JP2018107822A - 表示装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観を損なうことなく薄型化及び狭額縁化を図ることができる表示装置及びテレビジョン受信機を提供する。
【解決手段】表示装置11は、光源251が発した光が入射する端面及び該端面に入射した光が放出される一面を有する導光板23と、該導光板23の前記一面が開口に向かうよう前記導光板23を収容する皿状の収容体3と、該収容体3の前記開口から放出される光によって照明される表示パネル21とを備える表示装置11であって、前記収容体3は、端面に凹部304が設けられ、一面が前記導光板23の他面に向かう底板30と、該底板30の周囲に配され、内面に係合部312が設けられた側板31と、一部(嵌入部351)が前記凹部304に嵌め入れられ、他部(連結部352)が前記係合部312に係合することによって、前記底板30及び前記側板31を連結する連結部材35とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、導光板を備える表示装置及びテレビジョン受信機に関する。
従来、表示パネルと光源装置とを備える表示装置が用いられている。光源装置においては、皿状のバックライトシャーシに光源及び導光板が収容されている。光源が発した光は導光板の端面に入射し、導光板の端面に入射した光は導光板の一面から放出される。導光板の一面から放出された光は、バックライトシャーシの開口から放出されて、表示パネルを照明する。
ところで、金属層の間に合成樹脂層が介在した構造を有する複合板は、軽量で剛性が高いので、バックライトシャーシの材料として望ましい。しかしながら、複合板に曲げ又は絞り等の加工を施すことによって皿状のバックライトシャーシを形成した場合、合成樹脂層が破損する虞がある。そこで、複合板製の平板状のバックライトシャーシを底板とし、表示装置が備えるフレーム又はベゼル等を側板とし、底板及び側板をネジで連結することによって、皿状の収容体を形成し、この収容体に導光板を収容することがなされる。この種の表示装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特許第5657727号公報
近年、表示装置の薄型化及び狭額縁化が望まれており、このために、収容体を他部材で覆わず外部に露出させることが考えられる。しかしながら、底板と側板とを連結するネジが外部に露出した場合、表示装置の美観が損なわれる虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、美観を損なうことなく薄型化及び狭額縁化を図ることができる表示装置及びテレビジョン受信機を提供することにある。
本実施の形態に係る表示装置は、光源が発した光が入射する端面及び該端面に入射した光が放出される一面を有する導光板と、該導光板の前記一面が開口に向かうよう前記導光板を収容する皿状の収容体と、該収容体の前記開口から放出される光によって照明される表示パネルとを備える表示装置であって、前記収容体は、端面に凹部が設けられ、一面が前記導光板の他面に向かう底板と、該底板の周囲に配され、内面に係合部が設けられた側板と、一部が前記凹部に嵌め入れられ、他部が前記係合部に係合することによって、前記底板及び前記側板を連結する連結部材とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記底板は、2つの金属層の間に合成樹脂層が介在している複合板であり、前記凹部は、前記合成樹脂層に設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記連結部材の前記一部は弾性を有し、前記凹部の内面に接触して圧縮されていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記連結部材の前記一部は、前記連結部材の前記他部に連続する基部と、該基部に取り付けられている弾性部材とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記凹部の内面には穴が設けられており、前記連結部材の前記一部には、前記穴に挿入される方向に付勢され、前記穴の内面に係合する突起が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記連結部材の前記一部は、前記連結部材の前記他部に連続する嵌入基部と、該嵌入基部に接触しており、前記突起が設けられている嵌入部材とを有し、前記嵌入基部及び前記嵌入部材の一方には、凹状部が設けられており、前記嵌入基部及び前記嵌入部材の他方には、前記凹状部の内面に係合する凸状部が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記係合部は、前記側板の前記内面から前記底板の前記端面に向けて突出する凸状をなし、前記連結部材の前記他部は弾性を有し、前記収容体の前記開口の側から前記係合部に接触することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記収容体は、前記底板の端面と前記側板との間に介在するスペーサを更に有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記側板の前記内面に、前記底板に沿う方向に突出する突出部が突設されており、該突出部に、前記底板の側に向けて開口する位置決め穴が設けられており、前記収容体は、一部が前記凹部に嵌め入れられ、他部が前記位置決め穴に挿入されることによって、前記底板に対する前記側板の相対的な位置を規定する位置決め部材を更に有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記収容体は、前記底板の周囲に配され、前記側板に連続しており、内面に前記係合部が設けられていない非係合側板を更に有し、該非係合側板の前記内面に、前記底板に沿う方向に突出する突片が突設されており、一部が前記底板に係合し、他部が前記突片に係合することによって、前記底板に対する前記側板の相対的な位置を規定する位置規定部材を更に備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記導光板の前記一面を覆い、周縁部に貫通孔が設けられた光学シートと、一部が前記凹部に嵌め入れられ、他部が前記貫通孔に挿入されることによって、前記光学シートを保持する保持部材とを更に備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記連結部材の前記一部が前記凹部に嵌め入れられる方向に長く、前記底板の前記端面に連続する切り欠き孔が、前記底板の前記一面の前記凹部が設けられている部分に設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記連結部材の前記一部は、前記切り欠き孔に挿入される挿入突起を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るテレビジョン受信機は、本実施の形態に係る表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本実施の形態の表示装置及びテレビジョン受信機による場合、美観を損なうことなく薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
実施の形態1に係る表示装置を備えるテレビジョン受信機を略示する斜視図である。 テレビジョン受信機を略示する背面図である。 テレビジョン受信機を略示する側面図である。 表示装置の一部を略示する断面図である。 表示装置の他部を略示する断面図である。 表示装置が備える底板の要部を略示する斜視図である。 連結部材の底板への取り付けを説明する断面図である。 表示装置が備える側板への底板の取り付けを説明する断面図である。 表示装置が備える側板への底板の取り付けを説明する断面図である。 実施の形態2に係るテレビジョン受信機が備える表示装置の要部を略示する断面図である。 実施の形態3に係るテレビジョン受信機が備える表示装置の一部を略示する断面図である。 表示装置の他部を略示する断面図である。 表示装置の更に他部を略示する断面図である。 表示装置が備える連結部材を略示する斜視図である。 表示装置が備える連結部材を略示する分解斜視図である。 実施の形態4に係るテレビジョン受信機が備える表示装置の要部を略示する断面図である。 実施の形態5に係るテレビジョン受信機が備える表示装置が有する連結部材及び底板を略示する斜視図である。 表示装置の一部を略示する断面図である。 実施の形態6に係るテレビジョン受信機が備える表示装置が有する連結部材及び底板を略示する斜視図である。 実施の形態7に係るテレビジョン受信機が備える表示装置が有する連結部材及び底板を略示する斜視図である。 表示装置の要部を略示する断面図である。 連結部材の底板への取り付けを説明する断面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態 1.)
図1は、実施の形態1に係る表示装置を備えるテレビジョン受信機を略示する斜視図である。図2は、テレビジョン受信機を略示する背面図である。図3は、テレビジョン受信機を略示する側面図である。
図中1はテレビジョン受信機であり、テレビジョン受信機1は、表示装置11、受信部12、及び信号処理部13を備えている。
表示装置11は矩形パネル状をなす。表示装置11には受信部12及び信号処理部13が内蔵されている。なお、受信部12及び信号処理部13は、表示装置11に外付けされていてもよい。
表示装置11は、映像が表示される表示面211を有する。テレビジョン受信機1は、例えば図示しないスタンドに支持されて据え置きされるか、又は、図示しない金具に掛止されて壁掛けされる。このとき、表示装置11の表示面211は前側に向けられ、表示装置11の厚み方向、長手方向、及び短手方向は、前後方向、左右方向、及び上下方向に沿う。
受信部12は、受信回路が実装された回路基板である。受信部12は、図示しないアンテナを介して外部からテレビジョン放送を受信し、受信したテレビジョン放送に基づく放送信号を出力する。
信号処理部13は、信号処理回路が実装された回路基板である。信号処理部13は、受信部12が出力した放送信号に所定の信号処理を施すことによって、映像データを出力する。信号処理部13が出力した映像データに基づく映像は、表示面211に表示される。
図4は、表示装置11の一部を略示する断面図である。図4には、表示装置11の上辺部近傍の断面図が示されている。図5は、表示装置11の他部を略示する断面図である。図5には、表示装置11の下辺部近傍の断面図が示されている。
表示装置11は、表示パネル21、光学シート群22、導光板23、反射シート24、光源部材25、収容体3、ヒートスプレッダ41、内側支持体42、外側支持体43、及びカバー44を備えている。
表示パネル21は、光透過型の液晶表示パネルである。表示パネル21は矩形状をなす。表示装置11が有する表示面211は、表示パネル21の一面である。
光学シート群22は、複数枚の光学シートが積層されたものである。光学シート群22は透光性を有する。光学シート群22を構成している各光学シートは矩形状をなし、光の拡散機能又は集光機能等を有する。
導光板23は矩形状をなす。導光板23は透光材料からなり、例えばアクリル樹脂製である。以下では、導光板23の一端面を入光端面231といい、導光板23の一面を出光面232といい、導光板23の出光面232に対向する面を非出光面233という。また、導光板23の4つの端面の内、入光端面231を除く3つの端面を非入光端面234,234,…という。入光端面231から導光板23の内部に進入した光は、出光面232から導光板23の外部に放出される。
反射シート24は矩形状をなす。反射シート24の一面は、光反射性を有する光反射面である。
光源部材25は、複数の光源251,251,…、及び光源基板252を有する。
各光源251は、例えばLEDである。光源基板252は短冊状をなす。光源基板252の一面には、光源251,251,…が光源基板252の長手方向に並設されている。
収容体3は、底板30、4つの側板31〜34(図1及び図3参照)、複数の連結部材35,35,…、及びスペーサ36を有する。
図6は、底板30の要部を略示する斜視図である。
図4〜図6に示す底板30は矩形状をなす。底板30は、金属層301、樹脂層302(合成樹脂層)、及び金属層303がこの順に積層された複合板である。即ち、樹脂層302は、金属層301,303間に介在している。
底板30の端面には、凹部304が設けられている。凹部304は、樹脂層302に設けられている。凹部304は、例えば複合板を構成する金属層301,303間に挿入された切削部材によって樹脂層302の端面が切削されることによって形成される。複合板の樹脂層302に凹部304を形成することは、例えば金属板の端面に凹部304を形成することよりも容易である。
凹部304は、底板30の一方の長辺部に複数(例えば5個)、適長離隔して並設されている。また、凹部304は、底板30の2つの短辺部に複数(例えば3個)ずつ、適長離隔して並設されている。以下では、底板30の凹部304,304,…が設けられている長辺部を上辺部といい、底板30の凹部304,304,…が設けられていない長辺部を下辺部という。また、底板30の2つの短辺部を左右両辺部という。
各凹部304の内部には、金属層301,303が露出している。凹部304の内面には、2つの穴305,305が設けられている。各穴305は、金属層301を貫通する貫通孔である。
なお、底板30は複合板に限定されるものではない。
側板31〜34は、一体成形された枠体の上枠部、左枠部、右枠部、及び下枠部である。側板31〜34夫々は細長い矩形板状である。側板31〜34夫々の一面は枠体の外面である。
側板31の内面の短手方向中央部には、突出部311が突設されている。突出部311は、側板31の長手方向の全長に亘る凸条状をなす。突出部311の断面は矩形状をなす。
側板31の内面の短手方向一端部には、係合部312が突設されている。係合部312は、側板31の長手方向の全長に亘る凸条状をなす。係合部312の断面は矩形状をなす。
側板32,33夫々にも、側板31の突出部311及び係合部312と同様の突出部311及び係合部312が設けられている。側板32,33夫々の突出部311及び係合部312は、側板31の突出部311及び係合部312に連続している。側板32の上端部は側板31の左端部に連続し、側板33の上端部は側板31の右端部に連続している。側板34は、側板32,33夫々の下端部に亘る。
各連結部材35は、嵌入部351及び連結部352を有する。
嵌入部351は弾性を有する。具体的には、嵌入部351は、U字断面を有する板バネ状をなす。嵌入部351は、2枚の矩形板35a,35bの一辺部同士が湾曲板を介して連結された形状を有する。矩形板35aの外面には、2つの突起353,353(1つだけ図示)が設けられている。
連結部352は弾性を有する。具体的には、連結部352は、V字断面を有する板バネ状をなす。連結部352は、2枚の矩形板35c,35dの一辺部同士が直に連結された形状を有する。矩形板35cは、嵌入部351を構成する矩形板35aに直角である。
嵌入部351及び連結部352は、矩形板35aのU字の先端部と矩形板35cのV字の先端部とが連結された形状を有する。
連結部材35は、例えば、1枚の金属板にポンチ加工を施すことによって突起353,353を突設し、金属板の突起353,353を含む一部を、突起353,353が突設されている面が外面となるように、U字状に湾曲させ、金属板の残部を、嵌入部351のU字の開放部を上向きにした場合に連結部352のV字の開放部が後ろ向きになるよう、V字状に屈曲させることによって形成される。
以上のような連結部材35は、構成が簡易である。
図7は、連結部材35の底板30への取り付けを説明する断面図である。
各連結部材35は、連結部材35の嵌入部351が底板30の凹部304に嵌め入れられることによって、底板30に取り付けられる。
このために、作業者は、嵌入部351を摘まみ持つことによって、嵌入部351の矩形板35a,35bを接近させる方向に嵌入部351に外力を加える。この結果、嵌入部351は圧縮される。次に、作業者は、連結部材35の突起353,353が底板30の金属層301に向くようにして、圧縮した嵌入部351を底板30の凹部304に挿入する。
突起353,353が底板30の穴305,305に達した場合、作業者は嵌入部351から手を離す。すると、突起353,353は、嵌入部351の復元力によって、穴305,305に挿入される方向に付勢される。穴305,305に挿入された突起353,353は、穴305,305の内面に係合する。
以上のような嵌入部351の凹部304への嵌め入れ作業は容易である。
凹部304に嵌め入れられた嵌入部351は、凹部304の内面(即ち金属層301,303夫々の内面)に接触することによって、矩形板35a,35bが接近する方向に圧縮される。故に、嵌入部351の弾性に基づく復元力が嵌入部351に生じる。嵌入部351に生じた復元力が嵌入部351を凹部304の内面に押し付けるので、嵌入部351が凹部304から抜け落ちることが抑制されると共に、凹部304の内部での嵌入部351のガタツキが抑制される。しかも、突起353,353が穴305,305の内面に係合する。故に、嵌入部351が凹部304から抜け落ちることが更に抑制される。各突起353は、穴305に挿入される方向に付勢されるので、突起353が穴305から抜け落ちる虞はない。
連結部352の矩形板35cの外面は、金属層301の端面に接し、金属層301の外面から直角に突出する。
スペーサ36は断面矩形状の弾性部材であり、遮光性を有する。スペーサ36はコ字枠状をなす。
ヒートスプレッダ41は熱伝導性が高く、例えば金属製である。ヒートスプレッダ41は断面L字状をなす。ヒートスプレッダ41は光源支持部411及び放熱部412を有する。
光源支持部411は矩形板状をなす。光源支持部411の一面には、光源支持部411及び光源部材25の光源基板252夫々の長手方向が一致するように、光源部材25が取り付けられている。光源支持部411の他面には、複数のネジ穴413,413,…が設けられている(図5に1つだけ図示)。ネジ穴413,413,…は、光源支持部411の長手方向に並設されている。
放熱部412は矩形板状をなす。放熱部412は、光源支持部411の一面に垂直に、光源支持部411の一面の短手方向一端部から突出している。放熱部412は、光源支持部411の長手方向の両端部に亘る。
放熱部412には、放熱部412の一面に垂直に、複数の導光板支持部414,414,…が突設されている(図5に1つだけ図示)。各導光板支持部414は円柱状をなし、光源支持部411の光源部材25が取り付けられている面に近接配置されている。光源部材25の各光源251は、隣り合う2つの導光板支持部414,414間に配されている。
内側支持体42はL字断面を有する棒状をなす。内側支持体42は2つの支持板421,422を有する。支持板421,422はL字の一側及び他側である。
支持板421は矩形状をなす。支持板421には、複数の貫通孔423,423,…が設けられている(図5に1つだけ図示)。貫通孔423,423,…は、支持板421の長手方向に並設されている。
支持板422は矩形状をなす。支持板422は、支持板421の長手方向の両端部に亘って、且つ、支持板421の一面に垂直に、支持板421の一面の短手方向一端部から突出している。
支持板422の一面には、スペーサ424が支持板422の一面に垂直に突設されている。スペーサ424は、支持板422から見て支持板421の突出方向とは逆方向に突出している。
外側支持体43はL字断面を有する棒状をなす。外側支持体43は2つの支持板431,432を有する。支持板431,432はL字の一側及び他側である。
支持板431は矩形状をなす。支持板431には、複数の貫通孔433,433,…が設けられている(図5に1つだけ図示)。貫通孔433,433,…は、支持板431の長手方向に並設されている。
支持板432は矩形状をなす。支持板432は、支持板431の長手方向の両端部に亘って、且つ、支持板431の一面に垂直に、支持板431の一面の短手方向一端部から突出している。
カバー44は箱状をなす。
図8及び図9は、側板31〜34への底板30の取り付けを説明する断面図である。
ここで、収容体3の組み立て手順を説明する。
まず、作業者は、連結部材35,35,…を底板30に取り付けた後で、スペーサ36が底板30の凹部304,304,…が設けられた3つの端面を覆うように、スペーサ36を底板30に取り付ける。
また、作業者は、反射シート24、導光板23、及び光学シート群22を、反射シート24の光反射面が導光板23の非出光面233を覆い、光学シート群22が導光板23の出光面232を覆い、導光板23の入光端面231と底板30の下辺部の端面とが同じ方向を向くように、底板30の金属層301の外面にこの順に載置する。この結果、底板30の一面(具体的には金属層301の外面)は、導光板23の非出光面233に向かう。
更にまた、作業者は、光源251,251,…が導光板23の入光端面231に対向し、光源支持部411が底板30の下辺部の端面に対向し、導光板支持部414,414,…が入光端面231に接触するように、ヒートスプレッダ41の放熱部412を底板30の金属層303の外面に接触させる。
次に、作業者は、貫通孔423,423,…とネジ穴413,413,…とが対向するように、内側支持体42の支持板421をヒートスプレッダ41の光源支持部411に接触させ、且つ、内側支持体42の支持板421とヒートスプレッダ41の放熱部412との間に光学シート群22、導光板23、反射シート24、及び底板30を挟む。このとき、作業者は、支持板422と導光板23の周縁部との間に緩衝材451を介在させる。
次いで、作業者は、貫通孔423,423,…と貫通孔433,433,…とが対向するように、外側支持体43の支持板431を内側支持体42の支持板421に接触させ、且つ、外側支持体43の支持板432を内側支持体42のスペーサ424に接触させる。この後、作業者は、各貫通孔433,423にこの順に挿通させたネジ452をネジ穴413に螺合させることによって、外側支持体43の支持板431及び内側支持体42の支持板421をヒートスプレッダ41の光源支持部411に共締めする。
この結果、内側支持体42の支持板421とヒートスプレッダ41の放熱部412とが、光学シート群22、導光板23、反射シート24、及び底板30を挟持する。光源支持部411は、光源251,251,…を、入光端面231に適長離隔して対向するよう支持する。導光板支持部414,414,…は、入光端面231に接触することによって導光板23を支持する。
次に、作業者は底板30を側板31〜34に取り付ける。このとき、底板30は、連結部材35,35,…を介して、側板31〜33に連結される。
具体的には、作業者は、図8に示すように、光学シート群22、導光板23、及び反射シート24を側板31〜34に囲まれた空間に向け、底板30の長辺部に取り付けられている連結部材35,35,…夫々の連結部352を側板31の係合部312に対向させ、底板30の2つの短辺部に取り付けられている連結部材35,35,…夫々の連結部352を側板32,33の係合部312,312に対向させる。このとき、各連結部材35の連結部352におけるV字の屈曲部分が側板31〜34に囲まれた空間に向く。
以下では、底板30と側板31との連結を例示して説明するが、底板30と側板32,33夫々との連結も同様である。
作業者は、図9に示すように、底板30を、側板31〜34に囲まれた空間に接近させる。このとき、各連結部材35の連結部352の矩形板35dが側板31の係合部312の先端部に接触するので、連結部352には、矩形板35dが矩形板35cに接近する方向の外力が加えられる。この結果、連結部352は圧縮される。
圧縮された連結部352が側板31の突出部311と係合部312との間の空間に挿入された場合、連結部352の復元力によって、連結部352が元の形状に戻る。このとき、矩形板35dのV字の先端部が係合部312の内面に接触する。この結果、連結部材35を介して底板30と側板31とが連結される。
このようにして底板30及び側板31〜33が連結部材35,35,…で連結されることによって、皿状の収容体3が組み立てられる。作業者が連結部材35,35,…夫々を個別に係合部312に係合させる必要がなく、底板30と側板31〜33夫々との連結を同時的に行なうことができるので、収容体3の組み立て作業は容易である。
収容体3は、底板30の周囲に側板31〜34が配された構成である。本実施の形態では、底板30と側板34との間には空隙が形成される。しかしながら、各連結部材35の連結部352が収容体3の開口側から係合部312に接触することによって連結部352が係合部312に係合するので、側板31〜34から底板30が抜け落ちることが抑制される。
底板30の端面と係合部312の先端面とは対向配置される。つまり、側板31〜33夫々の係合部312は、側板31〜33夫々の内面から底板30の端面に向けて突出する。側板31〜33夫々の内面からの突出部311の突出方向は、底板30に沿う。
導光板23は、出光面232が収容体3の開口に向かうよう収容体3に収容される。導光板23の非入光端面234と連結部352の矩形板35cの外面との間には空隙が設けられる。
スペーサ36は、底板30の端面と側板31〜33夫々の係合部312の先端面との間に介在する。故に、底板30の端面と側板31〜33夫々とが必要以上に接近する虞がない。従って、底板30の端面と側板31〜33夫々との相対的な位置ずれによって各連結部材35の連結部352が圧縮され、係合部312と連結部352との係合が無用に解除されてしまうことが抑制される。
外側支持体43の支持板431、内側支持体42の支持板421、及びヒートスプレッダ41の光源支持部411は、側板34と底板30の下辺部の端面との間に配される。
次に、作業者は、内側支持体42及び外側支持体43の支持板422,432の間に、表示パネル21の下辺部を挿入する。このとき、作業者は、表示パネル21と支持板422との間に緩衝材453を介在させ、表示パネル21と支持板432との間に緩衝材454を介在させる。この結果、表示パネル21は、緩衝材453,454を介して支持板422,432に挟持される。
更に、作業者は、表示パネル21の上辺部及び左右両辺部を、側板31〜33夫々の突出部311に、緩衝材455を介して貼り付ける。
次いで、作業者は、底板30の金属層303の外面に受信部12及び信号処理部13を取り付ける。このとき、受信部12及び信号処理部13は、底板30の上下方向中央部よりも下側に取り付けられる。
作業者は、受信部12と信号処理部13とを接続し、信号処理部13と表示パネル21とを接続する。
次に、作業者は、カバー44によって、受信部12、信号処理部13、底板30の上下方向中央部よりも下側、及び側板34の短手方向一端面が覆われるように、カバー44を底板30に取り付ける。カバー44は、例えばネジ留めによって底板30に取り付けられる。
以上のような表示装置11(延いてはテレビジョン受信機1)においては、光源251,251,…が発した光が導光板23の入光端面231に入射して導光板23の内部に進入する。導光板23の内部に進入した光は導光板23の出光面232から放出される。出光面232から放出された光は、光学シート群22を透過して収容体3の開口から放出される。収容体3の開口から放出された光は、表示パネル21を照明する。
導光板23の非出光面233に入射した光は、反射シート24にて出光面232側へ反射するので、非出光面233からの漏光が生じる虞はない。
光源251,251,…が発した熱の一部は、光源基板252、光源支持部411、及び放熱部412に伝わって、外部へ放出される。
光源251,251,…が発した熱の他の一部は、導光板23に伝わり、導光板23を膨張させる。
導光板23の入光端面231は、導光板支持部414,414,…に接触している。故に、導光板23の、入光端面231が光源に近づく方向の位置ずれを防止することができる。従って、光源251,251,…と入光端面231との離隔距離を一定に保つことができる(図5参照)。
導光板23の非入光端面234と連結部材35の連結部352との間には空隙があるので、膨張した導光板23の非入光端面234が連結部材35の連結部352に接触する虞はない。
図4に示すように、各連結部材35は、底板30の内部にて底板30に取り付けられているので、連結部材35を底板30に取り付けるための取り付け部を底板30の内面に設ける必要がない。従って、表示装置11の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
収容体3の底板30の上下方向中央部よりも上側、及び側板31〜33は外部に露出している。収容体3を他部材で覆わない分、表示装置11の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
底板30と側板31〜33夫々とはネジで連結されていない。故に、底板30と側板31〜33夫々とを連結するネジが外部に露出しないので、表示装置11の美観を向上させることができる。
底板30の端面と側板31〜33夫々の係合部312との間にはスペーサ36が介在しているので、底板30と側板31〜33夫々との隙間から表示装置11の外部へ漏光すること、及び、底板30と側板31〜33夫々との隙間から表示装置11の内部へ異物が侵入することが防止されている。更に、スペーサ36は、底板30と側板31〜33夫々との隙間を埋めて表示装置11の美観を向上させる。
スペーサ36を取り外し、底板30又は側板31〜34に適宜の外力を加えれば、各連結部材35の連結部352と係合部312との係合が解除されるので、収容体3は分解性が高い。また、収容体3分解後の連結部材35は再利用可能である。
底板30と側板34とを連結部材35,35,…を用いて連結することはなされていないが、側板34は側板31〜33と一体なので、特段の問題はない。
底板30と側板34との間にはスペーサ36が介在していないが、底板30と側板34との間はカバー44によって覆われるので、特段の問題はない。
なお、表示装置11は、テレビジョン受信機1を構成するものに限定されず、例えば、電子看板、又はパーソナルコンピュータ用のモニタ等を構成するものであってもよい。
また、表示装置11は、表示パネル21が側板31〜33夫々の突出部311に貼り付けられる構成に限定されない。
次に、実施の形態2〜7を説明する。実施の形態2〜7のテレビジョン受信機1及び表示装置11は、実施の形態1のテレビジョン受信機1及び表示装置11と略同様の構成である。実施の形態2〜7のテレビジョン受信機1及び表示装置11は、実施の形態1のテレビジョン受信機1及び表示装置11の作用効果と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
(実施の形態 2.)
図10は、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1が備える表示装置11の要部を略示する断面図である。
本実施の形態の連結部材35が有する嵌入部351は、基部354及び弾性部材355を有する。
弾性部材355は矩形板状のクッション材である。
基部354は矩形板状をなし、実施の形態1の矩形板35aに相当する。即ち、基部354は連結部352に連続する。また、基部354の一面には突起353,353が設けられている。ただし、基部354の他面には弾性部材355が貼り付けられている。弾性部材355が、嵌入部351に弾性を与える。また、基部354は矩形板35aよりも厚い。
本実施の形態の連結部材35が有する連結部352においては、矩形板35dのV字の先端部が矩形板35cと平行になるよう、矩形板35dが屈曲している。
各連結部材35は、連結部材35の嵌入部351が底板30の凹部304に嵌め入れられることによって、底板30に取り付けられる。
このために、作業者は、嵌入部351を凹部304に挿入し、突起353,353を穴305,305の内面に係合させる。このとき、基部354と底板30の金属層303との間で嵌入部351の弾性部材355が圧縮されるので、嵌入部351の凹部304への嵌め入れ作業は容易である。
凹部304に嵌め入れられた嵌入部351の弾性部材355は、凹部304の内面に接触して圧縮される。故に、嵌入部351の弾性部材355の弾性に基づく復元力が嵌入部351に生じる。嵌入部351に生じた復元力が嵌入部351を凹部304の内面に押し付けるので、嵌入部351が凹部304から抜け落ちることが抑制されると共に、凹部304の内部での嵌入部351のガタツキが抑制される。
本実施の形態の連結部材35の場合、基部354の剛性によって、連結部材35の強度を向上させることができる。
(実施の形態 3.)
図11は、実施の形態3に係るテレビジョン受信機1が備える表示装置11の一部を略示する断面図である。図12は、表示装置11の他部を略示する断面図である。図13は、表示装置11の更に他部を略示する断面図である。図11〜図13には、表示装置11の上辺部近傍の断面図が示されている。図11には、後述する連結部材37の近傍が示されている。図12には、後述する保持部材46の近傍が示されている。図13には、後述する位置決め部材38の近傍が示されている。
光学シート群22の上辺部には、複数のタブ221,221,…が上向きに突設されている(図11及び図12に1つだけ図示)。各タブ221には、貫通孔222が設けられている。貫通孔222,222,…夫々は、光学シート群22の周縁部に設けられた貫通孔である。
収容体3の底板30には、凹部306,306,…が設けられている。各凹部306の構成は凹部304と同様である。故に、凹部306の内面には、2つの穴305,305が設けられている。凹部306,306,…は、凹部304,304,…に一対一対応で隣り合う。
側板31の突出部311には、底板30側に向けて開口した位置決め穴313を有するボス314が突設されている。ボス314は、側板31の長手方向に沿って複数並設されている。同様に、側板32,33の突出部311,311夫々にも、ボス314,314,…が設けられている。
図14は、連結部材37を略示する斜視図である。図14には保持部材46及び位置決め部材38も図示されている。図15は、連結部材37を略示する分解斜視図である。図15には保持部材46も図示されている。
収容体3は、実施の形態1の連結部材35,35,…に替えて、連結部材37,37,…を有する。
各連結部材37は、嵌入部371及び連結部372を有する。
嵌入部371は、嵌入基部373及び嵌入部材374を有する。
連結部372は、連結本体375及び連結支持部376を有する。連結本体375の構成は、実施の形態1又は実施の形態2の連結部352と同様である。連結本体375が、連結部372に弾性を与える。
嵌入基部373は矩形板状をなし、実施の形態1の矩形板35aに相当する。即ち、嵌入基部373は連結本体375に連続する。ただし、嵌入基部373は中央部にコ字状の開口37aが設けられており、嵌入基部373における開口37aに囲まれた部分がく字状の板バネ37bである。板バネ37bが、嵌入部371に弾性を与える。また、嵌入基部373の一面には2つの凸状部37c,37cが設けられている。
嵌入基部373を形成するためには、例えば、1枚の金属板にポンチ加工を施すことによって凸状部37c,37cを突設し、この金属板を切り欠くことによって開口37aを設け、開口37aに囲まれた部分を屈曲させることによって板バネ37bを設けることがなされる。
嵌入部材374は嵌入基部373よりも厚くて剛性が高い矩形板状をなす。嵌入部材374の一面には例えばポンチ加工によって突起353が設けられている。嵌入部材374には2つの凹状部37d,37dが設けられている。各凹状部37dは貫通孔状をなす。
なお、嵌入基部373に凹状部37dが設けられており、嵌入部材374に凸状部37cが設けられていてもよい。
連結部372が有する連結支持部376は矩形板状をなす。連結支持部376は、嵌入部材374の一面の周縁部から突起353の突出方向と同じ方向に突出している。
保持部材46は、嵌入部461及び保持部462を有する。
嵌入部461は、基部463及び弾性部材464を有する。基部463及び弾性部材464の構成は、実施の形態2の基部354及び弾性部材355と同様である。ただし、基部463は連結部材37の嵌入基部373と一体に設けられており、基部463の両面は連結部材37の嵌入基部373の両面と面一である。また、基部463の一面には突起353が設けられている。基部463の他面に貼り付けられている弾性部材464が、嵌入部461に弾性を与える。なお、嵌入部461の構成は、実施の形態1の嵌入部351又は連結部材37の嵌入部371の構成と同じでもよい。
保持部462は、保持突出部465及び保持本体466を有する。
保持突出部465は矩形板状をなす。保持突出部465は、基部463の一面の周縁部から突起353の突出方向と同じ方向に突出している。保持突出部465は、連結部材37の連結支持部376に隣り合う。
保持本体466は矩形板状をなす。保持本体466は、保持突出部465の先端部に突設されている。保持本体466の両面は、保持突出部465の両面と面一である。
各連結部材37及び保持部材46は、嵌入部371,461が底板30の凹部304に同時的に嵌め入れられることによって、底板30に取り付けられる。
このために、作業者は、連結部材37の凸状部37c,37cを凹状部37d,37dに挿入することによって、嵌入基部373と嵌入部材374とを接触させる。次に、作業者は、嵌入部371,461を凹部304に挿入し、突起353,353を穴305,305の内面に係合させる。このような嵌入部371の凹部304への嵌め入れ作業は容易である。
凹部304に嵌め入れられた嵌入部371の板バネ37bは、凹部304の内面に接触して撓む。故に、嵌入部371の板バネ37bの弾性に基づく復元力が嵌入部371に生じる。嵌入部371に生じた復元力が嵌入部371を凹部304の内面に押し付けるので、嵌入部371が凹部304から抜け落ちることが抑制されると共に、凹部304の内部での嵌入部371のガタツキが抑制される。しかも、凸状部37c,37cが凹状部37d,37dの内面に係合する。故に、凸状部37c,37cが凹状部37d,37dから抜け落ちることが更に抑制される。各凸状部37cは、凹状部37dに挿入される方向に付勢されているので、凸状部37cが凹状部37dから抜け落ちる虞はない。
一方、凹部304に嵌め入れられた嵌入部461の弾性部材464は、凹部304の内面に接触して圧縮される。故に、嵌入部461の弾性部材464の弾性に基づく復元力が嵌入部461に生じる。嵌入部461に生じた復元力が嵌入部461を凹部304の内面に押し付けるので、嵌入部461が凹部304から抜け落ちることが抑制されると共に、凹部304の内部での嵌入部461のガタツキが抑制される。
更に、突起353,353が穴305,305の内面に係合する。故に、嵌入部371,461が凹部304から抜け落ちることが更に抑制される。突起353,353及び穴305,305は連結部材37及び保持部材46に共通なので、連結部材37及び保持部材46夫々に突起353,353及び穴305,305を設ける必要がない。従って、底板30に設けられる穴305,305,…の個数を削減することができるので、穴305,305,…が底板30に設けられることによる底板30の強度低下を抑制することができる。
また、凹部304は連結部材37及び保持部材46に共通なので、連結部材37及び保持部材46夫々に凹部304,304を設ける必要がない。従って、底板30に設けられる凹部304,304,…の個数を削減することができるので、凹部304,304,…が底板30に設けられることによる底板30の強度低下を抑制することができる。
更に、連結部材37及び保持部材46が一体化しているので、作業者が凹部304の内部における連結部材37及び保持部材46の位置関係を考慮する必要がない。
本実施の形態の連結部材37及び保持部材46の場合、嵌入部材374及び基部463の剛性によって、連結部材37及び保持部材46の強度を向上させることができる。
連結部材37の連結本体375は、連結部352と同様に側板31〜33何れかの係合部312に係合する。連結支持部376は、底板30から前方に突出する。連結支持部376は、連結本体375が導光板23側に撓むことがないよう、連結本体375を支持する。
保持部材46の保持部462が有する保持突出部465は、底板30から前方に突出する。保持本体466は、光学シート群22の貫通孔222に挿入される。この結果、保持部材46は光学シート群22を保持する。
以上のような保持部材46は、底板30の内部にて底板30に取り付けられているので、保持部材46を底板30に取り付けるための取り付け部を底板30の内面に設ける必要がない。従って、表示装置11の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
収容体3は、複数の位置決め部材38,38,…を更に有する。
各位置決め部材38は、嵌入部381及び位置決め部382を有する。
嵌入部381は、基部383及び弾性部材384を有する。基部383及び弾性部材384の構成は、実施の形態2の基部354及び弾性部材355と同様である。故に、基部383の一面には突起353,353が設けられている。基部383の他面に貼り付けられている弾性部材384が、嵌入部381に弾性を与える。なお、嵌入部381の構成は、実施の形態1の嵌入部351、連結部材37の嵌入部371、又は保持部材46の嵌入部461の構成と同じでもよい。
位置決め部382は矩形板状をなす。位置決め部382は、基部383の一面の周縁部から突起353の突出方向と同じ方向に突出している。
各位置決め部材38は、位置決め部材38の嵌入部381が底板30の凹部306に嵌め入れられることによって、底板30に取り付けられる。
このために、作業者は、嵌入部381を凹部306に挿入し、突起353,353を穴305,305の内面に係合させる。このとき、基部383と底板30の金属層303との間で嵌入部381の弾性部材384が圧縮されるので、嵌入部381の凹部306への嵌め入れ作業は容易である。
凹部306に嵌め入れられた嵌入部381の弾性部材384は、凹部306の内面に接触して圧縮される。故に、嵌入部381の弾性部材384の弾性に基づく復元力が嵌入部381に生じる。嵌入部381に生じた復元力が嵌入部381を凹部306の内面に押し付けるので、嵌入部381が凹部306から抜け落ちることが抑制されると共に、凹部306の内部での嵌入部381のガタツキが抑制される。
位置決め部材38の位置決め部382は、位置決め穴313に挿入される。この結果、位置決め部材38は、底板30に対する側板31〜33の相対的な位置を規定する。故に、底板30の端面と側板31〜33夫々とが必要以上に接離する虞がない。従って、底板30の端面と側板31〜33夫々との相対的な位置ずれによって各連結部材37の連結部372が圧縮され、係合部312と連結部372との係合が無用に解除されてしまうことが抑制される。
以上のような位置決め部材38は、底板30の内部にて底板30に取り付けられているので、位置決め部材38を底板30に取り付けるための取り付け部を底板30の内面に設ける必要がない。従って、表示装置11の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
(実施の形態 4.)
図16は、実施の形態4に係るテレビジョン受信機1が備える表示装置11の要部を略示する断面図である。
底板30の下辺部には、貫通孔307が設けられている。貫通孔307は、底板30の下辺部の長さ方向の両端部に1つずつ設けられている(図16に1つだけ図示)。
側板34(非係合側板)の内面には、突片341が突設されている。突片341の突出方向は、底板30に沿う方向である。突片341は、底板30に平行な平板状をなす。突片341には、貫通孔342が設けられている。
突片341は、側板34の長手方向の両端部に1つずつ設けられている(図16に1つだけ図示)。
表示装置11は、位置規定部材47を更に備える。位置規定部材47は、本体471と2つの突起472,473と支持片474を有する。
本体471は棒状をなし、突片341と底板30との間に介在する。本体471には、突起472,473が互いに逆方向に突設されている。突起472,473夫々は、本体471の長手方向両端部に1つずつ設けられている(図16に1つだけ図示)。
突起472,473は貫通孔307,342に挿入される。つまり、位置規定部材47の突起472,473は底板30及び突片341に係合する。この結果、位置規定部材47は、底板30に対する側板34(更には側板34に連続する側板31〜33)の相対的な位置を規定する。
底板30の貫通孔307及び貫通孔307に挿入されている突起472は、カバー44によって覆われるので、これらが外部に露出して表示装置11の美観を損なう虞はない。
支持片474は本体471に突設されている。支持片474の突出方向は、突起472,473夫々の突出方向に垂直である。
光学シート群22、導光板23、及び反射シート24は、支持片474及び底板30に挟持される。表示パネル21は、緩衝材453,456を介して支持片474及び外側支持体43の支持板431に挟持される。
なお、表示装置11は、2個の位置規定部材47,47を備えていてもよい。この場合、各位置規定部材47は柱状をなす。位置規定部材47は、位置規定部材47の一端部が貫通孔307に嵌め込まれることによって、底板30から突出する。位置規定部材47の他端部は、貫通孔342に挿入される。つまり、位置規定部材47の一端部及び他端部が底板30及び突片341に係合することによって、位置規定部材47は、底板30に対する側板31〜34の相対的な位置を規定する。
(実施の形態 5.)
図17は、実施の形態5に係るテレビジョン受信機1が備える表示装置11が有する連結部材35及び底板30を略示する斜視図である。
底板30が有する金属層301の、凹部304が設けられている部分には、2つの穴305,305と1つの切り欠き孔308とが設けられる。切り欠き孔308は、穴305,305の間に配される。
切り欠き孔308は、連結部材35の嵌入部351が凹部304に嵌め入れられる方向に長い。また、切り欠き孔308は、金属層301の端面に連続する。更に、切り欠き孔308は、金属層301を金属層301の厚さ方向に貫通する。
連結部材35の嵌入部351は、2つの突起353,353と1つの挿入突起356とを有する。挿入突起356は、突起353,353の間に配される。挿入突起356から突起353,353夫々までの離隔距離は、切り欠き孔308から穴305,305までの離隔距離と同程度である。挿入突起356は、嵌入部351の矩形板35aの外面に突設される。挿入突起356は、例えば突起353,353と共にポンチ加工によって設けられる。
図18は、表示装置11の一部を略示する断面図である。
連結部材35は、連結部材35の嵌入部351が底板30の凹部304に実施の形態1で説明した手順と同様の手順で嵌め入れられることによって、底板30に取り付けられる。このとき、作業者は、挿入突起356が切り欠き孔308に挿入されるようにして、嵌入部351を凹部304に挿入する。この結果、作業者は、嵌入部351を正確に配置することができる。また、作業者が嵌入部351を凹部304に押し込むと、挿入突起356が切り欠き孔308の内面に摺動するので、嵌入部351の突起353,353が底板30の穴305,305へ案内される。故に、嵌入部351の凹部304への嵌め入れ作業は容易である。
嵌入部351が凹部304に嵌め入れられると、嵌入部351の矩形板35a,35bは、嵌入部351に生じた復元力によって、金属層301,303夫々の内面に押し付けられる(図18に示す矢符参照)。嵌入部351に生じた復元力が大きい場合、底板30は、凹部304の開口が広がるようにして変形する(図18に示す白抜矢符参照)。このとき、底板30の変形は、金属層301に集中する。何故ならば、切り欠き孔308が設けられている金属層301は、金属層303よりも強度が小さく、変形し易いからである。この結果、底板30の変形が金属層303に表れることが抑制される。一方、金属層301の変形した部分は収容体3の内部に位置するので、使用者には見えない。従って、表示装置11の美観を向上させることができる。
なお、実施の形態2の連結部材35の基部354、又は実施の形態3の連結部材37の嵌入部材374に、挿入突起356が設けられてもよい。また、実施の形態3の位置決め部材38の基部383に挿入突起356が設けられ、金属層301の凹部306が設けられている部分に切り欠き孔308が設けられてもよい。
(実施の形態 6.)
図19は、実施の形態6に係るテレビジョン受信機1が備える表示装置11が有する連結部材35及び底板30を略示する斜視図である。
底板30が有する金属層301の、凹部304が設けられている部分には、1つの穴305と2つの切り欠き孔308,308とが設けられる。穴305は、切り欠き孔308,308の間に配される。
連結部材35の嵌入部351は、2つの挿入突起356,356と1つの突起353とを有する。突起353は、挿入突起356,356の間に配される。突起353から挿入突起356,356夫々までの離隔距離は、穴305から切り欠き孔308,308までの離隔距離と同程度である。
連結部材35は、実施の形態5の連結部材35と同様にして、底板30に取り付けられる。このとき、実施の形態5と同様の作用効果を奏することができる。
ただし、本実施の形態では金属層301の凹部304が設けられている部分に2つの切り欠き孔308,308が設けられるので、金属層301は実施の形態5の金属層301よりも変形し易い。故に、金属層303の変形を更に抑制することができる。
なお、金属層301の凹部304が設けられている部分に、3つ以上の切り欠き孔308,308,…が設けられてもよい。また、1又は複数の切り欠き孔308と共に、金属層301を変形し易くするための他の手段(例えば金属層301の、少なくとも凹部304が設けられている部分が金属層303よりも薄くしてあること)が講じられてもよい。
しかしながら、金属層301の強度が小さすぎる場合、嵌入部351を凹部304の内部に保持しておくことができなくなる。従って、金属層301の強度は、金属層303よりも変形し易い程度に小さく、嵌入部351を凹部304の内部に保持することができる程度に大きい必要がある。
(実施の形態 7.)
図20は、実施の形態7に係るテレビジョン受信機1が備える表示装置11が有する連結部材35及び底板30を略示する斜視図である。
図21は、表示装置11の要部を略示する断面図である。
底板30が有する金属層301の、凹部304が設けられている部分には、実施の形態6と同様に、1つの穴305と2つの切り欠き孔308,308とが設けられている。穴305は円形をなす。
連結部材35の嵌入部351は、実施の形態6と同様に、2つの挿入突起356,356と1つの突起353とを有する。ただし、嵌入部351は、実施の形態6の嵌入部351を構成する矩形板35a,35bよりも厚い平板状をなし、実施の形態6の嵌入部351よりも高い剛性を有する。また、突起353は半球状をなす。突起353の外径は穴305の内径以上である。
図22は、連結部材35の底板30への取り付けを説明する断面図である。
連結部材35は、連結部材35の嵌入部351が底板30の凹部304に嵌め入れられることによって、底板30に取り付けられる。
このために、作業者は、挿入突起356,356が切り欠き孔308,308に同時的に挿入されるようにして、嵌入部351を底板30の凹部304に挿入する。
嵌入部351が凹部304に挿入されると、突起353が金属層301に接触し、嵌入部351が金属層303に接触する。突起353は半球状なので、嵌入部351の凹部304への挿入に伴い、突起353の基端部から先端部に亘る曲面が金属層301に押し付けられ、嵌入部351が金属層303に押し付けられる。このとき、金属層301が、凹部304の開口が広がるようにして撓み(図22参照)、金属層303はほとんど変形しない。
作業者が嵌入部351を凹部304に押し込むと、挿入突起356,356が切り欠き孔308,308の内面に摺動するので、嵌入部351の突起353が底板30の穴305へ案内される。故に、嵌入部351の凹部304への嵌め入れ作業は容易である。
突起353が底板30の穴305に達した場合、金属層301の復元力によって金属層301が元の形状に戻ると共に、突起353が穴305に挿入される。穴305に挿入された突起353は、穴305の内面に係合する。
突起353が穴305に挿入されても、金属層301は僅かに撓み続ける(図21参照)。金属層301の撓みによって生じる金属層301の復元力が、突起353を穴305の開口周縁部に押し付け、嵌入部351を金属層303に押し付けるので、嵌入部351が凹部304から抜け落ちることが抑制されると共に、凹部304の内部での嵌入部351のガタツキが抑制される。
なお、実施の形態5〜7において、嵌入部351は挿入突起356を全く有していなくてもよい。
挿入突起356が存在しない場合でも、金属層301に切り欠き孔308が設けられていれば、底板30の変形を金属層301に集中させたり、撓んだ金属層301の復元力によって嵌入部351を凹部304の内部に保持したりする作用効果を得ることができる。
挿入突起356が存在しない場合には、金属層301を金属層303よりも変形し易くする手段は、切り欠き孔308に限定されない。
最後に、実施の形態についてまとめる。
本実施の形態に係る表示装置11は、光源251が発した光が入射する端面(入光端面231)及び該入光端面231に入射した光が放出される一面(出光面232)を有する導光板23と、該導光板23の前記出光面232が開口に向かうよう前記導光板23を収容する皿状の収容体3と、該収容体3の前記開口から放出される光によって照明される表示パネル21とを備える表示装置11であって、前記収容体3は、端面に凹部304,306が設けられ、一面が前記導光板23の他面(非出光面233)に向かう底板30と、該底板30の周囲に配され、内面に係合部312が設けられた側板31〜33と、一部(嵌入部351,371)が前記凹部304に嵌め入れられ、他部(連結部352,372)が前記係合部312に係合することによって、前記底板30及び前記側板31〜33を連結する連結部材35,37とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記底板30は、2つの金属層301,303の間に合成樹脂層(樹脂層302)が介在している複合板であり、前記凹部304は、前記樹脂層302に設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記連結部材35,37の前記嵌入部351,371は弾性を有し、前記凹部304の内面に接触して圧縮されていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記連結部材35の前記嵌入部351は、前記連結部材35の前記連結部352に連続する基部と、該基部に取り付けられている弾性部材355とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記凹部304の内面には穴305が設けられており、前記連結部材35,37の前記嵌入部351,371には、前記穴305に挿入される方向に付勢され、前記穴305の内面に係合する突起が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記連結部材37の前記嵌入部371は、前記連結部材37の前記連結部372に連続する嵌入基部373と、該嵌入基部373に接触しており、前記突起が設けられている嵌入部材374とを有し、前記嵌入基部373及び前記嵌入部材374の一方には、凹状部37dが設けられており、前記嵌入基部373及び前記嵌入部材374の他方には、前記凹状部37dの内面に係合する凸状部37cが設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記係合部312は、前記側板31〜33の前記内面から前記底板30の前記端面に向けて突出する凸状をなし、前記連結部材35,37の前記連結部352,372は弾性を有し、前記収容体3の前記開口の側から前記係合部312に接触することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記収容体3は、前記底板30の端面と前記側板31〜33との間に介在するスペーサ36を更に有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記側板31〜33の前記内面に、前記底板30に沿う方向に突出する突出部311が突設されており、該突出部311に、前記底板30の側に向けて開口する位置決め穴313が設けられており、前記収容体3は、一部(嵌入部381)が前記凹部306に嵌め入れられ、他部(位置決め部382)が前記位置決め穴313に挿入されることによって、前記底板30に対する前記側板31〜33の相対的な位置を規定する位置決め部材38を更に有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記収容体3は、前記底板30の周囲に配され、前記側板31〜33に連続しており、内面に前記係合部312が設けられていない非係合側板(側板34)を更に有し、該側板34の前記内面に、前記底板30に沿う方向に突出する突片341が突設されており、一部(突起472)が前記底板30に係合し、他部(突起473)が前記突片341に係合することによって、前記底板30に対する前記側板の相対的な位置を規定する位置規定部材47を更に備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記導光板23の前記出光面232を覆い、周縁部に貫通孔222が設けられた光学シートと、一部(嵌入部461)が前記凹部304に嵌め入れられ、他部(保持部462)が前記貫通孔222に挿入されることによって、前記光学シートを保持する保持部材46とを更に備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記連結部材35の前記嵌入部351が前記凹部304に嵌め入れられる方向に長く、前記底板30の前記端面に連続する切り欠き孔308が、前記底板30の前記一面の前記凹部304が設けられている部分に設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置11は、前記連結部材35の前記嵌入部351は、前記切り欠き孔308に挿入される挿入突起356を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るテレビジョン受信機1は、本実施の形態に係る表示装置11と、テレビジョン放送を受信する受信部12とを備え、該受信部12にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置11に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、連結部材の一部(以下、連結部材の嵌入部という)が、底板の端面に設けられた凹部に嵌め入れられることによって、連結部材が底板に取り付けられる。つまり、連結部材は底板の内部にて底板に取り付けられているので、連結部材を底板に取り付けるための取り付け部を底板の内面に設ける必要がない。従って、表示装置(又は表示装置を備えるテレビジョン受信機)の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
収容体が外部に露出している場合、収容体を他部材で覆わない分、表示装置(又はテレビジョン受信機)の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
上述した連結部材を介して底板と側板とを連結するので、底板と側板とをネジで連結する必要がない。故に、底板と側板とが連結された収容体を他部材で覆わず外部に露出させた場合であっても、表示装置(又はテレビジョン受信機)の美観を向上させることができる。
本実施の形態にあっては、複合板製の底板を構成する合成樹脂層に凹部を設ける。故に、底板の端面に容易に凹部を設けることができる。
本実施の形態にあっては、連結部材の嵌入部が底板の凹部の内面に接触して圧縮されることによって、連結部材の嵌入部に復元力が生じる。連結部材の嵌入部に生じた復元力が連結部材の嵌入部を凹部の内面に押し付けるので、凹部に嵌め入れられた連結部材の嵌入部が凹部から抜け落ちること、及び、凹部の内部での連結部材のガタツキを抑制することができる。
また、例えば作業者が連結部材の嵌入部に外力を加えることによって連結部材の嵌入部を圧縮すれば、作業者が連結部材の嵌入部を容易に底板の凹部に嵌め入れることができる。
本実施の形態にあっては、連結部材の他部(以下、連結部材の連結部という)が板バネ状をなす。このような連結部材は構成が簡易である。
本実施の形態にあっては、連結部材の嵌入部が基部と弾性部材とを有する。
基部に取り付けられた弾性部材が底板の凹部の内面に接触して圧縮されることによって、連結部材の嵌入部に復元力が生じるので、底板の凹部に嵌め入れられた連結部材の嵌入部が凹部から抜け落ちることを抑制することができる。
連結部材の連結部に連続している基部は、高い弾性を有する必要がない。故に、例えば基部が高い剛性を有することによって、連結部材の強度を向上させることができる。
本実施の形態にあっては、凹部の内面に設けられている穴の内面に、連結部材の嵌入部に設けられている突起が係合する。故に、底板の凹部に嵌め入れられた連結部材の嵌入部が凹部から抜け落ちることを更に抑制することができる。
連結部材の突起は、連結部材の嵌入部が有する弾性によって凹部内面の穴に挿入される方向に付勢される。故に、連結部材の突起が凹部内面の穴から抜け落ちる虞はない。
本実施の形態にあっては、連結部材の嵌入部が嵌入基部と嵌入部材とを有する。
凹部の内面に設けられている穴には、嵌入部材に設けられている突起が挿入される。嵌入基部及び嵌入部材の一方に設けられている凹状部には、嵌入基部及び嵌入部材の他方に設けられている凸状部が挿入される。従って、底板の凹部に嵌め入れられた連結部材の嵌入部が凹部から抜け落ちることを抑制することができる。
本実施の形態にあっては、連結部材の連結部が、側板の内面に設けられた凸状の係合部に、収容体の開口側から接触する。故に、収容体の底板が抜け落ちることが抑制される。
連結部材の連結部は弾性を有している。故に、収容体の組み立ての際には、連結部材の連結部が、例えば係合部に接触して圧縮されることによって係合部を迂回し、係合部の迂回後に元の形状に戻って係合部に係合することができる。故に、作業者が収容体を容易に組み立てることができる。
本実施の形態にあっては、底板の端面と側板との間にスペーサが介在するので、底板の端面と側板とが必要以上に接近する虞がない。従って、底板の端面と側板との相対的な位置ずれによって連結部材の連結部と側板の係合部との係合が無用に解除されることが抑制される。
このようなスペーサは、例えば底板の端面と側板との隙間を埋めて表示装置の美観を向上させるための部材、又は隙間からの漏光を防止するための部材と兼用することができるので、部品点数の削減に寄与する。
本実施の形態にあっては、位置決め部材の一部が、底板の端面に設けられた凹部に嵌め入れられることによって、位置決め部材が底板に取り付けられる。つまり、位置決め部材は底板の内部にて収容体に取り付けられているので、位置決め部材を収容体に取り付けるための取り付け部を収容体の内部に設ける必要がない。従って、表示装置(又はテレビジョン受信機)の狭額縁化を図ることができる。
位置決め部材の他部が、側板の突出部に設けられている位置決め穴に挿入されるので、底板の端面と側板とが接離する虞がない。従って、底板の端面と側板との相対的な位置ずれによって連結部材の連結部と側板の係合部との係合が無用に解除されることが抑制される。
本実施の形態にあっては、位置規定部材の一部が底板に係合し、位置規定部材の他部が非係合側板に突設された突片に係合し、非係合側板が側板に連続しているので、底板の端面と側板とが接離する虞がない。従って、底板の端面と側板との相対的な位置ずれによって連結部材の連結部と側板の係合部との係合が無用に解除されることが抑制される。
本実施の形態にあっては、保持部材の一部が、底板の端面に設けられた凹部に嵌め入れられることによって、保持部材が底板に取り付けられる。つまり、保持部材は底板の内部にて収容体に取り付けられているので、保持部材を収容体に取り付けるための取り付け部を収容体の内部に設ける必要がない。従って、表示装置の狭額縁化を図ることができる。
保持部材は、保持部材の他部が光学シートの貫通孔に挿入されることによって光学シートを保持する簡易な構成である。
本実施の形態にあっては、切り欠き孔を設けることによって、底板の内面側の強度を底板の外面側の強度よりも小さくすることができる。故に、連結部材の嵌入部が凹部に嵌め入れられることによって底板が変形する場合には、底板の変形は底板の内面側に集中するので、底板の変形が底板の外面側に表れることが抑制される。従って、表示装置の美観を向上させることができる。
本実施の形態にあっては、連結部材の嵌入部を凹部に嵌め入れる作業者が、底板の嵌入部が有する挿入突起を切り欠き孔に挿入することによって、嵌入部を正確に配置することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 テレビジョン受信機
11 表示装置
12 受信部
21 表示パネル
22 光学シート群(光学シート)
222 貫通孔
23 導光板
231 入光端面(光が入射する端面)
232 出光面(光が放出される一面)
233 非出光面(導光板の他面)
252 光源基板
3 収容体
30 底板
31〜33 側板
301,303 金属層
302 樹脂層(合成樹脂層)
304,306 凹部
305 穴
308 切り欠き孔
311 突出部
312 係合部
313 位置決め穴
34 側板(非係合側板)
341 突片
35,37 連結部材
351,371 嵌入部(連結部材の一部)
352,372 連結部(連結部材の他部)
353 突起
354 基部
355 弾性部材
356 挿入突起
36 スペーサ
373 嵌入基部
374 嵌入部材
37c 凸状部
37d 凹状部
38 位置決め部材
381 嵌入部(位置決め部材の一部)
382 位置決め部(位置決め部材の他部)
46 保持部材
461 嵌入部(保持部材の一部)
462 保持部(保持部材の他部)
47 位置規定部材
472,473 突起(位置規定部材の一部及び他部)

Claims (14)

  1. 光源が発した光が入射する端面及び該端面に入射した光が放出される一面を有する導光板と、
    該導光板の前記一面が開口に向かうよう前記導光板を収容する皿状の収容体と、
    該収容体の前記開口から放出される光によって照明される表示パネルと
    を備える表示装置であって、
    前記収容体は、
    端面に凹部が設けられ、一面が前記導光板の他面に向かう底板と、
    該底板の周囲に配され、内面に係合部が設けられた側板と、
    一部が前記凹部に嵌め入れられ、他部が前記係合部に係合することによって、前記底板及び前記側板を連結する連結部材と
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記底板は、2つの金属層の間に合成樹脂層が介在している複合板であり、
    前記凹部は、前記合成樹脂層に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記連結部材の前記一部は弾性を有し、前記凹部の内面に接触して圧縮されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記連結部材の前記一部は、
    前記連結部材の前記他部に連続する基部と、
    該基部に取り付けられている弾性部材と
    を有することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記凹部の内面には穴が設けられており、
    前記連結部材の前記一部には、前記穴に挿入される方向に付勢され、前記穴の内面に係合する突起が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の表示装置。
  6. 前記連結部材の前記一部は、
    前記連結部材の前記他部に連続する嵌入基部と、
    該嵌入基部に接触しており、前記突起が設けられている嵌入部材と
    を有し、
    前記嵌入基部及び前記嵌入部材の一方には、凹状部が設けられており、
    前記嵌入基部及び前記嵌入部材の他方には、前記凹状部の内面に係合する凸状部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記係合部は、前記側板の前記内面から前記底板の前記端面に向けて突出する凸状をなし、
    前記連結部材の前記他部は弾性を有し、前記収容体の前記開口の側から前記係合部に接触することを特徴とする請求項1から6の何れかひとつに記載の表示装置。
  8. 前記収容体は、
    前記底板の端面と前記側板との間に介在するスペーサ
    を更に有することを特徴とする請求項1から7の何れかひとつに記載の表示装置。
  9. 前記側板の前記内面に、前記底板に沿う方向に突出する突出部が突設されており、
    該突出部に、前記底板の側に向けて開口する位置決め穴が設けられており、
    前記収容体は、
    一部が前記凹部に嵌め入れられ、他部が前記位置決め穴に挿入されることによって、前記底板に対する前記側板の相対的な位置を規定する位置決め部材
    を更に有することを特徴とする請求項1から8の何れかひとつに記載の表示装置。
  10. 前記収容体は、
    前記底板の周囲に配され、前記側板に連続しており、内面に前記係合部が設けられていない非係合側板
    を更に有し、
    該非係合側板の前記内面に、前記底板に沿う方向に突出する突片が突設されており、
    一部が前記底板に係合し、他部が前記突片に係合することによって、前記底板に対する前記側板の相対的な位置を規定する位置規定部材
    を更に備えることを特徴とする請求項1から9の何れかひとつに記載の表示装置。
  11. 前記導光板の前記一面を覆い、周縁部に貫通孔が設けられた光学シートと、
    一部が前記凹部に嵌め入れられ、他部が前記貫通孔に挿入されることによって、前記光学シートを保持する保持部材と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から10の何れかひとつに記載の表示装置。
  12. 前記連結部材の前記一部が前記凹部に嵌め入れられる方向に長く、前記底板の前記端面に連続する切り欠き孔が、前記底板の前記一面の前記凹部が設けられている部分に設けられていることを特徴とする請求項1から11の何れかひとつに記載の表示装置。
  13. 前記連結部材の前記一部は、前記切り欠き孔に挿入される挿入突起を有することを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 請求項1から13の何れかひとつに記載の表示装置と、
    テレビジョン放送を受信する受信部と
    を備え、
    該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とするテレビジョン受信機。
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