JP2018109512A - 冷蔵庫 - Google Patents

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達矢 山岸
高島 佳世
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佳世 高島
亮 山地
Akira Yamaji
亮 山地
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Abstract

【課題】 冷蔵庫において、貯蔵物から発生する水蒸気で収納ケース内の湿度が高くなるため、内部に結露が生じ、その結露が付着して貯蔵物を腐食させることがある。
【解決手段】 本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵物を収納する収納ケース、及び収納ケースの背面に向けて冷気を吹き出す吹出口を有する貯蔵室を備えた冷蔵庫において、収納ケースは、上面が開口された箱型の形状であるケース部、及び下面が開口された箱型の形状であるカバー部から構成され、カバー部は、ケース部を上方から覆っており、カバー部の背面は、ケース部の背面の上方かつ後方に設けられ、カバー部の背面及びケース部の背面の間に空隙を有することを特徴としている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に、貯蔵室内に収納ケースを備えた冷蔵庫に関する。
冷蔵庫は、冷凍室、冷蔵室、及び野菜室を備えたものが普及している。冷蔵室内には、約0℃前後の低い温度で保たれるチルド室を有している。チルド室内では、冷気が当たることによって貯蔵する食材が乾燥することを防ぐため、略密閉となる食材の収容ケースが設置される場合がある。このような冷蔵庫として、次のものが開示されている。
図12は、特許文献1に開示された冷蔵庫において、冷蔵室101の下部周辺を示す図である。冷蔵室101は、最下部の棚である冷蔵室棚下102、及び冷蔵室101の底面の断熱壁103の間に、チルド室となるスライド室104が配置される。
スライド室104は、−3℃〜+3℃の温度範囲内に、冷蔵室101内とは独立して温度が制御される。スライド室104は、前後にスライドする収納ケース105の前面上部に蓋106を覆う構造であり、略密閉構造となっている。
特開2003−329362号公報
しかしながら、特許文献1に開示された冷蔵庫では、貯蔵物から蒸散する水分で収納ケース内の湿度が高くなるため、内部に結露が生じ、その結露水が滴下、付着して貯蔵物を劣化させることがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、貯蔵室内の収納ケースにおいて、結露水が付着して貯蔵物が劣化することを防ぐ冷蔵庫を提供することにある。
本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵物を収納する収納ケース、及び収納ケースの背面に向けて冷気を吹き出す吹出口を有する貯蔵室を備えた冷蔵庫において、収納ケースは、上面が開口された箱型の形状であるケース部、及び下面が開口された箱型の形状であるカバー部から構成され、カバー部は、ケース部を上方から覆っており、カバー部の背面は、ケース部の背面の上方かつ後方に設けられ、カバー部の背面及びケース部の背面の間に空隙を有することを特徴としている。
本発明の一実施態様においては、カバー部の背面は、ケース部の背面との間に非接触領域を有し、空隙は、非接触領域であっても良い。
本発明の一実施態様においては、カバー部又はケース部は、カバー部の背面及びケース部の背面の間に延伸部を有し、延伸部は孔を有し、空隙は孔であっても良い。
本発明の一実施態様においては、貯蔵室は、空隙から収納ケース外へ排出された結露水を溜めるための水受部を有しても良い。
本発明の一実施態様においては、貯蔵室は、チルド室であって、チルド室は、冷気をチルド室外に出す戻り口を有し、冷蔵庫は、冷蔵室及びダクトを有し、ダクトは、戻り口及び冷蔵室を繋いでも良い。
本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵室内の収納ケースにおいて、結露水が付着して貯蔵物が劣化することを防ぐことができる。
実施形態1の冷蔵庫の概略正面図である。 実施形態1の冷蔵庫を右側面から見たときの概略断面図である。 実施形態1の冷蔵庫を正面から見たときの概略断面図である。 実施形態1のチルド室の周辺の概略斜視図である。 実施形態1のチルド室を右側面から見たときの模式断面図である。 実施形態1のケース部の背面及びカバー部の背面を上面から見たときの模式断面図である。 実施形態2のケース部の背面及びカバー部の背面を上面から見たときの模式断面図である。 実施形態3のチルド室を右側面から見たときの模式断面図である。 実施形態3のケース部の背面及びカバー部の背面を上面から見たときの模式断面図である。 実施形態4のチルド室を右側面から見たときの模式断面図である。 実施形態5のチルド室を右側面から見たときの模式断面図である。 特許文献1に開示された冷蔵庫において、冷蔵室の下部周辺を示す図である。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る冷蔵庫について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施形態に用いられる冷蔵庫1の概略正面図である。本実施形態の冷蔵庫1は、貯蔵室として、冷蔵室2、製氷室3、上部冷凍室4、下部冷凍室5及び野菜室6を備える。
冷蔵室2は、冷蔵庫1の最上段に設けられ、観音開きの扉7を有する。使用者は、扉7を開いて冷蔵保存する貯蔵物の出し入れを行う。
製氷室3は冷蔵室2の下側の左側、上部冷凍室4は冷蔵室2の下側の右側、下部冷凍室5は製氷室3及び上部冷凍室4の下側、及び野菜室6は下部冷凍室5の下側で最下段に設けられる。
製氷室3、上部冷凍室4、下部冷凍室5及び野菜室6は、手前側に引き出して、冷凍保存するものや野菜等を出し入れすることができる。尚、野菜室6は、野菜の貯蔵に適した温度である約6〜8℃程度に維持される。
図2は、本実施形態に用いられる冷蔵庫1を右側面から見たときの概略断面図である。図3は、本実施形態に用いられる冷蔵庫1を正面から見たときの概略断面図である。
図2に示す様に、冷蔵室2は、冷蔵室2内の空間を仕切る仕切棚8、仕切棚9、仕切棚
10、仕切棚11、複数の収納ポケット12、及びチルド室13を有する。仕切棚8、仕切棚9、仕切棚10及び仕切棚11の上面には、冷蔵保存する貯蔵物を載置できる。チルド室13は、冷蔵室2内の最下段の仕切棚11、及び冷蔵室2の底面2aの間に設けられる。チルド室13には、貯蔵物を収納する収納ケース14が設置される。
上部冷凍室4には、冷凍保存する貯蔵物を収納する収納ケース15が設置される。下部冷凍室5には、冷凍保存する貯蔵物を収納する収納ケース16が設置される。野菜室6には、野菜を収納する収納ケース17が設置される。
図2及び図3に示す様に、冷蔵庫1の背面下方には、冷却器18及び圧縮機19が設けられる。圧縮機19は、冷却器18、図示しない凝縮器及び膨張器に接続される。圧縮機19の駆動によって、イソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが開始される。
そして、冷凍サイクルの低温側となる冷却器18での熱交換によって、冷気が生成される。また、圧縮機19は、冷蔵室2、上部冷凍室4及び下部冷凍室5の室内温度が上限設定温度よりも上昇すると駆動され、下限設定温度以下になると停止させるON/OFF制御や、圧縮機の回転数を可変することによって冷凍能力を調整するインバータ制御や、それらを組み合わせた制御などで運転される。
上部冷凍室4及び下部冷凍室5の背後には、第1通風路20が設けられる。第1通風路20内には、冷却器18及び第1送風機22が配置される。冷蔵室2の背後には、第1通風路20と接続される冷蔵室通風路21が設けられる。生成された冷気は、第1通風路20及び冷蔵室通風路21を通って、各貯蔵室に供給される。
冷却器18で生成された冷気は、第1送風機22によって、矢印Aに示す様に製氷室吹出口23から製氷室3へ冷気が吹き出される。また、矢印Bに示す様に上部冷凍室吹出口24から上部冷凍室4へ冷気が吹き出される。同様に、下部冷凍室5にも、図示しない下部冷凍室吹出口が設けられ、これによって、製氷室3、上部冷凍室4及び下部冷凍室5が冷やされる。
製氷室3及び上部冷凍室4は、下部冷凍室5に繋がっている。そのため、製氷室3及び上部冷凍室4を経た冷気は、下部冷凍室5にも流れ込む。下部冷凍室5の後方下部には、冷却器18へ冷気を戻す戻り通風路25が設けられる。戻り通風路25を介して冷気が冷却器18に戻る。
冷蔵室通風路21内には、第2送風機26が設置される。また、第1通風路20及び冷蔵室通風路21の間には、冷蔵室ダンパ27が設けられる。そのため、冷蔵室ダンパ27を介して第1通風路20から送り出された冷気は、第2送風機26によって冷蔵室通風路21内に流通する。冷蔵室通風路21内に流通する冷気は、矢印Cに示す様に、分岐して冷蔵室通風路21内を流れる。
また、冷蔵室通風路21は、冷蔵室2の奥側に設けられた複数の冷蔵室吹出口28に繋がっている。これにより、冷蔵室通風路21を流れる冷気は、冷蔵室2内へ吹き出される。
さらに、冷蔵室通風路21は、チルド室13の背面側に設けられたチルド室吹出口29に繋がっている。これにより、冷蔵室通風路21を流れる冷気は、矢印Dに示す様に、チルド室13の後方から吹き出される。
冷蔵室2の背面下部には、冷蔵室2内の冷気を集め、野菜室6へ送り出す戻り口30が
設けられる。戻り口30は、野菜室用通風路31に繋がっている。そして、戻り口30から野菜室用通風路31へ送り出された冷気は、図示しない野菜室吹出口から野菜室6内に吹き出される。このように、冷蔵室通風路21へ導かれた冷気は、冷蔵室2及びチルド室13を流通した後、野菜室6へ流入する。
野菜室6へ流入した冷気は、野菜室6内を流れた後、戻り通風路25を介して冷却器18へ戻る。冷蔵室2、チルド室13及び野菜室6が冷却されて設定温度になると、冷蔵室ダンパ27は閉じられ、冷気を遮断し、設定温度より高くなると再びダンパ27が開かれ、冷気が供給される。
図4は、本実施形態に用いられるチルド室13の周辺の概略斜視図である。図5は、本実施形態に用いられるチルド室13を右側面から見たときの模式断面図である。図6は、本実施形態に用いられるケース部34の背面52及びカバー部35の背面37を上面から見たときの模式断面図である。
図4及び図5に示す様に、冷蔵室2内の最下段の仕切棚11、及び冷蔵室2の底面2aの間の空間のうち、右側にチルド室13が設けられる。また、左側には、卵ケース32及び小物ケース33が設けられる。チルド室13は、約0℃前後の低い温度で維持される。例えば、チルド室13には、乳製品、練り製品、発酵食品、加工品、肉及び魚等が貯蔵される。卵ケース32には、鶏卵が収容される。小物ケース33には、貯蔵するものに対して特に限定はないが、小瓶やバター等の小物を貯蔵するのに便利である。
チルド室13は、ケース部34及びカバー部35から構成される収納ケース14が設置される。ケース部34は、上面が開口された箱型の形状であり、前後方向で移動可能となっている。カバー部35は、下面が開口された箱型形状であり、仕切棚11の下方に取り付けられ、ケース部34を格納状態としたときにケース部34を上方から覆っている。
このとき、カバー部35の前部分の下端縁部35fは、シール部材36fを介して、ケース部34の前部分の上端縁部34fと対向する。また、カバー部35の側面部分の下端縁部35sは、図示しないシール部材を介して、ケース部34の側面部分の上端縁部34sと対向する。その結果として、チルド室13の密閉性は高められる。尚、本実施形態では、シール部材としてパッキンを用いている。
また、ケース部34の側面部分の上端縁部34sは、正面側ほど高くなり、背面側ほど低くなる様な斜めの形状である。ケース部34の側面部分の上端縁部34sの傾斜に対応して、カバー部35の側面部分の下端縁部35sも、正面側ほど高くなり、背面側ほど低くなる様な斜めの形状である。傾斜の角度は、ケース部34を引き出すときにカバー部35に引っ掛からず、十分な収容量を確保するために、水平面に対して5〜15度程度にすることが好ましい。
図5に示す様に、チルド室13の奥側の壁面部分2bには、チルド室吹出口29及び戻り口30が設けられる。チルド室吹出口29は、カバー部35の背面37へ向けて冷気を吹き出す。尚、戻り口30には、野菜室用通風路31へ向けて、冷蔵室2内の冷気を送り出すためのファン40が設けても良い。
仕切棚11及びカバー部35の上面35uの間には、第1通路41が設けられる。第1通路41は、チルド室吹出口29からの冷気を背面側から前面側へ向けて通している。図5では、チルド室吹出口29から吹き出され、第1通路41を通る冷気の流れを実線の白抜矢印で図示している。カバー部35の上面のほぼ全面に渡って第1通路41が形成されるため、カバー部35の上面は、冷気によって全体的に間接冷却される。
また、第1通路41の両側面には、図示しないガイド壁がそれぞれ設けられ、それぞれのガイド壁の前部分は、ガイド壁流出口42を有する。ガイド壁流出口42は、第1通路41に流れ込んだ冷気をチルド室13内の収納ケース14の側面へ流出する。図5では、ガイド壁流出口42から流出し、収納ケース14の側面を流れる冷気の流れを点線の白抜矢印で図示している。両側面のガイド壁が有するガイド壁流出口42から冷気が流出するため、収納ケース14の側面は、冷気によって全体的に間接冷却される。
ケース部34及び冷蔵室2の底面2aの間には、第2通路43が設けられる。ガイド壁流出口42から収納ケース14の側面へ流出した冷気の一部は、収納ケース14の側面を通って戻り口30へ向かうが、他の一部は、第2通路43を通って戻り口30へ向かっている。
また、第2通路43は、チルド室13内を通った冷気だけではなく、冷蔵室2内の冷気を戻り口30へ向けて通している。図5では、チルド室13の前面側から戻り口30へ向かう冷気の流れを黒塗矢印で図示している。ケース部34の下面のほぼ全面に渡って第2通路43が形成されるため、ケース部34の下面も、冷気によって全体的に冷却される。
ここで、収納ケース14は、チルド室吹出口29から吹き出される冷気によって冷却されるため、収納ケース14内に結露が発生することがある。特に、カバー部35の背面37は、チルド室吹出口29から吹き出される冷気が直接当たるため、結露が発生し易い場所となる。
本実施形態では、図5及び図6に示す様に、カバー部35の背面37は、ケース部34の背面52よりも後方に配置される。また、カバー部35の背面37及びケース部34の背面52の間には、一部に非接触領域である空隙47を有する。尚、空隙47は、チルド室吹出口29から吹き出される冷気が直接当たる領域に対応して設けられる。
チルド室吹出口29から吹き出される冷気は、カバー部35の背面37のチルド室吹出口29に対向する領域に直接当たって、温度低下が促進されて結露水が発生する。そして、発生した結露水は、空隙47から収納ケース14外へ排出される。その結果、収納ケース14内において、結露が貯蔵物に付着することを防ぐことができる。尚、収納ケース14外の冷気を収納ケース14内へ入りにくくするために、本実施形態では、空隙47の幅を5mm程度としている。
また、空隙47から収納ケース14外へ排出された結露水を受けるために、冷蔵室2の底面2aに水受部48を設ける。水受部48に溜まった結露水は、戻り口30へ向かう冷蔵室2内の冷気によって蒸発し、水分を含んだ冷気は、戻り口30から野菜室用通風路31を経由して、野菜室6内に流入することになる。
尚、本実施形態では、ケース部34及びカバー部35の間に設けられるシール部材として、パッキンを用いているが、それに限定されない。
また、本実施形態では、ケース部34の背面52の形状によって空隙47を有しているが、それに限定されない。例えば、カバー部35の背面37の形状によって空隙47を有しても良いし、カバー部35の背面37及びケース部34の背面52の間にパッキンを配置し、一部にパッキンを配置しない領域を設け、その領域を空隙47としても良い。
さらに、本実施形態では、チルド室13を前提として説明しているが、それに限定されない。例えば、収納ケース17を有する野菜室6等にも適用可能である。収納ケースを有
する貯蔵室に対して、本発明を適用することができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る冷蔵庫について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、カバー部35の背面37及びケース部34の背面52aの間には、水平部分の全体に空隙47aを有することが、実施形態1とは異なる。本実施形態では、実施形態1と異なる部分を中心に説明を行う。
図7は、本実施形態に用いられるケース部34の背面52a及びカバー部35の背面37を上面から見たときの模式断面図である。
カバー部35の背面37及びケース部34の背面52aの間には、全体に非接触領域である空隙47aを有することによって、チルド室吹出口29に対向する領域以外も含めて、カバー部35の背面37で発生した結露水は、空隙47aから収納ケース14外へ排出される。
〔実施形態3〕
実施形態3に係る冷蔵庫について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、ケース部34の背面52から後方に延びる延伸部53を設け、延伸部53には、上面から見て孔となる空隙47bを有することが、実施形態1とは異なる。本実施形態では、実施形態1と異なる部分を中心に説明を行う。
図8は、本実施形態に用いられるチルド室13aを右側面から見たときの模式断面図である。図9は、本実施形態に用いられるケース部34の背面52及びカバー部35の背面37を上面から見たときの模式断面図である。
ケース部34の背面52から後方に延びる延伸部53を設け、延伸部53には、空隙47bを有することによって、カバー部35の背面37のチルド室吹出口29に対向する領域で発生した結露水は、空隙47bから収納ケース14外へ排出される。尚、本実施形態は、延伸部53に空隙47bを有する構成であるが、実施形態1と同様に、カバー部35の背面37及びケース部34の背面52の間に、水平部分に空隙47bを有するということになる。
尚、本実施形態では、ケース部34の背面52から後方に延びる延伸部53を設け、延伸部53に上面から見て孔となる空隙47bを有しているが、それに限定されない。カバー部35の背面37から前方に延びる延伸部を設け、その延伸部に上面から見て孔となる空隙を有しても良い。
また、本実施形態では、空隙47bを1個の孔から構成されるが、それに限定されず、複数個の孔から構成されても良い。
〔実施形態4〕
実施形態4に係る冷蔵庫について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、カバー部35の上面35u1が正面側ほど高くなり、背面側ほど低くなる様な斜めの形状であることが、実施形態1とは異なる。本実施形態では、実施形態1と異なる部分を中心に説明を行う。
図10は、本実施形態に用いられるチルド室13bを右側面から見たときの模式断面図である。カバー部35は、正面側の上端より背面側の上端の高さが低くなる斜めの形状である。
カバー部35の上面35u1をこの様な構成にすることによって、カバー部35の上面35u1で発生する結露水が背面37へ流れ寄る。そして、カバー部35の背面37で発生する結露水に加えて、カバー部35の上面35u1で発生する結露水も、空隙47から収納ケース14外へ排出することになる。従って、実施形態1と比べて、結露水の排出が促進されるため、結露が貯蔵物に付着することを防止する効果がより高くなる。
尚、本実施形態では、カバー部35の上面35u1が正面側から背面側に向けて、徐々に高さが低くなる斜め形状であるが、それに限定されない。例えば、カバー部35の上面35u1が正面側から途中までは水平な形状であり、その途中から背面側に向けて高さが低くなる斜めの形状であっても良い。
〔実施形態5〕
実施形態5に係る冷蔵庫について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、チルド室13cの奥側の壁面部分2bに、冷蔵室通風路21への戻り口49が設けられることが、実施形態1とは異なる。本実施形態では、実施形態1と異なる部分を中心に説明を行う。
図11は、本実施形態に用いられるチルド室13cを右側面から見たときの模式断面図である。チルド室13の奥側の壁面部分2bに、冷蔵室通風路21への戻り口49が設けられる。戻り口49には、冷蔵室通風路21へ向けて、チルド室13c及び冷蔵室2内の冷気を送り出すためのファン50が設けられる。戻り口49から吹き出される冷気は、ダクト51を経由して冷蔵室通風路21へ送り出される。
ここで、水受部48に溜まった結露水は、戻り口30及び戻り口49へ向かう冷蔵室2内の冷気によって蒸発する。そして、水分を含んだ冷気の一部は、戻り口30から野菜室用通風路31を経由して、野菜室6内に流入することになる。また、水分を含んだ冷気の他の一部は、戻り口49からダクト51及び冷蔵室通風路21を経由して、冷蔵室2及びチルド室13内にも還元される。特に、水分を含んだ冷気が冷蔵室2に流入することによって、冷蔵室2内の貯蔵物を潤わせることが可能となる。
尚、本実施形態では、ダクト51は、冷蔵室通風路21に繋がっているが、それに限定されない。ダクト51は、冷蔵室通風路21に繋がらずに、冷蔵室2に繋がっていても良い。
以上、実施形態1〜5について具体的に説明を行ったが、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した5つ実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵室内に収納ケースを備えた冷蔵庫全般に広く適用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2a 底面
2b 壁面部分
13 チルド室
14 収納ケース
21 冷蔵室通風路
29 チルド室吹出口
34 ケース部
35 カバー部
35u 上面
37 背面
45 ダンパ
47 空隙
48 水受部
49 戻り口
51 ダクト
52 背面
53 延伸部

Claims (5)

  1. 貯蔵物を収納する収納ケース、及び該収納ケースの背面に向けて冷気を吹き出す吹出口を有する貯蔵室を備えた冷蔵庫において、
    前記収納ケースは、上面が開口された箱型の形状であるケース部、及び下面が開口された箱型の形状であるカバー部から構成され、
    前記カバー部は、前記ケース部を上方から覆っており、
    前記カバー部の背面は、前記ケース部の背面の上方かつ後方に設けられ、
    前記カバー部の背面及び前記ケース部の背面の間に空隙を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記カバー部の背面は、前記ケース部の背面との間に非接触領域を有し、
    前記空隙は、前記非接触領域であることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記カバー部又は前記ケース部は、前記カバー部の背面及び前記ケース部の背面の間に延伸部を有し、
    前記延伸部は孔を有し、
    前記空隙は、前記孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室は、前記空隙から前記収納ケース外へ排出された結露水を溜めるための水受部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記貯蔵室は、チルド室であって、
    前記チルド室は、冷気を前記チルド室外に出す戻り口を有し、
    前記冷蔵庫は、冷蔵室及びダクトを有し、
    前記ダクトは、前記戻り口及び前記冷蔵室を繋ぐことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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