上流側に残る部位は、ベルト89の下り開始位置96の上流側部位面から離れたベルト離れ部位97を形成し、
止められ指定カード等TSCの後に搬送されるカード等は、ベルト離れ部位97の下に入り込み止められる指定カード等TSCの下に入り込み動作とされて、止められ指定カード等TSC以後の搬送されてくる複数枚のカード等を重ねた状態でカード等止手段85により止めることを可能としたこと点にある。
カード等止手段85で指定カード等を止めた場合、その後に搬送されてくるカード等を止められ指定カード等TSCの下に入り込み動作として、複数枚のカード等を重ねた状態でカード等止手段85により止めることを可能としているので、シート分離部11でシートから分離された複数枚のカート等を受け止めるカード等止手段85までの搬送体88の距離を短いものにできるという効果を奏する。
また、カード等止手段85で止められたカード等は重ね状態にあるので、取除き作業を短時間で行うことを可能にするという効果を奏する。
例えば、1シートが横列3列×縦列9列=27枚の1シートを打抜くものである場合で、最初の横1列目の1枚に指定カード等が検出された場合では、その指定カード等がカード等止手段85で止められ、シートはそのまま最後の列まで打抜かれて打抜動作と搬送動作が停止され、指定カート等を含む最初の横列の下に2列目〜9列目のカード等が下に重なった形態で止められることを可能とするものである。
カード等止手段85で重ね止められている27枚のカード等を取除き、打抜き動作を再開させ、該27枚のカード等は廃棄するとか、検査して指定カード等を取り除いた非指定カード等を使用するなどのことが可能とできる。
ST:シート、
FS:カード等保持シート、
JC:除去済シート、
TSC:止められ指定カード等、
A01〜D05:カード等、
1:カード等打抜き選別装置、
2:シート置き部、
3:シート移動手段、
4:シート載置部、
5:打抜前シート送り部、
5a、5b:搬送体、
6:シートセット部、
7:カード等打抜戻し部、
8:カード等保持シート搬送部、
8a、8b、8c:搬送体、
9:カード等搬送部、
9a、9b、9c、9d:搬送体、
10:搬送部、
11:シート分離部、
11t:爪部材、
12:装置本体、
13:屑シート受部、
14:指定カード等特定部、
15:カード等分離部、
15a〜15d:指定カード等分離手段、
16:指定カード等受部、
17:撮影部、
17a:撮影手段、
17b:撮影手段、
18:非指定カード等受部、
19:回動アーム、
20:ソレノイド、
21:上下動作部材、
22:進行方向変え手段、
30:ベース、
31:固定型、
32:ハンマー、
33:可動型、
34:打抜部位、
35:カード等打抜体、
37:打抜面合せ弾性体、
38:カード等退避ポケット、
39:受け沈み部、
40:受け沈み体支持弾性体、
42:シート通し隙間、
43:圧縮コイルばね、
44:ナット、
50:制御部、
51:対比判定部、
52:基準データ記憶部、
53:指定カード等設定部、
54:分離手段動作指示部、
55:上面データ、
56:下面データ、
57:カードデータ記憶部、
58:縁線データ記憶部、
59:縁・面データ合成部、
60:カード等分離部、
61:指定カード等搬送部、
62:指定カード等受部、
63:縁線データ、
64:カード面データ記憶部、
65:検査印打込形成手段、
66:検査打込印、
67:固定型本体、
68:抜穴、
69:落し穴、
71:カード等縁線撮影部、
72:カード等縁線撮影部、
75:打抜線撮影部、
76:照射手段、
80:指定箇所表記、
81:表記読取手段、
82:撮影部、
85:カード等止手段、
86:カード等止手段動作指示部、
87:打抜搬送停止指示部、
88:搬送体、
89:ベルト、
90:プレート、
91:回動止爪、
92:回動止爪駆動手段、
94:持ち上げコロ、
95:下り傾斜部、
96:下り開始位置、
97:ベルト離れ部位。

Claims (7)

  1. シートから複数枚のカード等を打抜くとともに、該カード等の抜跡であるカード等抜跡に前記カード等を戻して、前記カード等抜跡に前記カード等が保持された状態のカード等保持シートを形成するカード等打抜戻し部と、
    このカード等打抜戻し部から送出された前記カード等を、その打抜配列を維持したまま搬送する搬送部と、
    前記カード等保持シートに保持されたシート保持状態のカードの上面の全面および下面の全面又はいずれか一方の全面を一回の撮影動作で撮影する撮影部と、
    前記カード等保持シートのシート部分を前記カード等から前記搬送部の下側又は上側に分離してカード等が除去された除去済シートにする、前記撮影部の下流側に設けられたシート分離部と、
    前記シート分離部より下流側に設けられた指定カード等分離手段と、
    前記撮影部で撮影したカードのカードデータを記憶するカードデータ記憶部、前記カードデータから前記分離すべきカード等である指定カード等を特定して指定カード等データを作成する指定カード等特定部、前記指定カード等データに基づいて前記指定カード等分離手段の動作を指示する分離手段動作指示部とを有する制御部と、を備えてなるとともに、
    前記シートから分離された前記指定カード等を前記搬送部の下側又は上側に選択的に前記指定カード等分離手段によって分離するようにし、前記指定カード等ではない非指定カード等を前記搬送部によって前記指定カード等分離手段の下流側に搬送するようにしたことを特徴とするカード等打抜き選別装置。
  2. 前記搬送部は間隔を開けて設けられた複数のカード等搬送体(8a)、(8b)、(8c)を有していて、
    前記カード等搬送体(8b)とその隣の前記カード等搬送体(8c)の間を撮影箇所とした前記撮影部が設けられ、
    前記撮影箇所の前後距離である前記カード等搬送体(8b)と前記カード等搬送体(8c)との離間長さが前記カード等の長さよりも長く、
    前記撮影部を構成する撮影手段が設けられ、前記カード等よりも長い前記撮影箇所の前記離間長さによって、前記撮影手段による前記カード等の上面および下面の全面又はいずれか一方の全面を1回の撮影で行うことを可能としたことを特徴とする請求項1記載のカード等打抜き選別装置。
  3. 前記カード等打抜戻し部に検査用抜穴、検査用凹、検査用傷、検査用抜欠き部等の検査打込印を前記シートに形成する検査印打込形成手段を設け、
    前記検査印打込形成手段の打込動作は前記カード等の打抜き動作と一体略同時に行われ、
    前記撮影部によるカード面の撮影時に前記検査打込印も撮影されて検査打込印データが作成されることを特徴とする請求項1又は2記載のカード等打抜き選別装置。
  4. 前記シートに予め印刷されている前記カード等の内の印刷不良箇所又は印刷良箇所を指定した指定箇所表記を、前記シート分離部より上流側で読取る表記読取手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のカード等打抜き選別装置。
  5. 前記シート分離部の下流側に設けられた、前記シートから分離されたカード等の縁線の一部を撮影するカード等縁線撮影部を設け、
    前記制御部に、前記カード等縁線撮影部で撮影した縁線データを記憶する縁線データ記憶部を設け、
    前記制御部に、前記縁線データと前記カード等の上面の全面および下面の全面又はいずれか一方の全面の撮影データであるカード面データを合成する縁・面データ合成部を設けてなることを特徴とする請求項1,2又は4記載のカード等打抜き選別装置。
  6. 前記指定カード等分離手段を設けず、前記制御部に前記指定カード等の搬送を止めるカード等止手段を前記シート分離部の下流側に設け、
    前記カード等止手段の在る部位の搬送部のカード等を搬送する搬送手段はベルトであり、
    前記分離手段動作指示部を設けず、前記制御部に前記指定カード等データに基づいて前記カード等止手段の動作を指示するカード等止手段動作指示部を設け、
    前記制御部に前記カード等打抜戻し部の打抜動作を停止させ、前記搬送部の搬送動作を停止させる打抜搬送停止指示部を設け、
    前記前記指定カードが不良カード等であり前記非指定カードが良カード等であることを特徴とする請求項1〜4又は5記載のカード等打抜き選別装置。
  7. 前記ベルトには下り傾斜部が設けられ、
    前記カード等止手段は、前記下り傾斜部の開始位置である下り開始位置より下流側に設けられ、かつ、前記カード等止手段で止られた前記指定カード等である止められ指定カード等の上流側の一部が前記下り開始位置より上流側に残る位置とされ、
    前記止められ指定カード等の前記上流側に残る部位は、前記ベルトの前記下り開始位置の上流側部位面から離れたベルト離れ部位を形成し、
    前記止められ指定カード等の後に搬送されるカード等は、前記ベルト離れ部位の下に入り込み前記止められ指定カード等の下に入り込み動作とされて、前記止められ指定カード等以後の搬送されてくる複数枚のカード等を重ねた状態で前記カード等止手段により止めることを可能としたことを特徴とする請求項6記載のカード等打抜き選別装置。
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